- 1二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 19:30:19
- 2二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 19:31:25
- 3二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 19:33:53
その男の人は大きな望遠鏡を担いでボクに声を掛けて来た。
『りゅーせいぐんを見に来たんだけど全然流れ星無いしつまらない!せっかくお昼寝して夜眠たくないようにしたのに!!これなら何時もみたいに友達と遊べば良かったんだ〜…』
---なるほど。流星群を見に来たのか。まだ幼いのに目の付け所が良い。たしかにTVで予想した時間より遅いね。なら、折角だしおじさんが
流星群見れるまでお星様の色々な話をしてあげよう。良ければ君のご両親も交えて、ね。
おじさんはそう言うとお父さんとお母さんにも声をかけて色々なお星様の話をしてくれた。
星座の由来だったり望遠鏡を覗かせてくれて
見えたお星様についてニコニコしながら教えくれた…気がする。その中でも、一番記憶に残ってるのは夏の大三角のこと。
デネブ、アルタイル、ベガ。この星が作り出す大きな三角形。
ーーーおじさんはこの三角形が夏の星空で一番好きなんだ。織姫と彦星の星達だからね。
君は織姫と彦星の話は好きかい?
『うーん、ボクは嫌い!
だってかわいそーじゃん!ただ織姫と彦星は互いに大好き過ぎただけなのに無理やり別れさせちゃうなんてさ
一年に一回しか会えないなんて酷いもん』 - 4二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 19:35:47
ーーー君は優しいね。そうだね。きっとそうだ…愛し合う者達を分かつなんてね。だけど僕はそれでもこの話が好きだよ
『どうして?』
ーーー二人は必ず会えるからね。永遠に離れ離れじゃないんだ。必ず、必ず会えるからこそ彦星は頑張ることが出来るんだよきっと
そう語るおじさんは何処となく辛そうだけどそれでも「何か」を彦星に重ねているような気がしたのをボクは覚えている。
ーーーおっといけない。そろそろだよ。君が待っていた流星群だ。きっとこの光景は忘れられないものになる。楽しんで欲しい。
えーっと…君の名を聞いてなかったな。お嬢さん、お名前は?
『ボクはテイオー!トウカイテイオー!!凄いウマ娘になって見せるから忘れちゃだめだからね!
おじさん!』
ーーー忘れないとも。必ず覚えているよ。君のことを。私の名前は…… - 5二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 19:37:59
ジリジリ!
枕元の目覚ましがボクを現実に引き戻す。
「……なつかしいゆめみたきがするぅ…よし!目指せ、無敗の三冠ウマ娘!!」
「むにゃ…テイオーちゃんおはよー…今日頑張ってねー…zzz」
「マヤノもおはよー!ありがとう、頑張ってくるもんね!」
ボクは夢の内容は忘れて目標に向けてトレーニングを行うために寮を後にした。 - 6二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 19:38:43
ひとまず導入だけ
後は侑斗を出して早くテイオーと合流させます - 7二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 19:44:17
侑斗かなと思ったら侑斗だった…
- 8二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 19:45:14
待ってた
- 9二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 19:46:35
応援してます
- 10二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 19:54:35
でもユウトってことは最後は…ハンカチ用意しとくわ。
- 11二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 19:59:25
- 12二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:01:39
- 13二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:03:22
突然クライマックス刑事とか始めた連中だから導入に違和感の入る余地が無いのズルいなこいつら!
- 14二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:04:26
- 15二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:11:40
「言葉の綾だ!俺じゃ無くて野上にやらせろよ。あいつの契約イマジンの中にそのあたり上手そうな奴らがいるだろ」
青いの(ウラタロス)とか青いのとか、後たまに黄色いの(キンタロス)とか。
あのアホどもを認めるのは尺だが上のウラタロスの話術、キンタロスの真っ正面から向き合う姿勢だけではなく、
モモタロスはアレで武術は達人だ。おそらく身体の見立てや特徴や特性を見抜くのは上手いだろう。
一番癪に障るがリュウタロスはダンスが上手い。ウマ娘のダンスにだって活かせることが出来そうだ。
それにこいつらの宿主兼ボスの野上は優しくて芯の強い男だ。人を見る目もある。
…あれ?野上の長所を挙げれば挙げるほどあいつが適任な気がしてきた。
- 16二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:13:54
あいつかなって思ったらやっぱり……
……あいつって誰だっけ…… - 17二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:15:25
