卒業後も同居してるフラッシュとファル子概念

1二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:13:06

誰か書いてください。

2二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:14:19

おまはじ

3二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:15:12

飯田七屁さん、はやく書いて。

4二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:16:10

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5二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:23:36

「だめです」「ぶー」
　今日くらい許してくれてもいいのに、フラッシュさんってやっぱりちょっと頑固なところがあるなぁ、と思った。
　お出かけの準備をして、靴を履いた後にするようなお話でもなかったかも。朝ご飯を食べてる時に交渉すればよかった。

「今日誰の誕生日だっけ？」
「そういう聞き方は少しずるいです、ファルコンさん」
「じゃあ、今日だけ門限…」
「だめ、です」
　さっきより少し強い口調だった気がする。
　同棲するときに、ふたりで話して決めた門限。今日だけは破ってしまおうと思ってたのに。
　今日だけは時間を忘れて、一緒に楽しみたかった。だから大学が終わった後、一緒にディナーでも行こうと思ってたのに。

「もー、なんでだめなの？　ファル子の誕生日、祝ってくれないの？」
「そういうことではなくて」
「じゃあ、一緒にこの前の……ほら、フラッシュさんの誕生日に行ったお店で」
「っ――ですから！！」
　フラッシュさんは少し何か考えて、大きな声でファル子の次の言葉を遮った。

「ファルコンさんの誕生日を……私だけが、この部屋で独り占めするのはいけませんか……？」

5分クオリティなの。あとは誰かに任せるの。

>>7

6二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:25:55

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7二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:43:08

>>5Goodjob…

8二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:48:45

最初はとりあえずということで同居ルールをきっちり決めていたけど、ファル子と暮らす上で「2人で」暮らすためのルールにだんだん変化していきそうでとてもいい
その過程を見たい

9二次元好きの匿名さん22/11/03(木) 23:49:22

いい概念だ

10二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 00:00:02

「フラッシュさ〜ん！助けて〜！」
がっしゃーん！とアニメや漫画のような典型的な音と共に同居人の声が飛んできた。私は急いで音源であるキッチンへと向かい、倒れている同居人＿＿ファルコンさんを見つけた。
「大丈夫ですか！？」
「だ、大丈夫……じゃないけど大丈夫……」
何とも言えない答えを返しながら起き上がる彼女を見て少しだけホッとする。
しかし、すぐに私の頭は疑問符で埋め尽くされた。
何故なら、彼女の顔に真っ白なクリームが付着していたからだ。
「一体どうしたんですか？」
「それがね……」
曰く、料理中に手が滑って転んでしまったらしい。それで出来たのがこの有様という訳だ。
幸いにも怪我はないようだし、皿も割れていない。だが、ここに一つ問題があった。
「ファルコンさん、一つ確認はいいですか？」
「……？どうしたの、フラッシュさん？」
「同居ルールその16を覚えていますか？」
「そ、それは、その〜……」
この反応は覚えている顔だ。はあ、と一つ私はため息をついた。
同居をはじめる際に、問題を事前に防ぐために私たちの間でルールを取り決めた。
その一、帰りの連絡はきちんとすること。
その二、家事は片方に偏らないようにすること。
その三、共用スペースは散らかさないこと。そして……
「同居ルールその16、相手のものを使う際には事前に許可を得ること」
「うう……ごめんなさぁい……」
キッチンの上には、私の愛用しているお菓子作りの用具があった。
料理器具は基本的には共用のものであるが、この用具は私専用のものである。
つまり、これは彼女が無断で使ったということになるのだ。

>>11

11二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 00:00:35

>>10

「全く……貴方と言う人は……」

「だって……ちょっとくらいならバレないと思ったんだもん……」

「そういう問題ではありませんよ。そもそもルールを破らないでください」

「うぅ……本当にごめんなさい……」

彼女の本当に反省している顔を見て、これ以上責めるのは気が引けた。

眉をきゅうっと丸めた顔。

仕方がない。ここは私が折れるとしよう。

「わかりました。今回は不問としましょう」

「ほ、本当！？ありがとう！フラッシュさん大好き！」

ぱあっと顔を明るくさせる彼女に苦笑しながら私は続けた。

彼女はすぐに真っ直ぐと好意を伝える。

嬉しい気持ちと、恥ずかしい気持ち。

誤魔化すように私は言う。

「ただし、今度からはちゃんと許可を得てくださいね？それにしても、何をしていたんですか？」

「え、え〜と、それは〜……」

これは誤魔化そうとしている顔。

彼女は嘘をつけないと言うか、すぐに思ったことが顔に出るタイプだ。

言及するか否かを一瞬悩んでいる隙に、チーン！と景気の良い音がした。これはレンジの音だ。

見てみれば、レンジの中には綺麗に焼きあがったスポンジがあった。

「あ〜！見ちゃダメ〜〜〜！」

そういうが、もう遅い。

だが流石に誤魔化せることではないと思ったのか、自供を始めた。

「あのね、フラッシュさんが昨日作ってくれたチョコケーキ、すっごく美味しかったの！いつも私って何かを作ってもらってるでしょ？だからファル子、サプライズのお返しがしたいなぁって」

ああ、狡いなあ。そんなことを言われたら。

彼女の顔についたままのクリームを指先で拭い、口に含む。

少しベチャっとしたクリーム。でも、世界一甘く感じた。

>>12

12二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 00:01:02

>>11

「お気持ちは嬉しいです。でも、そもそも、サプライズにしたいならなぜ私を呼んだのですか？それに、私がキッチンへと向かったらすぐに分かりますよ。ケーキ作りは時間がかかります。私の不在の際につくるなど工夫ができたのでは？」

