- 1二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 02:13:38
- 2二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 02:14:15
爺のキャラが公式からあんま出てないので捏造入るがよろしいか
- 3二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 02:15:37
全然おっけーです 捏造入れたら書けるんか...すげぇ...
- 4二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 02:30:36
あっぷ
- 5二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 02:30:52
『お待たせ』
自分はそう声をかける。
いかにも彼女の趣味といった感じのジャケットに身を包んだ___
タニノギムレットに。
「遅かったじゃないか。俺を待たせるとはな…」
『はは、ごめんごめん。君とのデートってなるとさ、気合い入れて準備したくなっちゃって』
「…ん?デート?」
『ん?』
彼女は豆鉄砲を食らったような顔をする。
少しすると顔を赤くして慌て出した。
「ま、待て待て!ワタシは買い物や食事を一緒にするだけだと聞いていたが!?で、で、ででで…デート!?」
『えっ…男女で一緒に買い物して食事って、デートじゃないか…?』
「〜〜〜!?」
しばらくして、彼女がようやく落ち着いた頃。
「ふ、ふん…まあいいだろう。俺とでで、で…デートをしたいと言う覚悟があるのなら、相応に楽しませてくれるんだろうな?」
『もちろん。絶対楽しませるよ』
「言ったな?………期待してるぞ…」
最後は小さくぼそりとした声。
『…期待には応えてみせるよ』 - 6二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 02:31:03
「…!こ、これは…」
革ジャンやベルトなどの、彼女が好きそうなものを取り扱っている店へと入る。
「おおお…!本革だ!見ろ!本革だぞ!」
『すごいな…作りががっしりしてる』
「ね、値段は…うっ…」
『…どれか1つなら買うよ』
「!!!…その言葉に嘘はないだろうな?」
彼女はそう確かめるように、しかし興奮を隠せないまま聞いてくる。
『嘘じゃないよ』
「ははっ、後悔するなよ!…さて、どれにするか…!」
彼女は尻尾を揺らしながら、一つ一つ革ジャンを見て回った。
「はぁ…格好いいな…」
彼女はうっとりと選んだ革ジャンを眺めながら言う。
『…喜んでくれたみたいで何よりだよ』
「ん…そろそろ腹が減ってきたな…」
『そこの喫茶店に行こう』
「ああ、行こう。もちろんワタシはブラックコーヒーで頼むぞ」
『…飲めるの?』
「失礼だな。飲めるに決まっているだろう」
『でもこの間ミルク入れて…』
「飲めるに決まっているだろう!!!」
彼女の圧に負けて、喫茶店に入りコーヒーを頼む。
…案の定彼女は逃そうにしていたので、ミルクも追加で頼んだのだった。 - 7二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 02:31:18
そんな楽しい1日も終わりを迎えようとしている。
気がつけば空はオレンジ色に染まり、カラスの鳴き声が響き渡っていた。
「…夕暮れ、か…夕暮れを見ているとつい感傷に耽ってしまうな…」
『楽しい日が終わるって寂しいからなぁ…ねえ、ギムレットは楽しめた?』
「…フッ、決まっているだろう。…お前が俺を楽しませようとしてくれていたのが伝わったし…」
彼女はどこか照れ臭そうに目を背けながら言う。
「…ワタシの趣味をしっかり考えていてくれたのは嬉しかった。ありがとう」
『……どういたしまして』
「…また一緒に出かけようか」
『そうだね、またデートしよう』
「でっ……わ、わかった」
夕暮れに太陽が溶けてゆく。
その太陽に照らされてか、否かはわからないが_
彼女は頬を赤く染めながら、こちらに向かって微笑んでくれていた。
「ほら、早くしないと俺が置いていくぞ!」
『ま、待ってくれ!ウマ娘が本気で走ったら追いつけないって____!』 - 8二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 02:31:57
- 9二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 02:34:28
- 10二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 02:38:06