- 18二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:18:54
風呂と飯行ってきます
- 19二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:26:16
- 20二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:57:00
良太郎も行ってるのか、まぁお兄さまってタイプでは無さそうだが
- 21二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 20:58:13
良太郎は人のケツ叩くのうまいから確かに向いてるかもな
- 22二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:20:27
続きが気になるぜ…
- 23二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 22:43:57
ゼロノス見た目も武器もかっこよくて好きだけど通常戦闘ですら代償がデカスギる
- 24スレ主21/10/15(金) 23:05:20
今日はトレセン学園に行くまでで締めて書き溜めます。
あいつがそこまで深く潜り込んでいて、なおかつ潜入先で問題無く活動出来ているなら俺の役目は遊撃隊だと思うのだが。
「ええ、本来ならば、そうですね。今回の敵は少しばかり厄介でして…侑斗くん。君はガオウを覚えていますね?」
オーナーは忘れる筈が無い嫌な名前を口にした。
「ゆ、ユウト…ガオウって…けどガオウは!」
「…忘れる筈が無い。だがガオウは死んでいる。奴のはずが無い」
ガオウ…神の列車ガオウライナーを手に入れありとあらゆる時間を食らい尽くして消滅させようとした大悪党。
噂ではかつては時の運行を守る戦士だったが我が子を失い道を外した、らしい。
「ええ君の言う通りです。ガオウとその配下は死に、神の列車は貴方達によって破壊された。しかし徒党を組んでいたイマジンがあの人数だけ、とは限らなかった。それだけです」
- 25スレ主21/10/15(金) 23:07:22
「残党か。で、何故残党狩りに俺たちまでトレセン学園に行かなきゃならないんだ?ますます理由が分からない。俺たちを行かすなら…そういう訳か」
「やはり君は聡明ですね。侑斗くん。」
「ユウト、あいつらがトレセン学園内部にいるんだな!」
潜入なんて向かない野上達を先行させたのは本来は「電王」のネームバリューによって単細胞なイマジン達を炙り出して短期決戦を図るため。
だが相手は狡猾なオーナーの頭脳よりも何枚も上手だったらしい。逆に動きを鎮静化させて持久戦に戦法を変えた。そこで「ゼロノス」をカンフル剤として投入して無理矢理刺激する、ということを考えたようだ。
「奴らを炙り出して殲滅、か。理由はわかった。野上が正攻法で潜入したのなら俺もやってやる。オーナー、奴らが持久戦を挑める、てことは契約者が既にいる筈だ。掴めているのか?」
「非常に申し訳無いのですが私や協力いただいている黒崎捜査官にも掴めておりません。侑斗くん。我々も長期決戦を見越して挑まないといけないかもしれません…出来たら3年以内に終わらせることが出来たら御の字でしょう」 - 26二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 23:16:27
3年……
- 27スレ主21/10/15(金) 23:29:35
3年⁈3年もトレーナーの真似事を⁉︎
「待て!いくらなんでも3年は長すぎるだろ!
流石の俺もボロを出さない自信がない!!」
「えー?ユウトなら出来ると思うけどな〜
だってユウトは良く人の動きや言動をよく見てるし」
デネブが何か言ってるが無視!
それは戦いの一挙動一動作が死に繋がるからだ!!
「ええ。私もそう考えていますよ。貴方は人をよく見ている。良太郎君も人を見抜きますが貴方は彼とは異なる視点で物事を俯瞰し人を見抜く。貴方達二人なら事態の鎮静化も早く済む、と考えてのことです。
…それに3年と見たのはウマ娘は本格化と言って有り体に言えば覚醒して著しく身体能力が伸びる限定期間です。その限定期間は個人によって様々です。伸びる者、伸びきらない者…せっかく覚醒しても様々な事情で活かすことが出来ない者…どうです?
契約者候補は選り取りみどりでしょう?
ただでさえヒトよりも優れた肉体を持つのがウマ娘です。
彼らは彼女達と契約して虎視眈々と逆転の一手を狙っているのでは無いか、と私は考えています。」
- 28スレ主21/10/15(金) 23:31:41
「…俺と野上達なのは問題無く対処出来るぐらいしぶといから、てのも入ってそうだな。
わかったよ。潜入してやる。いつから始めたら良い?俺はせめてひと月は欲しい。子どもを指導するんだ。生半可な知識で潜入したくない」
覚悟を決めるしか無さそうだ。いいだろう、やってやる。野上に出来て俺に出来ない筈が無い。
「おや?ひと月とは…ふふふ。流石は侑斗くん。君なら可能でしょう。ではその熱意に応じてひと月でモノになるようにスパルタで行きますよ!!」
「えー!オーナーが教えるの⁉︎ユウト…が、がんばれ!俺、侑斗の大好物作って応援する!」
オーナーは上着を脱ぎ捨てると
「デンライナー トレーナー育成コース教官」と書かれたTシャツと鉢巻、短パンを履いていた。
…やってやろうじゃないか。
「オーナー、最初に言っておく。俺はかーなーり強い!!それは勉強に置いてもだ!行くぞ!!
…あとその好物に椎茸は無しな!」
学習内容は割愛する。どれだけ辛く苦しかったか、理不尽な目に合ったか、たまに現れた不運なイマジンに八つ当たりしたが本筋には関係ない。
だがひとまず結果は「合格!」
俺はトレセン学園に堂々と潜入出来たのだ。
- 29スレ主21/10/15(金) 23:34:57
ひとまず今日はこれまで。
敵をどうするかが一番悩みました
ショッカーにするか、カイ一派にするか悩みましたがガオウにしました
寄り道みたいなものなので - 30二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 23:39:14
乙です、続き待ってます!
