- 1二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 21:33:49
- 2二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 21:35:58
めちゃくちゃかわいいので、いいと思います
- 3二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 21:37:03
さぁ、筆を取るんだ、次期メジロ。
- 4二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 21:38:18
君はメジロになれる
- 5二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 21:41:51
既出でも初出でも今書くことでお前がメジロになるのだ
- 6二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 21:42:08
少し頬染めて困り顔してくれると私性合
- 7二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 21:43:39
よくあるのはそれでトレーナーが嫌われたのかと思って離れようとして……というパターンだが
あえてよく気がつくスパダリトレーナーが根気強く、それでいてたまに意地悪な接し方をして
どんどん自分の感情に振り回されてメロメロになっていくドーベルも、私はいいと思う - 8二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 21:53:34
ドーベルの尻尾は正直者なので話が拗れずにイチャつく路線もあるぞ
- 9二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 21:56:30
- 10スレ主21/10/24(日) 22:12:15
うーんSSは経験がないので自信がないがやってみよう
まだ時間あるよね?待っててくれると助かる - 11二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 22:13:49
- 12二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 22:15:37
新築ボロアパートあげるから早く描いてほしい
- 13スレ主21/10/24(日) 23:06:53
取り敢えず書けたので投下します。
クオリティは期待しないでね - 14スレ主21/10/24(日) 23:08:10
「ドーベル。ちょっといい?」
俺はメジロドーベルのトレーナー。
最近実は少し悩みがある。
「なっなに!? どどどうしたの急に改まって!!??」
「……いや、俺の勘違いだったらいいんだけど…最近、俺のこと少し避けてないか?」
俺の担当、メジロドーベルは男性のことが苦手だ。いや、苦手「だった」というべきか。
以前まで彼女は男性と話すと緊張してしまい、棘のある口調になってしまうという悩みを抱えていた。
どうしてそんな彼女が俺の担当になってくれたのかは未だによくわからないがそれはともかく、俺と2人でトゥインクルシリーズを駆け抜けてきた事で、紆余曲折はあったものの、なんとか彼女はその悩みを克服し、男性相手でも問題なく会話できるようになったのだ。彼女を見守ってきた1人として、そんな彼女の成長がとても嬉しかったのをよく覚えている。
だからこそ、俺は最近のドーベルに困惑している。 - 15スレ主21/10/24(日) 23:11:06
「そっそんな事ないよ!!? 担当トレーナーにそんな事するわけないじゃん絶対!!!」
「でもよぉ、今だって俺の方見て話してくれないじゃないか…」
「そ、それは!……その…………」
「こないだだって廊下で会ったら挨拶もそこそこに走って行っちゃったし、まぁこれは授業があったならしょうがないのかもしれないけど、2人で昼ごはん食べててもこっち見てくれないし、トレーナー室で打ち合わせしてても時々上の空だし、たまに目があったと思ったら爆速でそっぽ向いちゃうし……」
「うっ…えっと……それは………」
なんというか最近、妙にドーベルとの距離感が遠いというか、よそよそしいと感じる。
もう男性相手に緊張しなくなったのだから、急によそよそしくなる理由がわからない…
「……なぁドーベル。もし俺に対して不満があるとかなら──」
「無いよ! そんなのあるわけ──ッ」
「…やっとこっち向いてくれたな」
こう聞いても、こちらには不満がないという。ではなぜ?
