- 1二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 17:27:46
- 2二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 17:49:08
そして元祖イチャイチャシリーズのファンとして
″真″のイチャイチャシリーズと原作者自来也の尊厳を守るために
自らがイチャイチャシリーズの正統な後継者であると唱え
イチャイチャシリーズの二次創作を執筆し
全世界に向けて無差別に公開するのであった - 3二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 17:50:39
- 4二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 17:52:21
カカシ先生文才あるのかな
- 5二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 18:44:26
いくら原作愛があるとはいえ文筆家としてはしょせんは素人
実際のところカカシの執筆した文章はお粗末とも言える出来栄えであった
叛逆の二次創作者カカシの存在は
雷プロダクションにも認知はされていたものの歯牙にも掛けられてはいなかった
「でも所詮二次創作。公式じゃないしw」
しかしカカシが狂気とも言える情熱をもって
公式の乱雑な刊行ペースに迫る勢いで作品の公開を続けるうちに
わずかずつではあるが確実にカカシのフォロワーは増えていった
稚拙な表現ながらも原作愛に溢れたキャラクター描写
元祖の流れを踏襲した物語の伏線と展開
粗末な語彙にも関わらずどこか淫靡な情熱を孕んだ濡れ場シーン
カカシの原作を愛する心が筆致となって表れ
イチャイチャシリーズの版権が雷プロダクションに移ってからの公式展開に不満を持っていた従来のファン達の心を掴んだのだ
- 6二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 18:47:33
今やイチャイチャシリーズファンの中にはカカシの二次創作をこそ「公式よりも公式」と評してはばからぬ者々が表れていた
ここにきて雲隠れも事態を重く受け止め始めていた - 7二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 19:00:26
自来也は自分の作品がオモチャのチャチャチャにされてんのを黙って見てるんすかこれ…？
- 8二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 19:12:48
カカシはイチャイチャ二次書くのはいいとして何でわざわざ里抜けしたん……？
- 9二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 19:43:58
- 10二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 19:47:35
- 11二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 19:48:58
- 12二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 19:59:06
- 13二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 22:57:44
カカシによるイチャイチャシリーズ非公式ファンブック『イチャイチャレボリューションズ』は着実にその知名度を上げ続けていた。
売上で同人誌を刷っては売り、その資金でまた新作を書き上げては売り……。
町々の書店では公式の新作に並んで平積みされることもあるほどであった。 - 14二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 22:58:12
ついに雲隠れの里は、はたけカカシを著作権侵害の罪に問うことにした。
しかし里抜けしたカカシにとって、もはや著作権法の拘束力など恐れるものではなかった。
「司法の世界で著作権法を破る奴はクズ呼ばわりされる。
けどな…… コンテンツを大切にしない版権元はそれ以上のクズだ」
それが抜け忍カカシの持論である。 - 15二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 23:00:08
流れの全てが草
- 16二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 23:17:50
あくまでイチャイチャ強火ファン厄介オタクとしての強硬な姿勢を崩さぬカカシ。
怒りに燃える雷プロダクション。
「もはや慈悲はなし」と、雲隠れの里より忍界全域に、著作権侵害の咎ではたけカカシを捕らえ処刑するとの布告がなされた。
それを受け、カカシはその冬の世界最大級の同人誌即売会『御伽草子マーケット』に壁配置で参加することを宣言する。
一方その頃、もはやサスケとカカシの処刑は免れぬものであるという現実の重みに耐えかねたナルトが過呼吸に陥っていた。 - 17二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 23:37:46
親友ばかりか上司がこんなしょうもないことで里抜けして処刑されそうになるとかそら過呼吸起こすわ…
- 18二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 00:06:25
やっぱり一生バカでいいや…
- 19二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 01:43:17
サスケとカカシとの絆を諦めきれないナルトは、ヤマトの目を掻い潜って療養中の宿を抜け出し、二人に会いに行く。
サクラに合流してサスケを追う。
カカシの新刊の頒布を止める。
同時に行う必要があったが、影分身で手分けすれば問題ないのであった。 - 20二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 01:43:39
サイの協力により同人誌即売会のサーチケを入手したナルトは、長い待機列をすり抜け、サークル入場を果たした。
第七班の思い出を胸に、設営中のサークル達の合間を駆け抜けるナルト。
里抜け以来、ど素人の文字書きから、元祖イチャイチャシリーズへの愛を糧にひたすら創作し続け、強大な力をつけたカカシは、壁どころかシャッター前
の孤高の存在となっていた。
堂々たる設営を終え、「堕ちた公式」への挑戦だとばかりに悲壮な決意を纏った瞳で会場を睥睨するカカシ。
カカシの悲しき二次創作に終止符を打ち、第七班の絆を取り戻すため、ナルトがカカシの前に立ちはだかる。
ナルト「カカシ先生……久しぶりだってばよ」
カカシ「ナルト……俺は里に戻るつもりはないよ。今さらお前と話すこともない。俺は今日ここで、イチャイチャシリーズの新刊を頒布する！」 - 21二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 01:44:12
ナルト「…………あのさ、あのさカカシ先生。俺ってば……サクラちゃんに告白されたんだ……」
カカシ「え……」
イチャイチャシリーズを愛するカカシだが、実はエロシーンよりもむしろ登場人物たちの複雑で悩ましい関係性、緻密な心理描写と人間模様、そしてその中で生まれる愛の描かれ方にこそ惚れ込んでいた。
自らも創作者の立場となった今、いつかは原作者の自来也に並ぶ深い愛の物語を生み出したいと強く願うようになっていた。
そのため、恋バナには人一倍敏感であった。
ましてや教え子の恋の行方となれば尚更。
カカシ「恋のお話……？ 聞かせて……」ﾄｩﾝｸ
里抜けして以来、カカシは初めてナルトの言葉に心から耳を傾けた。 - 22二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 01:55:57
ごめん
今更なんだけどここって1の設定で話を膨らませて
キャッキャするスレでいいんだよね？
物語風の始まりだったからリレー小説みたいな書き込みしちゃったんだけど
想定と違う使い方してたらマジでごめん
人少ないっぽいからちょいちょい書き込みしてたけど
スレ占拠みたいになってきちゃったから
誰か話繋げてくれると嬉しい - 23二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 07:34:32
めちゃくちゃ笑ってたんだけど途中からリレーしてたんか！神文字書き多すぎんか…？ナルトが影分身するところすきだ
- 24二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 07:48:22
面白いから続けて欲しい
ずっと笑ってる - 25二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 08:00:02
続けてくれ
- 26二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 14:52:11
紛らわしくてごめん
2以降の物語(？)部分は自分だけが書いてたよ
リレー小説的なスレかと思いこんじゃって
1から引き継いで2から書き込みしてたけど
それ以降に自分以外が続きを書き込まなくて不安になってきてたんだ
でもダメな使い方してるわけじゃなくて安心した
ありがとう
自分は明日から出張でスレ見れなくなるかもしれないから
誰か他の人も書き込んで話を繋げてくれると嬉しいな
- 27二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 14:52:53
サクラの告白。
カカシはもっと甘ずっぱくて青臭くてくすぐったい話を期待していた。
だが違った。
サクラの告白は悲しい嘘にまみれた告白だった。
ナルト、サクラ、サスケのそれぞれを想い合う気持ちが生んだ歪な告白だった。
思春期の少年少女が色恋よりももっと複雑な愛に囚われ、もがき苦しんでいた。
それがカカシの心の琴線に触れた。
衝撃だった。
