- 1二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 03:36:26
「ブエノ!絶景!満点!大満月!絶好のお月見日和デスね!」
「エル?夜なのですからあまり大声は出してはダメですからね~?…ヒシアマ先輩から許可取るのは大変でしたが…寮の近くでならと了承して貰えてよかったです」
ある日唐突にお月見がしてみたいとエルから提案されたのがきっかけ。数日前から2人で計画を建てて今日2人だけでのお月見。
流石に本格的にお団子は準備する時間はなかったので出来合いの物を買って来て用意したローテーブルにパックを乗せて。
あまり伝統的な感じではないのですけど
「えへへ…エルちょっと調べましたデス!お団子をお月さまに見立てるなんてワサビデスね!」
「もう…それを言うなら侘び寂び…ですよ?……エル?良ければ温かい飲み物持ってきましたから飲みますか?」
保温ポットに入れて来た温かい飲み物を紙コップに注いでテーブルに並べて見せる。
コップの中身を見たエルが意外そうに目を丸くしている。
「ケ?てっきりグラスの事だからお茶を持ってくるかと思いました…」
「温かいココアです♪…ふふ、急ぎでは伝統的なものを用意できませんし…たまにはホッと息をつける肩の力を抜ける場の方が良いと思ったのでぇ~♪」
「…ホットだけにデスか♪」
「………寒くなってきたので私もココア、いただきますね?」
「うぅ…グラスの目が今日の夜風より冷たいデース…」
ささやかな談笑しつつ温かいココアを飲みながらお月見団子に舌鼓。エルも楽しんでいるようなので私がイメージする伝統的なものとは
また違うお月見ですけれど…これで良かったのでしょう…ススキも用意できませんでしたし。
「お月さま…綺麗デスねー…」
「…………」
知ってか知らずかまんまるお団子と満月を重ねたりしながらそんな事をポツリとエルがこぼす。
…月夜と用意した灯りにほんのり照らされたエルの横顔。変に意識してしまう。
「えへぇ…♪まんまるお月見団子…もちもちぷにぷにのがこっちにも♪」
惚けている私に気づいてか否か不意に私の頬に指を押し付けられる。……エル。もう少し雰囲気というものを考えてください。
「エ~ル~?」
【終】 - 2二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 03:37:08
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- 3二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 03:39:57
こういうのもっとちょうだい!
- 4二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 03:44:04
- 5二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 03:44:16
おかわりくださいぃぃぃぃ!
- 6二次元好きの匿名さん22/09/19(月) 04:25:35
この後グラスもほっぺたつつき返すんだよね…