- 1二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 17:29:24
「ヤダヤダヤダー!今日はトレーニングしないー!帰って魔法の練習するんだもん!」
こんにちわ、ニシノフラワーです。今日はトレーナーさんが会議でトレーニングに顔を出せないのでスイちゃんとそのトレーナーさんのトレーニングにお邪魔させてもらってます。
でも、スイちゃんは突然へそを曲げちゃってストレッチマットの上に仰向けで寝転がってジタバタし始めちゃいました。
「ど、どうしよう…」
「んー…こうなっちゃ仕方ない、フラワーさんは先にメニュー始めてもらっていいかな?」
「ええっ!?スイちゃん、いいんですか…?」
「アハハ、大丈夫。やりようはあるからさ」
スイちゃんのトレーナーさんの言葉を信じてバイクを漕いでると、スイちゃんの大きな声が聞こえてくるので後ろをちらっと見ると────
「ヤダヤダヤダー!」
「そんなジタバタじゃ俺は諦めないぞ!スイープのワガママはそんなものか!?」
「ヤダヤダヤダヤダー!イーヤー!」
「おおそうだ、もっとジタバタしてみろ!そうすれば多分帰れるぞ!」
そこに居たのは、全力でジタバタするスイちゃんとそれを煽り立てるスイちゃんのトレーナーさんでした。だ、大丈夫なのかなこれ…!?と思って見てると、ある事に気づきました。
「…あれ?スイちゃん、腕も脚も地面についてない…?」
「それで折れてやれるほど甘くないぞ!ほらスピード落ちてるよ!」
「イヤイヤイヤイヤ!ヤーダー!」
よく見ると、スイちゃんはジタバタするあまりお尻だけ床について、上半身が若干起きてて手足は地面につかずジタバタしてる状態でした。つまり、腹筋と腕力と体幹を同時に鍛えてるのとほぼ同じ状況で駄々を捏ねているという事になります。しかも、スイちゃんのトレーナーさんが発破をかける度に大声を上げて拒否するのでついでに肺活量まで鍛えられている状態です。
「…よし、こんなもんか。いいぞスイープ!俺の負けだ!今日は帰って魔法の練習を──」
「こんな…ハア、状態で…ハア、そんなの出来るわけないでしょ…!」
「そ、そうか。じゃあ少し休んでから軽いトレーニングやって今日は上がろうか」
無言でコクリとうなずくスイちゃんを見て、スイちゃんの操縦が凄く上手と言うお話に納得出来ました。あと、ちょっとだけジタバタトレーニングをトレーナーさんにお願いしようかな?なんて思うのでした。 - 2二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 17:30:37
「もうやだー!ピーマンなんて食べないー!うわああん!」
やあ皆、私の名はフジキセキ。栗東寮で寮長をしているよ。どの子も個性的なポニーちゃんが多いんだけど、今は特にクセが強い娘の対処をしている所でね…これが一筋縄ではいかないんだ。この娘にランチに入ってる野菜を食べさせたはいいけど、グズり出しちゃったんだ。はてさて、どうしたものか…
「…ん?スイープ、君も昼ごはん?」
「つ、使い魔ぁ!助けて!フジさんが野菜食べさせようとしてくるのぉ!」
おや、ちょうど彼女のトレーナーさんが通りがかったようだ。これ幸いと彼女は脱兎のごとく私の元から離れてしがみついてしまった。やれやれ、これは彼に任せたほうがいいかもしれない。
「野菜?あの野菜か?」
「そうよ!イヤって言ってるのに無理やり食べさせようとするの!何とかしてぇ!」
…発言そのものは事実だけど、なんかオーバーに悪く言われてるようで少し切なくなるね。一応良かれと思ってやってるんだけどなあ。
「なあスイープ。野菜も植物なんだから草花の仲間なんだから仲良くした方がいいんじゃないか?」
「さっきフジさんからも聞いたわよ!それでもダメだったの!」
ごめんよ使い魔さん、それさっき私が使っちゃったんだ…しかも失敗しちゃったし。
「じゃあ話が早いな。つまり、野菜には魔力の源が眠ってるってことじゃないか」
「えっ」
「よく言うだろ?良薬、口に苦し。苦いものには得てして強大な魔力が眠っている。魔法の材料になるなら魔力は折り紙付きで、君はピーマンが苦いと言ったが…それは君のベロが魔力に反応している何よりの証拠じゃないか?」
うん?何やら興味を向けてるね。これは風向きが変わりはじめたかな?
