- 1二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 20:24:09
「まさかあのウタウタの実の能力者の小娘を手中におさめられる日が来るとは暁光!あの小娘とトットムジカの楽譜を使いこんな世界を滅ぼしてくれるわ!!」
「まぁまずは信用を得る為に優しい人のフリでもしてやるか…」
「(まずはあの小娘を利用するにしても環境がゴミでは仕方ない…とりあえずトットムジカによって死んだ国民達を埋葬せねばな…病は恐ろしいものだ)」ザクザク
「(……墓石になる石も足りないから一つの石碑にまとめる他ないだろう。名前だけは全員分掘っておくか)」ガリガリ
「(さて!気を取り直してあの娘を活かす為にも最低限食事やら何やらはいるな…あの小娘に料理を期待するわけにもいかないし私が作るか)」
「(それだけではないな、今は子供だが女でもある…色々教えこまねばなククク)」
「ウタ、食事が出来たよ。不慣れであまり美味しくないかもしれないが…とりあえずまずは何か食べておかないかい?」
「ウタ、これから私は君に音楽や歌のレッスン以外にも…その、私の様な年配の男性から教わるのは抵抗があるかもしれないが君は女性だ。いずれ月のものなどで少しでも苦労しない様に、愛する人が出来た時、健全に愛しあえる様に、教本を取り寄せるからちゃんと聞いておいてくれると嬉しい」 - 2二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 20:24:52
ゴードン自演やめなよ
- 3二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 20:25:41
これ最終的に腹積りはともかく側から見たらただの善人になるやつだ
- 4二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 20:26:33
- 5二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 20:27:19
ファザーゴードンルートやめろ
- 6二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 20:27:21
マザーに悪人かの判定を委ねたい
- 7二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 20:27:22
ゴードン…アンタも寂しかったんだね
- 8二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 20:29:14
- 9二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 20:33:21
マザーカルメルと仲良くしてそう
- 10二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 20:33:45
エアプゴードンはなんぼあっても良いですからね
- 11二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 21:06:33
最後までウタが目的を完遂するためだけの道具だという態度を崩さないんだけどルフィに大大大猿王銃で倒される直前にウタとの楽しかった思い出の数々をフラッシュバックしながら「私の計画は……絶対に狂わないっ!!!」って叫びつつも最後にウタの満面の笑顔を想起して果てるんだよね…
- 12二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 21:07:26
- 13二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 21:17:33
- 14二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 21:27:46
まあ確かにお菓子みたいで可愛い見た目だもんね
- 15二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 22:22:49
「(罠は便利だな…海賊もその日の夕食もかかる。今日はウサギか……)」
🐰「!?」
「(捌いた事はないが…どうしようか普通にローストとかに)」
ウタ「ゴードンさん…?」
「ん、ウタ。どうしたんだい?」
ウタ「…その子、食べちゃうの?」
🐰「──!!」ジタバタ
「う、む……そうだね。可哀想ではあるが、我々は動物や植物に関係なく何かの命を頂いて生きていかねばだからね…」
ウタ「ぅ、それ、は…そうだけどォ…」グスッ
「………まぁ、このウサギはとても小さい。私達二人で食べるにも少ないかもしれないな。野菜も豊作だった事だし干し肉を入れたスープにしよう」
「…本当に沢山採れたからね、人参の一本二本はなくなったとしても私は気付かないかもしれないな」
ウタ「!…あ、ありがとう!」
「(可愛らしい動物を目の前で、は流石に反感と不信感を買うか…なによりウタウタの能力だと動物ともウタワールドで心を通わせる事もあると聞くし……普通の悪魔の実の能力よりもずっと生き難いことだろうな。あの力は…)」
- 16二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 22:25:15
すでに浄化されてきてるじゃねェか
- 17二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 22:25:33
善人の振りとて人を救かば即ち善人なりってよく言うよね
- 18二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 22:34:21
- 19二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 22:36:59
「こんな世界は滅ぼす」が目的だから国が滅んで悪堕ちしちゃったけど元々が善性の塊だったから悪いことが出来ないんだろうな。
- 20二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 22:37:29
- 21二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 23:08:27
偽善者振るのやめなよ
- 22二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 23:12:45
「(さて、今日もあの子…娘の能力を高める為のレッスンをするか…ん?)」
ウタ「ビーンクスーの酒をー…っ!ゴ、ゴードン、さん!?」
「やあウタ、驚かしてすまないね。今歌っていたのはもしかしてビンクスの「知らない!!!」…ウタ?」
ウタ「海賊の歌なんか歌ってない!!私を利用してゴードンさんの国を滅ぼして!!この国に私を捨てた様な奴等の歌なんか…ッ」
「…歌っても、いいんじゃないかな?」
ウタ「え!ど、どうして…?!」
「…歌に罪はないさ。例え悍ましい歌だろうが、どんな悪者の歌だろうが…曲が素晴らしいなら歌いたくなるのは音楽家として抗えぬ本能だ」
「大事なのはウタの心のままに歌う事だと私は思う。君が歌いたいならば是非歌ってくれ」
ウタ「…そう、かな……いいのかな?」
「勿論だ。さて、大きな声を出して喉も渇いただろう?紅茶でも飲んでから、今日のレッスンを始めよう」
ウタ「うん…」
「(やれやれ、歌う歌の幅が狭ければそれだけ歌を聞く層も減る。やるからには徹底的にだ……そうなると音楽が普及していない様な貧困層の事もいつか話さねばならないな…歴史の勉強なども今度行おうか)」
- 23二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 23:13:41
- 24二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 23:16:35
- 25二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 23:24:18
ゴードンさんなにやってんすか
- 26二次元好きの匿名さん22/10/25(火) 23:30:05
なんか世界を滅ぼしたくなるような辛い過去があったのかな
- 27二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 00:54:56
ウタ「ゴードン!こっちの海賊縛り終わったよー!」
「そうかい…怪我はしてないかい?」
ウタ「もう、心配し過ぎだよ!大丈夫!攻撃される前に歌を聴かせて眠らせてやったから!」
「頼もしい限りだ」
「(あれから数年経ったか、能力が日々強力になっていくな。いい事だ…私の教育も報われるというもの…しかし困った。そろそろ活動をするにしても下手に島の外に出すわけには行かない…なにせ)」
コンコン
「……ウタ、入るよ?」
ウタ「あ、ゴードン。うん、大丈夫だよ!」
「失礼す……その服は?」
ウタ「可愛いよね!この前島に寄った商船の商品から見つけたんだ!商人さんもすごい値切ってくれたしお買い得だった!」
「…そうか、よかった。だが他にも色んな服を取り寄せる事も出来るよ。最近は海賊達の賞金もあって懐に余裕もあるから遠慮する事はない」
ウタ「ありがとう!なんなら今度ゴードンも一緒に服買おうよ!お揃いにしてさ!」
「ふふ、そうだね。考えておこう…」
「(昔と比べて活発になったというか、信用されている分にはいいが……あの服のセンスはなんなんだ。歌を綴るセンスは何故そこに一ミリも反映されない)」
「(兎に角、もう少しファッションセンスを磨いて貰わないと歌唱力以前に変人扱いされてしまう……今時の少女向けなど分からないが、雑誌などを参考にするか……布と糸はまだあったか?)」
- 28二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 00:56:38
ゴードンさん自分を傷つけるのやめようよ
- 29二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 07:22:38
待て作る気か?服?
