- 1二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:15:14
- 2二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:15:47
- 3二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:17:08
キャラ?シチュ?両方?
- 4二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:18:23
なんでもいいよ!
- 5二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:20:01
- 6二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:20:06
このレスは削除されています
- 7二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:20:53
フラッシュさん書きます!
- 8二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:21:45
やったぜ 寝れねぇ
- 9二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:40:45
「ふぁ、は……ふ……」
目覚まし時計が鳴り響き、ぱちりと目を開けて伸びをする。
時刻は5時30分、いつも通りの起床時間。
今日の予定は、完全なオフ。トレーニングはないため、身支度をしてコースへ向かう必要はありません。
しかし規則的な生活は、いついかなる場合でも送られてこそ。
休みの日だからと怠けていては、今後のプランにも支障が出てしまいますから。
「さて、と……」
あたたかい布団の誘惑を断ち切るように這い出て、まだ薄暗いベランダへと向かいます。
「すう……はあ」
朝方の冷たい空気を吸い込み、まだほんのり熱が残った頭を冷やして覚醒させる。1秒の遅れなし、素晴らしいですね。
明け方の空気は心地よく、たまに1秒ほど遅れてしまうことがありますから。……しかし今日の戦いはここからです。
私は部屋に戻ると、私の布団の隣に敷かれたもうひとつの布団を揺さぶりながら声をかけます。
「トレーナーさん、起きてください。朝ですよ」
「……んん……おはよ、ふらっしゅ」
「はい、おはようございます」
寝ぼけ眼をこすりながら、寝起きの声でもそもそと動くトレーナーさん。
彼は私のプランに共感しながらも、雑なところのあるヒトです。ちゃんと予定通りに行動することを覚えていただかないと、私のパートナーは務まりません。
「今日こそは起きてもらいますよ。朝のお散歩の時間です」
「さむいよ……ぐう」
「もうっ! 明日は頑張る、と言ったのはどこの誰ですか!」
昨日の夜の話。明日こそはちゃんと起きて散歩しよう、キミと見る朝日はきっと綺麗だろうから────……と言っていたのは嘘だったんですか!
「ホントだけど……気分が変わったんだ」
「そうですかそうですか。ではどんな気分なんです? 予定はもう30秒遅れてしまっているんですよ?」
30秒もあれば何ができると思っているのでしょう。散歩用の服に着替えることが出来ます。顔を洗うことも可能でしょう。この30秒にどれだけの価値が────
「今の気分はね」
私が30秒がいかに貴重かを説明していると、トレーナーさんは私の手を引いて布団の中へ引き摺り込んでしまいました。
「フラッシュともう少し、のんびりしていたいかな」
優しい声で囁くように、トレーナーさんそう言ってぬくもりという武器で私を包み込みました。
「……っ」
……どうやら今日“も”私の負けのようです。 - 10二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:42:38
- 11二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:43:16
ええやん…ええやん!
- 12二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:44:38
セイちゃんが夢の中でつよつよになる
- 13二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:45:58
遠かったねごめん!!
- 14二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:46:20
- 15二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 01:47:12
書きます!
- 16二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:06:01
「む……」
朝のカフェテリアには、限定メニューというものが存在します。限定と冠されているだけあってとても人気のメニューです。羨ましいと思います。
そしてマーちゃんは敵情視察には余念がありません。人気者の限定メニューとやら、世界のスーパーマスコットを目指すマーちゃんが避けては通れぬ壁と心得ました。
なのでこうして苦手な早起きをして、早朝から列を並んで限定メニューを注文したはよかったのですけど……────
「……こんなに多いとは聞いていなかったのです」
出てきたのは厚切りトーストにこれでもかと玉ねぎピーマンウインナーを盛り付けて、追い討ちのようにとろとろチーズを乗せたピザトースト。
朝からこの量は流石に多すぎるのです……朝の弱いマーちゃんにとってこれはとても高い壁でありました。むりむりです。
ですが挑んだからには戦わねば……いざ尋常に────
「くっそー! 目の前で売り切れちまった……お、よう。マーチャンじゃねえか」
と、覚悟を決めようとしたマーちゃんの隣に座りながら、見覚えのありすぎるウマ娘が悔しそうにしていました。
「おはようですウオッカ。売り切れとは?」
「朝の限定メニューだよ。デカ盛りピザトースト、あれ美味くってさー……って、マーチャン間に合ったのかよ! いいなー!」
