【ルウタ現パロSS・閲覧注意】ウタに恋をしたモブpart4

  • 11◆Qsr4poZWXw22/10/01(土) 15:00:13
  • 2二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 15:03:19

    このレスは削除されています

  • 3二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 15:03:42

    縦乙

  • 4二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 15:04:52

    保守

  • 5二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 15:08:08

    とりあえず10まで

  • 6二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 15:10:18

  • 7二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 15:10:44

    縦乙

  • 8二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 15:16:41

    ほし

  • 9二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 15:23:16

    ほす

  • 10二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 15:29:46

    10

  • 11二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 18:28:47

    保守

  • 12二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 19:41:55

    そういやモブくんには友達っているのかな。モブ子の方には普通にいるみたいだし、もしいたらこの残酷な運命を変えられたかもしれないのに

  • 13二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 19:43:49

    >>12

    気持ちを吐き出しつつ軌道修正できるような人がいたらなぁ・・・モブ君はスレ主が救われない事を確定させてるからスレ主の書く作品にはいなかったんでしょ

  • 14二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 19:57:48

    傷心状態のモブ君を友人として甘やかしたい

    ウタを忘れさせるために旅行へ連れて行きたいし、脳破壊の連続で壊れかけてる精神を癒させるために温泉とか巡りたい

    なんだったら感情を抑えきれなくなって大粒の涙を流してるモブ君を優しく抱きしめたい

    そして落ち着いてきたモブ君にあの時の自分自身を振り返らせて反省させたいし、同じようなことが起こらないように対策会議を開きたい

  • 15二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 20:00:54

    >>14

    モブくん夢男子!?

    実在したのか……

  • 16二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 20:04:52

    >>15

    ウタに対する童貞臭い反応も思春期特有のモノだと思うと可愛いし、ここのスレ民童貞臭い考えに対して「気持ち悪い」とか「カス」とかわりかし好き勝手罵るからそれ見てるうちに同情心と庇護欲が沸き始めてな・・・

  • 17二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 20:14:58

    それはそれとしてモブ君の反省と対策会議が終わった後は対面でも手紙でもいいからルウタに謝罪させたいし、返事がどうであれウタには必要以上に近づかないようにさせたい

    その後も良き友人として交流をしていたいし時折振り返ったり黒歴史として掘り返したい

  • 18二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 21:21:08

    ウタ本人が言ってたように今後二度とお互い関わらないのが一番マシだと思ってんですがね…

  • 19二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 21:50:11

    >>18

    なんだったら初めから出会わないのがお互いにとって1番の幸せだと思うんスけどね・・・

  • 20二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 21:52:23

    謝るにしても会うのはルフィだけの方がいいね…

  • 21二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 21:54:33

    >>20

    書面での謝罪もダメ?

  • 22二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 22:03:56

    前スレ200畜生過ぎて笑った
    まだ壊すのか……(畏怖)

  • 23二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 22:05:43

    >>22

    どう壊せと・・・?

    拘束した状態でルウタのイチャラブ映像を見させるのか?

  • 24二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 22:08:18

    これを送りつける

  • 25二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 22:14:51

    >>23

    同窓会でルフィと一緒にいるお腹が大きくなったウタを見させるとか?

  • 26二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 22:20:48

    このレスは削除されています

  • 27二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 22:22:12

    他の女の子と付き合って大人の魅力()を身につければウタも落とせるはずと根拠もなく信じ込んでよりにもよって前スレのルフィに恋したモブ娘にアプローチ。あえなく振られて無理やり理由を聞きだしたらまたもルフィが理由で憎悪を募らせるとか?

  • 28二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 22:56:34

    >>27

    モブ子に迷惑かけるしそもそもそう言う方面は脳破壊とはいわんからNGじゃ

  • 29二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 23:11:02

    懲りずにウタを襲おうと画策してたら何の間違いかいつの間にかアッ−‼な事態になる

    …破壊されるのは脳とは反対の場所だな

  • 30二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 23:13:17

    脳破壊はよそう
    結婚報告とか妊娠発覚以外は他の人に迷惑がかかる

  • 31二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 23:40:44

    モブ子に手を出したらさすがに許さんぞ

    モブ子はルフィへの失恋を糧に大きく成長していつか素敵な男性と巡り合うんだ

    モブくんは……>>14とそっちの道に行けばいいんじゃない?

  • 32二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 23:49:32

    前スレのモブくんがマジで気持ち悪くてちょっと怖かった
    世の中のストーカーとかってああいう感じの思考なのかな
    そう簡単でもないかな
    とにかくルウタ幸せになれー

  • 33二次元好きの匿名さん22/10/01(土) 23:56:42

    >>31

    あくまでも友情ですから

    衆道の道は歩みませんよ


    モブ君に新たな道を歩んでほしいから対策会議をやりたいのであって・・・

  • 34二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 00:15:40

    脳破壊がトラウマになってるだろうモブ君に対して優しくカウンセリングしたり合コンとか連れて行ったりして新しい道を歩む手伝いをしたい

    正直好きかと言われると首を傾げるけど、なんだかんだいって嫌いになれないモブ君に愛着湧いてきた

  • 35二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 00:23:00

    ルウタがどこまでも優しいのが余計モブくんの卑俗さを引き立たせてくれるのいいよね

  • 36二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 00:33:50

    >>35

    その卑俗さもおかしくなる前は一般的な学生のものにすぎない(しかも表に出してすらいない)っていうのが狂っちまった感際立ってて良さげですよね

  • 37二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 01:00:16

    とりあえず脳破壊の自然治癒は厳しかろう、治すには現実が毒のように蝕んでくるし
    だからカウンセリングとか投薬とか治療行為をすべき

    ただの失恋ならともかく、ここまでやっちゃったら…根が深いし…

  • 38二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 03:18:06

    レイプ未遂までやっちゃった以上もう引き返せないところまで来ちゃったよねモブくん

  • 39二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 07:27:58

    モブくん劇場ももうすぐ終演か
    寂しいような笑えるような

  • 40二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 07:30:31

    ホントなんでモブ君はウタと出会っちまったんだろうね・・・

  • 41二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 08:10:29

    モブくんはウタを想い続けた時間を捨てられなかったんだねぇ
    コンコルド効果みたいな感じで

    でも想いあった時間も二人の方が圧倒的に長いというね

  • 42二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 08:29:56

    俺の中でのモブ男くんの見た目イメージ

  • 43スレ主ジャないよ22/10/02(日) 08:38:46

     「良い景色だなぁ!おれ昔よく爺ちゃんとこういう場所でキャンプしてたんだよなぁ。懐かしいなぁ。」

     私たちは校外学習としてとある自然公園に来ていた。事前に先が近い順で決められた班を組み、ここまではバスで移動し、着いてからは少し歩きそこでお昼ご飯の飯盒炊爨とカレー作りをしたのちに自然観察の流れだ。

