- 1二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:02:59
- 2二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:03:49
古い天文学の本の後ろ表紙に下手くそな記名が残ってたりするんだ
- 3二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:04:41
ド、ドレーク屋……!!
- 4二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:06:07
にょきにょき背が伸びた時に丈のあう服が足りなくて古い少年の服を「ごめんな、次の休みに買いに行こう」って借りたりするから、昔ここに子供がいたことを察する
- 5二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:07:46
成長痛の時の手当ての手際が良くてふと「慣れてるんですね」って言ったら、苦笑して「少しな」って言うので悪いことを聞いたかと思ってしまうドレーク
- 6二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:09:52
引き取られたとしても正式入隊までの数年間だけの話なんだろうけど、センゴクさんちの端々に子供がいた気配がするのを感じるドレーク。でも誰もそれを話題にしないので、そう言うことなんだと思ってる
- 7二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:12:20
生まれる前に死んだ長男がいるのを知った次男みたいなムーブだ……
- 8二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:14:00
大きな本棚がある家なんだけど、その本棚の中に子供向けの本があって「読んでいいですか?」「もちろんだ」って言われるんだな
- 9二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:14:01
曇らせではないよ…ね…?
- 10二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:14:32
センゴクさんと2人の息子が大好きな俺に刺さりまくってる
- 11二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:15:03
この家には昔子供が住んでいて、今はいなくて、名前はロシナンテというんだな。って言うことだけうっすら察してるだけだぞ
- 12二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:16:35
立派な机や絨毯に派手なシミや傷がついてるのを見つけてセンゴクさんに「何かこぼしたんですか?」って聞いたら「はは、ドジをしてしまってな」ってさみしく笑って優しく頭を撫でてくれるんだ
- 13二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:16:47
柱に傷がいくつもついている。
ロシナンテ、と記載があるからここに住んでいた子供の名前だな、って思うんだけど、15歳の時の傷が今の自分より高くて「ええ……?」ってあっけに取られて見上げるドレーク。 - 14二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:18:32
父親からの愛と息子との対話、お互いがほしかったものを補える二人なのか
- 15二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:19:08
洗い替えの海兵の制服がなくなってどうしようってなってると「これ入るか……?お前は体格がいいからなァ」と押入れの奥から引っ張り出された制服を着ることになる。ぱつぱつでセンゴクさんは笑うけど、制服のネームタグにはやっぱりロシナンテという名前がある
- 16二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:21:23
すぐに背が伸びて使わなくなったけれど、ドレークの部屋はちゃんと子供用の机が置いてあった。使い込まれていた。こっそり机の下を覗き込んだら、やっぱりロシナンテと彫り込まれていた。ドレーク、と掘ってみようかと思ったけれど恥ずかしかったのでやめた。
- 17二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:33:34
「ドレークはしっかりしてるな」という言葉の中に、自分じゃないもう一人の存在を感じる。どんな人だったんだろうかと思うが、それを聞く勇気はなかった。
- 18二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:36:10
ドレークがどんなに大きくなったと思っても、どうにも届かない柱の傷に、「ロシナンテってひとどんだけデカかったんだろ」ってなるドレークはいる。
- 19二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:38:23
センゴクさんちに引き取られて案内された子供部屋のベッドがとんでもなくデカくて落ち着かないんだろうな
- 20二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:41:41
「お前海兵だろう。……バレルズ海賊団にいなかったか」
「ああ、やっぱりあの時お前もミニオンに……。おれはあのあと海兵の人に引き取られたんだ。優しい人でなァ。おれの前にも子どもを引き取ったたらしい」
「へェ……、そりゃご苦労なこって」
くらいの会話で読んでる方があ゛ーーーってなるすれ違いになる可能性が高いなドレークとロー - 21二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:45:36
引き取られた当初はいろんなことがショックで言葉が出なかったりしたドレークの手を引いて散歩したりするセンゴクさん。後から思い出すと慣れたたんだよな、そういうこどもへの扱い方が
- 22二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:47:06
このドレークさん、成長して海軍入って、のちに海賊としてスパイする任務を命じられてさ、センゴクさんちを出て行く日、「ここがお前の家だ。必ず帰ってきなさい」って、色んな気持ちが籠められたような声音で送り出されて、肩に置かれた養父の手が少しだけ震えてたから、詳しい事情は分からないでも、(”俺は”絶対に生きて戻ろう)って覚悟したりするんじゃないかな
で、のちのちローからロシナンテの話を聞いて、あの日のセンゴクさんの真意を知った上で帰ってきてほしい - 23二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:47:20
海兵になることを決めた時に参考書をセンゴクさんちの大きな本棚から引っ張り出してたら書き込みのいっぱいある参考書ばっかりだったので、なんとなく親近感を感じるドレーク
- 24二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:48:54
“俺”は生きて戻ろうって決意するの良すぎるな!?なんとなーーくもう“ロシナンテ”はいないんだろうな、殉職かなって思ってるやつだ
- 25二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:52:31
多分バレるときはローがコラさんって言わずにドンキホーテ・ロシナンテっていう時なんだけど、ローが言うかといえば言わなそうなので結局「ローの恩人のコラソン 」と「センゴクさんちのロシナンテ」がつながらないやつ
- 26二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:56:20
同じ年頃のころの“ロシナンテ”の服があまりに大きすぎて、ちょっと歳が下の服を借りるので着てる服が幼くなってしまって、センゴクに心配されるんだ。でもドレークはそんなに気にしてないし、なんならセンゴクさんにお金かけずに済んでよかった、むしろ俺なんかがきていいのかなって思ってる。
- 27二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 21:59:25
書き込みだらけの本棚に残る?参考書を見てセンゴクさんが「新しいの買おうか」って提案するけど「これがいいです」ってにこにこするんだろうな。割と的確に書き込みがあるのでこれはこれで勉強になるのだ
- 28二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:01:53
新しい惑星の本を買ってもらって、前にいた子どもは星は見なかったんだろうか、って思うドレーク。天文学には最低限の航海術以上の興味はなかったのかね。
- 29二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:05:51
彫れ!彫れー!!
