- 1二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:49:38
モブ女「そー言ってるのよ!アンタみたいな幼馴染なけの年増女のことなんか、モンキー君が本気で好きなわけないじゃない!」
ウタ「うーん…そんなことないと思うよ?」
モブ女「現実見なさいよ!アンタよりもっとふさわしい女の子が彼にはいるわ!」
ウタ「だって、ルフィは毎日私に好きだって伝えてくれてるし」
モブ女「そんなのただの社交辞令よ!」
ウタ「そうなの?毎日私の胸に顔埋めて腰打ち付けながら『ウタ…ウタ…!好きだ……!』って言ってくれるのは、本当に社交辞令なのかなぁ」
モブ女「」
ウタ「私がそのままぎゅーって抱きしめ返してあげて、『私も好きだよ』って言ってあげたら抱きつく力が強くなって、愛されてるなって実感するんだけどな」
モブ女「」 - 2二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:49:53
みたいな強かなウタ概念が好きです
- 3二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:50:48
ふむ、つづけて?
- 4二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:51:03
続けて
- 5二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:51:06
釜用意しとくね...
- 6二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:51:43
- 7二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:52:17
- 8二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:52:41
クハハハ!ルウタの仲を引き裂くのは無理だよなァ?
- 9二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:54:09
モブの脳破壊は健康に良い
- 10二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:57:07
さりげなく短めの文庫本小説一本分の文量を要求するな
- 11二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:58:19
- 12二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:58:31
モブ子ちゃんの脳破壊ってこれ以上書けるようなシチュある?
- 13二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 00:59:16
- 14二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:03:32
モブ子1「あのウタとかいう三年のババアウザくない?」
モブ子2「わかるー。幼なじみだからってルフィくんにベタベタし過ぎなのよね。ルフィくんが嫌がってるの分かんないのかな」
モブ子3「何か配信とかやってるらしいけどどうせオタク相手にエロいのやってんでしょ?」
モブ子4「髪型とかいかにも地雷系って感じだしね。あんな陰キャ女に付き纏われてルフィくん可哀想……」
ウタ「…………………………」 - 15二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:07:54
このウタちゃんは天然と策士の割合が7:3くらいだと嬉しい
自覚してない訳じゃないんだけどそれはそうとルフィとのこの距離感が当たり前だと思ってるので無自覚マウントめっちゃ取ってくる(まあそもそもモブが突っかかって来なければそんなことしないんだけど)みたいな… - 16二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:08:18
このウタは普段フチの太い眼鏡と露出の少ない服着てそう
- 17二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:09:17
- 18二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:10:12
事実そうなんだけどルフィが自分のこと愛してるし好かれてること信じて疑わないモブに泰然自若ウタはいい
逆にこんなにみんなから好かれてるルフィを誇らしく感じる - 19二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:10:15
個人的には自覚アリアリの方が好き
天然系なのも無自覚な感じとのギャップがいいけど嫌味な感じになりがちだし
独占欲剥き出しでアピールしたらルフィ垂らし込んだらしてる方が分かりやすいからね - 20二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:10:49
- 21二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:10:59
本当はダメだけど!
ひでえことだけど……!
某モブくんスレみたいなやつの女の子バージョンが見たいぃ!
ウタに徹底的に脳破壊されてそれでもルフィを諦められなくて見苦しく足掻くモブ子が見たいぃ! - 22二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:12:01
ウタが思いっきりモブに言い返した所にルフィの「ああ、俺とウタは元々恋人同士だぞ」という追い打ちが入るんだよね……
- 23二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:14:23
この概念のウタに更に『わざとやってるのは分かってるけどそれだけ自分のこと好きなのは伝わるし粉かけてくる女の子に興味ないから全然良いしそれやった後自分が醜いことしてる自覚あるから嫌われないかな…ってちょっと悩んでるのがかわいい』みたいな事を思ってるルフィを掛け合わせれば…!?
- 24二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 01:14:57
ビッグバンが起きる
- 25二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 07:15:15
ルフィに対してはヨワヨワだととても良い
それはそれとして結婚までの外堀りはゴリゴリに埋まるし既成事実は作りにいくと尚良い - 26二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 07:56:49
ウタ「ルフィは私のおっぱい大好きだからねぇ。触り心地もいいから気に入ってくれてるみたいだし」
モブ女「」
ウタ「ルフィったら、私が他の男の子と話してるとすぐ拗ねちゃうんだよ。かわいいよね〜」
モブ女「」
ウタ「この間なんて、ルフィ以外の男の人とたまたま横に並んで歩いてただけですっごく怒ってたんだ〜。嫉妬深いところも含めて好きだけどね♡」
モブ女「」
ウタ「あの日はすごかったなぁ……。部屋に入った瞬間ベッドに押し倒されちゃってさ、おれが上書きしてやるってカッコよく決めてたんだよ♡」
モブ女「」 - 27二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 08:01:20
ルフィはこういうモブ女がキーキーウタに吠えてるとこ見たらガチで嫌いそうだからモブの脳破壊が加速しますね
- 28二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 09:13:18
幼少期は割とルフィを振り回してる側な感じするし似合いそう
- 29二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 09:25:04
ずーっと一緒の二人によく入り込めると思ったなこのモブ子
- 30ごめんねスレ主じゃないよ22/10/05(水) 11:21:04
またか、と思う。
今目の前で大声を上げながら私を責め立てる女の子たち。初対面のはずなのにすごい既視感。
ルフィのファンクラブ(?)の子たちだ。
「だから、アンタみたいな勘違い女がモンキーくんの近くにいるなんて、許されるわけないの。わかった?」
この台詞って、もしかしてマニュアルに載ってたりするのかな。
と思うくらい、今まで何度も似たような台詞を聞いてきた。
「はあ!? バカにしてんのっ!?」
あ、やばい、声に出してたか。
「バカにしてないよ。ただ、思ったこと口に出しちゃっただけ」
「それがバカにしてるっていってんの!」
あーやっちゃったー。燃料投下しちゃったー。