こんな愛の姿もあるのか。
自身の作品にはまだまだ深みが足りぬと痛感した。
この熱い気持ちを今すぐ叫び出したかった。
ナルト「だからさ先生、頼むってばよ。戻ってきて俺たちと一緒にサスケを止め……」
カカシは同人誌即売会会場を飛び出した。
こうしてはおられぬ。
この衝撃を！ 情動を！ 感動を！！
今すぐ原稿にぶつけなければ！！！
かくしてナルトはカカシのイチャイチャレボリューションズ新刊の頒布阻止に成功した。 - 28二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 14:53:49
一方その頃、サスケ担当のナルトは「心中も辞さねェ」宣言をサスケにぶちかまし、サスケの『いいだろう、お前を一番に殺してやる権』をGETしていた。
ナルトは、サスケとは最悪殺し合いになってもあの世でなら分かり合えると信じていた。
しかし、カカシとはあの世でも分かり合える自信がなかった。
イチャイチャシリーズのファンでもなく、二次創作の経験もないナルトには、何がカカシをそこまで突き動かしているのかが理解出来なかったのである。
二次創作の経験のない者に、カカシの狂気とも言える深い想いを理解できるとは思えない。
ナルトは筆を取った。
文章を書くのはなんか難しそうだったので、漫画を描くことにした。 - 29二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 15:46:47
何がなんでも一旦ヒナタ誘拐未遂を挟まないといけない雷影スレ笑う
- 30二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 15:50:58
ナルトが「ど根性忍者伝」を週刊木の葉に連載してしまう！？
- 31二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 16:54:34
絵はサイに、事務処理系はサクラに手伝って貰ってナルトも同人誌作るか……？いっそ合同誌とか……
- 32二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 17:01:00
なるほどナルトはもともとお色気の術でキャッチャーな人間の造形は可能だし
絵の練習も作業も影分身で数を稼げば… - 33二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 17:04:32
ナルトは裁縫とかもできるみたいだし変化の術は最初から上手かったから不器用じゃないというか漫画絵上手そう
逆ハーレムの術見るにキャラデザ力高いし
割と語彙豊富だから台詞回しのセンスも高そう - 34二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 17:54:28
「小説は難しそうだけど、漫画なら自分にも描そうだってばよ」そんなナルトのなめなめになめくさった幻想はすぐに打ち砕かれた。
当然のことだがど素人がいきなり漫画を描けるはずがない。
慌てて基礎デッサンなるものから取り掛かってみたが、一朝一夕では上手くなれるはずもなかった。
しかしナルトは努力の子。
影分身を駆使して
・作画練習をするナルト
・イチャイチャシリーズを読み込むナルト
・九尾チャクラのコントロール修行をするナルト
の3チームを編成し、寝る間も惜しんで己を磨き続けた。
そうこうしている間にも第四次忍界大戦の開戦は迫り、サクラの告白事件に刺激を受けたカカシも、二次創作作家としてより高みへと上りつつあった。
ナルトは漫画の一本も形に出来ぬままに、無情にも状況は加速していく。
影分身の力だけでは限界があった。
ナルト「クソッ……！ こんなんじゃサスケもカカシ先生も止めることができないってばよ……！」
なおカカシが里抜けして創作活動中のため、火影は綱手が続投していた。
- 35二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 17:54:53
己の無力に打ちひしがれるナルト。
彼はまだ気づいていなかった。
いまや己が独りではないということに。
サクラ「バカ……なに独りで抱え込んでんのよ！」
サイ「みずくさいよ、ナルト」
ナルト「……！！ サクラちゃん……サイ……」
ナルトには頼れる仲間がいた。
感覚派のナルトの『光るものはあるが、わやわやとまとまりのないストーリー』をサクラが美しく整理し、プロットを起こした。
サクラのプロットをサイが超絶美麗作画で描画した。
着想原案のナルト
脚本構成のサクラ
神作画のサイ
ここに超新鋭サークル『ナナハン』が爆誕した。
- 36二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 17:55:33
サクラ「ねぇナルト、あんたのストーリーって素敵だけど……最近ちょっと物足りないと思うのよね」
ナルト「え？」
サクラ「元祖イチャパラのスタイルに合わせすぎてるっていうか……ほら、カカシ先生と同じことをやったってカカシ先生は超えられないでしょ？
この辺で新しい展開を取り入れる必要があると思うのよ。
……例えば男の子どうし……とか」
ナルト「えっ」
美麗作画かつ、元祖のスタイルを踏襲しつつ、新しい試みも取り入れた『ナナハン』の作品は瞬く間に世界に広がった。
その尖った作風に賛否両論の声もあったが、若い世代に人気を博した。
ここにきてイチャイチャシリーズのファン層は
「腐っても公式」雷プロダクション派
「元祖の意思を継ぐ者」カカシ派
「新時代の風」ナナハン派
の3つに分かれ、世は混沌を極めた。
この時、『カカシの二次創作を止めに行ったはずなのに、何故か自身も二次創作をはじめる』というナルトの意味不明な行動に雷影はブチ切れていた。 - 37初代保守影22/09/12(月) 18:21:42
保守
- 38二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 18:53:59
お前を一番に殺してやる権GETでめちゃツボってたら7班も同人誌描き始めてダメだった おもろすぎる
- 39二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 21:07:46
綱手姫かわいそ…
- 40二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 22:02:19
ナナハンの作品の存在が広まるにつれ、公式のコミカライズと誤認するファンも現れ始めていた。
この件でブチギレ続けている雷影は、木の葉に対し権利侵害の申し立てを行なったが、綱手は「うちはマダラという脅威を前に、今は里同士で揉めている場合ではない」とこの申し立てを突っぱねた。
ナルト達ナナハンは雷影と火影の争いを知ることもなく、楽園の島で原稿合宿と九尾のチャクラコントロールの修行を行っていた。
ナルトの修行は熾烈を極めた。
原作理解度を高めるため、元祖イチャイチャシリーズを何十回と読み返した。
解釈の幅を広げるため、雷プロダクションとカカシの作品も全て読み込んだ。
以前はイチャパラの魅力が全く理解できないナルトであったが、今ではずいぶんとイチャイチャシリーズを勉強し、まるでイチャイチャ博士と名乗れるほどになっていた。
すると、雷プロダクションの質の悪い続編をどうしても受け入れることができなくなっていった。 - 41二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 22:02:44
雷プロダクションが手がけた続編では、ポッと出の『竿影』なる人物が、女性キャラクターたちを片っ端から食い物にしていた。
旧作のヒロイン達も余すことなくその毒牙にかかっていった。
ナルト「全ッ然、分かってねェってばよ！
こんなの全然エロ仙人のイチャイチャシリーズの良さが残ってねぇ！！
こんなん……こんなん違うだろ！！！」
闇ナルト「雷影の奴はさぁ、過激ならなんでもいいと思ってるんじゃねーの。違うんだよなぁ。イチャパラはエロ小説だけど、本質は”愛”の賛歌なんだよ。愛の表現の一つとして肉欲が描かれてるワケ。キャラクター同士の丁寧なやり取りの下積み描写があってこそエロシーンに重厚感と説得力が出るのに、これじゃただのケダモノの交尾だ。反吐が出るってばよ」
ナルト「お前は俺だ……」 - 42二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 22:03:07
ナルト「なんの脈絡もなく即堕ちするヒロイン……手当たり次第に手を出す竿影……エロいっていうのがそういう事なら、俺は一生童貞でいい」
それに比べてカカシの作品は……
ナルト「”解る”ってばよ……」
カカシの作品には元祖イチャイチャシリーズへの”愛”があった。
時にナナハンとは解釈が一致しないこともあったが、根底にある”想い”は同じだと感じていた。
お互いの作品を通して語り合っていると感じた。
アンサーソングならぬアンサー同人誌。
そこには確かな”繋がり”があった。
ナルト「……サスケも早く戻ってきて、一緒に同人誌出せたらいいのにな」
カカシとの”繋がり”を感じたナナハンは、今は遠いサスケにも想いを馳せた。
いつかまた、サスケやカカシと笑い合って一緒に作品作りができたら、どんなにいいだろう。
ナルト「サスケは……ベタ塗りとか得意なんじゃねェかな」
サクラ「そうね……サスケくんは本当は優しい人だから……一生懸命ベタ塗りしてくれそう」
サイ「そう？ サスケって不器用そうだし、ベタ塗りも下手そうじゃない？ 消しゴムかけでもさせとけばよくないかな」 - 43二次元好きの匿名さん22/09/12(月) 23:33:56
闇ナルト急にIQ上がってて草
- 44二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 00:14:18
闇ナルトがイチャパラ深く理解してるのも草だしサスケはベタ係って共通認識してるナルトサクラも草だけど面白くて好き
- 45二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 08:37:41
- 46二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 08:41:13