- 30二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 07:39:04
悪い印の服はナイスセンスなのに…
- 31二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 07:42:16
マザー・カルメルもそうだからね
- 32二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 07:47:30
国民一人一人のことを覚えている時点でカルメルート入ってるよ
- 33二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 07:54:49
- 34二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 08:04:46
いつの間にか記事ができてたんだね…
エアプゴードン多くの映画の視聴者が当初は思っていたであろうゴードンの捏造。dic.pixiv.net - 35二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 08:12:53
エアプゴードンスレはいくつもあるけど皆違って皆良い
- 36二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 08:14:37
- 37二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 13:33:33
「(…そろそろ雨が降りそうなのにウt…小娘が帰って来ないな?散歩にしては…少し様子を見にいくか)」
「ここにもいない、一体何処に…ん?」
ニャー
「(確かこの猫は…能力でウタワールドを通じて仲良くなったとか言っていた…)カーペンニャー?君であっているかな?ウタを見ていないかい?」
ニャー
「…着いてこいということか…」
「!ウタ、やっと見つけ……」
ウタ「ゴードン…」
「…そのウサギは」
ウタ「最近は、もうずっと動けなくて……それで…今日来てみたら……もう…ッ」ポロポロ
「(驚いた…アレからずっと隠れて面倒を見ていたのか……ウサギの寿命を考えれば長生きだったな)」
ウタ「ゴードンッ、わ、たし…」
「ウタ、君は優しい子だ。その子も最後までウタと仲良く出来て幸せだった筈だ…綺麗な花でも咲いているところに、埋めてあげよう?」
ウタ「グスッ…ぅ、うん゛…!」
「(やはりあの電伝虫は回収して正解だったな…ウサギ一匹でコレだ…国一つとなれば……いずれ世界を滅ぼさせるのに何を考えているんだ私は…)」
- 38二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 13:49:14
あの娘と言いかけたり、普通にウタって言いかけたり、もうすでにボロ出まくってんな
- 39二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 15:13:32
ゴードン、お前エアプ降りろ…
- 40二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 15:41:35
所詮やつは人格者じゃけぇ…
- 41二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 18:13:05
ザァァア…
「(雨が降って来たな、早く戻らないと)此処に弔おうか…エレジアの森の中でも奥地だから静かに眠れるはずだよ」
ウタ「?…もう既に誰かのお墓があるよ、ゴードン」
「…ああ、此処に眠る人達は君が来るよりも前から此処で眠っているんだ。可愛いものが好きだった子もいた…きっと、君の友達とも仲良くしてくれるだろう」
ウタ「…そう、なんだ」
ザァァア…
「ウタ…ちゃんと傘の内側に入らないと濡れてしまうよ…」
ウタ「ゴードンこそ、私の方に傾けてるから濡れてるじゃん…」ザクザク
「君が風邪をひいて喉を痛めたらいけないからね」
ウタ「ゴードンが風邪をひいたら誰が私に授業をしてくれるの?………おやすみ、今までありがとうね」ザッザッ、ペタペタ
「…墓標はまだ今度にしよう。雨も強くなってきた」
ウタ「…ねえゴードン」
「なんだい?」
ウタ「…いつもありがとう」
「お礼を言われる事なんてしてないさ」
「(何を勘違いしてるか知らないが、本当に礼を言われるどころか、恨まれても仕方ない事をしているんだ私は…せいぜい、それまで好きなだけ優しい人だと思っていればいい)」
「(フリだけはしてやる)」
- 42二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 18:15:52
どこに恨まれるような要素が…?
- 43二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 18:18:39
ねぇゴードン
偽悪者ぶるのやめなよ - 44二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 18:20:04
「(それだけではないな、今は子供だが女でもある…色々教えこまねばなククク)」
せんでええのんか〜?ええんのか〜? - 45二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 18:21:27
ウタって絶対ゴードンにヤられてたよね
- 46二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 18:21:41
- 47二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 18:22:30
- 48二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 18:22:58
まだゴードン×ウタを描くほど脳は回復してないか
- 49二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 18:24:21
- 50スレ主22/10/26(水) 18:24:45
無論だ
- 51二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 18:34:22
自分でスレ立てして、どうぞ
- 52二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 18:37:32
これはウタを守るためにエアプゴードンになろうと努力するゴードンの鑑
- 53二次元好きの匿名さん22/10/26(水) 20:53:22
狂人として振る舞えば狂人、なら善人として振る舞えばそれは善人なんよ
- 54二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 00:31:57
ゴードンはどう足掻いても善人なんだなって…
- 55二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 00:35:42
理不尽な方法で自分の治める国と家族が皆殺しにされたんすよ…。
- 56二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 03:41:36
「(最近は目に見えて楽しそうだな…あの海辺で拾った変わった電伝虫のお陰だろうか?まあこちらとしても宣伝の手間が省けたし、島の外に出すリスクも減ったな…いい事だ)」
「ウタ、今日もお疲れ様。今日も配信かい?」
ウタ「うん!私の歌、皆褒めてくれるし、元気になるって言ってくれるんだ!」
「そうかい、君の歌声は本当に価値があるものだからね。ただ無理をしたり…」
ウタ「分かってる!変な奴らに目をつけられない様に住んでる島とか、誰々嫌いみたいな公言は控えてるよ。私が知らないところでゴードンが危ない目に遭うのも嫌だからね!」
「私は君のことを言ってるんだが…まあ君自身がそれで納得するならいいとも…頑張りなさい」
ウタ「うん!」
「(発言力が高くなればその分敵も出来やすい…下手な海賊団に目をつけられたら計画の邪魔だからな…私も罠やシャベルでは偶に現れる海賊達の2割程度しか対応出来ないのは歯痒いながらも事実だし…)」
- 57二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 03:47:21
まだ罠やシャベルで対処し続けてたのか…
- 58二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 03:50:46
寧ろ罠とシャベルだけで2割対応してる辺りそこそこ強いよこのゴードン…
- 59二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 04:11:26
海賊に追い詰められて逃げ場のないウタに対してヒャッハーして海賊を倒していくゴードンは見たい
- 60二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 07:44:20
海賊嫌いを公言してない!ヨシッ!
