- 1◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 08:40:26
- 2◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 08:41:10
- 3二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 08:42:51
ほ
- 4二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 08:42:53
たて乙
- 5二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 08:43:28
朝にスレ立てお疲れ様ですm(_ _)m
気長にお待ちしておりますのであまり無理はなさらないでくださいね。 - 6二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 08:46:30
保守
- 7二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 08:50:15
- 8二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 08:52:00
- 9二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 08:54:07
- 10二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 08:56:58
- 11二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 10:01:34
ルウタの現パロSSはウタが負けヒロインにならないから安心して読める。心は苦しい。
- 12二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 10:21:17
今のところ僅かに這い寄るよりマシになりそうなルフィ先輩だべ
- 13二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 12:29:14
このタイミングでぶちまけたことで這い寄るルートギリギリ回避できた感じがする
- 14二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 12:38:26
楽しみにしてます!!
- 15二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 12:40:47
最低だけど、ルフィが本当はウタに襲われたいと願っててちょっと連れない態度を取ってる説を信じてる
良くないことだけど - 16二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 12:46:44
と、とうとうスレタイに閲覧注意が入っちまったァ……!
- 17二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 17:33:30
んでもルフィの意識とウタの想いの擦り合わせが出来るかに関しては一切が謎のままだねぇ
- 18二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 18:19:46
- 19二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:10:32
期待
- 20◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:42:46
こんばんはスレ主です
本日分書き上がったので投下していきたいと思います
本作も残すところあと2話となりましたが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです - 21◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:43:12
ただひたすらに、夜の町を無我夢中で走り抜けた。
とにかくルフィに追いつかれないように、わざと人混みを縫うようにして。
そうして、やがてウタはあまり人のいない公園にたどり着いた。
子供の頃、ルフィとよく一緒に遊んだ、思い出の公園に。
「はっ……はっ……はぁ……ッ」
呼吸を整えつつ、ベンチに座る。
人のいない夜の公園は酷く静かで、ウタの声だけが響いていた。
ようやく呼吸が整って、ウタは頭上を見上げた。
深海のように真っ黒い夜空に、大きな丸い月だけが、まるでそこだけくり貫かれたように煌々と白く輝いていた。
(言っちゃった……ルフィに……今までずっと、隠してきたのに……)
密かに胸に仕舞ってきた大切な気持ち。
それを感情の赴くまま、盛大に暴露してしまった。
よりによって絶対に知られてはいけない本人に。 - 22◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:43:34
今のウタの心にはただ、後悔だけが募っている。どうしてあんなことをしてしまったのだろうかと。
あそこでぐっと堪えていれば、今もまだルフィの隣にいられたのに。
やってしまったことはもう取り消せない。
後悔先に立たずとはまさにこのことだ。
(でも、しょうがないじゃん。もう我慢の限界だったんだから……)
ウタはぼんやりとそんなことを思う。 - 23◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:44:06
初めてルフィを異性として意識したのは、いつだっただろう。
声楽コンクールで落選して塞ぎ込んでいた私に、一晩中そっと寄り添ってくれた時からだろうか。
上級生に絡まれた際、ボロボロになってでも守ってくれた時?
