私のクリスマス

  • 1二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:12:38

    久しぶりの休みに私は近くの商店街に買い出しに来ていた。

    理子「クリスマスもすっかり過去の出来事みたいですね。」

    街はもうすっかりクリスマスムードは消えていて一部では年末の準備に取り掛かっていた。

    理子「今年のクリスマスも結局1人でしたか…」

    つい先日の甘いムードもなく書類仕事をまとめて片付けていた自分を思い出す。

    理子「まぁ一緒に過ごす恋人もいないのですが。」

    自嘲気味に呟いて、自分の部屋に帰ろうかと思った時ふと目の端の風景に目が止まった。

    理子「クリスマスケーキ…ですか」

    目の前にはクリスマスも過ぎてしまったために半額で売られているクリスマスケーキが並んでいた。

  • 2二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:13:00

    理子「折角ですし一ついただきましょうか。」

    クリスマスに誰にも見向きされなかったケーキと自分がつい重なってしまい、購入を決めた。

    理子「買ったはいいものの流石に1人で1ホールは厳しいですね。」

    手に持ったケーキを見ながら考えなしの行動を少し後悔したその時だった。

    ココン「あれ?樫本トレーナー?」

    理子「リトルココン、貴方も買い出しに?」

    ココン「いえ…そのつい暇でフラフラと散歩してて」

    理子「そうですか、丁度よかった少し私に付き合ってくれませんか?」

  • 3二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:13:24

    リトルココン「いいですけど、何に付き合えば?」

    理子「つい先ほど勢いで買ってしまったケーキがあるのですが、小さ目とはいえ1ホールを1人でというのは厳しくて」

    ココン「なるほど、是非お付き合いさせていただきます。」

    理子「私の部屋で食べましょうか。折角ですし貴方とゆっくり話しながら食べたいですね。」

    ココン「はい、アタシも…色々お話ししたいですし…その…楽しみです。」

    当日ではないものの、今年のクリスマスはいい思い出が作れそうだと期待に胸を弾ませ、私は彼女と帰路についた。

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