- 1二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:05:04
- 2二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:06:06
「戦闘準備だ‼︎急げ!!!」
「カワイイんだけどキャプテン♡」
「ハリ倒すぞお前ら!!」
黒ひげ海賊団の強襲を受けたハートの海賊団は現在
揃いも揃って性別が"女"になっていた。
「だが、『四皇』戦で学んだ…!!!」
「破れる筈だ…過剰な覇気に"能力"は通じねェ!!!」
ローは全身に覇気を漲らせる。
覇気とは全ての人間に存在する「意志の力」
その強度によっては悪魔の実の効果すら打ち消してしまう代物だ。
30億の男の覇気はそんじょそこらの凡夫とは文字通り『格』が違う。
覇気を纏わせたローの身体はみるみる元の姿に…
「何故だ…何故戻らない!!?」
戻らなかった。
「アハハ…ゴホッ」
「ッッ!!何がおかしい!!?」
そんなローを嘲笑う者がいる。
ロー達にこの奇病を感染させた張本人、ドクQだ。
「病弱そうなお前がおれ以上の覇気を有しているとはとても思えねぇが…、どんな手品を使った…!」
「手品じゃあない、…そもそもお前に掛けたのは、お前のお仲間と違って『女になる病』ですらない…」 - 3二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:06:48
「『メスになる病』だ…‼︎」
「…いや何も違わねぇじゃねェか!!!」
鋭いツッコミを入れるロー。
だが、覇気で打ち消せないこの奇病が
何処か得体が知れないのはまごう事なき事実である。
「失礼…」パッ
「あ!キャプテ」パッ
「…‼︎お前ら!?」
突然ワープしてきたオーガーに攫われるハートの船員達。
今この場には女になったローと黒ひげ海賊団のメンバーだけとなった。
「ゲホッ…この病気は特別でな…『女になる病』と比べて感染力は恐ろしく低いが、一度感染すればその症状は絶大だ…!」
「………お前はもう、まともな覇気すら使えない…!」
「なんだとッ!?」
ドクQの宣告に焦りを見せるローだが、すぐに平静になった。
「確かに"覇気"は未だ謎が多く、体系化も殆どされてない技術だ…だが男女差で覇気に優劣が生まれるだなんて聞いた事もねェな」
「なら証拠を見せてやるさ…バージェス」
「ウィ〜〜ハッハハ!!!おうよ!!」
ドクQに促されたバージェスがローへと歩み寄り、巨碗を振り上げる。
そのあまりの不用心さにローは動揺した。
「(なんの真似だ…?能力は愚か武装色すら纏わせてねぇぞ‼︎)」
「(ナメやがって…!ならご要望通り細切れにしてやる!!!"ROOM"…‼︎)」
覇気すら纏っていない肉体などオペオペの前では無力も同然
迫り来る剛腕を両断せんと、能力を行使しながら刀を振るい… - 4二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:07:44
「おらァ‼︎」
「きゃあっ!!」
逆に吹っ飛ばされた。
…なんて事はない、バージェスの繰り出した攻撃はただの力任せのビンタである。
しかしローはそれを受け止められず、かん高い悲鳴を上げながら地面に張っ倒された。
「(!!?!?、『きゃあ』だと!!?…おれは今なんつー声を出したんだ!!!?)」
「(いや…、それ以上におかしいのは……おれが『武装色でガード出来なかった事』だ!!!)」
さっきまでは確かに武装色を纏わせていた筈のロー。
しかし、バージェスの攻撃が届く直前に解けてしまった。
「(奴の言う通りおれの覇気が使えなくなるった…!いや!何かタネがあるに決まってる!!)」
「(能力か!?それとも何らかの特殊な技能が覇気すら打ち消したのか!!?)」
全て外れである。
「(なら……いや、"これ"はあり得ない…!…だがあの時おれは…)」
その答えは単純、ローも内心では気づいていたが、
その信じたいくない事実から目を背けようとしていただけだ。
覇気とは全ての人間に宿る「意志の力」
意志が弱まれば覇気も弱まる。
つまりは、
「("恐怖"!!!)」 - 5二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:08:45
あの時ローは迫り来るバージェスの巨碗に恐怖を抱いたのだ。
「(あり得ねぇだろ!!!おれは敵の攻撃に目を瞑る乙女か何か!!!?)」
「……ゼハハハハハハ!」
それまで沈黙を保っていた黒ひげが
必死の形相であれこれ考察するローを見て笑い出した。
「なんだ…何がそんなにおかしい…!!?」
「ゼハハハハハ!!!!…お前はひとつ大きな勘違いをしてる様だから教えてやるよ」
困惑続きのローに解説するかの様に得意気に喋り出す。
「男だとか女だとかじゃねェ、お前は今"メス"になったんだ!」
「覇気だろうが何だろうが関係ない‼︎メスがオスに勝てる道理はねェ!それが"理屈"だ‼︎!
