【CP】ルフィ「お、耳掃除してんのかウタ」

1122/10/27(木) 20:30:28

音楽を仕事にしている以上、喉や耳は結構気を遣って整えている。
ゴードンから特に喉には気を遣いなさいと口うるさく言われていた事もあって、私自身歌手としてそれはそうだと思って割と積極的にケアしてた。

これまで喉のケアは1人でしてたけど、チョッパー君に色々教えて貰って更に調子が良くなった。
なんだか前より気持ちよく声が通る気がする。

けど耳かきはきっかけはメンテナンスだけど、いつしか仕事関係なく好きでよくやってた。

晩ご飯の後にアクアリウムでのまったりタイム。
みんなリラックスしてそれぞれの時間を過ごしている穏やかなひと時。
本を読んだり雑談をしたりでみんな楽しそう。

私はそんなみんなを眺めながらのんびりと耳かきをしていた。
耳かきってなんか気持ちいいから好きなんだよね。

2122/10/27(木) 20:35:06

ウタ「〜♪」

ルフィ「お、耳掃除してんのかウタ」

ウタ「うん。でもルフィがそばに居ると怖いからちょっと離れててね」

ルフィ「いくらおれだってそんな事しねェよ」

ウタ「はいはい。もう少しで終わるからちょっと待っててよ。今日は何して遊ぶの？」

ルフィ「いや、それならおれも耳掃除してくれ」

ウタ「…え？」

ルフィ「そういや最近やってなかったからよ」

ウタ「いや、ちゃんと耳かきくらいしなよ」

ルフィ「おれ下手だからさ」

ウタ「アンタねぇ…」

ルフィ「な！頼むよ！」

3二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 20:36:02

……我が生涯に一遍の悔いなし

4二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 20:37:21

おれはこのスレ主を王にする

5122/10/27(木) 20:40:19

ウタ「はいはい。じゃ可愛い彼女がやってあげますよー」

ルフィ「お、ありがとな！」

ウタ「ほら、こっち来て」

ルフィ「おう、頼むな！」

…いやちょっと待ってよ。
私はソファに座ってって意味で言ったのになんでルフィは躊躇なく私の膝に寝るかな。

人前で膝枕なんかする気なかったのに。

ウタ「ち…違うよルフィ！ソファに座って！」

サンジ「そうだぞてめェコラァ！何やってんだ！」

ルフィ「なんだよ、カタい事言うなよな」

ウタ「もう！」

…どうしよう。
ルフィは全く動くつもりがないみたい。
ちょっとガンコな所あるんだよね、ルフィって。

6二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 20:40:57

🟢はよ戻れエロカッパ

7二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 20:42:23

彼女……

8122/10/27(木) 20:45:08

ウタ「わかったわかった。じゃこのままやるね」

ルフィ「おう」

サンジ「あのゴム野郎…！」

ナミ「ほら、邪魔しないの」

思えば誰かに耳かきをやるのは初めてかも。
これまで私の色々な初めてをルフィにたくさんあげたけど、これもその1つだね。

でも耳ってデリケートだから傷付けないようにちゃんと気をつけないと…。

ウタ「じゃ、くすぐったくても動かないでね」

ルフィ「ああ、よろしく」

ウタ「はーい」

ルフィ「うひひ…くすぐったい…」

ウタ「お…中々の大物…ちゃんと耳かきしなよ」

ウソップ「…いいなぁ……」

フランキー「オウ、おれがやってやろうか？」

9二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 20:47:27

カヤお嬢様がいるだろウソップ

10122/10/27(木) 20:50:14

ウタ「これは大仕事になりそう…楽しい…」

ルフィ「耳かき好きなのか？」

ウタ「うん、結構好き……お、これも中々…」

ルフィ「いちいち感想言うなよな」

ウタ「つい言っちゃうのよ、楽しいから」

ルフィ「そういうもんか？」

ウタ「そういうもんよ」

ルフィ「ウタが楽しいならそれでいいよ」

ウタ「はいはい。ありがとね」

ルフィ「くひひ…やっぱくすぐってェ…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ウタ「ほら、動かないの」

ウソップ「おお！驚くほど取れた！」

フランキー「ハハハ！上手いもんだろ！」

11二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 20:54:59

ウソップとフランキー楽しそうだな

12122/10/27(木) 20:55:08

ウタ「仕上げにふわふわの奴で綺麗にして…と」

ルフィ「あー！くすぐってェ！」

ウタ「もうちょっとだけ我慢してよ」

ルフィ「うぎぎ…」

ウタ「…はい終わり。じゃ反対の耳もやるね」

ルフィ「おう！」ｸﾙｯ

私がそう言うと、ルフィは迷うことなくその場で寝返りした。その場で。寝返りを。

さっきまでは顔があっち向いてたし、反対の耳やる時は私に気を遣って体ごと動いてくれると思っていた。
まさかそのまま普通に寝返りするとは思わなかった。…いやまぁ、ルフィは多分何も考えずに寝返りしたんだろうけど。

