- 1二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 01:07:31
- 2二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 01:08:33
なるほど煮込むから続きを描きたまえ、話はそれからだ
- 3二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 01:08:37
期待
- 4スレ主22/10/17(月) 01:09:37
- 5二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 01:12:54
🍲煮とくぞ
- 6二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 01:13:39
このレスは削除されています
- 7二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 01:14:31
それまで保守するか…
要は
ルフィ「(〇〇にキスされたのかこの痕…上書きしてやる…!)」首とかにキスする
ウタ「(執拗にキスしてる…そんなに私にマーキングしたいのかなぁ♡)」
みたいな感じってことでしょ?
尚痕は虫刺されとする - 8二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 01:15:32
楽しみにしてるで
- 9二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 01:18:45
待ってるぞ
- 10二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 03:28:47
保守
- 11二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 03:31:43
ウタがルフィの浮気を疑うスレは見たな
- 12二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 03:31:54
うーんスレ主に新しくスレ立ててもらった方がいいんじゃないか?
- 13二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 03:33:35
あ、マジで書いてくれるのね大好き
- 14二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 07:28:45
期待してます
- 15二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 17:26:23
保守
- 16二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 17:40:18
- 17二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 17:41:51
付き合ってるの?付き合ってないの?
- 18スレ主22/10/17(月) 17:50:03
- 19二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 18:08:39
期待あげ
- 20二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 22:09:43
きたーい
- 21二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 23:07:27
- 22二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 23:15:22
- 23二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 23:17:35
男性にとっちゃ死活問題なんだろうけど、どう考えても浮気してるルフィのやつはあった、内容的にくっそ荒れてたけど
- 24二次元好きの匿名さん22/10/17(月) 23:26:43
- 25スレ主22/10/18(火) 00:38:11
- 26二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 00:39:26
- 27スレ主22/10/18(火) 00:46:12
- 28二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 02:21:48
そのスレもパート2行ってるのにお疲れ様です。
- 29二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 02:23:13
このレスは削除されています
- 30二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 02:23:36
このレスは削除されています
- 31二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 02:23:52
このレスは削除されています
- 32二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 07:31:36
保守
- 33スレ主22/10/18(火) 16:26:18
保守
スマホの都合で今夜になります…後多分今日中に全部は終わらん… - 34二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 16:40:30
無自覚上位状態のウタは珍しい
- 35二次元好きの匿名さん22/10/18(火) 20:27:11
期待保守
- 36スレ主22/10/18(火) 23:54:34
「………」
モンキー・D・ルフィは、人生で一番と言っていいほどに緊張していた
今日は三日前に告白した幼馴染のウタと、新種の大型トビウオが目玉の水族館へ行く約束をしているのだった
今日この日に答えを出す、とウタは言っており、その時の様子は脈無しというわけではなさそうだった事から、足取りは緊張しながらも確かなものだった
その自信が、直後に失われることも知らずに
(ルフィの告白シーンから書こうと思ってたんですが何言うかマジで思いつかなかったので悩んだ末飛ばしました〜すいません) - 37スレ主22/10/19(水) 00:07:20
人混みの先、待ち合わせ予定地点の近くに、赤と白の見慣れた頭が見えた
「おーい、ウ...」
声を掛けようとしたところで、気付く
ウタが、男と話している、少し長めの金髪の、イケメンと形容されるのが相応しいタイプの美形の男だった
「...?今ルフィの声がしたような...?」
「流石に気のせいでしょ」
振り返るウタを、男が制する、ナンパかと思っていたが、そういうわけでもなさそうだ
「それでさ、ぶっちゃけたこと聞きたいんだけど」
男は、これまで話していたらしい話の続きをし始める
「ウタはさ、好きなの?それとも嫌いなの?」
「えぇ...それは......好き、だけどさ」
「じゃあ彼氏彼女ってコトでいいじゃん、不安がらなくても、俺がちゃんと幸せにしてあげるしさ」
何か、聞いてはいけないことを聞いてしまったような気がする - 38スレ主22/10/19(水) 00:07:37
「でも...」
「それにさ」
男が、自分にも幼少の頃より後は許したことがない距離感で、ウタに耳打ちをする
「...そっか、そうだよね、ルフィが可哀想だよね」
「おう、じゃ、行って来な」
これ以上聞いていたくなかった、男との知らない距離感、自分に対する同情の言葉が、胸に痛かった
ふらふらとした足取りで、待ち合わせ場所に歩き出す
ウタがそこに現れるのは、一体いつなのだろうか - 39二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 00:08:48
あげ
- 40書いててつらいのでネタをバラす22/10/19(水) 00:12:10
~ウタ視点(ルフィが去った後)~
「いつもありがとう、ルフィとの相談に乗ってくれて」
「いいってコトよ」
偶々見つけたところを捕獲したのに応えてくれるこの気のいい親友を持てた私は、幸せ者なのだろう
そして、今からもっと幸せになる予定だ
「それじゃ、そのルフィ君だっけ?の告白にオッケーしてきなよ、恥ずかしがらずに」
「うう...はい」
「大丈夫だって、心配しなくても、俺がこれまで通り相談乗ったげるからさ」
背中を軽く押されて、私は歩き始める
「というか、普段からその格好なんだね...」
「これだと変に声かけられなくて便利なんだよね、ウタもやってみたら?『男装』」 - 41スレ主22/10/19(水) 00:15:00
実は何書くかしか決めてなくて書き貯め無いから10分ほど待ってくれよな!
