- 1二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 00:07:14
- 2二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 00:18:20
なんだかんだみんな仲直り出来たのにその姿を最後まで見届けることなく天に召されたシャニPか…
- 3二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 00:19:47
前スレは非常に良いスレだった
たまに思い出したら読み返してる - 4二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 00:20:08
「えっ、ルカさん。菊の花しか買わないんです?」
「お供えっつったらこれだろ」
「カーネーションとか入れてあげましょうよ。彩りないと可哀想じゃないですかー」
「……いや、あの人のお墓いつ行ってもなにかしら供えられてるからな。たぶん今日も花でカラフルになってるって」
「いやいや、そういう問題じゃないんで。ほら、蓮の花とかリンドウとか」
「…………なんか詳しいな。花好きなのか?」
「父の墓参りで慣れてるんでー」
「あ……わ、悪い」
「いーえー」 - 5二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 00:41:14
Pの墓前で線香を灯すにちか
予想通り既に涙目になってるルカ
「ほらー早くお花供えてくださいルカさん」
「…………」
「…………やっぱり泣くし」
「…………な」
「はい?」
「……ごめんなぁ」
「それ1億回くらい聞きましたよー。プロデューサーさんもたぶん聞き飽きてますって」
ごしごしと目元を拭って花を供えるルカ
「……ははっ。やっぱり他の花でぎゅうぎゅうだな」
「……ですね。みなさん、ずっと来てくれてるんだなぁ」
「なに言ってんだ、お前がいちばん来てたろ」
「…………まあ。そうですけど」 - 6二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 00:41:35
プロデューサーさんが死んだとき。
たぶん、この人は穏やかな老衰とか、そういう最期にはならないだろうなぁって思ってたけど。
実際にそれを聞いた時は、まるで神様が死んじゃったみたいな、天地がひっくり返るくらいの驚きと、幼い頃から付き合ってきた哀しみがやってきた。
でも、ルカさんを庇って車に撥ねられたって聞いた時は、「らしいなぁ」なんて思っちゃったりもして。
自分が想像していたより、涙は出なかった。
「薄情なだけですよ。それを誤魔化すために、たくさん来てただけです」
美琴さんも、あんなになっちゃったし。しばらく仕事もできなさそうだけど、家にいてもお姉ちゃんが溜息ばかり吐いて、こったも息が詰まりそうだったから。
「……でも、お前さ。来るたびにあの人に笑って話しかけてたろ」
「そうでしたっけ?」
すっとぼけた。
だって仕方ないじゃないか。
みんなみんな泣いていた。事務所の先輩たちも、美琴さんも、お姉ちゃんも、ルカさんも。社長さんだって、本人は隠してるつもりだろうけど、目元にくっきり泣き跡が残っていた日が何回かあった。
それで。
それで私まで泣いたら、どうなるんだ?
あの人に縋り続けて、輝くための道標を喪った私たちはどうなってしまうんだ?
いつか言われたことがある。もう笑わなくていいと。だけど私は、それでも笑った。息が絶え絶えになって担架で運ばれかけても、それでも私はあの人の言葉を無視して笑みを作って、それでやっと輝けたんだ。
あの時みたいに、可愛いって言ってくれる人はもういないけど。
私はそれでも、笑い続ける。
「忘れちゃいました」
「………………そっか」 - 7二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 01:23:52
まあシャニPが死んだのか…
- 8二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 07:27:08
- 9二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 07:29:44
着実に幻覚力も文章力も上がってて嬉しい
- 10二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 09:19:14
急に湿度上がってきたな
- 11二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 11:44:26
>>1読んだ時みーたんが死んだのかと思ったけどPだったか…
- 12二次元好きの匿名さん22/09/09(金) 18:17:55
モノローグで急に文豪になるのやめろ
続きはどこですか? - 13二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 00:14:53
保守したら1が続き書いてくれるかなあ