- 1二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 19:29:33
OREジャーナルの経営がなんだかんだうまく行ってて、たまにちんちくりんな記事を上げる記者として有名になっていた真司のもとにカルデアからの協力要請が送られてきたことから始まる。
多額の契約金を事前振込されたのもあって、意気揚々と目隠ししてヘリに乗って極寒の中歩いて着いたカルデアで、職員や他魔術師と仲良くなったり衝突したりして過ごした。
マシュとはかなり打ち解けていて、互いに名前で親しく呼び合う仲になってる。たまにバカやらかした真司をからかったりする一面も見せてるらしい。フォウからも気に入られてるようで、よく頭に乗っている姿を見る。
ダヴィンチやロマ二とも親しくなっている。というかロマ二のほうは一方的に真司のことを知っていたらしく、初対面からだいぶ馴れ馴れしかった。ちなみにダヴィンチから英霊とかカルデア自体の説明を受けたが、全然理解できなかったとか。
オルガマリー所長からは会うたびにしわ寄せ顔されていたが、実は単純に顔が好みなのと人当たりが良いバカなのもあって内心気に入っているのを隠すためにしているらしい。その証拠に、ある程度長く真司と会話していると表情が柔らかくなって楽しそうに笑う姿が見れる。
しばらく経っていよいよレイシフトの実験という時に、ドクターとの談笑で盛大に遅刻したことが原因でチームから外される(実は所長の判断で、元から補欠要因として控えさせるために外すつもりだったのは余談)。その時に最後にカルデアに来て、居眠りしたせいでチームを外されたぐだ(男女どちらでも可)と親しくなる。
そこからレフの襲撃で壊滅状態になるカルデア。燃え盛る火と落ちてきた瓦礫に囲まれながら、瓦礫の下敷きになったマシュを助けようとぐだと共に奮闘する。
そして急に行われるレイシフト。何もわからないままたどり着いた先で見たものは、一面火の海になっている町。まだ目覚めずに地面で寝ているぐだ。変わった格好をしたマシュ。
そして、いつのまにか自分の右手に持っていた令呪の紋様が入った物体と、腰回りに装着された変な形状をしたバックルのベルトだった。 - 2二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 19:34:08
いいぞ
続けてくれ - 3二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 19:43:17
まさか肉体を失ったオルガマリーをコントラクトのカードで救うとはね
- 4二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 19:47:34
ドラゴンライダーキックVS宝具は確かに見てみたい
- 5二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 19:47:35
- 6二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 19:49:44
最初は何が起こったのかわからずに混乱していた真司だったが、寝ているぐだを見つけるとすぐさま駆けつけ、意識確認をした。ぐだが起きたのを確認した後にマシュが駆け寄ってきて、すごい恰好をしているマシュを見て大慌てで上着を脱いで着させようとする。
なんとか冷静になって状況整理をしようとした時、所長の叫び声が聞こえたのですぐさま声が聞こえた場所に向かう。 そこにいたのは、動く骸骨の化け物だった。
しかし、ありえない化け物が目の前にいる恐怖よりも、所長を助けたい気持ちが勝った真司、ぐだ、マシュは立ち向かう。その時、真司の頭にベルトと右手に持つ異物の使い方が何故か浮かび上がってきた。まるで、どこかで使ったことがあるような感覚で、鮮明に浮かび上がってきたのだった…。 - 7二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 19:59:57
ベルトと召喚機の使い方を知った真司は、ポケットにいつのまにか入っていた何も書かれていないデッキケースを取り出し、バックルに作られた隙間にぴったりとはめ込んだ。
…しかし、なにも起こらなかった。
「あれ!?なんで!?いつもならしゅーとなった後ガッシーンってなる気がするんだけど!」
「何訳のわからないこと言っているんですか!?戦闘中ですので、真司さんと先輩は下がってください!」
そう言うとマシュはぎこちない動きをしながらも、骸骨たちを倒した…。