- 31二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 23:57:48
乙です
- 32二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 00:14:37
乙です!!
- 33二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 08:06:57
保守
- 34二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 09:15:29
- 35スレ主21/10/16(土) 09:16:09
ボクが所属するチームスピカにはゴルシことゴールドシップ、ダイワスカーレット、ウオッカ、サイレンススズカ、スペちゃんことスペシャルウィーク、そしてボクのライバルのメジロマックイーンがいる。
みんな凄い娘達だから毎日の練習が刺激にもなるし走り方の勉強にもなる。
唯一の不満はトレーナーが自身からの指導が多少、少ないぐらいか。
「授業が終わったら必ず全員チームの個室に来るように、ね〜
新しくチームに入る子来たのかな。もしそうならどんな子かな?楽しみ♪」 - 36二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 09:38:06
続きが来たぞぉぉぉ!!
- 37スレ主21/10/16(土) 10:08:07
今日は授業が終わるとチームの個室に来るようにトレーナーから全員に通達されていた。
スピカは去年のスズカやスペちゃん達の活躍で注目はかなりされてる方に入るチームだ。
カイチョーやエアグルーヴ達がいるリギルにだって負けていないと思っている。
だが…
「チームの勧誘ポスターが…ねぇ?まだイヌガミケなのはどうなのさ本当に」
あのゴルシにでさえ渋い顔させた勧誘ポスターが継続中なのである。
クラスメイトからもポスターを見る前は
スピカ凄いねー!見に行こうかな?
と好印象だったのが
……違うチームにしようかな…
と大不評。
なんてことでしょう!みんな乗り気だった調子が絶不調になってしまいました!
わけわかんないよー!なんでポスターだけで判断するかなぁ?ボク達の練習風景とか見て欲しいのに。
- 38二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 10:41:45
続きはありがたいが試験後にのんびり書いて貰った方が良いのでは…?保守は他の人がしてくれるだろうし
- 39二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 16:03:23
侑斗君がそんな重いキャラだったなんて知らなかった…
電王見るか… - 40二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 16:28:14
重いのは侑斗くんだけじゃなかったりすることをお前に教える
- 41デネビックバスター21/10/16(土) 19:24:04
ユウトヲヨロシク(ほしゅ)
- 42スレ主21/10/16(土) 21:39:43
- 43スレ主21/10/16(土) 21:59:42
「カノープスかぁ…そっちは今回新しく入る子いそう?」
「どうかなぁ〜トレーナーが言うには前途有望な子見つけたらしいよ?もしかしたら近いうちに入るんじゃないかな」
カノープスは良い子が入るかもか…羨ましい。
「いいなぁ〜ボク達のチームももっとチームメイト欲しいなぁ!人が増えたら並走出来る人増える訳だしレースの練習にもなるし」
「うーん…無闇に増えたらトレーナーさんが大変じゃないかなー…アハハ…
チームトレーナーだから専任トレーナーと違って指導が行き届く訳じゃないし」
「確かにそうかも…じゃあまだ新しい人入るのは後でいいかもね!」
「どっちよ…ふふ」
そんな感じで二人で他愛の無いことを話しながらグラウンドに近づくと最近トレセン学園に入って来た不思議なトレーナーとその担当バの練習が目に飛び込んできた。
- 44スレ主21/10/16(土) 22:02:58
「お米ぇ!体幹振れてんぞ!!おまえが次に挑むレースは距離がバ鹿みてぇに長ぇんだ。体力が無駄に減るようなことはするんじゃねぇぞ!!」
「は、はい!わかりました!気を付けます!!」
「走るスピードは悪くないけどよ
おまえの脚的に最初からクライマックスみてぇにぶっ飛ばすのは向いてねぇ。
心は常に最初からクライマックスだが
飛ばすタイミング、スピードをクライマックスバージョンに切り替えるタイミングは間違えるなよ」
野上サブトレーナー。
つい二ヶ月前にトレセン学園に入って来た経歴が色々謎なトレーナーだ。
ボク達のトレーナーが言うには普段は弱々しいみたいだけど急に言動や行動がコロコロ変わる、らしい。
一部のトレーナー達からは白い眼で見られているらしいけど人を見る眼は確かでレースで悩む子達に気さくに声を掛けて相談にも乗っているらしい。
自分にピッタリくる回答をしてくれるんだとか。
ボク自身とは関わりが本当に無いからよく分からないけど。
休職しているトレーナーが担当していた子を引き継いで見てるみたいだけどその指導風景が凄いからよく注目されている。
担当はいるけど赴任したばかりだからサブトレーナー、という扱いで滅茶苦茶厳つい黒沼トレーナーが色々な意味でお目付役らしい。
- 45二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 22:09:09
困ったな、ちょっとイケメンすぎる
- 46スレ主21/10/16(土) 22:14:46
「ライス!この走り込み終わったら休憩すんで。やり過ぎると怪我するからなぁ。無理は大怪我の始まりやからな!