それとも、シャンクスとの仲が拗れそうになって、必死に間を取り持ってくれた時か。
あるいは……本当に何でもない、日常の些細な一瞬でかも知れない。
きっかけなんてもう覚えてない。
でも、とにかく気がついたら私の心にはルフィが住み着いていて、寝ても覚めてもルフィのことばかりを考えるようになっていた。
二歳年下の男の子に、私は真剣に恋をしていた。
ルフィのお嫁さんになることが、歌手になるのと同じくらい、私の中での大きな夢になっていたのだ。
そしてそれは当然、ルフィも同じだと思っていた。
少なくとも小学生の頃のある時期までは。
私がルフィを好きなのと同じように、ルフィも私のことを好きなのだと、無邪気に信じきっていた。 - 24◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:44:46
それは、ある意味では正しいけれど、別の意味では大きな間違いだった。
ルフィは私によく懐いてくれていたから、それが恋愛感情によるものだと勘違いしていた。
そのことにはっきり気付かされたのは、小学校高学年の時。私が六年生でルフィが四年生の頃だ。
ルフィが同じクラスの女の子と、二人きりで遊びに出かける約束をしていたのを、偶然目にしたのである。
『このウワキもの! あんたには私がいるでしょ!』
私以外の女の子に笑顔を向け、遊ぶ約束をしていたことに無性に腹が立って、そんなことを言ったのを覚えている。
私がいるのに、どうして他の女の子と仲良くしているのか、理解できなかったから。でも、
『何だよウタ、何怒ってるんだ?』
ルフィは私の怒りについて、まるで見当がついていない様子だった。
誤魔化してるわけでも、照れているわけでもない。本当に訳が分からないという様子で。
『あ、もしかしてウタも一緒に遊びに行きてえのか? だったら三人で行こう!』
どうやらルフィに気があったらしいその女の子は、ルフィのその言葉を聞いて泣きながら走っていった。
一方、そこで私はようやく気付いたのだ。
私とルフィのお互いに対して抱いている、好意の違いについて。 - 25◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:45:12
ルフィは私を女の子として見ていない。
お姉ちゃんか何かだと思ってる。
それを理解してからは、とにかくルフィに自分を意識してもらえるように努力を始めた。
マキノさんに頼んで料理や家事の猛特訓もしたし、可愛く見えるメイクも教えてもらった。スタイルを良くするストレッチも欠かしたことがない。
思春期になってからは、いつかルフィとそういう関係になった時のために、彼を満足させてあげられるようにネットで勉強して知識を蓄えた。
全部全部、ルフィのため。
ルフィに私を好きになってほしかったから。
ルフィの彼女になりたかったから。でも…… - 26◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:45:42
「何の意味もなかった! ルフィは私のこと……これっぽっちも、見てくれなかった……!」
どれだけ尽くしても、ルフィは私のことを“優しいお姉ちゃん”としか見てくれなかった。
それどころか、『彼氏ができたら応援する』とか意味の分からないことを言って、自分から離れようとすらしてくる。
離れられるわけないのに。
私の心はずっと前からあなたに鎖で繋がれて、どこにも行けなくされてるのに。
首輪を付けたのはルフィ。
捕まったのは私。
なのにルフィはそんなこと知らないとばかりに、餌も与えてくれずに、どこにでも好きなところに行けという。ふざけるな。
心を奪ったのなら、身体もちゃんと奪ってよ。
この身体の一番奥深くに、あなたのものだっていう証を刻んでよ。
ひとりぼっちは飽き飽きなの。繋がっていたいの。 - 27◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:46:10
「もう……もうやだよぉ。寂しいよぉルフィ……苦しいよぉ……助けて……助けて……!」
箍が外れた心が悲鳴を上げる。
まるで捨てられた子犬みたいに、寄る辺なく寂しい鳴き声を出す。
助けて、ルフィ。
お願いだから傍に来て。私を抱き締めて。
何でもするから。身体も心も全部あげる。だから、ずっと隣にいて。 - 28◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:46:28
ウタは自嘲気味に、口許を歪めた。
バカバカしい。
ルフィが来るわけがない。だって、ルフィは私のことをお姉ちゃんとしか思ってないんだから。
そうでなくてもいきなりあんな重たい告白をした女のことなんて、気持ち悪がるに決まってる。
お前が自分で、全部台無しにしたんだ。
これまで積み上げてきたルフィとの関係を全て。
だから、ルフィは絶対に来ない。来るわけがない。
お前はここで一人こうして、涙が乾くまで泣き続けるしかないんだ。 - 29◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:47:31
ああ、でも。
だけど。
なのに。 - 30◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:48:32
- 31◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:48:48
来るわけが、ないのに。
- 32◆Qsr4poZWXw22/11/02(水) 20:49:23
投下終了です
次回でいよいよ最終回、もうちょっとだけ続くんじゃ
逆レ待ちルフィ……その発想はなかった - 33二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:50:23
- 34二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:50:27
今日もお疲れ様です!面白かった!
- 35二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:50:39
これは太陽神に選ばれた男
- 36二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:50:48
お疲れ様です。待ってます。
- 37二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:50:49
窯を煮込んで待ってるからな…!
- 38二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:51:02
- 39二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 20:54:28
ドロドロとした情念を書かせたらピカイチだなほんと
- 40二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 21:01:56
このレスは削除されています
- 41二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 21:02:55
お前のSS、俺のモチベによく馴染むぜ
- 42二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 21:05:18
圧倒的光属性…!
- 43二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 21:07:30
やっとルフィの本領発揮か
この前は有無を言わさず襲われてたもんな - 44二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 21:30:51
- 45二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 21:31:32
お前の心情描写、ウタルによく馴染むぜ
- 46二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 21:51:45
- 47二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 22:16:13
這い寄るルート回避確定か?
- 48二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 22:29:54
ルフィに対する「助けて」とか言う最強の勝ちフラグが来たしこればもう勝ったなガハハ!
- 49二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 22:32:44
勝ったな…
- 50二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 22:36:30
あァよかった……平和に行きそうなルートじゃねェか……!
てっきりおれァ、閲覧注意があるからまた這い寄ルートかと……
なんだァ……!おれの杞憂だっただけかァ……!! - 51二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 22:40:54
- 52二次元好きの匿名さん22/11/02(水) 23:29:47
- 53二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 06:40:11
シャンクスお前娘に言うのがそれで良いのかw
- 54二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 07:37:35
シャンクス、お前人の親降りろ
- 55二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 09:11:44
- 56二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 09:37:53
- 57二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 09:39:35
海賊としてもダメじゃないかな!?
- 58二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 12:46:30
本当はダメだけど!
ひでえ事だけど……!
ウタがルフィに首輪付けられてわんわんプレイ強要されてるところが見たいぃ! - 59二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 18:24:43
保守
- 60◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:29:52
こんばんはスレ主です
お待たせしました、いよいよ最終回を投下させて頂こうと思います
最後まで楽しんで頂けたら嬉しいです - 61◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:30:13
虫の鳴き声が聴こえる。
誰もいない夜の公園にて。
ウタは信じられないものを見るように、目を見開いていた。
当然だろう。絶対に来るはずがないと思っていた相手が、目の前に立っているのだから。
大きな麦わら帽子を被った、ウタの世界で一番大好きな愛しい少年。モンキー・D・ルフィが。
「懐かしいなあ、この公園」
ルフィは辺りを見渡しながら言う。
「昔はよくここで遊んだもんだ。よく駆けっことかして勝負したよな」
「ルフィ……」
「隣、座っていいか?」 - 62◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:30:43
優しい口調で尋ねられ、ウタは小さく頷く。
ルフィはゆっくりとウタの隣に腰を下ろした。
小さいベンチなのでお互いの肩が当たり、ウタは顔が熱くなるのを感じた。
「何で、ここが分かったの?」
照れ隠しにそんなことを問いかける。
ルフィは夜空を見上げながら、
「勘」
「勘って……」
さらりと言うルフィにウタは呆れたツッコミを入れる。
とはいえ、ルフィの直感が動物めいて鋭いのは長い付き合いの中で理解しているので(色恋沙汰にはありえないくらい鈍感だが)、そういうこともあるのかと妙に納得してしまう。
しばらくの間、沈黙が場を支配した。 - 63◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:31:12
「なあウタ」
それを破ったのはルフィだった。
改めてウタの名前を呼ぶ。
真剣な声色にウタはビクリと肩を震わせた。自分の心臓の音が、うるさいくらいによく聴こえる。
「さっきの話だけどよ。本当なのか? お前がその……おれのこと、好きだっていうの」
ウタは小さく頷いた。
あれだけ盛大にぶちまけておいて今さら否定なんてできないし、したくない。嘘偽りのない自分の本当の気持ちだから。
そんなウタの返答に対して、ルフィは『そっか』と呟きを漏らす。 - 64◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:31:37
「ウタ……ちょっとだけおれの話、聞いてくれるか」
言って、ルフィは静かに語り始めた。
「おれはな、ウタ。さっきも言ったように、お前のことをずっと姉ちゃんみたいな存在だと思ってたんだ。いつも一番近いところにいて、色々と世話焼いてくれて、ちょっと口うるさいところもあったりしてよ」
「…………」
「そんで、それは今も変わってねえ」
結局のところ、ルフィにとってはそれが全てだった。
彼から見たウタは世話焼きの姉代わりで、大切な幼なじみの親友でしかない。ウタが内心でどう想っていようとも、それがルフィの中の真実だった。
ウタは無言で下唇を噛み締める。 - 65◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:32:14
「だから、さっきお前に好きだって言われた時は、本当にビックリした。ウタもおれと同じように、おれのことは弟としか見てねえと思ってたから。まさかそんな風に思われてたなんてな」
それは奇しくも、子供の頃のウタと真逆の勘違い。
ウタはルフィに恋愛対象として想われていると思い込んでいて、ルフィはウタも自分を弟のように考えていると思い込んでいた。
違うのはウタは自力でそれに気付けたということに対して、ルフィは今の今まで勘違いしたままだったということだけ。
思えばその頃から二人の関係は、どこか歪でズレたものだったのだ。
どこまでも残酷な、ボタンの掛け違い。
「お前には言ったと思うけどよ、おれはレンアイってのがよく分からねえんだ。誰かに対してそういう気持ちになったこともねえし、彼女が欲しいと感じたことも一度だってねえ。好きだって言ってくれる奴もたまにいるけど、それにもピンと来たことねえし」 - 66◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:32:48