どうやら真司が浮かび上がらせた使い方とは異なるらしい…。 - 8二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 20:25:27
怯える所長と合流ししばらく探索していくと、変な恰好をした女性が暴れているところに出くわした。
マシュ曰く、シャドウサーヴァントなるものらしく、サーヴァントより何段か劣るが十分強力な存在だとか。
マシュがすぐさま迎撃するが、戦いなれていないために苦戦を強いられてしまう。体制を崩され危機が迫るとき、フードを深々と被った杖を持つ青年が突如現れ、マシュを攻撃から守ってくれた。
マシュ曰く、とても強力なサーヴァントらしい。クラスはキャスターで、真名はクー・フーリンと名乗られた。当然、真司は名前を聞いても誰なのか全くわからなかった。ぐだはちょっと知っていた。数言言葉を交わし、協力関係となってくれと頼まれ、状況が状況なのですぐさま了承した。
その後二対一の状況に追い込まれたシャドウサーヴァントは、マシュに体制を崩され、隙を逃さなかったクー・フーリンが出した火球に焼き払われ、消滅した。
戦闘後、クー・フーリンに特異点の情報を聞くと、どうやら聖杯とやらで暴走しているサーヴァントがいるらしく、そいつを倒して聖杯を手にすればこの特異点は消えると大まかに教えてくれた。真司も理解できたようだ。 - 9二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 20:38:48
正式に協力関係を結ぶため、ぐだがクー・フーリンと契約を結ぼうとしたその時、真司はあることに気が付く。
「あれ?そういえば俺の令呪?ってやつどこいったんだろう…」
「え?あんた何言って…ない!?あんたの令呪、右手の甲にあったはずでしょ!?なんでないのよ!!」
「お、俺に言われてもわからないって!……待てよ?そういえば右手にあった召喚機?ってやつの表面に…もしかしてこれぇ!?」
「それぇ!?なんでそんな変な機械に移ったの!?なんでよ!!」
「だから俺に聞かれてもわからないって!!!」
そんなやり取りをした後に、復旧作業や存在証明で忙しく動いてたロマ二に確認を取ると、原理は不明だがカルデアのシステムとリンクしている機械だとわかった。しかしそれくらいしかわからないしこれ以上は分析できないものだともわかったらしい。 - 10二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 20:56:43
それを聞いた真司は、先ほど浮かび上がったベルトと召喚機の使い方で、一番重要なことをまだしていないことに気が付いた。
――――――契約である
重要なことを思い出した真司は、ぐだの契約が完了したのと同時にデッキケースに入っていた『コントラクト』と書かれたカードを2枚抜き取り、マシュとクー・フーリンに向けてかざした。すると、突然強い光が放たれた後、二枚のカードの片方にはマシュの姿を象ったエムブレム、片方にはクー・フーリンの姿を象ったエムブレムが中央に描かれた。
これで契約は完了されたらしい。マシュとクー・フーリンからの繋がりを強く感じられる。心なしか自分自身も強くなったようにも感じられる。
…そう思った矢先、ロマ二のほうから驚愕の声が聞こえてきた。妙な反応があったため調べていたところ、変なカードによる契約をしてから真司のバイタルと魔力量が格段に跳ね上がったというデータが出てきたらしい。
どうやら気のせいではなく、実際に強くなったようだ。原理はどれだけ計算しても不明で、ダヴィンチちゃんさえお手上げとのこと。 - 11二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 20:56:48
- 12二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 21:25:01
試しに襲ってきた骸骨と交戦してみることにしたらしい。とりあえず殴ることにしたようだ。
真司が骸骨に殴りかかると、頭骸骨が吹っ飛んで転がっていった。一撃である。いつでも加勢できるように準備をしていた仲間たち全員、驚いた顔をしていた。真司が一番驚いていた。
サーヴァントには及ばずとも、骸骨ぐらいなら一撃で倒せることがわかった。色々な反対を押し切り、戦闘に参加することにした真司は、早速武器になるものを現地で探そうとしたところで、カードデッキに新しく追加されたカードがあるかもしれないと思い、カードデッキを確認することにした。