ウラタロスに変わるで
……お疲れ様。休憩の後は次戦う子達の分析だよ。僕に釣られてみない?中々良い資料が出来たからね」
「はぁ…はぁ…は、はい…ありがとうございます…ウラさん、キンタさん…」
「ゆっくり休んでいいよ。先輩がバカみたいに飛ばす練習したからね
…はいはい。わかってるよ先輩。必要な練習なのは僕達も分かってるから。」
ボクら以外にもそんなサブトレーナーと担当の子の練習を唖然と見てるトレーナーや他の子達もいた。
…なんだろう?あの光景は。とんでもなく見てはいけないモノを見た気がする。
「野上サブトレーナーって本当に喋り方や口調がコロコロ変わるよね〜…時たま誰もいない時に話しかけたと思ったらまた話し方変わるし…ニジュウジンカク?てやつなのかなぁ…」
「二重どころか3人くらい違う人格無いかな…あの感じ。話し方とかまで跡形無いじゃん!」
「理事長やたづなさん達、生徒会長からお墨付き貰ってるみたいだし大丈夫だよ…多分」
カイチョー⁉︎ダイジョウブナノ⁈ホントに!
「今度カイチョーに聞いてみよ…あ、ボクこっちだからじゃあね、ネイチャ!」
「はいはーい。またねテイオー」
- 47二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 22:54:56
互いの部室の前にまで来たから別れてボクはスピカの部室に向かう。
「あらテイオー。私も今来まして。わざわざトレーナーが全員集めるなんて珍しいですわね」
「おう、テイオー!いやー野上サブトレーナースゲェよな!!30分前くらいノリノリでブレイクダンスしててさ!俺思わず見惚れちまった…くぅぅぅ!もっと俺もギュルルンギュルルンしてぇな〜」
「もうウオッカたらさっきからこの様子なのよ…ブレイクダンスのやり方教えて貰う約束してもらったのも嬉しかったみたいね。
ウイニングライブにブレイクダンスなんて活かせないでしょ」
上から順番にメジロマックイーン、ウオッカ、
ダイワスカーレット。ボクのチームメイト達だ。
「俺が活かすんだよぉ!スカーレットは分かってねぇなぁやっぱり!」
「何ですって!!ウオッカのくせに!」
いつもの様に戯れ合う二人にスペちゃんが
仲裁にはいる。ちなみにスズカは今アメリカにいるのでTV電話での参加だ。時差の関係で眠たいのかうつらうつらしている。
「まぁまぁ…トレーナーさん遅いですね。皆さん集まったのに。ゴールドシップさんは何かご存知ですか?」
「んー?まーすぐに来るだろ。どうせどっかで油売ってんじゃねーの?リギルのトレーナーと話し込んでたりとかよ」
ゴルシがスペちゃんの問いかけに一人で詰将棋しながら答える。
…ゴルシはよく一人でよくわからないトレーニング?してるけどこれは賢さトレーニングかな?
- 48二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:15:19
「じゃあボクが一番遅い訳じゃ無いのか。良かったー
ボクが一番遅くて待たしてたら悪いし。
…けど何時もより遅いね?誰かLINEした?」
「私がしましたわ。まだ返事は…あら、今来ましたわ。何々…『もう目の前まで来てるからちょっと待ってくれ』だそうですわよ?」
マックイーンからそんなことを聞いていたら丁度部室の扉が開いた。
「すまん!みんな待たせて悪かったな!!」
「トレーナー!おせーぞ!」
「何してたのよ、みんな待ってるし、スズカ先輩なんて眠いの我慢していたのよ⁈」
「トレーナーさん。わざわざ皆さんを集めた、ということは新たなチームメイトさんを紹介するためでしょうか」
やいのやいの言うみんな。
マックイーンがボク達の疑問を代表して聴いてくれた。
「そうだ!スピカに名前が入るぞ。
スペ、スズカを悪いが起こしてやってくれ。今日はみんなに紹介したい奴がいるんだ。
入って来てくれ、桜井!」
「失礼します。桜井侑斗と申します。
本日よりトレセン学園に赴任しました。
チームスピカでサブトレーナー見習いとして研修を積ませていただきます。
色々至らぬ点があるかもしれませんが皆さんよろしくお願いします」
若い男の人が割とムスッとした顔で入って来た。
…ウマ娘じゃないのか。残念…あれ、サブトレーナー?