- 61二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 13:13:55
どうあがいても善人になる男
- 62二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 18:31:17
ウタ「ケホッ…うぅ…」
「大丈夫かい?ウタ」
ウタ「うん、へいき…でも、ごめんねゴードン」
「なに、寧ろ今までずっと風邪をひかないでいた方が不思議な程健康だったんだ。最近のウタは色々頑張っていたからね…今日はゆっくり休むといい」
ウタ「う、ん…あ、でも…今日の配信…」
「気になるようなら、私が配信を見てる人達か代わりに謝っておくよ」
ウタ「ゴードンが…?ゲホッ」
「まぁ、いきなりオジさんが出てきて見る人はガッカリするかもしれないがね…」
ウタ「ううん、そんな事ないよ…お願いしていい?」
「ああ、だからウタは、ちゃんとあったかくして元気になりなさい」ナデナデ
「(最近は勉強だけでなく配信もあったしな…それだけじゃなく、海賊との戦闘に、この広くも私達しか住んでない建物の維持に…家事も良くしてくれる)」
「(……もう少し色々と予定の調整を行うか。身体をダメにしては計画も水の泡だしな。とりあえず昼食は昨日とれたトマトでリゾットにでもすれば食べやすいだろう)」
- 63二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 18:32:45
やっぱゴードンに悪役は向いてないよ…にじみ出る善性が隠しきれてない
- 64二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 18:38:12
♥️おでん_赤鞘メンバー募集中!!プロフ参照🍢♥️さんがこのスレを支援しています
- 65二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 18:47:09
ほぼエアプ消えかけてるじゃねえか…ゴードンさんさぁ…
- 66二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 19:48:22
マジで許せんわ
あんな毎日農作業手伝ってくれたり既に私より歌が上手いというのに聞いてて楽しいという理由で音楽の授業を今でも受けてくれるというのに - 67二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 20:03:36
自演わかってんぞゴードン
- 68二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 00:48:43
草とか書くゴードンさん想像したら草だった
- 69二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 03:38:27
「──。というわけで、今日はウタの配信はお休みになるんだ、すまないね」
【嘘ぉ!?】【風邪かあ…大変だな】【残念だけど、お大事にね?】【ウタちゃん大丈夫ー?】
「(ふむ、思ってる以上に様々な層に支持されている様だな…まあ私の指導もあるし当然か…ん?)」
【そんな…ウタ様が…】【そんな…!じゃあ私達は今日をどう乗り切れば…】【救世主である彼女がそんな風邪なんて…冗談じゃ……】【せめて、せめて一曲だけでもダメなのですか…?!】
「………」
「すまない、少し話をさせて欲しい。先程も説明したが私とウタは親子ではない…父親でない私があの子が皆に元気になれる様にと思って行っているこの活動を邪魔したいとは思っていない」
「だが、それでもあの子を育てている立場として言わせてもらえばあの子は街を歩く女の子と恐らく変わりない。風邪をひいたり、友達の不幸に涙を流して、誰かに寄り添いたいという心を持った…極々普通の、世界一の歌声を持った子だ」
「故に、まだ色々私としても教えたい事があってね…だから、私の手が届かないところまで、あまり彼女を持ち上げないでやってはくれないか?」
「………」
────────────────────────
「最近、変に期待する人減ったな〜」
「そうなのかい?…残念だったり?」
「まさか!誰がどう思おうと私は歌で皆を元気にするだけだよ!」
「…そうかい。そうだね」
「(世界を滅ぼすという時に「いやだ私は救世主になるんだ!」などと反発されてはかなわないからな)」
- 70二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 03:52:21
天国への道は悪意で舗装されている
- 71二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 07:06:10
真の悪党は、騙す相手が騙されていると気付かせないために、適度に良い目に合わせると聞く…
- 72二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 07:09:16
このまま平和にいってくれ…
- 73二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 17:14:41
逆にここからどうやって世界滅ぼすかわからなくなってきた
- 74二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 00:13:56
REDのムジカ以外の不穏要素がドンドン取り除かれていく……
- 75二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 04:51:30
このゴードンMVPすぎる動きして草
- 76二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 06:21:16
このゴードンになら世界滅亡だろうがなんだろうが喜んで協力しちゃうな
だってこいつウタのママだもん!! - 77二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 08:48:01
おいちょっと待て
- 78二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 08:52:05
そこはせめて父親だろォ?!
- 79二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 13:30:55
- 80二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 13:33:02
- 81二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 13:40:21
ここレスだけだと原作ゴードンと比較しても内心も言動も変わらないな…
- 82二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 22:09:51
平和におわれ…
- 83二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 00:19:23
い い 人
- 84二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 06:16:21
小娘も成人した事だし、そろそろエアプゴードンの計画の準備が整ったな
- 85二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 08:44:23
「…すまないな、最近はここにも来れていなかった。11年前の皆の墓と比べてここは少し遠いのと…あの娘に何か勘付かれそうでな…」
「酒と人参を片手に墓参りする王など私くらいだろうな…この人参はこっちの墓用だが、この酒は君達用だ」
「………君達は、まだ、若かったな。まだ酒も飲めぬ程の……子供ばかりで」
「これからだった筈だ…やりたい事も、あった筈だ」
─────────────
「陛下…!先程国外に留学の為に出港した生徒達の船が海賊に襲撃されて…!!」
「早く救助を…!娘が乗っていたのです…!!」
「陛下…!!陛下ッ、私の息子が…!無理矢理天竜人に買われていきました…止めようとした夫が撃たれて…!!」
「どうして我々は音楽を愛しているだけなのに、その才を伸ばせば天竜人に連れていかれるのですか!?」
「我々は商品などではない!!その為に努力してきたわけではない…!!」
「何故海軍は我々を見てはくれないのですか!?」
「陛下」「王さま」
─────────────
「すまないなァ…こんな世界、終わらせてみせるから…ッ待っていでぐれ゛…ッ………?」
「この供えられてる花は…もしや、あの娘が?」 - 86二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 08:57:29
いい人過ぎてのエアプゴードンだったのか…
- 87二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 09:02:43
あれコレREDのウタみたいな縋られ方に似て…
- 88二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 09:21:27
ウタと違うのはゴードンは縋られるに相応の立場にいたってことだな...
- 89二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 12:45:10
やさぐれた末のエアプだったのか…
- 90二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 19:22:59
二人とも幸せになってくれ…
- 91二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 22:06:55
音楽都市として有名なエレジアが天竜人の毒牙にかかったりしたんじゃないかという想像はしたことあるけど、いざその時のゴードンさんの気持ち考えると身につまされる思いするな……
- 92二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 22:44:57
「…あのお墓の花は君が?」
「うぇ!?あ、えと、うん…ごめん勝手にはまずかったかな?」
「…いや、ありがとう。あの子達も喜ぶと思う」
「…やっぱり、あそこに眠ってるのって小さな子供達なの?」
「まぁ小さくない子もいるし…埋めてやる体がない子もいる。でも、心だけはここに帰って来れるように出来ていればと思うんだ…」
「その言い方、帰って来なくてもいいみたいだね」
「自由を謳歌したい子もいるかもだからね…ここは音楽しかなかったから」
「私は、この国が好きだよ。寂しくなかったっていったら嘘だけど今は配信でファンの子達と交流も持てるし、ゴードンもいるから」
「……………そうかい」
「(あの子達と同じ位の頃からここで暮らしたこの娘を利用してでも……か)」
- 93二次元好きの匿名さん22/10/30(日) 23:51:57
ゴードン…
- 94二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 01:48:35
つれえ……
- 95二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 07:22:01
ウタちゃんハッピーエンドに導いてくれ…
- 96二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 13:45:43
「ねえねえゴードン」
「どうしたんだい、ウタ」
「そ、の…ライブを、やってみたいなって…」
「ライブ…?ウタの…?」
「うん、そろそろ知名度も上がったしさ…試してみたいんだ。今、自分がどれくらいなのか」
「…ふむ(間違いなく、世界的な歌手になってるとは思うが…まぁこちらとしても一度目に見える人気度を知っておく必要もあるか)」
「ダメかな…やっぱり」
「いや、やろう……相談してもらえてよかった。君は無茶をするからね」
「ヒドイなあ、私だってここの王様であるゴードンに無許可でしないよ…なにより私がここまで来れたのには絶対ゴードンのお陰もあるからね、一人じゃ無理だよ」
「ウタ……分かった。では明日からでも準備を始めよう」
「ありがとう!」
「(ライブか…あの日以来、この島が人の声で賑わう日が来るとはな……)」
「…………何考えてるんだろう。私」
- 97二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 14:16:07
ん?どうしたウタ……
- 98二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 16:42:12
・・・おや!? ウタのようすが・・・!
