- 1二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 00:44:25
- 2スレ主22/09/11(日) 00:44:43
第1作 アクション仮面vsハイグレ大王
やっぱり第1作なだけあって作りがめちゃくちゃ丁寧で素直。もうひとつの世界に行くまで40分近くかける構成は、時代もあるのかも。もうひとつの世界に触れるシーンの演出をすごく印象的に作っていて、前半はテレビ版の日常回とほぼ変わらない空気感ながら、そこに少しずつファンタジーが混じってく過程を描いてる感じで良かった。ギャグのキレは相変わらずでずっと面白いし、憧れのヒーローに認められて一緒に戦うというシチュエーションは子供のツボを突いてる作品だと思う。
野原一家(orかすかべ防衛隊)がファンタジーに巻き込まれるというフォーマットを日常アニメで決定付けたのは改めてメチャクチャえらい作品だと思う。あと、Pixivでハイグレ星人の洗脳から解けてない人をまだ結構見かける。
北春日部博士のTバック男爵に対する解説は今でもクレしん映画史に残る名セリフ。 - 3スレ主22/09/11(日) 00:45:32
第2作 ブリブリ王国の秘宝
第1作は、ハラマキレディースもハイグレ魔王も命を助けたのに、今作は割と容赦なく悪人がボコボコ死んでいくので、その落差に結構驚いた。「王家に伝わる秘密」「遺跡を崩壊させるアイテム(呪文)」「アナコンダ伯爵とミスター・ハブの立ち位置とキャラデザ」なんかが、今見ると割と露骨にラピュタを連想させる。アナコンダ伯爵の最期はアラジンのジャファーっぽい。
「憎めないオカマ」や「強くて頼りになるおねいさん」は、割と原恵一監督以降にみられる傾向で、本郷監督作品ではちょっと珍しいかも。敵が不気味で恐ろしげに描かれているのは、むしろ本郷監督作品の特徴かも。あと、しんのすけは今より結構無軌道な5歳児として描かれているなー、とか。
このころの作品は、家族の絆を明確に押し出すことは少ないんだけど、飛行機から飛び降りたしんちゃんを追いかけてひろしとみさえが飛び降りるところとかは、親の愛を感じて好き。
幼少期に見たときは、ルル・ル・ルルがミスター・ハブにボコボコにされるシーンでちょっと性癖歪んだ。
スンノケシ王子とルルはああ見えて割と破れ鍋に綴じ蓋なところがあると思う。 - 4スレ主22/09/11(日) 00:46:18
第3作 雲黒斎の野望
いま見ると、思った以上にトンデモ時代劇としての作りがしっかりしてる気がした。長い時間かけて吹雪丸のことをじっくり好きにさせてくれるので、幼少期に見たときは、最終決戦前に吹雪丸が離脱するのがちょっと片手落ちに感じた。リングの存在があるので今は昔ほどは感じないけど、それでもちょっと最終決戦パートは無理やりねじ込んだなぁと思っちゃった。
ブリブリ王国のところでも書いたけど、敵がめちゃくちゃ不気味で怖い。「そうだな。死刑にしちゃお」はめちゃくちゃ耳に残るし、カスタネットの音が恐怖をあおる演出として上手く機能していた。というか、初期三作は敵の戦闘員のビジュアルが本当に不気味なんだよな……。
基本的には女性ゲストにヘラヘラすることの多いひろしが、吹雪丸とみさえの関係にやきもちを焼く珍しいシーンがある。しんちゃんの言う通り、やきもちを焼くひろしは珍しくてかわいい。
リングのことを考えると、吹雪丸はそののち女性として過ごせたんだろうか。あるいは、そもそも女性であったことがヒエールの時間干渉によるバタフライエフェクトだったりして、最後は原作通り男性になっていたりしたんだろうか。 - 5二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 00:46:33
- 6スレ主22/09/11(日) 00:47:23
第4作 ヘンダーランドの大冒険
今でも最高傑作に挙げる人が多い作品。これもハイグレ魔王と同じで、いま見返すと序盤の尺の長さに結構びっくりする。日常をじっくり侵食するス・ノーマン・パーのトラウマ描写と、他作品に比べて明確に憶病を発揮する弱気なしんちゃんが見どころ。あと、トッペマの「当たってるわ。ちんちん……」は、トッペマの正体を考えると……フフ……下品なんですがその……。
野原一家が明確に敵と直接対決する最初の作品でもある。終盤のめちゃくちゃ動き回るカード争奪戦が語られがちだが、ダンス対決とババ抜きもけっこう好き。あと魔法で出てきたアクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもんも好き。しんちゃんの魔法と妄想から出てきたヒーローたちとはいえ、アクション仮面とカンタムロボはしっかり正義の味方マインド持ってるのが、作りとしてしっかりしてるとこだと思う。
「俺たちの息子が、少し大人になったところだ」は、クレしん映画=家族映画の側面を最初に押し出してきたひとことだと思う。また描き方としても前三作に比べて、しんちゃんの無軌道ぶりが抑えられ、しっかり者の側面が出てきた。 - 7スレ主22/09/11(日) 00:48:00
幼女にこれさせるのは今考えるとやばいかもしれない
- 8スレ主22/09/11(日) 00:48:52
第5作 暗黒タマタマ大追跡
原恵一氏の初単独作品、かつ、ひまわり誕生後初の劇場版。「お兄ちゃんとしての野原しんのすけ」にフォーカスを当てつつ、それを前面に押し出していないあたりのさじ加減が絶妙だと思う。このバランス感覚が、原恵一作品が好きな理由です。
伝説の玉を巡る伝奇要素の強い戦いに「新宿二丁目のオカマバーvs銀座のホステスクラブ」を被せることで、一気にクレしん感が増してくるのも好き。健康ランドの庶民臭さも良いよね。
別のスレでも語られていたが、ラベンダー姉貴は要所要所でイケそうな気がしてくるのと、サタケのキャラが良すぎる。エンディングで、それぞれのキャラのその後が描かれたのもこれが初めて。雑多なゲストキャラが雑多に頑張る話は意外と少なくて、そういうところも好き。
春日部市在住の漫画家が登場するのもこれが初めて。というかこれとあと2作にしか登場していない。歌も演技もうめぇなって思った。 - 9二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 00:48:53
- 10スレ主22/09/11(日) 00:50:22
おっきくなった第七沈々丸(意味深)を軽々振り回すのいいよね……