     ルフィ君は慣れた手つきで薪を組みすぐに着火させた。
     「手慣れてるねルフィ君、やったことあるの?」
     「昔なぁ、まだ何にも知らないガキの頃から爺ちゃんに仕込まれてなぁ、そんなんじゃ立派な自衛官にはなれんぞ!っておれは消防士になりてェって言ってんのに。まぁその経験がみんなの為になってくれて嬉しいよ!」
     燃え盛る炎よりも明るい笑顔が私の胸を締め付ける。
     「そういやよ、お前指たくさん絆創膏付けてるけど大丈夫か?怪我してるなら無理しないほうがいいんじゃないか?」
     「大丈夫!ありがとね、心配してくれて。」
     この傷は私の努力の証だ。食べる事が好きなルフィ君に出来ることをやってきた。

     ル「いただきます!あん、おっうめぇなこのカレー。○○とA子が作ったんだよなぁ!俺とB男はご飯作ってたからな!すげぇうめぇよ、ありがとな!」
     A「いいよ〜私はルー入れて混ぜ込んだだけだから。○○に野菜とか肉切ってもらったし、水の量とかよくわかんないの全部やってもらっちゃったわ。」
     B「おいおい、ちゃんと働けよぉ笑」
     ル「野菜とかすげぇ綺麗に切れてるし、肉って切るの結構コツあるんだよなぁ。○○って料理上手いんだな!」
     モ「別に…。ほら家事とか手伝うこと多いし。」
     ル「もっとすげぇじゃねぇか!ありがとな!」
     A「普段から…ね」
     
     私の指先の絆創膏見ながらニヤけているA子。
     料理なんて今まで一切してきてない。だけど
     (ルフィ君が美味しく食べてるところ見たいな…)
     そう思うと痛みなんて感じなかった。


     「よかったね、ルフィ君に美味しく食べてもらえて。」
     「うん。あんなに美味しそうに食べてもらえると思うと料理人の気持ちもわかる気がする。」
     「レトルトで良いとかいってた○○がこんなことになるなんてね。」

  • 44スレ主ジャないよ22/10/02(日) 08:41:27

     次回、とうとう…

  • 45二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 08:45:15

    来るか……歌姫、来るか……!魔王……っ!!

  • 46二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 08:46:56

    >>41

    じゃあウタを好きになった次の日くらいにルフィとイチャラブデートしてるところを見せよう


    そうすれば自然と諦めさせられる

  • 47二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 09:43:39

    俺の名は『黒炭モブ男』。理由はこれでいいか?

  • 48二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 10:39:02

    >>47

    童貞臭い反応も脳破壊の感覚も全部演技だった・・・ってコト!?

  • 49二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 10:53:03

    >>47

    なんの理由だ

  • 501◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:08:12

    おはようございます、スレ主です
    いよいよこれから最終回を投稿させて頂きます
    今回はほぼモブくんばっかりでルウタが全然出てきません
    マジでモブくん劇場です
    もはや何のSSだよと思うかも知れませんがお付き合いください

  • 511◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:09:02

     それから、ぼくの学校生活はどうなったかというと、ほとんど何も変わらなかった。
     どうやらウタちゃんとルフィは、あの一件のことを本当に誰にも言わなかったようで、ぼくの周りは怖いくらいにいつも通りだった。

     だけど、決定的に変わったことがある。
     ウタちゃんがぼくを避けるようになったことだ。

     前までなら、廊下ですれ違ったら挨拶くらいはしてくれたし、時には軽い雑談すらしてくれたのに。
     今ではばったり遭遇したとしても、気まずそうに目を逸らして足早にどこかへ行ってしまうのだ。

  • 521◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:09:33

     そしてルフィ。
     あいつもまた、以前とは様子が変わった。

     前よりも更にウタちゃんの傍にいることが多くなって、ぼくの姿を見かけるとウタちゃんとは逆に、どこか悲しそうな目で睨み付けてくるようになったのである。

     一度、ウタちゃんにどうしても謝りたくて近づこうとしたら、凄い剣幕で威嚇された。
     それからぼくは、ウタちゃんに近寄ることさえできなくなった。
     どうやらぼくの身体は、完全にあいつを格上の存在として認識してしまっているらしい。
     もう睨まれるだけで足が竦んで、動けなくなってしまうほどに。

     穏やかで、何もない、平和で空虚な日々。
     だけどそれはまるで万力で押し潰されるように、ぼくの頭をじりじりと締め付けていた。
     そうしてやがて、ぼくは学校に行くことが億劫になり、自室に閉じ籠るようになったのだった。

  • 531◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:10:08

     薄暗い部屋の中で、今日もぼくはPCと向き合う。
     見ているものはもちろん、ウタちゃんの配信だ。

    『みんな、こんばんは。UTAだよ! 今日も私の歌を聴いて、楽しんで貰えると嬉しいな!』

     ウタちゃんの明るい声が聴こえる。
     それと同時に、コメント欄が凄い勢いで流れ始める。
     ぼくが見始めた頃はまだそこそこ程度だったのに、今や彼女はすっかり大人気ライバーの一角に登り詰めていた。

    「ふひ、ふへへへ。ウタちゃあん、今日も来たよぉ」

     画面の中のウタちゃんに話しかける。
     現実での接点が何一つ無くなってしまった今、この配信だけがぼくとウタちゃんを繋いでくれる最後の絆だった。
     藁にもすがる思いで必死にコメントを打つ。
     ウタちゃんがぼくに気づいてくれることを祈って。

     早く、早くぼくに気づいてウタちゃん。
     ぼくのコメントを読んで。
     ぼくと会話して。

  • 54二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:10:42

    だめだこいつ…

  • 551◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:10:50

    『それじゃあ早速歌っていこうと思うんだけど、その前にみんなのコメント読んでいこうかな』

     ぼくはますます、キーボードを叩く手を早くした。

    『ええと、何々? どうすれば歌が上手くなれるかって? そうだねえ、まず発声のコツは……』

     コメントを打つ。無視される。

    『好きな男の子のタイプ? 普段は子供っぽいのにいざという時はとっても頼りになる人かな! 後はまあ黒髪短髪で目の下に傷があって私より二歳年下でお肉が大好物で……』

     コメントを打つ。無視される。

    『アームカバーのマークの由来が何なのかって? えー、それ聞いちゃう? 聞いちゃう? 知りたい? えっとねぇ……秘密! ごめんね、こればっかりはみんなにもまだ教えてあげられないの。いつか時期を見て、ちゃんと“紹介”しようと思ってるから、今は気にしないでおいて。ね?』

     コメントを打つ。無視される。
     コメントを打つ。無視される。
     コメントを打つ。無視される。
     コメントを打つ。無視される。
     コメントを打つ。無視される。

    『さてと! それじゃ、コメント返信はこれくらいにして、そろそろ歌っていこっか! 今日のナンバーは……』

     コメントを、打つ。

  • 561◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:11:28

    『みんな、今日も私の歌を聴いてくれてありがとう! またね!』

     配信が終わった。
     ぼくのコメントはひとつも読まれなかった。
     ただただ呆然と、天井を見上げる。
     親がドアの向こうで何か言っているが、どうでもいい。静かにしてほしい。

    「ウタちゃん……」

     名前を呟く。
     大好きな女の子の名前を。
     でも、彼女が応えてくれることはない。
     もう二度と、ぼくの声がウタちゃんに届くことはないのだ。つくづくそう痛感した。

  • 571◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:12:03

     ぼくは何をしていたんだろう。
     何がやりたかったんだろう。
     勝手に恋をして、勝手に幻想を抱いて、勝手に癇癪を起こして、挙げ句の果てに彼女を傷つけて。

     まるでピエロみたいだ。
     誰もいない、誰も見ていない舞台の上で、自分だけは主人公のつもりで跳び跳ねてる間抜けなピエロ。
     あの子の主人公の席はもう、ずっと前に埋まってたというのに。
     滑稽というのはまさに、このことを言うんだろう。
     自分で自分にほとほと嫌気が差す。

  • 581◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:12:34

     でも、大好きだった。
     本当に大好きだったんだよ。それだけは嘘じゃない。
     あの日、なけなしの勇気を振り絞って彼女に話しかけたあの時に感じた幸せは、嘘っぱちでも妄想でもなかったんだ。
     本当の、混じりっけなしの、ぼくだけの気持ちだ。

  • 591◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:13:06

     ウタちゃんの笑顔を見るのが好きだった。
     彼女が笑っているのを遠くから眺めているだけで、心が暖かくなった。切ない気持ちになった。
     できるのなら、ぼく自身の手で笑わせたいと、そう思った。

    「……違う」

     そうじゃない。できるのなら、じゃない。
     ぼくはとっくの昔にそれができていた。
     ぼく自身が望んだ形じゃなくても、それを成し遂げることができていたのだ。

     だってウタちゃんは、ぼくの拙い感想を本当に、嬉しそうに聞いてくれていたから。
     あの時見せてくれた笑顔は、間違いなくぼくだけに向けてくれていたものだったから。

  • 601◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:13:46

     なのにぼくは、自分の手でそれを台無しにした。
     違う子の持ってる玩具を欲しがって、持ってる玩具を『もういらない』って投げ捨てて泣きわめく、バカな子供みたいに。
     確かに持ってたはずの宝の地図を、この手でズタズタに破り捨てた。
     大好きなものを胸を張って、大好きだと叫ぶ権利すら放り投げた。

    「あぁああ……!!」

     目から止めどなく涙が溢れる。
     今さら、本当に今さらになって、ぼくは自分が仕出かしたことの重大さに気付いてしまった。
     もう遅いのに。もう取り返しがつかないのに。どこまでも愚鈍な男だ。吐き気がする。

  • 611◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:14:27

    「ごめんなさい……ごめ、ごめんなさい……!」

     ただ、謝る。
     それだけしかできない機械みたいに。
     誰も聞いてないのに。誰にも届かないのに。
     でもそうしたくて仕方なかった。そうしないと自分の醜悪さに耐えられなかったから。

  • 621◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:14:56

     涙で霞む視界の中、ぼくは最後の夢を見る。
     もしもあの時、ぼくがほんの少しだけ、我慢をしていたら。
     ぼくは今でも、君を笑顔にしていられたかな。

    「ウタちゃん、ごめんね……」

     夢の中の彼女は、少し困ったように笑ってた。




    おしまい。

  • 631◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:16:50

    投下終了
    これにてモブくんの物語は完結です
    まあ最後改心した感じ出してますけどこれは救済じゃないです
    むしろ彼はここからめっちゃ苦しむことになると思います
    まあ頑張ってね

    それでは読んで頂きありがとうございました
    モブ子ちゃん楽しみにしてます

  • 64二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:18:28

    見事な脳破壊だった

  • 651◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 11:21:21

    言い忘れてました
    このモブくんSSそのうち支部にもぶん投げるつもりなのでもし見かけたらみんなブクマよろしくゥ!

  • 66二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:29:43

    モブくん、哀れとしかいいようがないな
    同情はしないけど、惨めで滑稽な間抜けってのは目の当たりにすると悲しくなる

  • 67二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 11:59:37

    改心と救済がつながらないとはいえあまりにも遅すぎる・・・
    旅行に連れ出して気持ちを吐き出させなきゃ(使命感)

  • 68二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 12:02:48

    Gekkou

    モブくんにこの曲を贈ろう

  • 69二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 12:26:17

    それはそうとスレ主
    モブ君を苦しませたのはまぁSSの主題だから許すけど、誕生日なのにウタから友人を奪ったのとウタを悲しませたのとウタが襲われかけたのは許せないから最高火力の油釜で煮るね♡
    入れ(豹変)

  • 70二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 13:37:36

    流行れ!ウタに恋して脳破壊されるモブss流行れ…

  • 71二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 14:21:46

    >>70

    呆れたな・・・‼︎

    今時流行らんぞ・・・・・・‼︎

    特殊性癖など・・・・・・

  • 72二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 15:30:25

    >>68

    いい曲

  • 73二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 17:08:17

    >>68

    モブくんフェイスレス説来たな

  • 74二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 18:14:07

    哀れなりモブくん
    せめて安らかに眠るが良い

  • 75スレ主ジャないよ22/10/02(日) 18:33:42

     「結構いい出来栄えかな?味も悪くないし見た目もかなり気を使ったし!」

     校外学習から数日経った。私は班員に作ったカレーをルフィ君に褒められてあれからもっと美味しい料理を作れるように練習した。彼が好きな肉料理を中心に健康バランスを考えてようやく誰かに出しても問題レベルにまで仕上がった。いきなり出したら驚かれないかな?
     ルフィ君の食欲ならお弁当ひとつ程度なら誤差の範囲だけどいきなり隣の席の女子がお弁当渡してきても迷惑じゃないかな。
     不安要素を考える。
     「でもルフィ君なら喜んで受け取ってくれる…と思う。」
     胸いっぱいの希望を胸に私はA子と学校に行くのだった。

     4時間目の体育の授業を終えて、更衣室から着替えて教室に戻ると既にルフィ君は着替えを終えて教室にはいなくて、既に昼食にに出掛けていた。前に一度食堂で見かけて以来ルフィ君が昼食を食べているところを見た事がなかった。
     (ルフィ君って普段どこで食べているんだろう?)
     学校を探すことを数分、学校の裏庭のベンチに腰掛けるルフィ君を見つけた。あまり人も来ず涼しくて静かな居心地の良い場所にいた。
     彼のそばに駆け寄ろうと小走りしようと思った時、その人は現れた。

  • 76スレ主ジャないよ22/10/02(日) 18:34:08

     「ごめんルフィ、授業長引いちゃって遅くなっちゃった。待った?」
     「気にすんなよウタ!おれも体育だったから全然待ってねぇ!いつも弁当作ってくれてありがとな!」
     「ルフィ食べっぷりいいから作りがいがあるから大丈夫!ほら食べよ!」
     「おれウタの作る飯大好きだ!」
     「もう!褒めたって何も出ないよ!」

     身体が震える、嫌な汗が流れる、私の口が言葉を発することなく微動を繰り返す。
     ルフィ君が初めて見るとても美しい女性と幸せそうにお話をしていて、おそらくその女性が作ったであろうお弁当を恋仲のように食べ合っている。
     目を背けたい。見たくない。辛い。苦しい。
     二人の正確な関係はよくわからない、でも私にはあの二人は恋人のような関係なんだと察してしまった。
     だってあんなに幸せそうに笑うルフィ君を私は今まで見たことなかった。
     そう、結局のところ私はただのクラスメイトの一人に過ぎなかった。私が何を想い行動をしても蚊帳の外だったのだ。私は二人に悟られないようにその場を後にし、物陰に隠れて大粒の涙を溢した。

     せっかく作ったお弁当は彼に食べられることはなく、一人分の食事ですら喉を通らなかった。

  • 77スレ主ジャないよ22/10/02(日) 18:36:23

    モブ男のスレ主さんお疲れ様でした。大きく分けてあと三つ書かないといけないパートがございます。
    良ければお楽しみください

  • 78二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 19:06:12

    つらい

  • 79二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 19:12:23

    まともな分こっちはこっちでおつらい

  • 80スレ主ジャないよ22/10/02(日) 19:50:33

    まだまだ悲しい目に遭います。涙止まりません。

  • 81二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 19:56:56

    ペル・・・私はモブ子が脳破壊されてもモブ君のように憐れむことができん・・・むしろ楽しんですらいるのだ・・・彼女なら脳破壊の衝撃も乗り越えられると確信しているからなのかな・・・ペルよ・・・

  • 82二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 20:12:38

    脳は…なんて脆いんだろうね…ゾロ…

  • 83二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 20:22:18

    モブくんは醜態の果てにやっと当初の無害な陰キャに戻った感じだな
    ここから成長していけるかどうかはモブくん次第か

  • 84二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 20:26:07

    >>83

    醜態というか脳破壊が原因の狂気というか・・・

    ウタと出会わなきゃ無害な隠キャのまま普通に人生送れた筈なんだよ・・・

  • 85二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 20:33:51

    ウタと出会った場合でも早いうちにルフィの存在を知ってたらあそこまで歪まなかったんじゃねえかな
    あるいはキスシーンを目撃さえしなければギリギリのところで踏み止まれた気がする

  • 86二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 20:51:12

    >>85

    まぁそれは前スレでも言われてたね、つくづく嫌な方向に奇跡が起こってる

  • 871◆Qsr4poZWXw22/10/02(日) 21:01:42

    どうもスレ主です

    宣言通り支部にも投稿したのでこっちでも宣伝させて頂きます

    まあ内容全然変わってないですけど順次更新していくのでブクマといいねよろしく♥

    #ONEPIECE #モンキー・D・ルフィ 【ルウタ現パロ】ウタに恋をしたモブの話 第一話 - クーの小 - pixiv初めて彼女を見た時は、心臓が止まるかと思った。 高校の入学式。 偶然同じクラスで隣の席になった彼女を一目見て、ぼくは一瞬で恋に落ちてしまったのだ。 さらりと流れる綺麗な紅白の髪、ぱっちりとした円らな瞳、良く通った鼻筋。 「初めまして、フィガーランド・ウタです。ええと趣味は━━」 ...www.pixiv.net


    >>68

    実はモブくんのキャラ造形でフェイスレスはかなり参考にしました

    あの独特の気持ち悪さと哀れさをちょっとでも表現できてたら嬉しいな

  • 88二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:51:25

    ねぇ・・・なんで誰も悪くないのにモブ君とルウタの両方に悲劇が起こってるの・・・?

  • 89二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:53:57

    >>88

    モブくんはレイプ未遂引き起こしたから普通に悪いぞ

    ただひたすら哀れなだけで

  • 90二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:58:40

    >>89

    確かにやらかしたけどストレスゲージをオーバーしてる状態だったからまともな状態じゃないでしょ


    俺が言ってる誰も悪くないってのは、特に陰謀とかそういうのがなかったのになんでモブ君がレイプ未遂やらかしてしまうほど追い詰められてるんだって事

  • 91二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 22:01:36

    >>90

    まあ、ただひたすらに運が悪かったんやろな

    本当に丁寧に丁寧に脳を粉々に粉砕されていったからね

  • 92二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 22:01:37

    >>90

    勘違い男だったから

  • 93二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 22:11:08

    >>90

    理由さえあれば何やってもいいと思ってたから

    そしてその理由も自己中的な価値観で形成したから

  • 94二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 22:20:05

    ……二年もの間ウタに片思いするも
    「彼氏」にはなれず何も得ず……!!

    終いにゃあ脳破壊の果てにバカげた妄想に取りつかれ……!!
    持っていたものを投げ捨てたことにすら気付けず死ぬ!!

    実に空虚な人生じゃあありゃあせんか?

  • 95二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 22:43:15

    二年間片思い拗らせた挙げ句配信の話振ったら喜んでくれてワンチャンあるかもと思っちゃったのが運の尽きよ
    遠くから眺めてるだけで満足していれば良かったんだ

  • 96二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 22:57:29

    モブ子さんの方はちゃんと悲恋って感じがするな
    悲しいけど恋の話って感じ

  • 97二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 23:14:36

    >>94

    勝手にモブ君を殺すな

    それにここから先立ち直れる可能性なんて、生きてる以上無限にあるでしょ?

    >>92

    聞くが92。隠キャ童貞が明るく返事してくれてしかも配信の話をしたら喜んでくれてる(更には彼氏がいないと思っている)美少女に勘違いしないと思うか?

  • 98二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 23:53:16

    今さっき読んできた
    横恋慕としてはかなりいいと思うんだけど、途中でウタが悲しむのはちょっと・・・

  • 99二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 00:00:04

    >>98

    エピローグの配信時にはちゃんと立ち直ってる感じだからセーフ

    ルフィも傍についてるしな

  • 100スレ主ジャないよ22/10/03(月) 00:05:50

     「あれから元気無いね、まぁある方がアレだもんね。」

     ルフィ君と女子の先輩のお昼休みを見てしまってから私はルフィ君に話しかけるのが怖くなってしまった。ルフィ君に非のない暴言や酷い言葉を吐いてしまいそうになるから、それだけはダメだ。幸いにも席替えしてルフィ君の隣じゃなくなったから話す機会も減ったことは良かった。ルフィ君はあの日を境に全然話しかけなくなった私を不思議がったりしたけど察しが良い彼は事務的なことを除いて私に話しかけなくなった。そのことに安堵する自分と悲しい気持ちになる自分がいる。

     「確か赤と白の髪の毛の先輩でしょ?あたしも前に見かけど確かに凄い可愛い人だったね。名前知ってる?」
     「詳しくはよくわからないけどルフィ君は『ウタ』って呼んでた。先輩なのにタメ口で話してるってことは…そういうことだよね…。」
     「別にまだ確定してるわけじゃ…」
     「多分そうだよ。兄弟とかいるの?聞いた時はお兄さんが2人としか言ってなかったし。」
     「まぁでも挑戦しなければ何も生まれないし。もし仮にそうだとしてもそれこそ『奪う』ぐらいの意気込みで行かなきゃ!あたしはモブ娘のこと応援するよ。」
     「うん…ありがとね。あっ!ごめん!今日図書委員会あるんだった!ごめん、またね!」
     「頑張ってね。」
     遅刻ギリギリで私は図書室に滑り込むのだった。

  • 101スレ主ジャないよ22/10/03(月) 00:06:40

     「もうすぐ夏休みに入るわけだが、二週間前になっても本を返さない馬鹿どもが多すぎる!これじゃ整理しようにも上手く進まない!1、2年生は部活とかでいない事が多いから今週中までに、3年生は受験勉強で残ってる生徒も多いから出来る限り担当なったものは今日中にやってきてくれ。担当クラスはくじで適当に決めてくれ!」

     夏休み2週間前、我が校では本来1週間前に最後の貸し出しを終了させてその後は本の整理に入るが例年に比べて今の時点で未返却の本がかなり多いらしくまずはその本を回収する事が今日の仕事だった。 

     「三年生担当のチームへようこそ、と言っても二人だけだけどね、というわけで俺は1から4までやるから、5から8まで任せるわ。いてらー。」
     窓際から夕日をの日差しを受けて3年生のフロアへ進む。受験勉強の参考書や面接の受け方などを本を回収していく。順調に本が集まりつつあったが一つ目に留まる本があった。
     《音楽プロリューサーゴードンの身になる音楽哲学》
     と、これまでの本とは毛色が違う本だった。借りている人は…『フィガーランド・ウタ』さん。

  • 102二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 00:06:52

    支部でも読んできたンゴよぉ〜

  • 103二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 00:07:55

    >>99

    だとしても友人を失ったことには変わらないから・・・


    彼女のためにもモブ君には暴走しないで欲しかったんだが・・・

  • 104スレ主ジャないよ22/10/03(月) 00:08:07

     ウタ、確かルフィ君が名前を呼んでたあの人のことだ。本を回収する建前で私は彼女に近づいてみることにした。教室にはいなかったが、先生の許可を貰いどうやら音楽室で一人で練習しているみたいらしい。
     まだ教室の遠くの時に歌声が響いていたが上手く聞こえなかった。近づくと歌声は聞こえずどうやら休憩に入ったっぽい。僅かに空いたドアの隙間からウタさんを見つけた。水を飲んで休憩しているようだった、すると中から私の大好きな人の声が聞こえてきた。

     「やっぱりのウタの歌声は最高だな。」

     ルフィ君と一緒にいるんだ…。放課後まで残って一緒にいるってことはやっぱり…覚悟していた事実が再び私の胸を締め付ける。

     「ありがとうね、ルフィ。でもまだ足りない。もっと上手くならなきゃ!ルフィは良いの?私の練習に付き合って、他にやりたいこととかないの?」
     「おれは今はウタと一緒にいたいなって…なぁウタ?今って2人だけだよな?」
     「そうだね、2人だけだね…」
     「ちょっとそっち行ってもいいか?」
     「良いよ…おいで?」
     ドアの隙間からルフィが映り込む。余裕の無いような表情で、初めて見るルフィ君だった。

  • 105スレ主ジャないよ22/10/03(月) 00:09:20

    一瞬だった。ルフィ君がウタさんのことを求めてやまないようなハグをした。それを受け入れて優しく撫でるウタさん、いつも人を先導するようルフィ君から想像もできない甘えるような甘いハグだった。
     甘えるようなハグはやがて情欲に飢えたようなするどい目つきに代わり、やがて互いを貪るような熱いキスをしていた。
     改めて思い知ってしまう。行き場のない感情から涙が溢れてしまう。辛い…苦しい…全身が痒い。その光景に吐き気や頭痛すら覚えてしまう。苦しい。
     もはやスタートラインに立つ前に試合の決着が付いてたような虚しさだけが胸を支配する。
     初めから付け入るし隙間など無かったんだ。そんなわかりきった事実が辛い。
     なぜルフィ君を抱きしめてるのが私ではないのだろうか?なぜ始めてみるような一面を受け入れて優しく抱き返すのが私ではないのだろう。なぜその優しいキスの相手が私ではないのだろうか。
     悩む必要性などないことを馬鹿みたいに悩む。これじゃあ本当に馬鹿だ。

     結局を職務を放棄してしまい、私は帰宅してしまった。
     夜遅く、ベッドの中で考える。ルフィ君はウタさんの事が好きなんだ。そのことを考えるだけ苦しくなる、
    どうすればいいのか…いやもうどうしようもない。それなのに…
     今もなお私はルフィ君の事が大好きで堪らないのだ。あの笑顔を見るだけで私は幸せになれたあの日のことを思い出すだけで頬がつりあがってしまう。
     ルフィ君のことが大好きで、愛していて、心の底から心酔していた。報われることない感情をどうすべきなのか、そんななか私は友人の言葉を思い出していた。

     「好きな気持ちを抑えられないのならいっそのことを『奪って』しまうか?』

  • 106二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 00:14:44

    モブくん「モブ子…お前もこっちに来い…」

  • 107スレ主ジャないよ22/10/03(月) 00:16:32

    不穏な雰囲気を見せてるが…果たして…

  • 108二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 00:17:47

    >>106

    変な追い詰め方したらお前みたいになりそうだよな

  • 109二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 00:20:51

    脳破壊はとても気持ちが良いが加減を間違えるとモブくんのような悲しいモンスターを産み出しかねないからね

  • 110二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 00:27:49

    立ち直るって作者が確定させてるから安心できるけど、モブ子が最終的にモブ君みたいな事して大切なものを手放してしまうルートも存在すると思うよ

  • 111二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 00:33:34

    まさかとは思うけどさあ
    これモブくんとモブ子ちゃんの話って同じ世界線で同時進行とかしてないよね?
    作者別だからさすがに無いか

  • 112スレ主ジャないよ22/10/03(月) 01:02:15

    明日の22時ぐらいに残りの二つを書きます。モブ子ちゃんの初恋の結末をどうか見届けてください。

  • 113二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 01:39:13

    なんかやたらとモブくんに同情というか入れ込んでる人いるな

  • 114二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 01:49:13

    メンタルは理解できるものだし、アレ以外何も悪い事してないし、それだって精神的に追い詰められた結果だし、最後の方である種の報いは受けてるからね。
    同情しそうだし憐れみたいのよ・・・

  • 115二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 01:52:50

    追い詰められて精神がおかしくなり暴走した結果大好きな人を傷つけてしまい
    確かに持ってたはずの大切なものまで自分の手で壊してしまったことに後から気付いちゃうの尊厳破壊ポイント高くていいよね

  • 116二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 01:54:09

    >>111

    一応スレ主は被らないようにするとは言っていたけどね

  • 117二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 02:01:24

    >>63

    こやつ自分で散々苦しませた癖して他人事みたいに言っておる!!

    極悪人じゃ極悪人!!!

    さっさと油釜で煮殺すべきじゃ!!!

  • 118二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 02:05:45

    >>114

    本当にちょっとだけ巡り合わせが変わってたら

    苦い初恋の思い出としてウタへの思いを正しく消化してルフィたちと良い友達になれてたんだろうなって感じがするからね

    とことん最悪のパターンに突き進んで何かあった未来に到達しちゃった感じ

  • 119二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 09:17:27

    かわいそうなモブくん……
    ひとえにテメェがウタと出会ったせいだが……

  • 120二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 09:23:36

    >>119

    そもそもの原因がこれなのホント酷い


    少なくとも出会わなければモブ君はこんな思いしなかったしウタも友人を失うことはなかった

  • 121スレ主以下略22/10/03(月) 10:48:12

    >>112

    ごめん三つになる

  • 122二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 10:48:41

    最も重い罰は自分の罪を理解させることだと前にどこかで読んだことがある
    モブくんはまさにその罰を受けたんやなって

  • 123二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 13:01:47

    ちょいちょいモブくんガチ勢みたいなのいるの笑う
    ぶっちゃけただのルウタの当て馬キャラなのに何でこんな妙に人気あるんだ

  • 124二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 13:14:03

    >>123

    妙な生々しさというか、気持ち悪さがあるからじゃない?

    無味無臭は誰にも気づかれないけど、くさやが好きな人はいるじゃない?

    くさやが好きな人いたら引き合いにだしてごめんね

  • 125スレ主ジャないよ22/10/03(月) 17:04:50

     バイトに行く前に


     窓から夕日を差し込む音楽室。本来なら歌声や楽器の演奏が流れるはずの場所は静かでオレンジ色で光り輝く音楽室は幻想的な雰囲気を放っていた。私はそこで待ち人を待つ。学校内ではあまり人気が多くないが、以前来ていたから場所自体は問題なくわかるだろう。なにより誠実な人だろうから多分来てくれる…と、信じている。

     私はこれから最低で、不誠実で、エゴに満ちた自分勝手な行いをする。胸に満ちる罪悪感から目を背けることしか出来なかった。彼の笑顔を思い出す。それだけが胸が暖かくなるのと同時に締め付けられる思いで、いっぱいだ。張り裂けそうなこの思いを押し殺すことは出来なかった。
     だから全てを終わらせる。悲哀に満ちた覚悟に筋を通すため。

     教室にノックの音が響いた。
     「えっと…図書委員の○○さん…かな?ごめんなさい。本返すの遅れちゃって。それと大事なお話しがあるみたいだけどなにかな?」

     私の待ち人、ウタさんがやってきた。

  • 126二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 17:14:05

    ウタなの!?

  • 127二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 19:08:44

    まさか堂々と奪う宣言を・・・?

  • 128二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 19:09:39

    まあモブくんみたいにレイプ未遂やらかすよりは堂々と宣戦布告する方がよっぽどマシか

  • 129二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 19:11:18

    >>127

    いやまて、ルフィと別れてくださいか?

  • 130二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 19:12:59

    >>123

    味が濃すぎる

    ただの当て馬なのにウタの友人だったり限界まで精神が追い詰められてたり最後の方で絶望に打ちひしがれてるしそもそもSSのメインだから人気出るでしょ

  • 131二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 19:30:17

    ウタがルフィと一緒に鼻割りばししてる場面に出くわして脳を破壊されるルートがあってもいいのでは

  • 132二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 19:33:41

    >>131

    それは脳破壊とは言わない


    幻滅、失望、虚無だ

  • 133二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 21:37:31

     「わざわざ来てくれてありがとうございます。初めまして、○○と言います。ウタさん。」
     「こちらこそよろしくね。○○ちゃん。それで用事ってなにかな?」
     私は早速本題を切り出す。
     「聞きたいことが…いくつかあって…。私前にもこの音楽室でウタさんのこと探していたんです。そのとき…その…ルフィ君と一緒にいるところを…その。」
     「あぁ…もしかして見ちゃった?」
     気まずそうに目を逸らす。
     「それでウタさんとルフィ君はそのお付き合い…してますか?」
     「うん、付き合ってるよ。まだ学校の人には内緒にしてるから出来れば黙ってて欲しいかな。」
     わかりきってたことだけど改めて言葉にされると悲しみが胸を支配する。それと同時に固めてきた覚悟をより強固なものにする。もう引き返さない。

     「あの!ウタさんに言わなくちゃいけないことがあって!」
     大きな声の割に声が震えてしまう。
     「私…初めてルフィ君と会ったときから明るい部分、料理を美味しく食べてくれるところとか、実はすごい頼りになるところとか…笑顔、ルフィ君が好きなんです。だから…。」
     口にして改めて自覚する。私はこんなにもルフィ君の事が好きなんだ。彼に出会って恋というもの知って生きてる世界がこんなにも美しいものなんだと…辛いものなんだと知った。ぼんやりと生きてただけの世界を初めて精一杯生きてみようと思った。たとえ傷つくことになっても私の気持ちは変わらない。私は告げた。














     「彼に告白させてもらえないでしょうか?」

  • 134二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 21:40:08

    良かった
    モブくんサイドには堕ちなかったか

  • 135二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 21:42:16

    くぅ…こっちの子には幸せになって欲しいぜ…
    ルフィ以外と

  • 136二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 23:28:56

    >>134

    そうそう何かあった未来に到達してたまるか


    いやまじで・・・負のご都合主義というか逆なろう主人公というか、マジでモブ君の追い込まれっぷりは酷かった

  • 137二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 23:33:17

    モブくんはとことん間が悪過ぎたからね
    あそこまでファンブル引きまくるのもそうそうないだろ

  • 138二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 07:03:07

    保守

  • 139二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 17:00:48

    ほしゅ

  • 140二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 17:52:04

    ほしゅ

  • 141二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 18:15:32

    >>97

    勘違いしない人間も中にはおるやろ。

  • 142二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 21:25:20

    モブ子はまだかいのう

  • 143二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 23:00:16

    遅刻しました!追加要素書いてたら分量増えてしまいマジで明日で終わらせます。ごめん!付き合ってくれ!

     「えっと…ルフィのことが好きで…それで告白してもいい…ってこと?」
     案の定、ウタさんは困惑していた。それはそうだ。いきなり自分の彼氏が好きで告白してもいいかって聞いてるので幻滅してるだろうし、困るだろう。
     「はい…その認識であってます。」
     「なんでそんなことを…?」
     「それはですね。」


     2人が音楽室でキスした日の翌日、

     ウタさんからルフィを奪う、そう決めたはいいものの結局具体的な方法は一晩中考えても思い浮かばなかった。
     頭が痛い、本来徹夜や夜更かしなんてしない私からするとかなりの疲労を覚えてしまう。太陽の光が目に沁みる。ボーッと歩いていると後ろから慌てた声が聞こえてきた。
     「おい!危ねェぞ!」
      前を見ると赤に灯っている信号横から急ブレーキの轟音が響く。轢かれる!そう思った刹那後ろから凄い力で引っ張られた。

     「なにやってんだお前!危うく轢かれかけたんだぞ!」
     後ろにはルフィ君がいて、後ろから支えるように受け止めてくれた。
     「ごめんなさい…ずっと考え事してて…その…うぅっ。」

     …なにが奪うだ…。大好き人を危険な目に遭わせて、その原因は自分の自己中な欲望で、もし彼に何かあってしまったら…私は…。

  • 144二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 23:00:47

     「おい、なに泣いてんだよ、もう大丈夫だから安心しろよ。」
     頬に涙が流れる。本当に馬鹿だ。これ以上ルフィ君に迷惑掛けたくないのに。
     「最近○○がなんか接しづらかったし、おれが話しかけてもいいのかわからねェかったけどよ何か悩みでもあるのか、おれでよかったら話聞くよ。」
     あなたのことが好きです。そのことで夜も眠れないほどあなたに恋焦がれてます。
     そんなこと言えるわけがなかった。
     「大丈夫だよ、そんな大したことじゃないから。」
    危うく事故で死にかけるほど悩んでいるのに無理があるだろう。だけどルフィ君は
     「わかった…。」
     と、一言俯くだけだった。そういえば
    「ルフィ君、1人なの?ウタさんと一緒かと思ってたけど」
    「あぁ、受験でやることがあるって今日は先に…。あれ?お前なんでウタのこと知ってんだ。」
    「あ、いや、この前ルフィ君と一緒に登校してる見てこの前本の整理した時知ってね。」
    「そうか!」
    「ルフィ君にとってウタさんってどんな人?」
    すると彼は宝物を自慢するような誇らしげな顔で
    「ウタはよ、昔からずっと一緒で最初はこうなんかただの大事な友達の1人だったんだけどよ、おれあいつ見てるとなんかこう…うまく言葉できねェけど…大切にしたいんだ。」
     ルフィ君は最初からウタさんの事が好きなのだ。その揺るぐ事ない想いが辛いのだ。
     「そうだよね…。」
     「そろそろ学校に行かないとな!行こうぜ○○!」
     ニカっと笑う笑み。
     その笑顔を見て思い出した。

     そうだ、私はルフィ君の笑顔が大好きなんだ。笑顔を見るだけで温かな気持ちになれる。
     ルフィ君が1番笑顔になれるのはあの人しかいない。
     
     終わらせようか、私の初恋を。そのための準備を進めよう。

  • 145二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 23:24:32

     「ルフィ君はあなたのことがずっと好きで貴方いるといつも楽しそうで幸せそうで、あなたといる時だけ私たちにも見せないような優しい笑顔するんです…。私はルフィ君の笑顔が好きなんです。私はルフィ君の事が好きです、でもルフィ君に笑っていてほしくて…。でもルフィ君の事が好きでその気持ちも抑えられなくて…。だから。」
     グダグダな言葉が言葉から出ていく。結局は我儘なのだ。ルフィ君に笑っていて幸せになってほしいのに自分の好きという気持ちを抑えられない。告白をするということはそんな2人の間を割くような真似をしている。
     私はどうしたいのだろうか?わからないもはや気持ちを抑えらない。涙が溢れて止まない。

     「そう…なんだ。○○ちゃん。おいで?」

     優しさに満ちた声で呼びかけられる。
     震える足でウタさんに近づくと私は


     彼女にギュッと抱きしめられた。

     「○○ちゃんはすっごく優しい子なんだね。」
     「優しくなんかないです…。だって…私は…」
     「いや、とっても優しい子だよ。だってルフィや私のことこんなに悩んで苦しんで、考えてくれるんだから。」
     「う、うん…」
     彼女のブレザーが私の涙や鼻水で汚れてしまう。そんなことは気にも止めずに抱きしめた続けた。
     彼女の優しさに暖かさに、包まれ続けて身をもって思い知る、きっとこんなにも優しい人だからルフィ君も好きになったんだなって…。
     
     「落ち着いたかな?」
     「ごめんなさい…取り乱してしまって…。」
     「気にしなくていいよ。あと告白の件だけど、私からは咎めることは特に無いよ。普通は告白するのに許可なんて取らないし、○○ちゃんも誠意を見せてくれたし、わたしはルフィを信じてるから。」
     「さすが恋人さん、自信満々ですね。」
     「いや全然そんなことないからね!他の人に告白されてるところなんて見たことないし、○○ちゃんもすごいいい子だからルフィ取られちゃうかもって普通に考えちゃうよ!?」
     先程とは打って変わって焦り出すウタさん、その様子に
    思わず吹き出してしまう。
     「私は応援できないけど○○ちゃんは私とルフィの大事な友達だから…。」
     「ありがとうございます。明日、終わらせます。」

     私は帰路をたどり明日を迎えるのだった。

  • 146二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 23:28:46

    やっぱモブ男の話よりはインパクトに欠けるなぁ
    主よ新しいモブ脳破壊を書いてはくれないのか?

  • 147二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 23:32:22

    めっちゃ好きだぞモブ子の話
    心の移り変わりもよくわかるしちゃんと次どうなるかどきどきしたぞ

  • 148二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 23:34:52

    明日で終わります。告白とエピローグと幕内を書いて終わります

  • 149二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 23:37:39

    モブくんと違って円満に終われそうで良かった
    あっちはもう修復不可能になっちゃったからな

  • 150二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:27:48

    モブくんのSS支部からこっちに来て読んでる奴多いのな
    Googleの予測変換でこのスレの名称出てきてビックリしたわ

  • 151二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:34:00

    モブ君は本当に憐れだった、運命の女神(スレ主)に踊らされた挙句女神がウタを悲しませてまで絶望させられたんだから、その癖自分で苦しませた癖して「頑張ってほしい」とか完全に他人事だったし

    ホントモブ子が救われるようでよかった・・・

  • 152二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:37:04

    モブくんSSはルフィウタモブくん全員曇らされたからね
    まああにまんらしいっちゃらしいSSだけど

  • 153二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 07:55:43

  • 154二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 09:17:35

    モブくんとモブ子ちゃんが同じ時空で、時系列的にモブくん→モブ子ちゃんだったとしたら
    ウタ的にはモブ子ちゃんすげえ可愛く見えるんだろうな

  • 155二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 09:24:18

    >>154

    作者が違うから世界線違うと思うぞ

  • 156二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 15:38:25

    モブ子の物語ももうすぐ完結か
    感慨深いな

  • 157スレ主ジャないよ22/10/05(水) 18:58:45

    >>145

    実はこのシーン描きたくて仕方なかった

  • 158スレ主ジャないよ22/10/05(水) 22:40:36

    お疲れ様です。これにて完結です。
    スレ主からの影響を受けて描きはじめたモブ子の物語もこれにて終幕です。よろしくお願いします。

  • 159スレ主ジャないよ22/10/05(水) 22:41:10

     放課後の教室、わざわざみんながいなくなるだろう時間を見計らって大好きなあの人を待っていた。

     私の恋は報われない、無色透明な今までの人生からは想像もできないほど色鮮やかで温かな日常だった。胸に手を当てれば鮮明に思い出せるルフィ君の笑顔。
     
     その笑顔を作れるのは私じゃない。

    だからこれは私の意に反する想いで、我儘で、欲望で
    拭い去るために告白するのだ。
     
     扉が開く、彼が来た。

  • 160スレ主ジャないよ22/10/05(水) 22:42:07

     「ごめんね、いきなり呼び出しちゃって。」
     「よう、話があるんだってな。」
     「うん、あるよ。大事なお話が。」
     彼に告白する時、私はどんな顔をしているのか…泣いているのか、笑っているのか。自分自身でその表情はわからない。
     「ルフィ君は私と最初に会った時のこと覚えてる?」
     「おう!確か転んじまってプリント飛ばされたんだよな!めっちゃドジだったなぁ。」
     「もう!そんなことまで思い出さなくてもいいのに、まぁでも私凄いドジだったなぁ。その後のことも覚えてる?私また転んじゃって…その時ルフィ君に受け止められてはじめてルフィ君の顔ちゃんと見たんだ。その時のルフィ君の笑顔が…。」
     彼の顔は見ない。
     止まるな、日和るな、伝えるんだ。逃げるな。溢れ出す気持ちと涙を抑えて繋ぐ。
     「とっても素敵で一目惚れしちゃったの。貴方に初めて会った時からずっと…ずうっと…好きでした。大好きでした…。」
     言い切った。彼はどう思うのか…。
    無限にも思える無言の後、普段の彼からは想像もできないほどの真面目な声が聞こえた。
     「○○、お前の気持ちよく分かった…。○○が勇気出して言ってくれたのも分かる。すげぇ嬉しかった。」
     「でもよ、おれウタのことが好きなんだ。ずっと前から…。昔からずっと一緒であいつのことも友達だと思ってたんだ、でもいつからかずっとそばにいたいって感じて守ってやりたいと思ってそれからずっと変わらなくて…初めておれは好きって気持ちがわかったんだ。ウタもそんなおれを受け入れてくれた。だから○○の気持ちに答えてやることはできない…。ごめんな。」
     
     知ってたよ…知ってたんだ。ずっと前から…。だからせめて…。
     
     「そうなんだ!ごめんね!いきなりこんなこと言っちゃって、ありがとね!聞いてくれて、じゃあ私もう帰る!また学校でね!」
     「お、おう。」
     「ねぇルフィ君…最後にお願いがあるんだけど、ウタさんと幸せになってね…。じゃあね!」
     私ができる最高の笑顔で別れを告げる、とめどなく溢れる涙は誤魔化せない。それでいい。

     さよなら、大好きだよ。

  • 161スレ主ジャないよ22/10/05(水) 22:43:25

    「お疲れ様、ルフィ。」
    いつのまにか教室の席に座り話しかけてきたウタ。
    「聞いてたのか。」
    「うん、あの子がルフィに告白したいって私に言ってきたから私もそれを見届けようって。」
    「そうだったのか…俺は全然あいつの気持ちに気付いてやれなかった。もっとあいつを傷付けない方法もあったかもしれないのに…。」
    「私は嬉しかったよ、ルフィが私のこと好きでいてくれて、断ってくれて。」
    「当たり前だろ、俺はウタのこと好きなんだから…。なぁウタ、友達からの気持ちに応えてやれないって…すげェ苦しいなぁ…。」
    ルフィの頬をつたる一筋の涙。そんなルフィをずっとギュッと抱きしめるウタ。
    「辛いね…。いいよ。その辛さも私が受け止めて癒してあげる。」
     彼女の胸の中で泣くルフィ。
    「ここじゃあ目立つから今日は帰ろっか。」
    「うん…。あいつ大丈夫かな?」
    「きっと大丈夫だよ、あの子は優しくて強い子だし、それに…一人じゃないからね。」

  • 162スレ主ジャないよ22/10/05(水) 22:45:51

    校舎裏人目が少ないところで私はわんわん泣いた。辛かった。知ってたのに、分かってたのにいざその時を迎えてしまうと辛くて苦しくて…でもきっといつか大切に思える想い出なんだ。私は彼から貰ったのだ、最高の思い出を。後悔は無い。

    「頑張ったんだね、立派だったよ○○。」
     A子が上からハンカチが出してくれた。
    「ねぇA子…私頑張ったよ…いっぱい…いっぱい頑張ったよ。」
    「頑張ったよ頑張った。」
    「なのに今どうしてこんなに辛いのかな…。苦しいのかな…。失恋って…こんなに辛いんだね…。」
    「そうだね、でも私はちょっと安心した。いつも一歩踏み出せないまま何気なく生きてた○○がこんなに本気になってところ見れて、よし!じゃあ○○が好きなスイパラ行こっか!今日は私が奢ってあげるよ!」
    「ありがとう…。」

    スイパラへ向かいケーキを食べた。甘いはずなのに
    しょっぱくて仕方なかった。
    いつかこのケーキが甘く食べられる日を。
    そう思い私はこれからを生きていく、私が好きだったあの人のような前向きな人生を。

  • 163スレ主ジャないよ22/10/05(水) 22:47:05

    これにて完結、ありがとうございました!

  • 164二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 22:48:54

    語り継がれる
    やっぱりモブ子みたいな爽やかな終わり方は脳に優しいな
    なあモブくん?

  • 165二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 22:52:52

    そなた達は語り継がれる…

  • 166ごめんねスレ主じゃないよ22/10/06(木) 06:07:00

    よかった。いやよくはねえんだが、でもよかった。
    モブ子ならきっと幸せになれる。

  • 167二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:20:18

    モブ子、このあと入学してくるルフィ大好きなコビー後輩とひょんなことから知り合って、またルフィとお近付きになれちゃう機会があるにはあるけどもう気持ちに整理はつけたし…って苦悩しつつ卒業して欲しい

  • 168二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:36:17

    >>164

    その文句はスレ主に言うべきだ

  • 169二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 20:36:28

    モブくんとモブ子
    あらゆる意味で対照的な二人だったな

  • 170二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 01:42:09

    >>169

    モブ子は良識ある人格で友人にも恵まれてたから、モブくんみたいに暴走しなかったんだろうな

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