- 99二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 17:27:28
誰も悲しまないでくれ……
- 100二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 17:32:17
不穏な空気が…
- 101二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 18:17:52
「さてライブをするにしてもただ歌うだけではダメである事は知ってるね、ウタ」
「うん、演出、演奏、衣装に、会場の確保と当日のスタッフさんの雇用や機材…やる事はいっぱいだよね」
「それだけではないな。ウタ、今回のライブの規模を教えてほしい」
「…規模」
「ああ、それにより最初に君が言ってくれた全てに必要な資金や労力が上下するからね」
「…いちの……」
「うん?」
「…世界一の歌姫だって、証明出来るくらい」
「ふむ、そう来たか…そうなると並の規模は難しい」
「……やっぱりそう、だよね」
「…ふ、難しいだけだ、不可能ではないさ」
「ホント!?」
「それだけの歌声が君は持っている…それだけではないが、亡国とはいえ王様が協力するのだからドンと構えていなさい」
「〜〜ッ!!ありがとうゴードン〜!!」
「(世界中の人々に間違いなく注目されるライブになるだろう……となれば、私が出来る最適解は……)」
「(次こそ、次こそ間違えたりしないとも…あの子らに誓って)」
- 102二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 18:37:13
そのままライブ大成功で終わってくれ…
- 103二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 18:40:06
ノリノリでライブの企画をする2人いい…
- 104二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 18:41:59
ライブ大成功しても天竜人とかいうクソが…
- 105二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 18:43:22
このゴードンさんを信じろ。二の轍は踏まんさ
- 106二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 19:25:32
「やはり電伝虫を使用して各地の人が見れるライブにするのが1番簡易的なやり方だろうな」
「そうだね、私の原点は配信だし!」
「音楽隊はどうしたものか…」
「その事なんだけど…私の能力で動物達に協力してもらうのはどうかな?」
「!…それはつまり、ライブの演出を君のウタワールドで行うと?」
「ん〜体力的には電伝虫を通して映像を見せるのみにして、そこから向こうの人達には影響を与えない様に調整するとしても…それでも数曲が限界かな」
「ならば君の持ち歌でバラードなどの静かな曲調の時は能力を切り、現実で控えめな演出に止めよう…」
「そうだね!それなら動物達も休めるし!」
「君自身も休む時間がいるね、となれば君以外にも誰か場を繋ぐパフォーマーでもいれば良いのだが…」
「いっそゴードンがオルガン弾いてみる?私好きだよゴードンのオルガン」
「君の歌の後だと霞むな」
「謙遜しなくていいのに〜…会場にオルガン運ぶなら言ってね!動物達にも手伝ってもらうしさ!」
「(ウタのレッスンもあり今なお練習を怠った事はないが…謙遜ではなく、あの歌声の後はプレッシャーが強過ぎるな)」
- 107二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 19:39:10
このまま平和にライブを始めて平和に終わってくれ……
- 108二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 00:34:09
「ぬぬぬぬぬ〜〜!!んあ〜〜!!」
「ウ、ウタ?どうしたんだい?」
「この業者すごい足元見てくんの!!そりゃこっちはまだ配信のみで収入源といえば海賊狩り程度の歌手だけどさ!」
「それは程度で済むのか……ふむ、その業者の情報を少し見せてくれ……ああ、ここか」
「知ってるの?」
「勿論。エレジアの交易が生きていた時に多少この業者にはいろいろ【世話】になったとも…この業者は任せなさい。妥協できないというのなら尚更だ」
「お、おー…初めて王様っぽいゴードン見れたかも…」
「10年以上共にいてかね!?…まあ、仕方ないか、ふふふ。だが交渉は本当にエレジアを治めていた時から得意だ。任せたまえ」
「いよっしゃ!やっちゃえゴードン!!愛用シャベルの錆にしちゃえ!」
「そんな物騒な話し合いはしない…!!」
「(いやでも割とゴードン容赦無いのは本当なんだけどなァ…?落とし穴から這い出ようとする海賊に「うわぁぁあ!」とか「頼む出てこないでくれえ!!」って悲鳴あげながらもシャベルで追い討ちしてるし……まいっか)」
- 109二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 01:10:09
- 110二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 01:15:17
端から見たら面白すぎるなこのゴードン
- 111二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 01:17:12
ソウルキングも出来そうだしこの世界なら案外いるのかもしれんぞ?
- 112二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 06:10:22
「明日は機材や備品の修理やらリメイクといこうか」
「うん!お疲れ様、おやすみゴードン」
「おやすみ、ウタ」
───────────
……ああ、また、この夢
燃える街、顔に見覚えのある屍がある荒れた道を痛む足で必死に駆ける幼い私
街が赤くて、人が赤くて、遠ざかるあの人も、赤い
赤、赤、赤…憎いはずなのに惹かれてしまう色
恐ろしいのに、美しいと思う色
…時は少し戻って、まだ赤はあの人だけで、私に目線を合わせながら言うの
「世界一の歌手になったら迎えに来てやる」
嘘、嘘だった、きっと今なお嘘のまま
なのに時折縋りたくなる「もしかしたら」と思ってしまう約束
ねえ私頑張ったよ?
ねえ私の歌聴こえてる?
ねえ、会いたいよ
もし、もし私が世界一の歌手になれたって日が来たら
まだ私を、忘̶れ̶て̶イ̶な̶い̶な̶ラ̶
私をまたあなたの娘と…ミ̶ト̶め̶て̶欲̶シ̶い̶
──────────
「っはあ…!はぁ、はぁ…違う。違う…!アイツは…シャンクスは…!…シャンクスは……私を、捨……」
「……シャンクス、きて、くれるかなァ?」 - 113二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 07:31:43
ウタ…
- 114二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 12:18:10
シャンクス関連の傷は癒えてなかったか…
- 115二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 19:44:29
全力でエアプゴードンしても解決できないことはあるというのか…
- 116二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 19:46:22
ちょっとまてその文字に横線入れる技術どうやった!?