「桜井はスピカのサブトレーナーとして俺の補佐やみんなの練習を見るようになる。みんなよろしくしてやってくれ」
- 49二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:19:17
- 50スレ主21/10/16(土) 23:20:47
ようやく侑斗をスピカに出させました
明日は夜まで来れないので落ちぬ様に保守だけは気をつけたいですね
駄文ですが書かせて欲しいと頼んだ手前最後まで書きたいので - 51二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 00:41:22
わーい続きが読めた嬉しいなぁ!!
無理せず書いていってくだせぇ!! - 52二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 00:42:28
応援している
- 53二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 03:39:41
保守
- 54二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 06:56:35
保守
- 55二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 11:21:07
保守
- 56スレ主21/10/17(日) 15:17:35
保守ありがとうございます
スレ主です
試験終わりましたので7時頃から投下します
資格は来年もまた頑張ります - 57二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 17:26:52
試験ドンマイです、来年通ると良いですね
- 58スレ主21/10/17(日) 18:55:25
- 59スレ主21/10/17(日) 19:43:24
- 60スレ主21/10/17(日) 22:32:17
もっと時間があれば迷ってもいいから色々見て回るのだが、今回はしばらく勤務する職場の長と上司に会う訳なので待たせる訳には行かない。遅れない範囲で見て回ろうと思う。
「デネブは目立つから上手く変装しとけよ。」
「いや!心配には及ばないぞ!こうすれば良い。よいしょ、と」
「まさか…『いきなり俺に入るな!目立つことは控えろよ!!おい、デネブ!!』
「いやいや!これが一番良い!!ユウトは口悪いから俺がみんなと仲良くなり易いようにしないと。
どうもどうもお嬢さん。この度トレセン学園で働くことになった桜井侑斗を宜しく!はい、お 近づきの印にデネブキャンディーどうぞ」
俺にいきなり取り憑いたデネブが早速近くを通りがかった短髪で緑色のメンコと盾飾りをつけたウマ娘に飴を手渡した。
着いて僅か数分で俺の悪目立ちしたくないトレセン学園勤務計画がいきなり破綻した…後で〆る。
「あ、ありがとうございます…?タイシーーン!!知らない人から飴もらったよーー!!」
「…新しく来たトレーナー、て言ってたでしょチケット。アタシは飴いらないから」
「いやタイシン。新たに赴任して、飴を配って生徒と交流を持とうとされているのだ。不安な中その心意気を無碍にするのは良くない。私は彼女の分み含めて二個、いただこう。」
…別にそこまで不安じゃないんだが。
銀色の髪のウマ娘が小柄なウマ娘の分の飴をデネブから受け取ってくれている。中々に他者を思いやるタイプの子だ。下に弟か妹が居そうだな。
- 61スレ主21/10/17(日) 22:33:56
すいません。
今日はこれぐらいで。試験の疲労のためちょっと書く力出ないです
明日はスピカ合流するまでの侑斗の話終わらせて
テイオー達と交流させます - 62二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 23:10:08
乙です、気長に待ってます
- 63二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 23:16:45
乙でした!!
ゆっくりお休みください! - 64二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 04:40:59
待機
- 65二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 07:44:12
ほっほっ保守
そういや昨日近くで宅建の試験会場になってたな - 66スレ主21/10/18(月) 12:18:18
「ありがとう!!では侑斗をよろしく!」
「あはは!はい、よろしくお願いします!」
「…よろしく」
「ええ、よろしくお願いします。桜井さん」
またねー!と手を振る短髪のウマ娘に手を振りかえし別れるデネブ(俺)。
幸いにも優しい子達でトラブルにはならなくて良かった。
「さてユウト!こんな感じでみんなに自己紹介しながら行こうか!!」
『もう好きにしてくれ…』
デネブは会う生徒、会う職員に飴を渡しながら
理事長室へ向かった。
道中バクシンバクシン言いながら走るウマ娘とそれを追うショートカットのウマ娘に飴を渡しそびれて残念そうにするデネブ(俺)がいたが、まあどうでも良い話だ。
- 67二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 14:17:07
ちょわ!?飴が貰えたのですか!!
