- 1二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 20:25:06
ーー迷子の早瀬ユウキくん、お母さんが待ってるのでセミナーのオフィスまでーー
お母さんが待ってるらしいがそんなことは関係ない。お母さんが通っていた、そしてお父さんが先生をしていた学校の1つであるここを探検するのだ。
それに僕は迷子になんてなっていない。迷った時は人に聞くというかんぺきな計算があるのだ。
そんな計算が狂ってからもう30分は経っていた。どうやら教室から離れたこの建物には人はあまりいないみたいで、『行き先を、選択して下さい』と喋る看板があるだけだった。
早く出たくて闇雲に走っていたら、更に建物の奥深くに来てしまったらしい。扉が並んでいる行き止まりの廊下に来てしまった。せっかくなのでどこかの部屋に入ろうとするが、どれも鍵がかかっている。面倒臭くなって別の場所に行こうとしたその時、ガチャリとドアノブが回る音がした。
中に入るとそこには
「……可愛い」
とても可愛いお姉さんがいた。黒色の髪を見たことも無いくらい長く伸ばしている。その凄く綺麗な髪の大部分を床に垂らしたまま、お姉さんは膝を抱えて眠るように眼を閉じていた。
この人にお母さんのところまで案内して貰えばいいのでは、そう思い話しかけたり揺すったりしてみたものの全く起きてくれない。
そう言えば、前にお母さんが読んでくれた本に全然起きないお姫様を起こす話があった。あれは確かキスをするんだっけ。
お母さんがしてくれるように、お姉さんの頬にキスをする。お姉さんの白くて綺麗な顔が近くって少し顔が熱い。
どうやらキス作戦も失敗したようで、お姉さんは起きてくれない。おかしい、かんぺきな計算が……。
『DNA認証完了 起動シークエンス開始ーー』 - 2二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 20:25:51
どうしようか頭をひねっていると、突然お姉さんが目を開けて叫んだ。
「寝スギィ! (≧Д≦)ンアーッ!」
「うわっ」
お姉さんが急に立ち上がってびっくりしてしまう。
「アリス、うっかり114514時間も寝てしまいました……おや?」
お姉さんに見詰められて、思わずまた顔が熱くなってしまう。
「あぁん?お客さん!? 初等部の子が迷い込んだのでしょうか?」
「違います! 僕は早瀬ユウキです!」
「見事やな……(ニコッ)、それではあなたは先生とユウカの……」
お姉さんはどこか遠い目をした後で、またにっこり笑った。
「あの、お姉さん、ここはどこですか? 僕ちょっと、迷子じゃないんだけどちょっと迷ってて……」
「ここはーー、ここはゲーム開発部です! ユウキ君、あなたにゲームの楽しさを教えてあげましょう!」
そう言ってお姉さんが「テイルズ・サガ・クロニクル」と書かれたゲームを取り出す。
きっと機械は古い感じだけど、とても面白いゲームなんだろうなぁ。ワクワクした気持ちで、僕はお姉さんとそのゲームの起動を見守った。 - 3二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 20:35:58
アリス!
- 4二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 20:39:58
良SS+50000000000クレジット
所々さんに挟まるクッソ汚い語録−1145141919クレジット - 5二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 20:49:48
- 6二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 20:56:49
キヴォトスでINMごっこは恥ずかしいんだよ
- 7二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:16:03
- 8二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:20:38
ロボットに感情を与えたゲームだぞ口を慎め
- 9二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:49:51
バグらせたの間違いなんだよなぁ…
- 10二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:29:49
アリスの骨子だぞ
- 11二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:53:17
語録の拡張性がハンパないからゲームやってる間は基本ずっとこれで喋れるのがもう……
- 12二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 00:05:17
おねショタ……?
- 13二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 00:23:53
- 14二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 00:28:43
おねショタを見に来たら突如ぶちこまれる馴染み深い語録の波濤にお兄さん壊れちゃうよ
- 15二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 03:12:55
ん、早瀬シロコです。よろしく。
- 16二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 09:27:10
実際先生から先生の息子にタゲ変える生徒もいそう