- 30二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:06:25
どう見ても子供用のサンタ服を屋根裏の衣装箪笥から見つけて、「こんな頃から“ロシナンテ”はここにいたのか。本当の息子さんなのかな」って思うけど、今はいないので深く聞けず謎のまま終わる。グラコレのあれ
- 31二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:08:40
季節のイベントはしっかりやるタイプのセンゴクさんに引き取られたので、普通の家は季節の行事はしっかりするんだと刷り込まれてるドレーク。クリスマスにはツリーをたてるし、ハロウィンには仮装してトリックオアトリートするようになる。
- 32二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:11:41
センゴクさんはドレークをロシナンテと呼ぶことは一回もないし、混同も絶対にせず、ドレークはドレークとして見ている。ドレークは成長したあと、それはとても寂しいことだったのだろうか、と思う。そんなことないんだよな……
- 33二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:13:22
このスレ読んでたら涙出てきた…
- 34二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:22:27
年齢の割に小さいドレークと年齢の割にでかいロシナンテ
- 35二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:22:31
ドレークが海兵になると告げた時に悲しい顔で眉を下げて「険しい道だぞ」って告げるセンゴクさん。それでもあなたや、かつての父のようになりたいからと言った時の顔は嬉しそうでホッとするんだろうな。あなたを悲しませることはしたくないと思うのは、家の端々にわずかに悲しみが残っているからかもしれない
- 36二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:24:52
存在は確信してるし、名前もわかってるんだけど、それ以上を知ることがセンゴクへの裏切りに思えてしまって海兵になっても詳しく聞けないままでいるドレーク
- 37二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:28:36
センゴクさんの書斎の掃除をしていて棚の上で見つけた勲章。センゴクさんがもらうにしてはあまり古くなく小さなもので、でも丁寧に手入れをされているから、もしかして……と思う。海兵になってしばらくした後で初めてもらったその勲章がいつか書斎で見つけたものと同じだと気付くんだろう。
- 38二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:30:30
部屋の掃除用の箒は柄が折れてて直した痕がある。ドレークはその箒を丁寧に使っている。
- 39二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:33:42
初めてセンゴクさんちで迎える誕生日。手招かれて柱の前に立たされる。ついた傷に名前と年を刻まれてポカンとしていると、来年はどれくらい伸びるか、楽しみだなと笑われて、この人はおれが大きくなると喜んでくれるのかな…って初めて気づく。そしてその柱には自分の他にもう一人の成長が刻まれていて、同じ年の“ロシナンテ”の傷に全然追いつけないのが悔しかったドレーク
- 40二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:38:07
本棚を漁っていたら古いアルバムが出てきて何となく開いたら、金髪の大人しそうな子供とセンゴクさんが映ってて、ああこの子か…ってなるやつ
そして数年後海軍に入った後たまたま見ていた帳簿とかでその子によく似た男でロシナンテという名前を見つけて、よく見たら殉職と記載されてるみたいな… - 41二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:38:39
ワノ国のあと無事に満身創痍で帰ってきて、「ただいま帰りました」って告げると、ぽろりと老兵の目に涙が溢れて「よく帰った…」って言われて、この人をまた一人にするところだったと反省するかもしれない。
- 42二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:43:10
にこにこで海兵姿のドレークと記念写真を撮るセンゴク。焼き増ししてもらったその一枚を見るたびに奮起するので額に入れて飾ってるけど、海賊に扮するときにセンゴクに渡してしまったドレーク。「お前もか……」っ笑われて、初めてセンゴクさんの机の写真の一つが、金髪で長身の海兵と今より若いセンゴクさんだと知る。ああ、この人が“ロシナンテ”だと知るんだな
- 43二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:46:29
怖い夢を見て飛び起きた後眠れなくて居間に行くとセンゴクさんが本を読んでて、隣に座って白湯を飲む夜。うとうととしてくるとセンゴクさんの子守唄が聞こえる。歌い慣れてるセンゴクに、何度目かのもう一人の子どものことを聞こうとして眠ってしまった。そういうのが幾夜もあったりしたらいいな
- 44二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:49:18
悪夢で飛び起きて寝れない夜、センゴクの横で寝落ちては背負われてベッドに戻される夜。広くて大きな背中に感じる暖かさこそが“愛”なんだよな。もう一人も知っていたんだろうか、とふと思ったりもするけど、きっと知っていただろうなって思うドレーク
- 45二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:51:53
このスレ優しくて切なくて感情ぐちゃぐちゃにされる…もっと聞かせて……
- 46二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:52:46
2/3くらいスレ主が書いてるけど他の人も是非書いてね
- 47二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:52:48
やっぱりちゃんと帰還してほしいなドレーク
センゴクさんに2人も息子失わせるんじゃないよ・・・ - 48二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:54:46
夜は白湯、みたいな決まりがあるセンゴクさんち。眠れなくなるからな、って言われてるけど、外に出てからその風習は「うちだけ」のものだったと知る。寝れない子は自分だけではなかったのかもしれないなと思う。
- 49二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 22:55:41
ずっと昔にも感じていたはずなのに、忘れてしまっていた広い背中の暖かさ
- 50二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:00:06
ロシナンテは他人の痛みを思いやれる優しくて愛情深い男に立派に育って、だからこそ死んでしまったからなあ…
ドレークはボロボロになっても地べたを這い泥を啜るような思いをしてでも生きて戻ってあげてほしい
センゴクさんのためだけじゃなくって戻れなかったロシナンテのためにも
- 51二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:00:31
ドレークは滅多にこけないけど、たまにうっかりして滑ったりするとセンゴクさんが「ドジっ子ドジっ子」と笑って慰めてくれる。そのうち自分も部下や友人がこけたり滑ったりすると「ドジっ子ドジっ子」と慰める口癖が移ったドレーク
- 52二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:04:31
星を見に行こうとして、風邪をひくぞ、これでも巻いていけとマフラーを巻かれるドレーク。ふとタグを見るとロシナンテと書いてある。このひと、何にでも名前書く人だな、とちょっと面白くなった冬の夜。
- 53二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:06:22
家の端々に気配があって、どこそこに思い出が残る“ロシナンテ”、名前しか知らない時からなんとなく親近感を覚えていたことをドレークは誰にも言えずにいる。会ってみたいと言ったら、センゴクさんがきっと悲しい顔をするので。
- 54二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:06:58
ちょっと話がズレるけど、ワノ国で生死が危ぶまれるレベルの大けがだったドレークについて
ふと気が付くと底が見えないほど深い河の畔にいて、そこに止まっている渡し船に乗らなくては…と何故か思うんだけど、気が付くと目の前にいたピエロメイクの大男に追い返されて…ってところで目を覚ましてほしい
なおピエロ男ことロシナンテは「こっちに来るのはまだ早い!センゴクさんを頼んだぞ」とか励ましたかったんだけど、ドジってすっ転んだ拍子にドレークを突き飛ばしてしまったので何も会話できなかった - 55二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:07:02
なんでも名前書くのは集団生活の海軍の人の家感あっていいな
- 56二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:07:46
センゴクさんの前で改めて海兵のコートを羽織った時、緊張とこれまでの道のりが思い出され少しもたついてしまうドレーク。そっと手を貸してくれるセンゴクさんの手つきは、数多の海兵を見下ろす演説台に立つ巌とは異なる優しいものだった。少しドジだったらしい誰かも、こうしてて手伝ってもらったのだろうか。あるいは、堂々と背負って見せたのだろうか。
- 57二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:11:58
追悼の海導を聞いていた時に、ふと“ロシナンテ”はこの歌好きだっただろうか、嫌いだっただろうかと思う。会ったこともないのに、まるで家族のようだと思うドレーク
- 58二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:12:17
- 59二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:12:42
正義コートを羽織るのは海兵にとって特別だといいな……もたつくドレークとてもよい……
- 60二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:16:14
いつかきこう、いつか聞こう、センゴクさんが引退した時にでもお酒でも飲みながら、ロシナンテという「兄」の話を聞いてみよう。そう思っていたのになァと朦朧とする意識で燃える天井を見上げるドレーク。ホーキンスと肩を貸し合いながら生き延びてください
- 61二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:16:18