- 117スレ主22/11/01(火) 20:34:30
- 118二次元好きの匿名さん22/11/01(火) 21:25:45
あれ取り消し線なのか
PCだとのばし棒になってるからなんでこんな間延びしたモノローグなんだろうと思った - 119二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 00:54:04
「ゴードン、ゴードン…」カリカリ、ペラッ
「なんだい、ウタ……」トントン、パサッ、カリカリ
「…そりゃ色々崩壊してる建物がある以上、お客さんの安全の為にも補修工事しなきゃだけどさ、高い。私達の食費何年分?」
「ううむ…とはいえ、な……」
「はぁ…書類がいっぱい…ライブって大変だ……」
「チケットの選考もあるな…ひと段落ついたらお茶にして……昼食は、野菜炒めとかにしようか…」
「節約しなきゃとはいえ…もう収穫した野菜と干し肉だけは辛い……はあ、こういう時に」
ドーン‼︎
「「!」」
ギャハハハ!ココヲアタラシイナワバリニシテヤルー‼︎
「…ちょうどいいね、臨時収入が入りそうだ」
「タイミングバッチリ〜!」
「スリム君とブライオン君にも手伝ってもらおう」
「いいね、もう絶対逃がさないよ。ついでに機材のお金も余裕欲しいし」
「うむ、仕事の邪魔もされた事だし遠慮なく行こう」
「(ゴードンがノリノリなの珍しいな…ストレスとか溜まるんだね、ゴードンでも……)」
「(ライブに向けての調整でただでさえ身体作りに気を配らねばなんだぞ……これで仕事がおして私だけでなく二人して寝不足になったらどうしてくれるんだあの海賊どもめ…)」
- 120二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 03:15:41
ゴ「(とりあえず全員拘束出来たな…とはいえ相変わらずウタウタの能力が1番大きな功績だが…)」
ウ「よし、じゃあ海軍に突き出しちゃおっか」
「ま、待ってくれ!」
ウ「ん?」
「おれは確かに手ェ汚してるけどよ!息子は見逃してやってくれ!!盗みはしたが、まだ人一人殺してないやつだ!!」
ウ「…!」
ゴ「……」
「は!?何言ってんだバカ親父…!?」
「うるせえ!そりゃおれの息子の時点でカタギに出来ないのは知ってんだよ!!」
「ならいいじゃねえか!!おれが捕まったのもおれの責任だ!!なめんじゃねえぞ!?」
「知るか!!自分の子供に自分よりマシな人生歩ませたくねえ親は親じゃねえよ!!」
ウ「………」
ゴ「ウタ…とりあえず海軍に突き出すのは、少し待つかい?」
ウ「…ゴードンに任せる。私、帰って休む」
ゴ「そうか、お疲れ様…ちゃんと休むんだよ…」
ゴ「(…まさかこんな時に、こんなやりとりを目の前で見せられるとはな……後で何か差し入れるか)」
ウ「(…マシな人生…?…アイツは最初から私を道具として見てたんだよ…見てたんだ……あの海賊とは違う。最初から父親ですら…!そのはずなの…でも………やめよう、疲れた)」
ウ「ッ……頭がいたいな」
- 121二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 05:52:45
スレタイからは考えられないくらい重たくなってきた
救われてくれ... - 122二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 12:18:32
もしや映画軸に軌道修正させられている…?
- 123二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 13:39:52
そういえば電伝虫は先にゴードンが見つけたからエレジアの真相を知らないしシャンクスを誤解したままだ…
- 124二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 17:21:52
- 125二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 17:31:23
危ない危ない危ない
- 126二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 18:04:33
本当に大丈夫か?そのメンタルでライブやって…
- 127二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 18:49:56
「〜で!こんな感じにして【私は最強】の時とかは見るからに強そうってデザイン!…どうかな?」
「ふむ、いいじゃないか……ただ一つ気になってるんだが、ウタ」
「ん?」
「このメイン衣装のアームカバーに付いているマークはなんだい?すまないが私は音楽一筋でね…デザイン系統は詳しくないんだ」
「!…こ、れは…」
「あ!すまない!言い難い事ならば私は深く…」
「…友達が、くれたの」
「?友達…」
「エレジアに来る前に、いたんだ。一人だけ、その子に描いてもらったんだよ「自分達の新時代のマークにしよう」って」
「新時代…ウタが手がけた曲だね」
「うん。私は歌で人を幸せにするっていう夢があったけど……アイツはどんな時代作るつもりなのか、聞けなかったな」
「…人の縁とは不思議なものさ、生きていれば案外あっさりと会えてしまうかもしれないよ」
「ふふ、そうだね。アイツはいつも行動が突拍子もなかったから…」
「しかし不思議なマークだね…?何がイメージの元なんだい?」
「え…ぁ、それは……」
「…もしやコレも聞くのは野暮だったかい?」
「んーん、ゴードンは悪くないよ…これを当時、描いてくれたアイツも…これ、麦わら帽子だよ、シャンクスの」
「!!」
- 128二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 19:35:00
「(麦わら帽子…なるほど、幼い子供が描いたと思えば納得だな)」
「…変かな、私」
「?何がだい?」
「…許せない奴の、トレードマークを、友達がくれたからって…こうしてシンボルにしてさ」
「……」
「私を騙して、利用して、捨てた…このエレジアを滅ぼして、私一人残して……あ、いや、ゴードンもいるけどね!」
「…いや、私はあくまで保護者の様なものだ。歳も離れてるから友達とは違うだろう?同年代の友達がいない環境のままで、すまないな。外にも連れ出せない」
「い、いやいや!この国をゴードン一人にしたらすぐ海賊にやられちゃうし!…ゴードンだって、この国を空ける様な事、出来ないでしょ?仕方ないよ」
「…ありがとう。ああ、それと君の質問に対する私の個人的な答えだが…変ではないよ、何も」
「…ほんと?」
「君が大事にしたいもの全てを把握しきれないが、少なくともそのマークには君と、君の友達の約束が込められているのなら、大事なものだ」
「……」
「大事なものを、抱える気持ちがどれ程複雑でも蔑ろにするのは…きっと、後で後悔してしまうよ」
「……後悔」
- 129二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 19:38:29
いいぞゴードン…
- 130二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:21:50
このレスは削除されています
- 131二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:27:24
やっぱ良い奴だなゴードン
- 132二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:27:41
「うむ、例え辛くても、昔は好きだったこと、大切だった事は…今やこれからの自分を支える大事なものだ(…私が、この国の王であった時、確かにあった国民の笑顔の記憶も)」
「……ゴードン…ごめんなさい」
「ん?」
「ゴードンが、ビンクスの酒を歌う私に、歌まで嫌いにならなくていいよって言ってくれたから、今も偶に歌うの…」
「…知っている、相変わらず素晴らしい歌声だ」
「歌ってる時、レッドフォース号に乗ってた時、思い出すの…」
「そうか」
「…私、人に酷いことする海賊は嫌い」
「ああ」
「…でも、アイツ等……シャンクス達との記憶、あの日の夜まで、全部、全部幸せなの」
「うむ」
「……嫌いなのに、辛いのに、まだ…信じてたい自分がいるの。ゴードンがああ言ってたのに、エレジアが滅んでいるのに…まだ「事情があるんじゃ」ってなるの」
「うむ…」
「……嫌いに、なりきれなくて…ごめんなさい、ゴードン…ッ」
「わた゛し、まだ…ッ赤、髪海賊団…信じていだい゛…!」
「…いい、いいんだ。よく、話してくれたね…私相手は言い辛いことこの上なかっただろう…」
「謝る事はないよ。何年も共にいたお前にとって幸せだったならそれは、それは大事に、抱えていい思い出なんだ…ッ」
「(随分と情が移ってしまったものだ、私も…)」
「……う゛ん…ッ」
- 133二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:42:44
「…落ち着いたかい?」
「…ん」ズビッ
「(あのメンタルでライブなど出来ようはずもない…早めにケアが出来てよかった…)」
「ねえ…」
「うん?」
「さっきゴードン、私のことお前って呼んだ?」
「!?!?」ビクゥッ
「あはは、動揺しすぎ…でも、そっか。ゴードンは王様だもんね、君なんていう呼び方よりはそっちの方が自然か…」
「あ、いや…すまない」
「ううん、なんか嬉しいよ。ゴードンとは長く暮らしてたけど、割と私達、一線引いてるところあったもんね」
「…そうだな(なにせ私はこの子を、利用しようとしてる、しな)」
「ゴードンが嫌じゃないならお前呼びでいいよ。私はそっちの方がいい」
「…う、む……委細承知した」
「かっった!?!?折角距離縮んだのにわざわざとらないでよ、もう……プッ、ふふっ!」
「……」
「フフ、あはは!」
「…ふはっ、ふ、ふふ…!」
「あはははっ、笑い方下手くそ!」
「手厳しいな…ふふっ」 - 134二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:48:30
どうか幸せに…
- 135二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:55:45
今の2人は親子に見えるよ。
- 136二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 00:49:26
メンタル回復したな…!
- 137二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 02:31:26
よかった…どうかこのまま…!
- 138二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 10:36:01
ゴードン…!
- 139二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 13:40:28
「さてウタ。これはなんだと思う?」
「えっと?永久指針?」
「そうだ、これがチケットが当選したファンに一緒に届く訳だが…これは普通の永久指針ではない。転売防止の為の改造が施されているのさ」
「てんばい防止…?」
「ライブのチケットが当たったのに儲かる為に他の人間に売ることだね。純粋にライブを楽しもうという人がいる中でこういう存在はとても良くない…」
「なるほど」
「更には身分が高い権力者が市民からチケットを無理矢理奪う可能性もあるわけだ」
「…それは、ちょっと」
「私もそう思うとも、しかしこの永久指針は…所謂個人専用なんだ」
「??」
「ビブルカードは知ってるかな?」
「うん」
「その技術を少し応用されている。簡単に言えば当たった本人以外がチケットとこの永久指針を奪って使っても…指針が狂って、このエレジアには辿り着かないのさ」
「それなら本人だけが来れるね!ライブ会場は当日まで秘密にしておけば分からないし…すごい!」
「うむ」
「……いや、普通に凄すぎない??え、これゴードンが作ったの??」
「いや、昔からそういうチケットの転売系の問題はエレジアでは偶にあってな…こういうのを開発しようという資料が城に残ってたのを活用させてもらった」
「(??そういうのって資料があれば誰でも出来るもの…なのかなァ?)」
「(これで天竜人の様な権力でものを言わせる者は来れまい…私だって何度も奪われてたまるか…!)」
- 140二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 13:45:08
正攻法で抽選に当たった天竜人はどうするんだろう
ともあれバッドエンドルートが着実に回避されてるな……どうかこのまま…… - 141二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 13:53:35
いやゴードンさんマジであんた立派だよ…
- 142二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:30:12
保守 幸せになってくれ…
- 143二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 22:51:43
今のウタなら真実を知っても受け止められる…かな?
二人とも幸せになってくれ〜! - 144二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:41:52
「さて改めてチケットの選考だな…まずは、これとこれと、これと……この辺りは無しだな…」バサッ
「うぇえ!?ちょ、え!?ゴードン!?」
「この抽選者達はブラックリストに入っていてね…ライブに来ても危険な可能性の方が高い…お前のファンの人達までもが危ないだろう」
「ブラックリストなんてあるの!?私はこれファーストライブなんだけど!?」
「うむ、エレジアの歴史において既に登録済みだ…」
「音楽の国で出禁喰らうって何したの…まあ、ゴードンがいうなら残念かもだけど、その人達には諦めてもらおっか?」
「そうしてくれ。………では、この残りからキチンと選考していこう」
「(この名前も、あの名前も…あっちの筆跡も、忘れてなどいないぞ。この国で国民を奪った天竜人含めた犯罪者達の事は…今もずっとだ)」
「(何より国王時代のコネクションで付近の島国でも奴隷にと連れて行かれた者達の名前もリスト化している…奴隷達の名義で数勝負しても無駄だ…!!)」
「(最近のゴードン、しっかりしてるなァ…いや元々ちゃんとしてたし、優しいけど…王様だったんだなっていうのが分かる…私も、頑張らないと)」パラパラ…
- 145二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:51:11
筆跡まで…よほど悔しかったんだろうな…
- 146二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 00:09:38
これは良きSSだえ〜
保守するからわちきもライブに誘うえ〜 - 147二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 00:36:15
ゴードンさんマジ国王
- 148二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 07:10:17
保守
- 149二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 14:54:00
ほ
- 150二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 17:03:53
保守
- 151二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 17:09:04
このまま幸せになってくれ二人で…!!
- 152二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 23:19:06
初ライブは念入りにしといても問題ない
- 153二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 23:19:14
保守
- 154二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 00:37:37
「…?マナーを、教えて欲しい?」
「うん、色んな人がライブにくるし、携わるでしょ?私はこの国から出なかったし…前は海賊船の中で紅一点って感じだったから人とあまり関わってないんだ」
「なるほど」
「ファンの人達との接し方は今まででもいいかもだけど、一人のアーティストとして、ゴードンに育ててもらった歌姫として恥ずかしくない様にはなりたい」
「う、む…別にそのままでもお前らしいが、分かった。ならば今日の食事の時から軽く学んでいこうか」
「ありがとうゴードン」
「いいさ、そしたら次は茶会か…いや、歌手として有名になればパーティ系統のマナーも…」ブツブツ
「(うん、ゴードンに頼って正解かな。王様ならマナーには注意してるだろうし…寧ろ今まで絶対私ひどい態度でご飯や紅茶飲んでたんじゃ…)」
「ん?どうしたウタ?」
「ん、んーと、お、汚名返上の為にも頑張ろうって思い直してた!」
「…汚名返上?まあ、いいが、何度も言うけどお前は無茶しがちなのだから気を張りすぎない様にな」
「分かってるってー」
「(確かに、マナーは余計な敵を作らずにいられる点からしても覚えていて損はないか…権力者云々ではなく、一人の人として覚えさせてあげねばな)」
- 155二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 00:52:16
もうどこにエアプあるかわからなくなったが幸せならそれでいい
- 156二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 00:59:51
向上心があり自分から教えを乞うことができる生徒
生徒を尊重し手厚く指導することが出来る教育者
なんだこれは理想の関係か??? - 157二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 01:02:07
そっか、REDだと全部一人だから…ゴードンに頼るが選択肢にあるだけでかなり変わるな
- 158二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 07:30:47
このウタはREDよりは精神年齢高いよね?
