民明書房刊・世界の珍習奇習とウマ娘

  • 1二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 20:35:57

    まえがき

    皆さんは我が国を始めとして、世界各国に伝わる変わった風習やお祭りをどのくらいご存知だろうか。
    また、その中にかつてはウマ娘と密接な関わりを持つものが含まれていることについては、ほとんどの場合現地の人間からも忘れ去られたものであることも多く、歴史の片隅に忘れ去られようとしています。
    本書ではそのような珍奇な風習に注目し、どのような変遷をもって現在の形になったのかを記してあります。これを元にヒトとウマ娘のちょっと変わったかかわり合いの歴史へ触れていただき、楽しんでいただければ幸いと思い本書を刊行することにいたしました。それではどうぞ最後までお付き合いくださいませ。

  • 2二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 20:49:23

    【ウマ追い祭り】
    牛追い祭りをご存知でしょうか。スペイン三大祭と呼ばれるサン・フェルミン祭の主要なイベントとして広く知られるこの牛追いは、かつてウマ娘がヒト男性を追いかける祭りだあったことは今ではほとんど知られていません。
    木柵によって作られたコースを走ることは今とほとんど変わりませんが、このお祭りでは本格化を迎えてもトレーナーを持たないウマ娘が、同じく(多くの場合、家族によって強制参加させられる)未婚の独身男性を追いかけて捕まえるというもので、捕まえたらコースに点在している三女神の像に誓いの言葉を告げてコース外に出してもらい、そのままヒト男性を実家にお持ち帰りするというものでした。
    当然のことながらキリスト教の伝来とともに公衆風俗上の問題から禁止されましたが、スリルを求める同地の庶民は珍重されていた牡牛にヒトを追わせる事で、代替のお祭りとしたのが現在の牛追い祭りとなります。
    なお、現代においても「一生懸命にウシさんから走って逃げる人間さんがすっごく可愛いの♡」とウマ娘達から極めて好評であり、この祭りの後に結婚式場の予約が一気に埋まることは言うまでもなく有名である。

  • 3スレ主22/09/22(木) 20:50:08

    なんかこう……こういう感じのやつ欲しいんで開いた人書いてくれませんか?

  • 4二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 20:52:39

    >>3

    そこにないならないですね


    マジレスすると民明書房の文体はですます調じゃないのと、もう少し頓珍漢なエピソードをぶっこんでくる

  • 5スレ主22/09/22(木) 20:54:46

    >>4

    そっかー。

    いやなんか断言する感じの文体だった気はするんだけど、前書きをですますで書いてしまったせいで流れで感染ってしまったな……

  • 6二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 21:00:54

    馬憑依(うまぴょい)と馬脱地(うまだっち)は当然民明書房の書物に書いてある

  • 7二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 21:01:04

    一個思いついたので飯食って帰るまで保守して欲しい
    出来は1には及ばんかもしれない

  • 8二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 21:07:00

    【無雲(むん)】
    古来より、仏教における諸行無常の教えは様々な形で俗世間に伝わっているが、大乗仏教の一つである真言宗では月輪観という形でその教えが瞑想に生かされている。
    万物の流転する世俗において、心の中に潜む叢雲の一切を取り除き、完全なる虚空に歪みなき望月を示し続ける、これこそが月輪の教えの真髄である。
    また、今日に於いては、丹法院座家なる飛脚の一族がこうした教えを昇華して、「影、影、無雲」という形で自らに発破をかける様が巷で散見されると言う。

  • 9二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 21:09:39

    >>6

    馬憑依と馬脱地は武士のそれっぽい感じがする。と思ったので22時過ぎ位にそれを書いて、此処に上げますね

  • 10二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 21:17:13

    男塾は小中学生を対象としたジャンプ漫画なので、当て字は基本的に読者が読める漢字を使う傾向にある
    厳娜亜羅十六僧みたいに例外もあるけど

  • 11二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 21:25:15

    【ウマ相撲】
    現在でもヒト力士の相撲と共に取組が行われるウマ相撲であるが、これがウマ倉時代においてウマ武者とヒト武者の婚活の儀に端を発することはあまり知られていない。
    この取り組みの申し込みを断ることは「貴女には魅力がない」「私はヒトに力で劣る」と宣言することに等しく、実質的に拒絶不能であった。
    この立会のことを「ウマ立ち」と称し、地を跳ねてぶつかり合う事から「馬脱地(うまだっち)」と掛け声を発したという部分だけは何故か広く有名である。
    なお勝敗に関わらずそのまま馬憑依(うまぴょい)の儀に移り婚姻が確定することになるのだが、この部分を詳細に書物に遺すことを固く禁じられているためその詳細は明らかではない。

  • 12二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 21:27:38

    >>8

    は、早筆ニキ!?早筆ニキにございまするか!?

    マチタン超かっこいいぞ……

  • 13二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 21:44:45

    >>7

    【御身渡り】

    ウマ娘の伝説には剛力である逸話が付き物だが

    諏訪地方の伝説はその中でも最たる物の一つである

    さる武家の少年が対岸のウマ娘と恋に落ちたが

    戦乱の世の習いで他国に人質に出されそうになったところ、

    出立の日、行列の只中に単身打ち入って

    敵方の護衛を全て薙ぎ倒したのち

    少年の御身を抱え上げ

    諏訪湖の氷を踏み割りながら

    対岸に消え去ったと言う


    諏訪地方ではこの伝説に基づき、

    氷が厚く張った年に限り

    共に冷水に落ちる覚悟のあるヒトミミとウマ娘が

    どちらかを抱えて諏訪湖を走破する祭りが行われている

    かつては妨害役を打ち倒しながら走る障害レースも

    行われていたと言う

    民明書房刊「ウマ娘との恋の伝説」

  • 14二次元好きの匿名さん22/09/22(木) 22:12:53

    >>9

    書いたので上げますね。書き終わって思いましたがこれ民謡というより武術解説のそれだな…


    【馬憑依(うまぴょい)】

    かつてウマ娘と共に戦場を駆けた武士(もののふ)が見出だしたとされる、心を人ならざるものへと変貌させる術。

    単なるまじないと言う者も居るだろうが、その実「馬憑依」の唄と共に舞う事により武士の心はけして折れぬ闘志を持つ兵(つわもの)と化す。またその術は男子のみならず奥方や女中にもおのが身と幼子を守る為と身に付けた。戦無き世となっても、その歌は受け継がれ人とウマ娘を繋いでいる。

    荒々しさと気品、信じるものへの忠義に、武家の者は魅せられたのだ。


    【馬脱地(うまだっち)】

    馬憑依と同様武士がウマ娘と並び駆ける為に身に付けた術。日本の古武術においては縮地とも称される。

    地に顔を付ける程に体(たい)を倒れ込ませ、されど地に伏さず駆け続ける事で鎧に身を固めた身なれど速く、速く駆けていく。これを繰り返す事は己の足を傷付け生涯消えぬ傷を残す事になりかねぬ諸刃の業。ウマ娘の様に駆け地を脱する、よってこれを馬脱地とする。

    共に駆けるにはその背中は遥か遠く、それで尚、いやだからこそ彼らは戦場で愛バの隣にあろうとした。

  • 15二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 04:04:20

    民明書房感あるタイトル難しいな……と思ってwiki見たら
    作中の出版者たちに結構細かい設定あるの知ってわろてる
    【雄達哥(ユタカ)】
    夏王朝時代、中国史上初めてウマ娘のみの軍隊を作り、天下に覇を唱えたと伝わる武将。
    球戯の名手とも伝わり、ウマ娘たちの中には
    戦意高揚のためこの武将の名を歌うものが
    今でも居ると言う。

  • 16二次元好きの匿名さん22/09/23(金) 04:33:57

    【蹄鉄墳】
    古墳時代の前に、時の権力者がパートナーのウマ娘の墓として作らせたとされる墳墓。その名の通り蹄鉄の形状をしている。紀伊石古墳等が有名。
    紀伊石古墳においては蹄鉄墳に併設して権力者自身の墳墓も建てられており、その墳墓の一部は蹄鉄墳のU字の中に収まるよう円形になっている。当初は前方後円墳の変種であると考えられていたが、最新の年代測定により他の前方後円墳より古いことが判明し、むしろ前方後円墳の原形と考えられるようになった。
    死後もパートナーのウマ娘と共に在りたいと考えた古代の権力者の愛の形とも言えるかもしれない。
    なお、概ねの蹄鉄墳においては蹄鉄部が先に作られ、その後に円墳が作られている。しかし栗藤古墳においては蹄鉄部が後に作られたことが判明しており、そのことからこの時代はウマ娘側が権力者であった可能性が示唆されている。

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています