閲注CP? シーザー「やっと、逃げ切った・・・・・・」

  • 1二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:25:45

    「チクショウ、アイツら追ってくる速度が早すぎるぜ」
    おれが帰ってきたのは懐かしのパンクハザード島にある研究所、今でこそ色々とボロボロだがだからこそ助かった。ガラスが全て割れていたのだ。おかげで相手の鏡の中を伝う能力者は撒けるである。

    「シュロロロ、疲れたぜ。一先ずこの研究所を修復して避難所にするか」
    そうは言ったもののこの広さだ、全て修復するのはまず不可能なので最低限の私室と作業場の無菌室と排泄シャワー室(勿論全部屋に鏡はない)を作り上げたところでおれ疲れ果てて眠ってしまった。

    起きて時刻を確認すると大体18時間程経過していた、そんなに疲れていたのかと意外だった。
    「シュロロロ、まぁ飯に関しては数日はレーションで凌げるがそれ以降はどうするか、プランターや人工牧場もDNAがないことには使用不可だが・・・ん?まだ使ってない予算がいくらかそのままだな。そうだ!」

    「ガールズシップを呼ぼう!(ついでにいくつかの食糧や動物達も)」

  • 2二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:32:51

    こんなに離れた島だ、ガールズシップだってやってくるのは最低でも1週間は後だろう。なのでまずは食糧や動物、植物の種といったものを持ってきてもらうことにした。勿論極秘の為口止め料金で少々高くつくが生きる為には仕方ない。
    「ハァ〜やっと届いたシュロ。レーションの残り数もかなり少なかったが、食糧問題はこれで解決!後は適当に部屋を広げて量産体制を整え防音設備を整えたら、ガールズシップを待つだけだ!!」

    「ようやくだ、ようやくこの時が来た。久し振りのガールズシップ!今回は奮発してアレなサービスまでつけてやったし楽しみだぜシュロロロ!」
    とは言ったは良いものの、実は余っていた予算はこれで底をついた。ここから先はサバイバルな引きこもり生活を余儀なくされるのだが、そんな懸念は船の到着を知らせるベルが鳴り響いた時点で吹っ飛んだ。

    この時おれは知らなかった、欲を出さずに静かに隠居していれば、あんな事にはならなかったのにと。

  • 3二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:39:15

    続けて

  • 4二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:44:27

    「「「「「やっほー!シーザーちゃん!!」」」」」
    「おー!これは素晴らしい!!全員が俺の好みだ、口止め料含めて予算の残りを投げ打った甲斐があるぜ!さぁ、テメェら俺に奉仕しやがれ!」
    「「「「「はーい!」」」」」

    そこからはもう至福の時であった。飯を食べさせてもらうではすまずにアレなことやコレなことなどもう色々やった、流石のおれでもちょっとやり過ぎたな?と思ったがそんな事は次の女共の行為で全部吹っ飛んだ、そしてそいつらのテクニックが一級品なのだ。確実におれの弱点を見極めてついてくる、なんならおれですら知らなかった弱点だってついてきた。ある種の恐怖すら覚える程の快楽がおれの体を貫いた。

    「シュロロロ、そろそろ時間だがお前たちは本当に上手いなぁ」
    女A「お褒めにあずかり光栄ですわ」
    女B「今までもシーザーちゃんに奉仕してきた甲斐があったというものです」
    「は?今までも?」
    女C「あれぇ?まだ気づいてないの?シーザーちゃんってば鈍感」
    女D「まぁらしいっちゃらしいのじゃ。何せ見た目も声も中身も変えておるからのぉ」
    「おい待て、本当に何の話だ!!お前たち、おれとは初めてじゃなかったのか!?」
    女E「今回はわかりやすくヒントも見せてたのになぁ」

    思考が渦を巻く、よくよく見たらこいつら胸に数字が振られている。そしておれの知り合いにそんなことしてるやつは1人しかいない。いや、そんな筈はない、だって奴は男の筈だ!!

  • 5二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:45:40

    よくやった!

  • 6二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:46:14

    ある意味ではシーザーの尊厳破壊…になるのか?

  • 7二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:46:35

    あっ(察し)

  • 8二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:46:51

    押しの強さは女の子の特権だからね

  • 9二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:47:08

    >>6

    クズに破壊されるような尊厳ってあったっけ

  • 10二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:50:10

    そんなことを思っていると、1人の女が近づいてきた俺の耳元で声を囁いた。それはおれにとっては死刑宣告にも等しい、処刑文。
    女D「久し振りじゃのう、シーザー・クラウン。ガールズシップなんてものがそんな都合よくずっと呼べると思っていたのかのぉ?わしァDr.ベガパンクじゃ」

    俺はその場で舌を噛み切った。
    噛み切ってからやらかしたと思った、ここから隠居生活が始まるのにおれはその人生を自分の力で絶ってしまったのだ、
    女C「そんなに怖がる事?というか最初の1回目から私たちはDr.ベガパンクだったのに」
    意識を失う寸前だと言うのに地獄の言葉は続いていった、おれは反応しようとも思ったが、その場でおれの意識は、闇に堕ちた。

  • 11二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:53:29

    でもよぉ…付き合い長い友達が自分好みのハーレムになってくれるとか男の夢じゃねェか?

  • 12二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:55:25

    目を覚ました、おれはどうやら生きているらしい。
    周りを見渡すとどうやらここはパンクハザード島のおれの私室らしい、おれはベッドの上で寝かされていた。そして女の子達は1人を除いて消えていた、まず体を動かしてそいつを殺してやろうかと思ったが、体が、というか力が入らない、これは、まさか!

    「・・・・・・海楼石の、鎖か」
    「おー、起きたかシーザー。いい夢は見れたかのぉ?」
    「テメェ!ふざけやがって、よくもおれを騙しやがったな、こいつを外しやがれ!!」
    「うるさいのぉ、そもそも庇い切れなくなったのも、予算を着服したのも、全てお前がやった自己責任の自業自得じゃろうが」
    「チクショウ、こんな時まで女の格好しやがって!というテメェ、男じゃなかったのか!?」
    「そうじゃよ?」
    「だったら何d「趣味だ」ふざけんじゃねぇ!!」

  • 13二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 09:59:24

    ひとまず俺としてはこのなんともふざけた状況を打破しようと頭を回した。
    (考えろ、心底認めたくはないがやつはおれ以上の天才。技術力の面でおれはやつに負けている。つまりそこ以外の場所で勝負を仕掛けるしかねえ!!)
    「余計なことは考えん方がいいと思うのじゃ」
    「ふざけんな!大体なんだその体、というか俺じゃなくて俺達はDr.ベガパンクってどういうことだ!?そういうチーム名なのか!?」
    「わしはわしじゃよ。まぁいい教えてやるのじゃ、よく聞いておけよ」
    そこから、おれですら思いも至らなかった授業が始まった。

  • 14二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:07:36

    >>11

    いくら慕ってくれてても自分よりはるかに上の頭脳がこうして人の心わからずにじりよってくるんだぞ

    いかにクズと言えど同情……ううん同情しなくもーない状況だぞ

  • 15二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:08:29

    「わしァ、ある時研究をしていて思ったんじゃ。体が一つでは足りないと、そこで肉体を増やす事にした」
    「しかしわしァ1から人間そのものを全て作るのは無理だ。一応近いものは作れるが感情がないものを人間とは呼べんからのぉ」

    「そこでだ、わしァ自分の脳味噌を開いて分析してレポートに纏めた後100分割した」

    「勿論事前準備は全て済ませておる。脳味噌を100分割した後は残った肉体を平等に100分割、わしの細胞を分析してそこを起点に1から細胞分裂したものと予め準備している一部空っぽの肉の器や人工内臓を作り上げて移植すると言う形で人体そのものをそこから再構築することにしたのじゃ」
    「勿論ただ自然に任せると癌化したりずっと太り続けて際限なく成長する肉の塊になるからそこに制限を設ける形になったがのぉ」
    「そうしてわしの脳味噌の1%、そしてそこ以外の1%の細胞分裂と予め作られている肉の器によってわしは個にして群である100人に増える事に成功した。実は結構賭けでな、肉の器が出来上がるまでに脳死したりしたら終わりだったんじゃが、まぁ上手くいってよかったわい」

  • 16二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:11:40

    シーザーが流石に可哀想になってきた

  • 17二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:13:44

    で、なんで奉仕してたんです?