- 11二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 00:51:10
ラストの追いかけっこ5分も無いのにあの密度なのすげえわ
- 12スレ主22/09/11(日) 00:51:14
第6作 電撃!ブタのヒヅメの大作戦
ぶりぶりざえもんと塩沢氏に捧ぐ映画。これが理由で一番に挙げる人もいるんじゃないかと思う。たぶんしんちゃん映画ではこれで初めて泣いた。かすかべ防衛隊が団結して窮地に立ち向かう初めての映画でもある。
経産婦とは思えないボディラインを持つゲスト枠のおいろけだが、自分の身を挺して子供たちを逃がした後、元夫の飛行機が撃墜され、子供たちも助からないと聞かされた後の脱力具合が……フフ……下品なんですがその……。
かすかべ防衛隊とおいろけ、野原一家と筋肉が行動を共にするのも良い組み合わせだったと思う。筋肉は声もカッコいいししっかり強いけど、絶妙に役に立たなかったり、浮気をバラされたりして、情けないところが目立つのが魅力的。でも正義の味方で子持ちであれだけ美人の嫁さんがいながら浮気するのはマジで最低だと思いますね。
しんちゃんが語る劇中劇「ぶりぶりざえもんの冒険」の良さについては、ちょっとこう……良すぎるのであえて省略です。「良いってことよ。これも人助けだ」がすごくグッとくるよね……。 - 13二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 00:52:50
>>他作品に比べて明確に憶病を発揮する弱気なしんちゃん
今考えると当たり前なんよね。5歳児だし。遠足に行っただけなのに何か変なことに巻き込まれちゃうし。
他作品のしんちゃんが5歳児らしくないというかね…
- 14二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 00:55:26
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- 15スレ主22/09/11(日) 01:00:14
第7作 爆発!温泉わくわく大決戦
クレしん映画史上もっとも哀しい過去を持つ敵役が登場する。まぁ真面目な話をすると、理由としてはめちゃくちゃバカバカしいんだけど、アカマミレの感情としては「反転アンチ化する流れ」自体に矛盾がないので、理解できるようになっている良い塩梅だと思う。ストーリーの流れも、しんちゃんが最初に行き倒れのおじさんに親切にしたのが巡り巡って悪を退治する、と、意外とちゃんとしてる。まぁそのおかげで庭に大穴あけられるんですけど……。
ゲスト枠の指宿と御所掛がめちゃくちゃ可愛い。というか指宿があざとすぎてダメです。声も田村ゆかりだし、胸も大きいし、温泉見ると入りたがるし、たぶん自分が可愛いって理解してああ振る舞ってそうだし……。草津のキャラも時代のおおらかさを感じて好き。
しんちゃん以外が不思議パワーで変身して戦うのはこの作品が初。しんちゃん自身もなんだかんだ、直接戦うのは、この時点ではこれと雲黒斎だけ。
しまった。いま思ったけど同時上映のメイド・イン・埼玉の感想は書いてないや。 - 16スレ主22/09/11(日) 01:00:33
第8作 嵐を呼ぶジャングル
しんのすけとアクション仮面が知り合いという設定をちゃんと残してるの、相変わらず子供心のツボをわきまえてるところだと思う。ハイグレ魔王の設定とは微妙に齟齬が出る部分もあるんだけど、そこを気にして楽しめる映画ではない。郷剛太郎がただの俳優だから感動する話で、一番「ヒーローとは何か」を問いかけてくる映画だと思う。アクション仮面=郷剛太郎のキャラ性には相変わらず気を遣っていて、常識人らしいツッコミを入れつつも、しんちゃんの行動を否定するような言動を決して取らないようになっている。
ブタのヒヅメに引き続き、かすかべ防衛隊の活躍を描いた作品でもある。ジャングルというシチュエーションに加え、ブタのヒヅメ以上に「一歩間違えたら死」という状況が身近だったので、めちゃくちゃハラハラしました。ひまわりが自発的に行動したのも今作が初かも。
パラダイスキングは良い悪役でした。「王様ってのは~」は、歴代悪役の中でもトップクラスにカッコいいセリフだと思う。 - 17スレ主22/09/11(日) 01:01:28
第9作 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
これを好きな作品1位に挙げると負けた気になりませんか? 私はなります。ただ、逆張りしようにも完成度が高くてくさすところがない。「うる星やつらで言うところのビューティフル・ドリーマー」という意見に対しては、まぁそれはそう。でもそもそもクレしん映画は、これまでさんざん好き放題やってきたので、言うほど枠組みから外れてる印象は受けないよね。
もういいところはさんざん言われつくしてると思うんですが、なんだかんだ走るだけのクライマックスが一番好きです。人間は保守的な生き物だから懐かしさには基本勝てないんだけど、それでも前に進みたいという気持ちにどうしても希望を託したくなる。
あまり言われてないところでは、オトナたちが20世紀博で子供ごっこしてる間、子供たちがバーで大人ごっこしてたりするのが好きです。デパートでのお泊り含め、「大人がいるとできないこと」をやるのは子供のツボをついてると思う。
今作から「嵐を呼ぶ」がしばらくつくのは、前作のヒットにあやかってのゲン担ぎらしいが、よりによって「嵐を呼ぶ」二作目がより大きな呪いを残すことになったのは皮肉だなぁとも思う。 - 18二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:02:03
パラダイスキングは大塚明夫さんの演技もあって一層かっちょいいのよね
- 19スレ主22/09/11(日) 01:03:58
第10作 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
メインのストーリーラインはマジで野原一家である必要がないんだけど、だからこそ、野原一家でやる意義がある話だと思います。劇場版クレヨンしんちゃんというよりは、青空侍の話にクレヨンしんちゃんを押し込んだという印象。結局、井尻又兵衛としんちゃんだからできる会話があって、野原一家だからできる会話があって、そういうものの積み重ねが面白い話だったと思う。