今私が着てるのはお気に入りのいつもの白いワンピース。
これは結構スカートが短い。
色々見えない様に気を遣うとこはあるけど、デザインが好きでよく着てる。

でも今は嫌い。本当に。ルフィのせいで。

こっち向かないでよ、ばか。

13二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 20:57:22

言葉とは裏腹に顔はゆるんでそう

14122/10/27(木) 21:00:16

ルフィ「…どうした？顔赤いぞ？」

ウタ「ーッ！バカ！最低！あっち行ってよ！」ﾄﾞﾝ!

ルフィ「んぎゃ！何すんだ！」

ウタ「ルフィが悪いんでしょ！」

ルフィ「何もしてねェじゃねぇか！」

ウタ「中見たでしょ！えっち！」

ルフィ「ウタお前、何の話してんだよ！」

ナミ「いや今のはルフィが悪いわ」

ルフィ「ええ！？」

サンジ「ルフィお前…覚悟は出来てんだろうな…！」

ルフィ「おい、なんでだよ！」

ゾロ「下らねぇ…何やってんだよお前ら」

ウソップ「なぁ、反対も頼むよ〜」

フランキー「スーパー任せとけ！」

15122/10/27(木) 21:05:25

ジンベエ「コラ！落ち着かんか！頭を冷やせお前ら！」

ルフィ「でもジンベエ！」

ジンベエ「ちょっとこっち来いルフィ！説教してくれるわ！」ｸﾞｲ

ルフィ「なんでだよ！？」

ジンベエ「理由も含めて話してやる！いいから来い！」

ナミ「はぁ、全く…ウタ、大丈夫？」

ウタ「うん…ちょっと恥ずかしかったけど……」

うわー！
ルフィに見られちゃったかも！
最悪！恥ずかしい！穴があったら入りたい！

…あ、今日って見られても大丈夫な奴だったっけ……？
……いやそうじゃなくて！

ウソップ「お前耳かきの天才だ！すげェ！」

フランキー「おう！照れるぜ！」

16二次元好きの匿名さん22/10/27(木) 21:07:51

フランキーとウソップ二人で盛り上がってるな

17122/10/27(木) 21:10:09

ルフィがお説教されてる間にお風呂に入っとこう。落ち着く為にもね。

…ただどうしてもさっきの事を考えちゃう。
でもルフィに悪気はなかったよね。多分。
私、ちょっと過剰な反応しちゃったかな…。

お風呂から上がる頃には恥ずかしい気持ちも落ち着いてきてゆったりとリラックス出来た。
やっぱりお風呂はすごい。嫌な気持ちが全部流れていく気がするから。

…けど、さっきの事を思い出すと顔が熱くなる。
恥ずかしい所見られちゃったかなぁ…。
絶対見られちゃったよね…。

なんて物思いにふけっていたらしょぼくれた感じのルフィに話しかけられた。

ルフィ「ウタ…」

ウタ「ルフィ。どうしたの？」

ルフィ「さっきはごめん。ジンベエに叱られておれが何しちまったのか分かったんだ」

ウタ「ああ、もういいよ別に。悪気はなかったんでしょ？」

ルフィ「でもおれ…」

18122/10/27(木) 21:15:05

しょんぼりしたルフィがまるで子犬みたいでなんだかかわいく感じたから、ぎゅっと抱き締めてあげるね。

ウタ「大丈夫だよルフィ。私気にしてないから」

ルフィ「でも、ごめんな」

ウタ「ねぇ、ルフィは私に耳かきして欲しかったんでしょ？」

ルフィ「…。ああ、ウタにして貰いたかった…」

ウタ「そっか。ならまた今度やってあげるよ」

ルフィ「…ありがとな」

ウタ「いつでも私に甘えていいからね、ルフィ」

ルフィが私に甘えてくれた事が嬉しかったから今日の事は特別に許してあげる。
だって私はルフィの彼女だもん。
ルフィが甘えたい時は全部受け止めてあげる。

きっとルフィだって辛い時はある。そういう時は私を頼ってよ。こうやっていつでもぎゅってしてあげるから。
もちろん膝枕だって耳かきだって、ルフィのしたい事ならなんでもしてあげるよ。

…あんな風に人前じゃなければね。

終