  • 18二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:14:48

    >>9

    一寸の虫にも五分の魂と言いましてね

  • 19二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:16:00

    >>17

    そらもう精子の採取やろ

  • 20二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:16:42

    うわ好みのsf自己増殖してるけどすげぇきちがいだこれ
    そのうえで美少女になってるけど

  • 21二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:16:42

    実益目的でも趣味目的でもどっちでもこわいよ

  • 22二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:22:12

    「脳味噌を100分割したのは人間の感情はそこを司っているからじゃが「黙れ!なんだその非道を越えた非道は!!」
    「非道じゃと?おかしなことを言うんじゃな、お前みたいに見ず知らずの子供達に薬物投与してあまつさえ予算を着服するなど、そちらの方がよっぽど非道じゃぞ?」
    ベガパンクの言っていたことは、理解できた。正直理論がわかっただけでどうすれば実践できるのかに至っては悔しいが全くと言っていい程思いつかない。

    「まぁそう焦るな、正直この実験はわしにとっても机上の空論だったしのぉ。先程も言ったが女体は趣味じゃ、偶然お前の趣味とも合致していたがなぁ」
    「あぁよかったぜ、今思えば吐き気がするがな!!」
    改めて思った。こいつはヤバい、間違いなく生粋のマッドサイエンティストだ。

    「シュロロロ、なんとなく理解はできたぜしたくないけどな。それで、何でこんな事をしたんだ?」
    「なぁにちょっとした意趣返しじゃよ。お前を追放した後にガールズシップを最初に使おうとした段階でわしァお前の反省を諦めた、ならいっそのことその予算はわしが使って回収してやろうとな。因みにお前が頼んだ水食料家畜植物の種もわしの部下が運んだものじゃ」
    「シュロロロ、もう突っ込む気すらおきねぇよ・・・」
    「全く、そもそもただの研究者に対してわしがそんなに庇うわけないじゃろ。お前の才能には一定以上の敬意を払っておったつもりなのにお前と来たら」
    「黙れ!!おれの才能は何をしても許されるんダ...
    「元々抜けていた力が抜けたろ?海楼石の密度を上げたからのぉ、能力者にはキツいじゃろう?」

    また知らない技術が飛び出してきた、というかなんでおれの動きをベガパンクの野郎は把握してやがるんだ。

  • 23二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:26:40

    ハッピーエンド?

  • 24二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:38:13

    「簡単な話じゃよ、わしはあの島にモニタリュウムという原子をそこら一帯にばら撒いていただけじゃ」
    「あっ、図鑑を見ても出てこないぞ?何せ加速器を活用して作り上げた人工原子じゃからな。原子一つ一つがわしが作り出した特殊な電波を浴びせる事で耳目となり研究服に張り付いたり更に体内や肌に侵入する事もできる」
    「お前がこの島で研究してて見習いの時に服を着たじゃろ?あの時点で既にわしの監視網に置かれていたのじゃ」
    イカれてやがる、ここまでくると本当に500年程度でベガパンクのやつに追いつく事すら疑問に思う。というか大前提として記憶を盗み見られてるし。

    「そりゃそうじゃろ。お前が倒れてから丸三日経ったんじゃからのう、脳味噌にだって細工はし放題じゃ。悪魔の実の能力者であろうと脳味噌で思考や感情を発生させる時には電気信号が発生するからな、そこを読み取る機械をつけさせてもらったわい。あっ、脳にかかる負担なら安心じゃよ一つ一つの大きさならマイコプラズマよりも小さいものを20万程送り込んだだけじゃからな、因みに先程のモニタリュウムとは別の新しい原子じゃ。苦労したぞ、電波を光と結び付けて光速で飛ばす技術を確立させるのは」

    もはや何から何まで異次元だった、理解できる領域、実践に至るまでにおれが思い付くハードルなんて両手足の指じゃ足りないくらい飛び越えていた。

  • 25二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:41:07

    尊厳もプライドも粉微塵になるまで粉砕されるシーザーはたまらんえ

  • 26二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 10:57:36

    マイコプラズマより小さいという例えからナノマシンにはできなかったんだな
    がんばれクズ、ナノマシンを作れば見返してやれるぞ

  • 27二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 11:08:01

    「というか外せよこの鎖!」
    「いいぞ、もう話は終わったしな。ほれ、これで鎖は外れt「ガスティーユ!」
    真正面からまともに喰らった!おれをコケにするからこうなるんだ、今のうちに逃げてやる!

    「おいおい、物騒じゃないか」
    おれの希望は、打ち砕かれた。

    「そんなにわしのことが嫌いかシーザー?わかった、わしの防護機構を解説してやる。それを乗り越えてわしという個体を殺せたらここから出してやる」
    「ケッ、わかったよ」

    「さぁ、勉強の時間じゃよ。ワシの体の表面にはナノメートル単位の小さな物体が全身に張り付いていてそれをわしの脳の演算領域の一部を貸し出すことで動いておるのじゃ」
    「そしてこの世界の全ての活動にはエネルギーが発生しておる。移動呼吸排泄食事攻撃気迫など様々、勿論悪魔の実や覇気と呼ばれるものであってもな、そしてエネルギーというのは同じ量のエネルギーや中心を突く事で相殺される」
    「わしの表面に触れた物体がエネルギーを感知するとわしの脳の演算領域の一部を借りて最適な振動を加え相殺するのじゃ」
    「と言ってもわしの演算能力や物体の耐久値にも限度はあるからのぉ、この島を一撃で消滅させるほどのエネルギーを0.025秒以上の隙を与えず670年程連続で全方面から叩き込んだら崩れるぞ」

    そんなの、無理ではないか。というかそもそもそのレベルのエネルギーなんて全人類の脳味噌を繋ぎ合わせたって速度が足りない。
    (マズい、長引かせると本当に勝てなくなるぞ。これで決めてやる!)
    「無空世「窒息せよ」

    次の瞬間、力が抜け地面に倒れたのはおれだった。

  • 28二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 11:30:53

    「勉強まだ終わってないぞ、窒息解除そして正座で座り込め」
    言われた通り呼吸ができるようになったがおれの体は正座の姿勢からピクりとも動かなくなった。

    「さて、続きだお前の体に仕込んだものは2種類でまだ片方しか解説しとらん」
    「もう1つは0.5ナノメートル程の機械の粒を20万ほどばら撒いておるんじゃ、本当なら新型のゼプトマシンを使いたかったんじゃが生憎原子よりもはるかに小さいからのぉ、まだ繊細な人体で使う段階まで至っていないのじゃ、何事も小型化すればいいというわけではないということじゃ」
    当たり前のように既存の法則が塗り替えられていた、これではもはや光速を超える物質は存在しないとかブラックホールから逃れられるものはないという定説すら危うい。

    「それでだ、その機械の効力じゃがな?わしの声の通りの現象を対象の脳に錯覚させる電気を発生させる効果じゃ、単純にわしの見た目を真似すればいいという訳ではないぞ?それではセキュリティホールだらけじゃしそもそもこの肉体のこの声じゃ反応しないからのぉ」
    「因みにお前がさっきやってた技じゃが大方酸素を抜き取って殺そうとしたんじゃろうが、無駄じゃよ」
    「わしは生命力そのものを作ることはできないが、生命力そのものに干渉してそれが通る道のりを弄ることには手が届いた。そして不思議なことにな、この星にも寿命、生命力の概念が存在しておる」
    「わしァそこに着目して地球の生命エネルギーを自分に与えることで生きておる、伝達方法はこの星が纏う原子じゃな」
    「つまり肉体は兎も角真の意味でわしを殺害するにはこの星に関連するありとあらゆる物を消し飛ばすかこの星の重力圏の直径である185万4000kmほどわしをこの星から引き離す必要があるというわけじゃ
    「そこまでする必要はないぞ?何かしらの方法でわしの肉体を殺害できたら解放してやるから安心せい」

  • 29二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 11:35:53

    このスレ読んでるとシーザーに同じ領域へ追いついてほしいだけなのかもとか思えてきたわ

  • 30二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 11:38:42

    おれは、今まで天才だと思っていた。
    おそらく過去も今もこれからだってそうだろう。
    しかし、これは何だ?
    これはもはや天才という言葉で表していいのか?生命力だけで生き延びる?そもそも地球と人間の生命力は違うだろう?他にも色々頭に疑問は浮かぶが思考が回らない、それだけおれは呆気に取られていた。

    「さて、お前を助けてここに縛り付けている理由じゃがな?女の体になってわかったことがあるんじゃか、尊敬や敬意などの良感情はベクトルを変えると人間の三大欲求に纏まるらしい、つまりは性欲じゃな」
    「ふざけんじゃねえ!!これ以上おれの尊厳をどこまで土足で踏み躙った上に爆弾を爆発させてぺんぺん草一本生えない焦土にする気か!?」
    「そうか、わしだけじゃ魅力に欠けるか。ほれおいで〜」
    近くの扉が開きそこからやってきたのは、またしてもおれの予想を越えるものだった。

    「「「わ〜い、パパだぁ!」」」

  • 31二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 11:39:46

    認知しろと?

