- 1二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 13:24:14
タキ「トレーナー君。前々から思っていたんだが君はもう少し身だしなみを整えるべきだと思うね。無精ひげが生えているし髪もぼさぼさでみすぼらしいにも限度がある。」
モル「いや分かってはいるんだけどさ…でも俺の事なんか誰も気にしないと思うんだ。それにタキオン。俺のことを言うならお前だってくせっけ直せば可愛く‥」
タキ「いつから君は私に意見できるほど偉くなったんだ。いいから今日の午後にでも理髪店に行きたまえ。間違っても千円で行ける所なんか行くなよ。」
モル「わかったよ…。」 - 2二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 13:24:27
～翌朝タキオン・デジタルの寮室～
タキ「ふぅン…」
デジ「タキオンさん？鏡の前で何を唸って…はひ！？タキオンさんの髪がストレートに！」
タキ「起きたのかデジタル君。丁度いい。この髪型をどう思う？」
デジ「よくお似合いですぅ～！！いつものを100点満点中120点とすると今日はいつもとのギャップで200点って所ですね！」
タキ「最初からオーバーフローじゃないか。」
デジ「はぁ～～～朝から眼福」
タキ「なんでも肯定してしまう君に聞いた私が悪かったな。まぁいいだろう、トレーナー君の度肝を抜ければそれでいい。」 - 3二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 13:24:38
～トレーニング場～
タキ「ふぅ…髪型を変えただけなのに色々なウマ娘に捕まって大変だった。さて、私のトレーナー君もちょっとはマシになったかな…なんだか今日は騒がしいな？私のアオハルチームか…？」
フク「なんか今日…いつもと感じ違いますね～？凄いキマってますぅ！」
タイキ「クールな感じデース！」
ライス「そうかも…？あっ、でもでもお兄さまだって負けてないの今日だって寝ぐせも全然なかったしそれにライスにおはようっていう声も朝なのにはきはきしててすごく凛々しくてねあとねあとね──」
ウララ「タキオンちゃんのトレーナー？すごーい！いつもぼさぼさだけど今日はカッコいいね！」 - 4二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 13:24:51
モル「いやーまぁ？俺だって本気を出せばこれくらい…おっ来たのかタキオン。聞いてくれよ新しい俺が朝から大好評でさ。たづなさんにも今朝──ごふっ！？」
タキ「無駄話をしてる暇があるならさっさとトレーニングを始めたまえ。プランAはこれからが本番なんだ。」
モル「いや…お前がこうしろって言ったから‥」
タキ「似合ってないね。金輪際やめたまえ」
モル「そんなバッサリ！？ほかの子には好評だったのに‥」
タキ「他の娘なんか関係ない。君は私のトレーナーなんだから私に合わせたまえ。明日には戻してくるんだぞ」
モル「切ったのを戻すのは無理だろ…それに美容室3000円もしたのに…」
タキ「そんなに高くないだろ。髪なら私の新薬で戻してやろう。」
モル「お嬢様なお前と金銭感覚一緒にするなよ…しょうがない。せめてシチーに割引で切ってもらって少しでもオシャレに──」
タキ「私が切り揃えてやろう。他人に迷惑かからないし無料だ。散髪は素人だが君程度には丁度いい。鋏を使わずバリカンのみなら安全面もバッチリだ」
モル「なんで今日のお前そんなに辛辣なの！？」 - 5二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 13:25:02
タキ「君がトレーニングそっちのけで浮かれてるからだろう。」
モル「浮かれてなんか…」
タキ「とにかくこの話は終わりだ。さっさとトレーニングを始めるぞ」
モル「わかったよ…はぁ、お前の反応が一番楽しみだったのに散々だったな‥」
タキ「は？それはどういう…」
モル「いや悪い悪い。この話は終わりだったな。」
タキ「いやちょっと…」
モル「だけど一個だけ言わせてくれ」
タキ「…な、なんだい？」
モル「今日のタキオン可愛いよ。昨日の俺が言ったことちゃんと聞いてくれたんだな」
タキ「な…！？バ、バカなこと言うな！これはだな…デジタル君だ！デジタル君に勧められて仕方なく…と、とにかく、浮かれてたキミと一緒にするんじゃないぞ！」 - 6二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 13:26:02
よきかな
- 7二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 13:26:17
？？？？「で、生まれたのがアタシって訳」
- 8二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 13:26:59
イイ…