- 68スレ主21/10/18(月) 14:55:16
- 69スレ主21/10/18(月) 16:13:11
「ユウト、ここが理事長室みたいだ!さあ、入ろう!!」
『待て!おまえのまま入ると後で色々ややこしくなるから一度俺から出〜ろッ!!」
ようやく身体の主導権が俺に帰って来た。
明日からの身の振る舞い方考えないとな…
「おっとと…乱暴だなぁユウトは…けどユウト一人入らせるのは心配だな〜…やっぱり俺も行く!」
「はぁ⁈おまえ自分の見た目分かってんのか!不審者過ぎて即クビになるわ!俺が!!」
「ダメダメダーメ!ユウトはオーナーにすら敬語話せてないしそんなユウトをリジチョウに合わせる訳には行かない!」
「このアホデネブ!約束の時間だから早く入らせろ!てかおまえ理事長知らないのに肩を持つのか⁉︎」
理事長室の扉の前に言い合う俺たち。埒があかないものだからコブラツイストをデネブにかけてると扉が開いた。
「桜井侑斗さんとデネブさんですね?お待ちしていました。は や く お入り下さいね♪」
「「あ、はい。すみません」」
緑色の衣装に身を包んだ女性に言いようの無い凄みを感じた俺たちは大人しく理事長室に入室した。
…ん?デネブの名前も呼んでなかったか?この人
- 70二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 16:27:12
たづなさん協力者か、忘れられたらヤバいな(確信)
- 71二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 19:36:49
保守
- 72二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 19:58:00
更新ありがとうございます
- 73スレ主21/10/18(月) 20:11:29
「理事長、お二人をお連れしました…桜井さん、デネブさん。申し訳ないですが少しだけ私に話を合わして下さい。
私は協力者です」
理事長室に入るやいなや目の前の女性は小声でとんでもないことを言ってきた。
…デネブのことを知っている時点で敵か味方かのどちらかだが既に敵の潜伏先にいる以上
今は「協力者」という言葉を信じるしか無い。
いつでも戦えるようにデネブに目配せをする。
頷いてる…よし、理解してくれているようだ。
さて理事長はシロかクロか…
「歓迎!ようこそトレセン学園へ!!桜井侑斗トレーナーにデネブ氏!私は秋川やよい。このトレセン学園の理事長だ。たづなから君達二人のことは伺っている。
桜井氏は養成校を優秀な成績で卒業しており、京都の園田トレセン学園で勤務していたそうだな!
感激!中央は優秀なトレーナー不足故、地方から優秀なトレーナーが来てくれて本当にありがたい!!」
……このちびっ子は何を言ってるのだろうか?
身に覚えの無いこと過ぎて
なんで子どもが学園のトップ?とか誰か保護者呼んでこい、とか色々言いたいことあったのに吹っ飛んでしまった。
本当になんなんだ、この盛り盛りな経歴は。
思わず自称協力者に視線を飛ばす。
「(てへ♪)」
(てへ♪、じゃねぇよ!なんだよ、これ!!優秀過ぎて悪目立ちする経歴じゃねぇか!
デネブ!ヤバいぞ!!はめられた!俺たちの動きを封じる気だ…おい、どうした?)
「ユウト、凄いなぁ〜あの勉強地獄を乗り越えた甲斐があったねぇ!」
- 74二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 20:33:08
経歴(嘘)にふさわしいトレーナーにならなきゃ…
- 75二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 20:42:09
たづなさん基準の経歴だーこれ!!
- 76スレ主21/10/18(月) 20:50:12
(阿保かーー!!俺が何時京都に行ってた…てイマジン追っかけて行ってたな。忘れてた。
…じゃない!ク.ソッ!!意味のわからないことに俺が乱されてる…理事長はシロか?俺を欺いてる、嘲笑ってる、という感じは無いな。
…本当にそう思っているのか?)
「…してデネブ氏は料理が上手だとか!
歓待!我が学園は優秀な料理人もトレーナーと同じく募集していた!…だが我が校の生徒たちの食事量に対する供給量に耐え切れず辞職する者も少なくはなかった…そんな時にデネブ氏を紹介されたのだ!!ありがとうデネブ氏!
外国にルーツを持ちながらも日本文化を愛し極めた結果、日本料理の武蔵坊弁慶と呼ばれている貴方が来てくれて私は嬉しい!
我が校は君達二人を歓迎する!」
「リジチョウ!!俺の料理は好き嫌い多いユウトにも食べて貰える様に色々工夫してあるんだ!学園のみんなにも好き嫌い無いように料理作るよ!!」
なんか滅茶苦茶盛り上がってる。てかあいつまた俺に椎茸食わせやがったな…気づかなかった…
料理の武蔵坊弁慶てなんだろうか。料理作りながら立ち往生するつもりか。
- 77二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 20:52:58
デネブの料理食ってみたいわ
- 78スレ主21/10/18(月) 22:44:15
「さて、二人の勤務内容と勤務の開始日についてはこちらの私の秘書、駿川たづなから説明してもらおうと思う。
たづな!任せた!」
「はい♪ 駿川たづなと申します。桜井トレーナー、デネブ調理士、学園のオリエンテーリングも兼ねて生徒さん達様子や学内の施設も確認しながら説明したいと思います。
理事長、よろしいでしょうか?」
「承認!!二人に学園の良いところを説明してあげて欲しい!では桜井トレーナー、デネブ調理士。よろしく頼む!」
「任された!タヅナ、ユウト!早く行こう!!」
「お、おい!引っ張んなデネブ!俺碌な挨拶してないぞ⁉︎」
自称協力者…駿川たづなと理事長の間で話が勝手に進み、俺は張り切るデネブに引っ張られながら理事長室を後にした。
「では桜井トレーナー、デネブ調理士まずは生徒会室に行きましょうか。生徒会長のシンボリルドルフさんのところに行きましょうか。彼女達生徒会に挨拶して置いた方が学園で過ごす上で生活し易くなりますし…あ、怖い意味じゃ無いですよ?生徒やトレーナー、職員の仲介者として頑張ってくれているので」
「生徒会に行くのも良いが…
で、アンタは何者なんだ?駿川たづな。協力者、という言葉を俺は信じて良いのか?」
- 79スレ主21/10/18(月) 22:45:36
「ユウト、俺はタヅナは嘘言ってないと思う。
リジチョウが話している間念のためにずっとタヅナを見ていたけど怪しい素振りも、何かに指示を出している様子もなかった。」
俺は駿川たづなを問い詰める。たしかにデネブが言うように怪しい様子はなかった。
それに今の困った様に笑う様子からして邪気や悪意は感じない。
「コイツ(デネブ)はそう言ってるがどうだ?