そこまで聞いて、ウタは暗闇の中に引き摺り込まれた気持ちになった。
やっぱり、自分の気持ちはルフィには届かなかった。ただ彼を困らせるだけで終わった。
溢れ出そうになる涙を必死に堪える。
ダメ。まだ泣いちゃダメ。
ルフィに余計心配をかけちゃう。
せめて、最後は笑っていないと。たとえ空元気だとしても、笑顔でこの気持ちにさよならを言わないと。
明日からちゃんと、ルフィの“お姉ちゃん”になれるように。 - 67◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:35:33
- 68◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:36:07
……ウタは、何を言われたのか分からなかった。
「え……?」
冷えきった心の芯に熱が灯る。
凍り付いたような鼓動が、再び高鳴り始める。
ルフィは瞬きもせずウタを見つめながら、覚悟を決めたように告げる。
「ウタ、ちょっとだけ待ってくれねえか」
揺るぎない少年の黒い瞳には、少女の姿だけが映っていた。
「おれ、頑張るからよ。ウタを姉ちゃんじゃなくて、ちゃんと女として見られるように。ウタの気持ちをしっかり正面から受け止められるように。ウタのことを好きだって、胸を張って言えるようになるから」
「…………」
「だから、少しだけおれに時間をくれ」
言い切って、ルフィはじっと黙り込んだ。
自分の言うべきことは全て伝えた。後はウタの言葉を待つ、とでもいうように。 - 69◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:36:53
ウタはルフィに言われたことを、一言一句噛み締める。
それから、おずおずと口を開いた。
「それはつまり……告白の返事は保留、ってこと?」
「ああ、そうだな。そうなるな」
「私はあんなに真剣に気持ちを伝えたのに、それにまだ答えるつもりはないって?」
「お、おう……」
「私の気持ちを知ってるくせに釣った魚に餌を与えるつもりはなくて、でもリリースするのは惜しいからとりあえずキープしておくってことだよね?」
「人聞き悪いこと言うなお前! その通りだけどよ!」
凄い勢いでアレな方向に向かっていくウタの発言に、ルフィは堪らず叫ぶ。
だけどウタは気付いてしまった。
声を荒くするルフィの頬に、ほんの少しだけ赤みが差しているのを。
そして、それを見た途端。 - 70◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:37:32
「…………ぷっ」
何だかとてもおかしく思えて、ウタは吹き出していた。
「あははははははははっ、ははははは!!」
そうして、盛大に笑い出す。
鬱屈した気分なんて吹き飛ばしてしまえるくらいに、心の底から楽しそうな笑い声だった。
まるで、バカバカしい笑い話を聞いた後みたいに。
「な、何がおかしいんだよウタ! おれは真剣に言ってんだぞ!」
一方、急に笑い始めたウタに呆気に取られていたルフィは、気を取り直して抗議する。
「ははっ、ごめんごめん、まさかあんたの口からそんな堂々としたキープ発言が飛び出してくるなんて思わなかったからさ。くくくく……」
汲み上げてくる笑いをどうにか抑えつつ、ウタは答える。
先ほどまでとは別の意味で溢れてきた、不快じゃない涙を指で拭いながら。 - 71◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:38:19
「……でもまあ、仕方ないか」
吹っ切れたような笑顔を浮かべて言う。
何だかとても、心が軽くなった気分だった。
久しぶり……本当に久しぶりに、心の底から笑えたような。そんな晴れやかな気持ち。
さっきまでどん底の気分だった自分を、一瞬でここまで立ち直らせてしまうんだから、本当にルフィは凄いと思う。
「ルフィの言いたいことは分かった。いいよ、キープされてあげる。どうせ何年も放置プレイ食らってきたんだし、今さらちょっとくらいそれが延びても大差ないしね」
「ほんとか!?」
「うん。……だ・け・どぉ」
そこで、ウタは悪戯っぽくニヤリと口角を吊り上げた。
蛇に睨まれた蛙の如く、ルフィは思わず怯んでしまう。ウタはその隙を逃すことなく、そっとルフィの頬に手を添えて、 - 72◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:38:36
- 73◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:38:57
その唇を奪ってみせた。
時間にして数秒。たっぷりとルフィの唇に自分のそれを押し当てる。
それから、名残惜しむように、そっと離した。
「にひひ。ファーストキス、あげちゃった♥️」
舌をペロリと出しながら、ウタはそんなことを言う。
それでようやく何をされたか理解したルフィは、驚きのあまり大声を上げた。 - 74◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:39:36
「う、ウタ! お前急に何すんだ!?」
「えー? だってキープされてあげるとは言ったけど、大人しく待つだけなんて一言も言ってないし? ていうか何、もしかして照れてるの? 可愛い」
「お前……」
まだ何か言いたげなルフィを尻目に、ウタはベンチから立ち上がった。
くるりと一回転して、ルフィの目の前に立つ。
「言っとくけど、私もう自重しないことにしたから。どうせもうルフィには私の気持ちぜーんぶ知られちゃってるんだし、ガンガンアタックしまくって骨抜きにしてあげる」
ウタは高らかに宣言する。
とりあえず、スタート地点に立つことはできた。ならここから先は第二ラウンドだ。
できるだけ早くにルフィを陥落させて、そういう関係になれるかどうかの勝負。
それが楽しく思えて、ウタはクスクスと笑う。
上等じゃない。
こうなったら私にとことんメロメロにして、私無しじゃ生きられないようにしてやるんだから。 - 75◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:40:15
「あ、もちろん我慢できなくなったら襲ってくれていいからね? 私はいつでもウェルカムだから。何なら今この場でだって……」
「しねえよ! 何言ってんだお前! さっきからおかしいぞ!?」
「そうだね、自分でも思うよ。でも私をこんなにしたのは、他でもないあんたのせいだからね?」
