【閲覧注意】ヤマトが野外に目覚める可能性

  • 11◆zPjbxAsIrlaH22/09/24(土) 20:45:43

    父カイドウを倒し、おでんとしてワノ国を救う事。
    そしてワノ国を開国する事を目標としている為、ボクはずっと鬼ヶ島中を逃げ回っている。

    手錠のせいで島の外に出る事は出来ないから、この小さな島に縛り付けられている。おでんとしてはこの上ない屈辱だ。

    長い逃亡生活では色々困り事もある。

    …恥ずかしい話だけど、そういう事情もあって、必ずしも毎回キチンとトイレに行ける訳ではない。

    本当は嫌だけどそれは仕方ない事だ。諦めよう。

    …だけど最近になってそれが別の意味を持ち始めてしまった。

    ボクがこんな変な事をする様になったのはつい最近の出来事だ。

  • 2二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 20:46:46

    お待ちしておりました!!

  • 31◆zPjbxAsIrlaH22/09/24(土) 20:48:06

    「ふぅ…今日の修行はここまでにしておこう…」

    いずれ必ず来る決戦の時までに少しでも強くなれる様に、ボクなりにずっと鍛えていた。
    カイドウと闘えば闘うほどレベルの差に愕然とする。だけどやらなければ強くなれない。

    父カイドウは紛うことなき怪物。どれだけ鍛えても不安は消えない。

    この日は朝から続けていた修行にかなり熱中していた為、終わった頃には全身がぐっしょりと汗だくになっていて流石に気持ちが悪かった。

    「水浴びでもしないとなぁ…やっぱりこれはちょっと臭うよね…参ったなぁ…」

    逃亡している身としてはニオイで存在がバレるのはよろしくない。
    流石にそれは人としてちょっと恥ずかしいし。
    なんて乱れた息を整えながら色々考える。

    そういえば確か近くに川があったはずだから、そこで水浴びをしよう。ついでにこの服の洗濯もしておきたい。

    そう考えてボクは歩き出した。

  • 41◆zPjbxAsIrlaH22/09/24(土) 20:51:03

    「うぅ…流石に川の水だと冷えるなぁ…。
    ゆっくりと温泉にでも入りたい…」

    夜の川で素っ裸になって全身の汗を洗い流しながらそんなのんきな事を考える。
    逃亡生活中の数少ない楽しみ。

    ああ、やっぱり温泉入りたいなぁ。
    ゆっくり温まりたいよなぁ。
    どこかで入るタイミングあるといいけど。

    川から出て手ぬぐいで体を拭くとすっかり気分は良くなっていた。
    これが温泉だったらこの何倍もいい気持ちになれるのに。

    着替えを用意して、汗でドロドロになった着物を洗う。これもそろそろ代わりが欲しくなってきた。
    洗濯と言えば、風呂は心の洗濯とも言うらしいけど、このすっきりと爽やかな感覚はまさにそういう事だと思う。

    まぁ、今回の場合は水浴びだけどね。

  • 51◆zPjbxAsIrlaH22/09/24(土) 20:54:20

    「ん……ちょっと催してきたかも……」

    川で冷えてしまったからか、急にトイレに行きたくなった。洗濯が終わってからで良かった。本当に。
    …とはいえこの近くにこっそり立ち寄れるトイレは確か無かったと思う。
    という事は残念だけど…。

    「はぁ……また外でするのか」

    水浴びした後に用を足すってなんだかもったいない感じがするんだよなぁ。普通のトイレでしたいよなぁ。
    なんて下らない事を考えながら茂みへと歩を進める。

    どうか誰も来ません様に。誰かに見られるのは流石に恥ずかしい。
    …まぁもし見られたら思い切りシバけばなんとかなるだろうけど。

  • 61◆zPjbxAsIrlaH22/09/24(土) 20:57:06

    袴をずり下ろしてしゃがみ込む。
    さて出すものを出そうかと言う時、見回りをするウェイターズが来た。
    ゆっくり歩いて呑気にこちらに進んでくる。

    どうやらボクには気付いていない様子、だけど……。
    コイツ、やる気が無いのかゆっくり歩き過ぎだ。ヤバい早く行ってくれ。このままだと本当に…。

    「う…ヤバいヤバい……もう我慢が……!」

    やっぱり。案の定だ。
    どうしても耐えられなくなってそのまま出してしまった。小さい方で良かった。大きい方じゃなくて本当に良かった。いくらなんでもそれは尊厳を失う。

    決壊した様に小さな水音と共にボクの足元に広がる嫌な水溜まり。
    最悪な気分だ。……でも何かがおかしい。
    緊張と恐怖と羞恥で頭がめちゃくちゃになりそうだ。

    「〜〜!」

    多分、今ボクの顔は真っ赤になってる。
    ものすごい恥ずかしい。もしバレたら最悪だ。
    ボクにこんな感情とか女っぽい恥じらいとかあったんだな。何とも言えない気付きだ。
    いやでも、ああ、やっぱり恥ずかしい。
    …幸い、川の音で彼には聞こえていないみたいだけど。

