- 1二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 17:15:16
人生の中で1番記憶に残るであろう優しい夢を見たので、拙い文章ですがここに書き残させて貰います。
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気が付くと暗闇の中に居た。
周囲を見回すと人の居る所だけが淡い光を放つ階段が無数に存在する。それらを他人が思い思いに上っている様子も見える。
自分もその内の1つである状況を理解して、階段を上り始める。
暫く階段を上り続けている内に周囲では他人が階段を素早く上っている様子が気になり始め、焦燥感に駆られて自分も階段を駆け上った。
しかし、ハイペースでの上りを長く維持出来る訳も無く、上るペースは寧ろ落ちる一方になった。
重くなった脚を持ち上げる様に上り続けていたが、階段の行く先が全く見えない事や周囲との差が縮まらない事に絶望して遂に足を止めてしまった。更にはその場で膝を着いて俯いてしまう。
荒れた呼吸を整え、意思に反して動かなくなった脚を休め、酸素不足で満足に思考が回らない頭で策を考える。
"これはきっと孤独な戦いだ。自分で何とかしなければ…"と。
考えれば考える程に不安が燻り、絶望と周囲の暗闇が更に深くなった気がした。
気力を失い黒に染る視界の中に、白い肌をした小さな手が差し出される。
差し出された手のその先を見る為に頭を上げるとそこにはライスシャワーが居た。
彼女を目にした瞬間、遥か彼方まで前方を包んでいた暗闇は光に切り裂かれ、階段の行く先は煌々と照らされた。
彼女は優しく微笑んでおり、実際には聞いてもいないのに"ライスの手を掴んで"と言われた気がした。
ライスの手を掴むと、彼女は俺の手を優しく掴んでゆっくりと階段を上り始める。
この階段を上り切った先にはきっと幸せがあるだろう。
彼女と一緒ならまだまだ進めるだろう。
そう思いながら、彼女に導かれる様に再び階段を上り始めた。
〜完〜 - 2二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 17:26:38
天啓か…白い勝負服の固有スキル発動シーンかもしれないな
- 3二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 17:50:59
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- 4二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 17:51:47
凄い温かい夢だ
- 5二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 17:51:50
美しい…これ以上の芸術は存在し得ないでしょう…
- 6二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 17:52:07
この掲示板たまに文豪現れるよな
- 7二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 17:53:33
今日ライスシャワーの夢を見た人2人目か