そうだよね? - 159二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 13:35:41
保守 理想的な関係すぎる…
- 160二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 18:59:50
チャルロス聖は当選者の船を先導にしてついてきたのか
- 161二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 22:58:32
保守
- 162二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 23:09:37
保守 幸せになってくれ
- 163二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 23:36:03
「…さて、次の選考は……ある意味もっと難易度が高いな」
「そ、そんなこと…ないと、思うよ?」
「現に今のところ募集に参加したいという声が殆どない状況なのだが?」
「う、うー…でもどうしよう、まさか」
「「ここまで私の(ウタの)休憩時間をつないでくれそうな共演者が見つからないなんて(とは)…」」
「かんっぜんに計算外だよぉぉお!」
「本気で私のオルガンだけでやる可能性が出てきたことに寒気さえ感じるよ…(やはりアーティストとしても真正面からウタと張り合おうと思えるものはいないか…!他にもウタが休憩している間、ウタの身を守れる様なガードマンも必要だというのに…!)」
プルルルル…プルルルル…
「「!!」」
ガチャ
「も、もしもし…ええ、ウタのライブの共演者募集窓口はこちらだが……ん?んん゛!?」
「え?ど、どうしたのゴードン?」
「ち、ちょっと待ってくれ……はあ!?いや、そんな話は本人から聞いた事が……確認する!ウタ!」
「は、はい!!」
「…お前は、赤髪海賊団以外に知り合いが?何故かある海賊がお前の事を知っていて…その、船員にお前のファンが多いらしく、ウチの音楽家と共演してくれるなら色々融通するとか…」
「ええ…海賊の知り合い?シャンクス達以外で…そんなの…そん、なの………」
- 164二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 23:37:36
- 165二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 23:39:26
来たか…ルフィ…!
- 166二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 23:41:54
- 167二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 23:52:41
ここでルフィきたか~~~~!!ウタとブルックの共演は楽しみ
- 168二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 23:56:22
ルフィ!これは勝利ですよね!
- 169二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 23:58:53
「そっか、今ルフィって海賊なんだね!」
【おう、夢だったからな。まだ叶えきってねえけど】
「いいのかな〜?悠長にしてると私の方が先叶えて184連勝しちゃうかもよ!」
【違えだろ!おれの184連勝になるんだ!!】
「ふふふ……そういえばルフィの仲間?の音楽家さんと共演って聞いたけど、どういう事?」
【いやァ…実はよ、おれの仲間めちゃくちゃお前のファンだったんだけどチケット取れなかったっておれに泣きついてきてよ…】
「あ〜…まぁ、普通より厳しめの選考してたかな…」
【んで、それでそんなにライブ行きてえ歌手って誰だ?って聞いたらウタって分かってよ!なら手伝いついでに会いたいなって思ったんだ!】
「もう、それ聞き方によっては正攻法じゃないんだからズルなんだよルフィ?」
【悪い!でもおれお前に折角だから会いてえんだ。昔、最後があんなだったろ?】
「……そんなの気にしてんだ?変なルフィ。今いるところ教えて?永久指針と、チケット送ってあげる」
【ホントか!ありがとう!】
「でも早めに来てね?リハーサルくらいしたいし」
【任せろ!すぐに進路変更出来る!!おれの仲間はすげえからな!】
「そっか!ルフィの仲間に会えるのも楽しみにしてるよ!!」
- 170二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 00:14:57
「うん、うん…じゃ、またね!」ガチャン
「…楽しそうに話していたな」
「あ!ゴードンごめんね!?急に…」
「いい、久しぶりに友達と話せたのだろう?はしゃがない方が無理というものさ…沢山話して喉が渇いただろう、紅茶を淹れるよ」
「…ありがとう」
「これくらいで礼は…」
「違うよ。紅茶もだけど…もしゴードンと話をしないで、シャンクス達を信じるのを諦めていたら?配信でその憎しみのまま海賊が嫌いだって話してたら?…たぶん今日、私はルフィとああやって話せなかった」
「……」
「だから、ありがとう」
「これくらい、なんて事はない。なにより私に話すことも、信じると決めたことも…他の誰でもない、お前が決めたことだ…さ、最近の練習のおさらいといこうか」
「お、お手柔らかに………えへへ」
- 171二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 00:16:14
保守、みんな幸せになってくれ〜!
- 172二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 08:16:13
- 173二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 08:27:01
「おお!見えてきたぞ〜エレジア〜!!」
「大はしゃぎねルフィ」
「いつも新しい島を見つけたらそうだけどな。今回は別格だろ?…かくいうおれも楽しみだぜ!くぅ〜まさかプリンセスウタをお目にかかれるとは!」
「たのしみだな!」
「ん〜…あ!」
「なんじゃルフィ……もう誰かが港におるな」
「ヨホホ、どうやら楽しみにしてくださったのは我らだけではないようで」
「おれ先に行ってくる!!」ビョーン
「おいルフィ!!…こういう時アイツのゴムゴムが羨ましいな」
「ふふ、でも気持ちは分かるわ…だって12年ぶりの再会なんでしょう?」
「アウッ!スゥーパー感動の再会ってやつだな!!」
「くそっ、クソォ…!何故あんなバカゴムに素敵なレディとの縁があるんだァ!!それも相手はあのウタちゃんだとゥ!?」
「…そういう下心が原因なんじゃねえかグル眉」
「ンだとゴラァ!?」 - 174二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 08:31:01
- 175二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 08:35:46
感慨深い
- 176二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 08:38:26
- 177二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 11:10:36
最高の展開が続きすぎててここがエアプゴードンスレだと忘れてしまう……
- 178二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 11:16:02
なんというか、最初はエアプだったけど段々と「もしもゴードンがウタへの恐怖心がなかったら」みたいになってるな
- 179二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 19:18:35
保守
- 180二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 23:40:25
保守
- 181二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 00:43:51
「よく来たね。君がウタの友達のルフィ君、そしてその仲間達であっているかな?」
「おう!おっさんがゴードンだろ?ウタから聞いた!暫くよろしくな!!」
「…うむ、このエレジアは今私達二人しかいないが、歓迎しよう」
「うひょー、デッケェ城!それに森もあんな!!なあウタ後で探検しに行っていいか!?」
「え、あー…いい、けど、ゴードン…」
「…うむ、ウタがいれば安心だろう。ついて行ってあげなさい」
「ん?なんかあんのか?」
「いやね?一応此処もたまに海賊が来るから自衛の為にあっちこっちに罠があるんだ…能力者でもキツいの幾つか混じってるし、私がダメって言ったところは行かないならいいよ」
「こえー…」
「ま、仕方ねえな。つーか、おっさんとウタだけで此処を守ってんのか」
「動物も手伝ってくれるよ!今回のライブでは楽器も頼んでるから後で紹介させてね!」
「動物が楽器!?懐かしいなァ、モンスターを思い出すな!ほらたまにタンバリンとかよ?覚えてっか?」
「うん…そうだね」
「(モンスター…懐かしいな。私が歌うって時にマイク持ってきてくれたり、歌に合わせてパンチさんと一緒にカスタネット叩いたり…)」
- 182二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 05:23:45
