ダストチェッカーまゆりさん!

  • 1二次元好きの匿名さん21/08/20(金) 10:37:22

    「私の名前は大門まゆり!

     美しいと自画自賛している長い髪を持ち、割と切れ長の目とそれなりに筋の通った鼻筋が流麗な印象を与えていると思っていて、全体的に遠慮がちに見てもかなり整った顔をしているじゃないかなーとまたも自画自賛している美人です!

     ちなみに上から72、64、96で167の57……今は下半身を中心的に猛烈なダイエットに励んでいる家事手伝い(無職)っ!

     人呼んで――ダストチェッカーまゆりさん!

     ごくごく普通の家事手伝い(無職)である私がそう呼ばれる理由は……ってそこの公園が職場のサラリーマン(無職)の遠藤さん、生ゴミは今日じゃないでしょ!

     食らえ、正しい拳での突き技……略して、せぇいけええんっづっきーにぃいいっ!

     ……ふぅ、これでまた世の中が平和になった筈だわ。

     そう、私は社会に害を成す不埒なゴミ不分別者と戦い続けているので、だから家事手伝い(無職)でいいのだと自分に言い聞かせているのです!

     そんな、だいぶかわいそかわいい私は今日も現実にめげずに近所のゴミ収集所に陣取ってます! 平和の使者(ゴミ収集業者)が訪れるその時までっ!

     おい、そこの将来無望な専門学校浪人生(無職)の垣内! あんた、ペットボトルの蓋と飲み口分別しろってなんか言えばわかんのよ!

     そんなあんたなんかには、プロレスラー越中詩郎見様見真似ヒップアッタァアアクッ!

     ふふ、どうかしらこの修練に修練を重ねた……って効いてない! むしろ喜んでる!?

     そんな……、昨日あれだけアメトーークのレンタルDVDを見たのにぃっ。

     くそぅ、さっさと願書出しやがれこの野郎!

     ……………………あれ、もしかしてほんとに願書出してないの?

  • 2二次元好きの匿名さん21/08/20(金) 10:39:04

     うわ、ごめん。てか、出そうよ願書くらい……。
     あの、マジへこみされたらこっちも困るのよ。今度、相談乗ってあげるから今日は帰んなさい。ね?
     そ、元気だして、引きこもっちゃダメよ?

     また明日ねー。

     ……はぁ。こう言っちゃなんだけど、自分より下がいるってガチで安心するわね。

     あら? どうしたの、登校中の小学六年生(有職)の健一くん?
     私の年齢? に、29だけど……。
     だぁれが行き遅れだ、このクソガキャアアアアッ! まだ20代じゃ、ボケェ!
     チャンスがあったかだって?
     そんなのあったわよ! けっこうあったのよ! でも、棒に振っちゃったのよ! もっといい男が現れると思っていたのよ! 典型的なパターンなのよぉおおおお!
     うぅ、涙が出ちゃう。だって女の……って行き遅れコールすんな集団登校の小学生(有職)どもっ!

     さっさと行きなさいよ職場に! そんで存分に働きなさいよぉおおおおおおっ!

     はぁ、はぁ……。やだっ。ほんとに涙出そう。

     あっ……おはよございます。誠実なゴミ収集業者(有職)の新井くん。

     いえ、なんでもないです。泣きそうになんてなってません。はい、気にしないでください。

     …………あの、なんですか? 人のことじろじろ見て?

     えっ食事? め、迷惑だなんてそんな! うれしいです。
     よろこんでお受け――ってお母さん!? なんで、私の襟首持って高速で引きずっていくのっ!?
     ゴキブリ? そんなの自分でなんとかしてよ! ああぁっ、私の最後かもしれないチャンスがぁああああああああああ!!」
     そうして、なんだがんだありながら……、私はようやく結婚することができました。
     ――垣内と。

  • 3二次元好きの匿名さん21/08/20(金) 10:50:52

    ただの一次創作じゃねぇか!

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