- 47二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 09:10:31
大戦＝コミケにしか見えない
全ての妄想(同人誌)を現実にする無限月読ＶＳ同人誌はフィクションだからいいんだろ忍び連合 - 48二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 15:05:43
七班が馬鹿やってる間サスケは何してんのかな
- 49二次元好きの匿名さん22/09/13(火) 22:44:16
漫画描くのただでさえ大変なのにアナログだもんな…縁の下の力持ちスケ
- 50二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 00:30:06
- 51二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 00:31:37
- 52二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 00:32:12
里抜けはフェイクで何か密命を受けての行動かもしれない。
カカシに対する疑いを持ったオビトは、カカシへの監視を強めた。
カカシの監視を続ける内に、『カカシがイチャイチャシリーズなる小説を執筆している』という所までは把握できた。
小説を執筆している意図は読めぬが、そのイチャイチャシリーズなるものに、なんらかの符牒が仕込まれているのかもしれない。
そう思ってオビトはイチャイチャシリーズを買い求めた。
手始めに適当に書店に並んでいるものをいくつか購入する。
その中には、カカシの執筆した作品だけではなく、自来也の作品、雷プロダクションの作品、ナナハンの作品のすべてが混ざっていたが、オビトに見分けがつくはずがなかった。
オビトは少年時代から特殊な環境で生きてきたので、エロコンテンツや同人文化に疎かったのである。 - 53二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 00:32:47
オビトは少しドキドキしながらページをめくった。
タイトルや表紙の雰囲気から、なんとなくエロ本の気配を感じ取ったためである。
単純に憧れのライバルが書いた本がどんな内容なのかという興味もあった。
書店のPOPで『まずはここから！』と書かれていたイチャイチャパラダイスから読み進める。
ストーリー性も塗れ場シーンのエロさも素晴らしいもので、オビトは思わず感嘆のため息をこぼした。
「カカシは文才もあったんだな……」
様子がおかしくなったのは、イチャイチャパラダイスを読み終え、次の本に手を伸ばした後のことである。
突然カカシの作風が変わったのだ。
丁寧な人物描写が消え、とても口にできないような過激なエロシーンが盛りに盛られだしたのである。
「えっ……えっちょっと、えっ、カカシ正気か？ えっそんな、え、ええ〜〜……うわエグ……うっわ……」
オビトは確信した。
カカシは正気を失っている。
これはフェイクではない。
まともな神経であれば、こんな特殊な性癖を全世界に実名で公表できるわけがない。
きっとこの世の無情が、哀しみが、あの気高かった友の心を壊してしまったのだ。
やはりこの世は地獄だ。
俺がこの手で終わらせねばならぬ。 - 54二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 08:33:05
続きありがとうございます！
本家自来也作と雷プロ作を混ぜるのはナルトの説教不可避…… - 55二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 20:13:19
オビトにイチャイチャパラダイス愛を叫ぶカカシ先生になるのか……
これオビトの攻撃の矛先雲隠れに行かない？ - 56二次元好きの匿名さん22/09/14(水) 21:12:50
- 57二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 01:21:48
- 58二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 02:09:04
どっちのルートも続きが気になるな……
オビトが特殊性癖が広がる世界を潰そうとするのか、はたまた性癖の殴り合いが始まってしまうのか……童貞たちを味方につけるオビト…… - 59二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 12:32:59
ビー視点だとエーとナルトがイチャパラを巡って争ってるの割と地獄だな？
- 60二次元好きの匿名さん22/09/15(木) 22:10:00
オビト参戦してきたの草
全ルート読みたい - 61二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 08:09:13
保守
- 62二次元好きの匿名さん22/09/16(金) 19:35:14
ナナハンで消しゴムかけやベタ塗りするサスケが見たいがどう参戦させよう……やはり大戦という名のコミケ開幕か……
雷プロの本をカカシの同人誌と勘違いしたオビトが>>56の流れでオレが性癖に革命を起こしてやると参戦してもいいな
オビトの性癖はなんだ。幼馴染みモノ？
- 63二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 01:35:04
とりあえず保守がてら原作寄り（？）ルートの続き書き込むけど
分岐ルートもいつでも進めてくれ！ - 64二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 01:35:20
己の闇を受け入れ、真実の滝の修行をクリアしたナルト。
続いて、ビーの助力を得て九尾チャクラのコントロール修行も乗り越え、島の宿泊施設でナルトを信じて待ちながら新刊の原稿を進めていたサクラとサイの元へと戻った。
七班の面々はナルトの修行の成功を喜び、進捗を報告し合った。
ナルト「九尾のチャクラの中でさ、母ちゃんに会えたんだ……それでオレが生まれた日のこととか教えてもらった……」
少し涙ぐんで話すナルトに、サクラとサイがそっと寄り添う。
ナルト「あとさ、なんか母ちゃんてば同人誌のことにくわしくて、そっちも色々教えてもらった」 - 65二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 01:35:31
今は亡き渦の国には、表紙の特殊加工という技術が存在したらしい。
「表紙がキンキラになる『はくおし加工』〜〜とか、デコボコになる『えんぼす加工』〜〜とか、なんかいろんなスゲェ技があるらしいんだ！」ナルトは目を輝かせて語った。
サクラ「きゃーーー！ 楽しそうねそれ！」
サイ「いいね、早速次の新刊から取り入れようよ」
サクラ「じゃあまたヤマト隊長に紙を作ってもらわなくちゃね！ 隊長！ 木遁・特殊紙生成の術を編み出してください！」
ナルト「ヤマト隊長！ オレってば、キラキラになる『ほろぐらむ加工』ってヤツやってみたい！」
ヤマト「いつも当然のように無茶振りするのやめてくれない？！」
ヤマトに新たなSランク任務が課された。 - 66二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 01:36:00
ナルト「あとさ、渦の国には『合同誌』って文化があったんだって」
合同誌とは、互いを認め合った者同士が共闘して創り出す珠玉の一冊である、とクシナは語った。
仲間の絆で生み出す一冊……ナルトは深い感銘を受けた。
ナルト「カカシ先生とサスケとさ、一緒に出してぇよな、合同誌！」
目を細めて笑うナルトに、サクラもつられて目を潤ませながら深く頷く。
ナルト「素人のサスケはオレたちナナハンのチームに入れるとして〜。
サイはサスケにベタ塗りやらせたくなさそうだかんな。
仕方ねーからサスケにはオレと一緒に原案を考える係をさせてやるってばよ！」
サクラ「！！ ちょっと……やめときなさいよ。
あんた達二人でやったら絶対ケンカになって進まなくなるでしょ。
それよりサスケくんは私とタッグを組んで校正や写植をするのがいいんじゃない？」
ナルト「えー！！ それ自分がサスケと一緒に作業したいだけだろ！
ずり〜ってばよサクラちゃん！」
サイ「…………。やっぱりサスケには作画アシスタントをやってもらおうかな」
サクラ「えっ？！ どうしたのよサイ、嫌がってたくせにどういう心境の変化？」
ナルト「何を手伝ってもらうんだってばよ？」
サイ「チンポに修正入れる係」 - 67二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 07:56:15
サスケェw
- 68二次元好きの匿名さん22/09/17(土) 15:07:52
まさか渦の国が滅んだのは同人誌の加工技術を狙われて……！？というか「また」ってことは紙はいつもヤマト隊長が作ってたのかw
忍連合軍……それは一大合同誌プロジェクト…… - 69二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 01:04:27
別ルートネタを考えてみている
彗星の如くイチャパラ界に現れ性癖旋風を巻き起こすオビト
こんな性癖のイチャパラは間違っている！と対抗せんと筆を取るも次第に迷走し始めるカカシ
しかし、ナルトの「……わかるってばよ。けど、先生のイチャパラへの愛はそうじゃねェだろ！先生は何の為に同人誌を書いてんだ！？」という魂の叫びでカカシは初心に返る
そうだ。オレはイチャイチャシリーズが大好きだ。だから同人誌を書き始めたんだ……！！
原点を思い出したカカシ。もう、迷いはなかった。
溢れんばかりの"愛"を込めた同人誌が、オビトを圧倒する――！！ - 70二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 12:52:52
ミナトはクシナの協力のもとド根性忍伝の同人誌を作ってそう
- 71二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 20:19:07
- 72二次元好きの匿名さん22/09/18(日) 20:20:00