要するに、リアリティラインを極限まであげた戦国の物語に野原一家をぶち込んだらという、二つの要素の衝突がメインであって、リアルな殺し合いを目の当たりにしたときのひろしの反応とかが、この作品で一番大事なところのひとつなんじゃないかなと思ったり。戦国サイドのキャラが、リアリティを持った言動をしてるからこそ、野原一家の行動ひとつひとつにも良さや面白みが沸いてくる感じ。
まぁ小難しいことはいろいろ言ったけど、やっぱり傑作だと思うし、それはそれとして、この作品でとどめて感動路線から舵を切ろうと考えた製作側の判断も、正しかったと思う。 - 20二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:04:48
- 21スレ主22/09/11(日) 01:05:04
第11作 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード
前作までとは打って変わってギャグ特化作品になったわけだが、実は感動路線→ギャグ路線以外にも結構方向転換をしている作品だと思う。例えばゲストキャラの扱いとか。味方につく名前アリのゲストキャラがいないのは、今作が初めてだったし、敵ゲストの掘り下げもほとんどされていない。徹頭徹尾、野原一家メインの話だった。ここからしばらく、ゲスト側の描写が最低限に抑えられる作品が続くので、お偉いさんからそういうお達しがあったんじゃないかと邪推してしまう。
野原一家を孤立無援にする必要があるとはいえ、理不尽な状況下にあってのななこおねいさんやアクション仮面の裏切りはちょっとキツかった。マサオくんはこの作品で手にした裏切りオニギリの汚名に長く苦しめられるわけだが、自ら真っ先に犠牲になろうとするなど、この作品の中で一応禊は済ませている。ただ、それがしんちゃん曰く「犬死」だったのと、直後に風間くんが「(大事な自転車を)壊したってかまわない!」と言っちゃうのがカッコ良すぎて、結局ワリ食っちゃった感じがある。 - 22スレ主22/09/11(日) 01:07:01
- 23二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:07:46
ハイグレ大魔王はちょっと作中の雰囲気がなんかホラー感あって好き
あの駄菓子屋に誘われるようにたどり着いたりゴールドカードを引いたのも
何かしらあるんだろうか - 24二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:07:56
観た後焼肉食べたくなる映画1位
- 25スレ主22/09/11(日) 01:09:08
第12作 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ
これまで最終決戦に参加できなかったかすかべ防衛隊が初めてラスボスと戦った作品。つばきちゃんをクレしん映画ベストヒロインに挙げる人も結構多いと思う。ゲストの活躍を極端に減らした前作に比べると、レギュラーを食わずに主張もきちんとする&物語に貢献する良いバランスだったと思う。みさえが辱められる(語弊あり)シーンはちょっとキツかった。好きなシーンは、反撃の開始となる、太陽が動きだすシーン。
弱気なヒロインであるつばきちゃんも、終始弱気なだけではなく、桶川博士を助けたり、きちんと良い子ムーブをしているのでちゃんと好きになれるのが良いところだと思う。ジャスティスに脅されたときに、みんなに声をかけるところも最高ですね。
カスカベ座って結局なんだったのか、というあたりは語られず、「こまけぇこたぁいいんだよ!」でやりたいモノを最優先するのが水島監督作品だなという感じ。映画パロディをがっつりやるのもそうかも。パロディのセンスが原監督の頃に比べると結構オタク寄りなのが、特徴的でわかりやすいなと思った。 - 26スレ主22/09/11(日) 01:10:00
あの駄菓子屋の演出いいよね。最初の作品だからこそ、非日常と日常の境界を一番大事にしていたと思う。
- 27二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:10:39
- 28スレ主22/09/11(日) 01:11:26
第13作 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃
この辺からしばらく、あんまりいい評判を聞かない。この作品は、ひろしとみさえのネグレクト描写がキツいという話を聞いたが、まぁちょっとわかる、って感じだった。ネトゲにハマって家事放棄してしまった親みたいな生々しさがありますね。
作品としては、ヒーローの在り方を通して正義とは何かを問うようなシナリオだった……と、思う。冒頭のしんちゃんの夢の中で、アクション仮面と共闘する場面がもっと印象深くできてたり、しんちゃんがそれを思い出したりする流れがあれば、一本芯が通ったかもしれない。でも説教臭くなっちゃったかもしれないから難しいですね。
いろんな怪獣パロやヒーローパロがあったり、カメラワークや背景なんかにこだわってるので、特撮オタとしてはその辺が面白かった。 - 29二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:12:06
この歳で聴くと泣けてくるED…
- 30スレ主22/09/11(日) 01:12:18
第14作 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ
ホラー描写ですげー有名になった作品。実際、隣人が少しずつ入れ替わっていくサスペンスホラーとしては結構いい描写がたくさんある。そしてこういうときでもなければ出番がないあいちゃんに涙。
お助けゲスト枠にしてゲストヒロインでもあるジャッキーの描写があと少しあれば、クライマックスの展開ももうちょっとのめり込めたと思う。「そもそもなんでサンバなの?」とか、「ジャッキーとアミーゴスズキの因縁ってなんなの?」とかは、「クレしん映画だしこまけぇことはいいんだよ!」で流せない部分だとは思う。ジャッキー自体は結構いいヒロインだった。健康的な肢体のスレンダーな水着美女、いいですね……。
フォーカスが当たった、というほどではないけど、まつざか先生が身を挺して子供たちを庇う描写がある作品で、普段こういう良さがなかなか出せないだけに良いシーンだったと思う。 - 31スレ主22/09/11(日) 01:14:04
第15作 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!
