- 1二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:28:02
手袋越し指に舐めてぇよなぁ...
歯医者さんで口の中に手突っ込まれてる時にそんな妄想してた - 2二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:29:51
結構余裕だな…
歯垢取りに行ったの？ - 3二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:30:06
あいつめっちゃ口切ってくるから許せねぇよ
- 4二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:31:09
あの薄い手袋で口の中弄られてるとなんだか変な気分になる
ゴムの味と清潔な匂いと指の質感 - 5二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:31:36
脱臼した歯の固定外しに行ってた
- 6二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:32:26
歯磨きプレイみたいなもん？
- 7二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:32:39
歯って脱臼するんだ…
- 8二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:35:43
このレスは削除されています
- 9二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:42:13
あぁ...出来れば膝枕もして欲しいね...
- 10二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:43:55
歯って脱臼するんだ……
- 11二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:49:00
するよ
- 12二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:57:29
トレーナー君、こそばゆいよ…… ふふっ。
──あぁ、いや駄目だと言ってるのではなくて……
しかし、君のフェティシズムはなんと言うか、その……独特だね。
私だってそれなりに知識はあるけれど、君のような癖は初めて聞いたよ。
それとも、私が知らないだけで巷では意外と人口に膾炙したモノだったりするのだろうか。
──やはりそうか。いや、君なら構わないよ。普段は私の『お願い』を聞いてもらっているしね。君こそ、私の癖に付き合うのは嫌では……っと、今話し掛けてはお邪魔かな。これは失礼。
いやいや、私も君への『お願い』の最中にあまり邪魔をされるのは好きではないしね。
まぁ君なら身をもってそれを実感してるとは思うが。
…………なんだかトレーナー君のことが可愛らしく見えてきたな。母親とはこういった気持ちを抱くものなのだろうか。もっとも今の私達は、母子の関係と比べるには、かなり倒錯的に思えるが。
おや、もう満足したのかい？
──そうか。君のせいでもう右手がベトベトだよ。洗っても君の匂いが落ちないかもしれないな。それとも、それを狙ってのことだったかな？
──ふふっ、正直な子は好きだ。よし。いいだろう、そんな君に朗報だ。
こちらの手はまだ綺麗だよ。おかわりは如何かな？ - 13二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 01:58:56
深夜にねっとりしたものを出すな
深夜だから出せるって？ そうだな - 14二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 02:00:20
あら〜〜♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
- 15二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 02:25:15
- 16二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 04:51:23
突然強めの幻覚投稿されてるの好き
- 17二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 07:12:41
- 18二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 12:31:55
会長なんかそのあたりだいぶねっとりしてそうだし…
- 19二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 14:24:00
『ルドルフの手』
- 20二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 20:10:37