「俺は君には中途半端な魔女になってほしくない。学園で…いや、いつかは君の祖母を超えるくらい偉大な魔女になってほしい。ほら、俺も一緒に食べるから頑張ろ?」
「…プリンご褒美で食べさせてくれるなら…頑張る」
「よし、後で3つ買って二人で食べよう。2つは君が食べていいから、魔女になる為の試練を俺達で乗り越えよう」
おお、震えながらもまたピーマンを食べ始めた。涙目だけど健気に頑張ってる…。なるほど、こういう誘導の仕方もあるんだね。流石は魔女に認められた使い魔さんだ。ここは彼に任せておこうかな…それにしても、参考になったよ。 - 3二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 17:31:01
「ヤダヤダヤダー!アタシも行くのー!」
どうも、僕はスイープトウショウのトレーナーです。彼女からは使い魔と呼ばれています。明日から1泊2日の研修旅行に行ってくると告げたら駄々を捏ねられて今に至ります。彼女のワガママの躱し方は割と熟知してたつもりなのですが…。
「そうは言ってもスイープだって授業受けなきゃダメでしょ?俺が居ても居なくても変わらんでしょうに」
「ヤーダー!使い魔だけ旅行なんてズルいズルい!」
「いやだから、俺も遊びに行く訳じゃないんだよ?わざわざ都外に出て勉強会するだけだよ?」
「それでも旅館に泊まるのは変わらないじゃない!アタシもついて行くのー!」
…何を言ってもこの調子で、話が進まない。そもそも、何でここまで駄々を捏ねるのか理由を知りたい。
「スイープ?どうして君はそんなにもついて行きたいんだ?旅行に行きたいならどこかの休みを見繕って…」
「…つまんないんだもん」
つまらない?俺だけが旅行に行くって言うのが面白く感じなかったのだろうか?
「向こう行ってる間、誰がスイーピーのお世話をするのよ。ご飯だって使い魔の部屋で食べれば野菜食べなくてもいいなるのに…夜だってお話できないじゃない!そんなのイヤ!つまんない!」
「あー、その辺を気にしていたのか」
今まで、彼女は俺と一緒にいる時間が結構長かった。学校では学友といるが放課後となれば寮に送り届けるまでほぼずっと一緒に居た。休みの日もお出かけだったり、魔法の触媒を見つけに山に行って銀杏や紅葉を拾ったり、彼女の祖母の家にお邪魔したり…気付けば俺から見ても一番一緒にいる時間が長いのが彼女だ。
とは言っても、連れて行けないものはどうしようもない。こういうのって今回が初めてだったはずだから彼女も戸惑ってるのだろう。
「んー…じゃあさ、いつぞやの温泉旅行じゃないけど、電話出来そうな時間を予め送っておくからそのタイミングで君が連絡してくれないか?その時で良ければ、今日あった事をお互いお喋りするってのはどう?」
「…ちゃんと出るんでしょうね?」
「おう。スイープの気が済むまで付き合うよ」
「…それに加えてお土産いっぱい買って来てくれたら許してあげる」
「わかった。楽しみに待っててくれ」
一流の使い魔になるには、もう少し修行が足りないようだ。もっと精進せねばと心に刻んだのだった。 - 4二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 17:34:52
まさかの2日連続で投稿しました。
雑に貼り付けようとしたらNGワードに指定されているのがあったので大慌てで第当箇所を修正しました。いやあ…魔女さ.んってだめなんですね…初めて知りました。あ、ちなみに3つとも話は繋がってません。ただ嫌がるスイープに対して使い魔があのってこの手を使って頑張る所を書きたかっただけなんです。どうか許し亭 - 5二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 18:19:12
NGワードで慌てたってのが後書きの誤字から窺えるのちょっと草
1レスでスッキリ終わるのですごく読みやすかったです! - 6二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 19:01:43
次の日、ニシノフラワーが超遠慮がちにヤダヤダする姿が…!!