たまにセンゴクが写真を見て一人でひっそりと泣いてる『ロシナンテ』が気になって海軍に所属してからこっそり調べたことのあるドレーク。
【『ドンキホーテ・ロシナンテ』『××年(13年前) ミニオン島』で死亡】の文字を見てしまったらいい。 - 62二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:20:23
センゴクさんのところに泊まった後に、安心しきってしまって寝坊するドレーク。大慌てで帽子と制服引っ掴んで出ていくけど、帽子の被り心地がちがうのでひっくり返したら、ロシナンテと書いてあった。大慌てで帽子を汚さないようにしていたら、ゼファー先生に叱られた。
- 63二次元好きの匿名さん22/11/11(金) 23:22:03
- 64二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 00:16:22
除隊して海賊になる(ふりをすることになった)時に持っていけない識別タグをセンゴクに預けるドレーク。センゴクさん自身の識別タグと共につけておくから、必ず帰れと約束する。つけてくれるところをみていたのだが、センゴクさんは三対のタグを下げていた。一つはもしかしたら……と思うドレーク。
- 65二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 00:28:52
20歳になった日に、初めて連れて行ってくれた料亭でカチカチになりながら初めてお酒を飲む。北の海の酒だった。自分がわりとイケるくちだと分かるとセンゴクさんは「お前も北の海の男だなア」と笑ってくれたので、初めて酒の匂いが怖いものではないと知った。でもやっぱり父さんを思い出してしまうから控えることにする
- 66二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 00:36:58
周りがタバコをよく吸っているので、自分もやってみようと思い立ってタバコとライターを買ってきたドレーク。ふかしてみてむせるのをセンゴクさんは柔らかい顔で見守っていた。その後で少し良いライターを譲ってくれたが、結局タバコは性に合わなかったので使っていない。センゴクさんも吸わないのにだれが使っていたんだろう、このオイルライター。
- 67二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 00:44:52
上等なオイルライターを屋根裏で見つけた。刻印はロシナンテとある。……もらって良いか聞こうかと思ったが、きっの悲しむだろうから、やめておいた
- 68二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 07:14:40
- 69二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 08:37:35
センゴクさんち、コラさんが小さい頃使ってたぬいぐるみとかありそうだよね
綺麗に手入れされてるぬいぐるみ
リボンにはロシナンテって刺繍されてて
保護された自分より小さな子供と暮らしてたって分かるし
昔も今もその子を大切にしてるって実感するし、もし自分の時も……って考えちゃう - 70二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 09:20:25
なんとなくゴールデンカムイのカネ餅のやり取り思い出すな
- 71二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 09:25:48
白湯の習慣で宴終わりに白湯沸かして飲んでるドレークに、「健康的だな」って褒めてくれるロー。ハートの海賊団もちゃんと寝る夜は白湯(カフェイン摂取すんな)のルールなんだよな、みたいな話をしててドレークが「『夜は寝れなくなるから白湯』って言われてるんだ」って言って、その言い回しに懐かしい誰かを思い出すロー。
まさかなって思いつつ「そいつって……」「海賊に言うわけないだろう」「そりゃそうだが、気になるんだよ」「今、大目付をされてる人だ」「…………!?」 - 72二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 09:32:45
センゴクさんもドレークも煙草は吸わないけど、ずっと縁側の角に残っている灰皿。空っぽのままだけど、年に一回だけ決まった銘柄のタバコが供えられるので、その銘柄を見るとそれを思い出すドレーク
- 73二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 09:44:51
スパイになる前の身辺整理で「実家」に帰ってきたドレーク。片付いて寂しくなった自分の部屋で「……俺は必ず帰ります。どうかセンゴクさんを、お願いします。ロシナンテ、……にいさん」と、前にこの部屋を使っていた「兄」にお願いして家を出ていく
ほら必ず帰りますって言ったんだから帰るんだよドレーク、鬼ヶ島で死ぬんじゃない - 74二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 09:47:07
机に万年筆が置き忘れられてて、「これ、センゴクさんのですよね?」と渡したら「ありがとう。探していたんだ」と言われる
大事にされてるんですね。そう返せば、昔誕生日祝いに贈られたものだという
そのときの顔が本当に優しくて、どこか寂しげだったから「それはロシナンテさんからですか」という言葉を飲み込んだドレーク - 75二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 10:54:09
少佐になることが決まった日。今までのお礼にネクタイピンをおくるドレーク。「大事にするよ」って言ってくれたセンゴクさんに、この人は本当にずっと大事にしてくれるんだ。きっと自分がいなくなっても…って思うドレーク。ずっとプライベートで使っている栞が、拙い誰かの押し花でできていることも知っているので。いいから生きて帰ってきてくれ。
- 76二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 11:04:40
ドレーク生還まで続けてくれんかこのスレ…
- 77二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 11:16:30
万年筆ネタ便乗。
蓋に“ROSINANTE.D”と彫刻された安物の万年筆が本棚の裏で埃をかぶっているのを見つけた。ペン先が詰まっていて使えないので、文房具屋で直してもらって使ってみる。するすると綺麗に書けるように蘇った。センゴクさんに返した方が良いとは思っているが、なんとなく持ち続けてしまって、今も報告書を書く時に時々使っている。もっと良い万年筆はセンゴクさんにもらっているが、“もう一人”と一緒にいるようで心強い気分になるのだ。 - 78二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 11:20:39
ロシナンテが海兵としての月給で買った自分の安物の万年筆。買ってしばらくしてドジって棚の裏にすっ飛ばして忘れてたやつなのでドレークしかしらないペンなんだろうな。
- 79二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 11:33:04
たった一回だけお酒の入ったプライベートのセンゴクさんが「……ドレーク、お前もおれよりデカくなるかな?」って笑ったことがあったのを覚えてるドレーク。278センチ以上か……と見上げるほどの柱の傷を思い出しながら考える。牛乳の消費量がちょっと増えたセンゴクさんちと、首を傾げる覚えてないセンゴクさん。ちなみに柱の傷はドレークに見えていないだけで続きは鴨居にある。
- 80二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 11:38:05
1ヶ月で10センチ以上伸びるドレーク(遅れてきた成長期)が成長痛で痛がってるのをみて、湯たんぽや湿布を引っ張り出してきてくれながら「お前もが大きくなるぞ〜、今にな」「本当ですか?センゴクさんより?」「もしかしたらな」ってニコニコされる。50センチくらい届かなかったのが悔しいドレーク。
- 81二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 11:41:07
海軍でちょっとだけロシナンテのことを探ろうとしても、周りはなんかちょっと不自然な感じではぐらかすから、ますますロシナンテに関する謎が深まっちゃうんだろうな。
唯一おつるさんやガープ中将だけは、詳しくは教えてくれないまでも「あいつの息子として、あんた"も"しっかりやりな」って激励してくれるから、センゴクさんにも顔もわからない兄(ロシナンテ)にも恥じない自分でいよう、って思うドレークさんが居たらいいな。
ロシナンテが今はどうしてるか分からないけど、センゴクさんやおつるさんガープが大事にしてるっぽいから、きっと立派な人だったんだ、って解釈してくれるドレーク - 82二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 11:44:11
詳しいことはわからなくても、ロシナンテに対してぼんやりと親しみだったりささやかな対抗心だったり、敬意を向けてくれるドレークさんいいな。
ドレークさんはそういうやつだよ。 - 83二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 11:51:37
センゴクさん自身は隠してるつもりはないけど、ドレークの負担になったり、気を遣わせたりしないように話してないだけで、ドレークが直接聞いたら答えてくれる。ただ、ドレークが先に察して気を遣ってるので結果うすぼんやりとしか“ロシナンテ”のことがわかってないセンゴクさんち。
- 84二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 11:54:31
柱で足りなくなって鴨居に背丈を測った傷が残るセンゴクさんち。ドレークが柱の傷を抜いて「勝てたか!?」って思ったら視線の先の鴨居から上にも傷が残って「!?!?」ってなるドレーク。その傷は22歳までしかない。
- 85二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 13:02:19
本棚には第1巻の『海の戦士ソラ』があった。懐かしくて読んでいたら、続きがないので買いに行く。“もう1人”の買った本の続きが、ドレークの手で揃えられていくんだな。
- 86二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 13:35:39
センゴクの家にある古い本の間に『兄上へ』から始まり『ロシナンテより』で終わる手紙を見つけるドレーク。それでも家の中にある痕跡はロシナンテのものしかなくてさらに謎が深まる。
- 87二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 13:38:27
ズボンの裾が余って衝撃を受けるとともにちょっと悔しいドレークが見れるかな
- 88二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 13:47:46
行事のものを入れている物置からツリーを出そうとして、七夕飾りが紛れてるのに気づく。
「りっぱな海兵になれますように ロシナンテ」
この人もそう願ってたんだな、って思うドレーク。短冊は翌年の七夕の時にぶら下げておいた.