あげ
- 21二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 21:57:34
- 22二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 22:02:14
…てぇ～ 会長のお手てに口内滅茶苦茶にされてぇ～
- 23二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 22:04:23
おい、名ssじゃねえか、囲め！
- 24二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 22:05:31
俺もグラスにやられたいわ 誰か書いてくれんかねぇ|´-`)ﾁﾗｯ
- 25二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 23:04:41
トレーナーさん。
お話とは一体何でしょうか。
予定では放課後にミーティングだったように思いますが……
──あら。ふふふ、何のことでしょうか〜？
『言わぬ事は聞こえぬ』。
『アレ』と言われましても、私には分かりませんね〜♪
ご要件はそれだけでしょうか？
トレーナーさんのお願いは、ぜひとも叶えて差し上げたいのですが……肝心のお願いの内容が分からなければ、私にはどうすることもできませんね〜♪
では、失礼します〜 食堂でスペちゃんたちが待っていますから……
──ふふっ♪いいでしょう。しっかりと『おねだり』もできたようですし、ご褒美を差し上げます。
これ、なんでしょう？
──ご名答、ですっ♪私の勝負服用の手袋ですよ〜。そろそろトレーナーさんが我慢できなくなるでしょうから、準備しておいたんです〜。
では、手袋、履かせてくださいますか？はい、お願いします♪
……悪いトレーナーさん♪担当ウマ娘をお昼休みに呼び付けて、自身の欲望の捌け口にする、とってもと〜っても悪いトレーナーさん♪
けれど、私は『アナタ』のグラスワンダーですから。そんな悪いトレーナーさんでも受け入れてみせますとも♪
では、始めましょうか。私の味を存分に楽しんでくださいな♪ - 26二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 23:46:07
うお、功徳積んでないのにこんな文豪にまみえていいのか俺
- 27二次元好きの匿名さん22/10/12(水) 23:57:39
ルドルフの手で、特に勝負服の手袋つけた状態で口の中ぐちゃぐちゃに舌とか歯を掻き回すように触ってほしい。んで口から引き抜いた後見せつけるようにして濡れた手を舐めとってほしい。
- 28二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 06:32:14
これまたねっっとりした良いssだ
- 29二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 08:00:35
逆に会長の口の中さわってみたいという衝動にも駆られる
多分普段隠れてるけど犬歯とかすごい、噛みつかれてみたい - 30二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 15:52:39
会長はなぜこんなにもねっとりしたプレイが似合うのか
- 31二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 15:55:27
大僧正ならルドルフの手ぐらい舐めてるだろたぶん
- 32二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 18:25:43
アルダンを...誰か...
- 33二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 18:35:09
馬鹿な、まだ大僧正が召喚されてないだと！？
- 34二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 18:45:25
このレスは削除されています
- 35二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 18:47:12
- 36二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 20:22:42
- 37二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:42:13
- 38二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:46:44
- 39二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 22:47:15
とっても綺麗なのん、気品さが漂ってるんだ
