【閲覧 ルウタ注意】《SS》天竜人「こいつら買うえ〜!!!!」

  • 1愛ある罰22/11/06(日) 19:29:10

    タイトル通りのSSです

    基本的に

    「」ルフィ

    『』ウタ

  • 2二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 19:29:54

    期待

  • 3二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 19:30:25
  • 4愛ある罰22/11/06(日) 19:30:38

    ルフィ7歳 ウタ9歳


    ____私達は、樽に乗り込み海の上でレースをしていた


    「あの岩に先に着いた方が勝ちだ!」


    『望むところ!』


    だが、その勝負に横槍が入った


    「わ!なんだ!!」


    『上から網が!?』

  • 5二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 19:31:13

    そういやコイツ前スレのアレか‥

  • 6愛ある罰22/11/06(日) 19:34:14

    その網は近くの海上に浮かんだ船から、投げられたものだった

    《よーし!ガキ二人確保だ!》

    『シャンクスー!助けて!!』
    「うわぁぁぁあ!!」

    私達はその後、船に乗った人攫いに、囚われてしまった

    囚われた私たちに待っていたのは、手と足、口も鎖と紐で拘束され、食事の時のみ、口の拘束を外される生活。

    (…シャンクスたすけて……)

  • 7二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 19:37:12

    まってた

  • 8二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 19:39:50

    たのしみ

  • 9愛ある罰22/11/06(日) 19:40:26

    ____シャボンディ諸島

    捕まってから何日経っただろうか。
    今まで生きてきた中で、いちばん辛い日々を船の上で受けた私たちは、長く船上での苦しい生活を強いられていた。

    そんな日々を耐え抜いた…いや、生き続けた私たちだったが、今回は島に上陸することを許された

    拘束具を付けられたまま、一切の光が見えぬ状態で、それでも嫌いな人間の声だけを頼りに歩き続けなければならなかった

    《ほら!さっさと前を歩け!!!!》

    (…何も見えない…怖い……シャンクス…)

  • 10愛ある罰22/11/06(日) 19:44:55

    《これが今回の”商品”だ》

    上陸してから、数分歩き、たどり着いた場所で私達を捉えた人騒いの内の一人が誰かと話している。
    商品?___私達のこと!?

    『ん…ん!!…ん』ガチャガチャ

    (助けて!____助けてよ!!!!!!!!!)

    人攫いが話していた人が、”元気があっていい”って言ってる…

    なんなの……怖い

  • 11二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 19:46:07

    まあなんていうか
    この天竜人、死んだな・・・

  • 12二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 19:47:31

    >>11

    人間ミョスガルドみたいな人が買ってくれるかもしれんだろ!!

  • 13愛ある罰22/11/06(日) 19:49:31

    人攫いと話していた人は、私達に、人間オークションの関係者と自己紹介をした。

    人間オークション。恐ろしい響きだ

    私達はそいつに再び歩かされ…奥の”牢屋のような部屋”にたどり着いた

    その時、ようやく私達に付けられていた、厳重な拘束が解かれた

    『ぷはぁ…あんたたちなんな…』ガシャ

    …急に体中の力が!?

    《ん?君は”能力者”だったのかい?》

  • 14二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 19:49:59

    >>11

    一応今回のはダイスによればきぶりらしいんで‥

  • 15愛ある罰22/11/06(日) 19:51:43

    ____海楼石の首輪。この男が言うには、力が抜けるのはこの首輪のせいだと…

    どうやら、今の状態では”能力”を使うことが出来ないようだ。

    つまり……もう、脱出は____

    「おまえら!ウタになにやっ…ぎゃあ!!」ドン!

  • 16愛ある罰22/11/06(日) 19:57:13

    『る……ふぃ…』ハァ…ハァ…

    ルフィは、首輪をつけた男に歯向かおうとしたが、体を上から抑えられ、自身の腕が上から抑えつけているその男に、全く届かないため とても敵わない

    そして黒髪の彼も、私と同じく”首輪”をつけられた

    《この首輪は他にも、爆発機能があるからな、下手な真似をすれば命は無いぞ》

    ____何もかも理解が追いつかぬまま、私達は以前よりも”厳重”な拘束をその身に受けた

  • 17二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 19:58:26

    ガープの孫とシャンクスの娘を攫ってしまった人攫いに合掌

  • 18愛ある罰22/11/06(日) 20:03:06

    ____オークション会場 裏

    オークションが始まるまで、私達はここで待つよう、宣告された。

    「ウタ。ごめんな…おれが海でレースするなんて言ったから」

    『……もういいよ。それよりシャンクスが来るのを待とう。』

    そう、希望を持たなきゃ。
    希望を持たないと……とても正気ではいられない

  • 19二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 20:07:00

    一応かなりの実力者だとカームベルト突っ切ってシャボンディに行くのは東と南は楽な方ではあるのか‥

  • 20二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 20:09:59

    知らんのか
    どうせルウタ注意と書いてあるでは無いか
    どうせルウタ気ぶりの天竜人が買ってくれる

  • 21愛ある罰22/11/06(日) 20:10:05

    「お、ここの壁。少し穴が空いてる」

    どうやら彼は、そこから脱出を図るつもりだ。
    ……首輪のことを忘れたのか!?

    『ちょっとルフィ!そんなことしたら首輪が”爆発”するでしょ!』

    「そんな便利なもんあるわけねぇ〜じゃん」
    黒髪の彼は無鉄砲なのか、そのまま”私”が出れるほどの大きさまで穴を広げようとしたが

    《なにやってる!!!!!!!!!》

    希望の光は閉ざされた

  • 22愛ある罰22/11/06(日) 20:17:29

    《脱出計画の発案者はお前か?》

    見回りの男は、穴を広げていたルフィに問いかける。

    その姿は恐怖の象徴としか思えず、相手が子供といえど容赦のない……いや”ある意味”子供をよく知っているからこその、尋問方法であった

    「……私が言ったの」

    …怖い。でも私が守ってあげなきゃ……

  • 23愛ある罰22/11/06(日) 20:24:13

    「違うぞ!おれが…」

    彼の弁解を待たずに、見回りの男は小型のナイフを手に持ち…振るった

    「ぎゃゃああぁぁああ」ザシュッ

    黒髪の彼の目の下に。

    『……なんで?』ガクブル

    彼の左目の下から”赤”が流れ続ける

    《いいか、これが俺のやり方だ。片方が抵抗したら、もう片方のガキを痛めつける》

    『……私のせいで…』

    ____私は彼の肉体に、消えない傷を残してしまった

  • 24愛ある罰22/11/06(日) 20:26:05

    >>22

    カギカッコ ミス


    このセリフはウタのセリフです。

  • 25愛ある罰22/11/06(日) 20:34:32

    叫び声に反応したのか、別の部屋から人が続々と現れた。

    ”商品”を傷つけたことで、見回りの男は、派手な服を着た オークションの主催者?に詰められていた。

    しばしの口論の後、主催者は拳銃を構え

    ナイフを持った男の片足に、”風穴”を開けた

    ……ここは、今まで私が生きてきた世界と本当に一緒なの?