  • 32二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 11:50:08

    「紹介するね、みんなのパパであるシーザー・クラウンと言うんだよ。ほら挨拶」
    子供A「ママ、この人がそうなんだね。えっと、こんにちは」
    子供B「よろしくお願いします」
    子供C「へえ、結構いい顔じゃん」
    「シュロロロ、はいうんよろしくねえ・・・・・・じゃねぇ!一体何がどうなってやがるんだ!?」
    「簡単じゃよ、お前のその性格を矯正しついでにわしの、私の母性やらも受け止めて一緒にレッツ隠居生活というわけだよ」
    子供A「きょうせい?」
    子供B「ぼせい?」
    子供C「いんきょせいかつ?」
    「ごめんねぇ、パパとのお話頭使うからまだちょっと遊んできてねぇ、そうねえ...3時間ほどでいいから」
    「「「はーい!」」」
    子供達が部屋から出て行った。

    「というわけなんじゃがのぉ」
    「どういうわけだ!確かにガールズシップでおれの遺伝子は解き放たれたが早すぎるだろ!第一時計見た感じおれが気絶させられてからそんなに経ってないぞ!!」
    「腹の中にある赤ん坊を育てるを取り外して細胞分裂装置を応用して産まれるのを早めただけじゃよ。因みに5人全員にぶち撒けよって、3人もヒットしたわい」
    「シュロロロ、胎盤を取り外すくらいじゃ驚かねえおれがいるぞ、感覚麻痺ってのはホントにあるんだな・・・」
    「そこでだ」

    その言葉が聞こえると同時に俺はいつの間にか鎖があった筈のベッドへと押し倒されていた。
    「これくらいなら理論の説明はせんぞ?というか何でもかんでも言うのもあれだしな、自分で考え学びたまえ」
    「一つだけ解説するならこの島に発生している原子分子は全てわしに変化することができるから0と1でわしを表現しない方がいいということくらいかのぉ」

  • 33二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:07:39

    「言ったであろう、性欲があると。これから日常的に解消させるためにお前を使うぞシーザー、いや」

    「だ・ん・な・さ・ま・☆」

    悪夢のような宣言があった、それと同時におれの視界にはベガパンクの大きな、そしておれ好みの胸が視界いっぱいに広がり、鼻血を出した。
    「おやおや、やはり人間というのは脆いものだのぉ。少し刺激を強めたらす〜ぐ"こう"なってしまう」
    鼻血だと?おれが?マセたガキンチョでもねえんだぞ?だとしたら鼻血が出る原因は、まさか!
    「・・・・・・脳の線が、焼き切れたってのか?」
    「ご明察、原因としてはお前の良感情を限界まで増幅させたことじゃな。何せ姿がわかっていては勃つモノも勃ちにくいであろうからのぉ」
    「さてだんなさま、いい感じに頭が蕩けて来たであろう。楽しもうか、子供達に3時間と言った手前後始末を含めて今回は2時間半で終わらせよう、勿論今回で終わりじゃないぞい。そしてテクノブレイクで逃げられるとも思わないことじゃよ?」

    「ア・ナ・タ?」
    その一言を皮切りにおれの意識は、砂糖と練乳と蜂蜜を限界まで煮詰めたような甘ったるい匂いに包まれどこまでも、どこまでも溶けていった・・・・・・。

  • 34二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:08:53

    Fin.

    何エンドか知らんけど初SSはこれでおしまい。
    原作のDr.ベガパンクはこのSSよりは科学力があると思ってます。

  • 35二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:12:14

    おつー。ブッ刺さる良いシチュだったわ

  • 36二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:13:31

    個人的にはジャッジとクイーン様でも書きたいんだがエミュが難しすぎてなぁ。

  • 37二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:19:25

    こわいよ

  • 38二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:21:01

    >>37

    そう?

  • 39二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:21:41

    このクズに対してひどい目にあってほしいとは思ってたがここまでくるともはや可哀想になってきたわ

  • 40二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:23:58

    掌の上で踊らされ

  • 41二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:29:03

    倫理観があるんだかないんだか

  • 42二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:30:02

    >>34

    すいませんこのssの時点で全盛期ロジャーも古代兵器もイム様もまとめて始末できるんです

  • 43二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:31:11

    だんなさんに自由はないんですか?

  • 44二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:37:20

    悪人や狂人が自分より更にヤバい奴を見て絶句したり翻弄されたりするのが好きなのでこの二人には期待してたしいつかssとかも読みたいと思ってたけど今日のうちに見れるとは思わなかった
    ありがとうございました

  • 45二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:40:16

    >>43

    思いついたらマッドな新婚生活書くよ、思いついたらね。このスレか、新規スレッドかはわからんけどね。


    >>44

    初煮込みだぁ(遺言)

  • 46二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:40:45

    良感情が性欲になることを説明してるのでシーザーに対して好意を抱いていることがわかるいい関係
    これは純愛だわ

  • 47二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:40:50

    デデデデ!ありがとよシーザー!パラミシアの血統因子吸いたい放題だ!

  • 48二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:41:37

    制欲解消に誰でもいいわけじゃないんだよね…だんなさま☆

  • 49二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:41:45

    >>42

    防御特化だし攻撃力は相手にあの機械埋め込めるかにかかってるよ、いやまぁ出してないだけで指向性反物質砲弾とか科学再現トットムジカとか考えてはいるけど。

  • 50二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:42:51

    >>48

    なんだったらこのベガパンクたぶんシーザー以外の男の味知らんし興味もなさそうだからな…

  • 51二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:43:24

    >>46>>48

    Exactly‼︎

  • 52二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:46:55

    世紀の天才がオーバーテクノロジー駆使してやることがいつも噛みついてくる人間性最悪の同僚を性的蹂躙することなのとてもエッチでいいと思います

  • 53二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 12:58:49

    シーザーの尊厳どころか生命の尊厳まで踏みにじるぶっとびっぷり
    その気になれば違和感すら覚えさせずに惚れさせることもできたろうに抜けのある攻め手

    なんだこいつ無敵か?

  • 54二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 13:03:55

    >>53

    いいだろ?世界最強の科学者だぜ?

  • 55二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 13:16:11

    良作は口に苦い
    よくわかるスレ

  • 56二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 13:16:29

    おぞましいものを見た

  • 57二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 13:18:09

    R18G

  • 58二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 13:18:45

    >>42

    いいのだ、全能系天才科学者が意中の人を射止めるためだけに自分の力を使うのがいいのだ

  • 59二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 13:20:18

    シーザーの心の芯を丹念に丹念に削りおとして
    ポキッと折れてベガパンクに惚れて愛の言葉を囁いたら
    もう一度ききたいからやり直しって心を完璧に復元するみたいなのやってほしい

    何度も何度も屈服させてその度に完璧に直してほしい

  • 60二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 13:21:30

    >>59

    今ちょっと続編の道筋頭の中で書いてるからそれ折り込んでみるね、形にできるのはいつになるかわからんけど。

  • 61二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 13:22:36

    まぁ、イチャラブの形は崩さないようにしたいね。

  • 62二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 13:31:26

    >>47

    多分これ個人の趣味やな、血統因子関係ない()

  • 63二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 15:36:25

    続編の始まり書けたけど、いる?

  • 64二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 15:38:05

    寄越せさもなくば支援というなのテロSSするぞ

  • 65二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 15:39:41

    >>64りょ


    子供達「「「パパ〜」」」


    「うるせぇ!あっち行ってろってんだ全く・・・」

    「パパはねえ、今お仕事で忙しいのよ。私たちを食べさせる為にね〜」

    「「「は〜い」」」

    「これ!自分の子供達に対してその態度はどういうつもりじゃ!」

    「黙れ!そもそもテメェが勝手に生み出したガキだろうが!!おれが面倒見る理由が存在しねe「窒息しろ」

    「ヒ...キョウ...ダ...ゾ...」

    「窒息解除、そして正座。全くもう、父親としての自覚が足りないんじゃない?折角思考盗聴だけは解除してあげたっていうのに」

    「だったらこの遠隔操作も解除しやがれってんだ!」

    「しておるぞ?アレとは別の理論を用いた技術で再現しておるがのう」

    「トンチ坊主かテメェは!」


    おれは今、この世の地獄に生きている。何故か女体化したベガパンクに文字通り骨抜きにされている、正直なところ諦めて折れたら多少楽なんじゃないかという気持ちが流れ始めて来ている。

    だがここで折れてはあのマッドサイエンティストの思う壺だ、それだけは許さねえ。慈悲なのか恩赦なのか知らねえがこの天才科学者の底力見せてやるぞシュロロロ!!

  • 66二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 15:48:07

    数日、いや通常の尺度でこの時間を測っていいのかすら謎な日々だがいくつかわかってきたことがある。
    まず、鏡を設置してもあの能力者がおれを殺しにこないと言うことだ。因みにそれを察したのかあの野郎は「この島のこの研究室の一部は座標が現世とズレておる、存在しない数字で埋め尽くされた座標を10進法に変換して渡る術を獲得しないとここの存在を知ることすら不可能じゃぞ。因みにここから外に出た場合は通常の座標じゃが外から内へは通れんのじゃ」とかわけのわからないことを言ってやがった。というかここおれの研究所だろ!後現世との座標のズレってなんだよもはやオカルトの域じゃねえか!!

