【SS】風紀委員とご飯食べたい

  • 1二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 20:40:35

    ※名前欄ミスで立て直し

    『…美味しい!』
    「ほんとっスか!?へへっ、それならよかったっス!」
    …その日、弁当を忘れてしまい、担当ウマ娘のバンブーの弁当を分けてもらっていた。
    『わざわざ悪いな…あと、もしかしてこれ…手作りか?』
    「そうっス!だから美味しいって言ってもらえて嬉しいんスよ!」

    …金色に輝いて見える綺麗なオムレツに、じっくり煮込まれたであろうにんじんのグラッセ。
    『すごいな…』
    「すごい…!?そう言ってもらえると嬉しいっスー!!!また作るっス!」
    『えっ…いいのか?』
    「もちろん!アタシの料理で喜んでもらえるほど嬉しいことはないっスからね!」

    その日以降、彼女はたまにお弁当を作ってくれる様になった。
    「トレーナーさん!今日の分作ってきたっスよ!」
    『ありがとな!…おお、これまた美味しそうな…』
    ちょうどよく焦げ目のついた鶏肉の照り焼きに、シンプルに作られたきんぴらごぼうが添えられている。
    『…美味しい!!!』
    「よかったっス!次は何作ってこようかなぁ…!」

  • 2二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 20:40:48

    そんな毎日を続けていて、思うことがあった。
    『なあ、バンブー。明日は弁当作ってこなくても大丈夫だよ』
    「了解っス!何か食事の用事っスか?」
    『まあ、そんな感じ』

    トレーナー寮の自室に帰ってから、試行錯誤を繰り返す。
    『…いてっ…うぅん、バンブーみたいに上手くはいかないな…』
    その日の部屋は、夜遅くまで電気がついたままだった。

    そして朝が来た。
    「おはようございますトレーナーさ…あれ?クマできてるっスよ、寝不足っスか!?早寝は大事だって…」
    『ごめんごめん、ははは…』

    その日の昼。
    『バンブー、ちょっといいかな?』
    「どうしたんスか?」
    『これ…食べてみて欲しいんだけど』

    そこにあったのは、不恰好に切られた野菜の炒め物に、所々焦げついた卵焼きが入った弁当箱。

    『…その、作ったんだ。普段のお礼がしたくて』
    「…わざわざアタシのために作ってくれたんスか!?感激っスよもう!!!ありがとうっスー!!!」
    そう言うと彼女は勢いよく…しかししっかりと味わって、弁当を完食した。

    「ごちそうさまでした!美味しかったっス!」
    『…本当なんだな』
    「ん?」
    『美味しかったって言われると嬉しいのが、さ』
    「…トレーナーさんが嬉しがってくれるなら、何よりっス!!!」

  • 3二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 20:41:06
  • 4二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 20:44:07

    …さてはバントレも可愛いな!?

  • 5二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 20:44:34

    はえー、バンブーもいいっすねえ。持ってないけど

  • 6二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 20:46:56

    かわいいじゃないの

  • 7二次元好きの匿名さん22/10/09(日) 21:46:33

    お互いに手料理が重いか否かなんて1ミリも悩んで無さそうで好き

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