デッキケースからカードを引き抜くと、『ガードベント』とかかれたカードが出てきた。中央にマシュの持つ盾と同じイラストが描かれていた。もしかしてと思った真司は、召喚機の蓋をスライドして、カードがぴったり入る隙間にカードを入れた後、またスライドして蓋を閉じた。すると召喚機から、機械音声が流れてきた。
GUARD VENT
音声が流れたあと、どこからともなくマシュが持つ盾と同じ姿をした盾が現れ、真司の手元に収まった。一同は驚愕した。真司が一番驚いていた。
ロマ二が分析してみたところ、マシュの盾よりランクはかなり落ちているが、紛れもなく宝具であるとわかったらしい。真名解放もできるらしいが、マシュがデミ・サーヴァントという人の中に英霊を融合させた存在であり、中の英霊の正体が不明なため今は不可能とのこと。同じく契約したクー・フーリンの杖も召喚してみたところ、真名解放が可能だったことは確認できた。
ちなみに召喚した武器を一回しまうと、再召喚に時間がかかることも確認できた。そのため、今回の特異点攻略にてクー・フーリンの杖は使うことが一切なかったのは余談である。 - 13二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 21:41:10
その後は、様々な出来事が続けざまに起きた。
骸骨を蹴散らし、獣牙兵という化け物も蹴散らし、シャドウサーヴァントと化した者達を打ち倒し、確実に歩を進めていった。
道中で休憩を取ってる際、戦うことへの覚悟を決めさせるためにクー・フーリンがマシュと戦い始めた時は、一目散に止めに行こうと必死になった真司を宥めるのに苦労したらしい。余談だがクー・フーリン曰く、真司は戦うことへの覚悟が恐ろしく感じるほど決まっているとのこと。何回か死線潜り抜けて得るべきものをとっくに持っているのが気持ち悪いらしい。真司は少し不機嫌になった。単純に罵倒されて落ち込んだ。
何度も戦闘を重ね、元凶が潜んでいる洞窟へとたどり着いた。そこで門番をしているシャドウサーヴァントと戦闘になった。その時に交わした会話は、真司の覚悟をより一層強くした。 - 14二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 22:28:27
「マスターが前線に出るとは命知らずもいいところだろう…何故そこまでして戦おうとする?わざわざ死にに来るより、使役する英霊に任せるのが賢明だと思うがね」
「守りたいものがあって!守れる力がある!そして、戦わないと守れないから…俺は戦うんだ!戦えない人の代わりに、俺が!!」
「自惚れるな。付け焼刃に浮かれて守護者面するなど笑わせる。身の程を弁えないものがどうなるかなんて目に見えるだろうよ」
「そこのバカに説教するのもほどほどにしとけアーチャー。何言ったって聞きゃしねぇし時間の無駄だ」
「俺はバカじゃないっての!」
「はいはいわかったわかった…まぁ、こんな無駄に暑苦しい頑固者だ。てめぇがこいつの覚悟云々をどんだけ皮肉ろうが、やけどして終わることのほうが目に見えるじゃねぇか。?第一…余裕ねぇのにする話でもないだろ?」
「…そのようだな。何、昔から未熟者に皮肉を言うのが癖でね。悪癖だと知っていようが治しようがない…呪いの類とでも思ってくれ」
「そりゃあ厄介なものお持ちで!てめぇの首を絞めあげるような呪いなんて俺はまっぴら御免だな!今すぐ呪いから解放してやるから大人しく首を差し出せ」
「それをするくらいなら、貴様と相打つほうが何倍も有益だな。下らない茶番もここまでにしよう」
「ちょっとちょっと!俺をのけ者にしてなんで盛り上がるんだよ!というかさらっとまた俺のことバカにしただろ!?うぉっと!?いきなり攻撃再開してくるなぁ!!卑怯だぞ!?」
「戦いに卑怯もラッキョウもないものでね」
「それ一番ダメージ入ったんだがどうしてくれんだ」 - 15二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 22:41:57
こちらの優勢のまま戦闘は進み、ひと悶着あれど、アーチャーを撃破することができた。
いよいよ最深部に到達するという瞬間、一気に空気が変わった。
最深部にいたのは、黒い甲冑を身に纏い、バイザーを付けて顔を隠した、騒然な佇まいをした騎士だった。