「お前は一度メスに堕ちた時点で完全に勝機を無くしたんだよォ‼︎!!」
男と女を超越した『オカマ』が"最強"ならメスは"最弱"だ。
男女問わず、メスに堕ちた時点でその精神力は著しく落ちる。
ローもその例に漏れず、覇気を含めたありとあらゆる戦闘力が大幅に減衰していた。 - 6二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:10:01
「あ…あり得ない……そんな事………あり得る筈がねェ!!!」
「ならもう一度"わからせて"やれ!バージェス!!!」
「あいよ提督!!!」
バージェスは再びローに歩み寄った。
「ひっ…!」
目の前の筋骨隆々な"オス"を前に、"メス"にされたローは完全に怖気付いていた。
愛刀"鬼哭"を構えて応戦しようとしているも、へっぴり腰である。
「ほらほらァ!!何だそのザマはァ!!?」
「グアッ!!く、くそっ…!!」
ビンタ、しっぺ、ヤクザキック
凡そ攻撃とすら呼べない技の数々にローは圧倒され、
あっという間に力尽きて地面に倒れ伏した。
「…はーい、ロー"ちゃん"確保〜〜〜‼︎」
すかさず黒ひげ海賊団の雑兵共が背後からローを羽交締めにする。
「なっ…!なにしやがる!!?は、離しやがれッ!!!」
「え?……だってローちゃん、もうバージェス船長に負けたじゃん」
「うるせェ!!!ま、まだ負けてねぇ…!!」
じたばた暴れようとするが、"オス"に抑え込まれているという事実がデバフとなり
ローはまともな抵抗が取れずにいる。 - 7二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:10:54
「暴れようとして悪い娘だな…そんな子には…おしおきだァ〜〜!!」
「キ、キャアァァァッ!!!?」
服を破かれ黄色い悲鳴を上げるロー。
腕で必死に身体を隠そうとする。
懸賞金30億の言動とはとても思えない。
「提督〜!俺たちで味見してもいいっスか?」
「ゼハハ、好きにしていいぞ」
「流石提督!!話がわかるゥ!!!」
「おい〜!!おれもトラファルガーと、仲良くしてええのんか〜〜♡」
「どんどんやっちまえお前ら!」
「それじゃあ早速…」ボロン
「ヒッ…」
眼前にオスの黒刀を突き付けられ、小さく悲鳴を漏らすロー。
「まずはその可愛いお口でこの良業物の手入れをして貰おうか…」 - 8二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:11:28
「………へ、へへ…」
「んぁ?…何だ、ついに壊れちまったか?」
小声で笑い出したローを不審がる男達。
「…たかが"メス"にしたくらいで優位に立った気でいやがる…随分と"お気楽"な連中だ…!」
「なに……ッ!?」
先程までとは一転した態度、ローの顔にはかつての不適な笑みが戻っていた。
若干の虚勢も混じってはいるのだろうが
その自信に満ちた表情に男達は思わずたじろぐ。
「お前らみてぇな雑魚とおれとじゃあ土俵が違うんだ…!こんなモンはハンデにもならねェ…!!」
「こ、この女、言わせておけば…!!!」
「喚くだけ喚いておけ…、今に"分かる"さ…、おれとお前達との、根本的な格の違いがな!!!!」 - 9二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:12:07
「お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ ぉ゛ぉ゛ ♡!!!」
「格の違いがなんだってェ!?ほら教えてくれよォ!!!」
「お゛っ♡ご、ごめんなひゃい!!お、おれが悪がっだから…♡ あ゛っ♡!!」
あれから僅か数十分足らずでローは堕ちていた。
前から後ろから、屈強な男に抱え上げられ
前後の正義の門に大業物を杭の如く打ち込まれ続ける。
かつて四皇に挑んだ新規気鋭の大型ルーキーの姿はどこにもなく、
よがり狂う小娘だけがそこに居た。 - 10二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:13:00
「そらァ!!!」
「お゛っ♡」
「うらァ!!!」
「ん゛ん゛っ♡」
1発、また1発と、下腹部の内臓に衝撃波動(ショックヴィレ)されるごとに
ラミや両親との思い出が
ドンキホーテファミリーでの思い出が
コラさんに救われた思い出が
仲間に出会った思い出が
ローの中にあった良い思い出も悪い思い出も
全てが「メスとして蹂躙される喜び」に上書きされていく
だが辛うじての所でローは"男としての矜持"を頼りに
心の中の最後の一線だけは保っていた。
「……キャプテン?」
「え?…は?……う、嘘だよな…船長…?」
「お゛っ♡あ゛っ♡……………え?」
いつからなのか、縄で縛り上げられた船員達が
ロー達の狂宴を見ていた。
ローの中でナニカが ガラガラと崩れ落ちる - 11二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:13:56
「お、お前ら…あっ………そ、これは……そ、その…」
「さぁラストスパートだ!!」
「あ゛ぁ゛っ♡!!!」
男達は急速に動きを速めた。
ローも同様に限界が近い。
「あ゛ぁっ!ダメ!待って♡!!お♡おれ……"わたし"のからだ壊れぢゃう゛ぅ゛♡!!!」
しかしそんな懇願などお構いなし、
ローの体内で男たちの最上大業物は怒張し、
「おらイケ!!!"穿刺波動"(パンクチャーヴィレ)!!!!!」
大量のホワイトランチャーを注入した。
「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛〜〜〜〜♡」
この日、フレバンスの最後の生き残り
