- 1二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 11:47:26
- 2二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 11:48:02
しゃーねーなー
俺がお前にやってやるよ - 3二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 11:48:28
その欲望解放しろ
具体的にはSS書いて - 4二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 11:56:48
そのお前の中の世界をSSにして出せばええんやぞ
- 5二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 12:40:03
「……ふふ、まさかあなたとこんな関係になるだなんて、契約を結んだ時には思ってもみませんでしたわ」
「一心同体、だからね」
「……そうでした、その通りですわ」
休日の午後。
私とトレーナーさんは2人でお出かけ……いえ、デートをしておりました。
……ええ、所謂恋人という関係で。
最初の3年間を走り終えた私はトレーナーさんへ告白をして、卒業するまでは立場もあるので正式な恋人にはなれないままですが……────
私も彼もヒトの子、お互いの愛がじっとしていることを許してはくれず……結局、事実上の恋人のようにデートを繰り返しているのです。
「マックイーン、そろそろいい時間だしお昼にしない?」
時計は正午を少し過ぎた頃。
私はそう言われて、お腹がきゅうきゅうと切なく鳴いていることに気付きました。
ふふ、トレーナーさんとお話ししたり、手を繋いで歩いているだけで胸がいっぱいだったなんて……ドーベルに話したら喜びそう。
「ええ、構いませんわ。どこか良いお店はないかしら……」
「実はちょっと調べてあって────……ほら、このお店とかどう?」
さすが私のトレーナーさん、いえ……ふふ、恋人。下調べに余念がありませんわね。
私なんて、ただ彼とお出かけできることが嬉しくてそれしか頭になかったというのに……────
そうしてトレーナーさんが調べてくれていたおすすめのお店に2人で入店し、美味しいパスタとパンをいただきました。
壁際の横並びの席で、普段は対面で座ることばかりなのでいつもと違う角度の彼に少しだけドキドキしたり……本日の食事は少し特別な時間になりましたわ。 - 6二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 12:41:25
「ふう……とても美味しかったです。いいお店ですわね、トレーナーさん」
「ははは、マックイーンの口にあってよかった。デザートもあるから食べよう」
「あら、いつの間に注文を?」
「まあいいじゃない」
不自然な答えを口にしながら、トレーナーさんがウェイターに手を振ると────
「お待たせ致しました、特製パフェでございます」
「まあ!」
キッチンからウェイターが持ってきたのは、とても大きなパフェ。贅沢にカットされたフルーツがたくさん載せられていて、照明でキラキラと輝いて宝石のよう。
目を奪われてしまいそうなほどに美しいパフェ……と同時に、それ越しに見える愛しい彼の笑顔。
そのいじわるする子供のような笑顔に、私は気づいてしまいました。
「……元々このレストランに入るつもりでしたわね?」
「あはは、バレた? マックイーンに喜んでほしくて」
「もう……本当、私のことになると全力ですわね」
「大切なヒトだから」
「……ふふ、一心同体ですので当然ですけれど。それでは私の愛しいトレーナーさん?」
「どうしたの?」 - 7二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 12:42:24
「せっかくですので、食べさせてくださいませ。恋人らしく……あーん、していただけますか?」
私がそう願い出るとトレーナーさんは小さく微笑んで、
「かしこまりました、お嬢さま」
パフェ用の持ち手の長いスプーンを手に取り、クリームとフルーツを掬い取ってこちらへ近づけてくださいます。
「はい、あーん」
「あー……」
とっても大きなフルーツですわ。はしたないですけれど、少し大きめに口を開けなくては……。
差し出してくれる彼の顔を見てしまうと恥ずかしくなってしまうので、目は閉じて……。
…………あら? もう私の口に飛び込んできてくれてもおかしくないはず……?
「……っ!?」
目を開けてみると、スプーンは私の口元にはなくて……トレーナーさんの口の中に消えておりました。
「と、トレーナーさん!?」
「んふふふ」
ニヤニヤと悪い笑みを浮かべて……さっきからずっと笑っていたのはそういうことでしたのね!?
「なんで目閉じちゃうかな〜? 開けてたらこんなことできなかったのに」
「そんな子供みたいないじわるをすると思っていなかったからですっ!」 - 8二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 12:43:53
「待ってるマックイーンの顔、すごく可愛かったよ」
「か、かわっ……!?」
と、突然何をおっしゃるのかしらこの方は!? あうぅ……か、顔が熱くなってしまうじゃないですか……!
私が熱くなったほっぺに手を当てて視線を逸らすと、
「ほら、冷たいもの食べて」
そう言ってトレーナーさんがスプーンで掬ったアイスクリームを差し出してくれたので口元を近づけると、
「ぁー……」
「えい」
「んっ!?」
また彼は食べようとした私の口元からスプーンを取り上げてしまいました。
無意識に追いかけようとしてしまった私は、そのまま彼の腕に頭を寄せる形になってしまいます。
「…………いじわる」
そのままおでこをぐりぐりと押し付けるように抗議の念を表現しながら下から睨みつけるように視線を送ると、
「ごめんごめん」
トレーナーさんは私の頭を撫でてから、ようやくパフェを食べさせてくださいました。 - 9二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 12:45:37
ええ、それはもう……とても美味しかったです。
これまで食べたどんなスイーツよりも……それはきっと、彼に食べさせてもらったから。
まあ2度もお預けをされてしまったこともあるでしょうけれど。
「はぁ……本当に美味しいですわ……」
「マックイーン、ちょっと」
「ええ、今度は私が食べさせてさしあげます。イチゴもメロンもとても美味しいですわよ、どちらがよろしいですか?」
「それよりも……」
「ん、む……?」
「クリーム、マックイーンの口元についてたよ」
「は、ゎっ……!? な、っ……ぁ、ちょっと舐めないでくださいまし! 私の口元についていたクリーム!」
「美味しいね」
「違う意味に聞こえてしまいますからー!」 - 10二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 12:45:56
- 11二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 12:47:27
- 12二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 12:50:30
- 13二次元好きの匿名さん22/10/21(金) 12:57:05
名誉あにまん民の称号を与える