いくら考えても答えが出なかった俺は、直線一気で勝負をつける事にした。今ここで彼女から直接聞くしかない。
「ぅえ、とっ、トレ──」
「ドーベル。俺は君のトレーナーなんだ。君に全てを捧げるためにここにいる」
「ちょっ、待っ、トレーナー!?!!?」
「何か悩んでいることがあるのなら、もし不安や不満があるのなら、包み隠さず俺に教えてほしい」 - 16スレ主21/10/24(日) 23:12:22
ここで逃げられては敵わない。彼女の言葉を引き出すべく、彼女の手を握り、彼女の目をまっすぐ見つめる。
「っちょ、こ、て、ててて」
「上手く言葉にできないかもしれない。言いにくいことなのかもしれない。でも信じてほしい」
「君と過ごしてきたこの3年間に誓う。君の抱えているものは俺が全部吹き飛ばしてやる」
「っ…………」
男性が苦手だという、彼女の悩み。
それを解決するため、俺はこの3年間ひたすら駆け回ってきた。大変ではあったけど、紛れもない俺の誇りだ。
今回も同じ。彼女の力になりたい。その想いを込め、彼女の目を見つめる。 - 17スレ主21/10/24(日) 23:13:17
「(言っても……いいの、かな?)……あのね、トレ───」
「ドーベル? 先程大きな声が聞こえたのですが……一体何が………」ガラッ
「「……………」」
ドーベルが何か言いかけた時、同じメジロ家のウマ娘であるメジロマックイーンとメジロライアンがトレーナー室のドアを開けた。
そういえば彼女たちに午後の並走トレーニングを依頼したことをすっかり忘れてしまっていた。
「う…………」
「ど、ドーベル?」
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」ダッ
「あっ待って!! 待ってくれドーベル!!」ダッ
「……えっと、これはどういうことですの……?」
「…やっちゃったかな……ごめんねドーベル………」
結局、顔を真っ赤にしたドーベルに逃げられてしまい、聞けずじまいだった。
次の日以降、彼女のよそよそしさが加速したばかりか、時折考え事をしては顔を赤くしている様子をよく見かけるようになった。
熱でもあるのだろうか……? - 18スレ主21/10/24(日) 23:15:13
- 19二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23:17:28
- 20スレ主21/10/24(日) 23:23:29
- 21二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23:26:29
この短時間でSSを書いて絵も描くなんて誇らしくないの?
お前がメジロだ - 22二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23:26:55
エッ、すごく良いんだけど
良いんだけど
神かな……? - 23二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23:27:32
勇気を出してはやくメジロにするんだ😡
- 24二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23:27:46
アッ…………(昇天)
- 25二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23:28:07
なるほど……これがメジロの速記術……
- 26二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23:28:19
絵まで添えるとは仕事が早い!
やはりメジロ...! - 27二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23:29:13
よし、最高だ。トレーナーは早くメジロになれ
- 28二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23:29:41
やるじゃない…!
お前もメジロだ - 29二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 23:30:42
このレスは削除されています
- 30スレ主21/10/24(日) 23:48:05
- 31スレ主21/10/25(月) 01:03:46
- 32スレ主21/10/25(月) 01:04:33
(あれは…トレーナー?)
昼休み。アタシのトレーナーと、知らない女の人が学園の廊下で話しているのを見かけた。
トレーナーバッジをつけてるから、多分同僚のトレーナーさんなんだと思う。
(……結構、仲がいい、のかな?)
2人は笑い合いながら談笑を続けている。女の人の表情はよく見えないけど、トレーナーはとても楽しそうに会話を続けていて───
(……ッ)
思わず、アタシはその場から逃げてしまった。なんだか胸が苦しくて、辛くて…
やっぱりあの人が好きなんだなって、強く思った。
あの日、トレーナーに迫られてから、アタシはますますトレーナーと距離を取るようになってしまった。