まあ素直に
はい、そうです、私がガオウ達の内通者です、とは言わないだろうがな。
証明するモノが有れば話は早いが」
「うーん…困りました。証明するものはこのライダーチケットぐらいしかありませんね…
あと確認出来ることとしましては、ゾロ目の時間、
今からですと午前11時11分11秒に扉を開けましょうか。オーナーさんに話を聞いたら信用して下さいますか?桜井トレーナー。」
ライダーチケット持ちか。ただチケット持ちならただのタイムトラベラーの可能性もある。
提案に乗るか。
- 80スレ主21/10/18(月) 23:08:55
「分かった。丁度良いところに鍵の空いたドアもあるしな。今は11時10分50秒…行くぞ」
11時11分…1、2、3…9、10!今だ!!
ドアを開けるとそこは時の列車が走る時の砂漠。デンライナーとゼロライナーが停車していた。
「そろそろ来る頃かと思いましたよ。侑斗くんにデネブくん。そしてたづなさん。無事合流出来た様ですね」
デンライナーのオーナーが時の砂漠で優雅にティータイムを楽しんでいた。俺たちが来るのも折り込み済みのようだ。
「此方の協力者がいるのは分かってはいたが誰かは事前に教えてくれオーナー。おかげさまでとんでもない経歴が付くし、要らない疑いまで掛けることになった」
「俺は料理のムサシボウベンケイだって!」
「いやはやすみませんねぇ。君の鋭さなら見抜いてくれると思っていましたから…実際に君は細やかな観察で気づいていた様ですしね。
たづなさん、ご協力感謝します。貴女の協力で良太郎くんや侑斗くんは学園内で活動しやすくなります」
「いえいえ、私としては普通の経歴のつもりだったので桜井トレーナーが驚かれることに驚いたといいますか…私が作った問題集の確認試験を無事合格した方なので本当はもっと付け加えたかったのですけれどね。
『名門トレーナー一族の長子』とか」
- 81スレ主21/10/19(火) 00:15:44
「本当にやめてくれ。下手に注目集め過ぎて活動しにくくなる。
…本当にオーナーの知り合いなんだな、アンタ。何者なんだ?」
「ただのトレセン学園理事長秘書ですよ。桜井トレーナー。ただ昔、仮面ライダーに助けられた恩があるだけです。」
「彼女がまだ学生さんの時にイマジンが絡む事件がありましてねぇ…その縁で」
あの頃の貴女は「パーフェクト」という名がふさわしかった…
とかよくわからないことを言っているが
まあ関係性とは理解出来る。駿川たづなが学生となると10年前か…当代の時の運行を守る戦士が彼女を救ったということだろう。
「まあアンタがシロなのは分かった。学園の協力者はアンタだけなのか?」
「いえもう二人います。一人は生徒さんでもう一人は貴方と同じトレーナーになります。」
- 82二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 07:22:22
保守
- 83二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 12:06:36
保守
- 84スレ主21/10/19(火) 14:54:42
「タヅナもいれて3人もいるのか!心強いなユウト!」
「ありがたいが戦力になるタイプか?そいつらは。まあ協力してくれるだけありがたいが…」
戦力も欲しいのは実情だがまあ協力してくれる存在がいるのは大きい。素直に喜ぶべきなのだが危険な真似はさせたくなかった。
「仮面ライダーになる野上トレーナーや桜井トレーナーとは違いますがお強いですよお二人とも。少し出かけられたり、トレーニング中だったりで本日はいらっしゃいませんが、
後日私から顔合わせる機会お作りしますので」
「了解した。じゃあたづな」
「(にっこり)」
「…たづなさん、学園に戻ろうか。色々教えてくれ。色々見て回る予定がデネブに計画狂わせられたからな」
この人怒らせるのは良く無いな。郷に入れば郷に従おう。
デネブの行動を止めようと必死だったせいで学園の様子はよくわかって無いし。
…デネブも気を配ってはいたが露骨に怪しいような人物、場所も見受けられなかった。野上が潜入して少し経つらしいが、野上のイマジン供は鼻が効く。あいつらから逃れた上で潜伏してる、という事実が中々の実力を持つことを裏付けている。
…早く終わらせたいものだ。
- 85スレ主21/10/19(火) 15:06:38
- 86スレ主21/10/19(火) 18:05:01
- 87二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 20:53:21
不穏だぜ(フラグ)
- 88スレ主21/10/19(火) 21:42:52
オーナーと別れた後の俺たちは生徒会長のシンボリルドルフ、副会長のエアグルーヴ、ナリタブライアンに挨拶した後学園内を回っていた。