聞き流してたら終わりそうな流れだったのになあ。
まあ、やっちまったもんはしょうがねえ、ってシャンクスも言ってたし、切り替えていこう。
「本当にバカにしてるわけじゃないんだけど、一つ確認していいかな?」
「なによっ!?」
「勘違いって、どのあたりが?」
私もいい加減慣れてきたことがある。
こういう手合いは、謝るとつけあがるということ。
あんまりやりたいことではないけれど、受け流しに失敗したら、徹底的に心を折らなければ何度でも立ち上がるのだ。
いやそのガッツはすごいと思う。思うんだけど、発揮する方向が間違ってる感は否めない。そのガッツでルフィにアタックすればいいのに。
何故か彼女たちは雑草よりも逞しい生命力を、花を咲かせることより他の草を枯らすことに使おうとするのだ。
「さっきも言ったでしょっ、学校で大人しいくせに『歌姫』とか言って配信してるのキモいし」
「お陰様でチャンネル登録200万人突破したよ。すごいでしょー」
「っ、昼の放送とか誰も聞いてないのにパーソナリティずっとやってるのとかホント意味わかんないしっ」
「あ、それあなたからも部長に言ってくれる? すっごく評判良いらしいんだけど、私ばっかりじゃ皆楽しくないよねー」
「っ! ……あんたなんかモンキーくんより2歳も年上のババアじゃん!」
「おかげで時々ルフィが甘えてくれるから、年上でよかったよ。まあ、普段は私の方が甘えちゃうんだけどさ♪」
「……っ!!! なんなのよっ!」
「ルフィの恋人のウタだよー♪」
勝ったな。 - 31二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 11:23:35
モブ女如きがウタに勝てるわけないだろ…
- 32ごめんねスレ主じゃないよ22/10/05(水) 11:24:22
まあ、勝ち負けの話じゃないと思うんだけどね。マウント取るのってあんまりしたくないし、ルフィに見られたら、嫌われるかもしれない。想像したら凹む。
それにしてもこの子泣きそうだな。
どうしようかな。泣かせたいわけじゃないけど、ここで退いてくれる感じじゃないし。
「ウタ!」
そんな風に考えていたら、後ろから最愛の人の声が聞こえた。
「ルフィっ!」
振り向くと、両手を広げたルフィが笑顔で私を抱きしめてくれる。
「遅えから迎えきたぞ。まだ時間かかりそうか?」
しまった、もうそんな時間か。予想外に長引いちゃったんだな、反省。こういうの、もっと上手く躱せるようにならないと、ルフィとの時間が減ってしまう。
「あ、ごめんね。もう大丈夫だから、帰ろう?」
「よし、じゃー早く帰ろう! 今日は肉づくしでメシ作ってくれんだろ? 俺朝からすっげー楽しみでよ!」
「もー、ちゃんと授業聞きなよ。また泊まりで勉強させるよ?」
「ウタが教えてくれんだったら泊りでも勉強辛くねえからいーんだ、俺は」
「調子良いこと言ってー。ふふ、帰りにスーパー寄ってこうね。アンタの好きなもの買ってあげる♪」
「いいのかっ? あ、でも一昨日もそう言ってデザート奮発してただろ? いつもだと悪いからなあ」
「前は結局、私の好きなパンケーキ選んだんだからノーカンです。今日こそはちゃんとルフィの食べたいもの選んでよね」
「そうか? まあ、そーだな。じゃあ今日は好きなもん選ぶよ! 一緒に食べよう!」
油断するとすぐ私を甘やかそうとするのだ、ルフィは。そんなところも好きだけど。
さてじゃあ帰るとするかな。ルフィの腕をとって歩き出す。細く見えるのに、身体は案外がっしりしていて、とても逞しい。
普段は子供っぽいくせに、いざというときはすっごく頼もしい幼馴染の男の子。
ふふふ。
スーパー寄って、買い物して、ご飯を食べたら、くっつきながら過ごそう。そしたら多分ルフィは眠くなっちゃだろうから、今日はそのまま泊まらせてしまおう。
まだそういうことはしてないけど、こういう風に過ごしてたら、近いうちにそうなれるかなあ。早くそうなるといいなあ。
「ね、ルフィ?」
「どした?」
「大好きだよ♪」
「シシシ、俺もだ。大好きだぞ、ウタ」
よーし、今日は腕に縒りをかけてお料理頑張るぞ!楽しみにしててねルフィ!
「……私、箱推しになろうかな」 - 33二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 12:04:11
ハッピーエンドなのかなこれ
- 34スレ主22/10/05(水) 12:05:17
ありがとう…ありがとう…!
- 35二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 12:47:58
- 36二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 13:07:26
モブの脳は焼き放題って聞いたから、つい
- 37二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 14:11:43
デデデ!ありがとよルウタ!モブ子の脳を焼き放題だ!
- 38二次元好きの匿名さん22/10/05(水) 23:56:22
ルフィ側は匂わせとかじゃなくて隠そうとするか見せつけるかの二択になる印象ついたなSSで…
- 39二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 00:07:22
首元のキスマ無自覚見せつけマウントウタか…
- 40二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 08:54:30
「うめェ〜!」
ルフィが私の手料理を美味しそうに食べているのを見るのが、私の一番の楽しみ
「(今日のためにサンジくんに習った甲斐があったなぁ…なんでサンジくんが血の涙を流してたのかは分からないけど)」
ニコニコしてルフィがご飯を食べてるのを見る
「どうしたんだウタ?もっとメシ食おう!」
「食べてるよ〜、ルフィが美味しそうに食べてるの見てたらお腹いっぱいになりそうだけど」
ちょっと申し訳なさそうな顔をしたルフィに、慌ててフォローを入れる
「嬉しくて胸いっぱいってことだよ、それに、今日は誕生日なんだからルフィは美味しくご飯食べてたらいいの!」
今日は5/5、ルフィの誕生日だ - 41二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 08:56:20
(書き出してわかったけどルフィエミュむずくね?)
- 42二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 09:04:30
「…あ、ありがとなウタ!音大って忙しいんだろ?こんなにメシ作って、体大丈夫なのか?」
顔を赤らめながらルフィがお礼と心配な言葉をかけてくる
「皆は練習で忙しいみたいだけど、私は声楽だから時間は空いてる方なんだよね」
「そっか!なら良かった!」
まあ発声練習が少ない分座学は多いんだけど、そこはわざわざ言う必要も無いと思う
無理してるとも思ってないしね - 43二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 09:10:32
「ほら、どんどん食べなよルフィ、じゃないと私の方がたくさん食べちゃうよ?」
山盛りのご飯をススっと押し出す
「それとも、大食い対決でも負けたいの?そしたら私の565連勝だよ?」
「いーやおれが565連勝するんだ!」
焚き付けてあげると、ルフィは思った通りに乗ってくれる。そんなところも本当にかわいい
普段はこんなこと言わないんだけど、今日はなるべくたくさん食べてほしい理由があるのだ - 44二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 09:26:58
〜〜数時間後〜〜
「この肉もうめェ…zz」
ルフィはどんどんご飯を平らげてはいるけど、食べ始めと比べると速度が落ちている。眠気に負けそうなのだ。
そんなルフィを見て、私は心の中でこっそり呟く
「(作戦成功)」
最近のルフィは、夏で引退するまでに部活の後輩に色んな物を残しておかないと!と頑張っているのを私は知っていた。
毎日遅くまで頑張って帰ってくるルフィを出迎えているのは私だから、それも当然。
その上で近くの体育学科のある大学に行くための受験勉強もしているんだから、いつもより疲れてるはず。
だから満腹になってくれれば自然と眠くなる、と思ってたけど、その予想は大当たりらしい。
普段なら私が子守唄を歌って寝かせてあげるところだけど、今日はやってほしいことがある。
「ねぇルフィ、ルフィにプレゼントがあるんだけどさ」
「おう…今年はなんだ…?」
声にも元気がない、判断力も鈍ってるみたいだし、これは行けそうだ。
「それはまだ秘密、ただひとつだけお願いがあって」
「…?」
「プレゼントを受け取るために、ルフィのサインがいるの、だからさ」
「これに名前、書いてくれない?」
私は、茶色の紙を差し出した - 45二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 09:30:59
こ、婚姻届…!?