    ____彼女が見ることがなかった世界が、ここには広がっていた

  • 26二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 21:19:40

    箱入り娘が地獄みたいな所見てる…

  • 27二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 21:35:04

    こっからルウタ注意レベルまで行けるんだよな?
    信じていいんだよな??

  • 28二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 21:41:54

    ルウタ(が目も当てられないことになるので)注意

  • 29二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 21:49:21

    これもしかしてルウタ引き離される?

  • 30愛ある罰22/11/06(日) 22:01:08

    >>27

    『ボクを信じて』

  • 31愛ある罰22/11/06(日) 22:02:02

    医療班により傷口を縫われ、その上から湿布を貼られた所で彼の応急処置は終わった

    再び二人となった私達は、もはや希望を口にすることが出来なかった

    『…ルフィ。……大丈夫?』

    「……痛てぇ…」

    ただ、落ち着くために 二人で抱き合うことしか出来なかった。

    …抱き合っても温もりは感じられなかった。

    首輪と新しく手に付けられた鎖が、この”冷たい世界”を忘れさせてくれなかったからだ

  • 32愛ある罰22/11/06(日) 22:02:36

    ……”外”が騒がしい

    どうやらオークションが始まったようだ。

    観客であろう人達が、同じ人間に向かって、数字の金額だけを叫んでいる。

    主催者も観客も、私達を”商品”としか思っていないということだろう

    「ウタ。大丈夫だからな」

    『…あんたの方こそ、震えてるわよ』

    私達は未だに抱き合うことを辞めれなかった

    ……離れたくなかった

  • 33二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:05:46

    レ、レイニーさんがいるかもしんないし…

  • 34二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:06:47

    >>33

    現状レイリーにとっては見知らぬクソガキ2人でしかないのでは……

  • 35二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:08:43

    仁義を信じろ

  • 36二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:10:13

    作者の前回の作品の最後を見れば安心できる事をお前たちに教える

  • 37二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:11:29

    >>36

    前回の作品?どんなの?

  • 38二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:13:46

    >>37

    この作品と温度差すごいけど大丈夫?

  • 39二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:14:40
  • 40二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:15:44

    >>39

    あーこれか!見たよ

  • 41二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:18:17

    わりとめっちゃスレ立ててるね スレ主 

  • 42二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:22:19

    >>40

    185でスレ主が次作品のダイスをやっているのでそれがだいぶ安心できる物という事を伝える

    ついでにそこに貼ってあるリンク先の作品も名作という事を教える

  • 43愛ある罰22/11/06(日) 22:44:58

    >>41

    多分これで7作目です

  • 44愛ある罰22/11/06(日) 22:45:28

    《来い。お前たちの番だ》

    手に付けられた鎖を引かれ、私達は薄暗い道を、ただ歩いた。

    やがて道の先から光が見えるがこれは決して”希望の光”では無い

    次なる”絶望への光”でしか無かった

    ウオォォォォォオオ!!!!!!!!!

    私達が登場すると、会場は盛り上がった

    ____悔しい。歌ではなく、こんなことで会場を盛り上げることになるなんて

  • 45愛ある罰22/11/06(日) 22:45:56

    《人攫いが海の上で拾ったというこの二人!》

    《なんとも生意気で扱いが大変。しかし!”労働力”としては申し分ないでしょう!!!!》

    《今回は二人セットでの競売です!!!!》

    200万! 250万! 310万!!!!

    怖い…この人達、私達に向かって金額しか叫ばない…

    私達の足は既に子鹿のように震えていた

  • 46愛ある罰22/11/06(日) 22:46:21

    ____それが逆効果だった

    650万!!!! 1000万!!!!!!!!!

    『ひっ…』ビクッ

    目をより輝かせた”人間”であろう者達。
    そいつらが叫ぶ金額が、更に増える。

    「うぅ…」 『…ぐすっ……』

    涙を流したら逆効果。
    分かってるのに……止まらない

  • 47愛ある罰22/11/06(日) 22:46:54

    4000万!!!!!!!!! 4700万!!!!!!!!!

    『もう…やめて……』ポロポロ

    1億で買うえ〜!!!!!!!!! ドン!

    《い、いちおく…………》

    騒がしかった会場の空気が固まった


    《 キブリ聖の落札です…… 》

  • 48二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:47:11

    >>47

    きたぞ....

  • 49愛ある罰22/11/06(日) 22:47:31

    買い手が決まった私達は、すぐさま身元をその男に引き渡された。

    《…これでも 被ってるんだえ〜》

    会場のロビーを出る前に、私たちは暗幕用の布を、頭の上から被せられた

    ここに来た時と同様、”奴隷”は外の景色を見ることも許されないのか…

    手に付けられた鎖を引かれ、私達は再び外を歩いた

    ただ、幸いなこともあった。
    外に出た時、私達は他の人の視線を見ることが出来ないし、同様に通行人も私達の顔を見ることが出来なかった

  • 50二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:47:44

    >>43

    痛みより前のスレきになります!

  • 51愛ある罰22/11/06(日) 22:51:06

    >>50

    痛み

    それを拾えなかった

    ゴムゴムの実触れ18ウタの元へ

    ルフィが○された

    VR壁

    ルフィは来るの?

