- 1✌️22/10/29(土) 00:28:10
その日、ミオリネは暇を持て余していた。スレッタは地球寮の子達に勉強を教えてもらうと言ってどこかに行ってしまったからだ。
(...私を頼ればいいのに)
内心そう思いながが植物の手入れをするが身が入らなかった。
｢暇ね...よしっエアリアルの掃除でもしてみようかしら。｣
決心したように立ち上がると手早く片付けてエアリアルへ向かうのだった。 - 2✌️22/10/29(土) 00:29:22
雑巾と洗浄剤を手にエアリアルのコックピットに入りモニター類を拭きあげていく。花婿の座ってるシートも入念に拭いているとシートの下に赤いボタンがあるのに気づいた。そこには自爆用と書かれていた。
｢なにこれ 。自爆...？スイッチ？なんでこんなアナログなのよ...馬鹿じゃないの...｣
おそらく飾りかなにかだろうと思ったミオリネだが、(気になる...押したらどうなるんだろう...)と好奇心ばかりが膨らんでいく。
｢...どうせ飾りよね。押しちゃえ。｣(ポチッ)
するとエアリアルのモニターが次々点灯してシステムが起動した。ポカーンとしていると、
｢フェンリル、起爆します。起爆まで60秒。カウントスタート。60、、59、、｣
音声と共にカウントダウンが始まってしまった
- 3✌️22/10/29(土) 00:29:32
｢なななっなによこれ！ストップストップ！｣
必死に叫ぶもカウントは止まらない。スマホを取り出し慌ててスレッタに電話をする。
｢早くでなさいよ...！もしもしスレッタ！？｣
｢は、はい！ど、どうしたんですかミオリネさん！(スレッタさまぁ...♥もっとぉ...♥)｣
電話に出たスレッタの後ろからニカとかいうメカニック科の女の熱の篭った声が聞こえて思わず電話を切りそうになるがグッと堪える。後でおしおきしよう。
｢エアリアルの自爆スイッチって何！？｣
｢あぁ～あれですか？昔、エアリアルで見たアニメでロボットがフェンリルって言う自爆装置で自爆したり自爆を脅しに使うアニメがあって...そのことをお母さんに話したら機密保持も兼ねて必要かもしれないわねってつけてくれたんですよ！｣
｢ち、ちなみに起爆したらどうなるの...？｣
恐る恐る尋ねる。
｢えぇーっとぉ～...たしか機体とその周囲は消滅しますね...水星にいた頃はよくチキンレースに使ってましたよ？ちなみに私の最高記録は0.03秒です！｣
愕然とした。こんなことで死ぬ私もそうだがそんな遊びをしてたスレッタに。その間にもカウントダウンは続いている。
｢どうやって止めるの！｣
｢私の音声認識ですよ！私がストップって言わないと止まりません｣
フェンリル 起爆まで 10...9...8...
まずい。電話に夢中でいつの間にか10秒を切っていた。ミオリネは音量最大、スピーカーモードにしてスレッタに
｢ストップって言って！！｣と大声で叫ぶ。
｢ストップ！(あ、こらニカさんミオリネさんにバレちゃうから...)｣
フェンリル 起爆停止。
止まった...間一髪、残り0.02秒だった。止まったことに安堵したミオリネは｢お勉強会｣してるはずのスレッタとニカの元に般若の形相で向かうのであった。 - 4✌️22/10/29(土) 00:32:07
ちょいクロスオーバーネタ入れてみた
仕事中に思いついたネタだけどどうだろう - 5二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 00:41:02
浮気たぬき…！！
- 6✌️22/10/29(土) 00:48:42
色ボケスケコマシ魔性たぬき！
- 7✌️22/10/29(土) 00:58:46
一応補足(wikiより)
フェンリル
気化爆弾。時限式の自爆装置である。ファフナー各モデルに装備されているほか、人類軍の一部の艦船などにも装備されている。その威力はフェストゥムを殲滅するのに十分。本来特攻を目的としたものではないものの、自爆装置であるがゆえに絶望的な状況で使用されることが多く、使用時には犠牲が付きまとう。一期では羽佐間翔子と日野道生、『RIGHT OF LEFT』では将陵僚、『EXODUS』ではウォルター・バーゲストら[注 7]が壮絶な死を遂げている。なお、ザルヴァートルモデルはノートゥングモデルの3倍のフェンリルを搭載している。 - 8二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 01:19:44
プロスペラは何を思って蒼穹のファフナーをライブラリに入れたのだろうか
皆が生き残るためには子供達を戦わせるしかないが大人たちは出来うる限りの助けになろうとする物語を
そういえばスレッタの水星にいたころの娯楽はライブラリにあるものが殆どという状況は竜宮島の初期とも類似しているかもしれない