- 40二次元好きの匿名さん22/10/13(木) 23:29:13
アルダンおりゃん……
- 41二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 00:10:01
- 42二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 03:23:06
深夜上げーおやすみ
- 43二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 03:28:29
手袋越しの手……いい匂いがするのもいいし汗とか本人の匂いが濃くなっちゃってるのも捨てがたいなぁ……
- 44二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 12:00:15
- 45二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 12:36:39
やっぱり動画だけではキャラ掴めないね…… アルダンは書けないわ
- 46二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 12:40:58
- 47二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 18:11:00
- 48二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 23:50:21
岡部くんを何だと思ってるんだ
- 49二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 00:22:55
あっちもあっちで舐めさせることが刺さった会長が恍惚の表情浮かべながら
「おねだりは？」みたいなこと聞いてくる、そんなシチュは女々か？ - 50二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 01:08:17
- 51二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 01:39:32
何これ新手の切腹？
- 52二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 10:22:30
保守
- 53二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 19:51:30
保守
- 54二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 23:52:08
保守
- 55二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 03:45:28
- 56二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 03:50:11
- 57二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 09:54:13
- 58>>36です22/10/16(日) 09:58:48
歯磨きの音 と言えばどのような擬音が浮かぶだろうか
一般的には歯ブラシのｼｬｶｼｬｶとかｺﾞｼｺﾞｼといった音だろう
だが今現在、俺の口の中で鳴っている歯磨きの音はそれらとは少し違っていた
ｷﾞｭﾑｯ ｷﾞｭｷﾞｭ ﾑﾆﾑﾆ
「ん…トレーナー君、半分終わったよ。一旦うがいをするといい」
微笑を浮かべたルドルフからそう言われ、閉じていた目を開き洗面台に立った。コップに水を溜め、2度うがいをする。口内の左側が比較的冷たく感じた。
俺が体をどけると、ルドルフが入れ替わりに蛇口へ向かった。彼女の目的は手を洗うことである。いや正確には、その手にはめた手袋を洗うことだった。
彼女は今右手にラテックスの薄い手袋を装着している。ぴったりと肌に密着したそれは一見すると医療用のようにシンプルな代物だが、よく見ると少々特殊な部分があった
親指と人差し指、そして中指…の先端部、指の腹のところに細かい棘のようなものが密集しており、柔らかいザラザラとでもいうような表面を形成しているのだ
ルドルフはそれらの箇所に付着した泡や唾液を水で流し、簡単に手を振って水気を切った。そして再びこちらを向く
「よし、では残り半分に取り掛かろう」俺はさっきまで座っていたソファに座り直し、頭を横に向ける。ルドルフは微笑を浮かべたまま手袋の人差し指に少量の歯磨き粉をつけて親指ですり潰した。彼女もソファのすぐ隣に座り、上半身ごとこちらを向く
「あーん」幼児を相手にするかのように呼びかけられ、恥ずかしく思いながらも口を大きく開けた。ルドルフの左手は俺の顎に添えられ、彼女の右手が口の中に侵入してくる。そして俺の右下の前歯、その内側から順に、人差し指で擦り始めた
ﾑﾆﾑﾆ ｸﾞﾘｸﾞﾘ ｷﾞｭｳｯ