ミナトのセンスで物書きはみたいw
- 73二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 01:54:14
- 74二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 13:03:58
忍界大戦と同時進行で白熱する同人誌活動めっちゃ面白い
エドテンされた歴代影達の反応が見たいなw
火影達&二代目水影は気に入ってくれそう
無様は内容はともかく出来の良さは認めてくれそう - 75二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 18:07:25
イチャパラ戦国時代してて草
元祖イチャパラモデル（綱手）、同人描きナルトクシナ…うずまき一族の業の深さよ - 76二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 23:02:22
一応保守
- 77二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 05:34:52
保守
- 78二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 06:08:40
（＊原作寄り？ルート）ネジの話1/2
いよいよ第四次忍界大戦が開戦されようとしていた。
日向ネジは、日向ヒナタとともに忍連合軍第2部隊の隊列に加えられていた。
戦いの前のチリチリとした緊張感が肌を刺す。
「ナルト君……」隣に立つヒナタの小さな呟きを拾い、視線を向けてギョッとした。
最近発行されたナナハンの再録集『イチャイチャユニバース』の表紙をヒナタがそっと撫でていたからである。
ネジ「ヒ、ヒナタ様、なんて物を持ってきてるんだ！」
ヒナタ「！ ネジ兄さん……えっとその、違うの、これは……ナルト君が作った本で……だからその、おまもりにって思って」 - 79二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 06:08:53
（＊原作寄り？ルート）ネジの話2/2
七班が同人活動をしているということは、同期の間では知れ渡っていた。
正直「この大変な時になにしとんねん」という気持ちもあったが、ナルトを暁から遠ざけるにあたり、何も知らずに同人活動に気を取られていてくれる方が都合が良いので、この際そこは良しとしておく。
だが、ナナハンの本をヒナタが持ち歩くのは看過できなかった。
『好いた相手ゆかりのものをおまもり代わりに持っていきたい』というヒナタの気持ちは分かるが、いうてエロ本である。しかもやたらかさばる。
そんなもん戦場に持っていくなと思うし、そもそもヒナタがエロ本を大事そうに持ち歩いているという事実がシンプルに嫌だ。
「おっ、イチャユニじゃねーか！ オレも持ってるぜ！」と、いそいそと会話に入ってこようとした他里の男を無視し、ネジはヒナタからイチャユニを取り上げた。
取り返そうとするヒナタを制し、説得する。
ネジ「これはオレが預かっておきます。無事に帰還できたら、オレからアナタに返す。それでおまもりの代わりということにしましょう」
ヒナタ「…………はい……」
少し不満げなヒナタを横目に、バレぬようにそっとため息をついてイチャユニを懐に……しまおうとしたがやたらデカイし厚いしで、しまう場所がない。
ネジ「くっ……かさばる……！」（B5サイズ/312ページ）
お尻のポーチにすら収まらないので、仕方なく上忍ベストの背中の内側にある隠しポッケに収納したのであった。
後に忍界大戦の英雄にして、ナナハンの着想原案担当のナルトはこう語っている。
「はじめての再録集、厚めにしておいてマジのマジのマジでよかったってばよ……」 - 80二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 06:09:25
（＊原作寄り？ルート）ムタの話
各所で戦闘の幕が上がっていた。
油女ムタはデイダラによって背中の壺に起爆粘土を仕込まれ、サソリに操られて連合の仲間に向かって特攻をかけさせられるという、凄惨な仕打ちを受けていた。
いつ爆発するともしれぬ恐怖。
仲間を巻き添えにするかもしれない自責。
全身が温度をなくしたように血の気が引き、反して心臓だけは熱いほどに鼓動を刻んでいた。
閃光が走り、全てが白に染まった——。
————…………。
油女ムタはゆっくりと瞬きをした。
生きている……。
全身がまあまあ焦げたが、とにかく生きている。
視線を動かすと、十数メートル先、表紙が少し焦げた、やたら分厚い冊子が地面に落ちていた。
無意識に唇が笑みを形作り、フ、と息が漏れる。
背中の隠しポケットに入れていたイチャユニに救われた……というわけか。 - 81二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 06:13:04
（＊原作寄り？ルート）シンの話
かつて木ノ葉の里の暗部養成機関『根』に所属していた男『シン』は、穢土転生の呪縛に操られながらも、ある一点を見つめていた。
戦場にそぐわぬどこか官能的で華やかな色彩。連合の男が落としたであろうその本の絵に、なぜか惹きつけられた。
しかしままならぬ身だ。本を拾い上げることもできない。
爆風に焦げた表紙がめくれ、地面に落ちた冊子がパララ……と、風にページを遊ばせる。
官能的だが、温かくて懐かしい絵だった。
やがて最後のページが開かれた。
【あとがきコメント】作画担当：サイ
仲間と共に描き続けて、ついに初めての再録集を出すことができました。
僕の絵を応援して完成を楽しみにしていてくれた、大切な兄さんに捧げます。
温かな気持ちだった。
魂の縛りが解けていくのを感じ、身体がボロボロと崩れていく。
シン「サイ……そうか、それが今のお前の名前……完成したんだな……」
やっと見たかった絵が見られた。
そうしてシンは再び土へと還ったのだった。
カンクロウ「なんかいきなり成仏したぞ！？」
オモイ「なんで？？？？？？」 - 82二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 06:14:46
《ナナハン》イチャイチャシリーズ非公式ファンブック 再録集
『イチャイチャユニバース』
B5サイズ/312ページ/320両
【収録作】
イチャイチャラビリンス
イチャイチャエビデンス
イチャイチャカタルシス
【書き下ろし】
イチャイチャブロマンス
（小説：春野サクラ） - 83二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 08:09:12
イチャユニSUGEEEEEE
- 84二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 17:23:25
イチャユニで色んな人達が救われてて草
再録集は大体厚めだよね…かさばるけどそれが幸せの重みなのだ… - 85二次元好きの匿名さん22/09/20(火) 23:49:18
普通に読みたい…サクラちゃんの小説とか絶対面白いだろうなぁ
- 86二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 08:09:34
とりあえずこの世界だけでもネジ死亡回避出来てよかったよ
- 87二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 09:43:17
- 88二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 11:12:15
- 89二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 11:17:06
これが無ければ即死だった……って出てくるイチャユニか
- 90二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 20:33:55
（＊原作寄り？ルート）戦況分析中のカブトとオビト
オビト「カブト、大口を叩いていたわりには戦況が思わしくないようだが？」
カブト「それなんだけどね。連合軍側がやたら硬くて。
斬っても、爆破しても、叩いても何しても倒れないんだよね……」
オビト「……何らかの防御術式か？」
カブト「いや……どうやら本を持ってて」
オビト「本？ そこに術式が刻まれているのか？」
カブト「いや、見た感じエロ本なんだけど……」
オビト「……？？？」
カブト「敵からサンプルを手に入れたんだけど」
オビト（？！ これはカカシの書いているエロ本……！）
カブト「解析したら微量の柱間細胞が含まれてて」
オビト「？！！！？？？？？」
カブト「ちょっと意味が分からない……」
- 91二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 20:34:08
なお、この柱間細胞を含有した同人誌は、「表紙をキラキラにしたい！」というナルトの無茶振り（ホログラム加工）を叶えるために、悩みに悩んだヤマトが自らの細胞をなんかうまいことアレしてソレした結果、生み出されたものである。
特殊紙に柱間細胞をアレすることで、紙がチャクラを纏い、キラキラと輝いて見えるのである。
柱間細胞とB5サイズの面積と300ページ越えの厚みが合わされば、およそあらゆる攻撃は防御できるのである。 - 92二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 20:35:25
（＊原作寄り？ルート）亀島で尾獣玉修行＆原稿合宿中の七班
ナルト「書店に卸してた再録集、完売したらしいってばよーーー！」
サクラ「えーーー！ 嬉しいっ！
強気の部数でたくさん刷っておいてよかったね！」
サイ「読者さんからたくさん感想も届いてるよ。
『最高でした。もう思い残すことはありません』
『お守りとして死地でも肌身離さず身につけています』
『冥土の土産に持って行きます』
『通販戦争に負けて買えませんでした。本物の戦争に勝って帰れたら再挑戦したいので、再販お願いします！』
だって。なんだか物騒な感想だね」
ナルト「んー……よくわかんねぇけどォ、そんだけ気に入ってくれたってことじゃねーの？！」