目が合った瞬間、何も言葉を交わすこともなく、凄まじい速度で真司に切りかかってきた。真司は咄嗟に盾を構えることができたが、たった一撃を受けただけではるか遠くまで飛ばされてしまった。辛うじて踏みとどまることができたが、まだ受け止めた衝撃が残っているらしく、腕が痺れてうまく動かせない状態になっていた。その一撃が戦闘の合図となった。 - 16二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 22:45:05
黒王にナイトっぽさを感じる…
- 17二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:01:07
- 18二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:08:01
- 19二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:27:24
そういえば炎演出にもってこいの強敵がいましたね…
- 20二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 23:30:49
黒い騎士、セイバーとの戦闘は3対1の状況でありながら、劣勢へと持ち込まれていた。
近接戦闘もさることながら、遠距離の攻撃にも完璧な対応を行うセイバーのペースに落とされてしまい、攻め手にも欠けている中でなんとか持ちこたえている苦しい戦いを強いられている。一つのミスだけですぐに全滅してしまう…そんな緊迫した空気の中、戦闘は続いていた。
どれほどの時間が経過しただろうか…真司達は明らかに疲弊している様子なのに対し、セイバーはまだ余力を残しているようだ。相手の疲弊が目立ってきたところで、セイバーは確実に残滅するために聖杯の魔力を最大まで回し、宝具を解放した。
『約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガーン)』
放たれた一撃は、眼前の敵を一切残さぬ意思を持つ勢いで、無慈悲にも迫ってきた。
―――この宝具が、相手側の好機であるとセイバーには予想できなかっただろう
宝具が迫る直前、自ら前に出たマシュが、先ほどのクー・フーリンとの戦闘で開放した“疑似宝具展開”を行い、セイバーの宝具を受け止めようとした。
『疑似展開/人理の礎(ロード・カルデアス)』
眩い光を放ちながら展開された巨大な結界がセイバーの宝具を受け止め、完全に遮断することに成功した。そしてセイバーが宝具を放ち続けている間に、クー・フーリンは宝具の準備を終わらせていた。
『灼き尽くす炎の檻(ウィッカーマン)』
炎を纏いし巨大な人形は、大きな地響きが起こるほどの進撃を開始。巨躯に見合った重量と見た目に似合わぬ恐るべき速度で覆いかぶさり、強力な打撃と、何もかも灼き尽くす炎を同時に与えた。
――――しかし、セイバーはそれを耐え抜いた。再装填された宝具を打つ構えを取りながら… - 21二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 00:43:57
CONFINE VENT
しかし、セイバーの宝具が放たれることはなかった。機械音声が流れた途端、再装填されたはずの魔力が全て消えてしまったのだ。
『コンファインベント』…真司のカードデッキに入っているカードで唯一の特殊カードであり、本来の効果は相手の発動したカードの能力を消去するものだが、召喚機の仕様変更により宝具が真司の持つカードの『ファイナルベント』に位置するため、それに沿って効果が発揮されたようだ。
放たれるはずの宝具が一瞬で消えてしまい、動揺を隠しきれないセイバーの隙を、真司は見逃さなかった。
すぐさま召喚機にカードを挿入。カバーをスライドさせて閉じた瞬間に、終わりを告げる機械音声が流れてきた。
FINAL VENT
挿入されたのはクー・フーリンの『ファイナルベント』。先ほど放たれたウィッカーマンを再構築する…のだが、新たに組まれたものの形状は一切違うものになっていた。
ある程度隙間を開けて組まれていた人形とは異なり、一切の隙間すら見えないほど綿密に枝が組まれ、かつてクー・フーリンが倒した後にゲイボルグの素材になったという怪物のような姿をした人形が構築され、より一層燃え盛る炎を纏いセイバーの目の前に現れた。
その背中に盾を背負った真司が乗ると、俊敏な身のこなしでセイバーを攻撃して翻弄。数発まともに受けてしまい体制が崩れたところに、ぐだからの令呪が発動。それを皮切りに人形の玉砕覚悟の突撃が放たれ、セイバーに大打撃を与えるもまだ仕留めきれない。