センゴクさんがどんな顔をしていたのかは見ていないが、驚いたんじゃないかと思うとちょっと悪戯が成功したような愉快な気持ちになるドレーク。 - 89二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 14:42:11
ロシナンテって彫られてる万年筆をうっかり置きっぱなしにしてしまって、部下に「す、すまない……。ロシナンテと書いてある万年筆しらないか?おれのなんだ」って尋ねて「これドレーク少将のだったんですか!誰かのが紛れたのかと。ロシナンテって誰かなって思ってたんです。ご友人ですか?」って聞かれて「友人……ではないな。家族……みたいに思ってる人だ」って言うドレーク
- 90二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 15:45:24
これの派生で、“ロシナンテ”が買ってて、途中で止まってるシリーズ本の続きを揃えるドレークが、読む本の趣味ちょっと合うな……って思ってるかもしれない。
- 91二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 17:00:59
“ロシナンテ”の苦手な科目をなんとなく察しているドレーク。参考書に妙に落書きが多いのだ。きっと集中力持たなかったんだろうなァ……と思う。でもこれはドレークの得意科目だった。
- 92二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 17:06:24
たまーーーに偉人の顔や図にふざけた落書きが残っている。新品の方が良くないか、と心配するセンゴクさんにこれがいいと言う理由が一つ増えてしまった。
- 93二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 17:13:21
参考書には開きやすいクセがついたページがある。何度も読み直したんだろう。誤って破いたのか直した形跡もあり、すこし引きつっている箇所もあった。ドレークはもう一人ほどドジなつもりはないので本を修繕する予定は無い。何より、誰かが頑張った後を消したくなくて殊更大事に、そして積み重ねるように自分が勉強した痕跡を残していく。
本は今や、重しがなければ独りでに開きそうだ。 - 94二次元好きの匿名さん22/11/12(土) 21:23:04
引き取られた当初、センゴクさんの家のそこかしこに残るもういない「ロシナンテ」の痕跡を感じて「俺は「ロシナンテ」の代わりなのかな…。「ロシナンテ」みたいになれば、あの人も喜んでくれるのかな。そうすれば恩返しできるのかな」と思ってしまう、まだまだ心身共にボロボロだった頃のドリィ
でもセンゴクさんがまっすぐに自分を愛してくれてる、他の誰かの代わりにしようとなんてしていないって、一緒に暮らす内に徐々に分かって「ロシナンテ」になろうとするのをやめるドレークがいたかもしれない - 95二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 02:34:31
兵学校に入る時にセンゴクさんに「ドジって海に落ちないようにな。落ちたら反省文だと聞いた」と言われて冗談だと思っていたら、実際に教官に「能力者は海に落ちたら反省文だぞ!十年前に足を滑らせて大事になったドジがいる!」って言われて、……まさかな?ってなるドレーク
- 96二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 08:25:25
兵学校でも伝説に残るドジッ子の痕跡を感じるドレーク
- 97二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 15:16:50
ドレークが家の下駄を履いて買い物に行く。ちょっと若向けで、やたらと大きいこの下駄なずっとこの家にあって、時々センゴクさんもちょっとの用事の時などに使っている。
- 98二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 15:20:20
北の海から履いてきた靴はもうボロボロで、新しい靴を買いに行くことになった。靴屋行くまではこれを履いておいで、と靴箱の奥の奥から引っ張り出してきた少年の靴を借りる。子供がいるんだろうかと思ったけれど、結局この家に引き取られることにきまってもその子に会うことはなく、聞けないままだった。
- 99二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 15:24:45
参考書の間から折り畳まれた座学のテスト用紙が出てきた。点数はわりと高得点で、回答の解説もしっかり残されている。しかもドレークの次の試験範囲とドンピシャだ。ありがたく借りることにした。ありがとう、“ロシナンテ”さん。
- 100二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 15:34:23
初めは遠慮もあってお古の参考書を使っていたドレーク。察したセンゴクさんがプレゼントした最新版の参考書を受け取った。本当に嬉しかったんだけど、お古の参考書でも楽しかったのは本当なので、情勢で記述が変わったりやり方が変わったりした教科以外は使い続けているドレーク。センゴクさんは笑って見守ってくれている。
- 101二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 20:07:45
昔、誤って訓練場を半壊させた海兵が居るらしい
昔、燃えながら階段を転げ落ちた海兵が居るらしい
などのロシナンテによるドジっ子伝説を噂で聴いてほしい - 102二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 21:26:44
センゴクさんの家にはグレンエンジュの大木がある。夏には涼しく日陰を作ってくれる木だ。センゴクさんに引き取られて初めての夏、ドレークの出世を願ってもう一本木が植えられた。
- 103二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 21:40:00
訓練でつかう竹刀は消耗品だ。すぐに使い潰してしまうのと悩んでいるのを恐る恐る伝えると、センゴクさんが棚の奥からごろっと竹刀の竹や竹刀を一抱え持ってきてくれた。「早く言わんか!沢山残っているんだ、全部使い倒してしまえ」楽しそうに笑う。その中に数本、ロシナンテと名前のある使い倒された竹刀があった。“ロシナンテ”の使っていた竹刀だったのだろう。この人の得物は刀じゃなかったのだろうか、と考えるドレーク。
- 104二次元好きの匿名さん22/11/13(日) 22:23:57
出世っていっても特に“海軍で〜”という意味はなく、ただただロシナンテとドレークという少年の立身出世を願っただけなんだというのは記しておきたい。海兵にならなくても元気に生きていてくれれば本望だったと思う
- 105二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 08:31:02
ほっしゅ
- 106二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 14:39:08
本棚の上に星座早見表を見つけて見たことのないテンションで、これ使っていいですか!ときくドレーク。もちろん良いさ、と手渡したセンゴク。初めてこの子の好きなものを知ったことを喜ぶ。残しててよかったな……とふと思うセンゴク。
- 107二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 14:39:40
物置で眠っていた子供向けだけど本格的な天球儀を持ってきてくれたセンゴク。星座早見盤でものすごく喜んだことで、もっと喜んで欲しいという気持ちが伝わって少し気恥ずかしい。ドレークが使って良いんですか?と聞くとセンゴクは当然だと笑った。「こういうのは、使ってやったほうがいいんだ」と言われた。机に乗せて眺めるといつまででも眺めていられそうだ。そういうとセンゴクさんは笑ってくれた。
- 108二次元好きの匿名さん22/11/14(月) 22:10:20
そのうち”ロシナンテ”と書かれた物の中に”ドレーク”と書かれた物が混ざると思うとほっこりするな……
これは完全に兄弟 - 109二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 08:06:33
その星座盤を持ってマリンフォードの星を見に行こうとした時に、センゴクさんに寒いからと巻いてもらった“ロシナンテ”とタグに名前のあるマフラー。樟脳の匂いに紛れて少しタバコの匂いがするので、タバコを吸う人だったんだろうか、と思うドレーク。その時まで小さい子をイメージしていたので少し驚く。
- 110二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 08:33:50
センゴクさんに「おまえは星に興味があるのか」って言われるドレーク。“もう一人”は興味なかったんだな、と思うドレーク。そんなことないというより前に、「船の上で嵐の後の夜に見る星ほど美しいものはない、見たことはあるか?」って聞かれて、思わず首を振る。あまりに食い気味だったので、いつか一緒に見ような、と約束してくれた。
- 111二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 08:43:17
聞いてください、センゴクさん。兵学校の教練棟に火の玉が出ると言われたんです。3メートルくらいあって、屋上から階段をゴロゴロと転がってくる火の玉です。でも、それを見るとご利益があって、うっかりミスがなくなるらしいんです。その火の玉がミスを持っていってくれるからと。そんな話をした時、センゴクさんはなんだか可笑しいような懐かしいような顔をしていたのを覚えている。
- 112二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 15:18:40
兵学校の七不思議じゃん
何割かロシナンテのドジが元になってそう - 113二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 18:30:32
