天国の白い砂｜あにまん掲示板

1二次元好きの匿名さん22/10/29(土) 23:41:27

砂浜を2人で歩く。聞こえるのはさざなみと彼女の声だけ。ゆったりと時間が流れる、のどかな休日。
少し先を歩いていたゴールドシップが砂を両手いっぱいに持ち上げる。指の隙間からこぼれ落ちてサラサラと風に吹かれていく。

「天国の砂だ」
「はい？」
「……きっとこんな場所なんだろうな」

ふざけてる時とは違う顔。優しい顔をしている彼女はどうしようもなく美しく見える。でも、どこか子供のようにも思える。美しい姿に純白な心を持った……

「ここが天国なら貴方は天使でしょうか？」
「ロマンチックだな」
「……時々、そう見えるんですわ。遠くから眺めてる時だけですけどね」
「なんじゃそりゃ」

本当は近くにいても。ふと、彼女の顔を覗き見るとあまりにも美しい瞳に吸い込まれそうになる。見惚れてしまう、きっと天使はこんな姿をしているんだと思わされてしまうほどに。

「ふふ、いつもふざけているからプラマイゼロですわ。もう少しお淑やかになってくださいまし」
「今日だけな」
「……それにしても綺麗な白ですわね」
「んー？」

2人並んで座ると身体を預けてくる。こういうところは子どもっぽく可愛らしい。
ゴールドシップ、甘えん坊な……私の天使。どうかいつまでも私の側にいてください