保守
- 183二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 07:17:02
罠の殺意たけえ…
- 184二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 13:43:05
一気読みさせていただいた。まことに素晴らしくございます
- 185二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 19:48:25
保守
- 186二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 00:00:14
「荷物も運び終わったな!!そんじゃ行くぞウタァァァア!!」
「ちょっと!待ってルフィ!」
「ふふ、楽しそうねルフィ」
「そうだな。しっかしこの島…マジで誰もいねェな。よく二人だけで生きてきたもんだ」
「おいやめろよ失礼だろプリンセスウタとゴードンさんに!!」
「…いや、そう言われても仕方のない事だ。本当に久しくこうして誰かをもてなすという事もなかった。改めてようこそエレジアへ、今はもう私とウタだけの国だが、国をあげて歓迎しよう…どうかあの子の事を手伝ってあげて欲しい」
「ヨホホホ、お任せを!私のミュージシャン魂が唸ります!」
「アウッ!機材なんかも、おれ達に手伝える事はス〜パ〜任せとけェ!!」
「力仕事くらいならワシも手伝えるじゃろう」
「ライブとなれば天候も大事よね!」
「…まあ、デケェ催しにゃ必ず乱入者がいるだろうよ。ちったァ骨のあるやつが来れば楽しいがな」
「何も起きないのが大事だとおれ思うな…あ!ライブまでの健康管理なら手伝えるぞ!」
「ならおれはそれに沿ったメニュー作りだな。あのウタちゃんの口に入るとなれば腕がなるぜ…!」
「(…変わった海賊達だ。何処か、赤髪海賊団を思い出すな…悪党なのに、気が良いというか)」
- 187二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 00:25:40
「ル、ルフィ!はやいってば!」
「お、ワリィワリィ!…なあウタ、お前なんで船降りたんだ?」
「え…ぁ、それは」
「言いたくないならいいけどよ、あんなに赤髪海賊団が好きだったじゃねえか?」
「……分かんない」
「ん?」
「私は、降りたくて降りてないの…12年前、エレジアが滅んだ日…シャンクス達は私をこのエレジアに置いて行っちゃった…」
「はあ?いやでもおれ、シャンクスはウタは歌手になる為に降りたって…」
「!?違う!!私は、私はあの夜シャンクス達と離れたくないってちゃんと言ったんだ!!」
「ん、ん〜、じゃあ、シャンクス達にもなんか事情があんのか…」
「ルフィは何か聞いてないの?…その、その帽子も」
「これは預かってんだ。いつか立派な海賊になったら返しに行くって……それと、悪い。シャンクス達が言いたくないなら聞かないってあの時は決めちまったんだ」
「…そっか」
「(ルフィにも話してない…それどころか私が自分で残ったみたいな嘘を?なんで?……分かんない。父親の事なのに、娘なのに、シャンクス達が、わからない)」
「(歌手になる為にって聞いたよなおれ…でもあのおっさんしかいないとこに態々大事な娘をシャンクスが置いていくか…?)」
- 188二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 00:38:11
「ん〜?」
「うーん…」
「ええ〜…ううん?」
「うぐぐぐ…!」
「「わからん/わかんない!!」」
「「でも!」」
「「シャンクス達は信じてェ/たい!!」」
「……よね?やっぱり」
「おう、というかさっきの話からしてもしかしてこの島がボロボロになってんのは」
「…世間的にはシャンクス達がやった事になってる」
「ンな事シャンクスはしねえ!!」
「そうだよね……うん、そうだ、よね?」
「なんつーか、お前も色々あったんだな」
「この島にずっといた私なんて冒険してるルフィ程じゃないかな……ねえ、ルフィ」
「ん?」
「折角だからさ、冒険の話…聞きたいな。ダメ?」
「そんな事ねえよ!すげえ所沢山行ったんだ、聞いて驚くなよー?」
「ふふ」
「(なんだか、昔と逆だな…あの頃は私がルフィに冒険の話聞かせてたのに…)」
「(歌もだけど、シャンクス達との冒険も好きだったしな!ずっと此処にいた、なんてつまんなかったかもだしぜってえ驚かせるぞ!)」
- 189二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 00:42:56
いい方向に進んでるはずなのに最大の爆弾が残ってるせいで不安だ…
- 190二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 00:53:36
素晴らしいスレを見つけて興奮が収まらない
- 191二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 01:19:03
「えええ!?じゃあ今のルフィって、もうシャンクス達にも近いくらいのすごい海賊なの!?」
「おう!おれも、おれの仲間もすげえからな!!ニッシッシ!!」
「(あの頃からルフィは多分すごい事を成し遂げるだろうな〜なんて子供ながらに思ってたけど…もうそんな所まで来てたんだ……)」
「いや〜こうやって誰かに話してみると本当に色々見て来たなおれ達…!」
「そっか…じゃあその帽子、シャンクスに返す日も近いかもしれないねルフィ」
「そうだな……なあウタ」
「やだ」
「まだ何も言ってねえだろ…」
「でも分かるよ、だから先に断っておく。確かに私がアンタの船に乗ってシャンクスに会いに行く事も出来るかもしれない…寧ろ会う約束がハッキリしてるルフィの方が確率は高い」
「ならよ…」
「だめだよ、例え一時的な乗船としても…そしたら私はアンタの仲間として世間に見られる可能性がある。私は……まだ…」
「…そうか、分かった。もう誘わないでおく」
「ありがと、ごめん」
「気にすんな!それにそうなると、おっさんも一人になっちまうもんな…」
「そうだよ、一人は寂しいんだから」
「…そうだな、寂しいのはダメだ。なのに、ウタはすげえな」
「え?」
「シャンクス達がいなくて寂しかった筈なのによ、こうして今はいろんな人元気づけてる歌手になったんだろ?スゲェ強いな、ウタは」
「え、えー…そういう褒め方はなんか今までなかったから照れるな…でもうん、これまでに作った歌に「私は最強」なんてのがあるくらいだからね!」
「そうなのか!なら聴かせてくれよ!」
「今!?」
「冒険の話聞かせてやったろ〜」
「もう、しょうがないなァ!…それじゃ」
「久しぶりに聴かせてあげる!!私の歌!!」
- 192二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 07:22:34
幼馴染だけのライブ…尊い
- 193二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 17:12:02
もはやエアプでも何でもないけど好きです
- 194二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 21:17:50
ほしゅ
- 195二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 22:54:49
エアプゴードンさんは計画を仕掛けるのはいつにするんだろ。ゴードンさん的にもこのライブは成功してあげたそうだし。どうなるやら
- 196二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 00:02:02
「〜♪…はい!どうよ私の世界を虜にするまでに成長した歌唱力!」
「おお〜、やっぱりウタは歌うのがうめえし大好きなんだな!」
「ふふん、当たり前!だって私は歌で皆が幸せになる新時代を築くと決めた女なんだから!!」
「悪いけど負けてらんねェな!おれが先に新時代をつくるからよ!」
「ヘェ〜?私に183連敗しておいて?」
「だからお前の183連敗だろ!いつもズルしてよ!」
「出た!負け惜しみ〜!」
「今のおれにはお前は絶対勝てないからな!本当におれのパンチはピストルよりも強いんだぞ?」
「あのへなちょこグルグルパンチしてたルフィがね〜…なら、ライブ中は頼りにしてるよ。私も能力使ってる時は強いけど、ずっと戦ってたら体力がもたないし」
「任せとけ!」
こうして、ある道とは様々な違いを生みながら…それを知る由もない彼女ら、彼らは運命の日を迎える
ライブまで、あと──⬛︎日。
「(すごい海賊になったルフィだってこうして会えた。もしかしたら、シャンクスだって……ううん)」
「(…たとえ、ライブ自体には来なかったとしても、と̶っ̶テ̶も̶少し寂しくても、やりきろう!全力で!)」
「……」
コツコツコツ……キィ、バタン
to be continued…
- 197二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 00:08:15
ここまでが前座だったというのか…そりゃそうだよな
- 198スレ主22/11/09(水) 00:12:53
- 199二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 00:14:01
立て乙
よっしゃ本番行くか! - 200二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 00:17:43
皆幸せになってほしい