「むむぅ……」
ウタがそう言うと、ルフィは申し訳なさそうに押し黙ってしまった。
それが無性に可愛らしく思えて、ウタの表情がますます綻ぶ。
絶対に、私のものにする。
何がなんでも手に入れてみせる。他の女になんて、死んでも渡さない。
そう決意を新たにして、 - 76◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:40:32
「とにかく! そういうわけだから……」
少女は愛しい少年に、鮮やかな振る舞いで告げる。
この上なく苛烈で可憐な、宣戦布告を。 - 77◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:41:32
- 78二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:42:33
数多のルフィの屍を超えてようやくトゥルーエンドか
感慨深い - 79二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:42:47
素晴らしい…
- 80二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:42:58
- 81◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 19:43:49
終わり!
今回めっちゃくちゃ難産ですげえ疲れました
とりあえずルフィくんは這い寄るルート回避できました、良かったですね
ちなみにもしあの場でウタが告白しなかったら、若しくはルフィが追いかけなかったら這い寄るルートまっしぐらでした
危ないところでしたね
これもまた例によって支部に投下しようと思ってますので、もし見かけたらブクマよろしくゥ!
それでは読んで頂きありがとうございました - 82二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:43:49
語り継がれてほしい
- 83二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:44:04
- 84二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:44:11
- 85二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:44:38
このレスは削除されています
- 86二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:45:00
- 87二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:45:37
- 88二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:47:11
見事なルウタだとお前は画像略
何にせよ心の中のロミィが大暴れしておりますわ - 89二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:47:18
- 90二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:49:13
- 91二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:49:29
這い寄るルート回避ヨシ!
- 92二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:49:49
- 93二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:51:38
こういうちょっと重めの純愛大好き…
とても良かったです!!!! - 94二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:52:48
完走おめでとう
途中ハラハラしながら見てて楽しかったです - 95二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:54:11
これにはシャンパパも一安心
- 96二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:55:52
- 97二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:58:40
他の女子生徒への対応と比べるとかなり重いぞ、このルフィ
- 98二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 19:58:41
おい〜!デート編プロポーズ編やらんでええのんか〜♡
(強欲のバスコショット) - 99二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:00:20
- 100二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:01:37
限りなくokに近い保留だよ
- 101◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 20:04:39
- 102二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:26:36
- 103二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:43:53
- 104二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:44:00
素晴らしいウタルであった…
語り継がれる… - 105二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:46:25
このレスは削除されています
- 106二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:47:15
よかった、このルフィはうまくやってくれましたね
さあ、次のルフィは果たして… - 107二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:48:12
やっぱり強い女は良い女だ...