人形が壊れた後、人形の体内でクー・フーリンの魔力と令呪の力で増幅させていた炎が姿を現し、上空に投げ出されたあと洞窟の天井にまで到達した真司は、天井に蹴りを入れて炎に向けて急降下。盾を真下に構え、増幅された炎を一身に纏うと、セイバーを押しつぶすような形で落ちてきた。躱す力が残されていないセイバーはその一撃を許してしまい、灼熱の炎を受けながら押しつぶされ、その瞬間に大爆発が起きた。 - 22二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 12:28:04
煙が晴れると、爆心地から盾の上でうつぶせで倒れている真司と、消滅しかけているセイバーの姿が見えてきた。
真司のもとへ駆け寄っていく仲間たち。少しうめき声をあげながら目が覚める真司。無事を確認できて安堵するのもつかの間、消滅寸前のセイバーから初めて声をかけられた。
「まさか、これに潰されて打ち倒されることになろうとは…奇想天外な魔術を扱うことといい、貴方はどこまでもイレギュラーな存在のようですね…」
「イレギュラー…俺が?」
「ええ…想定されなかった存在…鏡面からの使者…きっと貴方と、カルデアの方々なら、人理を修復することもできるでしょう…」
「ちょっと待て!まだ聴きたいことが色々…!!」
安らかな笑みを浮かべた後、セイバーは光の粒子となって消滅してしまった。一人分の隙間が空いたことで微妙に盾が落下すしたことにより、真司は顎を打って悶絶することになった。 - 23二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 13:13:06
セイバーを倒し、聖杯を回収することに成功した一同。復旧作業も人通り済んでいつでも回収ができる状態になったところで、レフが急に現れる。
レフに絶大な信頼を置いてた所長が一目散に駆け寄るが、レフが今回の事件の首謀者であることを自白し、所長がカルデアの爆発ですでに亡くなっていることを明かす。
突然開けた空間の先に見えるのは、カルデアスの中枢にある赤い色をした地球。人理はすでに焼却されたことを語り、近づいてきた所長をカルデアスの中枢に投げ、罵詈雑言を述べながら最期を見届けた。
咄嗟に駆け出す真司。しかしレフのもとにたどり着く前に、どこからともなく飛んできた火球に吹き飛ばされ、元いた位置まで戻ってきてしまった。火球を出したのはお前かとクー・フーリンに問い詰めるが、彼は訝しむ表情で否定した。
振り向いてみると、レフの顔も怪訝そうな顔をしており、マシュとぐだもどこから飛んできたのか把握できていないようだ。
気を取り直し、勝利宣言をするレフ。もはや貴様たちに出来うることは0だと告げ、一瞬にして姿を消してしまった。
所長の最期の叫びが脳を過る…そして助けることができなかった事実に悔しさを滲ませる一同。
後悔の念と、これから現れるであろう強敵への不安を募らせながら、初めてのレイシフトは幕を閉じるのであった…
余談だが、クー・フーリンと別れを告げようとした時、このようなことをつぶやいていた。
「あの火球は…鏡からいきなり出てきたぜ。多分だが、カルデアと敵のほかに別の勢力がいるようで、そいつらはお前に味方してるんだろうよ。理由は知らねぇし、どうやって人理焼却から逃れられたのかもわからなねぇが、とりあえず利用するだけ利用しちまいな」
第三の勢力…自分を味方する存在…鏡面の使者のワードと、鏡から現れた謎の火球…
何か忘れているような感覚に苛まれるが、今は考えている暇はないとすぐに切替え、クー・フーリンが退却したのを見届けてからカルデアに帰還した。 - 24二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 13:16:12
このレスは削除されています
- 25二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 13:19:52
途中寝落ちして明日に持ち越しになりましたが、序章まで書き上げました。
所々粗があるのは私の勉強不足です。申し訳ございません。
実のところ設定だけ乗せようと思っていたのですが、興が乗ってしまいまして即興で文章を構築しながら書きました。
後はサーヴァントとの絡みとか戦闘スタイルとかオリジナルカードとかの設定を乗せる感じにします。
何か良い案だったりとかありましたら遠慮なく書いていってください。お願いします。
ちなみにスレ主的には絶対2部以降も生存させてやるの精神。本編や映画みたいなラストはまっぴら御免ですからな!!! - 26二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 13:32:56