- 7二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 19:15:35
トレスイてぇてぇよ~・・・
- 8二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 19:24:05
可愛いな〜
いいもの読めた🤗ありがとう - 9二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 19:34:21
はぁ〜てぇてぇ……
- 10二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 19:40:00
突然使い魔が松岡修造と化してお腹痛かった
短い分すんなりと内容入ってくるのでこういうのもいいですね!良いSSでした - 11二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 21:19:57
掌で転がされるスイーピーと扱い方を心得てるようでまだ微妙に測りきれてない使い魔
うーん、いい - 12二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 22:20:19
研修旅行のくだりが完全に仲の良い歳の離れた兄妹みたいで最高でした
- 13二次元好きの匿名さん22/10/04(火) 22:55:02
- 14122/10/04(火) 23:20:04
- 15二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 06:05:15
許し亭氏の新作助かる(出遅れ!)
こういうオムニバス形式もいいですね - 16二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 06:37:01
「やだやだ!もっと魔法の練習するのー!」
皆さんごきげんよう、あたしはスイープトウショウの祖母です。今日はかわいい孫、スイーピーがトレーナーさんを連れて我が家に遊びに来たのですが、辺りが暗くなり始めてもまだまだ元気いっぱいのスイーピーは物足りない様子。
「スイープ、周り暗くなってきたし一旦休まないか?」
「イヤ!アタシはまだ足りないの!」
練習したくなる気持ちはわからなくもないけど、トレーナーさんが言うようにもう辺りは真っ暗。あたしも、そろそろ頃合いだろうと見越して夕餉に美味しいシチューを作っていたんだけど…あたしの出番さね?
「!…なあスイープ。実は、少し前に俺は君に魔法を掛けたんだが自覚はあるか?」
「はあ?何の魔法よ」
「ちょっと深呼吸してごらん」
トレーナーさんは何かを思いついたのか、スイーピーに魔法を掛けたと言い出した。…ちょいと面白そうだし、口出しせず眺めてようかね。
「す~…は〜…あ、あれ?力が抜けていく…あ、アンタ、本当に魔法を!?」
「ふふ、遅効性の魔法だからな。多分、今は体力が0に近いんじゃないか?」
おやおや、その場にヘタれこんじゃったねえ。あの子はシチューの香りも感じない位、没頭しているのを利用して一度五感で状況把握をさせる。…なるほど、考えましたね。トレーナーさん。
「うう…お腹空いた!使い魔、多分グランマがお手製のトロトロの美味しいシチューを作ってくれてるはずだから一旦体力回復しに家に戻るわよ、運びなさい!」
無意識に熱中しがちなあの娘をああいう風に操縦するなんて、良いトレーナーさんに恵まれたもんだ。食事後、一気に疲れがどっと出たのかスヤスヤ眠っちゃったスイーピーを撫でて、語らう。
「トレーナーさん、貴方は魔法使いの素質がありますよ」
「え?ああ、先程のですか?半分ダメ元だったんですけどね…まあ、上手く誘導できて安心してます」
「ふふ、そう謙遜なさらず。あの娘がどんな娘かっていうのを理解している何よりの証左でしょう。…貴方がトレーナーさんで本当に良かった。これからも末永く、あの娘の事をどうか支えてあげてくださいな。優しい使い魔さん?」
「…はい。私なんかで良ければ、彼女が満足するまで伴にします」
もしかしたらの将来、もっと面白い魔法が見れるかもしれないねえ。あたしも頑張って長生きしなきゃだ。 - 17122/10/05(水) 06:38:42
追加一丁失礼しました。
- 18二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 06:41:49
早起き(早くない)は三文の得…ありがとう!
- 19二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 09:27:16
ありがとう・・・朝からトレスイ接種できたから今日もがんばれる・・・
- 20二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 15:59:43
「…ヤダ。気が変わったわ」
は、初めまして、ゼンノロブロイです。今日は、スイープさんとお休みが被ったので私達のトレーナーさんの計らいで4人で遊園地に遊びに来ました。今は彼女が希望したお化け屋敷に並んでるのですが…。
「マジか、土壇場でか」
「考えてみたらこんなの作り物じゃない。それに、仮に本物が居たとしても低級のザコしか居ないに決まってるし」
こ、ここに来てスイープさんのワガママが…!困ってアタフタしてる私とは対照的に、スイープさんのトレーナーさんはそう来たかと呟くだけ。何か策があるのでしょうか…?
「ふーん…なら、この中にいるザコはスイープが来なきゃ逃げたと思うんだろうな」
「…何ですって?」
「確かに、ここで来なかったら恐れをなして逃げたと思うだろうね。ロブロイ、君ならどうする?」
ええっ!?トレーナーさんも一緒になって煽っちゃうんですか!?しかも私にも振ります!?
「え、えと。私は、困っている人がいるなら見過ごせません…だから、英雄としてザコ退治に行きます!」
「…何よ、アンタらだけで勝てるわけないのに張り切っちゃって!良いわよ、アタシだってやっつけてやるんだから!」
「流石はスイープ。じゃあ先頭は任せた」
「え」
突然不安そうな顔をするスイープさん。もしかして…行きたいと言ったは良いけどだんだん怖くなってきたのでしょうか…だから突然あのような事を?そんな事を考えながら中に入ると────
「◎☓∴■※!!!」
「ぴゃっ!?」
「うわああん!もうやだああ!」
「ぐえっ」
入ってすぐの所でホログラムの幽霊が絶叫しつつ体当りしてきました。スイープさんは号泣しながら使い魔さんにしがみつき、蝉みたいになっていて全力の力で締め付けられる使い魔さんの口からは若干泡が見え隠れしてるような…。か、かく言う私も驚いてトレーナーさんの腕に抱きついちゃいましたけど…。
その後のスイープさんは腰が抜けて蝉状態を解除出来なくなってしまったのでこの状態でなんとか出口まで辿り着いてようやく解除されました。使い魔さんが必死に慰めてたので後で凄く大変そうです。
そんな中、私はと言うとトレーナーさんの腕に抱きついちゃったので慌てて離れようとしたら私がしたいようにすればいいと仰ってくれたのでお言葉に甘えて手を握らせて戴きました。腕にしがみつくのは…またいつか。 - 21122/10/05(水) 16:00:26
午前で仕事が終わったので1つ追加です
失礼しました。 - 22二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 18:50:49
なんか一個追加されてる!
ロブロイ…かわいい…でも使い魔潰れるゥ! - 23二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 19:51:24
スイープたちにあてられるロブロイちょっと可愛すぎんか?
- 24二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 20:17:33
これが“てぇてぇ”か……
- 25二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 20:28:48
ロブロイがロブロイトレといちゃついてるのは新鮮だったがなるほど、これは良いな
あと3人に振り回されつつも空気の読めるロブロイと人間万力で使い魔に限界ハグするスイープがカワイイ - 26二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 23:58:28
- 27122/10/06(木) 00:05:32
- 28二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 06:42:16
シャツめっちゃ伸びとる……w
- 29二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 08:34:45
起きたら神SSが投下されてて神絵が投下される
何だここは、天国か? - 30二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 12:48:04
「ヤーダー!絶対に行かないー!」
おはようございます!お助け大将ことキタサンブラックです!突然ですが今とってもピンチです!私の友人のスイープさんが現在進行系でワクチン接種に拒否って荒ぶっているからです…。
「スイープさん、接種しないとレース出れないよ?」
「だから言ってんでしょ!?スイーピーは魔力の加護のお陰でそんなのしなくてもいーの!」
「でもでも、特例はないって言ってるからいくらスイープさんでも接種しなきゃ秋のレースの出走権が…」
「じゃあいいもん!アタシ、秋のレース出ない!ふんだ!」
うわあああ!?流石にヤバイよこれ、実力者のスイープさんが欠場したらエラい騒ぎになっちゃう…!何とかして受けてもらえるようにしないと────ここは最終手段!
「で、俺が呼ばれたと」
「お願いします!何とか出来るのが貴方位しかもう…!」
俺も割と失敗率高い方なんだけどな…と使い魔さんが呟きつつも椅子の上で体育座りしてここから動かないぞと言わんばかりのスイープさんに語りかけ始めました。
「接種受けないとレース出れなくなるけどそれでも嫌?」
「イヤっつってんでしょ!」
「そうか…じゃあスイープはレースの魔法を探すのを放棄しちゃうんだな」
「う…」
「君はあれがレースの魔法の完成と思っているのかもしれないが…俺は違うな。もっと凄いものが見れると思っているけど…君がそう言うなら仕方がない」
あれ?スイープさん、なんかだんだん視線が泳ぎ始めた。
「俺は使い魔だから君に指示を出す権限はないから従う以外の選択肢は取れない…わかった。URA運営に今年の秋の出走取止を────」
「う、受けるわよ!アタシだってまだまだすっごい魔法が使えると思ってるし?満足だってしてないもん!チクチクなんて、アタシの魔法で無効化してやれば良いんだからやってやるわよ!」
「スイープさん…!」
「行くわよ使い魔、キタサン!とっとと終わらせてやるんだから!」
その後、3人でワクチン接種に行ったのですがスイープさんはチクっとした瞬間号泣してしまい、使い魔さんが必死に頑張ったね、後でなにか食べようねとあやしてたらスイープさんは使い魔さんの膝に跨って抱きついたまま動かなくなってしまいました。あたしは、そんな使い魔さんの肩を揉んで労うのでした。ともあれ、一件落着…でいいのかな? - 31122/10/06(木) 12:49:05
遅めの秋休みは最高だなという事でもう一丁追加です
失礼しました。 - 32二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 15:11:34
働いている俺への当てつけか😡
罰としてもっといっぱい書いて😡
SSは良かった😡 - 33二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 15:57:27
イラストまで投下されててありがてぇ
追加SSもありがてぇ - 34二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 18:39:20
絵まで投稿されてるのは草
注射嫌がりそうなのは間違いない - 35二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 23:58:28
注射嫌いは解釈一致
よいものを見れた - 36二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 10:03:52
「ヤダヤダヤダ!もう一回やる…くちゅん!」
今日はスイープと商店街で買い物してたら福引をしていたので、特賞の温泉旅行券が欲しくてスイープが意気揚々と福引を回したは良いけど寄りにも寄ってティッシュが出てしまった。当然、彼女は幸運の魔法を掛けたのに納得が出来ないと再試行を要求しているが、そもそも福引券を入手するために予定外の出費が出ている手前、これ以上の出費は避けたい。
「ちょうどくしゃみしてるしタイムリーじゃん。てっきり魔法の力で一番必要なものを当てたかと」
「はあ!?そんな訳…くちゅん!」
「無意識の内に当てたのか…流石は君の魔法だな。ほれ、チーンして。鼻水垂れてるぞ」
「うぅ〜!なんなのよー!」
…だがまあ、このまま終わらせるのは少し酷な気もする。俺としても、あんだけ出費しといてそのリターンがポケットティッシュ1つっていうのは切なすぎる。…追加出費だが致し方なしか。
「なあスイープ、君さえよければ明日ハイキングに行かないか?」
「ハイキング…?随分急ね」
「ほら、この前言ってただろ?紅葉や銀杏をたくさん集めたいから山登りに連れていけって。外れたのは残念だが、明日は行楽日和で魔力の篭った触媒を沢山集められる。もし君がよければ、お祖母さん直伝の焼き芋も食べてみたいな」
割と強引な賭けではあるがどちらも、スイープが秋にしたい事に挙げていたのでこれでどうにか気を紛らわせないだろうかと提案してみる。
「しょ、しょうがないわね。そんなに使い魔がスイーピーとハイキングに行きたいなら触媒集めついでについて行ってあげる!その代わり、おっきなお芋をいーっぱい用意するのよ?」
「よし、決まりだな。そしたら一応スイープの方でも晴天の魔法を掛けておいてくれるか?」
「ふふん、任せときなさい!アンタもてるてる坊主くらい作りなさいよね♪」
…たまに意外と単純なこの娘の事が心配になるがまあ、何とか機嫌も回復させることも出来たし良しとしよう。
翌日、面白い位快晴となった秋晴れの下、俺とスイープはハイキングを楽しんだのだった。 - 37122/10/07(金) 10:05:35
今日は友人とハイキング予定だったのですが雨が降って中止になったので涙の一丁追加です
どうして雨が降るんですか…ドウシテ… - 38二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 10:15:50
良きSSだ…
- 39二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 13:49:27
頑固な時はとことん頑固だけどツボをつくと案外すんなり受け入れるスイープの良さがよく出ててすごくすごい
- 40二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 16:44:34
良いね良いね!カワイイ!