- 108二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:48:23
やっぱどんなに怖くても本心を吐き出すことは大事なんだなって…
- 109二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:50:55
這い寄るだと勘違いしてた俺が馬鹿だった
- 110二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:53:40
ウタ「あっ!今私にドキッとしたでしょ!」
ルフィ「し、してねぇ!」
ウタ「絶対した、それに今私の胸みたでしょ」
ルフィ「な、何言ってんだよ!」//
モブ一同「「「「はよ付き合え」」」」
みたいな展開まだですか? - 111二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:56:14
これでルフィが追いかけず次の日を迎えた時には恐怖の便箋が届く這い寄るルートになるわけか、怖いねェ
- 112二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 20:59:44
ナミ「さあ、どのタイミングで付き合うかにかけるなら今よ。当たれば大儲けよ!!」
ウソップ「お前は何をやってんだ…?」
ナミ「ルフィとウタがどのタイミングで付き合うのかを賭ける勝負の受付よ。因みに一口1000円よ」
ウソップ「…友達の恋路事情で賭博をやんなよ、おい」
- 113二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 21:01:26
- 114二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 21:01:29
完結ありがとう……………
ウタはちゃんと気持ちを伝えられたね……
ルフィくんパーフェクトコミュニケーションでしたね……
そしてウタという女は一度目標を決められればものすごい熱量のパワーを発揮する……
完璧でしたよ…… - 115二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 21:01:31
とりあえずこれで大手を振ってルフィ狙いのモブ子たちを牽制できるようになったな
- 116二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 21:10:18
早々に折れるかツンデレ拗らせて「今際の際に言ってやる」まで行き着いちゃうか…
どっちに転んでも美味しい - 117二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 21:18:06
【373】[feat. 美波, SAKURAmoti] アイウエ / MAISONdes
このルウタにはこの曲が凄く合いそう
- 118二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 21:20:12
カレシってこういう事しなくちゃいけないんだろ?ってハグとかキスとかお姫様抱っこを人前でやっちゃうルフィ
- 119二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 21:23:24
- 120二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 21:28:18
抱き着いておっぱい押し付けたりわざと下着見せたり裸エプロンでご飯作ったりお風呂に突撃して背中流してあげたり
とにかく色仕掛けでルフィを誘惑しまくるウタが見たいです
ください - 121二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 21:44:20
わが人生に悔いなし
- 122二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 21:46:50
這い寄るは結局のところウタが自分の気持ちを全く打ち明けずに溜め込んじゃったのが原因だからね
- 123二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 21:51:28
- 124二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 22:16:38
このレスは削除されています
- 125◆Qsr4poZWXw22/11/03(木) 22:25:24
- 126二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:26:57
ルフィが少しずつウタに堕とされていくのも見たいえ~
- 127二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 02:22:44
どっちが攻めでも美味しい。お互いに攻めが変わりまくるのもみてぇなあ
- 128二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 02:26:03
よく言えばルフィがウタに惚れるところまでじっくり書いてほしい
- 129二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 03:03:05
逆にウタが告られてるところを見て胸を少し痛めるルフィもいいよなぁ……
- 130二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 09:53:29
ウタを女として見るようになった途端何気ない仕草にドキリとするようになるルフィはいますか?
- 131二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 09:55:13
失せろ
- 132二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 15:24:25
おい~♥️
ルフィにガンガンアタック仕掛けるつよつよウタ上位ウタル書かなくてええのんか~♥️ - 133スレ主ジャないよ22/11/04(金) 21:12:59
- 134二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 21:16:21
あげ
- 135二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 21:20:55
スレ主じゃないんならまずスレ主に許可取ろうぜ
- 136◆Qsr4poZWXw22/11/04(金) 23:23:06
何か始まってたでござる……
面白そうだからもっと書いて♥️ - 137二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 23:52:09
🍲🐲
- 138スレ主ジャないよ22/11/05(土) 00:19:49
- 139二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 01:12:19
- 140二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 01:24:00
これが俗に言う夢オチって奴か
- 141二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 01:26:28
描いてくれ
- 142二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 10:20:39
でもつよつよ押せ押せで猛アタックしてもルフィ側からちょっと迫られたらよわよわになるんでしょう?