サクラ「私の小説が良かったって感想も届いてるー！ しゃーんなろー！！」
ナルト「あのさ、買えなかった人もいるみたいだし、早速再販しよってばよ！」
サクラ「じゃあまたヤマト隊長に製紙をお願いしなきゃね！」
サイ「うん、けどこの数日ヤマト隊長の姿が見えないんだよね。どこにいるんだろう？」
ナルト「じゃあ探しに行こーぜ！」
一方その頃、ヤマトは木遁・特殊紙生成の術を酷使してヘロヘロになっていた所をカブトに拉致られ、培養ゼツ強化のための栄養剤として利用されていた。 - 93二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 22:55:07
柱間細胞万能すぎて草
ヤマト隊長可哀想…苦労人は報われてほしい - 94二次元好きの匿名さん22/09/21(水) 23:51:39
ヤマト隊長…いい奴だったよ…
- 95二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 05:38:19
イチャパラが世界を救うことになるとは…自来也先生も草葉の陰で喜んでるな
- 96二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 17:04:26
愛の力だな
- 97二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 20:05:47
ヒナタ誘拐でネジの運命変えて巡り巡ってのイチャユニでもネジの運命変えてる雷影
- 98二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 23:36:09
やってることはアレだけど、世界を救うきっかけを作った雷影…結果オーライだな！
最終的に和解して公式の合同誌作ってほしい - 99二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 10:06:00
カグヤに同人誌見せたらどんな反応するのかな？
ちょっと刺激強いか… - 100二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 15:41:35
宇宙猫みたいな顔しそう
- 101二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 22:29:01
逆ハーレムの術使わなくても隙を作れるな、ヨシ！
ワンチャン同人誌にハマッて和解できるかもしれん - 102二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 00:27:45
保守
- 103二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 12:11:53
保守
- 104二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 22:16:08
イチャユニを読んでいる時にマダラが来たのでお前は後！する柱間か…
マダラ「！？」
柱間「今いいところなんぞマダラ！あっ良かったらお前も読むか？面白いぞ！」
扉間「待て兄者、先に原作を読ませてからの方がいい」
マダラ「何やってんだお前ら…」 - 105二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 01:19:33
ヤマトを探す途中で、なんやかんやあって戦争のことを知ったナルト達ナナハンは、仲間を助けるためにビーを伴って戦場へと向かう。
しかしその行手には、人柱力であるナルトとビーを戦場へ行かせまいと、雷影と綱手が立ちはだかるのであった。
雷影「ナルト……オレは貴様が亀島で大人しくしているからこそ、貴様らナナハンの著作権違反行為にも目を瞑ってきたのだ……ここで戦場に向かうということがどういうことか理解しているのだろうな？！」
ナルト「雷影のおっちゃん！ オレってば、知的財産の二次利用における許諾とかそーゆーのはよく分かんねぇけど、今はそんなことで争ってる場合じゃないだろ！」
強行突破しようとするナナハン。阻む雷影。
ナナハンを仲間の元に行かせてやろうと後押しするビーと綱手。 - 106二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 01:20:02
雷影「なぜだ！ ビー、綱手、なぜお前達までナルトの味方をする！」
ビー「実はオレ様 NTR 地雷
かわいそうなのは 全然 抜けない
ブラザーの作品 嫌い 地雷 イエー♪」
綱手「雷プロダクションが自来也の遺作で安っぽいポルノを連発して金儲けしてるのが嫌だし、私がモデルであろうヒロインを好き放題してるのも嫌だ」
ナルト「オレの分析によると、前作のキャラクターを雑に扱うと読者の反感を買うんだってばよ。あとNTRとかリョナとか凌辱とかそういうハードな内容は読者を選ぶんだ。そういうのは外野が二次創作でやる分はおいといて、公式が何の脈絡もなくやると炎上するってばよ。ましてやイチャパラは元々が純愛ものだしな。それから、発刊ペース優先で脚本を十分に練ってないのも良くねェってばよ。ストーリーのマンネリ化が読者離れを」
雷影「もういい、行け」 - 107二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 12:21:14
かわいそうなのは抜けないビー解釈一致すぎてワロタ
- 108二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 20:19:51
ボッコボコやん
- 109二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 20:54:52
ボロクソで草 まあ事実だししゃーない
ナルトすごいな…まるでイチャパラ博士だ… - 110二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:35:58
ナルトはレスバになると途端にIQ上がるな
- 111二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 00:42:21
仲間を助けつつイチャパラの布教をするのか…楽しそう
- 112二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 11:54:48
保守
- 113二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 20:00:33
保守
- 114二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 01:51:15
- 115二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 02:07:44
イチャパラ談義に巻き込まれてギャグ堕ちするマダラ見たい
- 116二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 12:19:59
- 117二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 12:26:16
ここぞとばかりに布教してくるミナト弟子の鑑
- 118二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 00:14:53
ド根性忍伝はマダラも気に入りそうだな
読んだ後我に返っていやこんなことしてる場合じゃねえ！ってキレ散らかしてほしい - 119二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 01:50:00
火影達は大体天然ボケばかりだからマダラが振り回されそうだな…
サスケも合流したらよくわからない展開になってて宇宙猫顔になってそう - 120二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 12:16:22
このレスは削除されています
- 121二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 12:18:06
皆がイチャパラで盛り上がる中、一人ド根性忍伝の布教＆同人誌頒布をするミナト……
長門ー！来てくれー！ - 122二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 13:15:31
- 123二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 15:04:36
- 124二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 02:02:20
- 125二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 12:25:57
サスケはカブト戦でカブトが落としたイチャユニを拾って状況を知ることになるのかな
そしてエドテンされた火影たちがサスケが持ってたイチャユニに興味を持つと
親子二代で自来也先生の本の同人誌を出してるあたり蛙の子は蛙だなと思う四代目 - 126二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 12:52:45
ナナハンがあの七班ってサスケ気付けるのかな
まさかナルトにそんな才能あるとは思ってなかっただろうし自分の事好き好き言ってくるサクラがまさか男同士のイチャイチャにハァハァしてるなんて知ったら少なからず衝撃を受けそう
サイの事はこの時点で覚えてるか微妙だ - 127二次元好きの匿名さん22/09/29(木) 23:23:14
イチャイチャブロマンスの主人公はやっぱりサスケがモデルかな
- 128二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 02:18:14
保守
- 129二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 12:17:36