授業中だって、ご飯を食べている時だって、なんなら寝てる時だって。いつだってトレーナーのことが頭に浮かんで。今すぐ会いたい、なんて思う癖に、いざ会ってみたら、恥ずかしくって、ちゃんとやれてるか不安になって、怖くなって。
こんなの、トレーナーだって迷惑に決まってる。3年も一緒にやってきた担当から距離を置かれたら、誰だって困惑するに決まっている。
それでもアタシのことをきちんと考えてくれるあの人は、本当にいい人で。
だからこそ、惹かれるのはアタシだけじゃないんだろうなって、思っちゃって。
「そんなの、嫌だ…………!!」
このままじゃいられない。トレーナーを誰かに取られるなんて、想像もしたくない。
3年間でこんなに積ってしまったこの想いを、無駄になんかしたくない。
アタシは涙を拭って、トレーナーとの打ち合わせのために、トレーナー室へと向かった。 - 33スレ主21/10/25(月) 01:05:45
「……えっと、ドーベル?」
「なっなに!? どうしたのとれーなー!!??」
「いや、その、顔が赤いなと思って…もしや風邪でも」
「ううん全然元気だよ!!?? 大丈夫!!! アタシちょー元気!!!!」
「なんだか震えてるみたいだし、テンションもちょっとおかしいし……やっぱり今日はやめにして部屋でゆっくり休んで──」
「だっダメ!!! 今日はトレーニングするの!!! 2人で!!! 一緒に!!!!」
「……ホントに大丈夫なのか?」
いつにも増してドーベルの様子がおかしい。
こっちを見て話をしてくれるのはいいんだが、顔が赤いしなんだか全身に力が入りすぎてるのか震えているし、なんというか妙にハイテンションだしで……
「やっぱり風邪ひいたんじゃないのか? 熱はある?」ピトッ
「んにゃっ!!??!?」
「うーん、平熱なのか? でもちょっと熱いような……」
(おっおっおでおでこがががががが………)
「…………きゅぅ」バターン
「どっ、ドーベルぅぅぅううううううううううううううううう!!!?!?!?」 - 34スレ主21/10/25(月) 01:06:47
……目が覚めると、よく知ってる天井が目に入った。
「……あれ? 保健室………?」
「目が覚めたか、ドーベル」
「……うぇっ!? トレーナー!!!?」
お、思い出した!!! トレーナー室で、2人で打ち合わせしてて、それで……トレーナーが………おでこを……………あぅ……
「急に倒れたから心配したよ。保険医の先生曰く、大した事はないみたいだから安心して欲しい。明日からでもトレーニングを再開できるそうだ」
「あっ、えっ、と、そう、なの?」
「ただ流石に心配だから、大事をとって明日は休みにしよう。部屋でゆっくり体を休めて欲しい。何が起こるか分からないからね」
「えっ、あ………はい……………」
…やってしまった。やっと、トレーナーと真っ直ぐ向き合おうって決意したとこだったのに。まずは目を逸らさずに会話できるようになろうって思ってたのに………
明日トレーナーに会えなくなっちゃう………
「……ごめんなさい。迷惑ばっかりかけちゃって………」
「いいんだよ。こんなの迷惑に入らないさ。ドーベルが元気でいてくれるならなんでもいい」
またそーいうこと言うぅ……ずるいなぁ…… - 35スレ主21/10/25(月) 01:07:41
「ドーベル。やっぱりまだ、言えない?」
「…え?」
「この間のこと。ドーベル、何か悩んでるんだろ?」
「あ…えっと………」
「大丈夫だよ、ドーベル」
「……ふぇ?」
そっと、彼がアタシの頭に手を添える。そのままゆっくりと、まるで慰めるかのように、アタシの頭を撫で始めた。
「今すぐ言えないなら、何日だって何ヶ月だって、何年だって俺は待つよ。決して君の言葉を聞き逃さない。だから焦らないで。……この前は脅かしちゃってごめんな。君は優しくて、気遣い屋さんだから、ちゃんと相手に伝えなきゃって考えて、だから緊張してしまう」
「……トレー、ナー、アタシ、そんなんじゃ」
「上手くいかなくて、それで君は自分を責めてしまうから……だから、信じてほしい。どんなに時間がかかったっていい。ゆっくりだって辿々しかったって構わない。君のことを、いつか、俺に聞かせてくれ。どんなことでも、俺は必ず聞いて、そして晴らしてみせるから」 - 36スレ主21/10/25(月) 01:08:28
この人は、いつもそうだった。アタシがどんなに上手くやれなくても、失敗しても、辛くあたった時だって………
アタシのことを信じて、待っていてくれる。
だから、こんなに好きになっちゃったんだ。
「……ずるいなぁ」
「? ドーベル?」
「………ねぇ、トレーナー。一度しか言わないから、聞いてくれる?」
「さっきも言ったろ? どんと来い」
もう逃げられない。アタシは覚悟を決めて、そして……… - 37スレ主21/10/25(月) 01:09:26
「あなたの事が、好き。この世で、何よりも、一番」
- 38スレ主21/10/25(月) 01:10:08
言っちゃった。ついに。
顔が熱を帯びていくのを感じる。心臓がうるさくって、息が苦しくなる。
それでも、目は絶対背けなかった。