- 143スレ主ジャないよ22/11/05(土) 10:47:29
ルフィ「はぁ…。」
ゾロ「どうしたんだルフィ溜息なんかついて、元気ねェじゃねェか、なんかあったか?」
ルフィ「…ウタに告白されたんだけどよ、おれウタのこと家族とかお姉ちゃんみたいにずっと思っててよ。そもそもおれあんまり恋とか愛とかよくわかんないし。」
ゾロ「なんだお前ら付き合ってなかったのか。半同棲してるようなもんだからてっきりずっと前から交際してるって思ってた。」
ルフィ「いつも飯とか家事とか手伝ってくれるからな。いつもは我慢強いウタが激しく家族とか姉ちゃんじゃなくて一人の女として見てよ!って。」
ゾロ「お前はその女と付き合いたいとか思わねェのか?」
ルフィ「だからそれがよくわかんなくてよ。俺はウタやみんなと一緒に過ごせてたら楽しいし…。ただ…」
ゾロ「ただ?」
ルフィ「もし誰かと付き合うならウタがいいなとは思う。」
ゾロ「へぇ…」ニヤリ - 144二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 10:53:17
来たか……幼気ぶりのゾロ……!
- 145二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 10:59:59
- 146二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 11:25:57
このウタちゃん普通にルフィとエロいことしたい性欲つよつよ女だから
我慢しなくていいリミッター外れたら凄い勢いで迫っていきそう - 147スレ主ジャないよ22/11/05(土) 12:06:30
あたしゃこのスレ主でもないしバスターコールされるような分は期待しないでおくれや(そこそこ描いてたけど)、これからSBS聞いてきます。
- 148二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 15:17:22
釜を煮込んで君を待つ🍲
- 149二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 15:21:25
- 150二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 15:41:51
- 151二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 17:08:29
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- 152二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 21:31:40
ゾロ「そこまで思ってんなら付き合っちまえばいいじゃねェか?」
ルフィ「別にウタが嫌いとかそういうわけじゃねェんだけど今までそんな目で見たことなかったからよ…それにウタと付き合うってなったらそんな中途半端な気持ちじゃダメだと思ってる。」
ゾロ(そこまで真剣に考えてるなら十分真面目なんだけどなぁ…)
「じゃあ話は簡単だな!ウタのことを女として見てみればいいじゃねェか。」
ルフィ「あのなぁ!それが上手くできないから困ってんだぞ。」
ゾロ「まぁ話は最後まで聞け。例えばウタのことをじっと見てやれば普段はわかんねェようなことに気付いて意識したり、キスとかもっと別なことを一緒にしてるイメージすればお前の認識も少しは変わるんじゃねェか?」
ルフィ「…。」
ルフィはウタの姿を脳裏を掠める。何年も一緒にいてすっかり目に焼き付いた姿。自分にしか見せない優しい笑み、スラっと伸びた手脚、ギュッと抱き締められた時に感じた柔らかな弾力、歌う時に集中するための髪を上げる動作。
普段は何となく見たり、聞いたり、触れたりしてたこと改めて鮮明に思い出すと、バラバラになっていた点同士が繋がり羞恥心を覚えた。 - 153二次元好きの匿名さん22/11/05(土) 23:28:03
幼なじみのことになると饒舌になるなこのマリモ
- 154二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 03:54:04
この世界線の麦わらの一味物凄い気ぶり集団になってそう
- 155二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 09:58:34
この世界線でもやっぱ夜はルフィが搾り取られるの?