ちなみに耳打ちの内容は『勇気出して告白して来たんだからちゃんとウタの側も勇気出さないと』くらいの感じの内容だぜ! - 42二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 00:20:02
ある程度決めてるとは言え即興で書いてくってすごいな
- 43スレ主22/10/19(水) 00:30:22
待ち合わせの場所にどうやってついたかも覚えていない
ただ、辿り着いた5分ほど後に、ウタが来たことには気付けた
「ごめん!待たせた?」
いつも通りの快活なウタ、先程まで他の男と会っていたなんて、見ていなければ思いもしなかっただろう
「いや?全然大丈夫だ!」
いつも通りの声の張りはあるだろうか、自分はいつも通りの笑顔を作れているだろうか
そんなことを考えなければいけない現状が、たまらなく嫌だった
「そっか!それじゃ早速行こう!噂のトビウオってどこだろう!」
ウタに手を引かれ、水族館へ入る
昨日まで幻想的な別の世界のように見えていた水槽は、今はきっと牢獄のように見えるのだろうな、とぼんやり思った - 44スレ主22/10/19(水) 00:35:25
「楽しかったね!大きいって聞いてたけど、まさか飼育員さんが乗れるくらいの大きさだと思わなかった〜!」
「アレ、食ったらどんな味がするんだろうな…」
「もう!ルフィはそればっかりだね!」
ここは水族館のレストラン、どうにも見学楽しみにしていたはずのトビウオのショーも、どこか上の空で眺めてしまった
それぞれが頼んだ料理も食べ終わり、今は飲み物を啜っている状態である。
既に立ち上がってもいい頃合いなのだが、ウタが立ち上がる気配を見せないため、今も留まっている。
「………」
「………」
「……それでさ、ルフィ」
長い沈黙の末、ウタが口を開く
その声は硬く、表情には緊張が見て取れる
「この間の…告白、なんだけど」 - 45スレ主22/10/19(水) 00:40:56
「私さ、言われたあの時はびっくりしてさ」
それ以上言わないで欲しい
「思わず保留にしちゃったけど、本当はすごく嬉しかったんだ」
嘘なんて付かないで欲しい
「私もルフィのことが…その…」
それに、同情でそんなことを言われたら
「好き、だからさ」
そう言われた時、激しい吐き気と、昏い悦びが同時に湧いてくるのを感じた
「私もそういう関係になるの、その、嫌じゃないって言うか…」
辛い、悲しい、けれども考えてしまう
振られるよりはマシではないか、彼女は真面目な人間だ、きっと、自分と恋人になれば、少なくともその体を維持している間は、恋人として接してくれる
もし振られたら、きっと恋人どころか、幼馴染としての距離感ですら居られなくなる
なら、他に男がいたとしても、同情でも、思いに応えよう、と思ってくれた方がマシではないか - 46スレ主22/10/19(水) 00:43:53
「だからさ、ルフィ、私からも言うね」
ウタが、決定的な言葉を口にする
「私と付き合って欲しいの、私はルフィと恋人になりたい」
理性と本能が同時に叫ぶ
『断るべきだ』と、泳がされているだけの浮気相手になるなんて、真っ平御免だと
けれど
だけど
「……ホントか!?うれしい!ありがとう!」
自分の口からは、まるで違う言葉が出る
思わず立ち上がり、対面のウタを抱きしめに行ってしまう、顔はきっと笑顔になっているだろう
抱きしめられたウタの体が、脱力したのを感じる。
慣れているからだろうか、なんて考えてしまうことが、また嫌だった - 47スレ主22/10/19(水) 00:44:36
- 48スレ主22/10/19(水) 00:45:46
- 49スレ主22/10/19(水) 00:49:48
浮気してる交際相手とそれ知ってて付き合い続ける(それも惰性とかじゃなく)人の考え方知らないから想像で書いたのでリアリティとかルフィらしさ無かったらごめんなさい…ただREDでもそうだったけど細かいことは気にしない快活なタイプに見えて意外と繊細なキャラなのでワンチャンこういうこともあるかな…と
- 50二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 03:47:13
待ってまーす!
- 51二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 07:50:05
期待保守
- 52二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 16:22:50
保守
- 53二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 16:44:28
後で誤解解けたらルフィ内心赤面で済むかな…
- 54二次元好きの匿名さん22/10/19(水) 20:05:36
あげ
- 55スレ主22/10/19(水) 20:06:34
後15分ほどで帰宅するのでそしたら書き始めますね
- 56RED劇中歌を聞いて死ぬスレ主22/10/19(水) 22:48:11
次の日の放課後、ルフィはウタの学校の校門前にいた
なぜかは細かく覚えていないが、おそらく恋人になったのだから一緒に帰ろう、と誘いに来たのだったはず
ウタは声楽部の活動で少し遅くなる、だから、少し一人で考える時間があった
「(今のままじゃ、おれはずっとウタの『浮気相手』のままだ)」
それを良しとするのか
「(それはイヤだな....)」
では、もう一つ選択肢を取るかどうか
即ち、ウタに全てを打ち明け、別れを切り出すか、である
(遅くなった...) - 57スレ主22/10/20(木) 01:17:53
「(……それもイヤだ)」
理由はいくつかある
まず一つは、あの幼馴染への想いはこれだけでは断ち切れないこと
あの快活さも、歌が上手いところも、それに驕らず毎日練習を積み重ねているところも、負けず嫌いで気の合うところも、大きな夢があるところも、全部が好きだった
だからこそ、こんなことになってしまっても、彼女のことを嫌いになれないのだった
もう一つの理由は、彼女のあの時の言葉であった
「ルフィが可哀想だから」傍目から見れば傲慢とも取れる言葉だが、今の歪み始めたルフィにとっては、それはある種の優しさにも感じられたのだった - 58スレ主22/10/20(木) 01:30:22
「る、ルフィ!?」
ではどうすべきか、と考えたところで、校門からウタが現れる
その隣に昨日の男が居ないことに安堵しつつ、用意していた言葉を投げる
「会いに来た!一緒に帰ろう!」
「えっ…うっ、うん!」
少し顔を赤らめるウタにまたドキリとして、照れを隠すようにウタの手を自分の手で迎えに行く
その手が、今までとは違い、指を絡め合うように繋がれた時、唐突に脳裏に閃きが過ぎった
「(おれはウタと一緒にいたい、けどウタの二番目はイヤだ)」
「(なら、おれがウタの『一番目』になればいいんじゃねェか?誰も二番目になれねェくらいに)」
繋がれた手を、強く握り返す
『独占欲』という名の種が、芽吹いた - 59スレ主22/10/20(木) 01:30:43
続きは明日(今日)か明後日になります…遅くなってすいません…
- 60スレ主22/10/20(木) 01:33:10
ちなみにウタのこと信じないの?と書いてて思いましたが
流石に目の前であんな意味深なことやってるの見たら信じる以前の問題な気がしたのでセーフ…友達から言われたくらいならそんなことする訳ねぇって笑い飛ばせてたはずなのに自分で目撃したせいで友達に相談することもできず誤解も解けないのかわいそうだね… - 61二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:43:42
- 62二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 06:04:30
保守
- 63二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 07:25:51
ほs
- 64二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 14:32:24
保守
- 65二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 22:33:09
保守
- 66二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 00:20:55
ちょっと続き明日にさせて...流石に向こうのスレのSS書かないとヤバい...