サクラちゃんはサスケに関してはどちらかというと夢小説書いてそうな気もする
- 130二次元好きの匿名さん22/09/30(金) 13:38:18
オビトもカカシ先生とイチャパラ談義で戦いそうだし、真面目に戦争してるのマダラとカブトだけになりそうだな…
- 131二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 00:04:19
- 132二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 02:32:20
- 133二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 02:32:31
——この眼は闇がよく見える。
ついに永遠の万華鏡写輪眼を手に入れたサスケは、ﾋｬﾊｧなテンションで見張りのゼツをぶった斬ってマダラのアジトを後にした。
サスケは根が律儀で真面目な男なので、「いいだろう、お前を一番に殺してやる」と宣言したからには、約束通りナルトを一番にぶっ殺してやるぜ！ と意気込んでいた。
友達思いの誠実な心がけである。
兄から受け継いだ眼をそっと瞼の上からなぞり、独り黒雨の中を征く。
この雨の先で兄との再会……そして哀しき別れと、衝撃の事実が待ち受けているとも知らずに……。 - 134二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 02:32:48
再会した兄と共にカブトを討ったサスケ。
それは兄との再びの別れを意味していた。
——お前がこれからどうなろうと、オレはお前をずっと愛している。
イタチの最期の言葉に何を返すことも出来ず、サスケは立ち尽くした。
しばらく想いを巡らせた後、ふと手元に視線を落とした。
そこにはカブトとの交戦中にイタチから渡された一冊の本がある。
やたら防御力が高いから、いざとなったら盾にしろと言っていた。
ナルトからもらったものだとも。
先ほどはそれどころではなくてよく見ていなかったその本に改めて目を向ければ、やたらギラギラと輝く表紙に『イチャイチャユニバース』とかいう表題。
イチャイチャ……？ そういえばカカシの愛読書がそんな感じの……。在りし日の記憶をたぐりながら、パラパラとページをめくったところで——サスケは反射的に本を地面に叩きつけた。
「エロ本じゃねェか！！！！！！」
しかもなんかやたら上手い絵で描かれたドギツイやつ！
なんでこんなもんオレに託したんだ兄さん！
なんでイタチにこんなもん渡したんだあのドベ！
しかし思い返せば、カブトも先程の戦闘でこれを盾がわりにしていた気がする。
なんなんだ。オレが眼の移植でこもっている間に、世の中のトレンドはエロ本が戦闘時のマストアイテムになったのか。 - 135二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 02:34:36
混乱に陥りかけたサスケだったが、「詳細はあとがきを読め。そこにナルトからのメッセージがある」というイタチの言葉を思い出し、冷静さを取り戻す。
エロ本は擬態で、暗号でも仕込んだのか？
サスケは再び本を手に取った。
漫画脚本・書き下ろし小説担当：春野 サクラ
今回担当した書き下ろしでは、『絆と再会』をテーマに、この世の不条理によりそれぞれの歩む道を違えてしまった男たちのクソデカグラビティな感情を表現しました。
今は遠い恩師と、そして私の一番大好きな人に捧げます。
原案担当：うずまき ナルト
まずは読んでくれたみんなにありがとだってばよ！
おかげさまで、オレ達の作品も9冊目にもなったってば！
記念すべき10冊目は、カカシ先生とサスケと一緒に合同誌を作りてェと思ってる。
てなわけでオレってば、次の新刊までに二人を連れ戻すのが目標だ！
みんな応援してくれってばよ！
「…………………………」
サスケは3回ほどじっくりとあとがきを読み、ようやく事態を飲み込んだ。
「いや、なにやってんだアイツら！！！」
オレのこと連れ戻すだの助けるだのいいながら、エロ本書いてたのか？！
ふざけんな！ エロ本捧げられてどうしろってんだよ！
「特にナルトォ！ エロ本にオレの実名を載せるな！！！！！」
ぶっ殺してやる！！！
サスケはナルトへの殺意を新たにした。 - 136二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 02:48:46
残当
- 137二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 08:53:36
なんてまともなサスケなんだ
- 138二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 09:01:45
- 139二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 11:32:38
ヘタリアのイギリスみたいな声とテンションでツッコミまくってるのが脳内再生される
- 140二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 12:15:09
- 141二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 16:07:40
- 142二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 16:12:12
「後書きを読め」ってことは
ニーサンも読んだのか…？ - 143二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 16:28:31
いつ300ページ強を読む時間があったんだと思うけどニーサンなら速読術身につけていそう
- 144二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 00:44:11
ナルト達とサスケの温度差がひどくて草
でもこれならギャグ堕ちして平和な戦いになりそう - 145二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:31:25
保守
- 146二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 19:54:40
これ多分何かしら(カプ論争か性癖論争か18禁創作の是非)を巡ってナルトとサスケがぶつかり合うも最終的にサスケが負けを認めて仲良く合同誌を書いて大団円なのかな
- 147二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 20:43:48
- 148二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:06:34
- 149二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:35:45
ありがとう！
> アニオリが間に挟まりすぎて
やっぱそうだよね！😂
亀島行く前の航海編あたりで「ん？」ってなって
オリジナルの差し込みが多いことに気づいたので
今はアニオリ省いて観るようにしてる
せっかく実家に原作全巻揃ってたのに
この前帰省したら無くなってた悲しみ
子供の頃は原作読んでたんだけど
話が難しすぎてペイン編あたりで脱落しちゃったんだ
頑張って全部読んでおけばよかった……
アニナル最終話は原作と違うって聞いたから
アニメでその辺まで追いついたら
とりあえず最終巻だけでも原作買って読むね！
- 150二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 00:42:04
ミナトとクシナの描いた同人誌も気になるな…
ミナトのはやたら漢字多くて目が滑りそう - 151二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 01:05:57
- 152二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 11:49:10
このレスは削除されています
- 153二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 11:59:37
イタチにはナルトがイチャユニをあげたんだろうか
ナルトのことをシスイと同じ心を持っていると言っていたから、シスイも同人誌を書くタイプだった可能性
イタチと合同サークルをやっていたが、シスイ亡き後はオレがシスイの思いを継ぐんだと一人で本を作ろうと躍起になっていたイタチ
しかし一人でやろうとしても失敗ばかり。そして穢土転生をされた時に思う。……同人誌は、一人では作れない
製本する印刷所、それを運ぶ運送会社があってこそ
――仲間を忘れるな
これが受け継がれる火の意志 - 154二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 19:46:16
イイハナシダナー
- 155二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 00:11:49
- 156二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 03:13:34
月夜を雷光の如き疾さで進む男がいる。
木ノ葉の抜け忍、イチャイチャシリーズ最大手作家のはたけカカシである。
新刊を入稿をするために、できたてホヤホヤの原稿を手に、自ら印刷所に向かっている。
いつもは郵送で原稿を送っていたのだが、どうやら輸送ルート上で戦争が勃発したらしく、配達が止まってしまっている。入稿したければ、自らの足で印刷所に辿り着くしかない。
危険な道のりだが、そんなことは今のカカシが止まる理由にはならない。
ナナハンの作品に焚き付けられて、創作への情熱がバチバチに燃え上がっているのである。
ナルトたちがイチャパラの二次創作を始めたと知った時は「フン、そんなニワカ創作でオレの気を引こうったってそーはいかないよ」と思ったものだ。
しかしそれは間違っていた。
アイツらは雷プロダクションとは違う。
