カウガールSS【カウガールとトラ】

1二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 22:11:42

｢ここは特に問題なさそうね｣
太陽が眩しく照りつける広大な荒野の中を、カウガールがパトロールしていた。
｢このエリアは本当に熱いわね。早く町に戻って、バーで冷えたコーラを飲みたいわ｣
首に巻いたスカーフを一旦解き、額から流れる汗を拭う。
ブーツの拍車をガチャガチャ鳴らしながら、足早に町へ戻る途中のことだった。
大きな岩の陰からチラッと見える、オレンジと黒の縞模様をした何かがふと目に入ったのだ。
｢何かしら？｣
カウガールはふと足を止め、岩の方へと歩み寄る。

2二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 22:12:44

いらない

3二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 22:14:08

待っていた！

4二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 22:19:26

｢えっ！？ウ、嘘でしょ・・・！！｣
岩の陰にいたオレンジと黒の縞模様の物体の正体はなんとトラだった。
陽の当たらない涼しい岩の陰に身を隠し、気持ち良さそうに居眠りをしている。
｢な、何でこんな所にトラがいるの？おかしいでしょ｣
カウガールはとにかく急いでその場から離れようとした。

5二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 22:28:44

しかし少し足を動かしただけで、ブーツの拍車がカチャカチャと音を立てる。
その金属音でトラが目を覚ますんじゃないかと考えると冷や汗タラタラだ。
カウガールは極力爪先立てて歩き、少しずつだが前進しトラから離れていく。
何とか100メートルほど離れたサボテンの所まで辿り着くことができた。
そおっとトラの方に目を向ける。トラは気持ち良さそうに昼寝をしたままだ。
カウガールはホッと胸を撫で下ろした。

6二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 22:36:22

THE END

7二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 22:38:23

おあ、今回は短いしタフじゃないのね！
(よかったのやら、そうでないのやら)

8二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 22:39:53

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9二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 22:44:33

その時だった。
青空が突然黒い雲に覆われ、雷がゴロゴロと鳴り出した。
その雷鳴でトラが目を覚ましたのだ。トラは100メートル先にいるカウガールの姿に気付く。
トラはカウガールが昼寝の邪魔をしたんだと思い込んで怒り、彼女に向かって突進した。
｢えっ、ちょ、ちょっと冗談でしょ！？ウ、ウワワワワワ！！｣

10二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 22:48:00

カウガールは急いで逃げるが、トラがすぐ近くまで迫ってきている。
とにかく死に物狂いで走った。走って走って走りまくった。
すると小さな小屋が見えてきた。
｢あそこに隠れるしかない・・・！！｣

11二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 22:50:10

なにっ