おい、フク｜あにまん掲示板

(トレーナーさん、ストレス溜め込んじゃってるんですかね…)
ある日、私マチカネフクキタルは昼寝をしてるトレーナーさんの頭を見てそう思った。目に見えて白髪が増えてきている。
(…もしかして…わ、私が…)
良からぬ考えが浮かんでくる。思い返してみればたくさんトレーナーさんに迷惑をかけてきた。調子に乗ったこと言ってはﾌﾝｷﾞｬﾛシャウトをかます毎日。私はそんな日常が幸せだったけど、トレーナーさんは…
(嫌です…トレーナーさんが、私のせいで…)

その次の日の夜、トレーナーさんに迷惑をかけ無いようトレーナー室の扉を開こうとしたその時だった

「クソッ！好き勝手言いやがって…！！」
トレーナーさんの声だ。…とても苦しそうな声だ。
(ああ…私は、そこまで貴方を…)
申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
トレーナーさんの優しさに甘え過ぎたんだと、後悔が心に覆い被さった。

「コイツらフクがどんだけ辛い思いしたかも知らねぇで…！！」

(…えっ？)

「チッ…もうアイツは昔のフクじゃねえ…
　匿名だからってゴチャゴチャ抜かしやがって…
　アイツは変わったんだ！！文句言われるような筋合いは一切ねぇんだよ！！」
…察するに、ネット上で私の悪口を見てるのだろうか。
だとしたら、トレーナーさんは、私の事を思って…

その日は扉を開けずに部屋を去った。
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また次の日
「…おい、フク。
　さっきから黙々と白髪抜いてんじゃねぇよ。
　痛ぇよ」