どうやらウオッカもこのピザトースト目当てで来たようでした。そして売り切れで買えなかった、と……ふむ。
「仕方ねえからなんか飯買ってくるよ。流石にここまで来て食えなかった、は悔しすぎて1日引きずっちまいそうだ」
「お待ちをウオッカ!」
「ん?」
「半分、食べませんか?」
「え、いいのか!?」 - 17二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:06:21
「マーちゃん、朝は苦手でして……この量はちょっとマーちゃん的にやばやばです」
「……まあ朝から食うにはめちゃくちゃ多いよな。オグリ先輩は朝から5皿食ったって話だぜ」
あのヒトでもその数しか食べられないならマーちゃんひとりで一皿も食べれませんよ。
「……でもホントにいいのか? なんか集ってるみたいで嫌なんだけど」
「むしろまーちゃんからお願いです。一緒に食べてください、ウオッカ」
「よし、しゃーねーな! 友達助けると思って相伴に預からせてもらうぜ、サンキューなマーチャン!」
「ふふふ、貸しひとつです。このお礼はマーちゃんの人気アップに手伝ってもらうことで────」
「いや貸しはそっちだろ、お前が食えねーの俺が手伝ってやってんだから」
「……はうっ!」
食べ物で損得勘定を出すのはいけない、と気付かされたマーちゃんでした。あとウオッカと半分こして食べたピザトースト、とっても美味しかったです。
半分こをすることで、マーちゃんのことを深く印象付けることが出来るのです。
ウオッカ、今日のピザトーストは忘れられない味になりましたね。
マーちゃんもきっと忘れませんよ。 - 18二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:06:49
良き…
- 19二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:07:22
- 20二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:08:04
いい…
- 21二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:08:32
- 22二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:09:22
ゼファー持ってないけど頑張る!ちょっと時間かかるかも!!
- 23二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:14:20
ウワーッ!
超自己満足でウオッカとマーチャンリクエストしたらすごい良いのがお出しされた…
ほのぼので癒されるぜありがとう - 24二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:42:57
「あなたは温かく優しい風です」
「ゼファーも優しくて可愛らしいよ」
「トレーナーさんこそ私の恵風。唯一無二のヒトです」
「それは俺もだね。ゼファーこそ俺のかけがえのないパートナーだよ」
何をしているかとお思いでしょうか。これは中等部で流行りの、お互いの良いところを言い合うゲームだそうです。
マヤノさんが教えてくれました。トレーナーさんと私で、お互いの良いと思う部分、素敵だと思うところを交互に言っていき、最初に照れた方が負け……というもの。
元々やるつもりはなかったのですが、やった結果がどうだったか……というものをマヤノさんテイオーさんと動画にして報告し合うことになってしまったので急遽執り行わせていただいています。
動画は、このスマホで。
もちろんトレーナーさんには敬意をお伝えしているので、スムーズに取り組めています。
「……照れそうになることはあっても、完全に照れるのって難しいね」
「そうですね……特に私は日頃からあなたを恵風として評価していますから」
そう、スムーズにいきすぎてゲームとして成り立っていないような気すらしています。
このままでマヤノさんたちから、たま風を吹かされてしまうかもしれません。
「トレーナーさん、もう少し踏み込んだ内容を口にする方がいいのかもしれません」
「踏み込んだこと……好き、とか?」
「そうです、例えるならそ……れ…………、」
……え、すき……?
「ゼファーは俺の宝物」
「……え、と……あなたは、花信風の如くほがらかで、温かく……」
「……ゼファー、照れてない?」
「て、照れては! ……まだ、いません……いませんよ、ええ」 - 25二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:43:18
「そう? じゃあ……このまえ手を握った時、とても温かくて安心したよ。子供にこんなことを言うと変な大人みたいだね」
「い、いえ……その、あなたの温もりは私の心に……その、えと……」
「でも尻尾を巻き付けようとするのは、外でやっちゃダメだよ?」
「そ、それはっ……!」
「はい、俺の勝ちだね。顔真っ赤だよゼファー」
「うう……それは、ずるい……です」
顔が、熱い。
頭もぽわぽわしていて……う、まともに思考ができません。
というか……トレーナーさんの顔も、見れない……っ。
「大丈夫?」
するとトレーナーさんが少し近づいて、私の頭に手を……────
「おおおおかまいなく! す、少し風を浴びてきます! 冷ややかな、か……風を」
「うん。行っておいで」
私はトレーナーさんの手から逃げるように席を立ち、そのままトレーナー室を飛び出して外まで。
冷たい空気を吸って吐いて、顔の熱は……まだ下がりません。
頭の中でトレーナーさんの言葉が渦を巻くように反芻されています。
思い返せば、最初に言い合っていたこともかなり恥ずかしいことなのでは……ないでしょうか。
なぜ私たちは照れたりすることなく、言い合っていたのでしょう……うう、それもこれも……────
「……好き、なんて言われたら……意識してしまうじゃないですか」
顔の熱がおさまるまで、トレーナー室には帰れそうにない私でした。 - 26二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:44:20
- 27二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:49:18
遠かった!
- 28二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:55:30
人いなさそうなら寝ちゃう…
- 29二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:58:04
- 30二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 02:58:56
👁よし書いてきます!
- 31二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 03:11:37
「ほう、キサマこの俺にマッサージをしようと言ったのか?」
ぎらりと左目を光らせながら、タニノギムレットがそう言った。今日もポーズが決まっている。
「先日のトレーナー合同会議で話題になってさ。耳のマッサージ、結構ストレス解消にいいらしくて」
トレーナーはウマ娘に簡単なマッサージを施術できるように講習を受けている。耳はヒトによってはデリケートな場所なので講習などはないが、どうも最近トレーナーたちの間で流行っていることなのだそうだ。
『いつもクッションを持ってきて無言で急かしてくるんだ』とは、クリスエスのトレーナー。
せっかくだからと俺もギムレットに提案してみたわけだけど……────
「ハッ! このワタシの溜まりに溜まったパトスをキサマのマッサージで解きほぐすと? 甘いな、ハバネロより甘いぞ!」
ハバネロは甘くねえよ。
こういう時、ギムレットを乗せるのは容易い。
「受けて立てよギムレット。俺の神の腕、知りたくはないか」
「キサマ、まさかタナトス!? この俺を迎えにきたのがトレーナーだったとはな……ククク、いいだろう。やってみせろよ、トレーナー!」
そうして────
「ふゃぁああぁぁ……にゃにこれぇ……」
やってやったのがこちら。
「ほーらきもちいいだろー」
「みみのにゃかおかひくなるぅ……ひぃ、そこきもちすぎてぇ……」
気持ち良すぎて語彙が壊れてしまったらしい。
表情も壊れきっている。ウオッカあたりが見たらショックで泣くかもしれない。
「柵壊すのとどっちがスッキリする?」
「こっちぃ……これのほうがしゅきぃ〜……」
「じゃあ明日から柵壊すなよー? 耳マッサージしてやるからなー」
「わかっひゃぁ」
とろとろになった顔でギムレットは頷き、その日は本当に立てなくなるまでマッサージしてあげた。
ちなみにギムレットは翌日しっかり柵を蹴り壊した。 - 32二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 03:12:24
- 33二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 03:19:25
- 34二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 08:43:12
- 35二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 11:02:55
おはようございます書きます!
- 36二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 12:14:46
「んん、っぅ……ふ……ぅ〜……っ」
アタシは毎日5時半に起きる。ベッドの上で軽く背伸びをして、布団から降りてまず最初に見るのは相方の寝顔。ふふ、今日もばかな顔してる。
寮暮らしで部屋に自分以外の人がいる、ってことに最初は嫌な気分にもなったけど、今となってはもう慣れちゃった。
そのあと電気ケトルにミネラルウォーターを入れて電源オン。沸くまでの間にお手洗いと洗顔、歯磨きを済ませてしまう。
戻ってくる頃にはお湯が沸いてるから、お気に入りのマグカップに入れてベッドに腰掛けながらゆっくりと白湯を飲むの。
フジ先輩に教えてもらった朝のリラックス法なのよ。いいでしょ?
温かいものを飲んで落ち着いたら、素早く着替えてトレーニング。
どうせ汗で流れちゃうけど、軽くてもメイクはしておかないと。まあメイクなんてしなくても可愛い自信があるけど、アタシだって女の子だもの。どんなに心を許した相手にだって、簡単にすっぴんを見せるようなヘマはしないんだから。
「あ、もう6時じゃない! ゆっくりしすぎちゃった……」
冷蔵庫からバナナを一本取り出して、ぱぱっと食べて行ってきます! - 37二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 12:15:49
- 38二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 12:45:17
ええやんけ…
- 39二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 12:46:10
- 40二次元好きの匿名さん22/10/28(金) 16:56:31
了解!夜帰ったら書きます!
