- 1二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 21:06:53
- 21/222/10/07(金) 21:08:08
私は恋愛ごとが嫌いだった。
どんな時でも女はそのことを聞く。優しい人がいい。大人しい人がいい。って断言したくせに
その条件など微塵も当てはまらないような男に群がる彼女たちが嫌いだった。
男の人は嫌い。大きくて、低い声で、圧迫されているような気分になる。
それよりもっと酷いと私は思うけれど、他人はその答えを嘲笑う。
理由なんてない、男性に酷いことをされたでもない。
「なんで怖がってんの」何回も言われたことだよ。ただ嫌いなだけなんだ。
口には出してないけれど、みんなのことを怪物のように、愚か者のように、犯罪者のように思ってた。
でも、その枠組みから私が外れている、なんて、いつ誰が言ったのか。
私が愚者側だと感じ始めたのは来栖先輩に恋をした時から。
彼は私と変わらない身長で、年上で、私に必要だった言葉を、
変声期前の高い声で言ってくれる、圧迫感なんてない、初めて優しく接してくれる男性に恋をした。
それはごく普通のことなのだろうけど、私にとっては一大事。
昨日、来栖先輩に「私の好きなところは?」って聞かれたの。
そんなことを初恋の乙女が言えるはずがなくて、優しいってだけ返したけれど、
本当は全て好きなんですよ、来栖先輩。
その艶やかな髪だとか、
宝石みたいに奇麗な瞳とか、
硝子みたいに薄い肌とか、
性別を感じさせない細い身体とか、
笑った時の口角だとか、
泣いている時の嬌声とか、
全て好きなの。大好き、大好き、大好き。 - 32/222/10/07(金) 21:08:48
友達のままでいい。ただ私にだけ感情を晒だしてくれればいい。
どこぞの女に知ったかぶりをされるのなんて嫌だから。
私の方が何倍も知ってるのに。身長も体重もぜんぶ知ってるのに。
綾崎先輩は奪った。来栖先輩が好きなのは綾崎先輩だって知ってしまったんだ。
その時の先輩の照れ顔で、私は「私なんか眼中にないんだ」と思い知ってしまった。
なんで綾崎先輩が、って調べてみたら、生まれた時から一緒の幼馴染で、
近所だからよく見舞いにも言ってるって、前に来栖先輩が話してたのを思い出した。
ここまで来ても告白できない私にイライラする。
モテて、優しくて、男を前にして緊張して話せない時、懸け橋になってくれる綾崎先輩。
私に優しくて、言われたかったことを言ってくれて、唯一緊張しないで話せる来栖先輩。
私はここまでしてくれた二人がくっつくことを許せない。
私の醜い心にイライラする。
――――――――――
綾崎=ヒロイン
来栖=綾崎の幼馴染で綾崎に惚れてる
「私」=来栖が恋愛的な意味で好き。綾崎を敵視。 - 4二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 21:09:52
明らかに二重説明してるところを消すべき
- 5二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 21:12:30
変に例えるより直球で話した方がいい
重複してたりで微妙に読みにくい - 6二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 21:38:55
来栖先輩は男性だよな?
- 7二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 21:49:47
1じゃないけど冒頭をシンプルにしてみた
私は恋愛が嫌いだった。
女の人が嫌い。「優しい人がいい」「大人しい人がいい」と言うくせに真逆の男に群がる。そんな彼女たちが嫌いだった。
男の人も嫌い。大きくて、低い声で、ただ話しているだけで圧迫される気分になる。
そのことを嘲笑う人はもっと嫌い。
理由なんてない、男性に酷いことをされたわけでもない。
「なんで怖がってんの?」ただ嫌いなだけだ。
みんなのことを怪物のように、愚か者のように、犯罪者のように思ってた。 - 8二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 22:01:25
うーむ、最初の2、3行目の『。』の使い方に違和感を感じた。
あと来栖先輩の魅力を上げるところで『とか』はいらないんじゃないかなって思う。
それと最後らへんの主人公の気持ちが『許せない』『イライラする』だけじゃどうにも薄っぺらく感じてしまう。なんだろう、前半の来栖先輩への思いを語ってるところはまるでその子が喋ってるような感じだったけど最後らへんになるとなんだかどこか客観的に感じてしまう… - 9二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 22:08:53
添削とあるので
自分だったらこんな感じで書くかなーと
私は恋愛ごとが嫌いだった。
女同士の会話では、お決まりのようにこの話題が飛び出す。優しい人がいいだとか大人しい人がいいだとか、口ではそう言うくせにそんな条件など微塵も当てはまらないような男へと群がる彼女たちが嫌いだった。
男の人はもっとずっと嫌い。体は大きいし、声は低いし、威圧されているような気分になる。
これでもオブラートに包んだ言い方なのだけれど、他人は私の答えを嘲笑う。
別に、男性に酷いことをされたなんてことがあったわけでもない。本当に理由なんてなくて。ただ、嫌いなだけなんだ。
瞳を輝かせて恋愛について語るみんなのことを、犯罪者のように、愚か者のように……怪物、のように思ってた。流石に口には出さないけれど。
でも、その枠組みから私が外れていると、いつ誰が決めたのか。
結論から言おう。私は愚者だった。罪を犯した。そう、恋をしたのだ。
背の低い彼の身長は、私とほとんど変わらない。変声期前の高い声は圧迫感なんて全く無くて。そして、私に必要な言葉を贈ってくれる。
来栖先輩。それが、私に初めて優しく接してくれて、唯一緊張しないで話せる男性の名前。
昨日、話の流れで「私の好きなところは?」って彼に聞かれた。正直、アピールチャンスだったんだと思う。
だけど具体的にペラペラ喋るなんてことを初恋に苦しむ乙女が出来るはずもなくて、「優しいところ」としか言えなかった。
……でも。本当は全て好きなんですよ、先輩。
その艶やかな髪も、宝石みたいに綺麗な瞳も、陶磁器のように白い肌も、ガラス細工みたいに華奢な体も。
笑った時の口角だって、可愛らしい啼声だって、全部、全部好きなの。大好き、大好き、大好き。 - 10二次元好きの匿名さん22/10/07(金) 22:09:15
友達のままでいい。ただ私にだけ感情をさらけ出してくれれば、それでいいの。
そう思っていたのに。
綾崎先輩は奪った。来栖先輩が好きなのは彼女だと知ってしまったんだ。
先輩は今まで見たことがない表情で、綾崎先輩のことを語る。その照れた顔で私は思い知ってしまった。「私なんか眼中にないんだ」、と。
彼のことなら私の方が何倍も知ってるのに。身長も体重もぜんぶ知ってるのに。なんで彼女なの。
綾崎先輩のことを調べずにはいられなかった。何でも、2人は生まれた時から一緒の幼馴染らしい。そういえば、近所だからよく見舞いに言ってるだとか来栖先輩が前に話してたのを思い出した。
でも、2人が幼馴染であっても、来栖先輩のことは私の方が分かっている。理解している。そう心の中では確信しているくせに、告白を実行できない自分にイライラする。
綾崎先輩はモテる。それだけの魅力を持っている人だ。優しくて、私が男を前にして緊張して話せない時、よく懸け橋になってくれる。
それでも二人がくっつくことは許せない。絶対に、絶対に許したくない。
そんな、自分の醜い心が今は一番嫌いだ。