シロにフォーカスを当てた作品。ムトウ監督の絵コンテの癖が一番出てた作品でもあると思う。崩しがめちゃくちゃ四畳半神話体系っぽかったのと、カバとゴリラの隊員に至っては自転車にこやか整備軍にいそうなビジュアルをしていた。でもこの二人めちゃくちゃ良い人で好きになっちゃった。
「シロがマクガフィンになり敵に狙われる」という展開は、ひまわりがマクガフィンになる暗黒タマタマと似ているが、シロが犬であるためかより容赦のない展開になっている。ムトウ監督作品の中では一番好き。ひなげし歌劇団は、正直「いるか?」って思う役どころでもうちょっと頑張ってほしかったけど、三人娘がえっちなのでいないと困る。
安直なお涙頂戴モノという感想を見かけたが、「それで何か困るか?」と思えるくらいには楽しめた。最終バトルが地味なのも個人的には好み。シロがしんちゃんの為に敵に捕まりに行くシーンは結構涙腺に来る。
あと、「UNTI」のテロップが出てきた時に爆笑してしまって悔しい。 - 32スレ主22/09/11(日) 01:16:16
- 33スレ主22/09/11(日) 01:18:21
第17作 オタケベ!カスカベ野生王国
最後に種明かしされるラスボスの動機が、想像できつつもしょーもなくて好き。お助けゲスト枠のビクトリアも、エコテロリストに対峙するキャラとして良い造形だったと思う。出番が少なく、ストーリー展開上あまり必要性を感じるポジションじゃなかったのがちょっと残念だけども。どっちかというと、「エコ? 知らねーよ! 無駄遣いしたがるのが人間だろうが!」みたいな傍若無人なメッセージをぶつけてきてもらっても一向にかまわなかったんだけど、まぁそれは教育に悪いしね。
なんだかんだ、周囲にさんざん迷惑を振りまいた後に、こじれた関係が元サヤに収まる感じは嫌いじゃない。
これは完全に邪推なんだけど、みさえとしんちゃんの母子愛は、製作サイドが当初描こうとしていたものではなかったのではないかというくらいに、作品とのちぐはぐさを感じた。とはいえ、我が子への愛から野生を振り切って正気を取り戻すみさえのシーンはしっかり良いシーンだったと思う。 - 34スレ主22/09/11(日) 01:20:29
第18作 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁
ケツだけ爆弾や、後年のロボとーちゃんみたいに「テーマそのものが飛び道具」と言える作品だと思う。大人ひまわりのデザインがエグいくらい可愛い。一番感心したのは、未来の野原夫妻のビジュアルや、落ちぶれたマサオくんやネネちゃんで笑いを取りつつ、そっちの未来に行かない可能性を示唆したこと。未来の世界でしかできないギャグをしながら、「でもこの後悲惨な未来に……」とは思わなくて済む作りはすごいえらいと思った。
大人しんのすけも良い塩梅で、カッコいいヒーローとして描きつつ、しんちゃんらしさも損なっていない。未来のしんちゃんだと納得できるキャラでありながら、最後に「お前の未来はお前のものだ」「しんのすけさんよりカッコいい大人になってね」で、主人公である子供しんちゃんの可能性を限定しないところにマジで行き届いた配慮を感じた。いくらカッコいい大人キャラでも、今のしんちゃんとは別物だと思ってしまう観客に優しい作り。
中盤くらいに野原家で食事をするシーンがある映画は、だいたい「あのシーン好きだなぁ」と思っちゃう。家での食事ってすごく大事な意味を持ってるよね。
飛び道具のテーマに、行き届いた配慮を重ねてスキのない作りの映画だったと思う。 - 35スレ主22/09/11(日) 01:21:52
第19作 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦
良い話はちゃんとやりつつ、お気楽ギャグでテンポ良く話を進める良作だった。スパイでありながら子供であるレモンが、しんちゃんと野原一家と触れ合って……というメイン軸がしっかりしているのに加え、スパイ映画のお約束をガッツリ盛り込んでるので、「クレヨンしんちゃん+スパイもの」というテーマで期待したものをちゃんとお出しされた感じ。あとまぁレモンが可愛い。クレしん映画のロリヒロインは外れがいないね……。レモンが野原家でチャーハン食べてるシーンだけでなんか幸せな気持ちになるもんね。
しんちゃんがみさえに口答えするという、いつもの日常コメディが、親の命令に対して従順なレモンにとってはカルチャーショックだった、という構造もよくできてて、だからこそ最後、親の命令に逆らうレモンも映える。しんちゃんが最後にひろしの制止を振り切るシーン含めて、クレしん映画としての親子描写とストーリーのテーマが自然に直結してるのが良いなって思った。レモンの両親の改心はもうちょっと丁寧にやってほしかったけど、でも気になるのはそれくらい。存在自体がおいしさのカタマリであるイツハラさんや、クレしん映画らしいえげつない下品さも含めて良いお話だった。BGMもスパイ映画で聞きそうな感じなのが凝ってる。
正直、前評判をあんまり聞いていなかった映画なので、掘り出しモノ感がすごかった。 - 36二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:22:21
- 37二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:23:23
俺も食事シーン好き。真っ先に思い浮かんだのは戦国のビールだけど。逆に食事を疎かにしているシーンが挟まることで精神的にも追い詰められてるって感じた時もあった気がするなぁ。
- 38スレ主22/09/11(日) 01:23:24
いいねそういう細かい好きポイント! いろんな作品のそういうところもっと聞きたい!