小型カッターの航行訓練が始まったドレーク。能力者の面々が落ちたら死ぬ!!と怯えている。能力者じゃなくても溺れて死にそうだ。教官にたとえ大時化でも一人で帆走させて島へ渡れるくらいになれと怒鳴る。それができてこその海兵だと。「どんなドジ野郎でも絶対に一人で大シケを乗り越えれる船乗りにする!実際海兵で一番のドジ野郎もそれくらいはできた!」……いやまさかな、と思う。初日のカッターは転覆した。
- 114二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 18:36:16
ドレークもどうだ、と言われて練習艦の船底を覗き込む。船底に並んだ大樽の隣の壁にはいくつもの彫りあとが残っている。どうやら習わしらしい。親父の名前だ、あっこれ将校の……など言うので興味をそそられて眺める。ROSINANTE.Dの文字を見つけた。この船に“ロシナンテ”も乗っていたのか。珍しいな、と笑われながらもドレークとそばに彫ってみた。
- 115二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 18:46:35
兵学校教練棟の七不思議
転がる火の玉(見るとケアレスミスが減る)
鏡の中に映る死んだ海兵
くくり首の木
妖怪砲丸投げ
夜中2時に校庭に現れる金色のバケモノ
滑って転ぶとと死ぬ階段
音が消える深夜2時の屋上喫煙所 - 116二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 19:03:07
「手は鉤、歯はマリンスパイキ」「髪の毛はロープヤード、血の滴は松脂タール」勉強をしながら船乗りの歌を口ずさんでいるとセンゴクさんが乗ってきた。懐かしいな……と呟く声は穏やかだった。「ドジって転けても帆だけは燃やすな、葉巻の火は消せ、ロープにかかって吊られるな」続きを歌うと、センゴクさんがぶふっと吹き出した。
- 117二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 19:08:44
「なんだその続きはおれは知らんぞ」「そうなんですか?教官が歌ってたのでこういう歌かと」ケラケラと笑うセンゴクさん。ドレークは首を傾げながら後日教官に聞いてみると、昔いたとんでもないやつらに注意を促す歌が後からくっついたらしい。へーと思った。
- 118二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 19:22:30
久しぶりのマリンフォードの「実家」に帰ってきたのに四時間当直、八時間非番のドッグワッチの時間に慣れすぎて眠れないドレーク。しょんぼりしながら明け方にリビングに出ていくと、ちょうど帰ってきたらしいセンゴクさんと鉢合わせた。船乗りらしかなったじゃないか、と褒められて、数年前のように白湯を沸かしてくれた。この人にかかれば自分はいつまでも子供のようだ。
- 119二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 19:32:15
海軍式の号笛が聞こえてくる。マリンフォードでは見習い海兵の号笛には慣れているのでなにも言われない。だが、あまりに下手くそな号笛が響いてきてドレークは思わず耳を塞ぐ。隣のソファに腰掛けて本を読んでいたセンゴクが、「サイレント!なんてな」と不思議なことを言った。キョトンとしていると、僅かに微笑んで読書に戻る。そんな日をドレークはなんとなく覚えている。
- 120二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 20:23:42
一人でどんだけ書いてるんだよ……ってなってきたので茶々入れしてくれていいんだぜ……。
ちなみに海軍の本読みながら書いてる - 121二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 20:45:27
もう一人の兄弟の面影を日常の節々に感じられるのが趣深くて読んでて楽しい
それにしても七不思議や歌の内容に草
どこのドジっ子やろなあ(すっとぼけ) - 122二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 02:13:37
海兵学校にイベントとかでバーベキュー大会みたいなのがあって
みんな若いから肉ばっかり食って付け合わせのキャベツ等の野菜が大量に余るから
酢漬け塩漬けにされて数日間食堂で出され続けるって伝統がある中
ある年だけそれを一人で食い尽した海兵が居て、その後数日間食堂で付け合わせを悩ませる事態が発生した
という伝説が残ってて欲しい - 123二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 09:28:18
こういう生活であの優しい能力の活用法が生まれてきたんだろうな…
- 124二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 12:06:02
珍しく熱を出して家で一人寝込んでいると、誰かが頭を撫でてくれたような気がするドレーク。センゴクさんは仕事中だから違う
起きるとぬいぐるみが床にひっくり返ってるし、額のタオルはぐしゃぐしゃになってるしで
「もしかして…ロシナンテ、さん?」と思う。ドジったんだろうなぁ - 125二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 19:21:58
ドレークが引き取られてすぐのこと。ドレーク用の大きめの丼と茶碗と箸と湯呑みとお椀揃えてもらった。どれがいい?と選ばせてもらった中にあったトカゲのお椀をつい選んでしまうドレーク。それ以来ずっとドレークのものだ。ふと食器棚の中に割れて金継ぎをしてある食器セットがあるのを見つけた。模様はわからないが、割れてもずっとこの食器たちを取っておきたい気持ちが痛いほどわかるドレーク。
- 126二次元好きの匿名さん22/11/16(水) 22:39:02
”任務”に就く前日、センゴクさんと写真を撮ることになった。もしかすると、もう二度と袖を通すことはないかもしれないコートをそのまま預けることにする。重荷になるかも、迷惑ではないかといった考えが頭をよぎるも、あの家で過ごした日々で見たたくさんのロシナンテの証が大事にされているのを知っている。だからこそ、大事なコートを預けることを決めたのだ。
- 127二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 04:09:50
ホシュホシュ
- 128二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 06:14:56
定期的にここ覗きに来てじんわりしてます
頼むからドレークは這ってでも我が家に帰ってくれよ、お父さんとお兄さんを悲しませるな - 129二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 06:32:25
トカゲの模様の描かれた大きな湯呑、大仏の描かれたもっと大きな湯呑み。割れてつぎはぎになっているもっともっと大きな湯呑み。水屋に並ぶ三つの湯呑みのうち、一つは使う人を見たことはない。だが、その湯呑みが埃をかぶっているところもまたドレークは見たことがなかった。
- 130二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 07:12:24
本棚の隅にあった“ロシナンテ”の趣味だろう雑誌を引き抜く。センゴクさんはあまり読まなさそうな傾向の本や拳銃のカタログだったりするのでなんとなく“ロシナンテ”の趣味や好きな雑誌を知っているドレーク。真似してその雑誌を買ってみたが、“ロシナンテ”とは趣味があったり合わなかったりする。
- 131二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 07:20:53
今自分の使っている大きなベッドのマットレスを虫干しにひっくり返してみた。“ロシナンテ”が使っていたのは薄らと察していたが、マットレスとフレームの隙間の奥から隠された本を見つけてしまった。どうしよう……!?となるドレーク。センゴクさんにも言えず、大の苦手なのでみなかったことにしてこっそりしまい直した。
- 132二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 07:22:36
ロシナンテ「誤解!!!ただのグラビアアイドル雑誌なのに!!!」
- 133二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 07:27:06
グラビアアイドル雑誌読んでみたロシナンテ面白いな…。多分同期から押し付けられて読んでみて、ちょっと可愛いなって思ったけどそんなことにうつつを抜かしているわけには……と思って捨てれずにマットレスの中に仕舞い込んでいるロシナンテ。十数年後に顔も知らない“弟”に見つかるとはつゆしらずドジって忘れ去っているんだ
- 134二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 07:54:58
ベッドボードの隙間から本が出てきた。よく見れば探していた小説本の続きだった。ホッとしながら開くドレーク。はらりと落ちてきたのはそっけない茶封筒だった。「センゴクさん誕生日プレゼント資金。なくさない!」とメモが書かれている。嘘みたいにいいタイミングだった。今年のセンゴクさんへの誕生日プレゼントは“あなた”と一緒に買うことにしよう、と思うドレーク。
- 135二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 09:21:08
ベタ凪の海。一向に動くことのない海に痺れを切らしたベテラン海兵たちが口笛を吹いて風を呼ぼうとする。それに混じって、ドジっていいぞー、解除していいぞーだのベタ凪の海にヤジが飛ぶ。そういうしきたりなのだそうだ。ドレークが夕食でそう伝えると、センゴクさんはまたケラケラと笑っていた。
- 136二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 09:46:23
成長するにつれてそしてスレが進むにつれて“ロシナンテ”がどんどん生活の中に溶け込んでいってるドレーク。雑誌の趣味も本の趣味も得意不得意な教科も22歳の時の身長も知っているが、顔も今どこにいるかも生きているのかも死んでいるのかもどうしてここにいたのかも知らないドレーク。
- 137二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 19:01:00
保守!