    だが、収穫はあった。それはこの空間が一本道であるということ。つまりこの島で現世の座標と繋がっているところを通ればおれは逃げられるとな、ガキ共はこの無害な睡眠ガスで眠らせておいた。夜中になると鏡を使う能力者みたいに枝切れにされちまう、そうなる前に行動開始だシュロロロ・・・・・・。
    「研究所の一部と言っていたな、てことは単純に外へ出ればおれは自由の身だ!」

  • 67二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:00:28

    「嫌に不気味だな、物音一つしやがらねえ・・・」
    特に障害もなく一番近い出口に辿り着いた、鍵でも掛けられているのかと思ったがそんなことはなく、アッサリと扉は開いた。
    「お、おれは、助かったのか?迷うな、今しかねえ!!」

    おれの記憶はそこで途切れている。
    次に目を覚ましたのは、もはやトラウマとなった始まりのベッドの上だった。
    「アナタ、初めての脱出はいかがじゃったかのう?」
    「ベガパンク!テメェ!!いや今は聞くことにしよう、おれの身に何があった?」
    「おっ?随分と順応になったじゃないか。削り取られて消滅したんだよ、一瞬でな。残った脳味噌の一部をかき集めて蘇生している状態だね。あぁ思い出せないように蘇生のタイミングで脳味噌弄ってあるから安心してね?死の恐怖で廃人になられると治すのが面倒なんだ」
    体がガスのおれ様を削り取って殺すというのが正直よくわからないのだが、まぁこのマッドサイエンティストのことだ、いくらでも変な理論を持っているんだろう。
    「兵器の解説なんてする必要ないけど気になるだろうからヒントだけ与えておくね、E=mc^2、反物質、ヒモの崩壊。じゃあ、今日の発散を始めようか。いやぁアナタもお盛んねぇ子供達を寝かしておいてくれるだなんて、誘ってくれと言っているようなものじゃないか」
    「嫌だぁ!!!」

    そして、真夜中のデスマッチが幕を上げた。

  • 68二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:15:10

    そこに広がるのは、おれが嗅いだことない甘美な匂い。
    そこに広がるのは、おれが目で見てきた全てを凌駕する絶景。
    そこから感じ取れるモノは、腹を空かせた肉食獣という言葉すら生温い死の恐怖よりも濃厚に伝わる捕食者のオーラ。

    おれは、喰われる。

    既に何度も味わっている筈なのに、まるで初夜を迎えた新妻よりも震えていた。
    そして、その口内へ突き刺さる一撃はおれの精神という名の城壁を一撃で粉砕し、城諸共破壊しその土地から跡形もなく消滅させた。

    「いやぁアナタったら本当に素晴らしい、どうしてここまでピッタリなんだろう!?アナタは本当に、最高だ!!」
    舌から喉の奥へ甘みが広がる、もはやそれは苦味だ。恐らくキスでもされた際に舌と一緒に唾液を飲まされたのだろう、と予測をするのが精一杯。
    「欲の解放はやはり人間を人間たらしめるな、さぁ服よ散れ。その肉体を顕にし今宵も果てようぞ!よもや前戯なぞで終わるほどヤワでもないじゃろう!?」

    声なんて、出なかった。おれは捨てられた赤子のように泣くことすら封殺されひたすらに喰われていた。服はいつの間にか消え海楼石もないのに悪魔の実の能力は当然のように使用不可。
    いつしか思考の連なりすら薄れていき、おれの意識は、落ち...「目覚めろ、共に楽しもうではないか。なぁ、ダンナ様?」

    もはや、意識を落とすことすら許されはしなかった。

  • 69二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:24:39

    これがカカア天下かぁ…

  • 70二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:27:56

    「やめてくれ・・・・・・たすけてくれ・・・・・・もう、とめてくれ・・・・・・おねがいだぁ゛」
    「嫌じゃ、まだ前戯すら終わっとらんぞ。ほれ見よお主の何度もガールズシップで使われてきたものを!」
    「うそ、だろ・・・・・・」
    勃っていたのだ、あれだけの生理的嫌悪感、死の恐怖すら生温い世界で生存本能が活性化したとでもいうのだろうか。
    (いや違う、やつは科学者だ。となるとおれのツボを精密について無理に勃たせたといった方がいい、ちくしょう妙に思考が冴えやがる、やつが意識を落とすことを不許可にしたせいだな。こうなったら悪態の一つでもついてやつを萎えさせてやるぞシュロロロ!!)

    「カ・・・ナン・・・ミ・・・・・・ヨ・・・シ・・・」
    「おいおいどうした、気持ちよくないのかのう?」
    しかし、現実は非常であった。
    実際には蚊の鳴くような声しか出はしなかった。
    それを見据えたようにやつの瞳が鋭くなる。

    「なるほどのぉ?大体わかったぞ、愛い愛い。ここまで連日抱き潰されておきながら未だにわしに抗おうとするとその哀れな魂の輝き、愛おしいのう、股が疼いてくるわ。前戯は終わりじゃ、ちと早いが本番開始じゃ」
    「ウ・・・・・・ヤメ・・・カ」
    (冗談じゃねえ!これ以上やられてたまるかってんだ!!)
    「五感認識拡張、意識電源切断要素消去、時間の永続拡張は、かわいそうだしやめておくかのぉ」

    そして、ベガパンクはおれにまたがった。
    勝ち目どころかリタイヤすらハナっから用意されていない負け戦の第2回戦が始まった。

  • 71二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:32:40

    ヒェッ…

  • 72二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:36:02

    そこから先は、まさに地獄であった。
    この快楽を甘さに変えられるのであれば、きっと人工甘味料の濃縮還元だけでブラックホールが作られるであろう。
    人間何事も限度というものがあるが、この男だか女だかわかりゃしねえやつは本当に人間の枠に収めていいのだろうか。
    それほどまでに、異常だった。搾り取られ、甘美な笑顔を見せられては感極まったヤツに口内に甘みを分け与えられた。
    「なぁダンナ様、いやシーザーよ。もし君がここから脱出するのを止めて非人道的な実験もしないと誓うのであれば、もう、こんなことはやめてやるぞ。どうする?」

    それは、救いの言葉だった。しかし代償は、自らが奉じた神を捨て別の宗教へと鞍替えしろと迫られるレベルの絶対的なマイナスも持っていた。
    しかし、その条件はおれにとっても破格だった。
    自ずと、答えは決まっていった。

  • 73二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:36:45

    「ふざけるんじゃねえ!おれにだってプライドってものがあるんだよ」

    「そうか、残念だよ。ア・ナ・タ☆」

  • 74二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:44:01

    拙者シーザーに劣情を抱く不当な読者、突然の神SSで女攻め性癖を開拓され咽び泣く

  • 75二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:45:56

    でもどれだけ折られても噛みついてくるところが気に入ってるんだろうな……

  • 76二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:48:57

    決断はなされた。
    ならば降り掛かる災厄も、受け止めるべきであろう。
    「快楽信号3000倍、嫌になったらいつでも降伏してくれよ」
    「クソが、おれがこんなところで終わるわけねえだろうがぁ!!」
    瞬間、自分の目におかしな現象が起きた。
    (これは、やつが二人に見える。いや違う、何秒か後の未来だ。そして俺の体が、黒くなっている。まさか、これは!?)

    「はい残念、今そういうのじゃないのっ、じゃ!」
    ベガパンクが強く腰を下ろすと、目の焦点は一つへと纏まり、黒くなった体は元の肉体へと戻された。
    「いやはや、やはり素質はあったかのぉ。面白いぞ、それでこそ堕とし甲斐がある!アナタを蕩けさせ私と子供達以外見えないようにするまで責め続けてやるのじゃ!あぁ、楽しみだ。私におねだりするアナタを想像するだけで分泌液が増えていくのを感じるンッ、ほれ見たか、想像するだけで絶頂したではないか」
    「ガッ、ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!゛!゛」
    思考の連結を無理矢理整えさせられ否が応でも快楽を浴びせられる、元々ですら既存の五感なんて飛び越えていたのにそれの3000倍、もはや頭の中で計画を練ることすら不可能な快楽の濁流。

    「どうじゃ!?少しは言うことを聞く気になったかのぉ!?」
    「ふ、ざけ「なんじゃその口は、塞いでやる」
    口を塞がれ舌と唾液が口内を蹂躙する。
    心臓が荒れ狂う、冗談抜きで内臓の動きだけで骨が折れるかと思った。どうせ何かしらの調整でそんなもの起きるわけないのに。
    (・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
    複雑な思考は、当然できなかった。
    「後一息というところじゃな?」

    デスマッチ開始からの経過時間、8分。

  • 77二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:53:10

    どうせ悔い改めたって犯しますよね?

  • 78二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:58:19

    デスマッチ開始からの経過時間、8分1秒
    「おれは、かならず」

    8分5秒
    「か、なら」

    8分12秒
    「おれ、は・・・・・・」

    8分18秒
    「・・・・・・・・・・・・」

    デスマッチ開始からの経過時間、8分25秒
    「わ、った!」
    「おや、どうしたんじゃ?」
    「わかった!お前の言うことも聞く、実験もしない!だから、だから!もうやめてくれ!!もう嫌なんだ、解放してくれ」
    時間が止まった、そしてベガパンクは笑った。
    「ふふ、あはは、アハハハハ!!その声が聞きたかった!!ここまで長かった、あぁいいとも終わりにしよう!さぁ、子供達と一緒に朝まで眠るぞ」
    「いや、待て」
    「どうした?」
    「その、なんだ。不完全燃焼なんだよ、コレ。五感を越えた快楽とかいらねえからよ、お前に普通にやってほしいんだ。一回だけな」
    「いいよ、普通にイカせめてあげる」

    あぁ、最初からこうしていればよかったんだ。どう考えたって逃げられないのならば、最初から諦めて堕ちてしまえばいいのだ。非道なことをしなくても実験はできるというのに、何をおれは戸惑っていたのだろうか。
    普通の快楽が肉体を駆け巡った。しかし・・・・・・
    (足りない、もはや普通のやり方では物足りなくなってきているというのか?)

