- 1二次元好きの匿名さん21/08/20(金) 23:43:56
こうして同じベッドで眺める寝顔を見ていても、そう思う。
あどけなさの残る顔は少女の可愛らしさと少年の溌剌さの合の子のような奇跡の造形で、グッドルッキングウマ娘と言われ一時は飛ぶように写真集が売れていたのも頷けると言うものだ。
──そんな彼女がターフの主役でなくなって、どれほどの時間が経っただろうか。
かつて皆が憧れた、キラキラした主人公のトウカイテイオーは、何度かの骨折を経ていつのまにか次世代のウマ娘の波に飲まれ、ひっそりと表舞台から去っていった。
それを一番間近で見て共に戦ってきたのは私じゃない。そんなに自惚れてはいない、けれど……彼女はどうしてか、私にすがってきた。
共に歩んだトレーナーさんでもなく、憧れ続けた会長さんでもなく、ライバル視してきたマックイーンでもなく、どうして私に。
けれど心の折れた、子供みたいな表情で泣くテイオーを放っておくことなんて出来なくて。
『ネイチャといられるなら、もう走れなくたっていいんだ』
あたしはいまでもダラダラとターフにしがみついている。
あたしにとってのヒーローで目標だったあなたのいないターフを、駆け続けている。
「……あんたにこんなベッドの中は似合わないんだよ」
テイオーのさらさらの髪を手ですいてから、そっと頬に手を当てる。
眠り続ける彼女が目を覚ますとき、最初に目に映すのは私であってほしい。
あたしは揺りかご。あたしは止まり木。そうありたいと願う。 - 2二次元好きの匿名さん21/08/20(金) 23:47:05
演歌に出てくる昭和の女みたいな湿り気あるね…
- 3二次元好きの匿名さん21/08/20(金) 23:47:37
いいですよねネイテイ
- 4二次元好きの匿名さん21/08/20(金) 23:47:41
好き
- 5二次元好きの匿名さん21/08/20(金) 23:48:45
ウンウンあいつはキラキラしてるよね
でもお前無敗九冠の怪物じゃん - 6二次元好きの匿名さん21/08/20(金) 23:51:28
どう考えてもそんな世界線ではないだろ
- 7二次元好きの匿名さん21/08/20(金) 23:54:01