- 138二次元好きの匿名さん22/11/17(木) 21:55:47
- 139二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 01:34:03
急成長とともにいきなり声変わりを迎えたドレーク。センゴクさんが作ってくれた飴湯の優しい甘さがいまだに忘れられない。水飴と生姜のすりおろしと蜂蜜、隠し味に梅酒が定番だった。風邪をひいた時も飲ませてくれたそれを体調が悪い部下にも振る舞うようになったドレーク。
- 140二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 11:30:41
- 141二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 13:20:34
- 142二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 13:32:06
台所の下にある十数年ものの巨大梅干し壺。ロシナンテと拙い筆で名前が描かれている。わざわざツボを作るほどなのか、好きだったのかな?と思うドレーク。その梅干しは毎年毎年漬け直されていて、ドレークも毎年夏の初めに梅のヘタを取るのを手伝っている。
- 143二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 18:58:03
保守
- 144二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 20:09:07
ローじゃ無くても「ちょっと待って」となりそうな情報量
- 145二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 20:28:34
梅干しを作るついでに梅酒を仕込むセンゴク家。これはお前が好きに飲んで良いやつだぞ、と一瓶貰った。瓶のてっぺんにドレークの名前が記されている。台所の地下倉庫には大きな瓶が三つ並んでいる。一つはもう飲む人がおらず、時折客人や近所の子供達に配られている。
- 146二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 01:17:31
保守
- 147二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 06:55:13
大男のチマチマ作業から得られる栄養は梅干し位ある
- 148二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 13:02:19
- 149二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 20:13:39
ドレークは北の海に長いので寒さには慣れている。それでもちょっと寒いなあと思いながら朝の玄関掃除をしていると自分の半纏を着た寝起きのセンゴクさんが慌てて押し入れから大きな半纏を引っ張り出してきてくれた。ドレークがすっぽり埋まるくらいの布団のような半纏だ。「少し大きいな?」と困った顔をするセンゴクさんに「あったかいです」と答える。それ以来使っているその半纏はきっとセンゴクさんのものではなかった。
- 150二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 20:14:36
保守
- 151二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 20:17:47
それ以来毎冬その半纏を使うドレーク。布団のように大きくてすこし樟脳の匂いと焦げたようながする。誰が使っていたのかは知らない。けれど、センゴクさんのものと揃いであつらえられたのだろう半纏に袖を通すと、かじかむ手を心配そうに温めてくれて半纏を頭から着せてくれたあの冬の朝を思い出すので、大事に使っている。きっとこれは“彼”のなのだろうと思う。
- 152二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 20:28:15
センゴクさんがドレークに大人用を出したのは小さい時に使っていた半纏が軒並みボロボロだったから。繕っては使っていたが、タバコを吸うようになってからは何枚か焦げ跡が残っている。ドレークが気に入ったのでホッとしているが、いまは袖が余っている半纏を少し丈が長いかな、くらいで着こなしているドレークに成長を感じるセンゴクさん。
- 153二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 20:35:26
引き取られた直後、まだ色んなことでいっぱいいっぱいで時々急に体が動かなくなったり、しゃがみ込んだりするドレーク。ふと長じてから思うとセンゴクさんは慣れていたのかもしれない。毎回しゃがんだり、怯えたりするドレークに目線を合わせ、声を荒げず、終始落ち着いていた。立派だった、と思うドレーク。自分もそうなれるかな、とも思う。
- 154二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 00:46:15
引き取られてすぐくらいにたまたま一人で留守番することになって、昼ごはんはここだぞ、って伝えられて夜には帰るからなー!と家を出るセンゴクさん。忙しい人なので仕方ないし、もう19歳ではあるのでずっと人がいても緊張する。ドレークはまだぼんやりとしたまま壁の本棚を覗いて、下の段に海ソラを見つけるんだな。随分この本棚と合わない子供向けだな、と思いながら手に取る。古くて、ボロボロで、たまに皺が寄ってる誰かの子供向けの本。もっと小さかったとき、幸せだった時に読んだそれをもう一度読みなおして、何故か涙が出てくるドレーク。ボロボロ泣きながら読み終える。誰の本かもわからないけど、たしかにドレークの心を蘇らせる一つになった、子供向けのボロボロの本。
- 155二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 00:50:39
子どもがいた気配だけがたしかにあって、どんどん成長してドレークの持つその“子ども”の情報が点として集まっていくうちに、点と点が繋がって“ロシナンテ”の人物像が何となくできていくんだけど、それは結局推理して想定しているだけなので本当の“ロシナンテ”のことはあまり知らない、けれど親近感と友愛のようなものはあるドレーク。点と点が線になってロシナンテを形作ったときを知りたい。
- 156二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 01:01:18
お前今より大きくなる気なのか……?と同期や仲間たちに呆れられる海兵ドレーク(当時200センチ弱)。何か目標でもあるのか?とゼファー先生に聞かれて、「……センゴク大将よりもっと大きくなりたいです」と答えて噴き出させることに成功。「お前もか!」と頭を撫でられて応援される。「“あんたも”そう言ったのか」とふと思うドレーク。まだ伸び代はあるよ
- 157二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 01:09:00
海兵というか、兵学校時代のドレークだった。
練習艦襲撃事件がまだないので、ベテラン海兵にコブ(邪魔なやつの意味)とか呼ばれながら仲間と練習艦でしごかれるドレーク。ヘトヘトになってくたばるみんなの横で教本を読んだり人のいない夜の甲板に出て星を見たり、ロープの結び方、名前を復習するドレーク。「大将センゴクのところの子たちは根性があるなァ」とベテランに言われて驚いた夜があったかもしれない。
- 158二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 01:39:44
スレだと“ロシナンテ”を感じるシーンを抜き出しているのでなんか常々ロシナンテを感じているような気になるかもしれないが、数ヶ月に一回くらいのペースで“ロシナンテ”の名残を感じて欲しい。引き取られてすぐは良く見つけてて、長じたら年一くらいのペースで。ただ長じてからは情報も多いので、あっこれ“ロシナンテ”のか。と察する閾値は低くなっていると思う。
- 159二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 01:44:22
※“コラさん”と“ロシナンテ”が合致した世界線
「そうか、おれは会ったことがないから、お前の方がきっと“ロシナンテ”については良く知っているんだろうな」
「さてな。おれは結局、海兵だったあの人のことは知らねェ。パンが嫌いでキャベツとレタスが好きだったくらいしか結局プライベートのことは知らねェのさ」
「……?まて、だからセンゴクさんの畑にキャベツとレタスがあったのか!葉物だから結構大変なのに」
「……畑まで作ってたのか」 - 160二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 01:50:05
※“コラさん”と“ロシナンテ”が合致しない世界線
「ドレーク屋、梅干しいるか」
「好意じゃなさそうだな、トラファルガー」
「おれは梅干しは嫌いだ」
「美味いじゃないか。はちみつ漬けか?ウチで漬けてたのは塩と紫蘇と削り節だったから辛かったな……」
「家で漬けてんのか」
「ああ、梅干しが好きな人がいたらしくて大きな壺があった」
「へェ……、正気を疑う」
「ご飯にあって美味いんだ、懐かしいな…。今も漬けてるんだろうなァ」 - 161二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 11:17:21
ほ・しゅ~
- 162二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 14:23:30
スパイ中のドレークにセンゴクさんから干し柿が届いた。庭の柿の木から採って作った、センゴク家秋の風物詩だ。ドレークも毎年一緒に仕込んできた。次に仕込めるのはいつになるだろうか
色々あって共闘したトラファルガーに、せっかくなので一つあげた。何だかんだ言いつつ気に入ってくれたようで何よりだ。そう言えば、この干し柿は“ロシナンテ”も好きだったらしい。本棚の裏から出てきた古い絵日記に、干し柿のことがよく書いてあった。任務が終わったら、必ず墓前に供えに行こう - 163二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 17:09:12
正月前に大量の餅をつくセンゴクさんち。センゴクさんは腕に武装色の覇気を纏い、覚悟を決めた顔で挑む。真剣なのでドレークも真剣に挑む。近所のちょっとした名物になっているらしい。よその餅つきがそんな真剣なものではないのは後からしった。
- 164二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 17:15:01
ついた餅はお正月に食べてしまい、残ったものはセンゴクさんが手でバチン!と平くしておかきや煎餅にしてしまう。初めての正月を迎えたときにドレークが真似しようとして乾いた餅の硬さに驚いた。今ではドレークも軽々とできるようになったが、それでできた自家製おかきや煎餅は今でも時折恋しくなる味だった。連絡ついでにそんなことを伝えたら、百獣海賊団の輸送ルートでトカゲマークのおかきが送られてきた。海賊団に輸送するのは二度目だな!と電伝虫が笑う。
- 165二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 17:29:28
手製のせんべいを火鉢で焼いてるの想像すると良いなぁ
ロシナンテも子供のころから喜んで食べてたんだろうな - 166二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 18:31:13
海賊団に送ったのは2度目…1度目は…
- 167二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 20:03:13
干し柿で間接的にコラさんと繋がり持ったの良かったなって
本人がそのことを知ることは無いんだろうけど
餅を素手でおかきか煎餅にするセンゴクさんに笑ったしサラッとドレークも出来るようになってるのに草生えた - 168二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 02:16:15
多分普通は潰してから乾かして作るんだよね?良く知らないけど
乾いた餅を煎餅にするのロシナンテも出来ただろうけど
1/2位の確率でパァン!て弾け飛ばして強制的におかきになってそう - 169二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 02:57:57
なんともワイルドな餅の作り方で笑ってしまう、センゴクさんちは温かいな
- 170二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 03:05:11
海兵になって暫く、メキメキと頭角を表すドレークだったが海賊との戦いで初めてそれなりに大きな負傷をしてしまった。数日昏睡して病室で目が覚める。手元が暖かい。忙しいはずの人が、目に隈を作りながらベットサイドで眠っていた。思わず起こそうとして、手が止まる。追い返しておくれ、ロシナンテ。不明瞭な寝言の中にそう聞き取れてしまった。ああそうか、“ロシナンテ”はもう……とはっきりと察するドレーク。
- 171二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 03:09:50
杵を持つ幼い頃のロシナンテがドジってセンゴクさんの手を搗いたときに大泣きしたので撞かれても平気なように武装色を使うようになった。センゴクが常に返し手なのは誤って子どもたちの手をつかないため。ロシナンテもドレークも成長するにつれてどんどんつくスピードが速くなり、強くなるので最近では10分かからずに餅米が餅になるそうな。
- 172二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 03:23:58
釣りをしたことがないと言ったドレーク。急遽釣りに行くことになった。穏やかな海で釣り糸を垂らしながらぼんやりと座って、センゴクと他愛のない話をする。センゴクの使っている魚籠にどんどん魚が溜まっていく。コツを尋ねると「気配を消すこと。音とか振動とかを止めること」だという。そういう“術”が使える奴がいるともっと取れるんだけどなあ。と呟く声は懐かしそうだった。そういう“術”を使える人がいたのだろうか? その日はドレークは坊主、センゴクさんの釣った魚を焼いて食べた。
- 173二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 03:42:51
兵学校で出てくるインシデント事例。シュラウズに引っかかって宙吊り、横木から足を滑らせて海に落ちかける、火薬庫にタバコの火を引火させかける──以上全てD.Rの事例。と言われて教室が爆笑する中、ドレークは「まさかな……」と思う。そんなD.Rも卒業するころには一人前の海兵としてとりあえず周りは巻き込まなくなったという。ドジは治らなかったが、いい海兵になった。と教官は懐かしむ。まさかな……と思いながら手元の“ロシナンテ”の万年筆を見る。D. ROSINANTEの綴りがみえる。なんとも言えなくなるドレーク。
- 174二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 03:55:30
引き取られて間もなく悪夢を見た夜、白湯を飲みながら寝かしつけられるドレーク。夢現の中で聞こえた知らない子守唄。幼い頃父と母に歌ってもらったものとは違うけれど、同じ温もりのあるそれ。センゴクさんは子守唄を歌う相手がいたのかな……と聞けずにいたドレーク。今でも口ずさむことができるそれはドレークの密かな安心毛布のようなものだった。(もちろんお互いに知らないがローも同じ歌で寝かしつけられたことがある)
- 175二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 04:04:32
完走見えてきたとか嘘でしょ……って気持ち。今数えたら一人で113レスしてましたわ
- 176二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 04:25:30
時折やってきては夕飯や晩酌をしていくガープさん。初め声が大きくびっくりして萎縮してしまったが、気さくな人なので割合すぐに打ち解けた。「わしにも孫たちがおってな。絶対海兵にするんじゃ!」と笑っていた。鍛錬をつけてもらったことも数多くある。確かに加減というものを知らない人だが、その裏には強くして生きてほしいという気持ちがあった。二人で差し交わしている時に「家族にゃ生きててほしいだろう」といつか零しているのをちらりと聞いていたドレーク。「そうだな」と答えたセンゴクさんは誰かを悼んでいるようだった気がする。
- 177二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 12:15:56
夏のセンゴクさんの縁側には風鈴が三つ並んでいる。風を受けてはやわらかに鳴る風鈴。ドレークが引き取られた初めての夏に買いに行ったものと、あと二つ。一つは渋い金属製、もう一つは子どもらしいカモメの柄、自分が選んだのももう一つよりは大人っぽいカモメ柄。マリンフォードでは人気の柄の風鈴が縁側に並んでいる。きっと今年の夏もセンゴクさんの家の縁側には三つ吊り下げられているんだろうとワノ国から夏を偲ぶドレーク。離れていてもあの家に自分の居場所はあるのだなあ。
- 178二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 20:21:15
夏が過ぎると秋になる。庭掃除で落ち葉を集めていたらセンゴクさんが焼き芋を作ってくれた。もくもくと背を伸ばす煙をのんびり眺めながら、芋を喉に詰ませないようゆっくり食べていく。絶えず変化する外にはあまりあの人の気配は残っていない。だが、こうして焼き芋を味わったのだろうという確信を「火の用心」と描かれた大きく凹んだバケツからドレークは得ていた。
- 179二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 20:22:25
- 180二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 21:16:11
ある朝、屋敷に響くラッパ。「きっ、起床ラッパで叩き起こすのはやめてくださいセンゴクさん!!!」習慣の覚醒とオフのはずだと訴える頭の狭間で寝巻きと服がわちゃわちゃになりながら飛び起きてくるドレーク。「ははは、買い物行こうかドレーク」「行きますけど…」プライベートでは意外とお茶目なセンゴクさん。「これで起きれるようになったらお前も一人前だなあ」「勘弁してくださいよ、鴨居に頭をぶつけました」「お前もか!」吹き出して笑うセンゴクさん。“ロシナンテ”にもやったのか……と思うドレーク。
近所は海兵や元海兵ばかりなのでセンゴクさんはご近所さんからわりと怒られた。 - 181二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 23:37:38
すごく素敵なスレだ!
見てたら妄想が捗ったので賑やかしに置いときます
嵐で寝付けない日にキッチンに降りて水飲んでいたら、グラスを落として割ってしまうドレーク。かなり大きい雷の音にビクついて(まだ大きい音が苦手)、落としてしまった。グラスが割れた音で酒に酔った父の暴力がフラッシュバックするも、寝室に戻って布団に包まりながら耐える。半ばパニックになってたら枕元に置いていたぬいぐるみと目が合って、刺繍された“ロシナンテ”の名前を見てセンゴクさんのことを考える。
ちまちま刺繍してるセンゴクさんを想像して、ちょっと落ち着く。布団から出てグラスの後片付けをし、白湯を飲んでまた寝た。今度はぐっすりと朝までよく眠れた。
翌日帰ってきたセンゴクさんに「昨夜は雷が凄かったそうだが大丈夫だったか」と言われたが、不思議なことにあの後雷の音を聞いた記憶はない。 - 182二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 23:38:56
センゴクさんが毎年お供えしているたばこの銘柄を覚えていて、軍の学校の入学試験とか、初めての大きな任務の時の前日にその銘柄のたばこを買うドレーク。自分は吸わないしお守りみたいなものなので、試験や任務が無事終わると一本供えた後は人にあげたりしてた。
海軍を辞めて海賊になるという任務が決まったときに、買ったたばこを初めて自分で吸った。この人はどんな任務に就いていたんだろうかと、たばこを吸いながらぼんやり考えるドレーク。 - 183二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 05:16:02