元祖イチャパラへの愛があった。
そして自身の作品への愛もある。
発刊を重ねるごとにクオリティを高めていくナナハンの作品。カカシは毎回新刊を読んでは、その度に心を打たれたものだ。
特に先日発行された再録集、イチャイチャユニバースに収録されていたサクラの書き下ろし小説を読んだ時の衝撃は凄まじかった。
イチャパラの不変のテーマである”愛”が、従来のイチャパラにはなかった切り口で鮮やかに描写されていたのだ。 - 157二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 03:14:08
その小説は、とあるフォーマンセルの小隊の人間模様を紅一点のヒロイン視点でつづるという構成で、ヒロインとそれを取り巻く男達の絆が緻密にえがかれていた。
男同士の感情のやりとりにスポットを当てつつも、あくまでブロマンスなので恋愛描写はないのだが……それ以外の……なんか……なんと形容していいのかわからないグラビティな感情の描写がすごかった。
メインの四人組のうち、クール君とお師匠さんの2人が闇堕ちして大暴走するのだが（サクラったら思い切った展開にするもんだなぁと思った。メインキャラが半数も闇堕ちしちゃったら展開ハードモードじゃない？）その暴走した二人の命乞いのために熱血君が土下座するわ過呼吸起こすわ、そんな熱血君の姿を見たヒロインが「私がケリを付ける」と悲壮な覚悟でクール君を殺そうとするわ、熱血君がクール君に心中も辞さねェ宣言をするわ、それに煽られたクール君が熱血君に「いいだろう、お前を一番に殺してやる」宣言を返すわ、クソデカ感情の大乱闘スマッシュブロマンスだった。 - 158二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 03:14:48
かなり波乱の展開だが、それでも熱血君とヒロインは諦めることなく、復讐に囚われたクール君と、心に傷を負ったお師匠さんと、いつか必ずもう一度絆を結んでみせる——という決意のシーンで締められていた。
すごいな、サクラ。まるで実際に起こったかのような臨場感だ。
こんな真に迫った心理描写ができるなんて……。
カカシは感嘆のため息をついた後、あとがきを読んで、目頭が熱くなってしまった。
『——今は遠い恩師と、そして私の一番大好きな人に捧げます』
これ恩師って多分オレのことだよね。
こんな……こんな素晴らしい作品をオレに捧げてくれるのか。
分かったよサクラ！！！
お前の想いに応えて、オレも……傑作を書き上げてみせる！
そしてカカシは滾る情熱を胸に、三日三晩筆を走らせ、自身の最高傑作を書き上げた。
あとはこれを入稿して、一刻も早くナナハンに、全世界に届けるのだ。 - 159二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 12:16:19
サクラちゃんの書き下ろしがノンフィクションで草
カカシ先生は気づけってばよ - 160二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 20:04:30
だら先はさぁ…
- 161二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 20:12:07
『——今は遠い恩師と、そして私の一番大好きな人に捧げます』
↑これが自分の事だってのは気付けるのに闇落ち暴走するお師匠さんが自分だとは気付けないカカシは相変わらず評価が定まらない男ね… - 162二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 21:38:29
カカシ先生久しぶり！原稿描いてて戦争起こったこと知らなかったの草
サクラちゃんの文才すごいな…小説家としても成功しそう - 163二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 04:43:55
保守
- 164二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 12:23:20
保守
- 165二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 22:06:34
カカシ先生渾身の新作がオビト改心のきっかけになりそうだな…
- 166二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 23:35:47
熱き想いを胸に駆け続けるカカシの眼前に、不思議な光景が現れた。
巨大な獣がエネルギーの塊のようなものを打ち出している。
それを巨大化した秋道親子が、共に巨大化させたイチャユニで夜空に弾き上げている。
打ち上げられたエネルギー弾が上空で爆発し、さながら花火のようであった。
「あれは……花火……？ もしや打ち上げ……か？」
ナルトたちが再録集の発行を記念して、フォロワー達と盛り上がっているのだろうか。
よく見ると巨獣の足元でも、たくさんの忍達がナナハンの再録集を掲げている。
彼らもまた巨獣から打ち出された塊……木製の杭のように見える——をイチャユニで受け止めていた。
イチャユニにぶつかった塊は、パッと広がって放射状に根を張ったように広がる。
木製のクラッカーだろうか。
どういう趣向なのか謎すぎる、なかなかアバンギャルドな打ち上げである。
さすがは意外性No.1のナルトといったところか。 - 167二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 23:36:13
変わった催し物だが、まあ盛り上がっているようでなによりだ。
さて、印刷所に最短距離で辿り着くためには、あの打ち上げ会場を突っ切らねばならない。ついでに久々にナルト達の顔を見に行ってもいいかもしれない。
イチャパラの話とか原稿の話とかできるかもな、と、カカシはちょっと嬉しくなってニッコリした。
そうして、巨獣の眼下にまで辿り着き、打ち上げメンバーらしき人並みに紛れた、その時である。
カカシの元にも例の木製クラッカーが降り注いだ。
周りの人々はイチャユニを掲げている。
しまった、オレだけイチャユニを持っていない！
カカシの元忍としての勘が告げている。あれは当たると結構痛い。
カカシは咄嗟に手に持っていた原稿の束を眼前に掲げた。
いかに三日三晩不眠不休で書き続け、総文字数124,062文字、400字詰原稿用紙300枚を越えた原稿の厚みといえど、所詮は柱間細胞を持たぬただの紙の束。
木遁・挿し木の術に耐えうる強度ではなかった。
かくしてカカシの最高傑作が、カカシの眼前で貫かれ、無残に散った。
「オレの…………原稿が！！！！！！！！」 - 168二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 23:36:36
一方その頃、少しだけ離れた別の場所ではイチャパラの軍事転用により、人々が一命を取り留めていた。
ナルト「ネジ！！！ 大丈夫か？！」
ネジ「ああ、どうやらまたお前に救われてしまったようだ。これが無ければ即死だった……」ｽｯ
シカマル「親父！ 無事か？！」
シカク『ああ、チョウザたちが弾道を逸らしてくれたおかげでなんとか無事だ』
いのいち『少し焦げたがな』
- 169二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 05:38:10
挿し木の術を木製のクラッカー扱いは無理があるってばよカカシ先生！
ちょっと焦げてるパパ達草 - 170二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 12:27:37
あぁ、原稿が…
何故神威を使わなかったんだカカシ先生ェ… - 171二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 23:40:53
挿し木の術を使ったのはオビト……つまりオビトは原稿の仇……これでカカシ先生も参戦だな！元忍になってるけどまあなんとかなるだろう！
それとしてシカクさんといのいちさんも焦げたけど生き残って良かった。イチャユニは忍界にて最強 - 172二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 00:58:57
あんまりだ……こんなのあんまりだ…………。
カカシは紙くずと化した原稿をかき抱いて、膝から崩れ落ちた。
そりゃ確かに、招かれてもいない打ち上げに乱入したのはオレが悪かったけども！ でもコレはさすがに安全管理がなってないんじゃないの？！
大体こんなの人に当たったら死んじゃうでしょうが！！
カカシは激情にかられて駆け出した。
理性では打ち上げスタッフさんに非がないことは解っていたが、感情がついていかなかった。イチャモンでもなんでも、一言いってやりたかった。
「誰だクラッカー打ったやつ！！！！！」
悲しみの咆哮を上げながら、巨獣の体表を駆け上がる。
雷光もかくやと言う速度で巨獣の頭までたどり着くと、そこには打ち上げスタッフさん達がいた。さっぱりとした短髪の男と、ツンツンした長髪の男の二人である。短髪の男の方が、カカシの姿を認めて反応を見せた。
オビト「！！ カカシ……貴様なぜここに……！」
カカシは勢いのまま、男に掴みかかる。
カカシ「オレの原稿！！！」
オビト「原稿？」
カカシ「オレの原稿！！！！」
オビト「待て、なんの話だ」
カカシ「オレの原稿！！！！！！！！！」
オビト「ちょ、会話しろ」 - 173二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 00:59:20
カカシ「オレの……！ 三日三晩寝ずに頑張った……オレの原稿が……」
うわごとのように要領を得ないカカシの訴えに、男が困惑の表情を浮かべた。
ヤベーなコイツ、と顔に書いてある。
急激に頭が冷えて、カカシはがっくりと項垂れた。
解っている、打ち上げスタッフさんに罪はない……。
オビト「ちょっと何を言ってるか分からないが……それよりお前、他にオレに言うことはないのか……」
あれっ、もしかしてこの人知り合いか？
男の言葉にカカシは目を瞬いた。
カカシのその反応を見て、男がフー……とため息をつく。
なんだこいつ、偉そうに……。