歯ブラシで擦るのとはまるで違う、彼女の指の柔らかさを感じながら、目を閉じくすぐったさに耐えて口を開け続けた。
「実を言うと一見したときは奇々怪々な発想の道具かと思ったが、なるほどこれは便利なものだな。歯茎を傷つける危険を下げ、指先の感触で細部の状態を確認しながら口腔内を掃除できる」自分を磨きづらいことが玉に瑕だな、とどこか嬉しそうに続ける
こちらが声を発することができないので必然的に会話は起きないのだが、ルドルフは意外とお構いなしに話しかけてくる。むしろこちらが返事できないのを楽しんでいるような気さえした - 59二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 09:59:33
「痛かったり不愉快だったら遠慮なく言っておくれ、トレーナー君…おっと、しかし今はそれも困難か。ではそのときは手を挙げるといい」
了解したということを示そうと首をわずかに頷かせる。彼女には伝わったようだ
今のところ挙手の必要はなさそうで、頭を巡らせる。そもそもどうしてこうなったのだったか
「おや、もう用事は済んだのかい？」「ああ。戻ったよ、ルドルフ」生徒会の仕事をトレーナー室に持ち込んでいたルドルフが眼鏡を外す。日中の連絡で所用につきトレーニングの開始時間に遅れてしまうことを伝えると、ならばトレーニング室で待っているとルドルフからの返事があった。ちゃんと打合せてからトレーニングにしようという判断だろう。実際思ったより早めに学園に戻れたので焦らなくて正解だ
「邪魔した？」「いや、ちょうどキリのいいところだった。…しかし君がこんな時間に予定を入れるとは珍しいね。余程大事な要件だったのかな」微妙に棘を感じないこともない。確かにトレーニングに被せて個人的な外出をしてしまうとは、シンボリルドルフのトレーナーとして自覚が足りないと言われても仕方がないかもしれない。言い訳ではないが、自分としても歓迎したい用事ではなかった
「その…中々予約が取れなくて。歯医者の」「何？」ルドルフが怪訝な顔をする。つい彼女から目を逸らし頬を掻いた「君は歯を痛めていたのか？」「軽い虫歯が…でも今日で治療は終わりだよ」大人としては中々恥ずかしい
「歯磨きを怠っていたのかい？」「どうにも、昔から磨くのが下手らしくて。磨き残しができてしまうみたいなんだ。いい年して磨き方の指導も受けてきたよ」隠しても仕方がないので全部白状してしまう。今後は同じことが無いように気を付けよう
「まあ誰にでも得手不得手はあるものさ、もう通院の必要が無いのなら幸いだ」言いつつ、まだ話は終わっていないようだ。目線がなんとなく鋭い「先生は優しくしてくれたかい？」「うん？そうだな、あまり痛くはなかったけど…」「どんな人だったのかな？」「えぇ…うーん。いたって朗らかな女性の先生だった、よ」ルドルフが音を立てて息をした。直後、極めて自然に咳払いをする
「すまない…いやそうか、それはよかった。私も口内のケアには気を付けなければな」そこで追撃は止んだ。俺は空恐ろしさを覚えながら、打ち合わせの後グラウンドに移動してその日は終わった
- 60二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 10:00:17
それから数日後の今日、練習を終えて食事をとり、トレーナー室に集まったのだった。今日は2人とも会議があったためトレーニングの開始が遅くなり、またルドルフから追加トレーニングの提案があったためそのまま解散せずに晩御飯とした。練習が長引いたときなどはよくあることだ。
…ルドルフが一緒に食事をとるよう図ったということは無いと思う。その後生徒会室に戻らずトレーナ室で作業をすると言い出したのも、先日持ち込んだ資料の一部を置きっぱなしにしていたのでそれを回収するついでという理由があるのだから不自然ではない、と思うのだが…
「ああ、そういえばトレーナー君」やっぱりわざとか？いかにも今気づいたといった言い回しでルドルフは俺に話しかけてきた。服装はなぜか勝負服に着替えている「その後歯の調子はどうだい？」彼女がよくやる、腕を組んだ状態から一方の手を上に向けたポーズだ
「ご心配どうも。維持はできていると思うよ」「む…だが今晩はまだだろう？」「寝る前にやるさ」「それはよくない。調べたところ食後30分以内の歯磨きはそれ以降と効果が全く異なるそうだ」「そうか？じゃあこの部屋にも歯ブラシ類を1揃い用意するかな…」「そのことなんだが一つ提案がある」
面白いものを見つけてね。そう言ってルドルフは荷物を漁る。面白いもの…ルドルフのことだからダジャレのたくさん載った書籍だろうか。歯に関するネタ特集とか？なんだそれはと思っていると本当にそういう謎の本が出てきたりするので世界は広い
「あったぞ。これだ」予想に反して、ルドルフの手に握られていたのは透明なビニール袋に入った手袋だった。半透明の黄色っぽいカラーをしている。これがどうかしたのか…？「フフ、なんだか分かるかね？これはね、歯ブラシだよ！」――――はあ「つまりこういうことだ」そう言ってルドルフは勝負服の手袋の右手を外し、袋から取り出した"歯ブラシ"をはめた