- 39スレ主22/09/11(日) 01:25:25
第20作 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス
しんちゃんが最初にやらかしをして、映画全編を通してその責任を取る話、って感じだった。ヒロインのひまわりを助ける話というよりも、しんちゃんの内省としての話の側面が強い気がする。だから勧善懲悪系のストーリーではないし、助けられるべきひまわり側の描写もほぼないし、ラストの大臣とのバトルも、バトルっぽさがほぼない。この構造を受け入れられるかどうかで、評価点がまるっと変わってしまう映画な気がする。
20作ということで、一瞬だけ歴代映画ヒロインが写るファンサービスがあるけど、ストーリーとは直接関係ない。
爽快感はないけども、ヒマワリ星人たちのことは嫌いになれなかった。ケツだけ爆弾のカバとゴリラみたいに、こちらの気持ちを案じてくれる人がいるならもっと前向きに好きになれたかもだけど、でもそうするとまた焦点がズレちゃいそうで難しい。結局、しんちゃんの内省の話として見た方が良い、というところに着地すると思う。でもそれなら、最後の問いかけには「ひまわりのお兄ちゃん」って返すべきだったんじゃないか!? あれはてっきりそういう答えをしてくれるのかと思ってたから結構ずっこけたぞ! - 40スレ主22/09/11(日) 01:27:56
第21作 バカうまっ!B級グルメサバイバル
浦沢パワーなのかなんなのか、ギャグのキレが一段階ほかと違う。テンポもノリも良い映画なので、ずっと楽しく見ることができた。子供たちにキャビアやトリュフはちょっと早いんじゃないかな……。エンディングロールで、A級グルメもB級グルメも分け隔てなくみんなの胃に入って行ったのにはホッとした。結局、他の誰かの好きなものを排斥しようとする行為が、A級B級以前の問題だというのは良い落としどころだと思う。なによりグルメッポーイのあのセリフが好きだなぁ。クレしん映画の悪役で一番好きかもしれない。
とにかく延々とかすかべ防衛隊がソースを運ぶだけの話なのだが、展開にメリハリ効いて飽きない作りになっていた。野原一家の出番も最低限で、しかし特に不自然に活躍を減らされていた感じもなく、必要なシーンで必要なことをちゃんとやってくれたので特に不満もない。同じギャグ路線のヤキニクロードと比べる人はいるが、ギャグの傾向はしっかり別モノだと思う。
あと、B級グルメカーニバルで店を出している、特にストーリーに絡んでこないがキャラの立っている連中はなんなんだ。ネトフリの字幕で見ると全員に名前がしっかりついてて笑っちゃった。こういうところ好き。 - 41スレ主22/09/11(日) 01:31:19
第22作 ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
めちゃくちゃ評価の高い作品で、もしかしたら見ようかどうか迷ってる人はいると思う。そういう人にはこんなところを見ずにさっさと見て来いと言いたい。
というのも、終盤展開のネタバレを踏んでいるかいないかで、中盤までに受ける印象がまったく違うから。勘のいい人は結構序盤に気づいてしまうかもしれないが、それでも楽しめる人はそれでも楽しめる。なお、DVDのパッケージはモロネタバレなので担当者は何を考えてたんだろうと思いました。ちなみにスレ主はTwitterでネタバレを踏んでいた。実はフラットな気持ちで数年越しに見て、ようやく「やっぱ良い話じゃん!」と思えた。クレしん映画はネタバレ踏んでも全然気にならない作品が多い中で、ロボとーちゃんはマジで何も踏まないで見てほしい話。
最後のあの挑戦を無言で受けるひろしが一番好きなひろしです。
ネタバレに触れない話をすると、ゲストの段々原ちゃんが、特にシナリオ上必要なキャラというわけではないんですがすごく可愛くて良いキャラしてると思います。ビジュアルがしっかり臼井儀人先生風デザインの女性味方ゲストって実は超久しぶりで、指宿くらいまで遡るんじゃないかしら……。 - 42スレ主22/09/11(日) 01:33:19
第23作 オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃
旅行はこれまでたくさんあったが、引っ越しはマジで思い切ったなぁと思った。実際みてみると、現地で新しいご近所さんができたからこそのドラマがあって、面白い話だった。しかも引っ越すにあたって、風間くんとのドラマをきっちり盛り込み、かつそれが終盤でも生きてくる仕込みになるという無駄のなさには恐れ入る。引っ越す理由が理由なので、戻ってくる理由にも無理やり感がなくて良い。
いわゆるモンスターパニックものなのだが、緊張感はあれどホラー感があまりないというのが良いバランスだった。ジャンルがジャンルなので、あっさりやられるゲストもいるのだが、そいつらも含めてみんなキャラが良い。モブやゲストを含めたキャラの言動のひとつひとつが、「ちょっとモンスターパニックものっぽい!」と思って嬉しくなっちゃう作りだった。
感動の押し付けがない作品とよく言われるが、レインボー仮面の奮起が、ベタだけどグッとくる。
エンディング込みで名作で、マダクエルヨバカのみんなのその後を応援したくなる。あの人達も間違いなく野原一家のご近所さんだなと思った。ゼンゼンダイジョーブ!! - 43二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:35:03
