- 1二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 23:06:05
9月。夏が終わり、秋の訪れを感じる季節。
月光の下、一人の少女が美しい髪と尾をたなびかせ、くるりくるりと舞っていた。
その手は指先までぴんと伸び、足は軽やかにステップを踏む。
普段は幼気な雰囲気を纏う顔は月の光も相まって妖艶さが漂い、彼女の美しさをより一層際立たせた。
この舞に楽曲は無い。
ただ、彼女の動きに合わせて風が踊り、庭の木々が囁くのみ。
だが、それでも彼女は舞う。
まるで誰かに──この時を捧げるかのように。
やがて舞い終えた彼女は一息吐き、どこか寂しげな表情を浮かべて空を見上げる。
その視線の先に映るのは星々。
彼女は首に掛けたスミレのペンダントを軽く握り、静かに目を閉じると、口を開いた。
──見てるか、先生。
───凱旋門、勝ってくるよ。相棒と。
無数の星の中、まるで彼女に返事をするように、一つの星が強く瞬いた。 - 2122/09/10(土) 23:12:00
久しぶりのフェスタSSです…
あとこんな表現ですが先生は死んでいません…元気に生きてます… - 3二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 23:14:54
フェスタSSは貴重
>>1に感謝
- 4122/09/10(土) 23:15:18は…?|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/815181/の続き始まるよ☆bbs.animanch.com
一応前作にあたるのはこちら
最近ものすごーくスランプです…それはそれとして凱旋門楽しみですね
- 5二次元好きの匿名さん22/09/10(土) 23:16:03
いいもの読ませてもらった