褒め倒しだね…

  • 1二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 02:26:08

    いきなりどうしたんだい?私がトレーナー室に入ってきてから褒めてばかり、無理にでも通したいことがあるのか、或いは何か策略があるのか…。まさかアレがバレたか…?いや、もしくはアレが…。その目は相変わらず真夏のギラついた太陽のような輝きで私を照らしてくる。相変わらず…特に何も意図がない、そういうことかな。純粋に、私を褒めようという意思だけで。しかしやりづらいな…さっさと実験を始めよう。

    ふむ…?容姿がどうとか、私は気にしたことないけれど。基本的に服は制服、もしくは白衣、私服でサイズの合うものはほとんどない。つくづく思っていたんだが、やっぱり君は変なやつだよモルモット君…。生活に関わるような副作用が出た時も、大抵すぐ諦めるか笑って過ごすか、最初出会った時や実験前の怯えぶりはなんだ?芝居か?そう考えると得体の知れない恐ろしい怪物のような気がして、少し怖いような…。私には言われたくない?まあ同類か、類は友を呼ぶとも言うし。この場合被験体だったが…。とりあえず賛美に対する礼くらい述べておくよ、ありがとう。

    …さっきから、何度も何度も。これ以上褒めても何も出ないぞ?実験用の薬だって、さっき使ってしまった訳だし。…ほら、紅茶でも淹れてあげよう、席に着いて待つといい。

    あ〜…!!くそ、なんだ、私を困らせて楽しいか、トレーナー君!?私だってね!少しは恥ずかしいとか、そういう気持ちだって湧くものさ!一応これでも、うら若き乙女ではあるし!なんだ!?何かの実験か!?いつも私が感情の実験と評して色々試すからやり返しのつもりなのかい!?わかったわかった、もういい!もう出て行く、夕食はラボに運んでくれたまえよ!…手伝い!?くっ…たしかに君の手は欲しい…後で呼ぶから、もう褒めるのはやめたまえ!!

  • 2二次元好きの匿名さん22/10/10(月) 02:45:28

    本日の更新です
    深夜の静寂に悪いんですけれど、タキオンを褒め倒したくて仕方がないんですよ分かりますよね?頂を見上げるも難しい高き山脈の如き技術力、生身で深海に潜るような苦しみに気概だけで乗り切ろうとする勇敢さと鋼のような心、絹織物の白のように一途な想い、孤高のこの天才の瞳はいつも未来を見据えているわけでその姿生き様が太陽そのものであると言っても支障が無い。これらも寧ろ過小評価的な筆舌に尽くし難い素晴らしさを持っているのがアグネスタキオンなんですよねさあ賛美しろ。この少女が褒めに弱いことは既に明らかとなっている…!聖夜に授けられた失敗物が紛れもない報酬を我々に与えた記憶、飄々と本心を悟られまいとする態度が一変年頃のバツの悪さを露わにするその景色が何物よりもかけがえのないものであると、そう教えてくれたあの日から!こちらへの懐疑から始まるその態度は日常通り掴み所なく、そしてこちらへの思いやりの雫を僅かに滲ませて接してくれるタキオンの優しさがまずは尊い。本人の予想外の範疇たる賛美に対してまったくの動揺見せずに形だけでも礼を言おうとする姿勢もありがたい。河川の上流のような勢い盛んな称揚にただの感謝だけでは済まされないのではと、脳裏をよぎるたしかな常識からかせめて何かしらの対価を施そうとする献身もいい。そしてやはり、度を越した称賛には、身を縮こまらせ、その尾をつんと立て、表情赤らめわなわなと震えながら、ここで怒号を立てるのもおかしいという困惑の渦へ誘導し、盛大に気恥ずかしさに悶えるタキオンの艶かしさを感じ取りたい訳です。
    それではおやすみなさい

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