アタシを信じてくれているこの人から。
アタシが信じているこの人から。
驚いて、目を丸くして、少しだけ息を止めていたトレーナーが、ゆっくりと息を吐いて。
「……そう、か。そういうことか」
どこか腑に落ちた、って顔をして、少し微笑んだ。
やっと気がついたんだ。遅いよ、アタシが言う資格ないのかもしれないけどさ。
「ドーベル」
トレーナーが、はっきりとした口調で、アタシを呼ぶ。思わず、体が強張ってしまう。
「俺は、あくまで君のトレーナーであり、そして、君は俺の担当ウマ娘だ。トレセン学園において、それ以外の関係は許されない」
胸が痛い。思わず耳を塞ぎたくなった。
でも、仕方ない事だよね。学生と大人が、そういう関係になれるわけがない。
納得する。納得、しなきゃ……… - 39スレ主21/10/25(月) 01:10:45
「だから、君がトレセン学園を卒業するまで、待っていてほしい」
「……ふぇ?」
今、なんて。 - 40スレ主21/10/25(月) 01:11:37
「君を待たせてしまう事になるのは、少し心苦しいけれど」
嘘、だって、こんな。
「必ず、君の気持ちに応えてみせる。メジロ家に、何より君に相応しい男になってやる」
夢、じゃ、ない………?
「だから、俺と婚約してほしい」
真っ直ぐこちらを見つめて、トレーナーが言う。
「……信じて、もらえないか?」
その瞳に、少しだけの不安と、強い意志を秘めて。 - 41スレ主21/10/25(月) 01:12:57
「………信じるよ」
胸に溢れんばかりの嬉しさと、溢れそうになる涙を堪えながら。
アタシは言う。感謝と、信頼と、何より──ちょっと恥ずかしいけど、愛を込めて。
「今までだって、トレーナーはずっとアタシを信じてくれた」
「なら今度は、アタシがトレーナーを信じる番」
「ずっと待ってる。だから──」
「アタシを迎えに来てね? あなた」 - 42スレ主21/10/25(月) 01:16:14
おまけ
「……あのぅ」
「「ッ!?!!!?!!?!??!」」
「…もういいですかね?」
困ったような顔をしながら、保険医の先生がアタシたちに声をかけてきた。
…………え? そこにいたんですか? ずっと? 嘘でしょ?
ってことは………
…………………………………………………
「………きゅぅ」
「どっ、ドーベルぅぅぅぅぅうううううううううううううううううううう!!!!!」
終わりです。
クッソ長くなってしまいすみませんでした。
正直ドーベルについての解釈が正しいのかどうかよく分かりません。
長々俺の妄想に付き合ってもらってありがとう。
みんなも恥ずかしがり屋ドーベル推そうぜ - 43二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01:18:17
- 44二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01:18:46
これがSS経験が無かった者の質と量か……?
いや素晴らしすぎます……ごちそうさまでした - 45二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01:22:22
いいぞー!クソボケトレーナーはわからせろー!
- 46二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01:26:25
は?ホンマにss経験なかったんか?精神と時の部屋かなんか使うたんとちゃうか?(ホントにありがとうございます)
- 47二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01:32:45
は?こんな文才を持ちながらSSを書いた事もない新人で絵も描ける?有能過ぎる...
こいつは今確実にここで始末しなければ私にとって必ず脅威となるっ!(しがないSS書きの嫉妬) - 48二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01:35:00
というのは冗談です(才能を感じた部分はほんとだけど)
これからも期待してるぜ もっとお前の作品を見せてくれ - 49二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01:36:55
俺たちはこんな逸材を今まで埋もれさせてたの?
惜しいことをした…… - 50スレ主21/10/25(月) 01:37:13
- 51スレ主21/10/25(月) 01:38:45
- 52二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 11:48:17
ふらっと入ったスレに高火力SSが設置してあって消し飛んだ
- 53二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 22:46:09
保守
- 54二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 22:55:31
有能な新人だ!しかもメジロだ!囲め!