冬、葉の落ちた庭の木の上に果物を差して鳥にやる。わざと取り残したいちじくや柿もあるが、お裾分けだそうだ。センゴクは軽々と高い位置の枝に果物を差していく。ドレークも背伸びをするが下の枝にさえ届かない。センゴクさんがひょいと持ち上げてくれた。もう十九なのに!と気恥ずかしく思いつつセンゴクさんと同じくらいの位置にみかんを指す。ふと、少し目の上あたりに乾涸びた果物を見つけた。何年も前から刺さっていたらしい。センゴクさんにこのりんごはどうしますか?というと置いておいていいよ、と言われる。センゴクさんが背伸びしても届かないような場所に刺されて葉の影に隠れて鳥も見えない場所のリンゴは今もまだ刺さったままだろう。
- 184二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 05:29:21
海兵として特殊訓練を課された。地獄を見てくるという一週間。これを乗り越えなければ上級士官にはなれないという。センゴクさんも懐かしいというよりは苦々しい顔をしていた。不安に思っていると「これをやろう」とお守りを渡された。焦げたり曲がったりしている古いものだ。センゴクさんが神頼み?と驚くドレーク。「まあ、腹が減ったら中を見てみなさい」と言われてとりあえず持っておく。
地獄の一週間の中ば、過酷な訓練に疲れ切ってなにか砂糖菓子でも入っているかと開けてみた。訓練に使っている場所の一角が記されている。同期と息を潜めて訪れてみると壁の穴に保存食が隠されていた。「これを見つけた運の良い後輩は、次のもののために補充すること。D.R」と折り畳まれた紙が穴に残されている。ありがとう“ロシナンテ”さん……!と本気で感謝したドレークと、その仲間たち。もちろんお守りはセンゴクさんに返し、訓練が終わった後に壁の中に保存食を補充した。 - 185二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 05:33:28
- 186二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 07:32:36
スレ主のss、優しい空気感で好きです。
ふと、ここのドレークはちゃんと自分が愛されてることを知ってるけど、もし「この愛は本当は"ロシナンテ"へ向けられるはずのものだったのでは」と悩んでいる場合だったら、そのときはローに「受けた愛に理由はつけなくていいらしいぞ」って教わってほしいなって思った。 - 187二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 13:42:53
- 188二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 17:16:54
X.Dのメモが隠し食料のところに残ってるとおもう。ただ、お守り袋の中身もX.Dのメモも付け加えられてセンゴクさんが持ってそう。もしかしたらでプリンス少将がドレークの後輩だったりしてプリンス少将に受け継がれてたりしたらいいな。
- 189二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 22:55:01
swordとして海賊になる(ふりをする)ことが決まった。海賊になってもおかしくない経歴であるのも間違いないのでそれは理解できている。しかし、実際海賊のふりをして海賊の溜まり場に潜入訓練をしてみると、自分の考える“海賊”が“父親”にあまりに似ていることに気づいてしまう。吐きそうになりながら訓練は合格した。辛さのあまりセンゴクさんに相談するドレーク。縁側で風鈴の音がする中センゴクが項垂れるドレークの肩を叩く。お前のなりたい海賊になればいい。生真面目な海賊だっていてもいい。酒を飲まなくたっていい。子どもを守ったっていい。海岸を裏切ってもそれもそれだ。ドレーク、お前がなりたくかいものにはんてならなくていい。
センゴクに頼めばきっと任務は別のものが遂行しただろう。ドレークは海賊になった。酒も飲まない、女も買わない、あの人みたいにはなりたくない。 - 190二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 23:26:09
身も心も凍える冬。
センゴクさんに「おやすみなさい」と告げてベッドに入ると、どういう訳かとても暖かい。どうやら湯たんぽを予め入れてくれていたのだ。
お礼を言わなきゃ、と思いながら暖かいソレを軽く足でつつく。ふわふわのカバーに包まれているが結構重い。
なるほど、床の凹みができた理由がようやくわかったぞとドレークはぼんやりとした意識の中納得した。 - 191二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 08:03:42
ロシナンテが湯たんぽ用意しようとしたら
床に落とすしお湯入れる時に火傷するし溢すし蓋ちゃんと閉まってなくて布団に漏れ出すしで
センゴクさんが用意することになったんだろうなぁ - 192二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 08:33:26
機密特殊部隊に入ることになり、教本を揃えるようにと言われたドレーク。今では手に入りにくいものを自らどんな手を使ってでも集めるのも訓練の一環なのだという。そのリストの中に何冊かあれ?と思うものがあった。センゴクさんちの本棚に並んでいたものだ。センゴクさんがそんな教本を今更使うだろうか?むしろ教本を書いている方なのに……と思ってハッとした。まさか“彼”も?潜入捜査の教本には流石に名前はなかったが、本の折り目の癖は同じものだった。
- 193二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 10:27:55
「隊長にご兄弟いらっしゃいますか?」とコビーに聞かれたドレーク。swordの面々でそういう話になったらしい。プリンスがあんなのは〜と辟易した顔をしている。いない、と答えた後で付け加えた。「ただ、あんな兄がいたら毎日大変で、面白かったと思う」ポロッとこぼれた言葉が妙に具体的でドレークに兄がいた疑惑をもたらしたことをドレークはしらない。センゴクさんがその話を小耳に聞いて「やっぱり気づいてたんだな」と思った。
- 194二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 15:21:24
スレの終わりがとうとう目前で寂しくなってきた…スレ主の筆が乗ったらまたぜひスレ立てしてね…
お話というか文の雰囲気?が好きすぎるからもし別の場所でも文字書いてたら教えてほしい
良いもの読ませていただいてありがとうございます - 195スレ主は海軍SSよく書いてます22/11/23(水) 16:23:55
新人海兵の頃警備でマリンフォードの夏祭りに行くことになったドレーク。浴衣着ていくんだろう?とセンゴクさんに聞かれてドレークが来たばかりの頃に誂えてもらった着物を引っ張り出すがつんつるてんどころではなく入らない。それを見てセンゴクさんは嬉しそうだし、ドレークも照れ臭くも嬉しい。「根付くらいならいいが、私のは爺さん趣味だしなあ…」センゴクさんの浴衣でも嬉しかったけど、箪笥から少し若向けの浴衣を出される。きつい樟脳の匂いがする。趣味のいいそれを借りることにした。誰のものかなんて今更な話で、いつか聞ける日を楽しみにしているドレーク。
- 196二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 16:30:53
海軍の組織や内容の解像度の高さがすごく良いな…と思っていたらそちらの方の書いてた方だったのか
空気感も話もすごく好きです、本当にありがとう… - 197二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 16:36:27
傘立てに差しっぱなしの大きな傘。自分やセンゴクさんのものとは別のやたらと丈夫な傘はちょっと出かける時にドレークもセンゴクさんも重宝している。日常に溶け込んでいて気にしていなかったが、ふとある日傘の柄に文字が残っているのを見つけた。“ロシナンテ”と書かれていて、ドレークは納得した。“あんた”が使うならなるほど丈夫なはずだ。名前しか知らない筈なのに、納得してしまった自分に少し笑うドレーク。
- 198こちらこそありがとうございます22/11/23(水) 16:42:56
機密部隊訓練で、通常は見られない知られることもない“潜入捜査任務詳報”を閲覧して勉強することになったドレーク。実行者は記載されていない(黒塗りされている)が、22歳までに多くの手柄をあげているかなり辣腕の捜査官のことは教官の中でも挙げられていた。名は出されずただ“R”と呼ばれている。成功でも失敗でも決して名前を出されて称賛されることのない機密部隊の潜入捜査。ドレークもまたただ“X”と呼ばれるだけなのだろうと覚悟を改める。しかし事例研究中、「こいつはドジでな……」と呟いた教官にアレ?と手元の万年筆を見下ろすドレーク。
- 199二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 16:53:39
子供のいる気配のした大きな屋敷。
小さな靴、子供向けの絵本、若年向けの小説や教本、図鑑。樟脳の匂いがする若向けの服。柱に刻まれたもう一人の成長。使われない誰かの箸とお椀。三つ目の湯呑み。鴨居の凹み。日々に溶け込んだ誰かへの思いやり。愛と寂しさと賑やかさを詰め込んだ優しい屋敷。
ドレークが思い出す屋敷は暖かい。
小さな靴を履き潰した自分。増えた絵本。止まっていたシリーズの続編。買い足された教本。買ったばかりの服と一緒に詰め込まれた洗い立ての服。柱で追いつこうとしたドレークの軌跡。ドレークが増やした鴨居の凹み。三つ並んだ風鈴。忙しなく真剣な餅つき。ドレークの漬けた梅の壺。“我が家”と呼べるただ一つの場所だった。 - 200二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 17:00:18
いつかどこかの島。ローとセンゴクさんが共通の話題をポツポツと話しているのを離れた場所で聞いているドレーク。誰か共通の知り合いがいたのだろうか。
ふとセンゴクさんに呼ばれて隣に座るように言われるドレーク。「もしかしたら気付いていたかもしれんが…、私にはもう一人息子のように思っていた子がいてな」ドレークはふは、っと素直に笑った。ローが怪訝そうな顔をする。腰を下ろして話に加わるドレーク。「知ってますよ、“ロシナンテ”のことなら。でもセンゴクさんから聞けて嬉しい」いつかどこかの島でそんなことがあったらいいな。