- 27二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 13:34:02
- 28二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 13:34:31
これゲーティア戦で死亡して令呪がマシュに移るやつじゃん…
- 29二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 14:30:47
清姫と真司 最初の出会い
オルレアンでの戦闘後、契約した後の会話
「わたくしは清姫と申します。以後お見知りおきを」
「俺、城戸真司。これからよろしくっ!」と言いながら手を差し出す。
「あの…その手は?」
「ほら、友好の証って感じで握手するじゃん!…もしかして、握手嫌い?」
「いえ、そういうわけでは…ただ、生前で殿方と触れ合う機会が少なかったもので、少し抵抗があるのは否めませんね」
「なるほど!そういうことか…じゃあやめといたほうがいいね。ごめんね、急に握手なんて求めちゃって」
「いえいえ!城戸様がとても友好的な殿方であられることがわかりましたので謝られるようなことは…むしろ握手を拒んだわたくしのほうに非があると思います。本当に申し訳ございません」
「なれないことなんて誰にでもあるから大丈夫!じゃあ、改めてよろしくっ!」と言って会釈に変える
「ええ、こちらこそどうぞよろしくお願いします」 - 30二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 14:48:02
清姫と真司(好感度Max)それとちょっとマシュ
「わかりました…すべてが合点しました」
「わかったって…何?」
「真司様は…安珍様でしたのね!」
「え?俺が…安珍?どいうこと?」
「正確には…安珍様の生まれ変わりが真司様なのです!!」
「え!?俺って安珍の生まれ変わりなの!?マジ!?」
「冷静に考えてください真司さん。清姫さんはバーサーカーのクラスのサーヴァントです」
「マシュさん、何を言っているのですか?わたくしが愛したお方が安珍様でないとなれば、誰が安珍様なのですか!」
「いえ…清姫さんが昔焼いてしまった安珍以外、安珍はいないと思います…」
「しゃーーー!!」
「あっつ!?室内で炎吐かない!!」
「ああ!申し訳ありません安珍様…」
「それと、俺が安珍の生まれ変わりだったとして、今の俺は城戸真司だから!前と変わらず名前で呼んでほしい」
「はい…わかりましたわ。この清姫、今までと変わらず真司様とお呼びさせていただきます♡」
「お願いね!…しかし、俺が安珍の生まれ変わりかぁ…」
「真司さん。いつまでそんな世迷言を信じているんですか。目を覚ましてください」
「しゃーーーー!!」
「あっつ!?だから室内で炎吐かない!!」 - 31二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 15:00:24
- 32二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 15:22:59
ジャンヌ・オルタ(睨みつけながら挙手)
エミヤ(仏頂面で挙手)
マシュ(普通に挙手)
真司「ぎ…ギルガメッシュ…」
アチャギル「…ニコッ」
真司「はぁ…!(嬉しそうな顔)」
アチャギル(ゆっくりじっくりと挙手)
(例のメーターが満タンになった音)(舞い散る紙吹雪)(崩れ落ちる真司)
- 33二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 17:01:40
清姫とぐだと真司とマシュ
「わかりました…すべてが合点しました」
なにがわかったの?
何か嫌な予感がする…◁
「なんか前聞いたことあるような…」
「ぐだ様も…安珍様の生まれ変わりでしたのね!」
「え!?安珍って二人いんの!?」
いやいやいやいや!!
もしくは魂が二分割になったとか…◁
「冷静になってください。過去に清姫さんが焼いた安珍は一人しかいませんし、魂の分割などありえません」
「わたくしが二人同時に愛おしいと感じるのなら、二人共安珍様であるということでしょう!」
「理論が破綻しています。そもそも清姫さんは安珍を何だと思っているのですか…」
「愛おしきお方…わたくしの初恋…嘘つき。嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つきうそつきうそつきうそつき」
呪詛を吐き出した!◁
狂化が勝手に進行してる!