クレヨンしんちゃんの映画は有名なの語られがちなので個人的にめちゃくちゃ嬉しい
- 44スレ主22/09/11(日) 01:35:40
第24作 爆睡!ユメミーワールド大突撃
脚本が芸人の劇団ひとり。ただ、別にそんなの気にならないくらいちゃんとクレしん映画してるなと思った。
かすかべ防衛隊をメインに描いた映画のひとつで、幼稚園に転入してきた女の子サキを取り巻く話。冒頭から出てくる胡散臭そうなサキの父親は、「こいつ絶対不器用だけどいい人だ!」と思える仕込みを各所にしていて、細かいところに手を回してる作りだなーと思った。サキと父親の朝食は、父と娘が互いに不器用に想いあっているところを感じつつ、でもこのままじゃいけないって思える名シーンだと思う。だからこそその後野原家のごはんのシーンも映えるんだよな……。
こんなに素直に「ヒロインを助ける!」というモチベーションで話が進むのは、物語としては王道だけどクレしん映画としては珍しく、サキを助けるためにかすかべ防衛隊が寝るシーンは、ただ寝るだけなのに拳を握ってしまう。押しつけがましくない程度に「子を想う親の気持ちとは」というところにもしっかり言及していて、みさえにもきっちりフォーカスが当たる。
ちなみにエンディングテーマであるケツメイシの『友よ』はもともと好きな曲だったので、かかった時にびっくりした。エンディングロールで流れる一枚絵もめちゃくちゃ良いです。 - 45スレ主22/09/11(日) 01:36:42
- 46二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:37:00
ロボとーちゃんは大好きなんだけど終盤の手前 80%あたりの五木ひろしの下り コブシビームだったかだけは「うーん…」と思ってしまうな
- 47スレ主22/09/11(日) 01:38:01
第25作 襲来!!宇宙人シリリ
明らかに毒親に命令されてるとわかるシリリ。そんなシリリと交流を深める映画なので、方向性としてはスパイ大作戦やユメミーワールドと似たところを感じる。それだけではなんてことない作品だが、クレしん映画でロードムービーをやるにあたり、ひろしとみさえを幼児化させたのは英断だと思った。単純に、子供だけの旅になるので緊張感が増すし、いつもとは違った新鮮さみたいなものがある。
劇場版は特に思うんだけど、野原夫妻とかすかべ防衛隊の絶妙な距離感、好きだね……。
シリリは生意気だが可愛いキャラで、ヘイトコントロールをちゃんとしてるなぁと感じる。この映画もエンディングの一枚絵シリーズがとても良く、何の変哲もない日常が、登場人物たちにとって映画本編より大事な日々なんだろうなと思わせる。最後にシリリの父親にも迎えに来てほしかったなぁ。
最終的に九州まで行くのだが、みさえの両親の出番はなかった。巻き込むと話がゴチャゴチャするのはそうなんだけど、ちょっと見てみたかったなぁと思う。 - 48二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:38:24
ユメミーワールド好き
友よのイントロが普段のアニメとかで流れるBGMっぽいの好き - 49スレ主22/09/11(日) 01:39:27
- 50二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:39:30
五木ひろしはコロッケのモノマネとかとかかってるからなるほどと思ったなぁ。あと小林幸子ビームを思い出して懐かしくなったよ。
- 51スレ主22/09/11(日) 01:40:54
第26作 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~
かすかべ防衛隊メイン作のひとつ。ストーリーのテンポが良く、話がジャンジャン進むので、結果的にイベントも盛りだくさんになって密度の濃い映画。ゲストヒロインのランはヨゴレ役もこなせる良い子です。マサオくんのキャラ性にフォーカスあてるという珍しい作品なのもポイントのひとつ。
春日部に中華街があったり、カンフーを身に着けることでいろんなことができるようになったり、とにかく力業でボトルネックを強引に突破していく脚本なので、合わない人はいるかもしれないが見ていて気持ちがいい。カンフー映画のお約束もバッチリで、終盤の展開は特に「あー、そりゃそうだよなー。カンフー映画だもんな!」って思った。
一番最後のジェンガに関しては、唐突に感じた人もいるかもしれないが、ぷにぷに拳自体が胡散臭くなったので、「ぷにぷに拳の思想を正しく受け継いだ新拳法」として美しい落とし所だと思った。 - 52二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:41:40
時系列を意識したことがなかったらこうして流れで読むと発見があって楽しいな
- 53スレ主22/09/11(日) 01:42:25
第27作 新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~
タイトルの『失われたひろし』がめちゃくちゃ面白くて好きなんだけど、映画としてのジャンルが伝わらないのはちょっと良くないんじゃないかと思う。今回の映画はトレジャーハンターものです。インディ・ジョーンズみたいな。『失われたひろし』が『失われたアーク』みたいな意味だと思うんだけど、伝わんないよ!