    今作


    の7作です。


    ここに書き込んだのは、痛みが初です。

  • 52二次元好きの匿名さん22/11/06(日) 22:53:44

    >>51

    ありがとうございます

    まさかの初スレから追えていたことが知れて嬉しいです

    ダイスの結果を画像に加工したり作品にずっと反映するスレ主の作風に惚れましたので応援してます

  • 53愛ある罰22/11/06(日) 23:06:07

    >>52

    お気持ち嬉しいです。

    スレ建てしているあにまん民への感謝のつもりで始めましたが、

    画像加工で”塗り”の勉強も出来ますし、ダイスを振ることも出来るので、ここでの創作意欲が湧きました。

  • 54愛ある罰22/11/07(月) 06:31:04

    私達は逃げる気力を失っていた。

    ”片方が反抗すれば、もう片方が傷つく”。

    発言したのは別の男のはずなのに、”こういう人間”は全員がそう考えているように、思えた。

    私達は、ただ真っ直ぐに。
    鎖の音を奏でながら、足”のみ”を動かし進んだ

  • 55愛ある罰22/11/07(月) 06:31:39

    《この先階段がある、気をつけるんだえ》

    …だったら、この布を取っ払ってよ。

    「……痛てっ!」ドテッ

    同じ鎖で繋がれていたから分かる。
    ルフィは転んでしまったんだ。

    『 大丈夫!?ルフ…きゃっ!!』ジャラララ

    《わちしの許可なく、互いの名を呼ぶな!!》

    声の主に鎖を無理やり引かれ続け、私達は階段を登り続けた

  • 56二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 16:28:13

    続きが気になるぜ

  • 57二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 16:52:13

    ちょこちょこ発言に気遣いが滲んでる...?

  • 58二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 17:31:27

    これ焼印?されるんか?

  • 59愛ある罰22/11/07(月) 18:58:47

    だらしのない”商品”にイラついているからか、私達を引っ張る、”買主”の足並みが速くなり人がざわつく街の中をそそくさと抜けた。
    さらに歩き続けて数分。
    ほのかに海のニオイが鼻につき、歩いている地面が土から木の板へと変わった。

    つまりここからは…やつらの船の上。
    ……何をされても…おかしくはない。

  • 60愛ある罰22/11/07(月) 19:00:05

    暗幕用の布を脱がされ、船内の個室へと放り込まれる私達。
    その個室には既に一人座っていた。
    私達を買った人物とは違う、立てば3mはあるであろう銃を持った大男。

    抵抗したら、間違いなく撃たれる。
    口を塞がれている訳でもないのに、私達は一切喋ることが出来ずにいた。

    せめて……少しでも落ち着くために、希望が見えない私達は手を繋ぎ、二人の世界に浸った。

  • 61愛ある罰22/11/07(月) 19:26:52

    何日にもわたる航海の日々。
    だが、その日々の中で変化はあまりない。

    起きても何も喋れず、二人で抱き合い、
    ただ出させれた飯を食べる。
    風呂に入れず汚れても、二人で抱き合い
    眠りにつく

    変わることがあるとしたら、見張りの人間が定期的が交代していることだけだろう。

  • 62愛ある罰22/11/07(月) 19:27:24

    《____出ろ》

    船の揺れが止まった。
    どうやら目的地に到達したようだ。

    再び”買主”に手の鎖を引かれ、私たちは”綺麗に整った”大地の上を歩いた。

    《ここがお前達の暮らす聖地だ》

    ……そうか…ここが私達の

    ____墓場か

  • 63愛ある罰22/11/07(月) 19:54:13

    鎖で引かれ、一つの城のような建物へと入る私達。
    どうやら、ここが”買主”の家のようだ。

    だが、案内されたのはその建物の地下。

    日光は当たらず、ろうそくの火だけが頼りのくらい…されど広さは十二分な地下室。

    そこには、シャワーもベッドも完備されていた。

    きっとここで私達に酷いことを……

  • 64二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 19:56:32

    これ買主視点も見てみたいな。なんか言葉の中に偶に気遣い見える部分あるから気になる

  • 65愛ある罰22/11/07(月) 20:12:05

    『な、なに!?』ガチャッ

    私は右腕に、海楼石の腕輪を取り付けられた。
    腕輪自体は重量感を感じなかったが、身につけられた海楼石が二つになったことで、脱力感はより大きいものとなった。

    だが、何故かその後に二人の手の拘束を解かれ、首輪の錠も外された。

    《お前たちに最初の労働を命じる》


    《好きな物の絵を描かけ》

  • 66二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:20:09

    勝ったな…イーストブルーで海賊旗掲げた小僧の船沈めて来るえ。

  • 67二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:23:57

    >>34

    まぁ子供が売り捌かれるのを黙って見てる人でもないだろうし、自分も奴隷として身売りしてたら脱出ついでに助けてくれるだろう…

  • 68二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:26:09

    >>66

    何もするな…!!

  • 69二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:27:13

    優しい天竜人だって
    そうさ

  • 70二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:29:28

    >>65

    命令してるのって買主?それとも従者?

    2人連れてる時だえだえ言ってるけどこの命令の時だえだえ言ってないね。命令してるのが天竜人だとすればコイツ…!!

  • 71愛ある罰22/11/07(月) 20:31:53

    ”買主”の命令に疑問を持たず、私達はただ従い、渡された紙とペンで絵を描き始めた。

    ルフィは以前描いた”麦わら帽子”の絵を。

    私も、いつの間にか”それ”にすがっていたため、同じく”麦わら帽子”の絵を描いた

    私達の絵を受け取った”買主”…いや”ご主人様”は、私たちの絵が下手だったからか、少し笑い 私達に監視をつけずに地下を後にした。

  • 72愛ある罰22/11/07(月) 20:32:56

    『…ううっ…ぐすっ……シャンクス…』

    「…ウタ。 大丈夫だ!おれがウタを守ってやる!」

    『…無理しないで。守ってくれなくても、一緒にいてくれるだけで私は嬉しいから』


    ____そう。
    今も私のそばに一緒にいてくれる。
    これ以上心強いことなんてないんだから

  • 73二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 21:00:32

    フーシャ村は大騒ぎになってんじゃないかと思う。
    赤髪海賊団総出で捜索していたり、孫が行方不明となっては流石の海軍の英雄も仕事どころではないだろうから

  • 74二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 00:45:20

  • 75二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 00:50:08

    あーなるほどね。買主のやろうとしてる事完全に理解したわ。

  • 76二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 00:53:33

    奴隷に堕ちたルウタの共依存が見たいえ

  • 77二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 05:51:17

    >>75

    名前の時点でもうね...