  • 71◆zPjbxAsIrlaH22/09/24(土) 21:00:06

    初めて抱く感情。
    単純な話、用を足している所を誰かに見られる事は絶対にイヤだ。誰だってそうだと思う。

    …イヤだけど、ボクのこの感覚はなんだ?
    何故かものすごくドキドキする。ドキドキだけじゃないのが問題なんだけど。

    修行し過ぎてボクはおかしくなったんだろうか。
    それともクソオヤジに殴られ過ぎたのか。
    あるいは何かに目覚めてしまったのか。

    緊張しつつそのまま茂みに隠れていると見回りは去って行った。

    異様に興奮しているボクを残して。

    「…ちょっとこれは……しないと収まらないな…」

    ぽつりと呟いた一言は夜の闇に消えていった。

  • 81◆zPjbxAsIrlaH22/09/24(土) 21:03:07

    一度見回りが来たという事はしばらく来ないはず、という事。そう適当に判断して1人で始める事にした。

    着物を少し肌蹴て準備を始めた。
    でも、ボクは自分の体を見る度に正直少しイヤな気持ちになる…。

    心はもちろん、おでんと同じ男でありたい。

    だけど悲しいかなボクの体は女でしかない。

    それも無駄に脂肪のついた体に成長した女。
    どう見たって女の体。
    この体に触るだけでちょっと腹が立つ部分は無くはないけど、生まれ持ったものだ。
    こればっかりは仕方ない。

    1人でのやり方は自然と身についた。
    人間の本能ってすごい。

    ボクは基本、1人でする時は上も下もきっちりいじりたいタイプだけど…流石に今、下をいじるのは抵抗がある。

    だからいじるのは上だけにした。

  • 91◆zPjbxAsIrlaH22/09/24(土) 21:05:05

    「…ぅ……ん…」

    さっきの羞恥もあってかものすごく気持ちいい。
    上だけなのにこんな風になるなんて。
    外で肌蹴ているから寒いはずなのに、ボクの体はすごく熱くなっていた。
    自己主張をする胸の蕾がその熱を教えてくれる。

    摘んだり捻ったり引っ掻いたり。
    色んなパターンでボク自身を刺激していく。
    気持ちのいいやり方は熟知している。
    ボク好みのやり方も良く分かってる。
    相手がいない以上、1人でするしか発散出来なかったから。

    下には触れてないけど、多分ものすごい事になってるはず。この感覚はまず間違いない。
    だって頭がぼーっとする程興奮しているから。
    トロトロ垂れてそうな気がして恥ずかしい。

    「…あ……そろそろ…イけそ…」

    絶頂が近い。
    我ながらこういう技術はすぐに上達してしまったものだ。

  • 101◆zPjbxAsIrlaH22/09/24(土) 21:07:13

    その時、先程の見回りが戻ってきた。

    「(…なんで……もうすぐイけそうなのに……!)」

    瞬時に緊張する。心臓がギュッとなる。
    だけど興奮も手も止める事は出来なかった。
    ボクはおかしくなってしまったんだろうか。

    咄嗟に腕を噛んで声を抑える。
    静かな夜では小さな声でも響くかもしれないから。

    帰りだからかさっきより早めに歩く姿を見て少しだけ安心した。
    頼むからそのまま早く帰ってくれ。でないとこの妙なドキドキに本当に目覚めてしまいそうだ。

    「ーーッ!」

    そして彼が通り過ぎた瞬間に限界が来てボクは果てた。何故だかめちゃくちゃ気持ちよかった。

    ものすごい緊張とそれが解けた安心感と、こんな事をしてしまった後悔と興奮が同時に襲ってきた。

    とはいえ音も声も出さずによく出来たものだ。
    なんて変な自画自賛をしている内に彼は去った。

  • 111◆zPjbxAsIrlaH22/09/24(土) 21:09:12

    何故自分がこんなに興奮しているのか理解が出来なかった。
    …というより理解するのが怖かった。

    ボクはまともなつもりだったから。

    ボクの知らなかった感情と興奮をもたらしたのは、異臭を放つこの足元の水溜まりが原因だろうという事は認めざるを得ない。
    でも何でこんなに興奮してるのかが分からない。

    「……ボクは…どうなっちゃったんだ…?」

    やっぱりボクは変になってしまった様だ。
    何故ならまだドキドキが収まってないから。

    これを落ち着かせるにはアレが一番だ。

    そう自分に言い聞かせ、辺りを念入りに確認してもう一度激しくした。

  • 121◆zPjbxAsIrlaH22/09/24(土) 21:11:02

    それ以降ボクは絶対にバレない位置を探しては用を足し、それで得た異様な興奮で自分を悦ばせていた。
    変な遊びを開発してしまったものだ。

    する時はやはり上だけをいじるけど、それでも十分気持ちいい。
    もっと刺激が欲しいなら、今度は張形でも入れてからしてみようか。……なんとかしてうるティあたりから盗めないだろうか。

    そんな事を思いつくなんて、ボクはどうも本格的におかしくなってしまった様だ。

    外でする事がこんなに気持ちいいなんて考えた事もなかった。

    こんなにハマるとも考えていなかった。

    もうボクはまともな道には戻れない。

    ーおわりー

  • 13二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 22:12:35

    毎度ありがとうございます

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