……だがそんな態度を取ってくるってことは、それなりに関わりがあった人なのかもしれない……だとしたら思い出さないと、かなり気まずい……。
カカシは緊張でゴクリと喉を鳴らした。 - 174二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 00:59:52
オビト「少しヒントをやろう」
カカシ「……はい」
オビト「お前と同じ年頃で……」
カカシ「はい」
オビト「ジジババに好かれがちで……」
カカシ「うん」
オビト「右半身に名誉の負傷を負っていて……」
カカシ「うん」
オビト「お前の誕生日プレゼントに写輪眼を渡して……」
カカシ「…………まさか……」
オビト「お前がリンを見殺しにしたことで万華鏡写輪眼を開眼したうちは一族の男といえば……？」
カカシ「オビト……か？！」
カカシ「正解」
マダラ「じゃれるな砂利共」 - 175二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 01:00:20
- 176二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 01:25:40
- 177二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 12:13:58
カカシ先生冷えピタ貼ってるw
やはりマダラはツッコミ……火影たちが到着したらボケが渋滞して大忙しだな - 178二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 12:24:49
マダラとオビトを打ち上げスタッフ扱いは草
神威空間を倉庫代わりに使うなw - 179二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 18:30:18
ここまでヒント言わないと分かってもらえないオビト可哀想過ぎるだろ
- 180二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 23:12:07
カカシ先生あなた疲れてるのよ…
深刻なツッコミ不足で草 - 181二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 10:58:00
オビトが打ち上げスタッフという勘違いはまだ解けてないんだよなあ
オビトが生きていたのは嬉しいしまさか同志だったなんて！とあらぬ方向に勘違い加速してたりしない？ - 182二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 16:44:21
カカシ「オビト……生きていたのか……生きていたなら、なぜ今まで……お前連絡くらいしなさいよマジで！！ ていうかこんな所で何してんの？！！ どういう状況？？？」
オビト「オレが生きていたかどうかなんてのはどうでもいいことだ……それよりカカシ、オレの方こそお前に聞きたい。なぜエロ本なんて書いている」
カカシ「それは……公式が解釈違いだから……だろうな」
カカシは語った。三徹のテンションで語った。
十数年越しで生存が発覚した友に近況を熱く語った。
愛するイチャイチャシリーズを奪われた苦しみと、そんな現実に抗おうと足掻いてきた軌跡を。
カカシ「オレは受け入れることができなかった。
だからオレはオレの手で変えることにしたんだ。
イチャイチャシリーズの未来を……！」 - 183二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 16:44:42
カカシの慟哭を聞き、オビトは「これ、カカシと協力できるんじゃね？」と思った。
オレも現実が解釈違いだし。
大切な人を失い、そんな現実への希望をも失ったオレの苦しみと、好きなエロ本を失ったカカシの苦しみ。
若干一緒にしたくないな……とは思ったが、ともあれ目的は同じなのでは？
正直な所、忍連合側がやたら防御力の高いエロ本を持ち出してきたせいで、こちらの戦況は芳しくない。
あの柱間細胞入りのエロ本を作ったのはカカシのはず。ならばここでカカシを味方に加えられれば、非常に助かる。
「カカシ……オレと手を組まないか？」
オビトは語った。
これまで自分が何を見て、何を感じ、何をしていたのか。そしてこれから自分が何をしようとしているのかを。
「カカシ、お前とオレが望むものは同じだ。そうだろう？」
口をつぐみ、じっとオビトの顔を見つめるカカシに手を差し出す。
「オレの手を取れ」 - 184二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 16:46:05
一方その頃、サスケは大蛇丸の助力を得て、初代〜四代目火影をエドテンで呼び出していた。
里とは何か……忍とはそもそも何なのか……火影たちの答えを聞くために……。
「貴様の懐から、兄者のチャクラを感じるぞ。何を隠し持っている？」
しかし誤算だったのは、イチャユニが柱間細胞を含有していた事である。
二代目火影・扉間により看破され、イチャユニを歴代火影の面前に晒す羽目になってしまった。
平たくいうとエロ本を持ち歩いているのがバレたというわけである。嫌すぎる。
だがサスケは知っている。こういう時に下手に慌てたり言い訳をする方が、一層不利な空気になるという事を。
そうだ。これはイタチから託されたから持っているのであって、オレには何も後ろめたい気持ちはない。堂々としていればいい。
鉄の意志で静観を決めたサスケの前で、歴代火影によるイチャユニの検分が始まった。 - 185二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 16:46:44
ミナト「へぇー、これもしかして同人誌かな？ キレイな絵ですね〜！」
ヒルゼン「むっ！ これはっ……！ むっ！」
柱間「オレの知っている春画とはレベルが違うぞ！ ふむ！ なるほど…………むむ…………」
……………………………。
……………………………。
……………………………。
柱間「………いやこれはいい春画だな、うちはの少年よ！！ いい趣味をしている！！」
なんか誉められたが、サスケは何も嬉しくなかった。納得したなら早く話題を元に戻して欲しい。
扉間「待て、軽率に賞賛するな兄者。
この春画、やたらと都合のいい描写で官能を煽っているだけで、やりとりにリアリティがない。誰が描いたのか知らんが、こんなものは童貞の妄想だ」
柱間「扉間！ そういう言い方はよさぬか！
これは純真なうちはのチェリーボーイの愛読書ぞ！」
扉間「大事なのはリアリティだ。リアリティが要よ。
性知識においてフィクションを鵜呑みにすると、実際の情交の際に失敗する。兄者もそれは分かっていよう」
サスケ「やめろオレは純真でもなければそれはオレの愛読書でもない」
大蛇丸「なんでエロ本の話になっているのかしら」 - 186二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 19:00:58
残念ながらイチャユニを作ったのはカカシ先生じゃないってばよオビト…
リアリティに厳しい扉間草
やはり火影達はボケ集団だな…頑張れサスケ - 187二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 00:41:16
保守
- 188二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 11:16:27
ほしゅ
- 189二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 11:19:10
カカシとオビトがエロ本によって和解しかけてる…なんだこれ
- 190二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 18:03:24
やはりエロは世界を救う
- 191二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 18:16:32
ナルト達ナナハンが物語からログアウトしてだいぶ経つな…
扉間からダメ出し食らってるけど戦場で歴代火影達と顔を合わせた時気まずそうだ
願わくば主人公ナルトの夢が叶う最終回が良い
ここはやっぱりなんだかんだあって六代目火影になったカカシが火影権限で成人年齢引き下げした事によって頭の固いサスケも含めたナナハン＋六代目で無事R-17合同誌が完成するハッピーエンドが良いのだ - 192二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 00:32:41
- 193二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 11:08:19
扉間の「性知識においてフィクションを鵜呑みにすると、実際の情交の際に失敗する。兄者もそれは分かっていよう」って……
……柱間まさか………… - 194二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 11:25:22
よさぬか！
- 195二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 22:54:54
- 196二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 23:42:35
- 197二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 08:20:58
- 198二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 12:54:29
- 199二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 00:04:21
次スレ立たないならせめてとりあえず結末までは見たいところ
- 200二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 00:44:02
197なんだがあらすじを纏めるのに思いの外手間取ってる
出来るだけ早く次スレ立てます
無事合同誌が出せますように！！