「そ、それはーーーーー！！！フラッシュさんを呼んだのはいつもの癖みたいなもので。言わないでよ、フラッシュさーーーん！」

顔を真っ赤にして騒ぐ彼女に、あははと笑う。

「でも本当に気持ちは嬉しいですよ、ファルコンさん。では一緒に作るのは如何です？ファルコンさんは目をつけていないと不安になりますし」

「……それ、ファル子のこと赤ちゃんだと思ってない？それにそれじゃ、サプライズにならないよ〜！」

「もう知ってしまったのでサプライズではないです。それに……」

「それに？」

貴方と一緒にいるだけで。貴方が私を思ってくれるだけで、充分。そう思ったけど口には出さない。出せない。

「……、私の見ていないところで騒がれる方が、大変です。今回みたいな」

「う、うげ！」

観念したらしく、彼女は私と共にケーキ作りを始めた。

同居ルールを増やした方がいいかもしれない。例えば、料理をする際は一緒に行う、みたいな。

パパッと作業を進める私を、丸い目を輝かせる同居人を見て、そんなことを思った。

おわり

13二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 00:03:09

ここで以前にあったウマドル「ファル子」のマネージャーになったフラッシュ概念を併せて見たい

14二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 00:03:45

可愛い（可愛い）
☆Kawaii──！

15二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 01:19:21

うむ寒くなってきたからファル子に抱きつかれて暖をとられてるけど満更でもないフラッシュ……とか見たいんだなぁ

16二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 01:24:04

良……砂糖吐いたからこれでケーキ作りや

17二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 05:13:30

へっ！たかが小娘２人が同居してるくらい大したこ

>>18

18二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 16:30:47

>>17還ったか…

19二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 16:32:21

大家俺「女の子同士じゃ物足りないこともあるだろう？おじさんが一肌脱いであげようw」

>>20 >>21

20二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 16:32:52

>>19🔫

21二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 16:34:04

>>19

はい、電気ストーブ

省エネ設定だからお財布にも優しいよ☺️

22二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 16:35:08

過去スレを一つ置いておこう

理解できません！｜あにまん掲示板何故この場面で、引退宣言…！？自分はウマドル失格…！？私には理解できません！貴女は今、どこに立っているのか、貴女は今、何を達成したのか、貴女は理解しているはずです！！なのに！！学生時代…貴女は私に語っ…bbs.animanch.com

>>29

23二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 16:58:58

貴女のためだけのオールナイトライブ！とか計画してフラッシュに止められつつ、最終的に折衷案としてお風呂で2人でずーっとライブして結局お互いのぼせちゃったけど火照った肌をぺたぺた触りながら笑い合ってほしい

24二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 17:22:04

今日はフラッシュさんのご飯担当の日かぁ…

25二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 17:26:47

じゃがいもかな？

>>26

26二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 18:04:47

>>25

ソーセージとザワークラウトもあるぞ

27二次元好きの匿名さん22/11/04(金) 18:25:08

「18:30、夕飯の時間ですよ。ファルコンさん」
今日の夕飯担当はエイシンフラッシュだ。彼女の実家はケーキ屋を営んでおり、料理に関しても文句の付けようがない腕前だ。
しかしながら、スマートファルコンは食卓を眺めた瞬間、ため息を吐くのをつい堪えた。
目の前に広がるのはドイツの黒パン────名前は知らない────緑黄色野菜のサラダ、じゃがいものパンケーキ、具のないコンソメスープ。以上。
「……あの、何か不満でもあるのですか？」
平坦であるが、しかし微かに不機嫌な声。ただし、決して怒りからくるものでなく、呆れの方が強い。そんな声だった。
「う、ううん。不満なんてないよ！　ないんだけど……」
ちらりとフラッシュの顔を覗き込む。
「そのね、たまにはお肉が食べたいなぁって……」
呆れを隠せないかのように頭を抱えるフラッシュ。
「ファルコンさん。何度も言っていますが、我々は学生です。」
ぴしゃりと嗜めるような口調。
「日本には粗食という言葉があり、日々贅沢をすればあっという間に蓄えがなくなります」
「でもでも、たまには心に栄養を与えないと健康に悪いよ〜」
なおも食い下がるファルコン。そうくると思っていたとばかりにフラッシュは口を開く。
「ファルコンさん。昨日の夕飯を覚えていますか？」
「へ？　昨日は……餃子と炒飯だったかな」
「3日前は？」
「ええと、鳥の照り焼きとシチュー……だったはず」
「シチューは私が作った余りですね。5日前は？」
「……ラーメン。確かその日は出前で済まそうって……」
たらりと、ファルコンから汗が流れる。
「あなたがお肉やカロリーの高いものばかり用意するから私がバランスをとっているんです」
ぴしっと効果音が出そうであった。それを受けたファルコンは雷にあたったようなリアクションを取った。
「あぅぅ〜、だって食べたかったんだもん……」
項垂れるように食卓に突っ伏す。
「ほら、食事が冷めてしまいますよ。早く食べてしまいましょう。」
渋々といった顔でフォークとナイフを手に取り、ファルコンは食事を始める。その様子を尻目にフラッシュは明日に思いを馳せる。
(さて、明日の夕飯は何になるのでしょうかね？)
本当はお肉を食べたいのは同じで、ファルコンの料理を誰よりも楽しみにしてるのはフラッシュなのだった。