【解説】PCR検査について

  • 1◆rubHPrIN7Q21/10/23(土) 22:51:49
  • 2◆rubHPrIN7Q21/10/23(土) 22:52:06

    PCR検査って何?
    PCR検査はPCR法と呼ばれる手法を用いた検査である
    じゃあPCRって何よって話だが、PCRを略さずに言うと
    Polymerase Chain Reaction(日:ポリメラーゼ連鎖反応)
    という。これはDNAやRNAを増やす手法である

  • 3◆rubHPrIN7Q21/10/23(土) 22:52:18

    DNAとRNAの違い
    簡単に言うと2本1組なのがDNA、1本1組なのがRNA
    厳密にはいろいろ違うけど今回はこれぐらいの認識でよい
    なぜならPCRで増やす手法の原理は同じだからである

  • 4◆rubHPrIN7Q21/10/23(土) 22:52:33

    塩基の相補的な関係について
    ここはDNAを例にとる。
    DNAは前スレで述べたようにATCGの塩基が生えている"櫛"が2本1組となっている
    さて、この"櫛"がくっつくときは塩基同士がくっつくがAの塩基はTの塩基と、Cの塩基はGの塩基としかくっつかない
    よくA-T、C-Gと書かれるあれである。この関係を相補的な関係と呼ぶ
    つまり"櫛の歯"である塩基がACCTGAGT…と並んでいた場合
    これとくっつくことのできるDNAの"櫛の歯"はTGGACTCA…と並んでいるDNAのみである

  • 5◆rubHPrIN7Q21/10/23(土) 22:52:50

    さていよいよPCRの方法について入る
    まず、不純物の無い容器に増やしたいDNA(RNA)と短いDNA(RNA)と酵素の混合溶液を入れる
    短いDNA(RNA)とは"櫛の歯"が2~3本しかないようなものである。それについている塩基の組み合わせは様々である

  • 6◆rubHPrIN7Q21/10/23(土) 22:53:27

    >>5

    途中で送信してしまった


    さていよいよPCRの方法について入る

    まず、不純物の無い容器に増やしたいDNA(RNA)と短いDNA(RNA)と酵素の混合溶液を入れる

    短いDNA(RNA)とは"櫛の歯"が2~3本しかないようなものである。それについている塩基の組み合わせは様々である


    次に容器を適当な温度に熱する

    これを行うことで組となっているDNAが酵素によって1本ずつのバラバラの状態になる


    そして容器を適度に冷やす

    この時増やしたいDNA(RNA)の"櫛の歯"に短いDNA(RNA)がいろいろと付く

    この時、先述の通りに、Aの場所にTが、Tの場所にAが、Cの場所にGが、Gの場所にCが付くようにくっつく

    そしてくっついた短いほうのDNA(RNA)は隣り合ったDNA(RNA)とくっつく

    そうして1組だったDNAが2組となる(RNAの場合は1本が2本)


    これを繰り返すことでDNA(RNA)の数を増やすことができる

    こうやってDNA(RNA)を増やす方法をPCRと言う


    DNA(RNA)を増やした後は電気泳動によってどの長さのDNA(RNA)が増えたかを調べる

  • 7◆rubHPrIN7Q21/10/23(土) 22:53:42

    コロナウイルスを調べるには
    コロナウイルスは内部にRNAを持っている
    RNAの長さは生物固有なためPCRによって増えたRNAの長さを見ることで何のウイルスに感染したか調べることができるのである
    それがコロナウイルスの長さと一致する=コロナに感染している疑いがあるという手法なのである
    ぶっちゃけ正確性というにはいまいちなので症状出たら学校か会社に連絡して寝るのが一番

  • 8◆rubHPrIN7Q21/10/23(土) 22:53:54

    だらだらと失礼しました。
    余談ですがPCR自体はDNAの研究でめちゃくちゃ重要な技術です
    これを開発した人は彼女とのサーフィンデート中に思いついたらしいです
    ちなみにその人いろいろヤバい逸話残しているので気になったら調べると面白いかもしれません

    質問あれば気軽にどうぞ

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