- 1二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 21:00:35
どこかの微小特異点にある高原
ヴィヴィアン「できたよ、リツカ!このシロツメクサの冠を、あなたに差し上げます!」
ぐだ男「え、良いの?すっごく綺麗にできてるし、ヴィヴィアンが被った方が似合うんじゃ…」
ヴィヴィアン「これは『リツカに』つくった物なんだよ!さぁ、妖精の冠です!」ポスッ
ぐだ男「ありがとう。じゃあ、俺はお返しに花で作った指輪をあげるよ。」ススッ
ヴィヴィアン「わぁ、ありがとう!」
ぐだ男「いやいや、むしろ簡単なものしか作れなくて…この冠に釣り合うかな?」
ヴィヴィアン「リツカが作ってくれたんだし、私は嬉しいよ!これで、もっと汎人類史の絵本みたいな妖精になれたかな?//」
ぐだ男「うんうん、ますますメルヘンチックだよ!」
キャッキャッ
モルガン「…………………………………………」
その夜のマイルーム
ぐだ男「ヴィヴィアンと遊んでたらすっかり遅くなっちゃったよ…あれ?」
宝石が沢山ついた王冠、でっけぇ宝石がついた指輪、すんげえゴージャスな装飾品達「…」
ぐだ男「えっと…これって」
モルガン「あなたへのプレゼントですよ、立香。妖精國女王の伴侶なのですから、これぐらい煌びやかなものを普段から付けて頂かないと。ほら、早速被りなさい」
ズシッ
ぐだ男「重い重い重い!黄金で宝石いっぱい付いてるからめっちゃ重い!それ以上に、こんな高価なモノ恐れ多くて受け取れないよ!」
モルガン「返品は受け付けません。なのでくれぐれも大切にする様に。それでは」
自動ドア「ウィーン」
ぐだ男(何だったんだ、一体…) - 2二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 21:01:15
- 3二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 21:06:32
自分に嫉妬する妻かわいい
- 4二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 21:07:14
続きをください
- 5二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 21:15:13
じゃあ即興だけど…
別の日
ヴィヴィアン「川遊び楽しいね、リツカ!水も冷たいくて気持ち良いし、綺麗な石も見つけたよ!」
ぐだ男「良し、次はこの笹舟で遊ぼうか!」
ヴィヴィアン「うん、競争しよう!」
………
ぐだ男「そろそろお昼にしよっか。さっき捕まえた魚を焼いて食べよう!」
ヴィヴィアン「じゃあ、火おこしはキャスターの私に任せて!えいッ!」
ブォォォォ!!
ぐだ男「ありがとう、ヴィヴィアン。後は魚を串に刺して、塩をまぶして…」
数分後
ヴィヴィアン「うーん、結構美味しい!お外で食べると一味違うね、リツカ!」
ぐだ男「完全に見よう見まねだけど、気に入ってくれて良かったよ」
キャッキャッ
モニター越しのモルガン「……………」
- 6二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 21:15:41
続き
ヴィヴィアン「でも私はサーヴァントだから良いけど、リツカはお魚だけじゃ足りないんじゃない?」
ぐだ男「まぁ、後は木の実でも見つけて食べれば…」
ズドォォォォォン!
寿司屋「…」ゴゴゴゴゴゴ
ぐだ男(何で空から寿司屋が降ってくるんだよ!?)