「ほら。ここで磨くというわけだ」嬉しそうな顔で、右手を大きく広げて見せてくる。理解した、よく見れば指先だけ材質が異なる。「君は磨き残しがよく生じると言っていただろう？そこでこちらを是非試してみてはどうかと思うのだが」「なるほど…」苦手な作業を補う為にわざわざ普通と形態の違う道具を探してくれたということのようだ。
- 61二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 10:00:49
「ありがとうルドルフ。では折角だし今日使わせてもらうよ」「そうか！実は歯磨き粉も用意があるんだ」彼女が目を輝かせる。よほど心配をかけてしまったか。ありがたく思いつつ品物を受け取ろうかと手を出したが、ルドルフは不思議そうな顔をした
「その手はなんだ、トレーナー君？」「何って手袋を貰おうかと…」「いやそんな必要はないよ。私が磨いてあげるからね」――――はあ！？「他人にこのようなことをするのは初めてだが…誠心誠意、慎重にやらせてもらうからね」右手を握ったり閉じたりしながら、ルドルフは僅かに口角を上げた
「前歯は終わった。奥歯に移るよ」人差し指と親指で丁寧に、前歯の根元と歯茎の間を解された。上の歯も下の歯も、どちらかと言えばマッサージを受けた気分だ。そして、奥歯か…
「んっ。少々難しいな…すまないトレーナー君 少し大きく口を開けてもらえないか」「うぁ」ルドルフは右手の指を俺の口に突っ込んでいるので、向かって左の奥歯は磨きづらいようだ。彼女の手全体が、薬指や小指までが口腔内に侵入して舌の上に乗る
「やはり奥の方が磨きがいがあるよ」不快に思っても当然だろうに、ルドルフはどこか楽しそうだ。歯の表面で棘の先端を弾かせるようにしてみたり、指の腹まで押し付けて前後に擦ってみたり、歯茎を揉み込むように指をひねってみたりと色々試している
ﾋﾟﾝｯﾋﾟﾝｯ ｷﾞｭﾑﾑﾑ ｺﾘ…ｺﾘ
息がしづらいが、(き、気持ちいい…)口の中が温まるようだ。ラテックスの匂いと、すべすべした感触越しに伝わるルドルフの指の柔らかさ。爪の固さ。決して乱暴ではないが、こちらの反応を見ながら強めに押してみたりスピードに緩急をつけているのは気のせいだろうか？血行のせいか唾液がどんどん分泌されてしまう
なんだか遊ばれているようで。働いている親指から中指までの3本と比べて他の2本が舌を押しているのが気になって…
ペロッ 「――っ」
ルドルフの指が止まり、若干雰囲気が強張った。「トレーナー君？」声が微かに震えている。さっきまでの余裕が崩れたようだ
ペロペロ 続けて舌を動かすと、ルドフルは声を出さずにスーッと息を吸い、その倍ほどの時間をかけて吐き出した。「何かあれば手を挙げるように言ったはずだったが…ふむ。トレーナー君、"それ"を少々我慢できるかね？」震えが一切無くなった声で、質問の体をした命令が下された
- 62二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 10:01:05
ぎゃああああああ文才！
ありがとう - 63二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 10:01:05
ｷﾞｭﾐﾐﾐﾐ ﾋﾞｯﾋﾞｨｰｯ ルドルフの指が先ほどまでの慎重さをかなぐり捨てて俺の歯茎を一息で撫で切りにする。突然の転調に鳥肌が立ち、思わず腹の奥から震えてしまった。顔が熱くなるが、ルドルフは全く気にしない様子でうがいをしてくるよう促してきた
洗面台から戻ると再びソファに座るよう目で誘導され——彼女は腰を上げて俺の正面に立った。「あーーーん」もう磨き終わったのでは、という疑問の余地を許さない端的な言葉。言われるがまま口を開けると、人差し指と中指がど真ん中にまっすぐ差し込まれた
「どうやらトレーナー君は歯の掃除だけでは物足りないようだ。舌も綺麗にしたかったのだろう？とはいえあまり不意打ちのような真似は関心しないな。何せ私の手を口内に入れているということは、私に生殺与奪の権を握らせているようなものなのだから」先ほどは驚いてしまった。危ないところだったよ、と続く。彼女の言うことはもっともだ。一切の抵抗もなく口を開けてしまったが、今だって口に銃口を咥えているようなものである。ムキになって予想外の行動をとるのは配慮に欠けていたと言わざるを得ない
「そのような目をすることは無いよ。責めているわけじゃない。さて、ひと段落ついたので舌も磨いてあげたかったのだが…歯茎よりも更に柔らかい部位なのでね。私では力加減が難しいかもしれない。だから…」
だから 自分で 磨いてくれるかい？
ルドルフと目が合う。感情は読み取れなかったが、これだけは言えた。自分は虎の……いや、獅子の尾を踏んだのだ
唾を飲み込みたかったが、残念ながらそれは叶わぬ願いであった
指先に舌を擦りつける。軽く、軽く…意外と難しい。「ﾌｯ…不安定なら腕を掴むといい」提案を受け、両手で彼女の前腕を握る。表情を伺おうと目線を上げると、ルドルフの瞳は怪しく輝いていた。直視できなくなり彼女の手に視線を戻す
中途半端にやると却って気を悪くするかもしれない。舌の奥の方からゆっくりと…