  • 79二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:58:30

    頭のいい人に頭のいい文章で理解させないってかなりの精神攻撃だよね

  • 80二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 17:08:49

    「どうしたんじゃ?なんだか"物足りない"って顔してるおるがのぉ?」
    ベガパンクの顔が引き攣っていた、いや違う。これは笑顔を堪えていたのだ、まさか!
    「あぁ、アナタのことじゃからのう、どうせ堕ちると思っていたよ。ここで本当に終わらせることもできるのじゃが、まだヤる?」
    断れよシーザー・クラウン、何のために己の芯となるとレベルまでへし折って終わらせたと思っているんだ。なぁオイ、その口の動きを止めろよ。
    しかし、口の動きは心の動きとは真反対の言を紡ぐ。
    その一声が、自らをもう一度殺し尽くすとわかっていても尚、止めることはできなかった。

    「はい」

    捕食者の瞳に力が宿る、そこに危険が潜んでいても捕食される者は死の前身を止められない。
    その生物としての尊厳を放り出した様は食虫植物に食べられる昆虫よりも哀れに写っていただろう。

    そして、今度こそ永遠とも言える捕食の儀が始まった。

  • 81二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 17:15:01

    そして、朝になった。
    子供A「おはよう、ママとパパ起こしにいこうよ」
    子供B「そうだね、全く寝坊助なんだから」
    「そんなことしなくていいのよ。パパはね、仕事で疲れすぎたからもう少しだけ休ませてあげなきゃいけないの。あっ、扉の向こうは見ちゃダメだよ」
    子供C「どうして〜?」
    「パパが起きちゃダメだからよ」

    暗闇が広がる部屋の中、そこには生物としての尊厳をズタズタに破壊された呼吸をして生きてこそいれども、まるで亡骸のように倒れている液体に塗れたとても父親とは言えぬ、蝿すらたからないような我欲に支配された哀れな捕食された者がいた・・・・・・。

  • 82二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 17:17:23

    二部はこれで終わり、何エンドだかわかりゃしない。


    >>59のアイデアを取り入れられなかったから三部も書くのは確定だが、始まりはやはりシーザー視点にするか。

  • 83二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 17:23:30

    クズなのに可哀想とか思っちゃったよ

  • 84二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 17:25:08

    >>83

    なんでや!ここまで自分のことを愛してくれてる天才美少女とまぐわえて体を傷つるタイプのヤンデレでもないんやぞ!!

  • 85二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 18:11:59

    やりたいネタは数あるが一本線にするとなると中々難しいな

  • 86二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 18:12:24

    窮地に覇気が目覚めかけてて笑っちゃった

  • 87二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 18:14:50

    >>86

    そしてそれすら上から潰すという

  • 88二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 19:49:11

    このレスは削除されています

  • 89二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 19:50:38

    窮地に未来視と武装硬化に目覚めたのに一瞬で無効化されてるのほんとひどい

  • 90二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 00:15:07

    はは〜んこのベガパンクさては原作より強いな?

  • 91二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 08:37:36

    三部

    一体どれほどの時間が経過していたのだろうか。
    我欲に負け捕食された肉塊は、そんなことを呆然と考えていた。
    もはやなんの為に取り付けられたかわからない私室の窓から外の景色を見て、かろうじて今が夕方であることを掴む。
    (あぁそうか、おれは・・・・・・)
    自らが選んだ決断の甘さを知る。
    あの時のことを思い出す、それだけで脳の一部が爆発したような痛みを見せ逃げ場を失った遺伝子は己が陰茎から放出された。
    (幸いな事に今ベガパンクはガキのお守りをしている、なら行動するなら今しかねぇな。シュロロロ、よくよく考えたらあんな無理矢理結ばされた約束を守る必要なんかねえぜ)
    自分の欲に負けて屈服したというのにいざ終わってみればこの態度と思考、この男の根性は正に真性の屑と言えるであろう。

    (しかしどうしたものか、おれの通常の移動速度ではいざという時の緊急避難もできない。考えろ、確かこの世界には1度に10回程地面を蹴って加速する技があったはずだが、おれにできるのか?いや、できなければこのまま飼い殺しにされちまう。なら今のうちに出口まで強行突破するしかねえ確かあれの技名はそう・・・)
    「剃ッ!」
    シーザーの体が消え高速移動し子供達の目にも止まらない速度で加速し出口へと赴く、一度目の施工にしてこの制度で剃を使えるこの男は天才と言っても過言ではないだろう。
    しかしシーザーは勘違いしていた、そもそもあのベガパンクが六式程度で誤魔化せる程度の領域にいると思うことそのものが甘かったのだ。

    子供達の前なので表情にこそ出てはいないが、その科学者は静かに心の中でほくそ笑む。まるで新しいオモチャを手に入れた子供のように、その極彩色の才能が再び絶望の花を咲かせる。
    たった一人の男の精神を再び折り潰す為に・・・・・・。

  • 92二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 08:58:18

    当たり前のように出口付近まではなんの妨害もなく辿り着けた。しかしベガパンクも天才であるが同様にシーザーも天才である、学習能力があったのだ。
    今回は出口から出ずに出口付近に立っていた、こうすることで例の攻撃から身を守ろうとしているのだろう。
    「壁面版無空世界、そしてガスタネット!」
    自らの後ろの酸素を壁状に奪い実質的に振動を消す事で後ろのみ無音の世界を作り上げる。
    そこから爆発するガスを真正面へとばら撒きカスタネットで着火し目の前へ爆発を広げる。一見無意味なような思えるがシーザーには作戦があった、それは作戦というには余りにも他人任せな部分が強い物ではあるのだが・・・。
    「シュロロロ、何発でも撃ってやる。おれのガスタネットはかかる範囲ならおれの技の中でもトップクラスに広い」
    「更に今回はガスの散布に指向性も持たせ海岸沿いまで広げた、そして爆発でHelpの文字を書けるようにしておいたぜ」
    「これでもしビッグマムのやつらが気づけばおれを助けにくるやつも一人くらいはいるはずだぜシュロロロ」

    これである。確かにもしこの爆発音が近隣の島まで届けばビッグマム海賊団から何かしらの捕獲部隊がくるかもしれない。殺される確率が高いことに変わりはない陣営に助けを求める、というかそもそも作戦に運が絡めば絡むほどその戦は負け戦に近づいているという基礎すらわからなくなっているほど、シーザーは追い詰められていた。
    (頼む、届いてくれよ。こんなところにずっといたらおれはおれでいられなくなる)

  • 93二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 09:24:12

    50発程ガスタネットを撃った段階でシーザーは技を撃つのを止めた、というより撃てなくなったなったのだ。
    そしてシーザーは悪寒を感じ取り後ろを振り返った、そこには・・・。
    「相変わらず荒れておるのう、というかダンナ様よ。降伏したのではなかったのかのう?」
    背筋が凍る、一度と言わずに何度でも精神の支柱をへし折りに来た存在の恐怖はもはや話しかけられるだけで立つ力を失わせその場にへたり込ませるほどの力となっていた。
    「ほれ」
    「なんとか言わんか?」
    「・・・お、お、おれは、嫌だ。」
    「何がじゃ?」
    「もう嫌なんだ、テメェみたいな異常者と付き合い続けるのはお、お前の望みはなんなんだ!?」
    「望み?そんなもの、お前とイチャラ〜ブのチュッチュッすることに決まっておろう」
    「ッふざけんじゃ「ふざけてなどおらぬわ」
    「のぉ、ダンナ様。わしァお前を愛おしく思っておる、まだわからぬというのなら、もう一度抱き潰すぞ?」
    それが、合図となった。
    「剃ッ!」
    震えてへたりこんでいたシーザーは無理にでも力を入れ立ち上がり移動を開始した、外へ逃げても捕まるのはわかっていたので研究所内で逃げおおせることにしたのだ。
    それに対し、ベガパンクがしたのは単純なことだった。
    パンッと、軽く手を一回叩いたのだ。しかし直後に発生した現象は決定的だった。
    直後に掌より発生した音は研究所の物という物全てへと反響し一種の音響兵器のように子供達がいる部屋以外の研究所全体へと響き渡ったのだ。例えシーザーの剃が音速を超えていたとしても面の射撃の様に展開された音の壁はシーザーの体を正確に叩きのめした。
    数秒後、シーザーは研究所のどことも言えぬ場所で昏倒させられた状態で転がっていた。そしてそこに辿り着いた悪魔は処刑台の側で罪を読み上げる執行人のようにこう告げた。

    「おしおき、じゃな」

  • 94二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 09:34:33

    始まりは、いつものベッドの上であった。
    『目覚めたか、一々海楼石の鎖などつけんぞ。能力なんざ科学で封じられる』
    悪魔の声が、音として耳には届かずダイレクトに脳へと叩き込まれた。
    『エコーロケーションや覚と言われているものの科学的な再現じゃが、その調子じゃ上手く行ったようじゃの。生まれてたの子鹿のようにガクガクと震えおって、かわいらしいのう』
    「・・・お前は、今どこにいるんだ?」
    『外で警備ロボの整備じゃよ。それと今回のおしおきじゃか、少し趣向を変えてみようと思っての?』
    「どういうつもりだ?」
    『子供達と遊んでやれ、期限はわしの整備が終わるまでじゃ』
    「・・・わかったよ。後これ鬱陶しいんだよ頭に響く」
    『そうか、それはすまんのう。では、頑張るんじゃぞ』
    バツンというブレーカーが落ちたような音が脳内で炸裂したかと思えばベガパンクの声は消えていた。
    「おれが子守り、か」
    そして目の前の扉が開き、子供達がやってきた。
    「「「パパ〜!」」」
    (まっ、したことないわけではないしやってみるか。モネのやつに任せていたことをもう一度やるだけだ。あの時に比べたら人数も少ないしやりようはあるさ)

