- 1二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:04:58
鬼龍「モナリザを見にパリに行ってて忘れてたが 建設中のドラゴン・ハウスが完成しているころだな ククク 楽しみだ」
更地に立ってる看板『ドラゴン・ハウス建設予定地 関係者以外は絶対入れるな』
鬼龍「うあああ ひ…ひどくこざっぱりしている」
「おい彪… ドラゴン・ハウス全然できてないような… というか… 全然できてないやんか…」
彪「ドラゴン・ハウスならまだまだですよ」
鬼龍「なにっ 何故だ？」
彪「だって鬼龍様お金けちって私一人しか雇ってないじゃないですか」
鬼龍「いいだろう別に そもそもそのドラゴン・ハウスでアホ程稼ぐ予定なんだ」
彪「いいですけど…あと30年はかかりますよ」
鬼龍「えっ 待てよそれは困るぞ もうできてると思って熹一に招待状を出してあるんだ」 - 2二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:05:43
な……なんだあっ
- 3二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:06:12
懐かしすぎる…懐かしさの次元が違う
- 4二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:07:55
〜灘神影流道場〜
郵便屋マネモブ「郵便でーす」
熹一「ホゲェーッ アホの鬼龍からや！ なんやろ一体…」
"アホの熹一へ
俺の新たな城『ドラゴン・ハウス』ができたぞ。 ざまぁみろ。
みやげを持ってこい。
いいみやげを持ってこい。
宮沢鬼龍
P・S 暖かい浴室から寒い脱衣所に戻るとバースト・ハートしそうになる"
熹一(ムカつくのお)
「ドラゴン・ハウスか 行かないと何しよるか分からんからな 行ってちょい見てすぐ帰ったろ 2秒ぐらい見て」
鬼龍「とにかくその辺の廃ビルでいいからドラゴン・ハウスにつくり変えろッ」
彪「廃ビルでいいんですか…？」
鬼龍「急げっ 明日までに造るでおまッ」 - 5二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:08:32
おもしれーよ
- 6二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:11:23
〜翌日〜
熹一「鬼龍に会うの久しぶりやなあ あっ あかん おみやげ忘れてたわ まあ宮沢家スペシャルライスでええやろ あとSMマニアのオッサンに借りた鋼鉄の貞操帯も」
「地図によるとこの辺だよなドラゴン・ハウス それらしいもの見えへんけど…」
「これとちゃうよなまさか… なんかめっちゃカラスおって不気味なんやけど… これがドラゴン・ハウスやなんて信じへんでワシは ここに鬼龍がおったら信じるしかあらへんけど」
ピアノを弾く鬼龍(全裸)「…」〜♬
熹一(おった〜〜〜〜〜 なんかピアノ弾いとる〜〜〜〜 というかなんで裸やねん)
鬼龍「ほう熹一 よく来たな待っていたぞ ピアノを弾きながら」
熹一「ピアノ弾いとるのはええけど なんで全裸なんや」
鬼龍「なんだ この俺がピアノを弾いているのがそんなにおかしいか」
熹一「いやピアノにツッコんどるんやないんやけど」
鬼龍「チイッ まったくうるさいヤツめ いいだろう お望みどおりピアノなんてやめてやる フンッ」ｶﾞｼｯ
熹一「おい待てや何しようとしとんねんっ そんなごっつ高そうなピアノを」
鬼龍「ぬうっ」ｸﾞｸﾞｸﾞ
熹一「………」
鬼龍「ぬあああっ」ｸﾞｸﾞ…
熹一「………………」
鬼龍「…………………ふう」
熹一(諦めて服着よった…) - 7二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:14:40
鬼龍「さあ とにかく入れ入れ できたてホヤホヤのドラゴン・ハウスだぞ 入れ入れ あっ 待てよ みやげは持ってきたろうな」
熹一「やっぱいるん？」
鬼龍「いりまくるわ タダで俺に会おうなんて図々しいにもほどがあるぞ 片腹痛いわ」
熹一「ほんじゃあこれ…」
鬼龍「ククク… こちとらこれだけが楽しみで…」
スペシャルライス&貞操帯「」
鬼龍「貴様…」 - 8二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:18:21
熹一「謝るから鬼龍 そんなに落ち込むなや」
鬼龍「スペシャルライスて貴様… 貞操帯て貴様…」
熹一「あーっ それより鬼龍 ええ部屋やな 落ち着きがあって」
鬼龍「そんなにいいか？」ﾆｨ
熹一(あっ 機嫌なおった)
鬼龍「貴様 見る目があるな熹一」
熹一(お世辞やけどな)
鬼龍「貴様には特別に俺の手料理を食わせてやろう」
熹一「いらんわそんなん！ あっ も…もう臭っ ウンコのニオイがするッ」
鬼龍「なんだと失礼な ムッシャムッシャ まずっ…」
熹一「まずいんかいっ」
鬼龍「保存状態の悪いワインみたいな味がする… 飲み込めないほどまずい… 熹一 コーヒーを入れてこい 台所ならある」
熹一「えーっ ワシ客やろ？ お前が入れてくれや」
鬼龍「ほざきやがれっ 俺は悪魔だぞ」
熹一「へっ まったくエラそうに…」
