テイオー「罰ゲームならしょうがないか。いいよ。なんでもしてあげるね……」

1二次元好きの匿名さん22/10/24(月) 23:33:58

　キミとゲームで楽しい夜更かしをする。
　対戦ゲームの結果はキミの勝ち。負けて悔しいなんてことはない。ふたりきりのこのひととき。それじたいがしあわせの継続で。
　だから罰ゲームはなんでもいいとボクは言った。

　そう、なんでもしてあげる。それは、ボクのぜんぶをキミにあげるってことだよ？
　わかる、よね？　このボクに、そんなことを言われたらきみ、キミだって、ど、どどど、ドキドキするに決まってるよね？　
　
　夜のお部屋で。ふたりきりで。ゲームも一段落ついて。キミとボクの夜はまだまだこれからのはずで。
　ボクの心臓は、早鐘のようにうるさくて。また一歩進むボクたちの関係を想像してしまうと顔面に血がのぼって熱くなる。

　いいかげん夜も遅いし寝よう。キミの声がかたちづくる。そんな言葉。
　イイカゲンヨルモオソイシネヨウ？　ん？　んんん？　キミそれどこの国の言葉？

　明日に備えて休もうってどういうこと？　こっちはこの現在に備えてるんだよ！！

　あるでしょ！　他に！　なんでもしてあげるんだよ！？　このボクが！！　トウカイテイオー様が！！
　この麗しいボクに迫られて言うことがそれってなに！？

　けれど、愕然とするボクにキミは言うんだ。
　どんな色気よりも、バッチリ睡眠をとって健康で元気な君の姿がいちばんだ。なんて。

　む、むむむ。たしかにそんなボクの姿は自分でも魅力的だなあとは思うよ、うん。
　ストレッチしてホットミルク飲みたくなるね、うん。

　いや待って！？　それはそれとして、こんや！　いま！！　いっぽおとなの階段をのぼったボクを見たくはないの！？　いや見るべきだよ！

　早く寝ればそのぶんだけ一段飛ばしでおとなになれる、だって……？
　
　そういうことじゃ、ないんだよ！！
　なんなのさもぉ～！　