久しぶりにレギュラーキャラだけでメインストーリーを構築してる映画なので、ゲストヒロイン枠のジュンコは話の主軸やテーマにはあまり絡んでこない。が、決して空気というわけではなく、「有能だが致命的に運が悪い」というキャラ性で印象に残りやすい。道中、みさえの気持ちを引き出すための会話役としても必要不可欠だったと思うし、一時期に比べるとゲストキャラの使い方がすげー上手くなったなぁと思う。
さらわれた夫の為にみさえが奮闘する話であり、自分が怒る場面を子どもたちに見せないような『母親としての気遣い』も描かれたりしているが、かといってひろしがワリを食っているかというとそんなこともなく、ひろしはひろしでしっかり家族を想って行動していたりするのが良い。
翻訳アプリのシーンは、歴代でもトップクラスに好きなギャグ。 - 54二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:42:38
ユメミ―ワールドも天カス学園も良かったわ
数年ぶりにアニメも見てみたらなんかその辺の日常系アニメみたいな雰囲気になっててがっかりしたから映画だけはそのままでいてほしい... - 55スレ主22/09/11(日) 01:45:21
第28作 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者
もともとは原作エピソードの映画化とのこと。導入部分の盛り上がりが割と半端なくて、『この映画がどういう話か』をばしっと提示しつつ、緊張感のある展開でワクワクさせてくる。
前作とは対照的に、レギュラーキャラをほぼ脇に追いやって、映画オリキャラ+しんちゃんだけで話を展開させていく。こういう手法を取ってる作品はヘンダーランド、金矛の勇者、ラクガキングダムくらいで、ヘンダーランドはそれでも終盤に野原一家がファイヤーしてるので、金矛とこの作品のふたつくらいしかない。もちろん、原作キャラの出番がないわけではなくて、クライマックスは原作キャラを含めた全員がしんちゃんに協力して、春日部を救う。
しんちゃんと映画オリキャラだけと言ったが、ぶりぶりざえもんもいる。ぶりぶりざえもんの活躍という意味では、ブタのヒヅメ以上に出番があり、ぶりぶりざえもんらしいところもたくさん見られるので、彼のファンは必見の映画。
「ほぼ4人の勇者」ってところがミソで、この4人が誰なのかっていうのは、しんちゃん目線かゲストのユウマ目線かで違ってくるんだと思う。実はドラマや葛藤部分はこのユウマが担当してる側面も多い。きゃりーぱみゅぱみゅ演じるラクガキングダムのお姫様は、演技が上手いわけじゃないんだけど、クセになる可愛さがある。
終盤の春日部市民の民度の悪さは、ヤキニクロードを引き離してこの作品がずば抜けてると思う。 - 56スレ主22/09/11(日) 01:46:30
第29作 謎メキ!花の天カス学園
名作と名高い作品だけど、個人的には天カスがとびぬけて面白いというより、ここ最近の映画はずっと面白いなと思った。ただ、「加点・減点があるエリート校にかすかべ防衛隊を体験入学させる」という設定は、もうそれだけで面白さが約束された発想。要するにスパイファミリーのイーデン校や、よう実の高度育成高校みたいなもんで、そこにかすかべ防衛隊をぶち込んだ時にやってほしい展開は、だいたい網羅されている。
ミステリーモノの要素も混ざっていて、学内で起こる謎の事件の犯人は誰なのか、というところが中盤までの山場。このミステリーの出来もしっかりしていると評判。
そのあとの展開も期待を外さず、とにかく見たいものを魅せてくれる。風間くんの手紙を読み上げる先生から、クライマックスまでの流れは思わず拳を握っちゃうし、暴走した教育AIの「青春とは?」という問いかけに対する各キャラの答えが最高。あそこでネガティブな単語も入っているからこそ、「ああ、青春ってそうだよな……」という気持ちになる。
わかっちゃいたけど、風間くんのみんなに対する感情がめちゃくちゃ重いことが判明する作品でもある。みんな風間くん好きだよな……。私も好きです。
いま気づいたけど、映画ポスターの「青春(ミステリー)の答えは、ひとつじゃない」ってアオリ、この映画のすべてを表現してる名キャッチだな! - 57スレ主22/09/11(日) 01:47:45
以上! スレ主の主観に基づいた感想でした。
新しく見た中だとスパイ大作戦とカンフーボーイズが好きかな。全部総合してだと……ちょっとわかんない!
もし見たことない映画で興味引いたのがあったら是非見てみてくれ! - 58二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:48:35
乙
スレ主の感想面白かったぜ
ちなみに一番好きなゲストキャラ・ヒロインは誰? - 59二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:53:03
天カス・サボテン・B級が個人的にベスト3
サボテンでラスト防衛隊バッジが最後の決め手になるの熱いよね
ゆずの主題歌もお気に入り - 60スレ主22/09/11(日) 01:55:18
えー!? 難しいこと聞くな!
敵ゲストはグルメッポーイ、パラダイスキングあたりかなと思うんだけど、ヒロインは難しい……。総合的に見てブタのヒヅメのお色気かなぁ。近年の作品だと、カンフーボーイズのランですね。でもストーリー込みだとレモンとかつばきちゃんも上がってくるからな……。つまり決められません! トッペマも好きです!
- 61二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 01:58:56
クレしん映画最近見てなかったけど、引き込まれる語り口の感想で良かったよ
なんか時間できたら見てみようかね - 62スレ主22/09/11(日) 02:00:03
- 63二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 02:02:51
- 64スレ主22/09/11(日) 02:03:49
- 65二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 02:11:11
幼い頃からアニメを観ているからか、映画の普段見れない非日常な展開がめちゃくちゃ好きになったな。
特に大人帝国のかすかべ防衛隊が大人のいない街で奮闘するところとか、アミーゴのこんにゃクローンが少しずつ侵食していくシーンがかなり好き。
感想を読んで観直そうかなと思った作品が何個かあったので個人的に嬉しかった書いてくれてありがとう。 - 66二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 02:16:56
- 67二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 02:18:47
こういうスレってあにまんですら「〇〇は駄.作!語る価値なし!」みたいな言い方されること多いからちょっと警戒してたけど、微妙と思った部分もしっかり上げつつ過剰に落とさない描き方してくれててとても読みやすかった
(子供アニメって思い出補正も多いし、あんまり強い言葉で批評してるの見るとしんどくなるんだよね)
見れてなかったのもあったから今度時間作って見てみようと思った!ありがとう!
