- 1二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 01:59:40
「トリックオアトリートですわ!トレーナーさん!」
ハロウィンの日の夜 担当ウマ娘であるメジロマックイーンに声を掛けられる
「随分と遅かったねマックイーン けどごめんもうお菓子は他の子に配ってないんだ」
パソコンに目を向けたままそう答えると足音がこちらに近づいてきて顔を手で挟まれ目線を動かされる
そうして幽霊のフードを被って仮装したマックイーンが目に入った
「ええ 知っていますわ だってトレーナーさんにイタズラしたかったんですもの...私のイタズラ 受けてくださいますわよね?...トレーナーさん?どうされました?...ってなんで何も言わずに私の頬を触るんですの!?何とか言ってくださいトレーナーさん!」
って感じのイタズラをしようとトレーナーがお菓子を配り終わった頃を狙って来るマックイーンだけどそのあまりのかわいさにトレーナーにおもちゃにされるトレマクのSSください - 2二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:00:21
お
始
物 - 3二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:05:06
書けてるやん...
- 4二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:14:50
ください
- 5二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:18:59
マックイーンのしたかった悪戯だけ指定してもらえればいけます
- 6二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:19:24
イタズラするマックイーンは可愛いが...お菓子をねだらないマックイーンなんているのか?
- 7二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:23:32
- 8二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:24:43
- 9二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:31:54
ありがとうございます...
- 10二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:38:02
10月31日。
ハロウィンである今日はトレセン学園も少々騒がしかった。
担当にお菓子を強請られる者。逆に担当からお菓子を貰ってしまう者。担当ウマ娘と仲のいい生徒にも集られた者。
そんな一日も終わりを迎え、下校時刻も大きく過ぎ、灯りの付いたトレーナー室にはPCを打鍵する音だけが響く。
「トリックオアトリート! ですわ! トレーナーさん!」
しかしそんな静寂を打ち破るかのように、担当ウマ娘であるメジロマックイーンが部屋に入ってくる。
「随分と遅かったねマックイーン? でもごめんね。あいにく配る用のお菓子は他の子達が来た時にあげちゃって残ってないんだ」
チラリと視線を向け、姿を認めた後PCに向き直り答える。
すると無言のままこちらに近づいてきて、両手で頬を挟まれ、無理やり視線を合わされる。
「ええ、知っておりますわ。だってその為にもこの時間に訪れたのですから」
……おかしいと思った。
マックイーンは大のスイーツ好きだ。そんな子がこのイベントを楽しみにしていないわけがない。
最近は食事制限もしっかりして、スイーツだってある程度は自由に食べられるくらいには抑えていたのに。
それなのに今日という日にトレーナー室を訪れて来なかったのだ。いくらトレーニングが休みとはいえ、不自然だと思ったら……。
「私、トレーナーさんに悪戯をしてみたかったんですもの。お菓子を持ってないという事は……私の悪戯、受けていただけますよね?」 - 11二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:38:40
普段の毅然とした振る舞いからは感じられない、年相応の、可愛らしい一面。
それが無性に愛おしくて。姪っ子にするかのように撫で繰り回してしまう。……自分に姪っ子はいないが。
「あ、あの?! トレーナーさん?! どうして何も言わずに撫でてくるのです!? せめて理由を! 理由を言ってくださいまし!」
「可愛いなぁ! マックイーンは!」
「あっ、うぅ……はっ! トレーナーさん!? 悪戯をするのは私の方ですわ!?」
「あっ、ごめん……で、マックイーンはどんな悪戯をしてくれるんだい?」
いけない。普段は抑えているのだがついつい行動に出てしまった。
この際だ。どんな悪戯をしようと思っていたのか聞いてあげよう。
「えっ!? あ~……そのぉ……」
悪戯をしに来たと言っていたのに、聞いた途端言い淀む。
何か恥ずかしい事でもしようと思っていたのだろうか? いや、悪戯で恥ずかしい事ってなんだ?
「その……目を……瞑ってていただけますか……?」
「うん、もちろん」
言われた通り目を瞑る。
果たしてマックイーンは何をしてくるのだろうか。
悪戯をされるというのに、心は謎の高揚感に満ちている。
……何秒経っただろうか? 動きがないな、と不思議に思っていると不意に前髪をかき分けられ。
「……ちゅっ」
額に、温かくて柔らかい、湿ったものが押し当てられる。 - 12二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:39:10
「ねぇ? もう目を開けてもいい?」
「いえ! いけませんわ!? 私はこれで失礼いたしますので!」
「ごめん、すぐに帰られたら困るから開けるね」
目を開くと、顔を真っ赤に染めたマックイーンの顔が。
先程した悪戯のせいか、恥ずかしそうに視線を逸らされる。
「ちょっと待っててね」
もじもじと。居心地の悪そうなマックイーンをあまり待たせるのも悪いだろう。
カバンを開けて用意しておいたマカロンを手渡す。
「はい、マックイーン。最近は頑張ってたからね」
「え? トレーナーさん、先ほどお菓子は配り終えたと?」
「うん、だから配る用のお菓子はもうないよ? それはマックイーンの為に買っておいたものだから」
すると恥ずかしさを滲ませていた顔は喜色に変わり、顔が綻ぶのをどうにも抑えきれない様子。
「ありがとうございます……大事に、いただきますわね」
「うん、そうしてくれると嬉しいかな。それじゃあ気を付けてね? 最近夜は冷えるから」
「はい。トレーナーさんも、ご無理はなさらないでくださいね?」
そしてマカロンの包みを大事そうに胸元に抱えて、マックイーンがトレーナー室を後にする。
再び、トレーナー室がしんと静まり返る。
「……さっきのは流石にドキッっとしたな」
静かな部屋に響いた独り言は、とても担当には聞かせられそうにもない。 - 13二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:39:28
的な感じでよろしいでしょうか?
- 14二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:40:13
最高です...
- 15二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 02:40:52
急ピッチだったので地の文雑でごめんなさいね……
- 16二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 10:14:36
辻SS書き助かる
- 17二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 11:07:50
マックちゃんかわいい〜...
- 18二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 15:10:01
いやめちゃくちゃ良い...
- 19二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 18:17:25
age
- 20二次元好きの匿名さん22/10/31(月) 20:00:26
辻SS書き募集中です