- 46二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 09:37:09
差し出した紙には、住所や本籍は既に書いてある。
折りたたんで隠した証人欄には、ガープさんとシャンクスの名前がある。
それが何の紙であるかを伝える三文字を指で隠しながら、私はもう片方の手でペンを差し出す
「こういうのは早い方がいいし、さっさと書いちゃいなよ」
ルフィはぼんやりした眼のまま、ペンを受け取る。
「ここだよ、ルフィ」
その紙の左上に、ルフィの右手を誘導する。
それに逆らわない彼の姿を見て、私は久しぶりに安心する。
ルフィはとてもかっこいい、顔や体つきもそうだし、運動もすごく出来て何よりとても優しい。
まだ語り切れない魅力は山ほどあるのだけど、誰からも分かる魅力と言ったらこのくらいだろう。
誰からも分かる魅力ですらこれだけの物があるのだ、当然彼は物凄く女の子にモテる。 - 47二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 09:43:19
ガープとシャンクスからはもう公認なのか……
- 48二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 09:43:22
幼稚園の時、ルフィのことを好きな女の子が同じ組に10人はいたのを知っている。
小学校の時、ルフィのクラスで一番可愛かった子が彼に告白しようとしているのを聞いて、先に告白したのは今でも覚えてる。
そしてルフィが中学生の時、部活のマネージャーに告白された時、私はそこにいなかった。
彼が高校生になって、クラスのマドンナに告白された時も、人気モデルの先輩に告白された時も、後輩の可愛らしい子に告白された時も、私はそこにいなかった。
その話を聞くたびに、私は不安で仕方がなかった。
なぜ私の最早記憶にもない本当の母親は、私を後二年遅く産んでくれなかったのだろうと恨みもした。
けれど、それも今日でようやく終わる、ルフィはこれで私のものだ。
そんな風に自分の事を考えているから、私はルフィが目を見開いていたことに気が付かなかったのだろう - 49二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 09:53:23
「……書いたぞ、ウタ」
ルフィがそう言ったのを聞いてハッと顔を上げる。
書かれた名前を見て、喜びを必死で抑えながら紙を受け取ろうとしたところで、ルフィが口を開く。
「なぁ、ウタ、これってウタの名前も書いた方がいいんじゃねェの?」
思いもしない言葉に驚いて固まる私をよそに、ルフィは続ける
「だってこの本籍?ってところに書いてあるの、おれとウタの実家の住所だろ?こっち側におれの名前を書くんだったらそっちはウタの名前を書くところなんじゃねェか?」
半ばパニックになった私は、バレていない可能性に飛びついた、それが罠であるとも知らずに。
「あっ、あーそうだった!こっちに私の名前も書くんだった!わーすれてたー!」
ルフィから紙を受け取り、ささっと名前を書く。
「オッケー!これで明日には渡せるはずだ、か、ら…?」
ルフィが、ゆっくりと立ち上がる。
「悪ィ、ウタ」
「明日じゃなくて、今欲しい」 - 50二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:04:20
私は、ルフィに両腕を掴まれて、床に押し倒されていた。
「る、ルフィ?」
「なぁ、ウタ、今の紙、何かわかってるんだよな?」
「な、何の話?あれはただ、プレゼントを受け取るための…」
「そう思ってるんだったら、わざわざあそこを指で隠したりしねェと思うけどな」
とぼけようとした私の言葉を、ルフィはあっさりと切り捨てる。
「えーっと…その…見た?」
「指の隙間からバッチリ見えたぞ」
顔から氷と火が同時に出そうだ、恥ずかしいやら絶望感やらで、口がぱくぱくと開閉してしまっている。
「……それ、おれの事を誘ってんのか?」
「えっ…ん、む!」
唇を塞がれる、まだ開きっぱなしのそれを押し開くように、ルフィの舌が入ってくる。
思わず迎え入れた私の舌としばらく絡めあった後、糸を引いて唇が離れる。
「なぁウタ、何でこんなことをしたんだ?」
ルフィが問いかけてくる。 - 51二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:12:28
さすがルフィさんだぜ
- 52二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:18:39
「それは…えっと」
「正直に言ってくれウタ」
ルフィの射抜くような熱情の籠った視線を受けて、私は本当のことを口に出す。
「声楽の後輩に聞いたの、ルフィが女の子に沢山モテてるって」
「それで?」
「それが…嫌だったの、ルフィは私の物なのに、私が一番、ルフィのことが好きなのに!」
言ってから気付く、これじゃただの醜い嫉妬しゃないか
「ルフィ、こんなことしてごめ」
「謝らなくていい。」
ルフィが、私を抱きしめてくる。
「不安にさせてごめんな、おれはウタ一筋だから、むしろ嬉しかった。」
「それに、実はおれもおんなじ事思ってたんだ。」
「え?」 - 53二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:27:42
このレスは削除されています
- 54二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:29:13
「おれも、おれがいない学校で、ウタと同じくらいのオトナの男にウタが取られるんじゃないかって、ずーっとひやひやしてた。」
そういえば、私が音大の友達と遊んだ帰りとか、執拗に匂いを嗅いできたような…
「だからさ、ウタがこうやって気持ちを形にしてくれて、本当に嬉しいんだ。」
ニカっと笑顔になったルフィを見て、私は泣きそうになる。
「ルフィ…!」
「ウタ、ところでさ」
「『プレゼント』って言ってたよな?」
私を抱きしめる力が、強くなった。 - 55二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:33:20
「い…言ったよ?」
胸がドキドキする、ルフィが言いたいことが、何となく分かる。
「おれはウタの物だって言ってたよな?」
「でも、これを書くってことは、ウタもおれの物になるってことで、良いんだよな?」
ルフィの声に、熱を感じる。
これを肯定したら、きっともう止まらないだろう。
だから
「うん、そうだよ、私はルフィの物、ルフィが好きにしていい女だよ。」
どうやら、私も食べられてしまうみたいだ。 - 56二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:34:53
以上で終了となります
此奴…僅かなハートのために羞恥心を削る文を
『駄文』を書いている
最早数分の命…助からぬ…! - 57二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:42:53
エミュがキツいわ
シリアスシーンのルフィのエミュむずすぎる - 58二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:45:16
胸を張れ
救われた命もあるんだ - 59二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:48:00
- 60二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:50:45
あっちなみにスレ主です…せっかく他の方がSS書いてくれたのでどうせならと書いてみました…一応>>13の二番目の改良版のつもりです…
- 61二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:52:02
お互いがお互いのモノになるって認識になるのいいよね
- 62二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 10:53:55
- 63二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 11:54:40
ルフィエミュはホント難しいよね
主人公だから他のどのキャラより目にする機会が多いのに、なんか書く度「ルフィこんなこと言うか? いやそもそも口調も違うな……ぬああああ」てなる - 64二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 12:36:34
それofそれ
- 65二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 12:58:09
なんか褒められて嬉しかったのでルフィ側の後日談書きます
大体六月頭くらいでルフィは野球部設定です
ルフィ「いいか?バットはこうやってギュッと握るtイテっ」
(手を開いて指輪を反射的に外そうとしてやめる)
ルフィ「…ちゃんと動かせないから気をつけろよ!」
モブ後輩「わかりました…ところでルフィ先輩」
ルフィ「ん?」
モブ後輩「その指輪は…?」
ルフィ「結婚指輪だ」
モブ「けっこんゆびわ…ですか…?(びっくりして思考が追いついていない)」
ルフィ「おう!注文してたのがやっと届いたんだ!(笑顔)」
一同「え〜〜〜〜〜〜!?!?!?(驚愕が追いついた)」
ルフィ「?(無自覚なフリをしてるけどウタに『ちょっと見せつけてきて』って言われたのをちゃんと実行してる)」 - 66二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 12:59:19
そのあとで図柄彫ってもらうの時間かかったんだよな〜みたいなこと言って指輪ができるまでの時間知ってるやつor調べたやつが結婚した日を察してもっかいびっくりしそう
- 67二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 14:33:24
ウソップ「1、2、3……た、誕生日じゃねぇか!?」
サンジ「チキショー!言えよテメェ、クソゴムゥ!」
ゾロ「一月も過ぎてんじゃねぇか!」
チョッパー「めでてぇなコンニャロー!」 - 68二次元好きの匿名さん22/10/06(木) 17:42:51
ルフィが結婚指輪してるの見てめちゃくちゃそういうのは言えよ!早く!!って叫ぶ一味男子勢概念…
- 69二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 00:01:18
前科あるから言わないのがもう目に見える
- 70スレ主ジャないよ22/10/07(金) 00:13:11
オラが書いたモブ子は綺麗すぎたんだな…すまない…
- 71二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 02:19:12
2歳差で同じ教室にいられない同じ学校にいられないのいいよね・・・
- 72二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 07:11:12
- 73二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 16:52:25
三番目いいな…
- 74二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 17:07:23
- 75二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 17:08:53
- 76二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 23:06:59
指輪のデザインどうなってんだろ
- 77二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 05:21:23
- 78二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 10:30:19
書いてる時はこれ音大の練習+この日のための準備の疲労+女がルフィに寄ってくることの不安のつもりだったんですが
一応この現パロウタはかなり原作に近い設定(捨て子になってたところをシャンクスが拾った)なので、その捨てられる時のゴタゴタの影響で『愛(恋愛的な)は儚いものだ』という認識が心のどこかであっても面白いかもしれない
- 79二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 18:44:19
凄い好き
- 80二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 20:46:49
ありがとう
- 81二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 22:38:24
- 82二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 22:42:10
期待
- 83二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 05:18:02
期待して待ってる
- 84二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 14:31:59
シャンディアの鐘は用意できてるぞ
- 85二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 18:52:17
君を待つ
- 86スレ主22/10/09(日) 22:14:13
「それじゃー新入生諸君と我々の出会いを祝して!乾杯!」
近所の大学の4回生らしい男が、乾杯の音頭を取る
『かんぱーい!』
それに合わせて、私はジンジャーエールを差し出す
グラスがぶつかり合う音を何故少し小気味良く人は感じるのだろうか、等と考えつつ、私がこの場にいる目的を見つめる
私が今いるのは、インターカレッジサークルの新入生歓迎会らしい、何のサークルなのかは調べてみたけどよく分からなかったし、そもそも何のサークルであるかは私が入る理由とは関係ない
その理由は一つ、ここからそこそこ遠くの席に配置されてしまった彼…ルフィが参加すると聞いたからだ
(今日ここまでって言ったら怒る?)