あと段々腹さんほんとかわいいよね、わかる - 68二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 02:22:47
ラクガキングダムだとあのキャラがカレーを食べて口についちゃうシーンが地味に好き
完全な不意打ちだったからめちゃくちゃ笑ってしまって悔しかった - 69二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 02:23:17
- 70二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 02:23:57
面白かった
ぜひ最新作のもののけ忍者珍風伝も公開されたらスレ主の感想見てみたいな - 71二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 02:34:48
- 72二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 02:59:23
- 73二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 03:23:30
春日部ボーイズより後は見てなかったけど、最近のも見てみようかな。サンキュー
- 74二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 03:48:56
- 75二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 09:33:46
- 76二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 12:28:58
色々あって良いとは思うけどクレしんで感動路線だけ押されてもなぁ…とは思う部分もあるから塩梅が良ければ基本は気にしないかな
- 77二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 12:33:40
実はスパイ大作戦のボス2人の散り様が結構好きなんだ
「私たち、夢を食べてしまったのね」って下り
直接は誰とも戦わないボスも珍しいよね - 78二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 12:43:38
ギャグのセンス、シリアスとギャグのバランス、アクション、クレしんらしさで考えると
俺は暗黒タマタマが一番傑作だと思ってる - 79二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 14:06:31
天カス学園大好き
オツムンの「青春は?」って言葉にカスカベ防衛隊達と学園の生徒達がそれぞれの青春を答えるのいいよね
あとひろしの「(青春は)今だぜ」っていうのに笑っちゃったけどそう言えるのって凄いなって思ったよ - 80二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 14:22:45
あのラストにしんのすけの手紙を風間君が読むシーン
背景の天気が雨なのは「日本は雨がふるからサボテンの脅威はないよ」とちびっこ達を安心して日常へ返すための演出じゃないかという考察があって好きだな
モンスターパニックながらに視聴後の安心感が強いのはちゃんとした演出狙ってて好きだわ
- 81二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 14:24:21
- 82二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 14:26:15
スパイは要所要所好きなところは多いけどニセアクション仮面でしんちゃん騙してるのは解釈違いなんだよな
しんちゃんは原作やアニメでも中の人が変わるだけですぐ気づけるレベルのアクション仮面ファンだからちょっとなぁと思う
- 83二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 14:31:01
ゲストキャラ含めて「そう答えるよな〜」っていう解釈一致が凄くわかるしひろしの答えも笑っちゃうけど好きなんだよね
「クレヨンしんちゃんで学園モノ」という恵まれた題材にミステリーを組み込むことでかすかべ防衛隊が他生徒のことを知ろうとする流れを自然に作り出してる
風間くん以外が学園生活に中盤で早々に飽きるのが「そうだよなー」ってなるしそこから事件が起きて「かすかべ防衛隊が解決する!」って流れが本当に上手い
学園青春ミステリーを凄く丁寧にやっててここ数年で一番の当たりだと個人的には思う
- 84スレ主22/09/11(日) 15:43:02
- 85二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 19:05:46
- 86二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 19:43:13
オトナ帝国は「右から左への移動」が「未来へ向かって進んでいく」という隠喩になってるのが面白い
バス追っかけセッションとかひろしの回想とかが特に顕著
最後のシーンだと春日部に向かう三輪オートが逆に左から右へと進んでて
「奪われそうになった未来から勝ち取った元の日常への帰還」を表し
ケンとチャコの車は右から左へと進むことでこれから二人は未来に向かって行くことを描写している
本当に演出に隙がない作品 - 87二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 20:05:49
ロボとーちゃんは他のシーンもいいんだけど最後の腕相撲のシーンだけで大幅加点してしまいたくなる
ヤンキー漫画とか龍が如くとかに見られる「やらなくてもいい戦いを男の意地や大局的に見ればちっぽけな栄誉のためだけにやる」っていうのが好きだしみさえの「負けないで!」で一瞬でも「自分は野原ひろしを張るに足らない」と思ってしまったロボひろしが負けてしまうのが得も言われなくていい - 88二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 20:19:47
金矛まで全部見てたんだけどだんだん面白さ感じなくなってきて
金矛でとうとう自分に合わなくなったなって以降の映画見てないんだよね
このスレでまた興味出てきたから復帰するならまず見とけってオススメあれば教えて欲しい - 89二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 20:21:33
- 90二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 20:23:04
ガッツリ泣かせにくるやつより
少しだけシリアスなところでほろっと来させるのが好き - 91二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 20:23:11
- 92二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 20:26:12
プリンセスは禅問答な内容だからスレ主が言うように着眼点がわかれば結構楽しめる
様々な問題をしんちゃんに突きつける大臣達とは別にしんちゃんとひまわり星にいる間一緒に居たウラナスビンだけが何も言わずに通す所とか、最後のゴロちゃんの大人になったらが意外と早いかもしれんぞ?って言う所とかが好きなシーンだわ - 93二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 20:34:57
ななこお姉さん(落書き)が最期も含めて格好良くて好き
- 94二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 20:37:16
- 95二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 20:43:06
今年の映画も良かったぞ 個人的にずっと感じてたしんのすけが家族や友達の前で涙を見せたがらない強がりなところが出ているのにやっぱり根はちゃんと家族が恋しい五歳児で見てて切なくなった あと中盤のあるシーンは30周年記念作品にふさわしい良いサービスが入ってて好き ほんとよくわかんない涙が溢れた
- 96二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 20:45:37
スレ主のセンスに脱帽です
- 97二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 20:53:45
いやー良いスレだった
ちょっとアマプラで見てくるわ
見れない!!! - 98二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 20:59:09
良いスレだなあ
見たくなった
配信されてねえ! - 99二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 21:08:38
Abemaで気長に見ろ!!!!
- 100二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 23:19:19
スレ主はネトフリで見たぞ。高いけどな!!
- 101二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 23:24:30
雲黒斎は「邪魔な君たち殺しちゃう」も耳に残る
- 102二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 23:25:46
あのババ抜きはああやって負けてジョーカーを手に入れないと最終的に勝てないから負け必須イベントなのだ
- 103二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 23:29:02
戦国時代のままならない恋愛模様を劇中で描いておきながら、エンディング曲が自由恋愛できるのにままならない恋心なの再興にサドだったと思うの