- 1二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:41:27
夕焼けに染まる空の下。メジロアルダン、サクラチヨノオー、ヤエノムテキはトレーニングを終えて寮へと帰ろうとしていたところだった。友人と過ごすいつもの帰り道、夕日を背に向かってくる長く伸びる影がひとつ。
「な、何かが近づいてきます!」
「バイクですか!?2人とも、下がって!」
「いえ、あれは………」
門から少し離れたところで2輪の乗り物は停止し、大きなケースを背負いヘルメットを被ったウマ娘の姿が露わになる。
「ごきげんよう、姉様」
「ごきげんよう、アルダン。あとこんにちは、チヨノオーさんとヤエノさん」
「「ら、ラモーヌさん!?」」
メジロラモーヌ。メジロアルダンの姉であり初のトリプルティアラを達成した偉大なウマ娘である。
「アルダン、ウーディーが帰ってきたわよ」
「まあ!わざわざ持ってきてくださったのですね」
そうしてラモーヌは背負っていたケースをそっと下ろし、開ける。中に入っていたのはメジロアルダンの愛車───セグウェイの「ウーディー」だった。
「少しモーターの回転が悪くなっていたみたいね。部品を交換して、タイヤのゴムも新しいのに変えてくれたわ」
「なるほど。ふふっ、やっと戻ってきましたか。私の愛しいウーディー」
サクラチヨノオーとヤエノムテキは呆けてしまって空いた口が塞がらないでいる。
「せっかくだしこのままツーリングと行きましょう?」
「是非!あっ、ヤエノさんとチヨノオーさんはどうなさいますか?」
声をかけられて正気に戻った2人は慎んで遠慮をした。そしてセグウェイに乗ったアルダンと電動キックボードに乗ったラモーヌを送り出し、寮へと歩いて帰っていった。
「………ラモーヌさん、ライダースーツでキックボードに乗ってましたね」
「アルダンさんも嬉しそうにケースを背負って行ってしまいましたね」
よく見知ったはずのライバルと偉大な先輩の見たことのない姿に戸惑いながら、2人はコンビニへ寄り道してあんまんを食べるのであった。 - 2二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:42:54
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- 3二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:47:18
たぶんおもしろ姉妹だからこういう事すると思う
滑り台も二人でノリノリで滑るよ - 4二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:49:02
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- 5二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:51:01
中国の荒野も走れそうなセグウェイだなあ…
- 6二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:52:14
- 7二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 20:52:32
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- 8二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 21:01:12
清楚なアルダンの愛車が無敵ってのがいいね
- 9二次元好きの匿名さん22/11/07(月) 21:08:25
調べたけど電動キックボードはまだ原付扱いだから免許とヘルメットがいるんだな