- 1二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:18:59
アオハル杯も終わり数ヶ月、私の引退も決まって徹底管理も無くなりすっかり自堕落な生活をしてしまってる。
（グラッセ⋯はもう寝てるよね）
徹底管理が終わってもビターグラッセの生活リズムは全く崩れなく、今もぐっすりと眠りについている。
（食堂行くか⋯）
深夜の寮の廊下は少し冷え込み避難灯の灯だけが足元を照らしていた。
寮の個人調理スペースにつき、腕を組む⋯何を作るか⋯？
徐に共用冷蔵庫を開けると実家から届いた野菜を寄付してくれてるのか大量のにんじん、玉ねぎ、じゃがいも⋯
（少しいただきます⋯！）
作る物は決まった。 - 2二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:19:19
売店でカレールーだけ買ってきて、調理開始。
玉ねぎは半分はみじん切り、半分は大きめに切る。
にんじんとじゃがいもは一口大に切って別の鍋で先に茹でておく。
みじん切りした玉ねぎを飴色になるまで炒めたら大きめの玉ねぎ、先に煮ておいたにんじんとじゃがいもを入れて水を足す。
灰汁取りをして野菜の硬さをみたら火を止めてルーを入れる。
私はこの市販のルーが溶けて鍋に入った物がだんだんカレーになっていく所が好きだ。
とろみがついたら完成！ - 3二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:19:35
⋯少し作りすぎたか？
鍋に入ったカレーは2人分ちょっとはある、このまま残しとくのは⋯うーん。
「あれ？ココン⋯さん？」
急に後ろから話しかけられて飛び上がる。
「ラ⋯ライス⋯」
「お、驚かしてごめんね！何か作ってたの？」
「小腹が空いてさ、気が付いたらカレー作ってた」
「カレー！良いなぁライスもね、お腹空いちゃって何か作ろうかと思ってここにきたんだ！」
「良かったらいる？1人じゃ食べきれないし」
「良いの？じゃあ貰うね！」
思わぬ救い船にホッとしながらカレーをよそる器を出して気がつく⋯
「ご飯を炊いてなかった⋯」
しまった⋯ルーだけで食べるしか無いか⋯
「レトルトのでいいならライス、ご飯あるよ！」
ライスが手に持つレトルトご飯、それは私にとってとても輝いて見えた。
「ありがとう⋯！ライス！」
思わずライスに抱きつく、真っ赤なライスが何かもちょもちょと言っているが私の感謝は止まらない。
「さて、この罪深い物を食べちゃいますか」
「ふふ、ライスたち、悪い子みたいだね？」
そんな事を言いながら暗く静かな食堂でカレーを食べる。
たまにはこんなのも良いなと思いながら。
完 - 4二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:20:12
百合を書こうとしてたらカレーを作ってた⋯何を言ってるか分からないと思うが俺もわからない！！
- 5二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:20:27
うっ…しゅき…
- 6二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:28:13
カレー食べたくなってきた
- 7二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:28:43
あああああ＾〜😇
- 8二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:37:16
大人しいココンSSも良いな
- 9二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:47:28
良い⋯！
- 10二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:47:53
こういう雰囲気もいいね……
- 11二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:21:02
ちょっと違うけどわかったさん思い出した