  • 95二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 09:58:27

    子供A「久しぶりに遊べるねー、おしごとだいじょぶだった?」
    「あぁ、今さっき終わったよ。これで遊べるぞ」
    子供B「ねぇパパ〜、何して遊ぶ?」
    「お前たちが決めていいんだぞ〜?」
    子供C「じゃあさ、鬼ごっこしようぜ!」
    「それもいいな、そうするか」
    (シュロロロ、ガキの遊びに付き合うなんて簡単だぜ。ベガパンクのやつは何でこんなもんをお仕置きに設定しやがったんだ?)
    子供B「じゃあボク達逃げるからパパは捕まえてみてねー」
    「いいぞ、ただし危ないところには行くなよ。ママを心配させたくはないだろう?それじゃあ、開始だ!」
    「「「は〜い!」」」

    走って逃げていく子供達を眺めながらシーザーは思考を始める。
    (ここから逃げる為にはどうすればいい?まともに考えれば不可能と見ることができるがやつだって人間であることに変わりはない。必ず穴は存在する、それはなんだ?)
    シーザーは小走りしながら子供達を捕まえながらも思考を更に巡らせる。
    (人間が思考に穴が生じる時はいくつかパターンがある、その中で一番わかりやすいのはそう・・・)

    「感情が爆発した時」

    子供C「パパ〜、どうしたの?」
    「いや、気にするな。ひとりごとだよ」
    子供C「へんなの」
    (今あのトンデモ攻撃をするロボは整備中、つまり仮に外へ出ても攻撃はされない。となるとこんなチャンスは今しかねぇぞ)
    そして、シーザーは決断した。

    (このガキ共を、ベガパンクの目の前で始末してやる!)

  • 96二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 10:11:46

    (考えてみれば簡単なことだ、そもそもおれがこいつらに対して躊躇するべきことなんて何にもない!ぶっちゃけ邪魔なだけだ。シュロロロ、今に見てろよ・・・テメェの呆けた顔が目に浮かぶぜ)
    シーザーは残った子供達を捕まえようと行動を開始する。
    「剃、そして月歩だったか?」
    助かるかもしれないという希望、その力がシーザーの肉体を限界以上にまで高めていた。六式の二つを一度の使用で極限まで高めていたのだ。
    (一先ずコイツを更に使いこなす為にこれを使ってガキ共を捕らえる。その後出口に向かいまず1人始末してから呆けているところへ2人目を投げる、追いかけてきた段階で3人目を人質にしておれはそのまま月歩で最寄りの島まで逃げきってやるぜ!シュロロロ!!)
    思考をしてから行動するまでは早かった、即座に三人の子供達を捕らえてシーザーは子供達にこう提案した。
    「ママとも鬼ごっこしないか?」
    子供C「えーでもママ今しごと中だって」
    「連絡が入ってな、今終わったらしい」
    子供B「えっそうなんだ、じゃあ呼びにいこうよ!」
    「あぁ、そのつもりだ。行こうぜ」

    シーザーの悪夢のような作戦が花開く、我欲の為ならば自らの子供達の命すら容赦なく使い潰す人の道すら外れた科学者が目的を果たす為に遂に行動を開始した。

  • 97二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 10:22:56

    種馬扱いよりひでぇや

  • 98二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 11:12:06

    >>97

    種馬扱いもされるというな

  • 99二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 12:02:06

    シーザーは子供達を抱きかかえ出口へと向かい声を出す。
    「よぉ麗しのマイスイートハニー、こっち向いて〜」
    「おぉ、そんな呼び名をしては照れ臭いではないかマイダーリン☆」
    (振り向いたな、今だ!)
    「青炎剣!ちぇあぁ!!」
    酸素が点火して剣の形を取る、そして横薙ぎに振るわれた剣は瞬時にして一人の子供の首から上を消し飛ばした。
    「なっ、お前それはどういu「黙れ!コイツも食らえ!!」
    もう一人の子供をベガパンクへ向けて投げ放つ、そして残った泣きじゃくっている子供を抱えてシーザーは全力で逃走を開始した。
    「剃ッ!」
    そして海岸線まで逃げる為に足を踏み出した直後だった。

    「お前は、反省しないのじゃな」
    ベガパンクの声が聞こえてきた。
    「何の為にわしがこんな軽い罰をしたのか、少しは考えなかったのかのぉ?」
    次の瞬間、ベガパンクの元にいた子供とシーザーが抱えていた子供その二人の眼球がおかしな方向へと回転する。そしてばしゃりという音と共に子供達の体は肌色の液体となりシーザーの足を片足ずつ覆った。
    「その足枷には海楼石と同じ要素が含まれておる、もう動くこともできんじゃろう?」
    「な、何をした?ベガパンクッ!!」
    「うるさい、そもそも本当にガキ共の面倒を欲を起こさずにキチンと見ていればこんなことをする必要もなかったのじゃがのぉ、一定の時間になった段階で本当にそれで終わりにするはずだったのじゃが、欲を出しよって」
    「ちくしょう、またなのか!?またおれはお前から逃げるのに失敗するってのかよ!!」
    「三つ子の魂百までという言葉もあるが、本当にその通りじゃな。お仕置き、というよりペナルティ追加じゃ」
    ベガパンクは虚空から扇を取り出すと、無様に倒れているシーザーに向けて思いっきり扇を仰いだ。
    その扇の風自体は少し強めの扇風機のようなものだったが、その風はシーザーの体を構成している素粒子を乖離させその肉体を跡形もなく吹き飛ばした。

    誰もいなくなったその空間で、科学者は静かにこう告げた。
    「・・・・・・愚か者が」

  • 100二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 12:14:01

    「っはぁ!!はぁーはぁ...」
    シーザーは再びベッドの上で目を覚ました、今回は鎖で手足が縛られていた。
    「クソ、あの時あの場所でおれの体に何が起きたんだ?」
    そして目を向けるとベガパンクが椅子に座っていた。
    「やっとお目覚めかのぉ?安心せい、アナタも子供達も誰一人死んではおらん」
    「どういう、意味だ?」
    「アナタは子供達を殺したと思っておるようじゃがの?時系列としてはアナタがわしの音響兵器で気絶してからそう時間は経っとらん。あの後お前の体を繋いで脳だけを活動させ電脳空間へ送っていたんじゃ」
    「なるほど、納得したぜ。最初からテメェの思う壺だったってわけだな」

    するとベガパンクはため息をついた。
    「なぁ、わしァ本気でお前が子守りをしていたら電脳空間を解除してそれで終わりにする予定だったんじゃぞ?そもそも子守りが罰の時点で何か裏があるとは思わんかったのかの?」
    「うるせぇ!おれは天才だガキを使い潰して何が悪いってんだ!?大体ガキを殺したのはテメェだって同じだろうが!!」
    「電脳空間のガキは妄想の産物だし別によくいいじゃろ?」
    「そうかよ」

    そしてベガパンクは椅子から立ち上がるとシーザーの近くへ寄った。
    「お前に真っ当な常識的行動を望むのはまだ酷であったか。まぁなんにせよおしおきは続行だ、いつものように抱き潰させてもらうぞ。」
    「嫌だと言ったr「拒否権はない」
    「嫌だあああああァァァァァ!!!!!!!おい待てなんだそのチューブは待て待てそんなもん入るわけねぇだろうが!!」
    そして、少しスパイスを加えられてた何度目かの捕食行為が始まった。

  • 101二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 13:09:26

    こんなことが、果たして何日続いたのだろうか。
    日が経てば経つほど記憶に残る量が増えていくベガパンクの捕食行為、1ヶ月が経った頃にはもはや行為中には悪態一つつくことさえできなくなっていたほどシーザーの精神は摩耗していた。

    そして、何十回目の捕食行為終了後の出来事であった。
    ベガパンクは休憩と言い近くにあった椅子に腰掛けた。
    「捕食行為だけではお前の精神は摩耗こそすれどあの時みたいに折れないことがわかった。恐らく反省点となって心の奥底にあの降伏が刻まれているのだな。そこでだ、一つアプローチを変えてみることにしたのじゃ」
    「・・・・・・なんの、ことだ?」
    「じゃーん!これは学習装置でな、わしが部下を雇う時に最低限の知識を注ぎ込む為に使っている機械で脳に忘れない記憶を刻み込む装置じゃが、今回はモードを上書きに変えさせてもらった」
    「・・・・・・おいちょっと待て、まさか、テメェ!!」

