- 1二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 17:59:40
「私は貴様を許さない」
「これでいい、これでいい。さあ、始めようか。君の最後のショーを……」
「お前の居るべき場所はここではない」
「君を見ていると虫唾が走る。なぜこうも違うのか……実に興味深い。ああ、本当に忌々しいよ。私の全てを否定された気分だ」
「お前の事は、よく知っている。だからこそ、許せないのだ。この世界のどこにでも居る、ありふれた平凡な人間の一人にすぎないくせに、お前は何故そこまで自分を信じていられる？」
「お前はただの人間だ。特別な才能もない。努力でどうにかなるレベルでもない。だが、それでも諦めずに前を向いて進む事だけはできる。それが、人間の強さというものだろう。それなのに、どうして、お前は自分の弱さを認められない？」
「結局、お前は自分が一番可愛いだけなのだ。誰かの為に戦っているように見せかけて、本当は自分が傷付く事を恐れているだけ。だから、他人の為に戦うなどという戯けた事ができる。自分がどうしようもなく無価値な存在だという事に気付いていないからな。哀れだよ、まったく……」
「お前はどこまで行っても、自分の為にしか生きられない。自分が可愛くて仕方がない。だから、他人の気持ちを思いやる事もできない。他人から愛される事も、理解されることもない。誰も、お前の本心など見抜けはしないのだから」
「私の『夢』か……そうだな、強いて言えば、『平穏』……だろうか」
「私にとっての『平穏』とは、つまり『退屈』の事。私はね、退屈が嫌いなんだ。常に刺激を求めている。どんな些細な事であろうと、何か面白いことが起こるのなら、それで良い。その為ならば、多少の危険を冒す事も厭わない。『絆』や『正義』といった、くだらないものを信じるよりもずっと合理的だ。君だってそう思うだろう？」
「君には失望したよ、湊カツミ」
「……まあいい。君にはまだ利用価値があるからね……せいぜい足掻いて見せてくれ」
「君と私では、何もかもが違う。私は君のように、綺麗ごとで生きてはいない。私の望みは……もっと純粋なものだ。それだけに、私は君が気に入らないんだよ。私と同じ場所にいるはずの君がね……！」
「この世界に、本当の意味でヒーローと呼べる人間は、果たして存在すると思うかい？ 例えばそう、君のような人間が？」 - 2二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 18:03:25
「この世に正義や悪が存在する限り、君は戦い続けるしかない。そしていつか必ず敗れる事になる。なぜなら、君は決して強くないからだ。君は、所詮、偽物のヒーローなんだよ。そう、君が憧れたあの男と同じように……な」
「お前に何ができる？ ここで、ただ死を待つだけのお前に、一体、何をしてやれるというんだ？ 答えろ、湊カツミ……！ お前に、命を懸けて守るべきものがあるのか？ 守りたいものが、あるのか……！？」「もう、終わりにしよう。これ以上の戦いは無益だ」
「君が死ぬのは勝手だがね、それはこちらも同じことだ。私もそろそろ、飽きてきたところだし……」
「お前達は邪魔なんだよ……。いい加減目障りなんだ！さっさと消え失せろ！ お前達さえ居なければ、全て上手くいったというのに！ お前達が、余計なことをしたせいでェーッ！！」
「君がいくら逃げようと、我々は決して逃がしはしない。絶対にだ。君はこの宇宙に存在してはいけないイレギュラーなんだよ。さあ、一緒に来てもらうぞ……」
「……やはり、こうなるか。まあ、いいさ。君を追い詰めるのは、私の役目じゃないしね……」
「君も、薄々気付いているんだろう？ 今の君は、かつてないほど危険な状態だ。いつ暴走してもおかしくはない。そうなれば、君もタダじゃ済まないはずだ。だが、心配はいらない。私が君を救ってあげよう。安心するといい……」
「さあ、こっちへ来るんだ。君を闇へと導こう……」
「私は君を理解しているつもりだよ。だからこそ、忠告しておく。君が今のままの君であり続けようとするのなら、いずれ、君自身が君自身の力によって滅びる時が来るだろう。その時は、おそらく遠くない」
「だから、忘れてはならない。その先に待つのは破滅だけだと。いいかね、湊カツミ。君に残された時間は限られている。それを自覚しろ。そして、己の成すべき事を為すのだ」
「私は信じているよ。君ならきっとやり遂げられると。ああ、もちろん、これは独り言だけどね……フフフ」 - 3二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 18:06:40
吉良吉影混ざってません？
- 4二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 18:07:23
タイガのトレギアにあったネチョネチョ感と陰湿さが無くて物足りない
- 5二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 18:07:58
ひたすらカツ兄に粘着してて草
- 6二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 18:25:04
トレギアのネチョネチョ感と陰湿感て親愛が根源にあるから
- 7二次元好きの匿名さん22/09/11(日) 18:36:33
「君がいくら逃げようと、我々は決して逃がしはしない。絶対にだ。君はこの宇宙に存在してはいけないイレギュラーなんだよ。さあ、一緒に来てもらうぞ……」
おまえじゃい！