口蓋に当たる爪を感じながら、3往復ほど舌の上に彼女の指を這わせた。
ｽﾞｰｰｰｰｰ ｽﾞｰｰｰｰｰ ｽﾞｰｰｰｰｰ ｿﾞﾘｯ
ルドルフが左手を自身の顎に当て、徐々に荒くなる息遣いを隠していることには、この時の俺は気付かなかった
- 64二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 10:01:46
「お粗末様。美味しかったかい？」「！？」なんてことを言うのだろうこの子は。ちなみに今の構図は彼女の指から口を離そうとしたら空中に橋が架かりそうになったので慌てて両手で受け止めたところだ。なんとも情けない。しかも口の中に唾液が溜まっているので反論もできない
「ああ…すまないね。そんな目で見ないでおくれ」どんな目だ…？俺はそそくさと洗面台に向かい、手を流してうがいを繰り返した。少々――少々！ 想定外もあったが、口内は無事きれいになった。歯磨きは完了したのである
「どうぞ」ルドルフに場所を譲ると、彼女は右手をシンクの上に出し――中々蛇口を捻らない。「どうかした…？」自分の唾液で塗れた手袋を見るのは結構恥ずかしいのだった
「トレーナー君。いかがだったかな、この歯磨きは。助けになれたかい？」「――あぁ…助かったよ、ルドルフ。ありがとう」「それは重畳だ」彼女はもうしばし考えたのち、漸く手袋を洗い清めた。そして微かに固い声で次の言葉を紡ぐ
「ところで……私の方も食後の歯磨きがまだでね」ルドルフは鏡越しに俺の手元を見ているようだ
「君が"手を貸して"くれたら、助かるのだが」
・・・・・・・・
手袋をはめた左手を洗い流し、ソファに戻った。ルドルフは先ほどまで上気した顔をしていたが、もう落ち着いたようだ「最初は同じ手袋を使ってもらおうかと思ったのだがね」「…それは衛生的ではないよ」「同感だ。何より贅沢が過ぎると思わないかい？」贅沢？何がだろう。俺が首を捻っていると彼女は続けた「だってあんな薄皮一枚に、君と私、2人分の味を教えてやるだなんて。贅沢だよ」
そう言って彼女はこちらの方に頭を預けてきた。少し疲れたので…と言いかけるのを制して、理由などなくともいつだって肩も手も貸すと伝えた。彼女の尻尾がゆったりと満足気に揺れる
この日から、二人で夕飯を取った日は一緒に歯を磨くのが習慣になったのだった
- 65二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 10:04:24
- 66二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 10:05:57
- 67二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 10:16:39
このルドルフもなかなか倒錯的だな…… 良いものを見た
- 68二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 10:23:34
あんかけうどんのようなねっとりさ
- 69二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 14:16:25
このレスは削除されています
- 70二次元好きの匿名さん22/10/16(日) 22:55:18
夜あげ
- 71>>3622/10/17(月) 09:21:08
IP規制されて書き込めませんでした
徹夜で仕上げたので寝て起きたら感想ついてて嬉しい限り
先日他のスレでも辻SS投げたらなんかスレの流れ止めてしまったのかその後すぐ落ちてしまったのが心残りなので、語りたい人がいたら気にせずお気に入りの手袋シチュ等の話して欲しいです
出しゃばってごめんなさい、匿名に戻ります
じゃあね - 72二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 12:48:02
辻SSで救われる命があります、ありがとう
心からの感謝を全てのSS書きへ - 73二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 17:58:46
最初は手袋いる？て思ってた所に手袋の必然性まで含んだSSとは…
素晴らしい！ - 74二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 23:33:40
指先もいいが……人差し指と中指の間の又もいい
- 75二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 23:35:09
- 76二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 23:39:37
- 77二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 11:06:12
ほひゅ
- 78二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 11:06:51
保守だ