    「実験する為に必要な科学知識と悪魔の実、そして六式と呼ばれる力の使い方に関する記憶を、子育てや一般常識と呼ばれるもので上書きさせてもらうのじゃ」

    それは、科学者と能力者にとっては死刑宣告にも等しい言葉だった。
    「ふざけるな!テメェおれの頭脳を買ってたんじゃなかったのか!?」
    「そうじゃよ?だが真っ当な常識をつけてほしいというのもまた本音じゃ、天秤に乗せて頭の中で計算したらこっちでいいって思ったんじゃよ。それに買っていたのはいくらでも後付けできる知識じゃなくて増やすことのできない才能じゃったからのう」
    「思ったんじゃよじゃねえ!おれですら思いつかなかったことをやりやがって、おれなんかよりよっぽどマッドサイエンティストじゃねえか!おれの努力はどうなるんだ!?」
    「安心せい、砂糖と塩の違いとかの最低限の常識は残してやるわい」
    「クソ野郎が、流石に今回ばかりは逃げに徹してy「縛られよ、そして動くことを不許可とする」
    シーザーの体がベッドの上で固定され、悪夢のような機械が耳につけられる。
    「では始めるぞ、こんなことしたくはなかったのじゃが、アナタが全て悪いんじゃぞ?」
    直後に機械から蚊の鳴き声を何倍にも増幅したような音が響き渡った。

    この日、科学者としてのシーザー・クラウンは死んだ。

  • 102二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 13:42:55

    次の日の早朝のことであった。
    シーザー・クラウンは目が覚めた際に自慢の知識が一切出てこないことに気付き、大声で泣いた。

    「なんじゃどうしたダンナ様、そんなに辛いか記憶を失ったのが?」
    「黙れ!テメェのその科学力はなんなんだ!?何でもありとかいう言葉ですらまだ表現しきれねえぞ。『不条理』だ!・・・いや『不条理』?待てよ、テメェのその馬鹿げた力の正体は「はいお口チャック。どうでもいいでじゃろ、そんな話は」
    「・・・・・・わかったよ。それで、これからどうする気だ?おれから科学者としての尊厳まで奪い去りやがって、もはや心の支えすらねえじゃねえか!!」
    「アナタが悪いんじゃよ。倫理観を吹き飛ばしてよって、少しは真っ当に生きようとせんかばか者。まぁよい、今日から本当の意味でのわしとの生活のスタートじゃ、子供達の面倒や家事と言った物をしてもらうぞ」
    「けっ、今に見てろよ・・・・・・」

    そして普通の生活が始まった、そしてなんとその日は抱かれることはなかった。次の日も、そのまた次の日も、そして2ヶ月くらい経った頃、シーザーの心の中に別の感情が芽生え始めていた。
    子供達と遊び、触れ合い、共に食事をし、風呂へ入ること、それそのものを少しずつ不快だと思わなくなっていたのだ。
    シーザーはこれをただの慣れと解釈していたが実際には違う。シーザーは己の才能を科学方面に伸ばすことができたからこそ邁進することができた。しかし今はどうだ、自らが作り出した知識も悪魔の実の能力の使い方も全て忘れてしまった。
    記憶を失ってすぐは覚え直そうと足掻いたが毎夜に記憶を上書きされ続けた結果遂に足掻くことすらやめてしまったのが始まりだろう、シーザーの心は科学以外に心の拠り所を求めた。
    その結果、この普通の生活環境に対して良感情を抱くようになっていたのだ。

    そして、いつしかDr.ベガパンクとの共同生活が始まってから1年が経過していた。

  • 103二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 14:27:47

    「シーザー知っておるか?今日でここでお前と暮らし始めてから丁度1年が経った。あの日から抱いてもおらぬが、お前はこの生活をどう思うのじゃ?」
    「悪くねえな、いや寧ろ心地いい。ベガパンク、お前に対しての感情もな、全くおれも諭されちまったぜ」
    「そうか!それはよかったのじゃ!!」
    子供A「ねえねえ、何話してるの?」
    「思い出話だよ、おれがベガパンクと出会った頃のな」
    子供A「へえ、ボクも聞きたい」
    「ダメだ、まだお前には刺激が強すぎるからな」
    「ほれ、もう少しだけ遊んどいて。夜ご飯作るから」
    子供A「は〜い」

    正直な話をすると科学者としてやっていた頃よりも充足していた毎日だと思っている。
    こんなことを思うようになったのもベガパンクに科学に関する記憶を引き抜かれたからというのもあるが、それを差し引いたとしてもなんと心地の良い日々だと心の底から思えていた。
    今日は丁度1周年みたいだし、こういうことを言ってみるのもいいかもしれない。

    「なぁベガパンク」
    「なんじゃ、アナタ」

    「おれは、お前が好きだ。始まりこそ最悪ではあったがな、今は嫌いじゃねえ」
    「そっか、ありがとう」
    初めて、言えた。
    昔のシーザーを知る者がもしこの光景を見たら、きっと医者を呼ぶであろう。そのくらい変わってしまったシーザーの心の動き、それによって生成された光景が、そこには広がっていた。

  • 104二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 14:53:22

    「そうか、ようやくここまできたのか・・・」
    ベガパンクが立ち上がり機械をシーザーの頭の上へと装着する。
    「今のは響いたぞ、あぁもう一度聞きたい。お前の記憶を上書きする、あの時上書きした記憶は実はここにバックアップを取っていたからのぉ!!」
    「よせ、やめろベガパンク!今が最高なんだ、まだ何かするというのか!?」
    「当然じゃ!!お前の子育ての記憶を奪った知識で上書きしてもう一度お前を元に戻す!そしてもう一度堕としてやる。最近ご無沙汰だったし久しぶりに慰めさせてもらうおうかぁ!!」
    蚊の鳴き声を数倍にも増幅させたような音が響いた。
    そして・・・・・・。

    「ガスティーy!?「あぁ、戻った。その反抗的な瞳、本当に愛おしい、股が疼く。アナタをグッチャグチャのドロドロに溶かしてあげたくなるのじゃあ!!」
    ずっと生活していてシーザーは忘れていたのかもしれない。彼もまた、マッドサイエンティストであること。全ての記憶を上書きされ元の状態に戻った反抗的なシーザーを見て、捕食者は目を光らせた。
    「さぁ、楽しもうぞ。時間認識を永続拡張、これよりこの部屋における1秒は計測不能単位と再定義された!たったの1秒をどこまでも無限に拡張し終わることのない快楽を目一杯楽しませてもらうのじゃ!!」

    冒涜という言葉すら生温い、これまでの捕食行為の中で一番短く長いという矛盾に満ち、そして最も激しいであろう晩餐会が始まった。

  • 105二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 15:03:44

    行為が始まってからどれだけの時間が経ったのだろうか。実際の経過時間に関しては1秒を超えることはあり得ないのだが、さて体感時間では何日何ヶ月何年が経過したであろうか。そこには恍惚とした表情を浮かべ目が限界まで開き口からはひたすらに涎を垂らした状態で陰茎に跨った女、いや怪物がいた。
    もはや穢されていない場所など1箇所も存在していない。体の外側も内側も、全てが怪物の体液に塗れていた。そしてその体液の存在感、匂い、味、全てが五感程度では受け止められない程の甘みを有し脳を蝕み意識を攪拌していた。
    グシャグシャに、ドロドロに、それでいて意識を失うことすら許されない哀れな犠牲者が浴びている責め苦をもし見るものがいたとするならば、地獄の鬼であろうと止めに入ろうとするであろうその無限快楽地獄。
    そして、そして、そして・・・・・・無限とも呼べる捕食が始まって丁度1秒後。

    「ふぅ〜、これで満足じゃ!明日からまた存分に抗っておくれよ、その方が堕とし甲斐があるからのぉ。ダンナ様♡」
    怪物は、そこで朽ち果てているモノに愛を囁き部屋を後にした。

  • 106二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 15:28:22

    それからというもの、同じことは何回繰り返されてきたのであろうか。
    シーザーの心を時間をかけてへし折り、甘言を受け取っては記憶を上書きし心行くまで時間を引き延ばして犯し尽くす。
    時間経過に子供達が矛盾を感じぬよう、シーザーをリセットする度に子供達の記憶も消されていた。
    しかしながら変化はあった、反抗した際に使われるおしおきや外で待機してる脱出防止兵器群にも変化があった。ある時は重力を操り縛り付け対象を押し潰す圧搾機、ある時この世界にある物体と反応させ否が応でも対消滅させる反物質砲、ある時は気化した海楼石を体内へと侵入させハウスダストのように長く苦しめる石の霧、ある時は細胞分裂の速度を20万倍以上まで拡張させ肉の塊にして行動不能にするウイルス、ある時は体の中に光速で侵入し一瞬にして体内の栄養素を全て吸い取り餓死させるナノマシン、ある時は純粋な力を放つ音楽の魔王科学再現トットムジカ、ある時は複数の極大質量を一定間隔で配置し体を引き剥がすブラックホールトラップ、ある時は恐怖というものを直接叩き込み内臓の動きを何千倍にも拡張させ内側から破壊する気迫兵器、理屈や理論すらわからずに一瞬で消滅させるものまであった。一つ一つを見ても既存の科学法則を何度も乗り越えるレベルの兵器をシーザーに浴びせながら、その度にベガパンクはシーザーを蘇らせていた。
    本人としては同じ物だと飽きが回るというごく普通の話ではあるが、受ける側としてはたまったものではないだろう。
    そして10031回目の繰り返しにて、遂に行動に変化が生まれる。
    それはシーザーに甘言を囁かれ、更に1年程経過したある日のことであった。