「大丈夫清姫ちゃん!?しっかり!!」
「あっ…♡そんな強引に肩を掴むなんて…婚姻届けは何時提出しましょう?」
「話を飛躍させすぎです!!」
「え!?婚姻届け!?清姫ちゃん結婚するの!?誰と!?」
バカ!◁
鈍いどころじゃない! - 34二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 01:08:33
ハロウィンイベントのチェイテ城への初見反応集
ノーマルチェイテ
「すっげぇ…これがチェイテ城かぁ…デカいなぁ…!」
チェイテピラミッド
「なんだあれ!?すっげぇ…チェイテ城に逆さまのピラミッドが刺さってるよ!」
「いや~カメラ持ってきて良かった~…これ撮って早速記事にしよう!」
チェイテピラミッド姫路城
「なんだあれ!?ピラミッドの上にお城が建ってる!すっげぇ…バランスいいなぁ~」
「えーと…『チェイテピラミッドの上に新たな建造物が出現!』…と」
記事作る余裕がある!?
どうしてれいせいでいられるのですか?◁
「いやー記者として活動してると、奇想天外なことを記事にする機会が多いからなぁー。黄金のザリガニだったり、マヤ文明の遺産連結騒動だったり。それで慣れちゃった感じ」
「真司さんがいた環境が特殊な環境であることはわかりました…」
チェイテピラミッド姫路城&巨大メカエリチャン
「すっげぇ!!巨大ロボだ!!めっちゃかっこいいなぁ~…おっといけないいけない!写真撮っとかないと後で記事にできないぞ!今の内に撮っておこう!」
もうなにもつっこまない◁
もしやバーサーカーのクラスのかたですか?
「先輩。残念なことに、真司さんは100%人間です。普通の方より少し知能指数が低いだけの…ただの人間です」
「ちょっとマシュちゃん!そこまで言う必要ある!?」 - 35二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 12:28:24
スレ落ちそうなので保守
餃子を作る真司のネタを脳内で熟成しています - 36二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 18:02:42
保守
- 37二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 22:23:58
割と序盤でのエピソード。いつも通り食堂で昼食を取ろうとするぐだとマシュとフォウ。
あれ?あそこにいるのは…
…真司さん?◁
「そのようですね…三角頭巾とエプロンをつけてるようですが、一体何をしているのでしょうか?」
「フォウ?」
「フンフフーンフーン…お、ぐだにマシュちゃん!あとフォウ君もいらっしゃい!何食べる?」
ま…まさか!?
真司さんが…料理を!?◁
「信じられません!まさか真司さんが料理のできる方だったなんて…」
「フォウフォウ!?」
「いやそこまで驚かれること!?むしろ得意分野なんだけど!!」
「私の想像では、記者を職業にされていることから、三食携帯食や即席麺、そしてスーパーマーケットなる店舗で売られているサラダなどを主に食されている方かと思っていまして…」
「確かに、ジャーナリストは仕事柄不規則な生活リズムになりやすいから、食事が疎かになりがちだけど…俺はちゃんと毎日自炊してるからね!」
そういうところはしっかりしているんだ…
普段の言動や行動とのギャップがすごくてつい…
「昨晩のミーティングの時にダヴィンチちゃんの話が全く入っていない様子だったのを見逃していませんからね?」
「うっ…あの後みっちり一からわかりやすく教えてもらったから大丈夫…」
「フォウ…」
「ともかく!!二人共何食べたいか言ってよ!メニューにあるのから好きに選んでいいからさ!」
そもそもなんで真司さんが料理作ってるの?
今日の料理当番はエミヤのはずでしょ?◁ - 38二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 22:24:11
「それは真司から料理当番を変わってほしいと頼まれ、私が了承したからだ」
「エミヤ先輩!」
「いや~ほんとありがとう、エミヤ!ちょっと腕が鈍ってないかみんなに確認してもらいたくてさぁ~」
「…とのことだ。何、料理当番は多い方がこちらとしても助かるのでね。他の職員やサーヴァントに振舞うに十分な腕か見ているところさ」
「ちなみに今作ってるのがエミヤが注文した餃子定食ね!俺の一番得意な料理が餃子なんだ!」
「今のところ問題はなさそうですね…」
すごくおいしそうな匂い…◁
餃子…そういえばしばらく食べてないなぁ
「では私たちも餃子定食を頼みましょうか、先輩」
「フォキュフォキュ!!」
「フォウさんも餃子を食べたそうにしてますね!」
「そういえばフォウ君って駄目な食べ物とかあるの?ほら、餃子に入ってるニラもそうだしたまねぎとかチョコとか…」
「それを食べてはいけないのはイヌ科の動物です。フォウさんは肉類を好みますが基本雑食ですよ」
「フォフォウフォウフォウ!!!」
「じゃあ餃子も食べさせても大丈夫だね?わかった!餃子定食2人前と餃子単品一人前ね!パパっと作っちゃうからね!」 - 39二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 23:15:25
しばらく経って…
「はいお待たせ!餃子定食三人前と餃子単品できたよ!」
すごくおいしそう…◁
パリッパリに焼かれててこれは…
「…食欲がそそられるいい香りがします。完璧な焼き加減もさながら、付け合わせの野菜や漬物の色合いも合って見栄えも良いですね。問題は味なのですが…」
「いよいよ実食だな。どれほどの腕前か、お手並み拝見といこうじゃないか」
「フォウ!!!!!!!」
「フォウさん落ち着いてください!まずはいただきますからですよ!」
それではお手手を合わせて
いただきます!◁
「召し上がれ!」
……………………………!!!!
なにこれ!?めっちゃおいしい!!◁
今までで食べた中で一番おいしい餃子かもしれない…
「…マジ?俺の餃子そんなに美味い?」
「驚きが隠せません…!皮のパリパリとした食感と餡のジューシーな肉汁が口の中でこれ以上ないほど噛み合わさり、ニラの絶妙な風味も合流して、言葉に表せないほどの旨味が広がっています!」
「フォオオオオオオオオオオオオオオオオオウマッフォオオオオオオオオオオオオオ!!!」
「フォウさんもテンションがおかしくなるほど美味しいと言ってるようです!」
いや実際におかしくなってるよね!?◁
若干言葉しゃべってないかなぁ!? - 40二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 23:18:56
「フォウ君落ち着いて!ほら、水飲んで水!」
「ゴキュフォキュゴキュフォキュ…フォ~」
「良かった~落ち着いてくれた…でも、それくらい俺の餃子を美味しいと思ってくれたんだ!めっちゃ嬉しいな~…やばい、一番得意な料理美味しいと言われたのもあって、ちょっと感動してきた…」
そういえば、エミヤからの反応がないような…◁
「…………………………」
「確かに、餃子を食べてからエミヤ先輩が一言も喋っていないようですね…エミヤせんぱーい、真司さんの餃子の感想をお願いしまーす」
「…………………………」
「えっ…エミヤ?どうした?もしかして…美味しくなかった?」
「………………師匠」
「え???師匠?誰が?」
もしかして…
真司さんのことを言ってるんじゃないかな?◁
「え!?俺ぇ!?」
「師匠……頼みがあります」
「あ、うん…なに?」
「俺に…この餃子の作り方を教えてもらえないでしょうか?」
「あ~…それくらいなら別に構わないけど…」
「しっ!!!(大きなガッツポーズ)」
「フォウフォウ?」
「料理人の性…というものですかね…」
まさか立場が逆転するとは…
この美味しさなら料理当番を任せても大丈夫だね!◁
この一件以来、真司は料理当番として働くようになった…中華料理が最も好評らしい。ちなみに、エミヤは料理場では未だに弟子状態のようだ。 - 41二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 23:41:14
いいねえこういうの
龍騎×fateってありそうで中々無いから期待してる