- 67二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 00:32:42
お疲れさまです
- 68二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 07:03:49
保守
- 69二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 07:36:10
(一応概念スレだから概念について語るのも良いのでは…?)
- 70スレ主22/10/21(金) 17:39:28
というかそれが目的で立てました
- 71二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 01:39:30
保守
- 72二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 01:45:50
- 73二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 09:07:48
保守
- 74スレ主22/10/22(土) 09:12:00
- 75スレ主22/10/22(土) 16:22:39
急遽夜RED摂取する予定が入ったので21時ごろからあげます
- 76二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 16:35:32
このレスは削除されています
- 77二次元好きの匿名さん22/10/22(土) 23:47:01
このレスは削除されています
- 78スレ主22/10/23(日) 01:13:40
「私の勝ち!」
「ズリィぞウタ!そいつおれのキャラに強いやつじゃねーか!」
「ふふっ、負け惜しみ〜」
二人が恋人になってからしばらく後、二人はルフィの家でゲームをしていた
所謂おうちデートというやつであるが、ルフィは意図的にこれが多くなるようにしていた
理由はまたしても二つある、一つは、金髪の彼と行ったであろうデートと比べてどうか、というところを考えたのである
彼について知り合いのミーハーめの女子に聞いたところ、どうも彼はあの学校では『王子』などと呼ばれる人気者らしい
今隣で勝ち誇っている幼馴染の配信活動名が『歌姫』であることは不愉快な因果を感じさせるが、ともかくそんな相手と付き合ったのはウタが初めてのルフィでは分が悪い、少なくともこの件について暈して相談した友人達との特訓が終わるまではあまり取りたい選択肢ではなかった - 79スレ主22/10/23(日) 02:06:03
もう一つの理由は至ってシンプル、以前のようにウタと張り合うこの関係性が心地良いのだ
ゲームに全力を注いで、ウタの卑怯な手にかかりつつも真剣に競い合う
この時間だけは、醜い嫉妬や独占欲も忘れられる、と思っていた
なのに - 80スレ主22/10/23(日) 02:18:17
ルフィが
今やっているゲームにもそろそろ飽きた、次のゲームをやろう。
という旨を伝えるべく、コントローラーを置いてウタの方を見ると、ちょうどウタの方も全く同じ動作をし、ルフィを見ていた
口から言葉が出ない、半開きのまま止まった唇
無意識に顔を少し近づける
ウタの唇は、ルフィの少しカサついたそれとは違いぷるぷると瑞々しい様子なのがはっきりわかる
ウタの紫の瞳が、瞼に隠されて見えなくなる
ウタの後頭部に手を添え、そっと抱き寄せる
そして
始めての味は甘くて、そして少しだけ苦かった - 81スレ主22/10/23(日) 02:33:34
重ね合わせた唇を、少しきつく吸う
引き付けられたウタの唇を舌で割り開こうとして、慌てて自制する
頭に添えていない方の腕を、そっとウタの背中に回し、緩く抱きしめる
つもりが、段々両腕の力が強くなっていく、ウタが少し苦しげな反応を見せたのを感じ、慌てて唇を離すと、ウタはそのまま頭を胸板に預ける
「ルフィ、ぎゅってしてたいの?」
「……うん」
「じゃあ、私も抱きしめたげる」
その言葉とともに、彼女の細腕が背中に回される
それが優しく摩ってくれるのが心地良く、腕の力が抜けていく - 82スレ主22/10/23(日) 02:38:58
「眠い?」
「………ちょっとだけ」
「じゃあ、子守唄歌ってあげるからちょっとお昼寝しよっか、『この風は…』」
ウタの声が意識を微睡へと誘う
そのまま眠ってしまいそうになったところで、ウタが身動ぎするのを感じ取る
抱きしめる腕に、また力が入る。
ウタは少し抵抗すると、諦めたように再び脱力する
それに安心して、今度こそ眠りへ落ちていく
「……ウタ………」
「なぁに?」
「………どこにも行かねェでくれよ…………」
「………分かったよ、おやすみ、ルフィ」
「(膝枕してあげようと思ったけど、こうなったら仕方ないよね…それにしても、私が離れようとした瞬間腕の力が急に強くなったし、寝言でもこんなこと言うんだ…もしかしてルフィ、独占欲ってのが強いのかな?だとしたら…ちょっとかわいいかも)」 - 83二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 02:39:15
本当は甘いだけだったろうに・・・
- 84二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 10:46:30
微妙なすれ違いが
- 85二次元好きの匿名さん22/10/23(日) 17:16:30
保守
- 86二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 01:59:23
ほ
- 87二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 02:03:15
かわいそかわいい
- 88スレ主22/10/24(月) 02:13:06
- 89二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 06:39:48
保守
- 90二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 12:40:46
ほっしゅ!
- 91二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 18:42:57
よろしくお願いします!
- 92スレ主22/10/24(月) 23:04:34
「ここは三角関数の加法定理を使って~」
「おお~、やっぱウタって勉強教えるの上手いなァ!」
「そんなことないよ、ルフィの吸収が早いんだって」
ウタとの交際を始めてから一年が経った
今日は受験が数か月後に迫ったルフィの家で、勉強を教える、と言う口実のデートであった
「そうだウタ、明日って...」
「あー...ごめんルフィ、明日は友達と遊ぶ予定入れちゃってて...」
「...そっか!それならおれ、自分で勉強しとくよ!」
そして、ウタと彼との関係性もまだ続いている - 93二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 23:09:49
一年も勘違いし続けてんのかよ……
- 94二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 23:38:37
このレスは削除されています
- 95スレ主22/10/24(月) 23:40:39
塾に通う道中、遠くを歩く彼とウタの姿を何度か見かけた
ウタの他の友達らしき人との集団の時もあれば、二人きりの時もあった
しかし、親密そうな様子は初めて見た時と変わらなかった
「ううん...るふぃ、ごめん、30分だけねさせて...」
ウタが欠伸をすると、ふらふらと自分のベッドに倒れ込む
彼女が女性的な魅力にあふれていることは重々承知している、だが、この一年間キスより上の行為に発展したことは無かった
それは自分の抱えている悩みのせいで始まったことだが、ウタはそれに文句を言わなかった
謝罪したこともあるが「ルフィがそうしたいんでしょ?ならルフィのペースでいいよ」と軽く許してくれたのに甘え、ここまでずるずるとこの状態が続いている - 96二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 23:48:34
ウタはずっとルフィと順風満帆に交際できてて幸せだと思ってるんだよね
つら - 97スレ主22/10/25(火) 00:04:17
手元の問題がひと段落してウタの寝顔を眺めている時間、ふと、数日後に迫るウタの誕生日のことを思い出す
誕生日プレゼントは既に用意してあり、今日も部屋の棚の奥底に隠してある
もし渡されたらウタは驚くだろうか、喜ぶだろうか、それとも、「重い」と引いて、そのまま…
ぶんぶんと頭を振って嫌な想像を頭から追い払う
そして、左手で彼女の左手を取り、右手で彼女の髪を軽くかき分けて首筋にキスをする
「なァ、ウタ……おれを…」
おれだけを愛してくれないか
声にならない言葉は、窓から吹き込む風に流されてどこかへ行ってしまった - 98二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 00:08:05
障害なんて何もないのに勘違いから自縄自縛状態に陥ってるルフィくん可愛いねえ
- 99二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 00:11:46
この感じからするとウタの学校では男装女子有名な子だから誤解するとは思ってなかった感じかな。
でもルフィは噂とかそういうの知らないし。友達から教えられても(ウタ以外)興味ないみたいな。 - 100二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 00:12:55
ウタもウタでなかなか手を出してくれないルフィにもどかしい気持ちになってそう
「私って魅力ないのかな……」って男装親友ちゃんに相談してそう
そしてその場面をルフィが見ちゃう悪循環 - 101スレ主22/10/25(火) 00:14:35
- 102二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 00:27:10
期待
- 103スレ主22/10/25(火) 00:41:03
後次の次かその次くらいの内容でワンチャンバスターコール食らいかねないんだけど...書いていいか...?
- 104二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 00:44:49
書いて欲しいんですけど、バスターコールされたときはpixivとかハーメルンでも見れるようにしていただけると助かります……
- 105二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 00:45:49
- 106二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 00:46:12
(バスタコールは怖いけど読みたい)
- 107二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 00:47:58
わー!楽しみにしてたSSだったので嬉しいです!ありがとうございます!
- 108スレ主22/10/25(火) 00:59:51
〜〜数日後、ウタの誕生日〜〜
勉強会が終わり、ウタがこれから帰ろうとする時
いつもはこのまま送っていくのだが、今日は違う
懐から小箱を取り出して、手渡す
「ウタ!これやるよ!」
「なにこれ、誕生日プレゼント?」
「おう!」
「今開けてみてもいい?」
「いいぞ!…あんまり喜んでもらえるかは分かんねェけど」
ウタが箱を開け、中に入っていたものを見て目を丸くする - 109スレ主22/10/25(火) 01:24:59
「これ…ペアリング?」
箱の中には、二つの指輪が入っていた
銀色に輝くそれには、縞模様の入った緑の石が嵌まっている
「付き合って今日でちょうど一年だからよ、二人で使えるモンがいいと思って」
「そうなんだ…」
「付けてみろよ!」
台座から一つを取り外し、さりげなくウタの左手、その薬指に押し当てる - 110スレ主22/10/25(火) 01:25:27
(マラカイト
宝石言葉は「危険な愛情」) - 111スレ主22/10/25(火) 01:33:33
「それじゃ…今、付けるね?」
彼女の細い薬指が、するりと指輪に通される
それを見て、自分ももう一つを手に取り、薬指に嵌める
「……なんだか、こんな風に付けると…結婚指輪、みたいだね」
言ってからウタの顔がほのかに色づく
「う、うん…」
自分の顔はそれ以上に真っ赤だろう、自分の思惑が見透かされていたことへの羞恥心と、それを受け入れてくれた喜びで、心臓が跳ねる
「……ほんとに嬉しい、ありがとうルフィ」
そう言った彼女の笑顔に、心がとても温かくなった
なのに
「私もさ…その、えっちな事とか…したいんだよね」
どうして、こうなっているのだろう - 112スレ主22/10/25(火) 01:33:53
- 113二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 01:35:50
良いよ。睡眠も大事だよ。
- 114二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 01:35:54
書いて欲しいけど無理はしないで……
- 115二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 01:36:00
- 116二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 07:00:54
保
- 117二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 15:07:29
保守
- 118二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 21:12:14
シュシュトリアン
- 119二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 01:41:40
支援
- 120スレ主22/10/26(水) 08:37:27
〜〜翌日〜〜
ルフィはその日、塾の授業が入っており、ウタは友人と遊ぶ、と聞いていた
だから、塾に向かう途中、ウタが彼と並んで歩いているのを見ても、大した動揺はなかった
ただ、今日の内容は頭に入らないだろうから復習をしなくてはいけないな、とぼんやり思っただけで
しかし、いつも見かけた時とは違う
気付くのが遅れたせいか、二人と自分の距離が、かなり近いのだ
見咎められないようにそっと麦わら帽子を外す
尾けている訳ではないのに、自然と歩く速度少し早くなる
そうして近づくと、二人の会話が聞こえ始めた - 121スレ主22/10/26(水) 09:10:59
「…でさ、聞いてる?」
「うん、聞いてる聞いてる」
「それはあんまり聞いてない時の反応だけど…まあいいか、とにかく、私たちの関係をもっと進めたいんだ」
「それに…私もさ、その、えっちな事とか…したいんだよね」
「ルフィ君は?」
「ルフィとは心が………幼馴染と変わらない感じ……………」
「取り敢えず………行こっか」
二人が道を外れ、どこかへ歩き去っていくのを呆然と立ち尽くして眺める
彼との関係はそんなところまで進んでいたのか、それに、離れてしまって聞こえづらかったが…ウタの中で、自分はまだ幼馴染のままらしい
雨は降っていないのに、雨粒が落ちたように地面が濡れた - 122スレ主22/10/26(水) 09:17:03
5分後、近くの喫茶店にて
「ルフィとは心が繋がってるからいいんだけどさ…やっぱりもっと進んだ関係になりたいの、今のままじゃキスする以外ただの幼馴染だった頃と変わらないんだもん!」
「そう思うのは良いと思うけど…ルフィ君側はどうなのよ、あんまりノリ気じゃないんでしょ?」
「私が寝かけてる時にたまに突っついてきたり、変なところへの視線感じる時もあるから、私に興味がないって事じゃないみたいなんだけど…」
「なら他の理由があるんでしょ、分からないなら強硬手段に出ないほうが無難だよ」
「でも……」
「……これは半分戯言と思ってくれて良いけど、関係を進めたいなら他に出来ることもあるよ?」
「なに?」
「それはね───────」
「(絶句)」
「まあ、私もこれはかなりぶっ飛んだ話だと思ってるし、聞き流してもいいよ」
「ううん…どうしてもダメそうなら、するかも、あんまりルフィに無理させたくないし、それに私としても嬉しいから」 - 123二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 09:24:11
とことんタイミング悪いなルフィ
もういっそ突撃すれば誤解も解けようものを - 124二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 19:42:42
保守
- 125スレ主22/10/27(木) 00:06:59
「…………」
ルフィは、家にぼんやりと籠っていた
あの後、塾に向かう気力すら無くなり、辛い時の癖で無意識の内に家に帰り着くと、電気も着けずに布団に寝転んでいた
考える、どうしてウタは自分を選んでくれないのだろうか
顔は正直負けている、自分も野性味のある悪くない顔をしている、と友人には言われるものの、やはり美貌が学外にも知れ渡る奴には敵わない
勉強はどうだろうか、自分はウタの手を借りて、なんとかウタと同じ大学に行くことは出来そうだが、それで負けていない、というのは些か難しそうだ
実家、見るからに高い服を着ていたから、きっと金持ちなのだろう、自分の祖父は警察高官だが、立場を私用に使う人ではないし、父はうわさによるとどこかの国で政治家をやっているらしい、だったらなんだ
人間性?こんな醜くて卑賤で浅ましい考えをする人間がそんなもので勝負になるわけない
……力なら勝てる、昔から運動部だし、奴は見るからに細かった
おれには力しかない、だったら力で、力でウタを…!
立ち上がったところで、インターホンが鳴る
急速に頭が冷えていく
自分は今何をしようとした? - 126スレ主22/10/27(木) 00:40:31
ウタは大切な幼馴染だ、物心つく前からずっと一緒で、その大きな夢を持つ姿に、自由と唄を純粋に愛する心に、恋をした
誰よりも大切で、例え浮気されていても見て見ぬフリをするほど愛している
そんな彼女を、今自分は力で組み伏せ、蹂躙し、穢して己のモノにしようとした
洗面所に駆け込む、流れ出して貯まる水面に当たる自分の顔がひどく歪んで醜く見えたのも束の間
「うっ…オエッ、オロ゛ロ゛ロ゛ロ゛」
口から吐瀉物が溢れ出す、饐えたにおいが充満し、さらに気分が悪くなる
その時
ガチャリとドアが開く音がした
「ルフィ?塾サボ…どうしたのルフィ!?大丈夫!?!?」
そこから駆け寄ってきたのは、最愛の彼女、ウタであった - 127二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 00:41:24
- 128スレ主22/10/27(木) 00:42:29
- 129二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 00:42:37
ウタは誤解されてること自体知らないんだ…
- 130スレ主22/10/27(木) 00:47:40
「…ルフィが塾来てないって連絡が来たから見に来たけど、体調崩してたの?大丈夫?」
ウタが自分を気遣う様子を見せる
「だ…大丈夫だ」
「自分で気付いてるかわかんないけど、今フラフラだよ、晩御飯も食べてないでしょ」
「く…食った」
「嘘ばっかり、顔色見ればわかるよ。今はまだ食欲ないかもしれないけど、取り敢えずお粥作ってあげるから食欲出たら食べなよ!」
ウタはそう言うと冷蔵庫を開け、食材を探し始める
不安気なその表情に、良くない考えが浮かび始める - 131二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 00:54:18
救いは……
- 132スレ主22/10/27(木) 01:03:26
- 133スレ主22/10/27(木) 01:08:44
その後、熱を測ってみると、本当に体調を崩し始めていたのか、37度台の熱が出ていた。
「37度ならインフルとかじゃないと思うけど、心配だから今晩は泊まるよ、何かあったら私を呼んで」
ベッドに寝かされ、隣の椅子から氷枕をタオルで包みながらウタが言う
「じゃあよ…」
「どうしたの?」
「こっち、来てくれよ」
「うん、いいよ」
立ち上がってこちらに近づいてきたウタを、上体を起こして抱き締める
「ウタ…ウタ…!」
「わっ!…分かるよ、体調が悪いだけじゃなくて、何か嫌なことがあったんだよね?今日はずっと一緒にいてあげるから、安心して寝よ?」
抱きしめ返されて耳元で囁かれた内容から、さっき考えていたことが明確になる
『自分が体調を崩している間は、ウタを独り占めできるのだろうか』 - 134二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 01:09:47
ていうか救いも何もルフィが勝手に勘違いしてるだけで最初から幸せは手の中にあるんだよね
- 135スレ主22/10/27(木) 01:18:57
「じゃあ、大学行ってくるから、今日は夕方まで授業あるし、ご飯は炊飯器のを食べて、作っておいたおかずはラップかけたままチンしてね」
あれから一週間、おれは今でも病人のままだ
どうやら精神状態というのは思っていたよりも体に反映されやすいらしく、今でも体の調子が良くならない
ウタは、自分の症状があまり改善しないのを見て、看病のためにアパートに泊まり込み始めた、ここから大学へ行き、授業間にメールでちょくちょく確認しつつ、終わった後は帰ってきて世話を焼く、学校以外では、他の男と会う暇はほとんど無い
ウタが自分のことをずっと考えている、ある種望んでいた生活
だが、こんな生活はそろそろ終わりにしなくてはいけない
彼女が例の彼だけでなく、他の友人からからも心配の電話を掛けられていることを、知っていた
ウタが最近歌の練習が出来なくて、少し困っていることも、知っていた
ウタの歌に対する真剣なところや、自由を愛するところに惹かれた自分が、その邪魔をしていいわけがない - 136二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 01:24:25
やったぁ!
- 137二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 01:25:39
このレスは削除されています
- 138スレ主22/10/27(木) 01:26:16
「なぁ、ウタ」
帰ってきたばかりのウタに、告げる
「おれ、明日からまた学校行くよ、塾も行ける」
「え?でも、まだ身体全然…」
「いーんだ、おれは元々強いからな、こんなもんへっちゃらだ!」
笑顔を作って見せる
「だからさ、ウタも無理しておれん家に来なくていいぞ、こっからだと大学ちょっと遠いだろ?」
いっそ、遠ざけた方がいいかもしれない
おれは、ウタと離れることに耐えられない、きっと地獄のような苦しみを味わうだろう、けれど、これ以上近くにいれば、きっと彼女の心が離れるくらい束縛してしまうだろう
「…………」
ウタは難しい顔をして、黙りこくる
もしや、もうすでに愛想を尽かされていて、今から始まるのは別れ話なのかもしれない
「(どうするか悩んでたけど、今言い出すしか無さそう)……ねぇルフィ」
「な、なんだ?」
声が震える
「前から言いたかったんだけど…」 - 139スレ主22/10/27(木) 01:26:38
「結婚しようよ、私たち」
- 140二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 01:27:03
!?!?
- 141スレ主22/10/27(木) 01:27:29
明日か明後日最後まで書く
支部に上げるために全文コピーしなきゃいけないマジ? - 142スレ主22/10/27(木) 01:29:40
- 143二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 01:35:06
行けウタ!
ルフィを押し倒せ!
どれだけ一途にルフィを愛してるか分からせてやれ! - 144二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 07:25:04
保守
- 145二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 15:26:23
保守
- 146二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 19:59:32
h
- 147二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 20:31:05
保守
- 148二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 20:38:21
続いてくれなんて言わねぇよ!SS書きには自分でなることにしたんだ!
- 149二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 21:18:26
今日完結まで書くので安心してくれ
- 150二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 22:38:33
- 151二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 22:48:20
- 152二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 23:19:37
- 153二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 23:22:56
- 154スレ主22/10/28(金) 01:00:31
「………えっ」
ウタが何を言ったのか理解できなかった
けっこん、ケッコン、血痕、結婚………
「ケッコン!?!?」
あっカタカナのままだ - 155二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:01:55
保守
- 156二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:08:21
- 157スレ主22/10/28(金) 01:13:56
- 158スレ主22/10/28(金) 01:38:20
動揺を抑えて尋ねる
「な、なんで急にそんなことを?」
「えっとね」
ウタは顔を真っ赤にして言葉に詰まっている、すごく可愛い
「ルフィ、最近ずっと苦しそう、だんだんマシになってきたけど、すごく心が弱っちゃってるんだよね」
「なんでかは分からないけど、私はルフィの力になりたい、一人で全部抱え込まないで、一緒に背負わせてほしい」
「だから、恋人よりももっと強く、お互いを支え合える関係になろ?」
「…それにね、私ルフィとこのままの関係でいたくないんだ」
「一緒に遊んだり、勉強したり、ご飯食べたり、そういう時間はすごく楽しいけど、それだけじゃ昔の、ただの幼馴染だった頃と変わらないじゃん」
「キ…キスもしたけど、小さい頃も偶にしてたし、結局そこから進んでない」
「私はルフィの特別な人になりたい、結婚して、赤ちゃん作って、同じお墓で眠りたいの」 - 159スレ主22/10/28(金) 01:39:48
(ここめちゃくちゃ表現凝らなきゃいけないところだから散々書き直した上にオナバREDが面白すぎてワンチャン今日書ききれずに寝落ちしちゃうかもしれんごめん)
- 160二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:49:26
好きだ
- 161二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:01:46
スレ主のペースで続けてくれたらええんやでニッコリ
それはそれとして、ウタの告白が真摯でたまらん - 162二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:13:19
このレスは削除されています
- 163二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 03:13:24
- 164二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 07:38:26
次も楽しみ
- 165二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 16:54:32
保守
- 166二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 17:25:45
ほ
- 167スレ主22/10/28(金) 20:07:03
「………どうかな?」
ウタが笑顔で問いかけてくる
しかし、その声は微かに震えており、引き攣れた口元と合わせて、無理しているのが丸わかりだった
もしここで自分が「嫌だ」と言えば、彼女は笑顔でこの話を無かったことにして、後で一人で落ち込むのだろう
とはいえ、こんなにあからさまでは不安なのもすぐに察せてしまう…と思ったところで、先程の自分は今のウタよりきっと遥かに分かりやすかっただろうな、と思い至る
「………」
黙っているのを否定の意思と判断してか、表情が曇り始める
そんな顔をしてほしくはない、答えはもう決まっているのだし
や
「分かった!結婚しよう!」
「えっ本当!?てっきり断られる空気だと思ってた…」
断るわけがない
彼女が自分を相手に選んでくれるというのなら、断る理由など何処にもない
その前に一つ解決...確認しなくてはいけないことはあるが - 168スレ主22/10/28(金) 20:55:54
- 169二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 20:58:42
おまえのSSだ 好き勝手にやりゃいいじゃねえか
- 170二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 21:26:51
オチのネタバレになっちゃうから詳細聞けないけど、書きたいように書いて欲しいかな
- 171二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 22:08:09
グララ、スレ主の書きたいように書いて体にワリィことがあるか...
- 172二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 00:14:59
やりてぇ様に出来ねぇなら!俺はSS書きをやめる!
- 173スレ主22/10/29(土) 00:55:02
~~二日後~~
二人は、ルフィのアパートの机に向かい合って座っていた
机の上には一枚の紙が置かれており、そこにはエースとベックマンの名も書いてある
あの逆プロポーズの後、いったん結婚のための段取りを調べてきた
式は卒業後で良い、とのことなので証人探しということになった
まずは自身の保護者である祖父、ガープに連絡したところ
「経済的に自立しきっていない現状ではあまり良くないじゃろうが,..お前たちは年齢的には問題ないし、本気なら止めん、ただしわしがその証人となることもせん」
という消極的容認の立場を取ったため、義兄のエースに頼んだところあっさりと承諾を得られた
もう一人はウタの関係者から選びたい、ということだったので、ウタの父親であるシャンクスが経営する会社『RED FORCE』の副社長、ベックマンに頼めば、少々の説得の必要はあったものの、こちらも承諾してくれた
その前にシャンクスにも電話で相談してみたが
「ウタは死んでもやらん!...いやルフィ以外と結婚させるつもりがあるかといえば全くないんだが、まだ早いんじゃないか?そう、出来ればあと七年くらいは俺たちの娘で...」
等と世迷言を口走り始めたので取り敢えず切っておいた - 174スレ主22/10/29(土) 00:55:30
(ルフィ側は未成年者だから承諾いるんじゃね?と思ってたけど現実の方だと成人年齢の引き下げで要らなくなったっぽいんでそっちを採用します)
- 175二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 00:59:56
まあ現パロいうてもそこら辺はテキトーで良いと思うんです
- 176二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 06:46:56
- 177二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 06:59:37
- 178スレ主22/10/29(土) 10:40:25
うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!!!1
- 179スレ主22/10/29(土) 11:14:08
「で、あとはここに私たちの名前を書いて、役所に提出すればいいんだけど...」
ウタはそこで言葉を切り、頬を両手で引っ張ってくる
「聞ーいーてーるー?」
「悪ィ、ちょっとぼーっとしてた」
「まったくもう、とにかくルフィも名前書きな、はいペン」
ペンを渡されて一瞬迷う
本当に聞くべきか、あんなに情熱的な告白をされておいて、そんなことを言い出すのは不実ではないかと
しかし、その答えも明確だ
こんな気持ちを隠して、何の憂いも何の疑いもないように接すること、そちらの方が余程不実だ
だから
「...なぁ、ウタ」
「なに?」
「あの金髪の男、誰だ?」 - 180スレ主22/10/29(土) 11:25:17
「...ん?えーっと...」
ウタが心当たりがない、というような顔で首を傾げる
「あの髪が長めの奴だよ」
「うーん...あっ、あの子!?○○!?」
ようやく思い当たったらしい、○○というのは聞いた『王子』の名前だし、おそらく間違いないだろう
「そうだ、前から何回か仲良さそうなの見掛けてよ...」
「あーっ...そっかアレそういう風に見えるのかぁ...」
やはり何か事情があるようだ、問い詰めようとする精神状態じゃなくて良かった
「...えっとね、ちょっと信じ難いだろうから証拠見せるけどさ」
「..うん」
ウタはスマホをいじると、程なくして一枚の画像を見せてくる、それは、ウタとその女友達数人で撮ったらしき写真だった
そして、その中には、女性らしい格好をした、あの『王子』もいた
「あの子、女の子なんだよね...」
それを聞いた瞬間、肩の力が抜けて、思わずぐにゃりと倒れ込んでしまった
一年以上背負っていた荷物は、どうやら自分で思っていたよりずっと重かったらしい - 181スレ主22/10/29(土) 11:50:03
「よかった...ごめん、ずっと迷惑かけて」
「いや見た目が見た目だし仕方ない...え?迷惑?もしかして前から悩んでたことってこれ?」
無言で頷くと、少しウタの目が据わる
「どのくらい思ってたの?」
「い...一年くらい前、おれがウタに付き合ってくれって言ったのの次の日から...」
「そんなに前から!?」
「だってよ、もしほんとに...」
「浮気してたら?」
「浮気してたら...嫌われて、どっかいっちまうと思って...」
そんな未来、想像しただけで吐きそうだ
「はぁ...ルフィ、あんたちょっと眼瞑って、歯食いしばってなさい」 - 182二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 15:51:27
- 183スレ主22/10/29(土) 18:13:58
5~6発殴られる覚悟で目を硬く瞑る
訪れたのは、強い衝撃...ではなく
全身を包むような体温と柔らかさ、そして息遣いだった
抱きしめられている、そう気づいた時、耳元で囁き声がする
「私はルフィの事嫌いにならないし浮気もしないよ、そんな軽い気持ちなら学生結婚しようなんて言わない」
「そして、ルフィが不安だったのは私のこと大好きだからってこともわかってる、だからそんな泣きそうな顔しないで、そっちの方が悲しいし」
「..それでもおれは、ちゃんとケジメつけなきゃダメだ」
「本当に気にしなくていいんだけどなぁ...それで?何するの?」
自分を愛してくれるウタに、何が出来るのだろうか
愛を疑った自分は、どんな償いが出来るのだろうか
そう考えた時、一つアイデアが浮かんだ
「...にしし!まだ秘密だ!」
「えぇ?何それ...まあ、後で教えてくれるならいいよ」
「おう!楽しみにしててくれ!」 - 184スレ主22/10/29(土) 19:35:39
後バスターコールされるとこの冒頭とエピローグ投げて終わりのはず...クッソ難産...
- 185スレ主22/10/29(土) 19:45:52
「...ところでさ、ルフィ」
「ん?なんだ?」
解決から一時間後、無事に提出も終わり、リビングで一緒に対戦ゲームをしていた時
足の間で体育座りをしているウタがふと話しかけてくる
「...もしかして、一年もシたがらなかったのって、さっきの話の影響?」
「!?」
図星を突かれ、思わず吹き出しそうになるのを堪えるも、操作が覚束なくなり、あっさりと敗北してしまう
「あっ!?ずりーぞ!人が動揺してる隙を突くなんて!」
「ふふ、負け惜しみィ~」
「ぬぐぐ...」
「で、どうなの?」
話を戻されてしまった
「...うん」
「じゃあ、今は大丈夫なんだよね?それとも、私とそういうことしたくない?」
「そんなことはねェけど...」 - 186スレ主22/10/29(土) 20:13:30
ウタがコントローラーを置く
そして、こちらに向き直ると、全身を密着させるように抱きしめてくる
背中に回されたウタの指が背筋をなぞり、耳元に息を吹きかけるように囁く
「びくびく震えてる、それにすっごくガチガチ♡」
そのままわずかに身じろぎする、体同士が擦れて、僅かにくすぐったく、そしてそれ以上に
「今はしたくないの?そんなことないよ~って感触はするんだけど」
言葉が紡げずにいると、ウタは背中から手を離して、立ちあがる
名残惜しむ間もなく彼女は自分の鞄をごそごそと漁ると、そこから一つの箱を取り出す
そのまま戻ってくると、脇にその箱..小数点以下の数字が書かれたそれを置いて再び抱き締める
「ルフィが選んでいいよ、シたいならその箱を開けて、シたくないならどけて、そしたらまたゲームしよ」
しばらく悩んで、それから
おれは、箱の縁に手を掛けた - 187スレ主22/10/29(土) 20:14:25
- 188スレ主22/10/29(土) 20:34:57
「...寝ちゃったか」
子守唄を歌いながら、ふと昔の事を思い出していた
ベビーベッドには赤と黒の髪の息子と、白と黒の髪の娘が、手を繋いで眠っている
電気の消えた部屋から出ると、旦那が後ろから抱き着いてくる
「わっ、びっくりした」
「あの子たちはもう寝たのか?」
子供が産まれてからまた微妙にやきもち焼きになった彼の腕からやんわりと逃れる
「そういうのは後、せっかく結婚記念日なんだし、ちょっとお話しない?」
椅子に座り、電球に照らされてきらりと光る左手の薬指に目を向ける
結婚した数か月後、彼が真っ赤になって私が気になっていた指輪を贈ってきた時は驚いたけれど、とても嬉しかったのを今でもよく覚えている
彼も私ももう社会人になって、過ごす時間は...さほど変わらないけど、どうしているのかが分からない時間は増えた
そこで、お互いの事をもっと知りたい、という思いから、時々最近あったことの話をするようになったのだ
さて、どんな話から聞こうか...と思ったところで、ある話を思い出す
昔から変わらず、彼はちょっと意地悪なことをするとすごくかわいい反応を返してくるのだ、そんなところもとても好きなのだが
本当はどんな事情を抱えている人で、彼にそんな気持ちは無いことも知っているのだけれど、あえて聞いてみる
「ねぇ、お菊って人はどんな人なの?」
びっくりした顔、なんだかとても愛しくて、思わずキスしてしまった - 189スレ主22/10/29(土) 20:35:11
これでSS終わり...なんかめっちゃレス使っちゃったな...
- 190スレ主22/10/29(土) 20:39:49
概念スレのつもりで建てたのにほぼSSスレになっちゃった
次スレいる? - 191二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 20:50:26
できるなら…まだこの概念見てたいって思っちゃダメですか!?
- 192二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 20:51:28
このssをお出しされたら概念じゃなくss望んじゃうなあ
- 193スレ主22/10/29(土) 22:36:04
- 194二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 22:54:49
この絵柄...何処かで見たことあるような無いような...。とにかく感謝しかねぇべ。
- 195二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 01:01:56
書いてくれて…ありがとうっ!!!
- 196スレ主22/10/30(日) 11:49:27
支部には今日か明日に上げます
ちょっと修正入れる(地の文の一人称あえて使い分けてたんだけど使い分けところどころミスってるの直したりする)ので明日になりそう - 197二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 13:24:30
このレスは削除されています
- 198二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 21:39:35
ルフィかわいかったです!
- 199スレ主22/10/30(日) 21:48:09
- 200二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 23:20:56
200なら一家はこれからも幸せ