板前モルガン「こんな事もあろうかと用意しておいて正解でしたね。さぁ、食べなさい」
ぐだ男「あ、ありがとうございます…えっと、大将?で良いのかな?」
モグモグ…
ぐだ男「いやめっちゃ美味しい!え、日本料理まで作れるんだ!?」
ヴィヴィアン「確かに。ネタの鮮度もさる事ながら、ご飯も甘さと酸味が効いてて美味しいですね。」モグモグ
板前モルガン「フッ…私にかかれば朝飯前です。さぁ、どんどん食べなさい」フンス
- 7二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 21:18:34
可愛いなこの妻、バーヴァンシーとの絡みもみたい
- 8二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 22:06:48
次の日
ぐだ男(ヴィヴィアンから湖に来るように言われたんだけど…また水遊びしたいのかな?)キョロキョロ
??「いいえ、違いますよ。最後のマスターにして汎人類史の勇者、リツカ」
ぐだ男(え?今の声はヴィヴィアン?どこから聞こえたんだ?というより何で俺の考えてる事がわかったんだ?)キョロキョロ
??「『湖の乙女』には全てが分かります。あなたの考えている事も、そしてあなたが欲している物も」
ピカーーッ
ぐだ男「え、湖が光り出した!」
ヴィヴィアン「私は『湖の乙女』、ヴィヴィアン。我が声に導かれし勇者よ、あなたに聖剣を授けましょう」
水色に輝く聖剣「…」パァァァァァ
モニター越しのモルガン「……………」 - 9二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 22:07:14
ぐだ男「これも、ヴィヴィアンが作ったの?これ、本当に貰っても良い物なのか?」
ヴィヴィアン「はい、これは戦いを背負うあなたへのお守りです。さぁ、手に取ってください」
ヴィヴィアン(えへへ、リツカは今の私がすっごく妖精っぽく見えてるみたい//)
ぐだ男「じゃあ、受け取るよ。ありがt」
??「待ちなさい」
ぐだ男「え?」
ヴィヴィアン「ムッ!」
モルガン「それを手にしたら最後、あなたはより過酷な戦いに身を置くことになる…やめておきなさい、その先は地獄ですよ」
ヴィヴィアン「もう、水を差さないでよ私(モルガン)!折角良い感じで決まってたのに!」
モルガン「いいえ私(ヴィヴィアン)、これは必要な事ですよ。『妖精から剣を受け取る』というのは決して軽々しい事ではありません。魔術…神秘に多少なりとも触れる以上、立香には忠告をするべきです。」
ヴィヴィアン「ムーッ!!」
ぐだ男(そっか、モルガンも楽園の妖精だから聖剣には一家言あるのか…でも、だとしても…)
ぐだ男「モルガン、忠告ありがとう。でも、これがヴィヴィアンがくれる『お守り』であるなら、俺はありがたく受け取るよ。」スッ
ヴィヴィアン「ありがとう、立香!」
モルガン「…まぁ、あなたがそう結論づけたなら良いでしょう。では、一足先に戻ります」パシュン
- 10二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 22:09:37
実際その内実装されてもおかしくなさそう
- 11二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 22:38:16
神だ...ありがとう...
モルガンリリィというかヴィヴィアンはなんかそのうち出そうな気はする - 12二次元好きの匿名さん22/10/03(月) 23:49:47
その夜の風呂場
ぐだ男「いや〜すっかり風呂入るの遅くなっちゃった。早いとこ済ませて寝よう」
風呂「…」ピッカァァァ
ぐだ男「へ?」
ザッパァァァァン!!
モルガン「私は『真・湖の乙女』モルガンです。あなたにとびっきりの聖剣を授けに来ましたよ」ニッコリ
ぐだ男「いや男湯で何やってんの!?誰かに見られたらマズイでしょ!」
モルガン「良いではありませんか。聖剣を授与するついでに身体の隅々を清めて差し上げましょう。それともここで夫婦の営みも…」ニコニコ
ダダダダダッ、ガラッ!
影の風紀委員「ご禁制が出たと通報がありました!!今すぐ離れなさい!」
モルガン「…クッ、私(ヴィヴィアン)の仕業ですか!仕方ありません、今宵は引きましょう」
パシュン(モルガンワープ)
影の風紀委員「お待ちなさい!」
パシュン(源氏脚力ダッシュ)
ぐだ男(あー、ビックリした…たまーに思うんだけど、『自分同士』って仲良くしづらいのかな…?)ブクブクチャプチャプ
- 13二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 07:31:38
保守
- 14122/10/04(火) 07:34:59
取り敢えず一旦終わりです。
また何か思いついたら書き殴るかもです。
お付き合い頂き、ありがとうございます。 - 15二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 11:20:16
こういうの好き
ありがとう