- 1二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 17:11:02
- 2二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 17:20:10
持ってないから無理だ
すまない… - 3二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 17:20:39
自家生産出来るだろう?お前ならやれる
- 4二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 17:31:28
「お疲れさまです、トレーナーさん!」
うー、寒かったー、なんて言いながら、担当ウマ娘のキタサンブラックがトレーナー室に入ってきた。
今は放課後、トレーニング前のミーティングの時間だ。
教室からトレーナー室までの廊下も十分に寒かったのだろうと推測する。
少し前まで夏だったにも関わらず、ここ数日で急激に冷え込んだ。
そのせいで風邪を引きそうだな、なんて会話をしたのは昨日の話だっただろうか。
だからか、
「あ、こたつ、出したんですね!」
と、まあ。そういうことだった。
足を冷やすのも良くないし、設置されているエアコンでは風情がないという気持ちもあった。
先日、キタサンブラックと一緒に出かけ、二人分の座椅子とセットで購入し、早速設置してみたところだった。
朝から早速使っているが、これがなかなかいい。
温かいし、何より落ち着く。
椅子に座りながら仕事をするのも良かったが、こうしてこたつに入りながら仕事をするのもなかなかどうして、悪くない。
キタサンブラックがワクワクした様子で、荷物を脇に置き、いそいそとこたつに入ってきた。
布団がまくれ上がり、少し冷たい空気がこたつに入り込む。
スカートのためか、余計に寒かったのだろう、キタサンブラックは笑顔を浮かべた。
「こたつ、温かいですね!」
そうだな、とこちらも笑顔を返した。 - 5二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 17:31:43
スレ主とは違うがここまでは書いた。あとは任せる。
- 6二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 17:33:56
あー これが蜘蛛の糸を切られた気分か
- 7二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 17:36:29
すまん、このあと予定があったな……素晴らしい概念だったからとっさに序盤だけでも、と思ってしまったんだ。
- 8二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 17:37:16
血の池地獄で待ってるわ
- 9二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 17:39:46
へぇ 犍陀多がレスしてる
- 10二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 17:51:48
生殺し♡
- 11二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 17:54:12
こたつに入りながら、二人でミーティングをする。
次のレースの予定、ライバルの脚質、走り方、それに向けた対策、実現するためのトレーニング方針。
その他諸々、キタサンブラックが勝てるように、二人で頭と口を動かす。
そうしてしばらく話し合い、落ち着いてきたところでため息を一つ。
「ふぅー」
そして、それが重なった。
なんとも気があうな、なんておかしな気持ちになり、笑い合う。
「トレーナーさん、ちょっと休憩しましょう」
そんなふうに言いつつ、キタサンブラックはこたつから抜け出し、お茶を淹れ始めた。
寒くないか、聞いてみれば、大丈夫です、と帰ってくる。
すぐにお茶は準備できたようで、こたつに戻ってきた。
そういえば、
「そういえば、お茶も急須も、二人で買ってきたんでしたね」
思考を先回りするように、そんな思い出を語られた。
そうだったな、なんて返しつつ、なんとも気があうことだ、と改めて思う。
全く同じことを考えていたのだ。 - 12二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 17:54:45
出先でポチポチ
- 13二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 18:01:13
お茶を飲んで一息つく。
美味しい。
こたつとお茶、なんとも和風な組み合わせで、キタサンブラックの雰囲気とも合っている。
キタサンブラックの勝負服もそんな雰囲気だし、なんて考えていたときだった。
こたつに入っている足に、こつん、と軽い感触。
「あ、すみません」
どうやら、キタサンブラックの足だったらしい。
小さなこたつだ、ぶつかることもある。
そんなふうに返したところ、そうですね、と返答。
ふと、キタサンブラックが何か思いついたような表情を浮かべる。
そして、どこか悪戯っぽい表情に移り、
「えいっ」
そんな小さな掛け声と一緒に、こちらの右足を、その両足で挟んできた。 - 14二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 18:09:55
キタサンブラック?
声をかけてみるが、悪戯っぽい表情から変わることもなく。
足の裏を撫でるように、足の甲をさするように動かされる。
くすぐったく感じつつ、なるほど、今日は少し甘えたいモードのようだ。
「ふふー」
本格化が進み、体つきは成長しているものの、まだ子供だ。
そういう時もあるだろう。
よし、それならば。
「ぅひゃっ?!」
こちらも、キタサンブラックの足を撫でてみた。
これには驚いたようで、悪戯っぽい表情が崩れた。
ニヤッと笑ってみせる。
驚いた様子も、こちらの表情を見たことで、すぐ落ち着く。
むしろ挑戦的な表情になった。
そこから先は、まあ。
お互い足を触り、撫で、絡め、遊ぶ。
時折漏れるくすぐったがるような声以外は、外から聞こえる他の生徒の声くらい。
静かに、しかし楽しいひとときだった。
その時、ふと閃いた!
このアイディアは、キタサンブラックとのトレーニングに活かせるかもしれない! - 15二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 18:11:01
以上! おしまい!
イチャイチャわかんないから、期待した展開と違ったら許して! - 16二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 18:13:03
うおおおおおお!!!!!!!👏👏👏👏
- 17二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 18:22:37
お見逸れしました
- 18二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 18:27:34
ふむ…こたつの中でちんこたつという訳だな
- 19二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 18:28:38
カイチョー、蛇足って言葉を聞いたことはない?
- 20二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 18:41:26
キタちゃんみたいな子が、気を許した相手に甘えるような悪戯するのとか良くない?
って思ったのでフレーバーに盛った。
少なくとも俺は好きだ。だから盛った。
良くない? - 21二次元好きの匿名さん22/10/14(金) 18:43:52
「あー……」
二人分のそんな悠々とした声が、寒風吹く外の光景をカーテンで隔離し、暖房器具により十分な熱を確保した室内に響いた。
「少し早めですけども、出しといて正解でしたねー、これ…」
「だなー…」
キタサンブラックとそのトレーナーは同意した。秋を飛び越してしまったような寒さの足音に対し、トレーナー室に対処策として置かれたのが、今まさに二人がその機能を満喫している電気こたつである。
やや高まった体温の熱を、スプーンで掬われるカップアイスで程よいバランスに戻す様子が、少しだけ早めに、現代的な冬の姿を表現していた。
ふと二人が、同時に足先に毛布以外の感触を発見する。当惑したのはごく短い間のみで、それが相方どうしの足先であることには二人とも即座に気づいた。
照れの感情の強襲を受けたキタサンブラックが、顔を赤らめつつ脚を体側に引っ込める。そのままそれを覆い隠そうとして、結局目線を窓側に移したまま、アイスクリームを口に含む、という形の行動で帰結した。
やがてミルクの甘みとバニラの香り、そして冷感を口に残したままで、キタサンはトレーナーの方に再び視線を戻す。彼はこちらに視線を向けていなかった。どうやら、彼も同じように思考していたようである。
キタサンの中にふといたずら心が姿を表し、行動の指針に転化する。
脚を再び戻すと、指を広げ、トレーナーの縮こまった足に自分のそれを合わせて、先程の状態を意図的に、しかもより能動的に再現したのである。
トレーナーが、びくり、とした表情をこちらに向け直す。珍しい表情が彼女をくすりと笑わせて、足先の攻勢を継続させた。
状況に困惑していたトレーナーが、その柔肌とくすぐったさで幸福感を認め、自分のごつごつとした骨格の足を、今度はキタサンの方に押し付ける。驚きと気恥ずかしさで少し顔を赤くしたキタサンを見てトレーナーは笑みを浮かべ、彼女もそれに釣られた。
それから少し、二人は足先を押し合い、あるいは絡め合い、触れ合わせながら、その都度微笑みを浮かべて、互いの好意を実感し続けていた。
カップの中身が空になる頃には、この時間も終幕を迎えていた。短い間でも、相手の肌の感触と温度を体感した喜びに満たされながら、二人は背を倒し、天井を眺めていた。