- 156二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 17:15:31
ゾロ「何顔真っ赤してんだよルフィ。」
ルフィ「へ?」
ゾロ「気づいてなかったのかよ…まぁいいか、他にはそうだな…例えばウタがお前にしてるようなバグとかスキンシップをアホコックやウソップにしてるところ考えてみろ。」
そう言われ想像する。
ウタ『サンジ〜!サンジのためにたくさんお弁当作ったよー!交換して食べよう♡』
『ウソップは何でも作れて凄いね!特製マイク作ってくれてありがとね!ギュッてしてあげる♡』
…
ルフィ「ウタが楽しそうなら…別に…」
ゾロ「そんなこと言ってるけどお前めちゃくちゃ今怖い顔してるぞ、大丈夫か?」
ゾロ「それが恋とか呼ぶか知らねぇが、少なくとも誰かにウタ取られたくねェんだろ?ならそれでいいじゃねェか。ったくつまんねーこと相談すんじゃねェぞ。」
ルフィ「おう!悪かったなゾロ!ありがとう!」 - 157二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 17:28:37
ウタに独占欲を見せるルフィは健康に良い
- 158二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 20:22:47
もう完堕ち寸前だな
- 159二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 00:46:00
続けて欲しい
- 160二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 05:54:19
2時ぐらいまで待ってくれ
- 161二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 07:46:25
保守
- 162二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 14:09:42
ルフィ「ただいま。」
玄関を開ければ空腹を刺激する旨そうな匂いが鼻腔をくすぐった。
ウタ「おかえりルフィ。遅かったね。」
ワイシャツの上からエプロンをかけたウタが玄関まで迎えにきてくれる。先程まで料理を作っていたのだろう。いつもはなんとなく見ていた姿もちょっと意識的に見るだけですぐに照れてしまう自分が情けない。
ルフィ「あぁ。ちょっとゾロ話してたら遅くなっちまってな。」
ウタ「ふーん…そうなんだ。ねぇルフィちょっとこっち来て?」
ルフィ「!?」
言われるがまま、ウタに近付くと刹那、ギュッと抱き締められる。そのまま耳元で囁かれるた。
ウタ「様子が昨日と違うかなって…なにかあったのかなって。よそよそしいというか私とどう接すればいいかわからないような…そんな感じ?」
言えない、ウタをより意識して見て、想像して裂けそうなほど心臓が鼓動し、誰かと話してるところを考えて醜い感情に支配されそうになってるなんて。
ウタ「ねぇルフィ…もしかしてだけどさ…。」
脳の奥を直に揺らすような声で言われる。
ウタ「私のこと…意識しちゃった?」
- 163二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 15:03:13
よっしゃ!そのまま新時代しろ!
- 164二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 17:23:15
ウタからのアプローチやスキンシップにドギマギするルフィは健康に良い
- 165二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 17:46:07
ルフィ、そのまま受け入れろ。
- 166二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 17:51:47
ルフィ「な、なんで!?」
ウタ「だってさ…」
そう言うと先ほどよりもよりも強く、体を擦り付けるウタ。
ウタ「ルフィ今すごくドキドキしてるでしょ?今までハグなんかしてもなにも反応なくて悔しかったのに今は私の身体まで届くくらいドキドキしてるじゃん?」
ルフィ「…。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一度ルフィから離れると、いつになく真剣な表情が帽子の下からうかがえた。深く帽子を被り直してしまい目は見えない。
ルフィ「ウタ…。」
彼の目がわたしを捉える。
ルフィ「おれな、まだ好きとか恋とかどう言うもんなのかよくわかんねェ、わかんねェんだけどよ今日ゾロに相談してよ、最初はウタが楽しそうに過ごせるならそれでいいと思ってたし、そうだった。だけど、他の友達にウタがおんなじことしてる姿とか考えたらなんかこう…よくわかんないけどすっごくこう…嫌な感じがした…。ウタにだって自由はあるはずなのによ…だからよ、今からすげェわがままを言うぞ。」
刹那の無言、そして彼から聞きたかった言葉が鼓膜を震わせる。
ルフィ「おれのそばにずっといてくれ、ウタ。」
- 167二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 18:00:31
- 168二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 18:45:56
- 169二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 18:53:53
- 170二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 18:54:29
完結!スレ主さん!割り込んで悪かった!
駄文失礼しました! - 171◆Qsr4poZWXw22/11/07(月) 18:55:39
おい~♥
ルフィが食われるところまで書かんでええのんか~♥ - 172二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 18:58:03
おい〜❤️
書かんでええのんか〜❤️ - 173二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 19:07:15
- 174スレ主ジャないよ22/11/07(月) 19:17:41
- 175二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 19:23:28
- 176二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 01:25:44
新時代だ!
- 177二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 08:45:26
pixivに書き上げてるので頑張ります…
- 178二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 08:50:51
- 179二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 08:53:58
- 180二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 16:42:09
投稿したら貼らんでええのんか〜?
- 181二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 00:08:44
渋期待
- 182二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 08:13:11
- 183二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 08:22:43
こういうリレー形式は掲示板の醍醐味かもしれないな
ところで私はルフィを長く見てたからこそすぐに変化に気づくウタが好きでねェ - 184二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 17:28:03
- 185二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 17:28:43
超特急で仕上げたので添削はしてません!
良ければ過去作も見てあげてください! - 186二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 17:31:27
- 187二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 18:35:11
アゲアゲホイホイ
- 188二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 18:41:08
花火の人だったのか!あのSS も高クオリティだったから見つけて嬉しい...!
- 189◆Qsr4poZWXw22/11/09(水) 18:45:50
ウタ上位イチャラブエロもっと増えろ