    「引っ越すのじゃ」

  • 107二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 15:57:56

    「引っ越し?」
    「そうじゃ、いい加減普通の場所で、子供達にも普通の生活をしてほしいからのぉ。えい!」
    ベガパンクが声を放つと体からザザーッと何かが散らばる音が微かに聞こえた。
    「今のはなんだ?」
    「わしの体を覆っているナノマシンの電源を切った。ついでにわしと子供達の間で繋がっていた地球の生命力の線もな。今のわしは丸腰じゃが、殺‌すか?」
    「・・・・・・いや、もうそんな気も起きやしねえ」
    「そうか。では、出発の準備じゃ。もう皆の準備は完了しておる。後はお前の声だけが聞きたかったのじゃ」
    「シュロロロ、そうかそうか。こことももうお別れなのか」
    「そうだな、お別れなのじゃ」

    シーザーはベガパンクと手を繋ぎ子供達の待つ外へ出る。途中ベガパンクがスイッチを押すと研究所の中や研究所の外にあった全ての施設、兵器、そしてパンクハザード島を覆っていた原子が形を変え、腐り落ちていった。
    その中には子供達の成長プロセスを阻害し子供のまま成長を止めていた機械も含まれていた。これで子供達は普通に成長し、大人へと成長し、死ぬことができるようになった。
    「これでもう、未練はない。本当に1人の人間、いや一つの家族として余生を過ごさせてもらうとしよう」
    「家族ねえ、おれがまさかそんなものを大事に思う日が来るとはな」
    「これもまた心境の変化というものじゃよ」
    「科学に対する記憶を上書きしておいてか?」
    「じゃが、もっといいものを知れたであろう?」
    「シュロロロ、そうだな」

    一つの家族が船に乗った、そして船はパンクハザード島を出てある一つの大陸へと向かった。
    その大陸にある平和な国、Dr.ベガパンクが予め飛行ミニロボットを使い俗世の情報を収集して分析して導き出した世界で一番平和な国。
    余生を過ごすには丁度いいな場所と言えるだろう。

  • 108二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 16:16:02

    (さてと、なんとか街へ辿り着いて家にガキ共を置いてきたが改めて耳を澄ますと気掛かりなことがある。こいつら、どこの言葉を扱っている?)
    「なぁベガパンク、ここどこの国だ?」
    「あぁ、そういえば言語が違うのか。じゃあ一旦1年ほどの引きこもりメインの言語学習をしなくちゃな」
    「いや、それ以前の問題だ。おれだってこれでも研究するにあたって色々なところの言語を学ぶ機会があったが、おれの知ってるどの言語とも一致しない。一体どういうことだベガパンク?」
    「そうじゃのぉ、まぁここの日付けの欄を見るのじゃ」
    ベガパンクに渡されたのは恐らく新聞の日付けが書かれているであろう部分。
    そこに書かれていたものは・・・・・・。
    「この字はなんだ、もしやそこの言語で日付けが書かれているのか?」
    「いや違うの、これがこの国の、いや今この世界での数字じゃ」
    シーザーは絶句した、言語というものが変わったならまだわかるのだ。しかし数字が世界単位で変わるというのは、一体何が起きているのだ?
    「教えてあげるのじゃ、アナタ。この世界の文明は、既に何度も既に滅びておる」

    そして、衝撃的な真実が告げられた。

  • 109二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 16:34:34

    「い、一体何がどういう事なのか説明してくれ!」
    「安心せい、全部教えてしんぜよう。まずお前はこの島に初めて戻ってきてわしに拘束されてからこう思ったことはないかのぉ?"通常の尺度でこの時間を測っていいのか謎"だとか」
    あった、確かに入ってすぐに初めて脱出を測ろうと思った時に同じ事を考えた事が確かにあったのだ。
    「その思考は、正解じゃ。そもそも時間の流れが全然違う。そしてその間に文明が何度も栄え滅びるほどの時間が世界単位で計画していた」
    「嘘だろ、一体何百、いや何万年単位で過ぎているっていうんだ!?」

    「何万程度で済むとでも?」

    「アナタ、厳密な値なんてわしァ興味がないから調べてないが目測で外の世界は大体20億年程経過しておる」
    「その間に作られた兵器はわしの発明には全然至ってはおらんかったのが悲しいが、少なくともアナタのよりも殺傷力が高く効率化され長く苦しめる発明品も、才能程度なら、いくらでも輩出されていたことは確かじゃな」
    「馬鹿な・・・・・・」
    「所詮はお主もその程度じゃよ。アナタが、シーザー・クラウンがいなくても世界は周り勝手に滅びてまた栄える。アナタがやっていたことは結局無駄だったのじゃ。誰かが非人道兵器をアナタよりも早く作り上げて実践し祭り上げられ暗殺されたり処刑されたり進化させたりしておった」
    「なら、それがわかっておきながら何故おれをあの時雇った!?」
    「あの時はアナタの才能がわしを除けば一番じゃったからのぉ、しかしアナタと同棲した数日後には別の個体からアナタを超える才能を手に入れたと報告が来たぞ?」
    「そんな、嘘だろ・・・?」
    「直前までアナタの功績はワシの研究所にも飾られ参考にされておったがその時までじゃったよ、シーザー・クラウンの話題が出たのはな、1週間後には誰も話してはおらんかったと報告を聞いておる」

    「なぁ、アナタ・・・・・・」

    「結局、誰がシーザー・クラウンの事をちゃんと見ておったんじゃろうなぁ?」

  • 110二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 16:45:46

    意識が吹っ飛んだ。
    自らが行ってきた事の矮小さをまざまざと自覚させられる。
    なまじこれが自分よりも下の奴らが言っていたら一蹴できたであろう。
    しかし相手はあのDr.ベガパンク、嫌という程才能を超えられた怪物、嫌というほど自らの価値を自覚させられた。
    もはや呼吸の仕方すら思い出せずに、目鼻口のその全てから無様に体液を垂れ流しシーザーはその場で一抱えのおまんじゅうのように丸くうずくまって嗚咽を垂らしていた。
    しかし人間とは呼吸をしなければ生きてはいけないもので数十秒程経過した後体が警戒信号を発し無理にでも呼吸が再開される。

    「お前も、なのか?」
    「なにがじゃ?」
    「お前も、おれを無価値と断じて切り捨てるというのか?」
    「そんなわけないじゃろう。アナタの、シーザー・クラウンの価値を真の意味で理解しておるのは、世界でたった1人この私、Dr.ベガパンクだけじゃ」
    「だから顔を上げよ、ダンナ様。家へ帰り、子供達共に余生を過ごそうではないか」
    「あぁ、あぁ、あぁアアアアア!!」
    シーザーはベガパンクの胸元へと飛び込んだ。そもそも本来ならばこんな状況を作り上げ現実を無理矢理にでも直視させた存在をその身を賭けても殺そうとしたって構わないのに。今のシーザーなら恐らく可能、何故ならDr.ベガパンクを守るナノマシンや生命力の線は既に失われ普通に成長し老化する存在まで既に落ちているのだから。
    そんな当たり前の思考をする余裕すら、既に消え失せていた。

  • 111二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 16:46:08

    今この瞬間、本当の意味でシーザー・クラウンはDr.ベガパンクに対して完全敗北を喫したのだ。

  • 112二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 16:48:17

    「帰ろう、我が家へ。アナタ」
    「そうだな、ガキ、息子達へ教えるべきことが残っている」
    一組の夫婦と呼ぶにはあまりにも歪な2人が家へと帰っていった。

  • 113二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 16:56:08

    そして、彼らは3人の子供達へ言語を教え一般教養を教えた後にこの国の学校へ彼らを入学させ普通の家族のように過ごし始めた。

    そして、そこから更に50年程経過した。

    ???「なぁ、父さん母さん。俺達こんなに立派に育ったぜ。父さん母さんのおかげだよ、俺達3人とも結婚して、子供作って、あんた達に孫の顔を見せる度に父さん母さん達はかわいがってくれたよな。素晴らしい人生を送らせてくれてありがとう。心の底から感謝しているよ」

    「だからさ、もうゆっくり休んでくれ」

    そこに2つの箱があり、そこには2人の人間が入っていた。
    1人はベガパンク、そしてもう1人の名はシーザーと呼ばれていた。
    老衰だった。彼らは死ぬ寸前まで笑顔で過ごし、死ぬ時ですら2人一緒に手を握ったまま旅立ったと言われている。

  • 114二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 16:57:18

    これは、そういう物語。
    1人の人間が真に人間らしさを取り戻し家庭を持って死んでいくまでの物語。
    始まりや過程に少々の違いはあれど、結果として出力されたものは当たり前の生活であった。

  • 115二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 16:58:03

    これで三部も終わり、というかこのよくわからんSSも本当にお終い。
    これはハッピーエンドでええんかねえ?

  • 116二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 17:56:24

    👏

  • 117二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 18:39:37

    >>106

    >>34原作のベガパンクはこれより強いと思ってるのかぁ

  • 118二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 19:08:16

    >>117

    思ってる

  • 119二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 20:33:24

    これが女性有利かぁ

  • 120二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 20:34:06

    このレスは削除されています

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています