- 1122/11/07(月) 09:04:45
(書き溜めがない見切り発車なので更新に時間がかかります)(SS付け忘れたので立て直し)
「今日も気持ち良かった?ルフィ」
ベッドの上、汗ばむ躰に服を纏いながら、隣の彼に問い掛ける
「うん…すげェよかった…」
その恍惚とした表情を見て、今日もどうにか上手く出来たと安心する
「じゃあ、私先に帰るよ、お金は払っておくからね」
外していたアームカバーを付け、デート用の靴に足を通して立ち上がる
そのままドアを出て、エレベーターで一階へ降りる
フロントで休憩の料金を支払って、そのまま建物を出る
一度振り返って彼が居ないのを確認して、通りがかったタクシーを捕まえる
家へ向かうその車内で、ようやく気が抜けて私は前の座席へ倒れ込む
「今日もうまく出来た、明日は何しよう、また調べない、新しい事しなきゃ…」
「(この子なんか暗い顔でずーっとブツブツ言ってる…怖い…)」 - 2二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 09:05:38
🍲
- 3二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 09:06:22
鐘を鳴らす準備はできている。
- 4二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 09:09:15
色んな意味で年上の女として無理してる概念!?
- 5二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 09:27:35
- 6二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 09:35:30
ルフィに飽きられないように必死になってるウタちゃんは可愛いえ
- 7122/11/07(月) 09:36:59
「おはよう、ルフィ」
「おはよう!ウタ!」
翌朝
いつものようにルフィの家のインターホンを鳴らすと、太陽のような笑顔を浮かべた彼が出てくる
「学校行くよ…あっ、その前に」
「ん?」
不思議そうなルフィに口付けをする
「ちゅ…れろ…ぷはっ」
「なっ…」
目を白黒させる彼に、思わず笑顔になってしまう
「おはようのキスだよ、今やったみたいに、歯茎と歯の境目を舌先でなぞられるとゾワゾワするって聞いたから試してみたんだけど…どう?良かった?」
「お、おう…良かったけど」
「ふふ、嬉しい」
そのまま手を繋いで学校へ向かう
あそこにはたくさん女の子がいるけど…こんな事してくれる娘、他にいないよね?
きっとそうだよね? - 8122/11/07(月) 09:37:39
- 9二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 09:37:42
ルフィを繋ぎ止めるために身体を差し出すウタですか
- 10二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 09:38:45
保
- 11二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 09:39:20
寂しさを拗らせてルフィとの繋がりを求めているのか…
- 12二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 09:46:55
- 13二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 09:48:10
- 14二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 10:54:25
- 15122/11/07(月) 13:05:21
別人である…SSが受けなかった時のために姑息に毎回ハンドルネームを変えているのでもし好評だったら過去作貼るかも…
- 16122/11/07(月) 13:05:37
「あーん♡」
「ムグムグ、うんめェ〜!」
「まだまだあるから、どんどん食べて」
お昼休み、彼のために作ったお弁当を食べさせてあげる時間
「ねぇ、今日のご飯、どうだった?」
「今日もすんげェうまかったぞ?」
「そういうことじゃなくて、ルフィの好みと比べてどうかって事、もうちょっと塩気が欲しいとかさ」
「う〜〜〜〜〜ん……ちょっと肉が硬かったかもなァ」
「分かった、ありがとう」
昨日の疲れを少し見誤ってしまったみたいだ、深く反省する
学校一の美人らしい二年の先輩は肉料理が得意らしいから、まだまだ頑張らないと - 17二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 13:07:59
ほう、ルウタ同い年概念ですか
大したものですね - 18122/11/07(月) 13:09:48
- 19二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 13:11:50
- 20122/11/07(月) 13:12:58
へーっ、勉強になった
- 21二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 13:15:02
100点満点のテストで120点取りに行ったら117点しか取れなくて悔しがってるみたいな感じなのか…
- 22122/11/07(月) 16:28:42
帰り道
いつも通り手を繋いで彼の家へ向かう
「そんでさ!ウソップが持ってきたのは自分で作ったパチンコだったんだよ」
「そうなの?思ったより普通だね」
「それがよ、それで小せぇ石飛ばしたら、すげェ遠くまで飛ぶんだ!」
「へぇ、どんな仕組みなんだろ…待って、もしかしてこの間私が迎えに行って一緒に謝った時のってもしかして…」
「…ごめん!」
「いいよ別に、それよりどんな仕組みなのか知ってる?結構気になるんだけど」
「なんでもりすとろっく?って奴を付けたら強いゴムが使えるようになるとか〜」
体験した色んな話を聞くのは楽しい…けれど、それは他ならぬ彼の話だからなのだろう、とも思う
会話も上手く弾んでいるのかわからない、もし純粋無垢な転校生のあの子なら、もっと彼と楽しく話せるのだろうか - 23122/11/07(月) 16:45:03
(ちなみに地の文でのルフィの呼び方がずっと彼なのは『ルフィは自分の彼氏である』という事実に執着している表現としてわざとやってます)
- 24二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 21:50:03
保守
- 25二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 22:01:17
あーお金置いとくって普通にホテル代か。ルフィがウタに体売ってその代金貰ってるもんかと
- 26二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 23:35:21
どうしてそんな発想に……
- 27122/11/08(火) 00:28:41
なんか怖い想像してる人多くない?
後今日はここまでになると思う - 28122/11/08(火) 10:09:43
「よっと、ゴールだ!」
「ぬぬぬぬぬ…やべぇ、このままだとおれがバリになっちまう…」
「ははは、まあ勝負は時の運って奴だ、実際おれはこっから頑張ればエースの事も金では追い抜かせそうだしな」
私は彼の家で、偶々帰りが被った彼のお義兄さん達と人生ゲームに興じていた
現在はエースさんがゴールに真っ先に辿り着き、サボさんは少し離れているもののかなり所持金で上回っているので、ルーレットの出目によっては追い抜ける圏内だ
しかし、彼…ルフィは、結婚して子沢山になったはいいものの、何故かマイナスマスを引き続けて借金を抱え込んでしまっている
「(結婚…ルフィと結婚…)」
私は凄く、とてもしたい…けれど、彼はきっとそんな対象として私を見ていないだろう
彼の手番が来たと思ったらまた借金が増えていた、もし彼が私と結ばれる事は無くても、こんな苦労はしてほしく無いな、と思った
私も配信で二人で一生生きていけるくらいのお金は稼いであるけど、彼のことが好きな近くの学校のお嬢様はその十倍以上はあるだろう
どちらとの方が幸せか、なんて事は考えないことにした
「なんかウタちゃんヤバいな…」
「一番ゴールから遠いのにぶっちぎりで稼いでる…」 - 29122/11/08(火) 10:32:40
「あっ、悪ィ、オヤジから緊急の呼び出しが来た」
「おれもドラゴンさんから忘れ物の連絡が来たから、ちょっと取ってくるわ、晩飯までには帰るから」
「「いってらっしゃい」」
人生ゲームが私の勝利で終わった後、お義兄さんたちに運悪く出かける用事が入る
慌ただしく出ていく二人を見送った後、私達は二階の彼の部屋で対戦ゲームをする事にした - 30二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 10:34:23
おせっせまでしてるのに何でそんなに自己肯定感が低いんだ……
- 31122/11/08(火) 10:35:28
ゲームは佳境、お互いのキャラの体力は削れているが、優勢なのは彼の方だ
「これでおれの…」
彼がコンボを始める、これが決まれば勝敗は決してしまうだろう
「あっそういえばルフィ、ジュース持ってきてるから」
それを防ぐために、いつもの作戦を行う
「ありがとう!ごくごく…あーっ!ズリィぞウタ!人がジュース飲んでる時に攻撃するなんて!」
「私の勝ち!」
「今のはウタの反則負けだろぉ!?」
「やーい、負け惜しみィ〜勝てばいいんだよ〜〜」
いつも通りの時間
こんな風に彼と戯れているのはとても楽しい、幸せだ
けれど、こんな時間は彼の他の友達でも簡単に代替できてしまうだろう
なら、私にしか出来ない、今の私にしかあげられないもの
そんなものは一つしかない
私は、コントローラーから手を離すと、服の袖からするりと腕を抜き取る - 32122/11/08(火) 10:35:39
「ねぇ、ルフィ」
「今日も、スる?」
「……うん」
嗚呼
なんて醜いんだろう
わたし - 33122/11/08(火) 10:36:40
- 34二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 10:37:03
- 35二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 10:40:33
- 36二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 10:42:23
- 37二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 10:50:02
- 38122/11/08(火) 10:50:56
「………今日も、楽しかったな」
夜
あの後、何とか予習してきたようにシた後、お義兄さんたちが帰ってくる気配がしたので慌てて片付けて、私が作った夜ご飯を一緒に食べて帰ってきた
父が出張している、一人だけの家
シャワーを浴びながら、今日あった事を思い返している
「今日も聞けなかったな」
独り言、もし誰かに聞こえていたら恥ずかしくて死にたくなるような事だ
「明日こそ、聞かないと」
『私の事、女の子として好き?』って - 39122/11/08(火) 10:51:30
ぶっちゃけ私が不穏な話書いてるのが悪いので不安になるのは仕方ない、ハピエンだから安心してくれ
- 40122/11/08(火) 11:03:07
昔から私は、彼のことが好きだった
好きになったきっかけは…それらしい物が多すぎてわからないくらいだ
ともかく、私はそんなことも忘れるほど彼が好きで…だから、彼を狙う女の子が増え出した時、私は物凄く焦った
彼を好きになる女の子は、皆素敵な人ばかりだったからだ、学校一の美女、外国からの留学生、大企業のお嬢様
そんな相手がいて心の中で想っているだけのただの幼馴染なんてまさしく負けヒロインだ、そんなの冗談じゃない
思い立ったら即断即決、私は彼に告白して────
あっけなく断られた - 41122/11/08(火) 11:07:35
『ウタの事は好きだけど…たぶん、それは友達って意味でしかねェと思う』
というのが彼の答えだった
私はそれを受けて、考えて、考えて、考えて…
そんな事どうだっていいや、と思った
………今にして思えば、それは間違い…いや、あの時点でそんな事に拘泥していたら、それこそもっと悪い事になっていただろう
間違ったのは、この後だ - 42二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 11:08:24
一瞬は?!?!っ思ったがなるほどルフィの返しがわかったぞ
- 43二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 11:09:12
這い寄ったのか……?
- 44二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 11:09:16
全然違った
失せる - 45二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 11:17:28
身体から関係が始まるルウタ…新しくていいですねえ…
- 46122/11/08(火) 11:18:35
それから暫く、私は告白を繰り返した
まだ微妙に両想いの状態への未練を引きずっていたのだと思う
しかし、学年一の美人が『作りすぎた』という体でお弁当を渡したり、お嬢様が『お礼』と称してプレゼントを送ったり、転校生が『この街のことをもっと知りたい』と宣って彼を連れ回したり
女の子達が本格的なアプローチを始めた時、私は未練に拘るのをやめた
『だったら、友達としか思えなくてもいいよ』
『他に好きな人も居ないんでしょ?なら一回付き合うのってどんなのか体験する感じでもいいからさ』
なりふり構わない私の攻勢に、彼はとうとう首を縦に振った
凄く嬉しかった
けれど - 47122/11/08(火) 11:18:48
すまん、ちょい違う…
- 48122/11/08(火) 11:31:58
彼は真面目だった
私の告白を受けてから、『恋人でもないのにそういうのを貰うのは良くない』と、贈り物やお弁当も断るようになった
恋人がいる状態で女の子と何度も二人きりになるのは良くない、とそれとなく言うと、転校生の子に誘われた時も他の人に任せたり、複数人で一緒にする頻度を増やすようになった
私はそれに満足していた、けど気付いてしまった
自炊する彼は、起きるのが遅くなればご飯を作れる量は減る、おまけに、とても料理が上手いわけでもない
彼はバイトをしているわけでもないし、そそっかしいので偶に物を壊して弁償することもあるので常に金欠だ、前にゲーム機を壊してしまった時など悲鳴をあげていた…まあ、誰かさんに貰ったらしいが
彼の事は普段からかなりの時間私が連れ回している、私以外の友達と遊ぶ時間を、私は奪っているのではないだろうか、私から離れて自由に過ごす口実を、彼はまた一つ失ってしまった
私の告白は、彼を不幸にしてしまったのかもしれない、そう気付いて、私は死にたくなった - 49122/11/08(火) 11:37:27
私はまた考えた
どうすれば彼を幸せに出来るのか
私はそこまで大金を持っているわけでもない、料理が得意なわけでもない、聞き上手というわけでもなく、むしろ積極的に話したいタイプだ
彼のことが好きな女の子たちの代わりは出来ない
なら何が出来るのか、私は、それに一つ答えを持っていた
親しい友人ではなく、恋人という立場だからできること
『付き合ったら意外と短いらしいよ』
『大丈夫、別に私もそんなにそこに拘りないし』
そんな風に嘘までついて言いくるめて
付き合ってから一週間後の週末、私は彼と初めての体験を迎えた - 50122/11/08(火) 11:40:25
彼はすごく気持ち良さそうだった、私は、これなら行ける、と思った
これなら、彼を繋ぎ止められると
終わった後、私は聞こうとした
『どう?少しくらいは…』
その先の言葉は出なかった
もし、彼から望む答えが返ってこなければ
私のする事に、意味なんかないのだとすれば
怖くて、恐くて、聞けなかった
そうして半年、私は意味があると信じて、ずっとこれを続けている - 51122/11/08(火) 11:40:58
- 52二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 11:45:02
もう答え出てんじゃん
- 53二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 12:05:40
ほう、完璧主義独占欲新時代済同い年現パロウタルですか……大したものですね……
- 54二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 12:10:01
作者がツッコミしてて草
- 55122/11/08(火) 12:52:23
- 56二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 12:57:38
- 57122/11/08(火) 13:04:08
なんかバリになってる、ビリですビリ
- 58122/11/08(火) 16:03:30
暫く前、彼にこんな相談をされた
「弁護士?って奴ってどうやって探せばいいんだ?」
あまりにも突然の話に事情を聞いてみると
お金にがめつい友達がお金を盗んでいる所を見つけてしまい、なぜか問いただしたところ家族が悪徳金融に高額の借金をしていて、返せないと危険に晒される、という事情が発覚したので何とか解決したい、という事らしかった
「ネットでまずどんな人がいるか調べてから、どの人が向いてるかを決めて相談したらいいと思うよ、評判も大事だけど、具体的な実績のほうが大事って聞いたから、そっちも参考にしたら?」
あまり深く考えずにそう回答してしまったが、後から考えればいっそ答えない方が…いや、やめよう
ともかく、そんな事があったことも忘れかけた頃、私は廊下で彼と女の子が話しているのを見かけた - 59122/11/08(火) 16:42:48
「この間はありがとう!おかげで解決しそうよ!」
「おう!良かったなァ、かーちゃん元気か?」
「うん、段々元気になってきたわ、アイツらからたんまりお金踏んだくって治療費も足りたし!」
「にしし、そりゃ良かった」
話の内容であの時のことを思い出し、あの友達って女の子だったのか、と思ったのも束の間、悪い予感を覚える
「それでさ、折角だしなんかお礼しようと思って…」
いつものパターンである、しかし彼は断ってくれるだろう
「あー…いや、おれいいよ…ウタが嫌がるから」
ほらやっぱり、と思った時
「そう?イイコトとかしてあげようと思ったんだけどなー、ま、お金はちゃんと取るけど♪」
その言葉に、思わず息が詰まった - 60122/11/08(火) 16:46:30
「いいって!」
「まあ、ともかく本当に感謝してるよ、じゃあね」
ヒラヒラと手を振って女の子が去っていくまで、私は一歩も動けなかった
世の中にはあんな人もいるんだ
私はルフィとしか経験無いけど、あの人は経験豊富そうだったな
私が知らないことも、沢山知ってるんだろうな
私を選ぶ価値、無くなっちゃうかもな - 61122/11/08(火) 17:22:02
放課後
「今日は何し…」
私の家に一緒に上がり込んできた彼をベッドに押し倒して口付けをする
「はむ…ちゅる…くちゅ…ぷはっ」
そのまま自分の服に手をかける
「ねぇルフィ、今日もえっちしようよ、新技覚えてきたんだ」
その手を、彼が掴んだ
「……いや、今日はしねェ」
「……なんで?」
なんで? - 62二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 17:31:11
ルフィさん……信じてるぞ……
- 63122/11/08(火) 17:36:13
「なんでしないの?なんで?なんでなんでなんで?」
「私ルフィのためなら何だってしてあげるよ?喜んでもらうために色んなこと勉強したよ?」
「なんで嫌なの?何がダメだったの?私に何が足りないの?」
「教えてよ、ねぇ、ねぇ!ねぇ!!」
「それとも、あの子の方がいいって言うの!?」
爆発する
胸の中のドロドロした物を、ルフィにぶつけている私が、どこか俯瞰して見えた
襟首を掴まれてガクガクと揺さぶられているルフィ、可哀想
「ち、ちが…」
「喋らないで!もういい!!聞きたくない!!!」
そのままベッドから引きずり下ろして、玄関まで引っ張っていく
「出てって!今日一日私の前に顔を出さないで!!!」
「………うん、分かった」
ルフィが鞄を持って、家を出ていく
急速に激情が萎んで、それに代わるように溢れ出した涙に押されて、思わずへたり込んでしまう
「…なにやってるんだろわたし、ばかみたい」 - 64122/11/08(火) 17:36:27
こわい
- 65122/11/08(火) 17:59:40
「今日もお弁当、もらいに来なかったな…」
あれから三日後、私はまだ一度もルフィと話していない
「嫌われちゃった、かなぁ……!」
あの日から何度流したか分からない涙がまた零れる、そんな事態、一番避けたかったのに
「どうしよう、どうしよう……!!」
考えても、考えても、答えは出ない
「ルフィ…ルフィ…!!!」
物心ついてすぐの頃に出会った幼馴染
私がいじめられてた時助けてくれたルフィ、シャンクスが帰ってこなくて寂しかった時一緒にいてくれたルフィ、いつも一緒に話しながら帰ったルフィ、私の隣で笑ってるルフィ、ルフィ、ルフィ、ルフィ……
ねぇ、お願い、私、彼がいないと生きていけないの
だから、私から彼を奪わないで - 66二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 18:00:35
ルフィに粘着質な執着心を抱くウタは健康に良い
- 67122/11/08(火) 18:04:41
そろそろルフィさん鈍すぎない?って言われそうなので説明(言い訳)しておくと
序盤の人生ゲームやった日の話を回想という形で語っている理由でもあるんですが、ウタはルフィと話してる時は本心から幸せなんです
「ルフィと一緒にいられて幸せなウタ」と「ルフィが奪われそうで不安なウタ」に分裂しかけていて、付き合いたての頃はともかく今となってはルフィの前では常に前者なので後者が抱えている闇にルフィの目線では気付けない
押し倒した日は前者と後者が混ざり合っていて、ルフィはそれに気付いて一度制止しようとしたんですが、自分が繋ぎ止めるための唯一の手段を拒まれて一気に後者が爆発、止める間も無く火事場の馬鹿力で家から叩き出された、という顛末です - 68122/11/08(火) 18:11:56
塩気の効きすぎたお弁当を食べる
一人で食べるお弁当はどうしようもなく不味くて、まるでお箸が進まない
もう無理なのかもしれない、私は完全に嫌われてしまっただろう
少なくとも、何事もなく恋人に戻れるなんてあり得ない
こんな何も出来ないメンヘラ女、嫌われて当然だ
だったら…………………………………………………
「今度は…次の週末か」
ルフィに『今度の土曜、家に来て、話したい事があるの』とメールを送る
すぐに承諾の返事が来た、どうやら、顔も見たくない、というほどではないらしい
ねぇ、ルフィ
思い出
くれない?
愛して - 69122/11/08(火) 18:24:06
週末
私の家に来たルフィを出迎える
「いらっしゃいルフィ!何かほんの数日会わなかっただけなのに、すごく久しぶりに会った気がする!」
「お、おう…なぁウタ、もう大丈夫なのか?」
ルフィが恐る恐る聞いてくる
「全然大丈夫、もう平気だよ!」
「…そっか!なら良かった!」
少し笑顔になったルフィを見て、私も笑顔になる
最後だから、少しでも綺麗な私を見せたいな
「お腹空いてるでしょ、ご飯食べてから話しよ?」
「…分かった」
ルフィを食卓へ案内する
そこには、私が腕によりをかけて作ったご飯が所狭しと置かれていた
「全部食べていいよ、私は…これだけ作っちゃったから、味見だけでお腹いっぱいになっちゃって」
ルフィはいつものように歓声は上げなかったものの、目を輝かせて食べ始める
そして
「すー…すー…」 - 70二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 18:36:27
これは……
- 71122/11/08(火) 18:37:28
「………始めよっか」
ルフィが寝息を立て始めたのを確認して、私は『準備』を始める
「あれ、おれ寝て…」
彼が目を覚ます、想定より早かった
けど、もう最低限の準備は整ってる
「なんだこれ!?」
起き上がろうとして、四肢に括り付けた縄に気づく
「おはようルフィ、起きるの早かったね」
「ウタ!これ外してくれねェか!?目ェ覚めたらくっついてて!」
「嫌だよ、だって私が付けたんだしそれ」
「え?」
愕然とした表情になる彼
「本当はその上から手錠も付けたかったんだけど、付ける前に起きちゃったんだよね、そういうのに耐性あるのかな、何か心当たりある?」
「そんなの知らねェ、なぁウタ、どういうことだよ、なんでこんなことするんだ!?」
「そんなの決まってるじゃん」 - 72二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 18:40:55
こいつら這い寄るするんだ!
- 73二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 18:43:38
こっからどうハピエンに繋げるんだ…
- 74122/11/08(火) 18:53:39
俺じゃなくてルフィさんを信じろ
- 75122/11/08(火) 18:54:38
私はベッドの上に乗り、それから彼へにじりよる
そして、彼のズボンのボタンを外し始める
「なぁウタ、こんな事しなくてもおれは…」
「あぁ、何するかまだちゃんと分かってないんだ」
私も、自分の下半身の服を脱ぐ
そして、ルフィの上に馬乗りになったところで、ようやく彼が異変に気づく
「なぁウタ、ゴムは…」
「ねぇルフィ」
言葉を遮って、食い気味に
「私に、ルフィの赤ちゃん孕ませてよ」 - 76122/11/08(火) 19:07:19
「何言ってんだ!?」
「私さ、今日危ない日なんだ、だから、記念に...ね?」
「記念ってどういうことだよ!」
本気で私が何を言っているのか分からない、という顔だ
私も、もう自分が何を思っているのかすらわからない
「私、ルフィにとって迷惑な女でしょ?だから、離れる事にしたんだ」
「離れるって、本気で言ってるのかよ!」
「うん、本気、だからね、最後に思い出が欲しいんだ、私とルフィが一緒にいたっていう、思い出」
私は、持ってきたビーカーを横に置いて、ルフィの分身を刺激し始める
「...ッ!そんなのお前が一番嫌がってる事じゃねェか!親父がいない苦しさも、良く分かってるだろ!」
ルフィに痛いところを突かれて、またぎゅっと心臓が痛くなる
「...うるさい!私はもう決めたの!アンタが嫌でも、私はもう止まる気なんか!ない!」 - 77二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 19:08:33
這い寄ったー!
- 78二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 19:13:45
- 79122/11/08(火) 19:14:26
- 80二次元好きの匿名さん22/11/08(火) 19:14:51
ウタウタの睡眠薬からのウタウタのロープのコンボだー!
- 81122/11/08(火) 19:17:14
- 82122/11/08(火) 19:55:22
そんな風に揉めてる間に、段々とルフィの分身が大きくなる
当然だ、私は、私だけが、彼の弱い所を全部知ってるんだから
「体は正直だね♡もうすぐ入れてあげるから、待っててね♡」
「やめろ…ウタ…!」
「あぁもう暴れないの、大人しくして」
「やめてくれたら…!止まる…!!」
「やめないよ、あぁもしかして不安なの?大丈夫、凍らせるやつ買ってきたし、今回じゃ無理でも次のタイミングとかでまた試すよ」
「やめてくれ…!!」
「ちゃんと産むよ、お金には困らないし、迷惑かけないように遠くで育てるからさ」
「やめろ…!!!」
「もう入れちゃうよ……さよならなんて、言いたくなかったな」
「やめろって!!!言ってんだろ!!!!」
縄が、引きちぎられる
嗚呼、私の最後の願いも、叶わないのか - 83二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 00:13:57
ほ
- 84122/11/09(水) 01:36:53
続きは明日
- 85二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 07:47:26
期待あげ
- 86二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 16:05:25
保守
- 87122/11/09(水) 19:11:22
今日はもうちょっと後になる、後結構受けたから書き終わり次第過去作貼ってpixivに上げる準備を始めます
後今日の内容で終わりそうです…おれもオナバレルフィ、先に好きになった方、予知ウタ、沙耶ウタみたいな複数スレに跨るような長編を書けるようになりたいの - 88二次元好きの匿名さん22/11/09(水) 19:14:53
予知ウタって何ぞや
- 89122/11/09(水) 19:15:42
- 90二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 00:23:20
wkwk
- 91122/11/10(木) 00:43:25
本当にごめん明日の朝~昼にさせて...
- 92二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 07:15:01
wktk
- 93二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 15:10:46
おい~♥️
早く両思いにならんでええのんか~♥️ - 94二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 15:14:13
スレ主はパート数どれくらいの長編を書きたいんだい?
- 95122/11/10(木) 16:26:59
5くらい…?
- 96122/11/10(木) 16:27:16
ゆっくりと体を起こすルフィ
なんだか気が抜けてしまって、私も座り込んでしまう
とは言え、先程までの異常な興奮が消えてしまっては、残るのは悲しみだけなのだが
「そんなに嫌だったの…?そっか、そうだよね、私となんて…嫌だよね」
「違う!!!!!」
ルフィが私の肩をがしりと掴む
そして、必死だけれど、泣きそうな顔になる
「…お前が、泣いてるからだ!」
そう言われて、初めて私の顔に涙が伝っていることに気が付いた
「おれはウタに泣いて欲しくねェ!」
「なんで?」
分からない、なんて思っているふりをして期待を必死に抑え込む
「ウタはおれの大切な友達で、幼馴染で………」
「恋人だから、って言わせたかったんだけどなぁ」 - 97122/11/10(木) 16:47:39
涙と一緒に、心を溢す
「ねぇ、知ってる?私ね、ずーっとルフィのことが好きだったの、明るくて、頼もしくて、私が本当に辛い時にいつも助けてくれる、私の王子様」
「だから、恋人になれた時は本当に嬉しかったの、最初は友達感覚でもいい、どんな手を使ってでも私に振り向かせてやるんだーって」
「まあ結局こんな迷惑女になっちゃったんだけどね!嫌われたからって、縛り付けて…思い出が欲しいなんて言い訳して襲って」
「本当に出来ちゃったら、ルフィなら責任取らなきゃって考えて、もし私が逃げちゃっても、見つけてくれるんじゃないか、なんて思って」
「浅ましいよね、本当馬鹿みたい」
私が言葉を止めると、暫く無言の時間が流れる
そして、ルフィが呟き始める - 98122/11/10(木) 16:49:56
「まずな、ウタ」
「うん」
「おれは、ウタに迷惑をかけられたなんて思ってねェ」
「そうなの?優しいね、ルフィは」
彼の優しさが心に沁みる、こんな事をしても、私のことを友達と呼んでくれるのも含めてとても嬉しい
「それとな」
ルフィの手に少し力が入る
「おれはウタが好きだ」
「知ってるよ、さっき『大切な友達』って言ってくれたし」
「違う!『恋人として』だ!」
「えっ!?」
えっ!? - 99122/11/10(木) 17:08:03
「えっ、嘘、嘘」
「嘘なんかつけねェ、そもそも、好きな奴としかあんな事しねェよ」
慌てる私に、さらに畳み掛けてくる
「い、いつから!?」
「ウタに告られた日の晩」
「平然と言わないでよ!?そんなに前なの!?!?」
私がそう言うと、彼は少し緩んでいた表情をカッコよくキリッと引き締める
「おれ、あの前にも、告られてんだ」
「そりゃそうでしょカッコいいもん!」
「お、おう…ほんでな、そん時、ウタに言われたのとおんなじ事も言われたんだ」
誰だろうか、あの先輩かな、あの人が一番なりふり構わない印象がある
そんな風に思わず脇道に逸れそうになった思考を、さらに戻される
「でもそん時も断ったんだ、なのになんでかわかんねぇけど、ウタの告白は受けても良いって思った」 - 100122/11/10(木) 17:21:58
「学校じゃわかんなくて、家で考えてやっと分かったんだ」
「おれはウタとそういう関係になってもいい…そうなりてェって思ってた事に」
「でもおれのそれが本当にウタの言う好きなのかが分かんねェんだ、おれは親父も爺ちゃんも普段どっか行ってるから、恋人って奴がどんなもんなのか知らねェ」
「けど、今は分かる、おれはウタのことが好きだ、それは幼馴染としての好きじゃねェ」
思わず自分の顔を手で覆ってしまう、火が出そうなくらい熱い
「えーっと…その、つまり…私の怯えすぎだった…ってこと?」
「………うん」
「死んでくるね…」
「わーっ待て待て死ぬんじゃねェ!」
思わず立ち上がったベランダに逃げようとしたけれど、敵わず彼に抱き止められてしまった
「………死ぬなんて…どっかに行くなんて言わねェでくれ…」
「…うん、分かった、もう二度と言わないから」
彼の言葉に頷いて見せると、安心したように手が離れる
それを、両手でそっと握る - 101二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 17:24:33
めちゃくちゃいい場面なんだけどこいつら素っ裸なんだよな
- 102122/11/10(木) 17:25:01
- 103122/11/10(木) 17:40:07
握り込んで…暫くどうしようか悩んだ後、手を離して逆にハグし返す
「嬉しい…!すっごく嬉しい、私の片想いじゃなくて、好きって言ってくれて、凄く凄く嬉しい!!」
落ち着いてくると、今度は喜びが溢れてきた、忙しい
ここがベッドの上でなければ、今にもクルクルと踊り出してしまいそうだ
「ねぇルフィ、私はルフィのこと大好き、ルフィは私のこと好き?」
「おう!大好きだ!」
私の今一番欲しい言葉をもらって、さらに愛が溢れて来る
さらに力を込めて抱きしめて、ついでとばかりに聞きたかった事を聞く
「私、お料理そんなに上手くないし、そんなに高いプレゼント贈れるわけでもないし、ルフィと楽しく話せてるかも自信ないけど、それでも私が一番好きって言ってくれる?」
「ウタのメシはめちゃくちゃうめェし、おれの好きなモンなんでも知ってるし、いつも喋んの楽しいけど、それが出来なくても一番好きだ!」
それから、私はルフィと半年分の愛を確かめるように語り合った
とても幸せで、目が覚めたら消えてしまうんじゃないかとちょっと怖くて翌朝安心したのは私だけの秘密だ - 104122/11/10(木) 18:07:39
〜〜〜〜〜〜
抱きしめあったまま暫くして、なんかもう色々限界で「好き♡好き♡」って耳元で囁いてた時
ふと、下腹部に変な感覚があった
「…!悪ィウタ!すぐ治めるから…!!」
「あー……続き、する?流石にいつもみたいにちゃんとゴムはつけるけど…」
ルフィが少し悩んだ末にコクリと頷いたので、私はベッドの脇の戸棚から取り出し、着けてあげる
そうしていよいよという段で、一つ気付いた
「ごめんルフィ、その…今日は、いつもより優しくして欲しいかなって」
「どうしたんだ?」
また顔が熱い、ルフィの顔がちゃんと見れない
「あのね、その…私の事好きって、言ってくれたでしょ?」
「おう」
「それがね、嬉しくて、すごくドキドキしてるんだ、だからいつもより……気持ち良くなりすぎちゃうと思う」
「……!」
思わず、といった様子のルフィに押し倒される
多分いつもみたいにリードする事も出来ないし、汚い声が出ちゃうかもしれないけど、もう怖くは無かった - 105122/11/10(木) 18:24:48
週明け、私がルフィと一緒に学校に向かっていると、この間の女の子が話しかけてきた
「ルフィと...貴女がウタさん?」
「そうだよ」
答えると、彼女は両手を合わせて、頭を下げてきた
「その節はお世話になりました...迷惑かけてゴメンナサイ...」
「いいよ、相談の事も、ルフィを誘惑してたことも、別に気にしてないし」
「アッ...見られてたんだ...それについても、本当にすいません...」
「本当にいいよ、だってルフィは私以外に靡かないもん、だよねルフィ?」
「おう!...しかしウタ、暑くねぇか?家からずーっと引っ付いてるだろ」
そう、私は今日ずーっとルフィの腕に引っ付きながら登校して来た
滅茶苦茶見られてちょっと恥ずかしかったけど、したかったので仕方ない
「全然暑くないよ、むしろいつまでもこうしてたいかも」
「じゃあいいけどよ...」
ちょっと顔赤くなってる、かわいい - 106122/11/10(木) 18:36:23
お昼休み、今日も今日とてご飯を食べさせてあげる
「あーん♡」
「もぐもぐ...なぁウタ、もし一昨日言ってたこと気にしてるんだったら、おれ別に...」
「いーの、別に無理してるわけじゃないし、私がルフィの喜ぶ顔が見たくてやってるんだから」
私の言葉に、またルフィが赤面する
ルフィの一挙一動にこれまで良い意味でも悪い意味でもドキドキして来たけれど、私から押せば存外彼も反応してくれる
私にしか見せない顔、私にしか見せない反応、すごく気分がいい - 107122/11/10(木) 19:14:47
「この間ね、新しくできたカフェに行ったの」
「ふんふん」
「そこでパンケーキ頼んだらね、普段食べてるのと違う味がして、なんだろーって思って聞いてみたんだ、そしたらレモンじゃなくてゆずの汁を使ってるからって」
「どんな味がするんだろうなァ」
「今度一緒に行こうよ、雰囲気いいし、デートの時でも」
最近は聞き役に回ることが多かったけど、今日は私から話すこともできた
ルフィも楽しそうだし、私も楽しい
そんな時間もあっという間に過ぎて、私の家の前までたどり着く
中に入って早々、ルフィにキスをする
「ちゅ…びっくりした?今日、前までより沢山いちゃいちゃできて幸せだったよ、だからもーっと幸せなことしよ?」
今にして思えば、プレッシャーがキツくてどんどん辛くなっていたとは思うが、それはそれとしてこういう事が好きなのはもう素になっている
それを分かっているのか、ルフィもこの間とは違って嫌がらない、それどころか腰に軽く手を回しているのは…彼も少しはハマってくれたようで嬉しい - 108122/11/10(木) 19:17:10
「ふぅ…」
窓の外、少し暗くなった街が見える
それから目を離し、疲れたようなルフィの顔を見る
今までは怖くてすぐに去っていたけれど、今日は終わった後も話していたかった
あぁでもその前に、一つ聞かないと
「今日も気持ち良かった?ルフィ」 - 109122/11/10(木) 19:19:27
之にて終了です
近日中に加筆修正して支部に上げますね
【CP、現パロ、閲覧注意】n番煎じかもしれないけどPart2|あにまん掲示板2スレ目立てました独占欲強いルフィは死んでも流行らせろbbs.animanch.com【CP、現パロ(?)、閲覧注意】強い女ウタ概念part2|あにまん掲示板2スレ目求められてたので立てましたbbs.animanch.com後これは過去に立ててSS投下したスレです
蛇足臆病な少女が勇気を振り絞った日の数日後高校の通学路、太った男と、意地悪そうな女が並んでいる
そこに、もう一人女が現れた
「何しに来たの」
元からいた女が不機嫌そうに問いかける、すると新たに表れた...紅白の髪の女、ウタは少し笑みを浮かべて答える
「教えに来たんだ、『いくら待ってもあの子は来ないよ』って」
その言葉に、男女は顔を驚愕に染める
「別のルートで帰ってもらってるから、何で知ってるんだーって顔ね、廊下とはいえあんな声で電話してて気付かないわけないでしょ、歌手の耳舐めないでよね」
「...なんで邪魔するの?アンタにとっても目障りなはずでしょ、ルフィ君の周りちょろちょろする女なんて」
女が憎々しげに吐き捨てた言葉に、特に思うところもないように返答する
「あの子がいい子だからだよ、貴女と違って」
「...何が『私と違って』よ、私はただ忠告してあげて、聞かないからちょっと痛い目見せてあげようと...」
「嫉妬だよね?」
女の言葉を断ち切る
二の句も告げなくなっている女に、さらに畳みかける
「自分はルフィと友達にもなれないのに、よく知らない女がいきなり彼の友達…telegra.ph書くって言ってたけどスレ落としちゃったので貼れなかった蛇足も置いときますね
- 110二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 19:20:21
大変良きSSでした。ごちそうさまです
- 111122/11/10(木) 19:22:55
書いてから思ったけど
これルフィ視点だと初恋の幼馴染兼恋人とイチャイチャ生活してたと思ったら急に様子がおかしくなって
それが治ったと思ったら襲われた上に一人でどこかへ行こうとするのだいぶ心めちゃくちゃになりそうだな…
ギリギリのところで制止できたから良かったものの - 112二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 20:30:11
お疲れ様でした!!めちゃくちゃ素敵なssありがとう!!!
- 113122/11/10(木) 21:20:52
- 114二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 21:27:37
完結お疲れさまでした。
思いが通じ合ってよかった…… - 115二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 21:28:18
ウルトラドスケベなのをありがとうございます
- 116二次元好きの匿名さん22/11/10(木) 21:29:21
- 117122/11/11(金) 07:33:03
- 118二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 12:59:06
ほしゅ
- 119二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 17:31:42
ありがてぇ
- 120122/11/12(土) 03:55:26
保守されても何も…何も出…ちょっと待ってな
- 121二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 04:17:11
いいのだ。何も出なくてもまだ見てない人に知らせることができるからいいのだ
- 122二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 12:17:15
なるほど
- 123二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 12:20:53
- 124二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 21:12:41
保
- 125二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 21:29:14
- 126二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 21:29:52
- 127二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 21:30:25
- 128二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 21:32:10
無理しないでください!ゆっくりと待ってるので!自分のペースでお願いします!
- 129二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 01:55:58
守