(後前書いた時から結構時間経ったせいで地の文の書き方違うけど当時のストレス溜まってる時とは精神状態が違うって理由で誤魔化させてくれ)
(あっちなみに前回の話とつながってます) - 87二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 22:16:09
続きを待つ!
- 88二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 01:55:21
保守
- 89二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 09:47:32
age
- 90二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 10:57:42
このレスは削除されています
- 91二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 11:00:52
プリンはこの世界線でも苦労してるな
- 92二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 11:02:01
誤字ってたので上げなおし
〜〜一週間前〜〜
「ねぇウタ、君の愛しの旦那様の事なんだけど」
3回生になってはじめての授業が終わった後、女友達が声をかけてくる
「ルフィがどうかしたの?」
「あっ特に動揺しないんだ…まあとにかく、そのルフィくんの話なんだけどさ、なんか野球系のインカレサークルに入ったらしいよ」
私も初耳の情報だ、変な事はないだろうと思いつつも、無意識に視線が鋭くなる
「顔こっわ、いやいや、ルフィくんから聞いたんじゃなくてプリンちゃんから聞いたの、サンジくんがモテるためにルフィくんたちと変なのに入っちゃったーって」
「あ〜」
プリンちゃんは、サンジくんに片思いをしている女の子である。お家の事情で一度は婚約してたけど、ゴタゴタで無くなった時に恋愛対象として見られなくなってしまって悩んでるらしい。お菓子作り教えてもらったし、サポートしてあげたいんだけどなぁ - 93二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 11:07:14
「で、それがどうかしたの?」
尋ねてみると、友達はちょっと顔を顰めて答える
「そこ、普通のとこに比べたらまともなとこらしいんだけど...やっぱり、出会いの場として使ってる子も結構いるらしくてねぇ」
「だから?」
去年の私なら不安がっていたところだが、今は違う、私とルフィの間には切れない絆があることを、薬指の指輪が教えてくれる。
「うん、普通なら問題ないと思うんだけど...ほら、サークルって大学生の集まりじゃん?だからさ...」
言葉を濁され、ちょっと考えて言わんとすることを理解する
「あぁ、お酒かぁ」
「そうそう、お酒飲まされて前後不覚になったところをワンナイト、なんて狙われても不思議じゃないよねぇ、ルフィくんはそういう雰囲気イマイチ気付かなさそうだし...」
「そっか、それなら私も行かなきゃ」
彼を狙う女に教えてやらなきゃいけない
ルフィは誰の男なのかって事を - 94二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 11:27:29
それからすぐに手続きをして、どうにかこの場に潜り込むことができた。
サングラスとかつらでばっちり変装してきたので、ルフィは今のところ私に気づいている様子はない。
「昨日の見た!?あの『雷卿』マクガイの電光石火のランニングホームラン!」
「見た見た!マクガイって本当にプロの中でもトップクラスに足速いよね!君もそう思うでしょ!?」
「そうだねぇ...」
話してる内容は四割くらいしかわからないが、なんとなく雰囲気で相槌を打つ。
気をよくしてさらに話しかけてくる隣の人を適当にあしらいつつ、ルフィをガン見していると、もう片方の隣の女性が耳打ちしてくる。
「(もしかしてあの麦わら帽子の子狙い?)」
「(いや、狙いと言うか)」
「(だとしたら、諦めた方が良いよ)」
相手がいることを知っているのだろうか、なら私がそうだと言おうとした時
「(だってあの人、隣の高校のミスコンで一位取ったって話の子が狙ってるもん、『絶対落としてやる』って言ってたよ)」
そう言われて慌てて隣を見ると、私を除けばこの中で一番かわいいだろう、と言える女の子が、ルフィに話しかけていた。
どうやら、ここからが本番のようだ。 - 95二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 11:29:13
マクガイ何やってんだお前ェ!
- 96スレ主22/10/10(月) 11:44:12
ちょっと待って用事できた
続きはお昼 - 97二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 11:49:23
待ってるぞ🍲
- 98二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 15:29:47
自分を除いてって内心思ってるのがなんか良い
- 99二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 16:55:36
「それじゃあ新入り諸君!宴もたけなわと言ったところで、自己紹介してみようか!」
先ほど乾杯の音頭を取った男が言う
「名前、大学、あとは言えたらで良いけど一言とか好きな選手とか聞きたいな!君から時計回りでいいかな?」
その言葉と共に、何人かが順番に手を挙げて自己紹介をし始める
そして、ルフィの番が来た。
「おれはモンキー・D・ルフィ、ドーン体育大学の1回生で、好きな選手はレッド・ヘアーズのラッキー・ルウとロックス・ターだ!よろしく!」
ルフィの自己紹介にまばらな拍手と私の猛烈な拍手が飛ぶ。
そして拍手が収まった時、次の人が手を挙げる、あの女の番だ - 100二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:03:49
「えーっ!ルフィくんもルウ選手好きなの?あたしもそうなんだー!」
何馴れ馴れしく呼んでるの殺すよ
「あっあたしの番だったね、あたしはフォイル大学の〇〇って言いまーす!好きな選手はルフィくんと同じでルウ選手で、好みのタイプは鍛えてる人でーす!」
周りの何人かから「かわいい…」という声が漏れるが、本人は意にも解さずルフィに話しかけている。
「ねぇねぇルフィくん、体育大学って事はやっぱり鍛えてるの?」
「おう!勿論!」
「えーかっこいー、ちょっと触ってみて良い?」
「外で無闇に服脱いじゃダメって言われてるからダメだ」
「えーじゃあ今度見せてよ」
他の人が自己紹介してる間にも、あの女はルフィに話しかけている
イライラしつつも私の言ったことをちゃんと覚えてくれているルフィに喜びつつ見ていると、やっと私の番が来た
脈なんてないって事をおしえてあげる - 101二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:08:52
手を挙げる前に、かつらとサングラスを外す
「ルフィ!」
「ウタ!?」
私が現れたことに驚くルフィに、にっこり笑顔を見せる
「ルフィがここに入るって聞いたから、一緒に来ちゃった!」
「お、おう…なんか怒ってる?」
「そんな事ないよ?」
ルフィには全然怒ってないよ
私の方を若干顔をひくつかせて見ている女に睨み返して、そのまま畳み掛ける。
「ルフィ、今日これだけでご飯足りる?」
「いや…正直ちょっとハラへりそう…」
「じゃあ家帰ったらご飯作ってあげるね!」
「ホントか!ありがとう!」
女の顔色がだんだん悪くなってくる、でもまだ止めない、止めてあげない。 - 102二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:10:01
当たり前のようにロックス・ター表記なのおかしいと思ってんすがね…
- 103二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:22:16
「リクエストある?それと今日のお風呂掃除ルフィの番だったよね、ご飯作ってる間に済ませといて!」
「なんでもいいぞ!ウタのメシはなんでもうめェからな!」
女が震え始める、ここに来て、周りも状況を理解し始めたのかだんだん静かになってくる
トドメを刺しに行こう - 104二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:22:48
「ところでルフィ、今日ちゃんと指輪つけてるよね?練習の時は外してもいいけど、他の時は付けててよね」
「いつも付けてるぞ?」
「じゃあちょっと見せてあげてよ」
「おう!」
ルフィが、左手を出す
その薬指に嵌っているのは、サファイアの指輪
それに応じるように、私も左手を女に見せつける
「一応改めて言っとくけど、絶対無くしちゃダメだよ、だってこれ」
「『結婚指輪』なんだから」
顔面が蒼白になった女に、死刑を宣告する
「あぁそうだ、私の番だったね!」
「エレジア音楽大学3回生の、モンキー・D・ウタです!」
勝った - 105二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:23:19
一応この話のウタ視点はこれで終わりかな、これ以上やることある?
- 106二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:28:32
- 107二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:33:47
- 108二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:43:20
ただその前にルフィ視点(ルフィの内面なんか私ようわからんし三人称だけど)
数時間後、宴会も落ち着き、一度解散という流れになる
「二次会行く人ー!」
サークル長が音頭を取る
ルフィのとなりに座っていた女がそれに応じず去っていく中で、ルフィはウタの席まで行く
「帰ろう!メシ作ってくれるんだろ?」
「うん、まだご飯あるはずだし、炒飯作ってあげる!」
「じゃあおれが金まとめて払っとくから、先出ててくれ!」
「いいの?」
「いいんだ!こないだ奢ってくれたろ?」
「別に気にしなくていいんだけどなぁ…でもまぁ、お言葉に甘えて」
そう言って、ウタは去っていく。
それを見送ると、ルフィの対面にいた女がルフィに話しかけてくる
「ねぇルフィくん、私のお節介かもしれないけど、あの子…」
「今日はありがとな!」 - 109二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:47:15
「え?どういう…」
言葉を遮られたことに驚きつつ、返事をする女
ルフィはしかし、そんなこと気にするつもりはない
「お前と、後はお前とお前かな?」
そう言って、ルフィは女とその近くにいた数人を指差す
「何を…?」
「ありがとう」
「酒の味ってやつ教えてくれて」
そこで、女ははじめてルフィの目が笑っていないことに気づいた
「思ってたより強いってのが分かって嬉しかった!これでウタが間違えて酔っても何とかなるからな!」
ルフィはウタの方は振り返ろうとする、その前に一言
「でも、ウタに同じ事したらただじゃ済まさねェ」
去っていくルフィを、女は呆然と見ていた - 110二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:48:30
ひゅぅっ!!
かっこいいぜルフィ!! - 111二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:48:38
(ルフィは何回かトイレに行ってました)
(見た目でお酒とわかりにくいお酒ってあるよね) - 112二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:49:58
- 113二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:57:16
まってるぜい
- 114二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 17:58:37
ある女子学生の日記(スレ主がどのタイミングで何やるかよく分かんないので日付ぼやかしてる)
4月×日
今日から私も大学生、彼氏とは別れたし、新しい恋見つけちゃおうっと(かわいらしい丸文字)
4月△日
友達に勧められてなんとなく入ったサークルに入る人の話を聞くと、面白そうな人が一人いた
ドーン体育大学の新入生らしいけど、なんとお爺さんが警視総監でお父さんは政治家らしい
お金がありそうだし、ちょっとチェックしてみてもいいかもしれない
4月〇日
あとでかく(よれよれの文字)
4月▲日
昨日は散々な目にあった
目をつけてた人(ルフィ君って名前らしい)の実物を見てみたら、結構イケメンだった
ちょっと汗臭そうだけど優良物件と思って声かけてたら、あの子が叩き潰してきた
ウタって名前で彼の奥さんらしい、既婚者なんて聞いてないんだけど - 115二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 18:03:32
4月●日
あれから、大学での私の肩身はかなり狭くなっていた。
前から人の彼氏を奪うような事をして恨みを買っていたせいか、私が学生結婚する熱愛カップルの男を誘惑した、というのはかなりの範囲に広がっており、大学でできた友達にも軒並み縁を切られてしまった
それだけではなく、高校時代の友達からもちょっと距離を置かれた気がする、どうしよう(文字が震えている)
4月?日(ページにいくつかシミがある)
私の扱いはますます悪化して、意地悪もされるようになった
高校の時あんなにちやほやされていたのとの差に泣きそうになったが、自分のやったことの報いがきただけ、というのも理解してしまった
彼氏を私に奪われた女の子はこんな気分だったのだろうか、私が誘惑して彼女と引き裂いて、私から振った男はきっともっと酷い目にあったのだろう
そう思うと、申し訳なくて、でも助けて欲しくて、また涙が出てきた
4月%日
見つけた、私の王子様 - 116二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 18:04:10
おや……?
- 117二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 18:05:58
何だ怖いぞ
- 118二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 18:07:23
4月☆日
昨日は動転してまだ現実になってない事を書いてしまった
とりあえず昨日あった事を書こう
昨日の授業が終わった後、私は呼び出しを受けた
それは、前に彼氏を誘惑して、奪ってしまった子だった
なんで呼び出されたのか分からないけど、とにかく謝ろう、と思って行くと、そこには彼女の他に、屈強な男がいた。
「こいつとヤってええのんか?」
「ええ勿論、こいつは誰とでも寝るビッチだから、嫌がるふりをして男をくすぐるのが得意技のね」
男はそれを聞いて私に襲いかかってきた。
助けを求めても、人通りが少ない場所に呼び出されたせいで、人影はない
怖くて怖くて震えていた時、男の顔が思い切り跳ね上げられた。 - 119二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 18:11:29
それをしたのは黒いジーンズを纏った脚である事が、私には見えた。
突如現れた彼は、私を背に庇ってこう言った
「レディに手を出す様な行儀の悪ィ奴には、テーブルマナーをたたきこんでやる」 - 120二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 18:17:12
彼がそのまま数発蹴り飛ばすと、男は呼び出した女と一緒に逃げていった
彼は私に振り向くと、へたり込んでいる私に手を差し出し、立ち上がらせるとハンカチを渡してくれた。
「これで涙を拭うといい、君の瞳に涙は似合わない。」
僅かに笑みを浮かべて学生生活課の方に去っていく彼に、私は生まれて初めて恋をしてしまったようだ
今日聞いたところによると彼はサンジというらしい、まだ付き合ってる子も居ないと裏は取れた
全力で落としに行く、彼の隣に立つのは私だ - 121二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 18:18:44
数日後、どこかのカフェで
「ウタさ〜〜〜ん!どうしましょ〜〜〜〜!!!」
「(まさかあのサンジくん相手の恋のライバルが現れるなんて…ドンマイ、プリンちゃん)」 - 122二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 18:21:35
ちなみにサンジは女の子の涙の落ちる音が聞こえて飛んできたらしいです、マジ?
- 123二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 18:22:08
あ〜折角改心出来たのによりによってサンジに惚れちゃったか……、プリンちゃん抜きにしてもその壁は高いぞー
- 124二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 18:57:12
…大丈夫?
兄弟達にちょっかいかけられそうで怖い… - 125二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 19:02:43
- 126二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 19:04:01
まぁサンジだからな…
- 127二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 20:29:03
バスコ連れてこれる女ナニモンだよ
- 128二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 20:43:53
デボンじゃね
- 129二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 23:06:57
とりあえず予定してた書くものの最後
飲み会の話から大体二年後、ウタは顔出し無しの歌手(中の人みたいな)を大学時代からやってる設定
「ねぇルフィ、最近『歌姫』としての活動ちょっと疲れてきたんだよね」
「疲れたんなら休みめばいいんじゃねェの?」
「そうだね、だからさ」
「私を休ませてよ、10ヶ月くらい」 - 130二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 23:07:30
誰かこの概念で他の話を書いてくれ…スレ主の想像力はネタがなければここで限界だ…!
- 131二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 09:43:34
- 132二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 10:36:09
是非出してくれ
- 133二次元好きの匿名さん22/10/11(火) 21:07:04
保守
- 134二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:29:57
- 135二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:30:57
複数レスに分けるといい事をお前に教える
- 136二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 03:53:06
「ね、ルフィくん、ちょっと飲み過ぎちゃったかも………」
「ん、大丈夫か?もう帰るのか?」
「帰ろうかな、でもちょっと1人で駅まで歩けるか微妙かも」
「そんな飲んでたのか、ペース気を付けた方がいいぞ?」
「ちょっと緊張してて、いつもよりペースはやめになっちゃってたのかも………ルフィくんもいたし、ね?」
あの女、確かルフィと同じ新入生。教室まで迎えに行った時に見せ付けておいたけど足りなかったかな?
「わ、ふらふらする………駅まで行けるかな………」
ルフィに聞かせるみたいに話してるの、バレバレなんだよ。
「暗いし危ねぇな、もうしばらく座って待っててくれ、タクシー呼んでくる」
嬉しそうな顔しちゃって、ルフィの事全然わかってない。
「あと10分くらいで着くっぽいぞ、タクシー来たら起こすからもし辛かったら寝てていいぞ」
「ありがと、ルフィくんやっぱり優しいね!」
いい笑顔、随分元気そうだけど歩いたら?
お持ち帰りされちゃうかも、みたいな顔してさ。
あ、寄りかかるのは流石に許せない。 - 137二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 03:54:29
「ルーフィー!」
「うお!ウタ、急に飛び付くなよ危ないだろ!」
「んー?酔っちゃった!家までおんぶ!」
「今日そんな飲んでないし、ペースもいつもよりゆっくりだったろ?」
ちゃんと見てて偉いぞ、やっぱり潰れないかちゃんと見ててくれたんだ。好き。
「そんな事ないよ?もーふらふらで歩けないんだから!」
「さっき飛びついてきてたろ、おれより全然強いくせに」
ぽかんってしちゃって、ルフィが優しいのなんて当たり前。そこもいいとこなんだから。
「んー?珍しく素直に負けって認めるの?」
でも、貴女じゃこうやってちょっと雑には扱って貰えないでしょ?
「うるせぇ!こればっかは仕方ねぇだろ!」
「でた、負け惜しみ〜!」 - 138二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 03:55:42
ルフィはちゃんと仲良くなるまでは優しく、仲良くなってからも優しくはあるんだけど、ちょっと雑に扱う。ルフィなりの甘え方。知らなかったかな?でも、その中でも
「ん、」
「んー?どうしたの?」
こうやって、なんだかんだ甘えさせてくれるのも
「帰るんだろ、ほら」
優しい目で見てもらえるのも
「手なの?おんぶはー?」
「外でたらな」
甘い声で呼びかけてもらえるのも
「しょーがないから許す!」
すごく仲良い友達にもしない、私だけの特権。
「じゃ、おれら先帰る!じゃーな!」
「ルフィ、先輩も居るんだから」
「あ、そっか、先帰ります!またな!」
「いやそれも違うし!」
あ、ほんとに体調悪そう、よかったね!優しいルフィにタクシー迄呼んでもらえて! - 139二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 07:00:53
保守
- 140スレ主22/10/12(水) 08:26:08
- 141二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 08:55:12
- 142二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 12:37:35
- 143二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 17:58:26
的確に相手いるラインに引っかかってて笑った
- 144二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 19:32:51
- 145二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 20:03:01
こうやってみると年上の彼女候補多いな!
- 146二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 20:29:36
尾田栄一郎、年上フェチだった!?
年下の奥さんから摂取できない栄養分を自給自足してるの
バ
レ
バ
レ - 147二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 23:38:11
- 148二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 02:57:55
- 149二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 14:10:21
- 150二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 14:34:53
ナミで思い出したけど
俯瞰視点で見るならナミさん視点が一番冷静かつ大胆になるかもしれん - 151二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 18:09:24
ほしゅ
- 152二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 19:51:17
- 153二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 20:49:36
- 154二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 21:00:41
- 155二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 00:26:16
- 156二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 01:12:06
スレの趣旨からは外れてるけど面白いので『アリ』だ、明日書くわ
- 157二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 03:56:25
- 158二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 05:25:43
- 159二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 06:57:21
- 160二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 12:52:37
- 161二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 20:22:35
ちょっとごめん別の用事あったから>>155上がるの明日になるわ
- 162二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:28:58
>>136 続き
「ね、今日の飲み会ルフィくん来るっぽい!」
「珍しいね、付き合い悪いイメージは無いけど飲みはあんま来ないよね」
「確かに、ようやくチャンス来たか」
「そ、2人ともサポ頼む!せめて席順取るのだけでも!」
「はいはい分かった分かった」
「ずっと目付けてたもんね〜」
「目つけてたって人聞き悪いな!」
「ほんとのことでしょ?」
「いやまぁそうかもだけどさぁ」
「でもなんだかんだルフィくんガチで狙ってる人少ないよな」
「最初の頃はもっといたっぽいけどねぇ」
「え、なんで?めっちゃ良くない?あの優しさで特別扱いされたらもうお姫様じゃん、顔もいいし」
「まぁなんて言うか、みんなに優しいのとか友達と騒いでる時の子供っぽさとか、可愛いしいいなとは思うけどアイドルだよね」
- 163二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:29:44
「わかるな〜、見てるので十分」
「あと姫先輩居るのもでかくない?」
「姫?誰?」
「ウタ先輩だよ3年の、ルフィくんとたまに一緒にいる、ほら、入学後くらいの授業覗きに来てルフィくん連れてってた先輩」
「入学早々後輩下見に来て〜ってめっちゃ悪口言ってたよな」
「あぁ!あの人か、顔はいいけど狙い過ぎじゃない?姫呼びとかあの丸渕メガネとか」
「え〜?めっちゃいい人だよ?姫ってのも確かめちゃくちゃ厳ついボディガードみたいな人によく送って貰ってるからって話だった気がする」
「あ、そういや仲良いんだっけ」
「うん、ちょっと抜けてるけど誰にでも優しくて理想!って感じの人、でも男子には凄いガード硬いらしいよ」
「姫感あるな〜」
「2人ともウタ先輩側!?応援してくんないの?」
「別にうちは姫先輩と仲良い訳でもないし応援してるって」
「ウタ先輩いい人だし好きだけどまぁそれとこれとは別にしてサポートはするからさ」
「っし!ありがと!」 - 164二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:30:14
隣確保までは順調、ウタ先輩みつけた時は警戒したけどルフィくんの隣陣取るわけでもなかったし、やっぱちょっかいかけてただけ?姫にしてはお行儀悪くない?
「ルフィくんよく食べるんだね」
「んぐ、そうか?きょーは朝から授業だったし、腹減ったからなー」
お昼はいつもいつもいなくなってて、誘おうとしても見つけられてなかったから初めて見た。口の中いっぱいにして食べてるの、ちょっとリスみたい
「アルコールなにか飲む?一緒に頼んどくよ!」
「んー、おれは酒はいいや」
「えー?せっかくの飲み会だよ?それとももしかしてまだ飲んだ事ない?」
「飲んだ事はあるけど、外では飲むなって言われてるしなぁ、あとあんま味が好きじゃねぇんだ」
何それ可愛い!お茶って言ってこっそりウーロンハイ渡してみよ!
「じゃあお茶頼んどくね、烏龍茶でいい?」
「おう!ありがとな!」 - 165二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:30:59
「お待たせ致しましたー!こっちが烏龍茶1つと、ウーロンハイが3つ、それから〜〜」
ウーロンハイどれだっけ、それっぽいのもうあとひとつだしこれかな
「ルフィくんお茶、ここ置いとくね!」
「ありがとな!烏龍茶、久しぶりに飲むとけっこーうめぇな」
あれ、間違えた?誰か持ってっちゃった?
「烏龍茶、家とかで飲まないの?」
「烏龍茶はあんまり喉に良くない?とかなんとかでよ、うちじゃ緑茶と紅茶ばっかなんだよな」
「へぇ、そうなんだ?」
お家の人、声の仕事とかしてるのかな
それより、ほんとに烏龍茶渡しちゃった?誰か間違えてウーロンハイのんじゃってる人………うわ、ウタ先輩と目あっちゃったしめっちゃ笑いかけて来てる、もしかしてバレて先にすり替えられた?いや、まさかだよね、ちょっと抜けてるって言ってたし - 166二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:31:52
よし、多分もうしばらくしたらお開きか二次会になりそうだし、そろそろかな
「ね、ルフィくん、ちょっと飲み過ぎちゃったかも………」
「ん、大丈夫か?もう帰るのか?」
「帰ろうかな、でもちょっと1人で駅まで歩けるか微妙かも」
駅まで送って貰って、お礼って言って次の約束とりつけられればこっちのもん!
「そんな飲んでたのか、ペース気を付けた方がいいぞ?」
子供っぽいとこもあるけどやっぱり優しい………
「ちょっと緊張してて、いつもよりペースはやめになっちゃってたのかも………ルフィくんもいたし、ね?」
「わ、ふらふらする………駅まで行けるかな………」
「暗いし危ねぇな、もうしばらく座って待っててくれ、タクシー呼んでくる」
タクシー!?駅、そこまで遠くないのにタクシーって事は………もしかして今日わんちゃんある!?
「あと10分くらいで着くっぽいぞ、タクシー来たら起こすからもし辛かったら寝てていいぞ」
「ありがと、ルフィくんやっぱり優しいね!」 - 167二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:32:51
女子とのボディタッチ避けがちなのは知ってるけど、さすがにここまで来たらちょっとくらいいいよね?肩借りちゃお!
「ルーフィー!」
………は?
「うお!ウタ、急に飛び付くなよ危ないだろ!」
「んー?酔っちゃった!家までおんぶ!」
ルフィくんがスキンシップ避けるって事も知らないのか、いきなりそんなあからさまなの………
「今日そんな飲んでないし、ペースもいつもよりゆっくりだったろ?」
え、なんでそのまま会話続けてるの?歩いてる時袖掴むのすら避けられたのに、
「そんな事ないよ?もーふらふらで歩けないんだから!」
「さっき飛びついてきてたろ、おれより全然強いくせに」
もしかして、一緒に飲む仲?いやでもさっき外じゃ飲まないって………
「んー?珍しく"素直に負けって認めるの?"」
っ!
「あの!ちょ「うるせぇ!こればっかは仕方ねぇだろ!」」
今、絶対煽った、しっかりこっち見て言いやがった - 168二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:33:25
「ねぇ、ルフィくん」
まだだ、下向いてないで戦わなきゃ
「帰るんだろ、ほら」
やっぱり迷惑してたんだ!そうだよね!いつもと態度違ったもんね!
「ありが「手なの?おんぶはー?」」
なに、あの顔
「外でたらな」
初めて見た、あんな優しい顔
「しょーがないから許す!」
もしかして、最初から負けてた? - 169二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 21:33:56
「あ、あの、タクシー着いたみたいだけど………大丈夫?」
「え、あ、あれ?ルフィくん?」
「あー、さっき姫と帰ったけど………」
姫………そうだ、私………
「ごめんなさい、先帰ります………」
「え、ちょ」
あの好きな人に向けるような顔、ウタ先輩の余裕の態度、最初から負けてたんだ、私はただウタ先輩に見逃されてただけなんだ、ルフィくんは自分以外に靡かないって自信があったから。
「ぅえ………………」
あぁ、来なきゃ良かった - 170二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 22:55:36
- 171二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 07:54:00
>>162〜169
貴方は本当に素晴らしい…(byスレ主)
- 172二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 18:12:06
「今日何限まで〜?」
「今日はこの時間まで、お昼学食一緒に食べる?」
ある日のエレジア音楽大学、授業を終えた私は、大学の友人と構内を歩いていた
「そういえばさー、今日って確かオープンキャンパスだったよね?」
「そういえばそうだね、まあ私たちにそんなに関係ないと思うけど…」
呑気に構えている私、ウタは、これから向かう学食で起こる出来事を、まだ知らずにいた - 173二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 18:12:43
あ、>>155を書きにきたスレ主れす
続きはもうちょっと待つのれす
- 174二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 18:18:55
モブはいくらでも脳破壊していい…見事なssだ
- 175スレ主22/10/15(土) 23:56:24
ごめんちょっと急遽明日REDまたキメてくることになったから続き明日書かせてくれ
- 176二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 05:58:02
待つよー
- 177二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 11:56:00
保守
- 178REDを摂取したスレ主22/10/16(日) 16:44:30
「私は今日は焼鮭定食にしようかなー、ウタは?」
「私はパンケーキかなぁ」
「またそれ?たまに思うけどあんたお腹空かないの?」
「好きな物だからいいの〜、それにちょっとくらい節制した方がスタイルにもいいし」
「でもカロリー…」
余計なことを言い始めた友人の口を片手で塞ぎつつ、私は食堂の席を探す
窓辺のいい席が空いていたので、そこに座ろうとした時
「見つけた!ウタ!」 - 179二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 20:14:03
待機
- 180二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 23:38:58
ほほっしゅ
- 181二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 07:42:01
保守
- 182二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 12:07:51
保守
- 183二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 16:01:37
スマホイカれて長文打てぬ
帰宅待って - 184スレ主22/10/17(月) 17:58:29
「ルフィ!?」
背後から抱き着いてきたのは私の彼氏、モンキー・D・ルフィだった
「なんでここに!?」
私とルフィは二歳差で、私は大学一回生、ルフィは高校二年生
この大学にはいるはずもないのだが...と考えたところで、私は今日何があったかを思い出した
「あっ、オープンキャンパスで来たんだ!」
「そうだ!学校説明っての受けてきたぞ!」
今日は土曜日、ルフィの高校に土曜授業は無いため、確かに訪れていてもおかしくないが...
「でもルフィってここ志望だっけ?」
「大学ってどんなとこなのか一回見ときたかったんだ!」
「そっかー...そうだ!ご飯一緒に食べる?」
「おう!そうしよう!」
ルフィが私の隣の席に座る
「あれ誰だ?」
「もしかして...ウタちゃんの彼氏とか?」
...なんか周りが騒がしくなったような... - 185スレ主22/10/17(月) 18:04:47
ルフィは器用にもお盆を指一つで、つまり合計十個持っていたので、机に置くのを手伝う
そして私も席に座った直後、友達が声を掛けてくる
「ねぇねぇ!それが言ってた彼氏君!?」
「そうだよ!モンキー・D・ルフィって言うんだ!」
自慢の彼氏だ、自然と言葉にも元気が入る
「彼氏って言ったぞ...!?」
「大学の『歌姫』に彼氏がいるって噂、本当だったのかよ...!」
「彼氏君、結構カッコいいかも...」
..ん?なんか今他の女がルフィを狙ってる声が聞こえたような - 186スレ主22/10/17(月) 18:05:01
- 187二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 18:07:16
- 188二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 18:07:29
もちろんです待ってます
- 189スレ主22/10/17(月) 18:24:53
いつの間にか対面には別の友達も座っていた、目を輝かせて、私たちに興味津々、といった様子だ
折角だから、私とルフィがどれだけラブラブかってことを見せつけてあげようと思う
「ねぇねぇ!二人はどっちから告白したの?」
「ルフィだよ、私が九歳の時に、留学しないか~って誘われたんだけど、それ聞いたルフィが行かないでくれ~って♥」
「きゃあ~!」
質問した友達が嬉しそうな悲鳴を挙げる
今でも思い出せる、ルフィの事はそれまで弟みたいにしか思ってなかったけど、顔真っ赤にして私を引き留めてくるルフィが可愛くて、思わずOKしちゃったんだよね
「つまり、十年くらい付き合ってるってコト!?」
「そういうコト」
「純愛って奴!?」
「漫画みたい!」
なんだかむず痒いけど嬉しくなっちゃうな
「十年...!?」
「そんなに長続きするもんなのか...」 - 190二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 18:33:14
- 191スレ主22/10/17(月) 18:34:59
「仲悪くなったりしないの?」
「偶に喧嘩しちゃう時はあるけど、ちゃんと話し合って、最後にぎゅーってしたら仲直り出来るよ」
「へーっ...ハグってどっちからするの?」
「私から!ルフィがすごく嬉しそうな顔してくれるから、ついついしたくなるんだよね!そのまま...」
「な、なァウタ、ちょっとその辺で...」
制止が入ったのでルフィの方を見ると、ルフィが顔を真っ赤にして俯いている
そんなルフィも可愛い♥
「...なんかちょっと同情するな」
「そのまま何なんだ...!?」 - 192スレ主22/10/17(月) 18:35:41
- 193スレ主22/10/17(月) 18:45:02
「そうだ!ルフィ君の事も聞いてみたいな!」
「ん?おう!どんどん聞いてくれ!」
「そうだな...ルフィ君は、うちのどこの学部に入りたいの?」
「健康科学部!」
「へぇ...どうして?」
「おれ、消防士になりてェんだ!」
「昔っから人を助ける仕事に就きたいって言ってたもんねー」
「へーっ、カッコいいねぇ」
ルフィが褒められてるのは嬉しいけど、他の女の子がうっかり惚れちゃったりしないかと思うとちょっと心配
「そういえばアイツ結構筋肉あるな...」
「あんな量のお盆持てねぇよ普通...」 - 194スレ主22/10/17(月) 18:57:23
「二人はお互いのどんなところが好きなの!?」
どんどんヒートアップし始めている、ここでバシッと決めちゃおうか
「普段は子供っぽいけど、いざって時は頼りになる所かな!」
「全部だ!」
「ぜ、全部!?」
思いもよらない返答に、私は真っ赤になってうろたえる
「うん!歌が上手いところも、それに甘えずにちゃんと努力してるところも、他の奴の事親身になって考えられるところも、こうやって褒めるとすぐ照れるところも、全部好きだぞ!」
「あっ、あっ...」
ふらふらとルフィに抱き着いてしまう、すると、ルフィはぎゅっと抱き返してくれる
昔と違って、ハグすると私の頭はルフィの首辺りに来る
安心する匂いに脱力していると、周りから生暖かい目で見られていることに気が付く
慌てて顔を上げてももう遅い、ニヤニヤとした顔の友人達を見て、私は机に突っ伏してしまった
「めちゃくちゃラブラブじゃん...」
「俺...なんか幸せな気分になってきた...」 - 195スレ主22/10/17(月) 19:04:42
「じゃあちょっと下世話な話になるんだけど...どのくらいしてるの?」
まずいところに質問が来た
「えっ、えーっと...しゅ、週2~3回くらいカナー」
誤魔化しつつ、ルフィの方へさりげなくアイコンタクトを送る
しかし、ルフィはそれに気付かなかったようで、あっさりと口を開く
「えっ?おれウタに毎日s」
「わーっ!食堂では静かに!」
「むぐぐぐぐ」
「あんたが一番うるさいわよ...」
慌ててルフィの口をふさぐも、もう時すでに遅し
「ルフィ~~~~!!!!」
「うひゃぎょうぇん、ぎょうぇんっふぇ」
ルフィのもちもちのほっぺたを引っ張る、後五分くらいこうしてようかな
「」
「」 - 196スレ主22/10/17(月) 19:13:14
「まったくもう!ルフィ!帰るよ!」
私が立ち上がると、ルフィも応じて立ち上がる
私のパンケーキはとっくに食べ終わっており、ルフィもあれだけあったお盆を空にしている
「なァウタ、今日の晩御飯なんだ?」
「ルフィが食べたいのでいいよ」
「じゃあステーキ!」
「はいはい、ちゃんと買い出し付き合ってね?」
「勿論!ししし、ウタのステーキうんめェんだよなァ~!」
恋人つなぎで食堂を出る
食堂を出たところで、ぽつりとつぶやく
「ねぇルフィ、幸せにして...」
「?」
「ううん、違うな」
「ルフィ、一緒に幸せになろうね」
「...おう!」 - 197スレ主22/10/17(月) 19:14:18
そんな彼らを見ていた学生たちは、異口同音に呟く
『...お幸せに~』 - 198スレ主22/10/17(月) 19:14:45
これで良かったれすか?>>155ランド
- 199スレ主22/10/17(月) 19:14:55
次スレいる?
- 200二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 19:18:39
欲しいです!お願いします!