- 1二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 03:52:00
- 2122/10/08(土) 03:52:44
深夜なのでクオリティは期待しないで欲しいとだけ先に言っておこう
- 3二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 03:52:52
史実ネタ縛りでミステリー作品をお願いします
- 4二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 03:53:17
デジたんの原稿作業中、ドーベルとの徹夜作業通話の話
- 5122/10/08(土) 03:53:18
了解少し待ってて
- 6122/10/08(土) 03:53:28
了解
- 7122/10/08(土) 04:14:33
史実ネタかも怪しいしミステリーではなくなってる
そんな感じだけど書いちゃったものは仕方ないし投げる - 8122/10/08(土) 04:14:46
メジロパーマーはその日、1人の休日を楽しんでいた。
「んん〜…ま、たまには1人もいいね。…ヘリオス、後輩ちゃんとのお出かけ楽しんでるかな?」
そう言ったタイミングで、ちょうどそのヘリオスから電話がかかってくる。
「あれ?…もしもしヘリオス?どうしたの?今日は後輩ちゃんと…え?」
「後輩ちゃんが…消えた?」
友人の悲しそうな声と後輩への心配など、いろいろなものが心を押し潰してくる。
「…わかった!今行くから、待ってて!」
そう言って、パーマーはヘリオスの元へ向かった。 - 9122/10/08(土) 04:14:56
「えっと、状況を整理しようか。」
「うん!…えっと、後輩ぴとウチ、さっきまでそこの雑貨屋にいたの!そこでウチまじバイブス上がる感じの超ベリベリカワウィーヘアピン見つけて!それで後輩ぴにも教えてあげようとその子がいたはずの棚に向かったら…誰もいなくて!探してみたりしたけどいなくて!ウチが目を話した好きにいなくなるなんてさ、ウチの子供みたいじゃん!後輩なんですケド!?」
「うんうん…時間にするとどのくらいかわかる?」
「えっと…ランチパクついてから大体こんくらいだから…雑貨屋に入ったのが1時5分くらい!んで、いないことに気づいたのが15分!連絡したのが25分!最後に今が45分…と思うけど間違ってたらマジすまん!許してちょ!」
ヘリオスにも余裕がないのか、普段よりギャル言葉が少なくなっているような気がする。
「そっか…じゃあ、その10分間に後輩ちゃんを見た人がいないか聞いて回ればいいんだね。」
そういうとパーマーは、ヘリオスを落ち着けるために自販機で温かいコーヒーを買い…
「これ飲んでてよ。私探してくるから」
「ほんと!?パーマーマジ神〜!さすがウチのズッ友!」 - 10122/10/08(土) 04:15:15
「えっと…」
まずずっと見ていたであろう雑貨屋の店員に声をかける。
「すみません、人を探してるんですが。特徴は…」
「その方なら先ほどまでそちらに…あれ?いらっしゃらない…」
(…?店員さんもいなくなるタイミングは見てないのか…)
「お力になれずすみません、少なくとももうここの雑貨屋にはいないと思います…」
「…そうですか、ありがとうございます」
周りの客にも声をかける。
「その子なら3、40分前までいなかった?それ以降は見てないなぁ」
「そんな子いたかな…?見つかるといいね!」
(…誰もいなくなるところを見ていない?)
パーマーの心に影が差す。
聞いていて、1つのありえない可能性が頭をよぎる。
…13:05分。
そのタイミングで、ぱったり目撃情報の途絶えた後輩。
…しかしその前は誰もが口を揃えて「いた」と言う。
「…神隠し…なんて、ないよね?」 - 11122/10/08(土) 04:15:30
結局夕方になってしまった。
「うっ…うわあああああん!ウチがしっかり見てればよかったぁ〜〜〜!!!」
「へ、ヘリオス泣かないで…きっと帰ってくるから…そうだ、先に帰ってるのかも…」
とは言いつつ、パーマーはそれがありえないことを知っている。
…何人にも聞けば聞くほど、「神隠し」の可能性が拭えなくなるからだ。
(…神サマってのが本当にいるなら)
(歴史を捻じ曲げてでも、あの子を返して…)
「…あっ!いたいた!ヘリオスせんぱーい!!!」
「…!?えっえっ!?どこにいたの!?」
「えっ?ずっと雑貨屋に…ってあれ!?なんで夕方!?」
「…とりあえず見つかってよかったじゃん!ね?」
「そ…それな!後輩ぴーーー!会いたかったよー!!!」
「ヘリオスせんぱい、近い近い…」
彼女は泣きながら抱きついている。
その光景を見て、パーマーは苦笑した。
「そういえばその後輩ちゃんって…」
「あ!この子マジやべえかんね!こないだなんて最低人気でG1勝ってたし!」
「そうなんです!どやぁっ!」
「すごいじゃん!…これからよろしくね、名前は?」
「私の名前は、___」
こうして、後輩のウマ娘は、無事に帰ってくることが…できた。 - 12122/10/08(土) 04:27:35
次デジドベ作業通話
- 13122/10/08(土) 04:27:45
「…もしもーし…ドーベルさん?」
「ん…デジタル。今日も頑張ってるんだ?」
「はいぃ…できるだけ今週中に終わらせたいので…」
「そっか、締切とかあるんだっけ。…アタシは趣味で書いてるだけだからわからないけど…その、今日も通話、付き合うよ」
「ありがたき幸せぇ〜…」
「…本当に眠そうじゃん…」
世もふけた頃。2人のウマ娘がスクリーン越しに会話をしていた。
「…ねえ、デジタル」
「ほえ?」
「デジタルは、なんで本を書くの?」
それは純粋に口から出た言葉。
だが、彼女はわかっていたはずだ。
「…この気持ちをカタチにしたいからです!」
…自分も少女漫画を書いたことがあるなら、わかるはずの答えだった。 - 14122/10/08(土) 04:27:55
「…なんで、改めてそんなことを?」
「…いや」
彼女の少女漫画は、今や引き出しの奥深くに仕舞われている。
だが、彼女を見ていると、心底楽しそうに本を書き、本を出している。
「…そんなに楽しいのかなって」
「楽しいですとも!!!」
不意の大声にドーベルのしっぽがピンと伸びる。
「ひゃっ!?」
「ああすみませんいきなり大声を…ですが!楽しいですよ!!!」
デジタルは熱弁する。
「あの子のいいところをもっと広めたい…あの子のことが好きなのは自分だけじゃないはず!そう思ってその思いの丈をここに記すのです!!!」
「な、なるほど…?」
「それであわよくば同志と繋がりたい!同志と語り合いたい!…そんないろんな気持ちを胸に、あの子の「いいな」を本にするのです!!!」
「…そっか」
「アタシも、書いてみようかな…本」
それは口からぽろりとこぼれた本音だった。
「ほほほほっほほ…本当ですかっ!?ならば一緒に次のウマ娘ちゃんオンリーに申込をっ!!!」
「ああああああ待って待って!まだ何も考えてないから!!!」 - 15二次元好きの匿名さん22/10/08(土) 04:31:50