鬼龍「大統領よりえらいぜ」 - 9二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:21:22
ｺﾎﾟｺﾎﾟ
熹一「臭かったー…台所がゲロみたいな臭いしよった…… 床もギシギシいうし…大丈夫なんかこのドラゴン・ハウス…」ｷﾞｼｷﾞｼ
「あっフロがある この調子やとフロまで臭いんやないやろな」ｶﾞﾁｬ
ゴリラ「ウホホホ…ウホホ」
熹一「鬼龍っ 鬼龍ーっ フロにゴリラがッ」
鬼龍「ああ 俺が動物園から連れてきた」
熹一「動物園から？ 何やっとんねんお前っ」
鬼龍「気まぐれに一戦交えたらそれ以降懐かれてしまってな」
熹一「ゴリラとバトルてイカれとるんか」
鬼龍「ゴリラは霊長類最強言われているんだ 一度闘ってみたいに決まってるだろう」
熹一「ふざけんなっ ゴリラを一方的にボコボコにするなんて動物虐待でしかないわ」
鬼龍「………」
熹一「なんや急に黙って」 - 10二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:26:49
鬼龍「うるさいぞ いいからさっさとコーヒーをよこせっ このコーヒー坊」
熹一「なにがコーヒー坊や… クッソ〜〜ムカつく〜」
「ほいコーヒー」ﾄﾞﾝ
鬼龍「フンッ ブラックか 俺はルーツのように甘いほうが好みだが…まあいい」ｺﾞｸ
「うげーーーーーーーーーーっ」ﾋﾞｼｬﾋﾞｼｬ
熹一「ヒャヒャヒャ 灘神影流秘伝の煎じ薬や！！ 精が出るで」
鬼龍「熹一め… 露骨に地味な嫌がらせしやがる…」 - 11二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:29:13
熹一「じゃ ワシ帰るで」
鬼龍「おい待て なにを勝手に帰ろうとしている 貴様は"第0回暗黒武闘会 枕投げ"で俺に勝利しなければ帰さないぞ このちょっと変な臭いのする布団の上でな」
熹一「なんで何もかも変な臭いすんねん やらんわそんなん」
鬼龍「断わるのならお前の道場を俺の汗がしみついた枕で埋めつくしてやってもいいんだぞ」
熹一「はーっ わかったわかった じゃあその枕ちょいと貸せや」
鬼龍「いいだろう」
熹一「いくで ほい」ﾎﾞﾌ
「じゃ そういうことやから 邪魔したな」
鬼龍「待てええええええええええ 何処の世界にこんなしけた枕投げがあるんだっ ワン・スローのみって貴様…！ こっちは枕投げに命を賭けているんだッ もっと本気でガンガン来いッ」ﾌｷﾞｬﾎﾞｰﾝ
熹一「しゃあけど鬼龍 本気でやると枕でも痛いで」
鬼龍「見くびるな！ 下種の枕や拳など掠りもしないわっ」
熹一「そうか そんなら遠慮なく 幻突」ﾄﾞﾝ
鬼龍「蛆虫ーーーーーーーッ」
今日の蛆虫『人刺し指のゲン』 - 12二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:31:05
熹一「直撃やないか 避けろや鬼龍」
鬼龍「幻突はやめろ… 幻突は…」
熹一「だって掠りもしないって言うたから」
鬼龍「わかった…ルール無用でいいんだな…知らんぞ貴様…」
熹一「もう帰ってええ？」
鬼龍「それならこっちにも考えがあるわッ 思い知れ！灘神影流"コーヒーカップ・マッスル・アタック"！！」ﾋﾞｭｯ
熹一「うわっ あぶなっ "弾丸滑り"」ｷﾞｭﾝ ｶﾞｼｬﾝ
ｼﾞﾌﾞﾘ
鬼龍「マリアーーーーーーーーー！」 - 13二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:34:05
熹一「コ…コーヒーカップが刺さりおった」
鬼龍「もうゆるさん… マジでゆるさんぞ熹一…」
熹一「えーっ 今のは鬼龍の自業自得やろ」
鬼龍「だまれっ 俺の辞書に自業自得なんて言葉はない！」
熹一「なんて自分勝手な辞書やねん！」
鬼龍「自分勝手なんて言葉もない！くらいやがれ！灘神影流"活殺文化アタック"！！」ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
熹一「暴れんなやこんなに狭い部屋で！！」
鬼龍「灘神影流の重みを知れーーーーーーッ」ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
熹一「"弾丸滑り"」ｷﾞｭﾝ
鬼龍「あっ またよけられたッ」
ﾄﾞｼｰﾝ
「背中があーーーーーーっ」 - 14二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:35:16
ｸﾞﾗｸﾞﾗ
熹一「な…なんや 地震か？」
鬼龍「しまった！今の衝撃でドラゴン・ハウスがくずれそうだ！！」
熹一「くずれそうなのん！？」
鬼龍「実はこのドラゴン・ハウス 壊れかけの廃ビルを再利用して造ったから柱とか結構ゆるゆるなんだ！！」
熹一「ゆるゆるなのん！？」
鬼龍「チクショー！こんなことなら熹一に灘神影流の秘伝の奥義使わなければよかったッ」
ｸﾞﾗｸﾞﾗｸﾞﾗ
熹一「それよりも鬼龍 早よ外に逃げ…」
ﾍﾞｼｬ
鬼龍「さるわたりっ」
「俺は…あきらめないぞ熹一…」
「次こそはゴリラに勝ってやる」
おしまい - 15二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:36:51
なんじゃあこれは(感想)
- 16二次元好きの匿名さん22/10/02(日) 21:41:00
しゃあっ乙！