  • 78二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 06:15:01

    シャンクスの娘、ガープの孫、ドラゴンの息子
    四皇、海軍、革命軍という世界中の主勢力が2人を探してるかと思うとヤバいわ

  • 79愛ある罰22/11/08(火) 06:20:15

    ____夕食の時間になったからか、大量の料理が”私達しかいない”地下へと運ばれ続けた。

    ルフィは喜びはしなかったが、次々と口で飲み込み続けていた。
    …私の方はダメだ。全く食欲が湧かない。
    そもそもこいつらの”意図”が分からない。
    何も分からないことが、私にとっては恐怖でしかない。

    ____だからこそ、自分が理解出来ている存在。
    ルフィだけが、今の私を唯一照らしてくれる”光”だった

  • 80愛ある罰22/11/08(火) 06:21:09

    私達(主に手をつけたのはルフィ)は夕食を食べ終えた。

    しばらくして、”上”から来た”スーツの人間達”の手によって食器は片付けられた。

    「…うまかった〜」

    『……良かったわね。』

    閉じ込めて、餌を食べさせる。
    恐らくその行為は、”牛さん”が受ける”それ”と変わらない…

    ____つまり、いつかは私達を……

  • 81愛ある罰22/11/08(火) 06:21:36

    恐怖を紛らわすために抱き合うこと以外、何もすることがない私達。

    汚れと臭いが気になってきたため、シャワーを使わせてもらうことにした。

    シャワー室……その部屋は地下室に取り付けられている、扉以外全面曇りガラス張りの一室。
    大人五人が入っても窮屈さは感じないほどの広さであった。

    「ウタ。洗ってやるよ」

    『……ありがとう。』

  • 82愛ある罰22/11/08(火) 06:22:17

    力が入っていない私を見て、ルフィは気を使ってくれた。

    今の私は、海楼石の腕輪を付けられている。
    だけど、”腕輪”による脱力感は感じない。
    どうやら、この海楼石は”純度”?が低いらしい。

    ……つまり、心身的な問題なんだ。

    今の私は………彼に抱きつくこと以外の事に、力を入れることが出来なかった。

  • 83愛ある罰22/11/08(火) 06:22:58

    「終わったぞ!」

    ……彼も同じ状況なのに、私は彼に頼りきりだった。
    少しでもお礼をしなきゃ…

    『ありがとう…今度は私が洗ってあげるよ』

    「……いい。疲れてるみたいだから寝た方がいいぞ。」

    『……………………………ごめんね。』

  • 84愛ある罰22/11/08(火) 06:23:18

    ”何も出来ない”私は一つしかないベッドの上に座り込んでいた。
    体を洗い終え、やがて来る彼を待っていたのだ。

    「ウタ寝ようぜ!」
    『…うん。』

    私達は再び抱き合い、二人だけの世界に浸った。

    ……眠りにつくまで____

  • 85愛ある罰22/11/08(火) 06:28:05

    《現在の状況》

    ・ウタ

    海楼石の腕輪(脱力感無し)

    ・ルフィ

    拘束具なし

  • 86二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 06:28:06

    このレスは削除されています

  • 87二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 07:19:44

    どうなんだ?
    どうなんだ?

  • 88二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 07:47:05

    もっとじゃ!もっと互いに依存しあって目の前の存在無しで生きられんようになるんじゃ!

  • 89二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 07:48:04

    共依存をおれは待っていた

  • 90二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 08:17:19

    安全な環境で、生きる気力はあるが、じっくりコトコト共依存させられていく感じがよいですね

  • 91二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 08:29:15

    逃海ルウタみを感じる。

  • 92二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 10:36:24

    できることなら成長してからもずっと手を繋いでないと発狂するくらいにはなって欲しい
    双子奴隷って呼ばれて欲しい

  • 93二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 10:42:35

    主よ

  • 94二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 10:45:09

    キブリ聖は福本漫画の悪役みたいに「破滅するところが見たくて人間を飼っている」のかな

  • 95二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 10:51:33

    気ぶり天竜人

  • 96愛ある罰22/11/08(火) 12:08:51

    (今思い返せば、ダイスの時点で気ぶりなのばらしてたから、フェイクと発音のしやすさを入れた名前の”キブリ”じゃなくて”ケブリ”にしておけば良かったかも)

  • 97二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 12:17:59

    心を壊さないだけ、他の天竜人よりマシ

  • 98二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 14:11:37

    >>94

    気ぶりとは言っても、もしかしたらドロドロ共依存のルウタの気ぶりかもしれん...

  • 99二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 14:26:00

    もしかしてキブリ聖の中身ロミィだったりしない?

  • 100二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 15:39:22

    このレスは削除されています

  • 101愛ある罰22/11/08(火) 20:02:42

    ……目が覚めた。
    私を離さないように、眠っている時もルフィは小さい両腕で抱きしめてくれていた。
    その優しい両腕を払い、起き上がる。

    日の当たらない地下室では、今が朝かどうかなんて分からない。
    だけど、私には今が朝だと確信できていた。
    ……癪《しゃく》だが、ここ数日間の中で一番目覚めが良かったからだ。

    「…すーっ。」

    隣では、まだルフィが眠っていた。
    …とても、可愛らしい寝顔。
    この笑顔を…私が守らなきゃ……

  • 102愛ある罰22/11/08(火) 20:03:04

    ルフィを起こした後、地下室に”黒服の男”が降りてきた。

    その男は私達を見ると、ろうそくに火を灯し、”朝食を運ぶ”とだけ私達に告げ、地下室から出た。

    …起きた私達がやることは昨日と変わらない。

    互いの名を呼び、抱きしめ合うことで自分の内にある”恐怖”から目を逸らした。

  • 103愛ある罰22/11/08(火) 20:03:26

    黒服の男たちが、地下室へと皿を運び続け、昨日と同様”奴隷”に与えるにしては豪勢な料理を出された。

    完食し終えると、”今日は用がある、部屋で待機していろ”と言われた。

    ____この地下室に閉じ込めておいて、”待機”しろ?
    今の私達は、どこにも行くことなんて出来ないのに。

  • 104二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 20:14:02

    >>98

    え、違うんれすか!!?