- 41二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 02:11:47
一応保守
- 42二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 04:27:09
今日の仕事終わった後もスレ残ってたら書くので許して…許して…
- 43二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 14:59:57
ほしゅほしゅ
- 44二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 17:36:14
「これあげる」
「おはようございますスイープさん! ……これは?」
「お菓子よ。アタシの好きな店の」
「わあ、ありがとうございます! でも、どうして?」
「……別に。なんとなくよなんとなく。それじゃ」
「あら、キタさん。ちょうど探していましたの」
「マックイーンさん?」
「日頃のお礼に、あなたとダイヤさんを招待しようと思いまして。紅茶がお嫌いでなければ、明日、アフタヌーンティーなどいかがでしょう?」
「そ、そんなお礼だなんて! あたしこそマックイーンさんたちにお世話になってばかりで……」
「ふふ、謙遜なさらないでくださいませ。テイオーにも声をかけていますの。いかがでしょう?」
「えへへ……では、せっかくなので!」
「あ、キタサンいつもありがとう! ターボのおやつ分けてあげる!」
「おやおやキタサンくん。今日はキミにプレゼントがあってね……いやいや、ただの栄養ドリンクさ。いつも手助けしてもらうお礼にね。まあ少し薬効があってそれを試したいのだけど……」
「やあキタサンブラック。今日は生徒会からキミにお礼の品を用意した。受け取ってもらえるかな? 一飯千金。キミの活動にはこれくらいでも足りないな」
「なんだか今日は色んな人からお礼を言われるなぁ……でもスイープさんはなんだったんだろ?」
「ああポニーちゃん。探したよ」
「フジキセキ先輩?」
「やあ。前に倉庫の片付けを手伝ってもらったから、そのお礼に日本茶を用意したんだ。キミはこれの方が好きかと思ってね」
「わあ、ありがとうございます! ……なんだか今日はみんなにお礼を言われてばっかりです」
「ふふ、それはキミがいつもヒトのために頑張ってるからだろうね」
「そんなことないですよ! あたしが好きでやってるだけですから」
「それに助けられて、お礼を言いたくなるのがヒトの営みだ。スイープからも何か受け取ったかい? 昨日、買い物に行っていたみたいだから」
「え、スイープさん!? ……はい、とっても美味しいお菓子をもらいました」
「ふふ、そうかそうか。あの子のことだから、まともにお礼も言わずに押し付けたんだろうけどね」
「えへへ、でも気持ちは伝わってますから」
「ならよかった。また困った時は助けてくれるかい?」
「はい、もちろん! お助けキタちゃんにお任せください!」 - 45二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 17:36:38
投稿するたびに質が落ちてるるる…
すまねえ…すまねえ… - 46二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 17:49:27
無理はイカンよ〜
待っとるよ - 47二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 17:53:05
おつぎ>>50
そこで最後にします!!
- 48二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 18:06:54
上加速
- 49二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 18:09:19
再加速
- 50二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 18:10:01
- 51二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 18:10:07
ドーベルと後輩
- 52二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 18:13:28
- 53二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 19:09:44
「だから頭は下げないと言ってるでしょう!?」
「わかんねェやつだなオメーも! 走りのフォームは前傾だろォが」
「頭を下げるて走るのは私に似つかわしくないわ。一流なら常に前を見て、頭は上げるのよ」
「ロジカルじゃねェ……感情論だろそりゃ」
「いいわ、あなたはそこで一流の世界を見ていなさい。ウララさん、私の教えた通りにやってみて」
「オイオイ待てよ! 最初に適当な走り方しやがったらクセになンだろうが。まずは正しい走り方を覚えてから応用するのが基本じゃねェか!」
「誰の教えが適当ですって!?」
「ふたりとも、けんかはめっ! だよ! あたしのために教えてくれるの、すっごく嬉しいからふたりのやり方してみるよ!」
「ウララさん……」
「チッ……。ならやってみせろよ。データは取っといてやる」
「うん、ありがとー! それじゃあキングちゃんお願いね!」
「ええ、任せなさい!」
「……ふーん、悪くねェじゃねェか」
「おーっほっほっほ! まあこのキングの教えとウララさんの努力があれば当然ね」
「フン。次は私の理論だ。ウララ、いくぞ」
「はーい!」
「ふ、ふうん……なかなか、やるじゃない」
「たりめーだろ! データは嘘をつかねェ。こいつのポテンシャルはまだまだ伸ばせるぜ」
「……ふん。悪かったわね、さっきはキツく言いすぎてしまったわ」
「なんだよお嬢さま。頭下げんのか?」
「なっ!? さ、下げてなんかいないわよ!」
「だったらオメーはそのままでいろよ。データは嘘をつかねェ、アンタの教え方も悪くなかった」
「……そ、そう? ふふ、ふふふ! さすがはこのキングね!」
「おーおー、もうそれでいいから続けようぜ。私たちのデータをうまく合わせりゃ次のレース、ウララが勝つ」
「ほんと? あたし勝てるかなぁ?」
「ええ、任せなさいウララさん!」
「ジャイアントキリングと行こうぜ。データは嘘はつかねェが、そいつを上回ってこそだ」
「よーし頑張るよっ! 来週のクラス対抗リレー! 楽しみだな〜」 - 54二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 19:10:32
ギスギスさせられねえ……
ウララちゃん成分で中和できてるといいけど
数日お付き合いいただきありがとうございました
ようやく眠れそうです()