学園を歩き回っていると
魔女っ子やプロレスラーみたいなマスクをした生徒もおり、この学園の生徒の個性の強さを感じる。
気さくに俺やデネブに声をかけてきた生徒もいた。
そんな生徒達はデネブと仲良くなって飴を貰っていた。
他にも出会った生徒には食堂で山盛りを超えたウマ盛りな食事を食べるウマ娘達におすすめなメニューを聞いたり、木のウロには叫ぶギャル風の子達と仲良くなってデネブも叫んだり、いきなり生徒に占われたり…とこの学園の強い自由さも実感した。
「急に記録を伸ばしたウマ娘いるか?、て質問はおかしかったか…本当に本格化とやらはザラにあるんだなそういうのは」
イマジンが憑依した人間は異常に羽振りが良くなったり、身体能力が異常に良くなる者も多い。そう思って聞いてみたがイマイチ反応が良くなかった。
何当然なことを言っているのか?
みたいな反応だった。そこで質問を変えたらこれは逆に反応が良かった。
考え込む生徒会長殿の顔色はどんどん悪くなって行ったが、あれは敵対者が図星を晒した、というより
何故気づかなかったのか?ということに気づいて愕然としている顔だ。
「ええ、けど個人差はありますよ。
あと
『最近見てない生徒はいるか?』という質問の意味はなんなのでしょうか?確かに
彼女は一度見た顔は忘れないのでそこから異常に気付いてくれるかもしれませんが」
- 89スレ主21/10/19(火) 21:46:05
- 90二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 08:58:19
保守
- 91二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 19:39:40
保守
- 92スレ主21/10/20(水) 22:11:41
保守いただきありがとうございます
戦闘シーンに苦労してます
申し訳ない - 93二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:36:43
保守
- 94二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 06:31:24
保守
- 95二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 07:19:21
保守
- 96二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 09:42:19
ガッシャーーン!!ガン!ガラララ…
窓ガラスが割れる音、何かが崩れる音が聞こえて来た。
「!デネブ!!」
「ああ!行こう!!ユウト!」
「待って下さい、桜井トレーナー!デネブさん!!」
後ろからたづなの声が聞こえるが構ってられない。
急げ!
崩れた壁、粉々にされた窓ガラス、糸で雁字搦めにされて拘束されている男女二人組。
その下手人は人型の蜘蛛のような姿をしていた。
「おまえの願いを叶えたぞ…『トレーナーとずっと一緒にいたい』
おまえ達二人を固めて『永遠に』一緒にさせてやろう」
蜘蛛…スパイダーイマジンは捕らえたウマ娘とトレーナーに手を伸ばす。
契約者の願いを捻じ曲げて無理やり契約を完了させるために。
契約者の願いは「大好きな人とずっと一緒にいたい」そんな淡い願いを
ならば「糸で二人を縛り付けて固着させる」という無理やりな拡大解釈を行っていた。
「良かったな。これで愛する人と一生一緒だぞ。さて、契約は完了だ。ゲートを開いて貰おうか?」
「〜!!」「〜!」
雁字搦めにされ身動きも取れず、恐怖に慄く二人の前に一陣の風が吹いた。
- 97二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 10:49:27
イマジン特有の脳筋解決
- 98スレ主21/10/21(木) 11:13:53
「オラァ!!」
「ぐぉ⁈だ、誰だ!」
風と共に現れた男は勢いよくスパイダーイマジンを蹴り飛ばし、二人を庇うかのように前に立ち塞がった。
「デネブ!任せた!!」
「了解だユウト!フン!!
糸は引きちぎった!さぁ、早く逃げて」
「あ、ありがとうございます!逃げよう、ジャラジャラ!」
「ごめんなさい…トレーナーさん、ごめんなさい…」
デネブは二人を縛り付けていた糸を引き千切り、ウマ娘…ジャラジャラとそのトレーナーを急いで逃す。
ジャラジャラは自分の願いが引き起こした事態にいたく、ショックを受けている様子だったが
この後のフォローは彼女のトレーナー次第か。
二人が無事逃げたのを確認して
吹き飛ばしたスパイダーイマジンに男ーー桜井侑斗は視線を戻す。
「知ってるか?他人の恋路邪魔する奴をウマ娘に蹴られて死ぬらしいぞ。まあ今回おまえを蹴るのは俺だがな…変身!!」