  • 105二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 20:38:43

    良かった。俺が天竜人以下のカスにならなかった。(予言)

  • 106愛ある罰22/11/08(火) 20:38:46

    《着いてこい》

    今回やってきたのは”買主”だった。
    鎖で引き寄せられている訳でもないのに、私達は”引っ張られるよう”に奴の後を歩いた

    たどり着いたのは一つの小さな部屋。
    地下室より暗い、鉄の匂いが充満した部屋。
    そこで私たちを待っていたのは



    ____”焼きごて”だった

  • 107二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 20:39:14

    >>106

    いやーー!やめたけで

  • 108二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 20:40:26

    >>71

    好きな絵を描けねぇ…

    >>106

    あ…(察し)

  • 109二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 21:45:43

    このレスは削除されています

  • 110二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 22:07:37

    シャンクス助けて!

  • 111二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 22:23:48

    麦わら帽子の絵…
    焼きごて…
    なるほど!!(白目)

  • 112二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 22:25:10

    度の過ぎたルウタ愛

  • 113愛ある罰22/11/09(水) 06:40:43

    『ひっ…』

    焼きごての模様には見覚えがあった。
    ここに来た日、私達が描いた”麦わら帽子”。
    正確には、フーシャ村にいた時に、ルフィが描いた”麦わら帽子”。
    そして私達の新時代のマークだったもの。

    『や……やめて』

    当然そんなこと言って止まるわけが無い。

    『あぢゅゅ!ル”フ”ィ”ィイィ!!!!!!!!!』ジュウウ
    「あぢぢぢぢ!ウ”タ”ァァァアアァ!!!!!」ジュウウ

    燃え盛る痛みに耐えるために、私達は互いの名を呼び、叫んだ。

    鉄の”印”を落とされた、私達の左手には”麦わら帽子”の焼き跡が残ってしまった。


    ____つまり、私達は左手の甲に、決して消えない”烙印”を押された。

  • 114愛ある罰22/11/09(水) 06:41:23

    『ぅううう…あぁぁぁぁ…』
    「あぢぢぢぃぃぃぃ……」

    数十秒押され続け、ようやく私達は左手を解放された。
    左手の手の甲には、しっかりと、”その印”が焼印として残されていた。

    大好きなマークを”奴隷の烙印”として押される。
    これほど屈辱的なことは無いだろう。

  • 115愛ある罰22/11/09(水) 06:41:45

    《これで、もう地下から庭に出てもいい。但し、敷地の外には絶対に出るな》

    ”買主”が、そんなことを言っていたが、私達は痛みを抑えるために、互いの右手を握り合うことで精一杯だった。

    部屋から出て、そのまま庭に行く気力もなく、私達は薄暗い…されど清潔な地下室へと戻った。

    薄暗い地下室で……

    『…っ。ぐすっ…うわあぁぁあああぁぁあ』

    私は、彼の横で盛大に泣いた。

  • 116二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 09:51:09

    心が痛いえ…

  • 117二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 09:53:00

    狂ってやがるって思ったけど、そもそも「きぶり」って気が触れてる人のことだったわ

  • 118二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 09:59:28

    やっぱりそれだったかぁぁぁ~~~~~!!!
    もう……もうね……


    天才かよ……未来への誓いを呪いの印に変えるの……
    焼き印を見るたび、楽しかった昔のこと、奴隷になったこと、もう帰れないこと、焼かれる痛みのこと、大切な相手に辛い思いをさせてること、ぜんぶいっぺんに思い出すんだよ、一生……

  • 119二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 10:43:10

    どうしてこんなこと思いつくんですか…

  • 120二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 12:54:03

    そっちの気ぶりも入ってたのか!!!

  • 121愛ある罰22/11/09(水) 17:35:09

    『もうやだよぉぉぉ。ま”だみ”ん”な”どうたいたいぃぃぃいいぃ……』ボロボロ

    「……」

    私は泣いた。
    吐き出した。
    言いたかったことを全て。
    今まで自分の中に溜め込んでいた全てを。

    「…分かった!じゃあここから出よう!」

  • 122愛ある罰22/11/09(水) 17:35:43

    『…え?』グズッ

    「”外に出るな”ってことは、庭から外に出れるってことだろ。だからここから出れる!」

    『船は?…どうするの?』

    「なんとかなる!!だから行こう!」

    無策。
    とても危険な作戦。
    おそらく私のためを思っての提案だろう。
    危険……もっと酷い目にあうだけ。
    本来ならルフィを止めるべきなのに…

    『う”ん”。い”ごう”!』グズグズ

  • 123二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 19:09:30

    嫌な予感

  • 124二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 19:49:04

    主を信じろ

  • 125愛ある罰22/11/09(水) 22:42:05

    覚悟を決めた私達は、庭へと駆け出した。
    …船よりも広大なその庭の壁は、登れるようにもなっていた。

    「行くぞ!」

    私達は手を繋ぎ、共に”逃げ出した”。
    壁を登り、また降りることで私達は”買主”の敷地の外に出れた。

  • 126愛ある罰22/11/09(水) 22:44:13

    しばらくレンガでできた”道”に沿って歩くと…

    「船だ!」

    私達の”希望”が見えてきた。

    『ごれ”で…これで帰れる…!!』グズッ

    ……だが、”私達の人生は上手くいかない”



    《お前たち何してるえ》

    振り返ると、背後には”買主”と同じ服装をしていたが、”買主”とは違い、サングラスをかけた男。


    その男が四つん這いのボロボロの”人”の上に乗っていた。

  • 127二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 22:55:48

    なんてことだ・・・

  • 128愛ある罰22/11/09(水) 23:01:32

    『……!!』

    《さっさと答えるんだえ!!》

    その男は私たちの回答を待たずに、
    ……いや、最初から聞く気が無かったのだろう。
    腰から槌を取り出し……容赦なく”振るった”

    『…っ…!!!!!!!!!』
    「ウタ!!!!!!!!!!!!!!!!」

    黒髪の彼は”動き”飛び出した。
    防御の姿勢をとるのに精一杯の”動けない”私の前に……

    一度私の視界に入った彼は、”ゴン!!!!!”と音とともに……私の視界に”赤”だけを残し、私の前から消えた

  • 129二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 23:05:57

    敷地から出ちゃダメとはそういうことだったりする…?なんか優しいのかサイコなのか分からんな買主

  • 130二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 23:13:04

    信じられる? 信じられる?

  • 131愛ある罰22/11/09(水) 23:40:23

    『…ルフィ?…ルフィ!!!!!!!!!』

    彼が頭を殴られた後。
    ようやく私は動くことが出来た。

    「…に…げ」

    《汚い口で喋るんじゃないえ!!》

    男はその後も何度も黒髪…いや、黒髪に”赤”が混じった彼を、叩き続けた。

    「………げ………ウ”タ”。」

  • 132愛ある罰22/11/09(水) 23:40:50

    『も…もうやめて!!お願いもう逃げないから!!希望なんて二度と持たないから!!!!!!!!!』

    私の心からの叫びは____

    《お前、さっきからうるさいえ!!》

    その男にとっては雑音でしか無かった
    そして……

    『…ぶぼわぁ!!!!!!!!!』ドッ!!

    私の腹にも…”振るわれた”

  • 133愛ある罰22/11/09(水) 23:41:18

    腹の少し下…叩かれた、その部位がとても苦しい。
    こんな攻撃をルフィは何度も……

    『…ル……ヴォエェ』

    《汚い!殺すえ!!》

    私が泣こうが吐こうが、こいつは止まらない。
    全てを諦め、少し先で倒れているルフィに手を伸ばした時。

    《…?その左手の”焼印”》

  • 134愛ある罰22/11/09(水) 23:41:43

    《そうか、キブリのバカの”物”か》

    《あいつには関わりたくない。”馬”。小娘の”嘔吐物”《ゲロ》を綺麗にしろ》

    乗っていた”人”にそう命令し、数分後彼らは私達の近くから消えた。

    ……助かった。

    『…ルフィ……私達。たすかったよ…』

    黒に”赤”が混じった髪をした男の耳元で、私は……

    意識を手放した。

  • 135愛ある罰22/11/09(水) 23:42:22

    『……ん?』

    ……あれ、視界が動いてる

    「おきたか」

    ぼろぼろのはずのルフィは私を背負って、歩いていた。

    『……るふぃ。”そっち”じゃないよ…』

    彼は、”買主”の敷地へと戻ろうとしていた。

    「…ウタの体がしんぱいだ。」

  • 136愛ある罰22/11/09(水) 23:42:54

    「……ぶへー…」

    敷地に着いた彼は私を下ろすと、力を使い果たしたからか、倒れ伏せ、意識を手放した。

    その音に気づいたのか、黒服の男たちが、私たちに駆け寄った。

    ……あとのことは知らない。

    …………私も再び意識を失ったから…

  • 137愛ある罰22/11/09(水) 23:44:03

    (構成上、大切なシーンなんだけど書いてて辛い)

  • 138二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 23:45:09

    曇らせはいつか晴れると信じてるえ

  • 139二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 23:48:34

    違う天竜人だったか…

  • 140二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 23:54:58

    奴隷をもたないミョスガルド聖は奇人で
    奴隷を持ってるキブリ聖はバカ扱いなのか

  • 141二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 23:56:27

    >>140


    おそらくだけど

    奴隷をもたないミョスガルド聖は奇人で→常識はずれ

    奴隷を持ってるキブリ聖はバカ扱いなのか→使い方が間違ってる

    って認識じゃねーかな

  • 142二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 07:20:46

    サングラスかけて人を馬扱いしてる天竜人ってことはおめぇウソップの尻に敷かれたおっさんだろ

  • 143二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 08:26:22

    保守

  • 144二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 15:36:29

    ほす

  • 145二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 16:10:01

    お人形.さん遊びならぬお人間さん遊びする感じか?

  • 146愛ある罰22/11/10(木) 17:17:30

    (もうやめて!!)

    (お願い!!もう逃げないから!!!!!)

    (希望なんて二度と持たないから!!!!!!!!!)

    ”暗闇の中” 私はひたすら叫んだ


    『____はっ!!……夢…』


    ____目が覚めると、そこはベッドの上だった。

    …だけどそこは地下室とは違い、白い壁に覆われた明るい部屋。

    《目が覚めたかい》

    白い服を着た男は自らを”医者”と名乗り、私が口を開くのを待たずに、そそくさと
    私達が気を失った後のことを話し始めた。

  • 147愛ある罰22/11/10(木) 17:18:10

    ”敷地”到着後____

    ルフィは完全に意識を失ってはいなかった。
    意識を失った私に駆け寄った、黒服の男たちに”ウタを治してくれ”と言い、何が起こったかを話したそうだ。

    ……そしてそれは当然”買主”にも伝わり…

    治す代わりに、”条件”として私達は新しい”腕輪”を付けられた。


    確認してみると、右腕には”もう一つ”。
    ”青色”の腕輪が取り付けられていた。

  • 148愛ある罰22/11/10(木) 17:19:03


    『……この腕輪は…何なの?』

    まともなものでは無いことは決まっている。
    おそらく前みたいに逃げようとしたら”爆発”するものだろう。

    もう二度と逃げないように。
    もう手放さないように。

    そういう”抑止力”のための腕輪だろう。


    ____そう。それだけだったらどれほど良かったことか

  • 149愛ある罰22/11/10(木) 17:19:53


    《その腕輪の効果は……》

    医者が説明をする前に、誰かが口を開いた。

    大っ嫌いな声…やって来たのは”買主”。
    私達を襲ったやつとは違い、自ら私の横へと”足を運んだ”。

    《”爆発”機能だ》

    やっぱり……としか思えない。
    私にはもはや、腕輪というものは”基本”爆発する物とさえ思えるようになっていた。

    ……この後の説明を聞くまでは。

  • 150愛ある罰22/11/10(木) 17:20:33



    《爆発の条件は”ここから”逃げることでは無い。》


    《爆発する条件は……》


    《私の命令に”素直に従わないこと”だ》

    ……つまり、ほんの少しでも抵抗することさえ…


    私の視界から光が少しづつ消えていく

    《____そして……》

  • 151愛ある罰22/11/10(木) 17:21:20



    ”買主”は続けた。首輪の説明を。
    むしろここからが本番と言わんばかりに

    《命令に背いたら、”もう片方の腕輪”だけを爆発させる》

    ____え?

    『……もう片方って…』



    《当然あの少年に付けた腕輪だ》

    ____つまり、私達は”互いが人質”となってしまった。

    ____互いが互いの”足枷”に……

    ____私がルフィの人生の”足枷”に……




    _____鎖はより”強固”なものへと。

    私の視界から”光”が完全に消えた。

  • 152二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 17:23:22

    共依存…共依存?なるかなぁ…なるな
    結構悪い形で

  • 153二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 17:24:29

    …………♡

  • 154二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 17:25:34

    「パートナーを犠牲にすれば命令に背くことはできる」という猶予があるのがエグいよね……
    「自分はいいからお前だけ逃げろ」と言う自己犠牲の道を残しつつ、
    「そんなことできるわけがない」と自分の意思で逃げ道を絶たせるのが……

  • 155二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 17:33:48

    人々の支配する方法を空島編からしっかり学んで応用している1は正当なワンピース読者

  • 156二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 17:49:52

    >>154

    2人が自らの意思で一緒に死のうとすることもできる。2人で命令に背けば良いのだ

  • 157二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 18:21:45

    何partかかってもいいからじっくりねっとり2人が依存して行くの見せて♡

  • 158愛ある罰22/11/10(木) 19:25:56



    ……話はそれで終わりだった。

    腕一本動かせなくなった私の体を、黒服の男達が”地下室”へと運んだ。

    たどり着くと、私はベッドの上に置かれた。

    《今夜は飯抜きです。》

    《もう一人は治療が終わり次第お連れします。》

    そう言い残し、黒服の男達はその場から消えた


    ……ルフィは…酷い損傷を……




    ____私のせいで…

  • 159愛ある罰22/11/10(木) 19:26:40



    ここに来て何分、何時間過ぎただろうか
    その間、私は自責の念に駆られていた

    (____________)


    トコトコ……

    《着きましたよ。》

    黒服の男の声が聞こえる…

    つまり、連れてきたのだ。

    そして”それ”は横になっている私の横に置かれた


    「……ただいま、ウタ」


    ”最後の希望”《ルフィ》


    今の私に残された”全て”。



    ____”それ”を私が壊してしまった

  • 160愛ある罰22/11/10(木) 19:27:13



    立ち上がり、彼の元へ駆け寄った。

    全身に包帯を巻かれた彼の元に。

    『…ルフィ……ごべん”…ごべん”ね”』

    私はただひたすら、”白に巻かれた”彼に謝り続けた

    「いい。それよりごめんな。守れなくて」

    彼はこんな私に対しても未だに優しかった


    『ううん…ルフィは私を守ってくれたよ。……ありがとう。』

    私より小さな体

    その体に私は頼りきりだった。

  • 161愛ある罰22/11/10(木) 19:28:07



    「……はらへった」グ~

    『…今日はご飯抜きだって。私のせいで…』

    「もう、あやまんなよ……」

    私は彼から”楽しみ”さえも奪ってしまった。

    自由。食。夢。

    私が彼から奪ってしまったもの。


    私は一体 あと何回、彼の大切なものを奪ってしまうのだろうか。

  • 162二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 19:36:48

    目のハイライトが消えた

  • 163二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 19:46:45

    前スレのダイスで当たったタイトルとは思えない重い内容!!!最高だァ!!!!!

  • 164二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 19:50:36

    たまらねえなこの絶望感…!

  • 165愛ある罰22/11/10(木) 20:00:55

    実はこのスレの発案当初は

    天竜人「ご飯あげる」

    ルウタ「…………絆されるものか!」


    天竜人「ちゅーするまで外出禁止」

    ルウタ「……///」

    ってなる予定だったんです。


    書きたい内容が、発案当初と変わっちゃったんだから仕方ないよね。

  • 166二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 20:05:51

    やめてくれ

  • 167二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 20:05:52

    >>165

    マジか・・・

  • 168二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 20:06:32

    助けて、フィッシャータイガー…

  • 169二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 20:08:26

    変わっちゃったのなら仕方ないなぁ

  • 170二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 20:08:59

    ルウタの共依存ぶりを周りに見せたいから育てたら親御さんの元に返してあげてねキブリ聖♡

  • 171二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 20:12:06

    >>165

    スレ主のことだろうからその案で行くと思ってたのに今の展開にびっくりしてる

    でも共依存好きなのですき

  • 172二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 20:28:08

    ゴムゴムの実も無いしシャンクスに救われる前のルフィなのによく頑張ってウタを支えてるよ

  • 173二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 20:41:30

    マリージョア襲撃イベントは15年前に終わってるし
    シャンクスやガープが助けに来るのを待つのか

  • 174二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 21:39:00

    流石にガープに連絡は行くだろう。
    これで連絡入ったのに自分は本部で呑気に煎餅齧って笑っていたらマジふざけんなクソ爺ってなるんだけどな。

  • 175二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 22:02:38

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  • 176二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 22:12:22

    新時代のマークを焼き印にするのはドン引きしたけど
    どん底の中でしか見れないルウタもあるんだ

  • 177愛ある罰22/11/10(木) 23:29:40



    sideルフィ

    天竜人遭遇後____

    ウタを背負ったルフィは”買主”のいる敷地へとたどり着いた。

    背負っていた彼女を優しく下ろすと

    「……ぶへー」ガタッ

    彼は力が抜け、その場に倒れ込んだ

    《なんだ! どうした!》

    その音を聞いたからか、黒服の男達は少年の元へ駆け寄った。

    「…たのむ、ウタを…おれにどんなことしてもいいから、ウタを____」

  • 178愛ある罰22/11/10(木) 23:30:49



    黒服の男達によって二人は別々の部屋へ送られた

    紅白髪の彼女は医務室へと。


    黒髪の少年は……

    壁一面が黒い部屋、拷問部屋にも等しい部屋へと運ばれた。

    《……なにがあった。》

    口を開いたのは二人にとっての恐怖の対象

    ”買主”だった。

  • 179愛ある罰22/11/10(木) 23:31:26



    「おれが無理やりウタを連れ出した。ウタは逃げるのに反対していた。そして外に出たら誰かにおそわれた。」

    少年はこう言えば彼女を守れると思った。

    ……だが、この世界は甘くない

    《真実を言え。》

    「うそじゃねぇ!!」

    《…真実を言わねば、あの娘の首を切り落とす》


    「……おれがウタに提案した」

    《……なぜ?》


    「……ウタが泣いてたから。」

  • 180愛ある罰22/11/10(木) 23:31:57



    少年は大粒の涙を流した。

    それは、体の痛みによるものでは無い。

    「お”れ”あいつに泣いて欲しくないんだよ!ウタには楽しく歌っていて欲しいんだよ!」

    自身の心からの思い。
    彼女を守れなかった不甲斐なさ。

    そして彼女からその”幸せ”を奪ってしまった自分が何より許せなかった。

    彼は弱い自分が一番許せなかった。

    《……そうか。なら”いいもの”をくれてやる》

  • 181愛ある罰22/11/10(木) 23:32:38



    そういうと、天竜人である”買主”は彼の右腕に”青色の腕輪”を取り付けた。

    そしてその腕輪の”役割”を説明した。


    ____彼の世界から”光”が消えかかった。


    「…じゃあ。もう一回抵抗したら……」


    《あの娘だけが死ぬ。》


    結局 うまくなどいかなかった。

    結局 何ともならなかった。



    ____彼は…何一つ守れなかった

  • 182愛ある罰22/11/10(木) 23:33:26



    《話は終わりだ。医務室で治療してもらえ》

    彼は再び黒服の男に運ばれた。

    彼は一体何を思ったのだろうか。
    何を考えていたのだろうか。

    言の葉にしない限り、それは決して分からない。


    今の彼が放つ言葉は____

    「……ウタ。」

    ただ、それだけだった。

  • 183愛ある罰22/11/10(木) 23:46:28



    ____時は経ち、再び彼女視点

    彼女は、せめて子守唄を歌った。
    彼が安眠できるように。

    【⠀この風〜は〜🎶 】

    何度も何度も彼の前で歌った歌。

    【⠀問いかけても空は何も〜🎶 】

    ”赤髪海賊団”から彼女へと受け継がれた歌。

    ____彼女にとっても思い出の曲だった。

  • 184愛ある罰22/11/10(木) 23:46:59



    【⠀漕ぎだそう〜🎶 】

    二人にとって楽しかった時間を象徴する曲。

    ____だからこそ

    【⠀た〜だ一つの___!? 】

    ここから先が歌えなかった。


    決して譲れない夢など……もはや無い

    願いのまま進むことなど、今の彼女達には許されない。


    安眠している彼を起こさないよう、”声”は抑えられた。


    だが……代わりと言わんばかりに、涙が彼女から溢れ出し……


    彼女の目元から、彼の目元へと流れ落ちた。

  • 185二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 23:47:27

    他の天竜人と比べて並々ならぬ知性を感じる。どうしたお前。

  • 186愛ある罰22/11/10(木) 23:47:55



    二人の状況

    ・ウタ

    海楼石の腕輪(脱力感なし)

    青色の腕輪(爆発機能)

    お腹に激しい損傷


    ・ルフィ

    青色の腕輪(爆発機能)

    左目下に傷が残る(原作同様)

    全身に激しい損傷


    全て右腕に装着

  • 187愛ある罰22/11/10(木) 23:49:29

    >>185


    まぁ〇〇は”成長”しますから。

  • 188二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 01:16:59

    共依存大好物だから続きが気になるけど展開がおつらい…
    ちょうどついこの間にグラ○ルでカップルを捕まえて実験して愉しむやべーのが出るイベントを見たので解像度が高い

  • 189愛ある罰22/11/11(金) 06:28:10



    まとめ

    ・ルウタ 樽レース中に人攫いに捕まる。

    ・天竜人(買主)に買われる

    ・聖地で暮らすこととなる

    ・手に”烙印”として”新時代のマーク”を押される

    ・脱出を図るも失敗(重傷を負う)

    ・爆発する腕輪によって互いが互いの”足枷”に

  • 190愛ある罰22/11/11(金) 06:32:16
  • 191二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 06:37:38

    スレ立て乙です。もうそんな頃か……。

  • 192愛ある罰22/11/11(金) 06:44:56

    ごめんなさい
    荒らし対策していないブラウザで建てていたので、消しました。

    建て直します。

  • 193愛ある罰22/11/11(金) 06:48:13
  • 194愛ある罰22/11/11(金) 16:32:55



    幕間的なもの

    ____の日記

    ✕〇年✕月〇日

    今日も聖地はいい天気だ。
    我々天竜人にとっては、そうだろう。

    ミョスガルドは例外として、ほかの皆は奴隷を従えている。

    一体いつになったら分かるんだ。

    いや、学んでく××××××××。

  • 195愛ある罰22/11/11(金) 16:33:19



    ✕〇年✕月X日

    今日、聖地を散歩中にロズワード聖に”バカ”と言われた。

    奴隷を”失くしてばかり”の私は”バカ”という言葉がふさわしいそうだ。

    ____私は失くしたのではない!

    私は”彼ら”を♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

  • 196愛ある罰22/11/11(金) 16:33:39



    ✕〇年✕月ロ日

    人間オークションに行くことに決めた。

    シャボンディ諸島には、数日で着くだろう。

    幸い、他の天竜人は来ないようだ。

    なら、私のこの行動/♦♦♦♦♦♦

    もう馬鹿に♦♦♦♦♦♦♦♦

  • 197愛ある罰22/11/11(金) 16:34:43



    ✕〇年✕月+日

    今日、新しい奴隷を買ってしまった。

    姉弟のような二人の小さな子供だった。


    ____なら、私が♦♦♦♦♦♦♦♦♦




    ・読み返して何か気に触ったことがあったのか。
    いつも以上に文字が黒く塗りつぶされている。

  • 198二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 19:12:15

    荒らし対策から幕間まで、ホントありがとうございます

    健気なルフィとウタは可愛らしいですね

  • 199愛ある罰22/11/11(金) 20:23:48

    >>198


    ありがとうございます。

    幼ウタ×幼ルフィの絡みを書いたことが少ないので、じっくり書いていきたいです。

  • 200二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 20:24:31

    200ならルウタは幸せになれる

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