『トラファルガー・D・ワーテル・ロー』という"男"は死んだ。 - 12二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:15:38
〜インペルダウン"レベル6"〜
ドフラミンゴは週に一度、買収した看守から嗜好品を仕入れている。
「フッフフ、…さて、今回は一体何が……あ?」
それは一本の成人向けビデオだった。
ドフラミンゴはビデオを再生する。
『ハチノス島でお医者さんごっこ〜ぶっとい注射(インジェクション)ショットで珀鉛注がれちゃう♡ごめんねコラさん♡♡』
タイトル画面と共に
ファーの付いた白い帽子、女性向けに仕立て直したと思われる黒いコートを着た女と
その女の肩に腕を回してニヤついている男の姿が映った。
「ウェ〜〜〜イwえーっと、"コラさん"…だったっけ?コラさん見てる〜?wほらラミーちゃん、画面の向こうの"コラさん"に向かってちゃんと挨拶しなきゃ」
「だ…だからっ!コラさんは…♡もう…居な…!」
「ほ〜らラミーちゃん♡お医者さん目指すならちゃんと"お注射"の練習しましょうね〜♡」
「あ゛ぁん♡も、もう…♡そんなガッツかないで…………あ゛♡」
「……」
「どうなってやがる………」
〈〈おわり〉〉 - 13二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:16:56
このレスは削除されています
- 14二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:19:21
以上で終わりです
つよつよレベッカ書き終わったから今度はよわよわサラダローが見たくて
速攻で書きました
短い駄文でごめんなさい - 15二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:19:33
>【コラさん閲覧強制】
アンタってやつは……
- 16二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:19:51
あなたでしたか
- 17二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:21:04
ドフラミンゴが可哀想
- 18二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:21:53
今日はこれにしよう!!!
- 19二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:23:10
さすがのドフラミンゴもこの感想
- 20二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:28:34
- 21二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 01:39:50
最後ラミーって芸名になってるところが尚更ひとの心が無くていいですね
今日はこれにします - 22二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 02:09:23
抜けるんだけど、大業物とか黒刀とか"穿刺波動"(パンクチャーヴィレ)がセンスありすぎて逆に気が散る名文。ありがとう。
- 23二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 02:36:22
朝凪病か?
- 24二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 02:55:25
即堕ち2コマ好きワイ、大歓喜
- 25二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 03:08:09
このレスは削除されています
- 26二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 04:03:22
ちよ
- 27二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 04:08:43
天才あらわる
- 28二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 04:09:31
スン!!
- 29二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 07:07:08
正義の門の使い方が史上最低だと思ってんすがね…
- 30二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 08:48:21
コラさんがなにしたってんだ
- 31二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 08:49:01
エッチ…
面白い良作でした!!! - 32二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 10:53:37
まだ書いてくれよな!
名文でござった - 33二次元好きの匿名さん22/10/20(木) 22:06:51
ローを置いて逝った
- 34二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 08:28:33
支部に詳細書かんでええのんか〜?
- 35二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 09:55:32
ハァ……これが大女体化時代かて